JP5554653B2 - 識別媒体、データの読み取り方法、識別装置および識別媒体の製造方法 - Google Patents
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第1段階の識別は、当該識別媒体を普通に直視することで行う識別である。この場合、コレステリック液晶層のホログラム像が視認される。コレステリック液晶層へのホログラム加工には、ノウハウが必要であり、ホログラム像の内容が分かっていても簡単には再現できない。また、コレステリック液晶層は、特定の中心波長を選択反射する光学特性を有しているので、感光材料を用いたホログラム干渉構造(ホログラムを構成するエンボス構造)のコンタクトコピーが簡単には行えず、ホログラム型を再現することが困難であるという偽造困難性も有している。これは、コレステリック液晶層から選択反射される反射光のスペクトルと同じ感光特性を有する感光材料を用いないと、コンタクトコピーではホログラム像の色合いや仔細な画像情報の再現性が得られないことに起因する。このため、コレステリック液晶層のホログラムは高い真贋識別性を有する。
例えば、コード表示層が紫外線蛍光インクにより形成されている場合を考える。また、コード表示層の下に通常印刷層があるとする。ここで、紫外線の照射は行わない(つまり蛍光はさせない)状態で、当該識別媒体を第1の旋回方向の円偏光を選択的に透過する第1の円偏光フィルタを介して観察すると、コレステリック液晶層からの反射光が優先的に観察される。なお、コード表示層は、蛍光していないので、当然観察できない。なお、この状態において、第1の円偏光フィルタを外すと、通常印刷層からの反射光も明瞭に観察可能となる。またこの状態において、第2の円偏光を選択的に透過する第2の円偏光フィルタ(第1の円偏光を遮断する円偏光フィルタ)を介して、当該識別媒体を観察すると、コレステリック液晶層からの反射光は遮断されてそのホログラム像は見えず、通常印刷層の表示が選択的に観察される。このように、円偏光フィルタの切り替えにより、観察される像が切り替わる機能により識別が行われる。なお、ここではコード表示層の下に通常印刷層がある場合を説明したが、識別媒体が貼り付けられた下地の表示をこの通常印刷層に置き換えても事情は同じである。
例えば、紫外線蛍光インクを用いてコード表示層を形成した場合において、当該識別媒体に紫外線を照射すると、コード表示層が蛍光し、観察可能(光学的な検出が可能)となる。この際、円偏光フィルタを利用しないで観察すると、コレステリック液晶層のホログラム像、通常印刷層、コード表示層が同時に見える。第1の円偏光フィルタを介して観察すると、コレステリック液晶層からの第1の円偏光のみが第1の円偏光フィルタを透過するので、コレステリック液晶層のホログラム像のみが選択的に見える。第2の円偏光フィルタを介して観察すると、コレステリック液晶層から反射される第1の円偏光が遮断されるので、コレステリック液晶層のホログラム像が消失し、通常印刷層およびコード表示層が見える。この像の切り替わりにより識別が行われる。
図1には、実施形態の識別媒体100が示されている。識別媒体100は、観察が行われる側(識別面側)から、透明保護層101、コレステリック液晶層102、λ/4板104、直線偏光フィルタ層105、コード表示層107、通常印刷層108、基材フィルム層109、粘着層110と積層された構造を有している。
図2には、識別媒体100の光学機能の原理が概念的に示されている。以下、自然光がコレステリック液晶層102の側(図の上側)から照射されている環境下における識別媒体100の光学機能について説明する。なお、図2では、透明保護層101の記載は省略されている。
まず、紫外線を照射していない状態において、識別媒体100を左円偏光フィルタ(左旋回円偏光を選択的に透過する円偏光フィルタ)120を介して観察する場合を説明する。この場合、コレステリック液晶層102から反射される右円偏光は、左円偏光120フィルタで遮断されるので、コレステリック液晶層102の観察面側に出射する段階で左円偏光となるコード表示層107および通常図柄層108からの反射光が選択的に観察される。
紫外線を照射していない状態において、識別媒体100を右円偏光フィルタ(右旋回円偏光を選択的に透過する円偏光フィルタ)121を介して観察した場合、コレステリック液晶層102から反射される右円偏光は、右円偏光フィルタ121を透過するので、被観察光123には、ホログラム加工103に基づくホログラム像が含まれる。他方で、コレステリック液晶層102を観察面側に出射する段階で左円偏光となるコード表示層107および通常印刷層108からの反射光は、右円偏光フィルタ121で遮断される。このため、コード表示層107および通常印刷層108からの反射光は、被観察光123には含まれない。
紫外線を照射しない状態において、円偏光フィルタを利用せず、識別媒体100を直視した場合について説明する。この場合、コード表示層107のコード表示(2次元バーコード表示)は蛍光せず視認できない。このため、コレステリック液晶層102から反射される右円偏光と、コレステリック液晶層102の観察面側に出射する段階で左円偏光となる通常図柄層108からの反射光が同時に観察される。よって、コレステリック液晶層102のホログラム像および通常印刷層108の図柄が同時に見える。この様子を図3(D)に示す。図3(D)には、コレステリック液晶層102のホログラム像103’および通常図柄層108の通常印刷表示108’が同時に見えている状態が示されている。
(第1段階の識別)
まず、図3(C)〜(E)に示すホログラム像103’のよる見た目での識別が行われる。前述したようにコレステリック液晶層に形成したホログラムの偽造は困難であるので、ホログラム像103’と見た目が同じものを再現することは難しい。このことを利用して見た目による真贋判定が可能となる。例えば、偽造品では、ホログラム像103’の見た目に違和感があり、それにより真贋判定が可能となる。
紫外線を照射しない状態において、左右の円偏光フィルタの切り替えての観察を行うと、図3(A)⇔図3(C)の切り替わりが観察される。また、円偏光フィルタを外すと、図3(A)や図3(C)の状態の見た目が、図3(D)の状態に切り替わる。この切り替わりにより、真贋判定が行われる。例えば、偽造品では、これらの画像の切り替わりが明確でないので、偽造品を識別することができる。
紫外線を照射した状態において、左右の円偏光フィルタの切り替えての観察を行うと、図3(B)⇔図3(C)の切り替わりが観察される。また、円偏光フィルタを外すと、図3(B)や図3(C)の状態の見た目が、図3(E)の状態に切り替わる。この切り替わりにより、真贋判定が行われる。例えば、偽造品では、これらの画像の切り替わりが明確でないので、偽造品を識別することができる。また、図3(E)の状態では、ホログラム像103’が邪魔になり、コード表示107’が正確に読み取れない。図3(E)には、ホログラム像103’により、コード表示107’が正確に読み取れない状態が誇張して示されている。
以下、識別媒体100の利用例の一例を説明する。ここでは、識別媒体100を商品に付けられた2次元バーコードに適用した場合の例を説明する。図4には、識別媒体100を利用した識別を行うシステムの一例が示されている。図4(A)には、全体の概要が示され、図4(B)には、カメラ付携帯電話で識別媒体100を撮像する様子が示されている。
図5には、図1の識別媒体100の読み取りを行う読み取り装置300が示されている。読み取り装置300は、CCD等の撮像装置301、制御部302、通常ライト303、円偏光フィルタ304、拡大レンズ320、ステージ305、紫外線ライト321を備えている。撮像装置301は、識別媒体100の撮像を行う。制御部302は、装置全体の動作制御、撮像装置301が撮像した画像に基づくコードの解読および真贋判定を行う。通常ライト303は、識別媒体100に白色自然光を照射する。円偏光フィルタ304は、識別媒体100のコレステリック液晶層102が選択反射する円偏光(この場合は、右円偏光)を遮断する光学フィルタ(この場合は、左円偏光フィルタ)である。円偏光フィルタ304は、光軸上(撮像装置301の前)からの退避が自在にできるように図示省略した移動手段により、移動が可能とされている。拡大レンズ320は、例えばマイクロOCRコード等の肉眼では小さくて視認し難いコードを用いた場合に利用される拡大光学系である。拡大レンズ320も光軸から退避可能とされている。ステージ305は、識別媒体100が貼り付けられた対象物(例えば、電子部品や各種商品等)306が置かれるステージである。紫外線ライト321は、識別媒体100に紫外光を照射し、識別媒体100のコードを蛍光させ、可視化する。
図7は、読み取り装置300の動作の一例を示すフローチャートである。図7の処理の手順を実行するプログラムは、制御部302内の適当なメモリ領域に記憶され、制御部302によって実行される。このプログラムは、適当な記憶媒体に記憶され、そこから提供される形態であってもよい。
まず、図2に関連して説明したように、識別媒体100は、直視した場合に2次元バーコードの模様とホログラム像が同時に見える。そして、左円偏光フィルタを介して見ると2次元バーコードのみが見え、右円偏光フィルタを介して見るとホログラム像のみが見える。この見える像の切り替わりで真贋の判定が可能となる。2次元バーコードのみであると、偽造された場合にその真贋の判定が困難となるが、識別媒体100では、上記の目視による観察で、真贋の判定が行える。
コレステリック液晶層102が選択反射する中心波長(色)は、赤に限定されず、緑等の他の色であってもよい。また、コレステリック液晶層102が選択反射する円偏光の旋回方向は、右旋回方向に限定されず、左旋回方向であってもよい。例えば、コレステリック液晶層102が選択反射する円偏光の旋回方向を左旋回方向とした場合、符号106の部分は、右円偏光フィルタ層となる。
図1に示す構成において、円偏光フィルタ層106を省いた構成も可能である。この場合、紫外光を当てた環境化における右円偏光フィルタを介した観察において、ホログラム像に加えて、コード表示層も薄く見える。左円偏光フィルタを介した観察の場合は、図1の識別媒体の場合と同じである。変形例1の場合、円偏光フィルタを切り替えての観察において、2次元バーコードの図柄とホログラム像との明確な切り替わりが図1の識別媒体100に比較して相対的に不明瞭となるが、図7の処理による真贋判定および2次元バーコード情報の読み取り処理は可能である。
コード表示層107として、2次元バーコードの図柄の代わりに肉眼では識別できない大きさのマイクロ文字を利用したOCRコード(以下、マイクロOCRコード)を用いる。マイクロコードOCRコードは、特定のデータを文字により記号化(暗号化)したもので、肉眼では読み取り難い大きさを有し、レンズを介して読み取る。この場合の識別媒体の使用方法や特徴は、図5の装置を用いた形態において、拡大レンズ320が利用される点、コードの方式が変わる点を除いて2次元バーコードの場合と同じである。なお、図4の形態にマイクロOCRコードを適用した場合、円偏光フィルタ209に加えて、拡大レンズを介して、カメラ208による撮像を行えばよい。
2次元バーコードの変わりにID番号を用いることもできる。この場合、ID番号が画像認識され、ID番号に対応した固有情報(例えば、製造番号や、認識番号、固有の名称等)がデコードされる。
ホログラム加工103によって形成されるホログラム像としてホログラムコードを含むものを採用してもよい。この場合、右円偏光フィルタを介した撮像によって、ホログラム加工103によるホログラムコードの読み取りが行われる。そして、左円偏光フィルタを介した撮像によって、コード表示層107のコードの読み取りが行われる。つまり、円偏光フィルタの切り替えにより、2つのコードの選択的な読み取りが可能となる。
コード表示層107の二次元バーコードを構成する蛍光インクとして、蛍光時に赤外光を発光するタイプのものを採用することもできる。この場合、可視光領域から外れた波長での発光を行うタイプのものを選択することで、コードを蛍光により発光させても目視では、コードを視認できない構成とできる。この赤外領域の蛍光を示す蛍光インクを用いてコードを構成した場合、コードの読み取りは、当該赤外領域の光を検出できる撮像装置や受光センサを用いて行われる。蛍光時の発光波長は、デコードが可能なレベルで検出できる波長であれば、特に限定されない。
図1の識別媒体100の製造方法の一例を説明する。まず、コレステリック液晶層102を図示しない形成用基板上に形成する。形成用基板上でコレステリック液晶層102を形成したら、ホログラム型を押し付け、ホログラム加工103を施す。次いで、この形成用基板からコレステリック液晶層102を剥がし、予め接着剤により一体化しておいた円偏光フィルタ層106にコレステリック液晶層102を熱プレスまたは接着により固定する。また、コレステリック液晶層102の露出した面(観察面)側に透明保護層101を接着する。
粘着層109と基材フィルム層108に溶剤が侵入(浸透)し易いようにする溶剤進入経路を設け、さらにコード表示層107の層やその下地に溶剤に触れると発色する材料を存在させてもよい。例えば、溶剤に触れると破れるマイクロカプセル中に発色剤や顕色剤を内包させ、このマイクロカプセルをコード表示層107の層中に存在させる。この場合、溶剤を用いて粘着層109の粘着機能を低下させ、識別媒体100を不正に対象物から剥がそうとすると、粘着層109から溶剤が内部に侵入する。この結果、マイクロカプセルは破れ、コード表示層107に加えて発色模様が観察されるようになる。これにより、溶剤を用いて剥がした識別媒体100の不正な再利用が防止される。上記の溶剤に触れると発色する技術としては、特開2008−055813号公報に記載されている技術を利用することができる。
第1の実施形態において、コード表示層107のコード(この場合は、二次元バーコード)を表示するインクとして感熱変化インク(サーモクロミックインク)を用いる。感熱変化インクは、温度変化により、透明→発色、または発色→透明となるインクである。温度変化は、ある温度から高い温度への変化であってもよいし、ある温度から低い温度への変化であってもよい。この変化の態様は、感熱変化インクの成分を選択することで調整することができる。
第2の実施形態の構成において、感熱変化インクの代わりに、フォトクロミック材料を含んだインクを使用する。フォトクロミック材料は、特定の光(例えば紫外線)を照射すると、発色状態にあるものが透明に、あるいは透明な状態であるものが発色した状態に変化する材料である。
図10には、識別媒体400が示されている。識別媒体400の図1と同じ符号の部分は、図1に関連して説明した部分と同じである。識別媒体400は、コード表示層107の非観察面側に磁性粉カプセル層401および基材402を配置した構造を備えている。なお、基材402の裏面側には、粘着層が配置されるが図示省略されている。
図12には、識別媒体500が示されている。識別媒体500の図1と同じ符号の部分は、図1に関連して説明した部分と同じである。識別媒体500は、コード表示層107の非観察面側にコロイドフォトニック結晶ゲル層501および基材502と配置した構造を備えている。なお、基材502の裏面側には、粘着層が配置されるが図示省略されている。
図13には、コロイドフォトニック結晶ゲル層501の光学機能の原理が概念的に示されている。コロイドフォトニック結晶ゲル層の501は、複数のコロイド粒子503が周期的に分布している。各コロイド粒子503からの反射光は、Bragg反射の原理により干渉し、特定の角度から見た場合に特定の干渉光が観察される(図13(A))。そして見る角度を変えると、干渉する波長が変化し、色合いが変化する。具体的には、見る角度を大きくすると、Bragg反射の条件における光路差が短くなり、より短波長側で干渉が生じ、観察される反射光は、短波長側の色に変化する。なお見る角度は、視線とコロイドフォトニック結晶ゲル層501への垂線とのなす角度として定義される。
図14に識別媒体500を観察した場合の見た目の変化を示す。識別媒体500は、厚み方向に圧力を加えることで、コードが可視化される機能を有する。圧力は、透過する光の偏光状態を乱さない材質の透明な材料(例えば、TAC(トリアセチルセルロース))で構成される圧力板で識別媒体500を押さえつけることで行われる。また、観察やコードの読み取りは、この圧力板越しに行われる。識別媒体500からのデータを読み取り行う読み取り装置としては、図5の読み取り装置300において、識別媒体100を上方向から押す上記の圧力板を備えた構成が挙げられる。
Claims (8)
- 読み取りを行う側から、
ホログラム加工が施され、第1の旋回方向の円偏光を選択的に反射するコレステリック液晶層と、
読み取りを行う側から見て、λ/4板と直線偏光フィルタ層とが積層された構造を有し、前記コレステリック液晶層の側の面と反対の面から自然光を入射させた場合に、前記第1の旋回方向とは逆の第2の旋回方向の円偏光を前記コレステリック液晶層に向かって選択的に透過する機能を有する光学機能層と、
読み取りの対象となるコードが形成され、通常は不可視であり、特定波長領域の光を照射した状態で見えるコード表示層と
を順に備え、
光学読み取り装置により前記コードと同時に読み取った際に、前記コードの情報の読み取りを阻害するホログラム像が前記ホログラム加工により形成されていることを特徴とする識別媒体。 - 前記コードが、バーコード、2次元コード、OCRコード、ホログラムコード、カラーコードから選ばれた一または複数により構成されることを特徴とする請求項1に記載の識別媒体。
- 前記コードが肉眼では認識し難い大きさを有することを特徴とする請求項2に記載の識別媒体。
- 前記ホログラム像が前記コード表示層に形成された前記コードとは別のコードを構成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の識別媒体。
- 読み取りを行う側から、
ホログラム加工が施され、第1の旋回方向の円偏光を選択的に反射するコレステリック液晶層と、
読み取りを行う側から見て、λ/4板と直線偏光フィルタ層とが積層された構造を有し、前記コレステリック液晶層の側の面と反対の面から自然光を入射させた場合に、前記第1の旋回方向とは逆の第2の旋回方向の円偏光を前記コレステリック液晶層に向かって選択的に透過する機能を有する光学機能層と、
読み取りの対象となるコードが形成され、通常は不可視であり、特定波長領域の光を照射した状態で見えるコード表示層と
を順に備え、
光学読み取り装置により前記コードと同時に読み取った際に、前記コードの情報の読み取りを阻害するホログラム像が前記ホログラム加工により形成されている識別媒体からのデータの読み取り方法であって、
光学読取装置により前記第1の旋回方向の円偏光を遮断する円偏光フィルタを介して前記コードの選択的な読み取りが行われ、
前記読み取りは、前記識別媒体への前記特定の波長領域の光を照射した状態で行われることを特徴とするデータの読み取り方法。 - 光学読み取り装置により前記コレステリック液晶層の前記ホログラムと前記コードとの同時読み取りが行われ、
前記コードの選択的な読み取りおよび前記ホログラムと前記コードとの同時読み取りに基づき、前記識別媒体の真贋の判定が行われることを特徴とする請求項5に記載のデータの読み取り方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の識別媒体の真贋を判定する装置であって、
前記第1の旋回方向の円偏光を遮断する円偏光フィルタを介して前記コードを選択的に読み取る読み取り手段と、
前記識別媒体に特定の波長領域の光を照射する光照射手段を備えることを特徴とする識別装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の識別媒体を製造する方法であって、
前記コード表示層を印刷により形成する工程と、
前記コード表示層と前記コレステリック液晶層とを一体化する工程と
を備えることを特徴とする識別媒体の製造方法。
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