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JP5550465B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

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JP5550465B2 JP2010146109A JP2010146109A JP5550465B2 JP 5550465 B2 JP5550465 B2 JP 5550465B2 JP 2010146109 A JP2010146109 A JP 2010146109A JP 2010146109 A JP2010146109 A JP 2010146109A JP 5550465 B2 JP5550465 B2 JP 5550465B2
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Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、特にデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ、銀塩写真用カメラなどに好適なものである。
近年、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に用いられている撮影光学系には、全系がコンパクトで、しかも広画角、高ズーム比で高解像力のズームレンズであることが要求されている。この他、デジタルスチルカメラに用いられる撮影光学系においては、静止画だけでなく、動画を記録することが望まれてきており、高い光学性能でありながら全系が小型なレンズ系であることが要求されている。
全系が小型で、高ズーム比のズームレンズとして、最も物体側に正の屈折力のレンズ群を配置した、所謂ポジティブリードタイプのズームレンズが知られている。ポジティブリードタイプのズームレンズとして物体側より順に、正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群構成のズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1では、第1レンズ群を1枚の負レンズと1枚の正レンズで構成し、第2レンズ群を2枚の負レンズと1枚の正レンズで構成した小型のズームレンズを提案している。また、特許文献2では、ズーミングに際し、第1レンズ群を物体側へ単調移動させた小型のズームレンズを提案している。この他ポジティブリードタイプのズームレンズとして、物体側より順に、正、負、正、負、正の屈折力のレンズ群より成る5群構成のズームレンズが知られている(特許文献3)。
特開2006−171055号公報 特開2006−171655号公報 特開2006−349947号公報
ポジティブリード型のズームレンズは全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図ることが比較的容易である。ポジティブリード型のズームレンズにおいて、所定のズーム比を確保しつつ、全系の小型化を図るためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、レンズ枚数を削減すれば良い。しかしながら、このようにしたズームレンズは、各レンズ面の屈折力の増加に伴いレンズ肉厚が増してくる。この結果、レンズ系全体の短縮化が不十分になると同時に諸収差の発生が多くなってくる。
また、カメラの非使用時に各レンズ群を沈胴して収納する撮像装置においては、メカ構造的にどうしてもレンズ及びレンズ群の倒れなどの誤差が大きくなってくる。このときレンズ及びレンズ群の敏感度が大きいと光学性能の劣化が大きくなり、またズーミングの際に像ゆれが生じてくる。
このため、レンズやレンズ群の敏感度がなるべく小さくなるように構成することが高い光学性能を得るのに必要となってくる。
前述したポジティブリード型の4群又は5群のズームレンズにおいて、全系の小型化と、高ズーム比化を図りつつ、高い光学性能を得るには、各レンズ群のうち特に第2、第3レンズ群の各要素を適切に設定することが重要となってくる。例えばズームタイプ(レンズ群の数や各レンズ群の屈折力)、各レンズ群のズーミングに伴う移動軌跡、そして各レンズ群の変倍負担等の構成を適切に設定することが重要になってくる。
これらの構成が適切でないと、高ズーム比化を図る際に全系が大型化し、又、ズーミングに伴う諸収差の変動が増大し、全ズーム範囲、及び画面全体にわたり高い光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
本発明は、高ズーム比化、及び前玉有効径の小型化を図りつつ、広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群より構成され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側へ凸状の軌跡を描いて移動し、広角端に比べて望遠端において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が広くなり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が狭くなるように、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が移動するズームレンズにおいて、
前記第3レンズ群は少なくとも1つの正レンズと少なくとも1つの負レンズを有し、前記第2レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β2W、β2T、前記第3レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β3W、β3T、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をfT、前記第3レンズ群に含まれる正レンズのうち少なくとも1つの正レンズの材料の屈折率アッベ数、部分分散比を各々nd3i、νd3i、θgF3iとするとき、
0.10<(β2T/β2W)/(β3T/β3W)<1.65
0.01<|f2|/fT<0.15
1.54<nd3i<2.0
55<νd3i<100
−0.00162×νd3i+0.642<θgF3i
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、高ズーム比化、及び前玉有効径の小型化を図りつつ、広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズが得られる。
(A)(B)(C)(D) 実施例1のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)(B)(C)(D) 実施例1のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図 (A)(B)(C)(D) 実施例2のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)(B)(C)(D) 実施例2のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図 (A)(B)(C)(D) 実施例3のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)(B)(C)(D) 実施例3のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群より構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群は像側に凸状の軌跡を描いて移動している。また広角端に比べ望遠端での第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が広く、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が狭くなるように第2レンズ群、第3レンズ群が移動している。
図1(A)、(B)、(C)、(D)は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比13.56、開口比3.40〜6.21程度のズームレンズである。
図3(A)、(B)、(C)、(D)は本発明の実施例2のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比11.45、開口比3.50〜5.73程度のズームレンズである。
図5(A)、(B)、(C)、(D)は本発明の実施例3のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比13.61、開口比2.88〜6.00程度のズームレンズである。図7は、本発明のズームレンズを備えるビデオカメラ(撮像装置)の要部概略図である。図8は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Biは第iレンズ群を示す。LRは1以上のレンズ群を有する後群である。
SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りであり、第3レンズ群B3の物体側に配置されている。FPは開口径が不変のフレアカット絞りであり、不要光をカットしている。Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルターなどに相当する光学ブロックである。IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルムカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、フィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際して、各レンズ群の移動軌跡を示している。
収差図においてFnoはFナンバー、ωは半画角であり、光線追跡値による画角である。球面収差図において、実線はd線(波長587.6nm)、2点鎖線はg線(波長435.8nm)である。
非点収差図で実線と点線はd線におけるサジタル像面とメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図において2点鎖線はg線である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用のレンズ群が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例はいずれも、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群B1、負の屈折力の第2レンズ群B2、正の屈折力の第3レンズ群B3、そして1以上のレンズ群を有する後群LRを有するズームレンズである。そしてズーミングに際しては、第1レンズ群B1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。また広角端に比べ望遠端での第1レンズ群B1と第2レンズ群B2との間隔が広く、第2レンズ群B2と第3レンズ群B3の間隔が狭くなるように第2、第3レンズ群が移動する。
後群LRは、実施例1、2では、ズーミングに際して移動する正の屈折力の第4レンズ群B4により構成されている。
実施例3では、ズーミングに際して移動する負の屈折力の第4レンズ群B4と、正の屈折力の第5レンズ群B5により構成されている。ただし、各実施例において、後群LRを構成するレンズ群の数は任意であり、少なくとも1つのレンズ群を有していれば良い。
開口絞りSPはズーミングに際して第3レンズ群B3と一体的に移動している。
各実施例のズームレンズでは、高ズーム比を確保し、緒収差を良好に補正するために、物体側から像側へ順に、正、負、正の屈折力の第1、第2、第3レンズ群を有する構成とした。そして広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群B1と第2レンズ群B2の間隔が増大することで変倍を行う。そして開口絞りSPを有する第3レンズ群B3も移動させることで、望遠端での入射瞳を任意に移動させるようにして全系の小型化を実現している。
また、ズーミングに際して第3レンズ群B3を移動させることで、第1レンズ群B1と第2レンズ群B2の変倍作用を分担することができる。このためズーミングの際に第1レンズ群B1と第2レンズ群B2の移動量を抑制することができ、望遠端でのレンズ全長(第1レンズ面から像面までの距離)を短くしている。
広角端から望遠端へのズーミングにおいて、前玉有効径が最も大きくなるズーム位置は、広角端もしくは広角端より望遠側へ少しズームした位置である。これらのズーム位置で入射瞳位置を像側から物体側へ近づけるために、ズーミングに際して第1レンズ群B1を像側へ凸状の軌跡を描いて移動させている。第1レンズ群B1を像側へ凸状の軌跡で移動することにより、前玉有効径の小型化を図りつつ、画面周辺の光量の急峻な落ち込みを緩和している。
各実施例において第3レンズ群B3は少なくとも1つの正レンズと少なくとも1つの負レンズを有している。第3レンズ群B3をこのように構成することで、第3レンズ群B3の変倍負担の増加に伴うズーミングの際の軸上色収差の変動を抑えている。
各実施例では広角端と比べ望遠端において、第1レンズ群B1、第3レンズ群B3は物体側に位置している。また第1レンズ群B1は像側に凸状の軌跡で移動している。これにより、第1レンズ群B1の有効径の小型化を実現している。
各実施例のズームレンズでは、第1レンズ群B1の屈折力を弱め、第2レンズ群B2の屈折力をある程度強めることで広角端において第1レンズ群B1と開口絞りSPとの距離を小さくしている。これにより第1レンズ群B1のレンズ有効径の小型化を図っている。また、第3レンズ群B3の屈折力をある程度強めることで開口絞りSPから像面IPまでの距離を小さくしている。これにより広角端においてレンズ全長の短縮化を図っている。
各実施例のズームレンズでは、広角端に比べ望遠端において第1レンズ群B1が物体側に位置するように移動させている。そして広角端よりも望遠端において第1レンズ群B1と第2レンズ群B2の間隔を広げることで変倍作用を高めている。
さらに広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群B3を物体側に移動させている。そして広角端に比べ望遠端において第2レンズ群B2と第3レンズ群B3の間隔を狭めることで変倍作用を高めている。このように変倍作用を複数の箇所で分担することにより高ズーム比化を図りながら変倍のための各レンズ群の移動ストロークを短縮している。特に望遠端においてレンズ全長の短縮化を図っている。各実施例において無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは最終レンズ群を物体側に移動させることで行っている。実施例1、2では第4レンズ群B4、実施例3では第5レンズ群B5でフォーカスを行っている。
以上のような構成とすることで広角端および望遠端においてレンズ全長の短縮と高ズーム比化を図っている。
実施例1や実施例2では、第3レンズ群B3と第4レンズ群B4の間に、フレアカット絞りFPを設けることで、画面周辺の光量の急激な落ち込みを緩和している。
各実施例では、第3レンズ群B3に非球面レンズを採用することにより、所定の明るさを確保しつつ、広角側において球面収差やコマ収差を良好に補正している。
実施例3では第2レンズ群B2に非球面レンズを採用することにより、光学性能のさらなる向上を図り、特に広角側において像面が倒れるのを防いでいる。特に第2レンズ群B2の最も物体側の負レンズの像側のレンズ面をレンズ中心からレンズ周辺にいくに従って負の屈折力が弱くなる非球面形状とすることがより好ましい。
各実施例では、第3レンズ群B3を光軸に垂直方向の成分を持つように移動させることにより、光学系全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを補正するようにしている。尚、任意のレンズ群を光軸と垂直な方向に移動させて手ぶれ補正を行ってもよい。
各実施例において、第2レンズ群B2の広角端と望遠端における結像倍率を各々β2w、β2Tとする。
第3レンズ群B3の広角端と望遠端における結像倍率を各々β3w、β3Tとする。
第2レンズ群B2の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をfTとする。このとき、
0.10<(β2T/β2W)/(β3T/β3W)<1.65 ・・・(1)
0.01<|f2|/fT<0.15 ・・・(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)は、第2レンズ群B2と第3レンズ群B3の変倍負担を規定した式である。条件式(1)の上限を超え第2レンズ群B2の変倍負担が大きくなると、第2レンズ群B2において画面周辺光束全体が屈折面(レンズ面)に入射するときの入射角度の差が広角端と望遠端において大きくなりすぎる。この結果、ズーミングによる像面湾曲の変化が大きくなり、ズーム全域にわたって像面湾曲を良好に補正することが困難になる。
条件式(1)の下限を超えて、第3レンズ群B3の変倍負担が大きくなりすぎると、第3レンズ群B3の屈折力を大きく設定しなければならなくなる。その際、第3レンズ群B3内の各レンズ面の曲率半径が小さくなり、ズーム全域にわたってコマ収差を補正することが困難になってくる。
条件式(2)は、第2レンズ群B2の焦点距離を望遠端における全系の焦点距離で規定した式である。
条件式(2)の上限を超えて、第2レンズ群B2の焦点距離が大きくなると、高ズーム比化を図る際、第1レンズ群B1のズーミングの際の移動量が大きくなり、望遠端におけるレンズ全長が増大し好ましくない。
条件式(2)の下限を超えて第2レンズ群B2の焦点距離が小さくなりすぎると、ペッツバール和が負の方向に大きくなり、像面湾曲が大きくなり、好ましくない。
条件式(1)と条件式(2)の範囲内であれば、前述の問題が起こりにくい。このため、各レンズ面の曲率半径を大きくするために第2レンズ群B2や第3レンズ群B3に新たにレンズを追加する必要がなくなり、各レンズ群のレンズ枚数を少なくすることができ、全系の小型化と光学性能を良好に維持することが容易となる。各実施例において更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。
第3レンズ群B3に含まれる正レンズのうち少なくとも1つの正レンズの材料の屈折率、アッベ数、部分分散比を各々nd3i、νd3i、θgF3iとする。第3レンズ群B3の広角端から望遠端へのズーミングにおける光軸上の移動量をm3とする。但し移動量m3は広角端に比べ望遠端での光軸方向の像面に対するレンズ群の変位量(位置の差)であり、符号は物体側を負、像側を正とする。広角端における全系の焦点距離をfWとする。
第3レンズ群B3に含まれる負レンズのうち、少なくとも1つの負レンズの焦点距離をf3nとする。第3レンズ群B3の焦点距離をf3とする。第1レンズ群B1の焦点距離をf1とする。
望遠端におけるレンズ全長(第1レンズ面から像面までの空気換算距離)をTDT、望遠端において開口絞りSPから像面位置までの空気換算距離(フィルター等の平行平板を除去したときの距離)をDSPとする。
このとき、
2.7<β3T/β3W<5.0 ・・・(3)
1.54<nd3i<2.0 ・・・(4)
55<νd3i<100 ・・・(5)
0.5<|m3|/√(fW×fT)<2.0 ・・・(6)
0.5<f3/√(fW×fT)<1.5 ・・・(7)
0.1<|f3n|/f3<3.0 ・・・(8)
0.3<DSP/TDT<0.8 ・・・(9)
0.2<f1/fT<1.2 ・・・(10)
−0.00162×νd3i+0.642<θgF3i ・・・(11)
なる条件のうち1以上を満足するのが良い。
次に前述した各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は、望遠端での第3レンズ群B3の結像倍率βTを広角端での第3レンズ群B3の結像倍率β3Wで規定したものである。
条件式(3)の上限を超えて、第3レンズ群B3の変倍作用が大きくなりすぎると、球面収差やコマ収差の補正が困難となる。また第3レンズ群B3の変倍作用を大きくするため、第3レンズ群B3の屈折力を大きくする必要がある。第3レンズ群B3の屈折力を大きくすると、望遠側での第3レンズ群B3の収差敏感度が大きくなり、製造誤差(レンズの偏芯や倒れ)に対する影響が大きくなり、好ましくない。
条件式(3)の下限を超えて、第3レンズ群B3の変倍作用が小さくなりすぎると、高ズーム比化と全系の小型化を図るのが難しくなる。また第3レンズ群B3の変倍作用が小さくなった分、第2レンズ群B2で変倍作用を大きくする必要がある。その際、第2レンズ群B2のパワー(屈折力)を大きくする、または、ズーミングの際の第2レンズ群B2の移動量を長くする必要があるため、光学性能を良好に維持しつつ、全系の小型化を図ることが難しくなる。
条件式(4)、(5)、(11)は、第3レンズ群B3に含まれる少なくとも1つの正レンズを構成する材料を規定したものである。
なお、アッベ数νd、部分分散比θgFはフラウンホーファ線のd線、F線、C線、g線における屈折率をNd、NF、NC、Ngとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
で定義される。
各実施例では、第3レンズ群B3に条件式(4)、(5)、(11)を同時に満足する材料で構成された正レンズを用いることにより、一次の色消しと、二次スペクトルの補正を良好に行っている。
実施例1、実施例2では物体側から数えて第7レンズ、実施例3では物体側から数えて第6レンズが条件式(4)、(5)、(11)を満たす材料より成っている。
条件式(4)は、第3レンズ群B3に含まれる少なくとも1つの正レンズの材料の屈折率を規定したものである。
条件式(4)の上限を超えた場合、現存する光学ガラスの材料は屈折率が高いほど比重が大きい傾向にあり、軽量化の妨げとなる。例えば、実施例1から実施例3のように、第3レンズ群B3を光軸に垂直方向に移動させることにより、光学系全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを補正する場合、好ましくない。
条件式(4)の下限を超えた場合、正レンズの材料の屈折率が小さくなりすぎて、正レンズのレンズ面の曲率を大きくしなければならない。このため、低次の収差係数が大きく発生し、特にコマ収差が大きくなり好ましくない。
条件式(5)は、第3レンズ群B3に含まれる少なくとも1つの正レンズの材料のアッベ数を規定したもので、ズーミングの際の軸上色収差の変動を小さく抑えるための条件を規定している。
条件式(5)の下限を超えると、ズーミングの際の軸上色収差の変動が大きくなり、高ズーム比化を図った際、望遠側において色収差が多く発生してくるので好ましくない。
各実施例では条件式(4)、(5)、(11)を同時に満足することによって、一次の色消しと、二次スペクトルを良好に補正しつつ、高ズーム比化を容易にしている。
条件式(6)は、第3レンズ群B3のズーミングの際の移動量を規定した式であり、主にレンズ系全体の小型化を図るためのものである。
条件式(6)の上限を超えて、第3レンズ群B3の移動量が大きくなると、第3レンズ群B3において広角端と望遠端で画面周辺光束の上線と下線の光軸からの距離変化が大きくなる。このため、ズーム全域にわたってコマ収差を補正することが困難になってくる。
条件式(6)の下限を超えると、第2レンズ群B2のズーミングに際しての移動量を増やし、第2レンズ群B2の変倍負担を増やす必要が生じてくる。そうすると、ズーミングに伴う像面湾曲の変化が大きくなり、ズーム全域にわたって像面湾曲を良好に補正することが困難になる。
条件式(7)は、第3レンズ群B3の屈折力を規定した式であり、主に球面収差やコマ収差を良好に抑えつつ、広角化を図るためのものである。
条件式(7)の上限を超えて、第3レンズ群B3の屈折力が弱くなりすぎると、レンズ全長を短縮することが困難となり、好ましくない。また、高ズーム比化を達成することが難しくなる。
条件式(7)の下限を超えて、第3レンズ群B3の屈折力が強くなりすぎると、広角化が容易になるが、球面収差やコマ収差の補正が難しく、好ましくない。
条件式(8)は第3レンズ群B3に含まれる少なくとも1つの負レンズの焦点距離に関する。条件式(8)の上限を超えた場合、第3レンズ群B3に含まれる負レンズの屈折力が弱くなり、第3レンズ群B3のレンズ全長を短縮することが困難となり、好ましくない。
条件式(8)の下限を超えて、第3レンズ群B3中に含まれる負レンズの屈折力が強くなりすぎるとレンズ全長の短縮化は容易になるが、ペッツバール和が負の方向に増大してしまい像面湾曲の補正が困難になるので好ましくない。
条件式(9)は、望遠端におけるレンズ系中における開口絞り位置を正規化したものである。
条件式(9)の下限を超えると、望遠端側において第1レンズ群B1の軸外光束が光軸から離れ、第1レンズ群の径方向が増大してくるので好ましくない。
条件式(9)の上限を超えると、開口絞りSPより後方のレンズ群の画面周辺に入射する周辺光束の光軸からの距離変化が大きくなる。この結果、画面周辺光束の収差を良好に補正するためには、レンズ枚数を増やしたり、多くの非球面が必要になってくるので好ましくない。
条件式(10)の上限を超えると、変倍に必要な第1レンズ群B1または第2レンズ群B2の移動量が大きくなり、レンズ全長の短縮が難しくなり、好ましくない。
条件式(10)の下限を超えて、第1レンズ群B1の屈折力が強くなりすぎると望遠端におけるレンズ全長の短縮化が容易になるが、レンズ群の製造誤差による像面倒れやズーミングの際の像ゆれなどが多くなる。この結果、高い精度のレンズ鏡筒が必要になるので好ましくない。
各実施例において、第3レンズ群B3は少なくとも1つの非球面を有することが望ましい。
広角端でのFナンバーを比較的小さくし、後群LRのレンズ群を簡素なレンズ構成にするために、非球面を用いることが望ましい。実施例1乃至実施例3では、第3レンズ群B3に含まれる正レンズの少なくとも一方のレンズ面を非球面形状にすることにより、正レンズから発生する収差を低く抑えている。すなわち、正レンズの基準球面により発生する収差とは逆の収差を非球面により発生させることにより、基準球面による収差と非球面による収差とバランスさせている。
各実施例のズームレンズを撮像素子を有する撮像装置に適用したときは、歪曲収差又は倍率色収差の少なくとも一方を電気的に補正する回路手段を用いるのが良い。
このようにズームレンズより生ずる歪曲収差を電気的に許容することのできるレンズ構成にすれば、ズームレンズのレンズ枚数を削減し、全系の小型化が容易になる。また、倍率色収差を電気的に補正することにより、撮影画像の色にじみを軽減し、また、解像力の向上を図ることが容易となる。
各実施例において、更に好ましくは条件式(1)から条件式(10)の数値範囲を次の如く設定することが好ましい。
0.70<(β2T/β2W)/(β3T/β3W)<1.65 ・・・(1a)
0.05<|f2|/fT<0.15 ・・・(2a)
2.7<β3T/β3W<4.0 ・・・(3a)
1.54<nd3i<1.80 ・・・(4a)
55<νd3i<80 ・・・(5a)
0.6<|m3|/√(fw×ft)<1.8 ・・・(6a)
0.6<f3/√(fw×ft)<1.5 ・・・(7a)
0.2<|f3n|/f3<2.7 ・・・(8a)
0.3<DSP/TDT<0.7 ・・・(9a)
0.4<f1/fT<1.2 ・・・(10a)
条件式(1a)を満たすことにより、第2レンズ群B2と第3レンズ群B3の変倍分担がより適切になり、像面湾曲とコマ収差のズーミングによる変動を抑制することが容易となる。
条件式(2a)を満たすことにより、ズーム全域にわたって像面湾曲を良好に補正するのが容易になる。
条件式(3a)を満たすことにより、高ズーム比化と小型化が容易となる。
条件式(4a)を満たすことにより、球面収差やコマ収差の補正を行いつつ、第3レンズ群B3のレンズ構成が簡素化される。
条件式(5a)を満たすことにより、ズーミングの際の軸上色収差の変動をさらに小さくすることが容易になる。
条件式(6a)を満たすことにより、第3レンズ群B3のズーミングの際の移動量が適切な量となり、高ズーム比化とコマ収差の抑制が容易となる。
条件式(7a)を満たすことにより、第3レンズ群B3の屈折力が適切となり、高ズーム比化と望遠端でのレンズ全長の短縮化が容易となる。
条件式(8a)を満たすことにより、レンズ全長の短縮化と球面収差およびコマ収差の補正が容易になる。
条件式(9a)を満たすことにより、前玉有効径の小型化と軸外光束の収差補正が容易になる。
条件式(10a)を満たすことにより、前玉有効径の小型化と望遠端において軸上色収差の補正が容易になる。
更に好ましくは条件式(1a)〜条件式(10a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.00<(β2T/β2W)/(β3T/β3W)<1.65 ・・・(1b)
0.10<|f2|/fT<0.15 ・・・(2b)
3.0<β3T/β3W<4.0 ・・・(3b)
1.55<nd3i<1.70 ・・・(4b)
60<νd3i<80 ・・・(5b)
0.8<|m3|/√(fw×ft)<1.5 ・・・(6b)
0.7<f3/√(fw×ft)<1.0 ・・・(7b)
0.3<|f3n|/f3<2.4 ・・・(8b)
0.4<DSP/TDT<0.6 ・・・(9b)
0.6<f1/fT<1.0 ・・・(10b)

次に各実施例のズームレンズを撮影光学系として用いたカムコーダー(ビデオカメラ)の実施例を図7を用いて説明する。図7において、10はカメラ本体、11は各実施例で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体10に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)(撮像素子)である。13は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子12上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。図8は各実施例のズームレンズを用いたデジタルスチルカメラの要部概略図である。図8において、20はカメラ本体、21は各実施例で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体20に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
以下、実施例1〜3に対応する数値実施例1〜3の具体的数値データを示す。各数値実施例において、iは物体側から数えた面の番号を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。diは第i面と第(i+1)面との軸上間隔である。ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。最も像側の2つの面はガラスブロックGに相当している。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10を各々非球面係数としたとき
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10-xを意味している。BFは空気換算のバックフォーカスである。また、前述の各条件式と数値実施例との関係を(表1)に示す。各数値実施例では広角端、第1中間ズーム位置、第2中間ズーム位置、望遠端における4つの焦点距離におけるFナンバー、像高、レンズ全長、BF等における値を示している。尚、画角は光線追跡による撮影半画角(度)の値である。
[数値実施例1]
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 44.910 1.10 1.80518 25.4
2 26.922 3.02 1.49700 81.5
3 213.269 0.20
4 29.723 2.42 1.69680 55.5
5 142.326 (可変)
6 597.524 0.80 1.88300 40.8
7 6.989 2.95
8 -19.693 0.65 1.71300 53.9
9 27.817 1.10
10 17.283 1.26 1.94595 18.0
11 100.561 (可変)
12(絞り) ∞ 1.97
13* 5.868 2.60 1.55332 71.7
14* -22.271 1.98
15 112.968 0.70 1.90366 31.3
16 4.627 0.23
17 5.315 2.20 1.58144 40.8
18 -599.875 0.60
19 ∞ (可変)
20 19.791 2.12 1.80400 46.6
21 -29.812 0.70 1.84666 23.9
22 113.196 (可変)
23 ∞ 0.80 1.49831 65.1
24 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第13面
K =-2.94966e-002 A 4=-2.56243e-004 A 6=-3.86058e-006 A 8= 5.95265e-007 A10=
-2.52991e-008

第14面
K =-2.14324e+001 A 4= 1.47358e-004 A 6= 1.04081e-005

各種データ
ズーム比 13.56

焦点距離 5.09 7.36 42.51 69.01
Fナンバー 3.40 3.71 5.01 6.21
画角 35.02 27.85 5.50 3.25
像高 3.55 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 59.51 58.11 75.78 83.01
BF 6.18 8.56 14.15 4.56

d 5 0.85 3.93 24.38 27.26
d11 20.70 14.18 2.02 2.00
d19 5.17 4.83 8.62 22.57
d22 4.64 7.02 12.62 3.03
d24 1.00 1.00 1.00 1.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 44.24
2 6 -7.34
3 12 14.01
4 20 31.01
5 23 ∞

[数値実施例2]
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 43.334 1.10 1.84666 23.9
2 27.386 2.82 1.49700 81.5
3 184.015 0.20
4 28.593 2.25 1.69680 55.5
5 129.921 (可変)
6 596.413 0.80 1.83481 42.7
7 6.794 3.15
8 -19.052 0.65 1.69680 55.5
9 27.361 0.92
10 16.564 1.26 1.94595 18.0
11 78.364 (可変)
12(絞り) ∞ 1.10
13* 6.249 2.60 1.55332 71.7
14* -20.019 1.32
15 22.644 0.70 1.80610 33.3
16 5.457 0.41
17 8.162 2.20 1.48749 70.2
18 35.340 0.60
19 ∞ (可変)
20 18.057 2.35 1.65844 50.9
21 -23.293 0.80 1.84666 23.9
22 -241.242 (可変)
23 ∞ 0.80 1.51633 64.1
24 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第13面
K =-2.10117e-002 A 4=-3.88986e-004 A 6=-6.43941e-006 A 8= 4.92457e-007 A10=
-2.84254e-008

第14面
K =-9.71597e+000 A 4= 6.29353e-005 A 6= 4.07868e-006

各種データ
ズーム比 11.45

焦点距離 5.13 7.36 38.43 58.77
Fナンバー 3.50 3.78 5.10 5.73
画角 34.98 27.99 6.40 3.90
像高 3.55 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 58.20 56.74 72.70 80.10
BF 6.52 8.81 15.56 10.65

d 5 0.85 3.76 22.32 25.56
d11 20.70 14.42 2.39 1.49
d19 4.90 4.52 7.21 17.18
d22 4.99 7.28 14.03 9.12

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 43.47
2 6 -7.36
3 12 13.93
4 20 31.17
5 23 ∞

[数値実施例3]
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 35.277 1.00 1.94595 18.0
2 23.727 2.80 1.88300 40.8
3 133.434 (可変)
4 62.920 0.60 1.85135 40.1
5* 7.437 4.11
6 -21.883 0.60 1.51680 64.2
7 13.179 0.30
8 11.709 1.93 1.94595 18.0
9 26.079 (可変)
10(絞り) ∞ 0.50
11* 9.984 2.10 1.59201 67.0
12 11.375 0.80 1.94595 18.0
13 7.727 3.57 1.65844 50.9
14* -19.364 (可変)
15 9.476 1.40 1.92286 20.9
16 6.882 (可変)
17 11.108 2.56 1.48749 70.4
18 -589.321 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51680 64.2
20 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 1.29368e-001 A 4=-1.88809e-005 A 6= 4.74092e-007

第11面
K =-2.12053e-001 A 4=-1.33629e-004 A 6= 2.87874e-007 A 8=-1.88648e-008

第14面
K =-1.10715e+000 A 4= 4.87229e-005

各種データ
ズーム比 13.61

焦点距離 4.13 5.68 19.67 56.21
Fナンバー 2.88 3.01 4.13 6.00
画角 36.24 32.00 10.38 3.56
像高 3.10 3.60 3.60 3.60
レンズ全長 61.21 54.10 65.20 87.96
BF 3.91 6.18 13.63 3.79

d 3 0.71 1.37 15.59 30.92
d 9 25.85 16.58 3.07 2.74
d14 2.86 3.24 4.84 6.03
d16 5.61 4.46 5.79 22.20
d18 2.38 4.66 12.10 2.27

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 55.84
2 4 -7.94
3 10 12.33
4 15 -36.76
5 17 22.40
6 19 ∞


B1…第1レンズ群 B2…第2レンズ群 B3…第3レンズ群
B4…第4レンズ群 B5…第5レンズ群 d…d線 g…g線
ΔM…メリディオナル像面 ΔS…サジタル像面 SP…絞り
FP…フレアカット絞り IP…結像面
G…センサのフェースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック
球面収差…実線:d線、2点鎖線:g線
非点収差…実線:d線ΔS、点線:d線ΔM
歪曲…d線 倍率色収差…2点鎖線:g線

Claims (10)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群より構成され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側へ凸状の軌跡を描いて移動し、広角端に比べて望遠端において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が広くなり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が狭くなるように、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が移動するズームレンズにおいて、
    前記第3レンズ群は少なくとも1つの正レンズと少なくとも1つの負レンズを有し、前記第2レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β2W、β2T、前記第3レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β3W、β3T、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をfT、前記第3レンズ群に含まれる正レンズのうち少なくとも1つの正レンズの材料の屈折率アッベ数、部分分散比を各々nd3i、νd3i、θgF3iとするとき、
    0.10<(β2T/β2W)/(β3T/β3W)<1.65
    0.01<|f2|/fT<0.15
    1.54<nd3i<2.0
    55<νd3i<100
    −0.00162×νd3i+0.642<θgF3i
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第3レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率β3W、β3Tは、
    2.7<β3T/β3W<5.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第3レンズ群の光軸上の移動量をm3、広角端における全系の焦点距離をfWとするとき、
    0.5<|m3|/√(fW×fT)<2.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfWとするとき、0.5<f3/√(fW×fT)<1.5
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち、少なくとも1つの負レンズの焦点距離をf3n、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    0.1<|f3n|/f3<3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. ズーミングに際して前記第3レンズ群と一体的に移動する開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置されており、望遠端におけるレンズ全長をTDT、望遠端における前記開口絞りから像面までの空気換算距離をDSPとするとき、
    0.3<DSP/TDT<0.8
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき
    0.2<f1/fT<1.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群は正の屈折力の第4レンズ群から成り、前記第4レンズ群はズーミングに際して移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記後群は負の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群からなり、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群はズーミングに際して移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズと該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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