JP5547045B2 - ブッシングの製造方法、及び、ブッシングの鋳型 - Google Patents
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Description
しかし、この形状の環状突起を設けたブッシングを鋳造方式で製造することは困難である。また、鋳造後のブッシングの環状突起を切削加工して、同様の形状を持たせることは可能であるが、この方式では、ブッシングを加工する工程が余計に入るため、コストが大幅に上昇してしまうという問題があった。
本発明は、簡単な方法にて電池蓋との間の密着性を向上させ、電解液の染み出しを防止できる鉛蓄電池のブッシングの製造方法、及び、ブッシングを鋳造するための鋳型を提供することを目定とする。
さらに、前記鋳型は、前記ブッシング本体の内周面を形成するとともに、当該ブッシング本体の下端部を保持する鋳型ピンと、当該鋳型ピンの軸方向にスライド可能に設けられ、前記ブッシング本体の下端部を保持するスライドピンとを備え、当該スライドピンによって前記最下段の環状突起の周縁部を押し上げることにより、当該環状突起を塑性変形させる構成としても良い。さらにまた、前記スライドピンの押し上げ量は、前記最下段の環状突起と下から2段目の環状突起との距離の0.2倍から0.5倍としても良い。
また、前記第2工程では、最上段の環状突起を、その周縁部が下段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させるとともに、最下段の環状突起を、その周縁部が上段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させても良い。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態にかかるブッシング1を用いて構成した鉛蓄電池の端子部10の断面図である。
ブッシング1は、図1に示すように、鉛合金からなる中空円筒状のブッシング本体2と、このブッシング本体2のほぼ下半部外周に一体に上下複数段(第1の実施形態では5段)に突出形成された環状突起3A〜3Eとを備えている。各環状突起3A〜3Eは、ブッシング本体2の周方向に連続して延びる鍔形状の突起であり、その互いに隣り合う環状突起間が環状溝4となっている。最上段の環状突起3Aはその外径寸法がその下側の環状突起3B〜3Eの外径寸法よりも大きく形成されるとともに、この環状突起3Aの周縁部が上から2段目の環状突起3Bに向けて傾斜するように形成されている。
環状突起3A〜3Eは、ブッシング本体2の下半部に形成されており、ブッシング本体2における最上段の環状突起3Aよりも上方部分は筒状に形成されている。この環状突起3Aよりも上方の部分を上筒部2Aという。
本構成では、ブッシング1は、最上段の環状突起3Aの周縁部が上から2段目の環状突起3Bに向けて傾斜するように形成されている点に特徴を有し、以下に、このブッシング1を製造する方法について説明する。
鋳型11は、図2に示すように、ゲートプレート12と、固定型13と、筒状型14と、第1移動型15と、第2移動型16と、鋳型ピン17との6つの部品を組み合わせて構成されており、各部品を組み合わせた状態では鋳型11の内部にブッシング1と略同一形状の空隙18が形成される。
ゲートプレート12は、鋳型11の最上段に配置される部品であり、このゲートプレート12の上面には、液状の金属(例えば、鉛合金)が貯留される貯留穴部12Aが形成され、この貯留穴部12Aの底面には、当該貯留穴部12Aと上記した空隙18とを連通する一対の連通孔12B,12Bが形成されている。
固定型13は、ゲートプレート12の下方に配置され、略中央に上下に貫通する孔部13Aを有し、この孔部13Aに筒状型14が上下にスライド(摺動)自在に保持されている。筒状型14は、外径が略一定で、内径が上端部から下端部に移行するに連れて拡径するように、内面14Aがテーパ状に形成されており、この筒状型14の内面14Aにより、図1に示すブッシング本体2の最上段の環状突起3Aよりも上方に位置する上筒部2Aの外面が形成される。
第1移動型15及び第2移動型16は、鋳造したブッシング1を型抜きするために分割されており、これら第1移動型15及び第2移動型16は左右対称の形状を有する。第1移動型15及び第2移動型16の上面には、図3に示すように、固定型13及び筒状型14の下面と協働して最上段の環状突起3Aを形成するための大径孔部15A、16Aが形成されている。この大径孔部15A,16Aは、第1移動型15及び第2移動型16を組み合わせた際に円形孔を構成し、この円形孔の内径(最上段の環状突起3Aの外径に相当)D1は、筒状型14の外径D2よりも大きく形成されている。従って、これら大径孔部15A,16Aにて鋳造された環状突起3Aの周縁部は、筒状型14を上方にスライド移動させたとしても固定型13の孔部13A側の角部13Bに当接するようになっている。
また、大径孔部15A,16Aの下方には、この大径孔部15A,16Aよりも縮径した小径孔部15B,16Bが形成され、これら小径孔部15B,16Bには、高さ方向に複数の溝部15B1,16B1が形成されている。これら溝部15B1,16B1は、それぞれ高さ方向で繋がって環状の溝部を構成し、2段目以降の環状突起3B〜3Eを形成する。小径孔部15B,16Bの下方には、この小径孔部15B,16Bよりも拡径して、第1移動型15及び第2移動型16の下面に開口し、上記した鋳型ピン17が係合する係合孔部15C,16Cが形成されている。
ピン本体17Bは、上端が縮径する円錐台形形状に形成され、第1移動型15及び第2移動型16の大径孔部15A,16A及び小径孔部15B,16B、固定型13に保持される筒状型14を貫通してゲートプレート12の下面に当接している。これにより、ピン本体17Bの外周面によりブッシング本体2の内面が形成される。また、係合部17Aの上面は、小径孔部15B,16Bの内側に面して配置され、第1移動型15及び第2移動型16と協働してブッシング本体2の下端部を形成するとともに保持する。
まず、図4Aに示すように、ゲートプレート12と、固定型13と、筒状型14と、第1移動型15と、第2移動型16と、鋳型ピン17との6つの部品を組み合わせて鋳型11を構成する。これにより、鋳型11の内部には、ブッシングの形状に合致した空隙18が形成される。
続いて、鋳型11を、例えば、鋳型温度180〜240℃の囲に加熱し、図4Bに示すように、ゲートプレート12の貯留穴部12Aから上記した空隙に、例えば、鉛合金溶湯温度400〜440℃とした液状の鉛合金を注入する。この注入された鉛合金は、ゲートプレート12の連通孔12Bを通じて、鋳型11内の空隙18に流れ込み、この状態で放冷することにより凝固させる。
続いて、図4Dに示すように、第1移動型15及び第2移動型16をそれぞれ外方にスライドさせて型を開く。これにより、第1移動型15及び第2移動型16の係合孔部15C,16Cと、鋳型ピン17の係合部17Aとの係合が解かれ、この鋳型ピン17の上方への移動の規制が解除される。また、第1移動型15及び第2移動型16を開いた状態では、ブッシング1の最上段の環状突起3Aは、筒状型14及び固定型13の各底面に当接されている。
すると、ブッシング1は、最上段の環状突起3Aの周縁部が、固定型13の孔部13A側の角部13Bに当接した状態で押し上げられるため、当該最上段の環状突起3Aは、その周縁部が2段目の環状突起3Bに向けて傾斜するように塑性変形される(第2の工程)。
そして、最後に、図4Fに示すように、鋳型ピン17を筒状型14から下方に引き抜き、この鋳型ピン17からブッシング1を抜きとることにより、ブッシング1が作製される。
ここで、環状突起3Aの変形量(ブッシング本体の押し上げ量に相当)H1は、環状溝4Aの高さ(最上段の環状突起と2段目の環状突起との距離)H2の0.2倍から0.5倍なるように設定されている。環状突起3Aの変形量H1を環状溝4Aの高さH2の0.2倍未満とすると、変形量が小さく十分なアンカー効果が発揮されない。一方、環状突起3Aの変形量H1が環状溝4Aの高さH2の0.5倍を超えると、最上段の環状突起3Aと2段目の環状突起3Bの先端部間が狭くなりすぎるため、環状溝4Aへの樹脂の注入が困難となる。
以下、図6〜図8を参照して、本発明を適用した第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、最下段の環状突起3Fが塑性変形される点が上記第1の実施形態と異なっている。
ブッシング100は、図6に示すように、ブッシング本体2と、環状突起3A〜3D及び環状突起3Fを備えている。最上段の環状突起3A及び最下段の環状突起3Fの外径寸法は、環状突起3Aと環状突起3Fとの間に位置する環状突起3B〜3Dの外径寸法よりも大きく形成されている。また、最下段の環状突起3Fの周縁部は、環状突起3Fの上方に隣接する環状突起3Dに向けて傾斜して形成されている。
環状突起3A〜3D,3Fは、ブッシング本体2の下半部に形成されており、環状突起3Aよりも上方の上半部には上筒部2Aが形成されている。
以下に、このブッシング100を製造する方法について説明する。
鋳型31は、図7に示すように、ゲートプレート12と、固定型13と、第1移動型15と、第2移動型16と、鋳型ピン17との5つの部品を組み合わせて構成されており、各部品を組み合わせた状態では鋳型31の内部にブッシング100と略同一形状の空隙18が形成される。
固定型13は、ゲートプレート12の下方に配置され、略中央に上下に貫通する孔部13Aを有し、この孔部13Aの内周面は、筒状内面34となっている。筒状内面34は、内径が上端部から下端部に移行するに連れて拡径するように、テーパ状に形成されており、この筒状内面34により、図6に示すブッシング本体2の上筒部2Aの外面が形成される。
第1移動型15及び第2移動型16の上面には、図7に示すように、固定型13の下面と協働して最上段の環状突起3Aを形成するための大径孔部15A、16Aが形成されている。
また、大径孔部15A,16Aの下方には、この大径孔部15A,16Aよりも縮径した小径孔部15B,16Bが形成され、これら小径孔部15B,16Bは、2段目以降の環状突起3B〜3Dを形成する。
スライドパイプ37の上面37Cは平坦に形成され、ブッシング100の鋳造時においては、柱状基部36の上面と上面37Cとは面一となるようにセットされる。柱状基部36の上面及び上面37Cは、ブッシング本体2の下端部を保持する。
図8は、図7の鋳型31によりブッシング100を製造する際の手順を示す図である。
まず、図8Aに示すように、ゲートプレート12と、固定型13と、第1移動型15と、第2移動型16と、鋳型ピン17とを組み合わせて鋳型31を構成する。これにより、鋳型31の内部には、ブッシング100の形状に合致した空隙18が形成される。
続いて、鋳型31を、例えば、鋳型温度180〜240℃の囲に加熱し、図8Bに示すように、ゲートプレート12の貯留穴部12Aから上記した空隙に、例えば、鉛合金溶湯温度400〜440℃とした液状の鉛合金を注入する。この注入された鉛合金は、ゲートプレート12の連通孔12Bを通じて、鋳型31内の空隙18に流れ込み、この状態で放冷することにより凝固する。
また、第1移動型15及び第2移動型16を開いた状態では、鋳型ピン17及びブッシング100は、各上端がゲートプレート12の下面に当接しており、上方への移動を規制されている。ここで、図8Cの工程でゲートプレート12が取り払われている場合、鋳型ピン17及びブッシング100は、他の固定具等によって上方への移動を規制されても良い。
そして、最後に、図8Fに示すように、鋳型ピン17を固定型13から下方に引き抜き、この鋳型ピン17からブッシング100を抜きとることにより、ブッシング100が作製される。
ここで、図6に示すように、環状突起3Fの変形量(スライドパイプ37の押し上げ量に相当)H3は、環状溝4Bの高さ(環状突起3Fと環状突起3Dとの距離)H4の0.2倍から0.5倍となるように設定されている。環状突起3Fの変形量H3を環状溝4Bの高さH4の0.2倍未満とすると、変形量が小さく十分なアンカー効果が発揮されない。一方、環状突起3Fの変形量H3が環状溝4Bの高さH4の0.5倍を超えると、環状突起3Fと環状突起3Dの先端部間の間隔が狭くなりすぎるため、環状溝4Bへの樹脂の注入が困難となる。
鋳造されたブッシング100は、インサート成型用金型200内にセットされ、電池蓋5を構成する樹脂がインサート成型用金型200内に注入されることで、ブッシング100は電池蓋5に一体にインサート成形される。
最上段の環状突起3Aの上部には、インサート成型用金型200と環状突起3Aとの境界に位置する上部樹脂切り部80が設けられている。
電池蓋5の樹脂は最下段の環状突起3Fの下方に回り込み、ブッシング本体2の下部2Bにおける内周面の近傍まで達している。環状突起3Fよりも内周面側に位置する下部2Bの下面には、インサート成型用金型200と下部2Bとの境界に位置する下部樹脂切り部81が設けられている。
第1の実施形態のように、最上段の環状突起3Aを角部13B(図3参照)に当接させて環状突起3Aを変形させる場合において、角部13Bに押し付けられることで上部樹脂切り部80の近傍が所定値よりも大きく変形された場合、上部樹脂切り部80に比較的大きな隙間が生じる可能性がある。
一方、第2の実施形態では、最下段の環状突起3Fの下面がスライドパイプ37に押し上げられるため、下部2Bの内周面側に位置する下部樹脂切り部81は環状突起3Fの塑性変形にほとんど影響されることがなく、下部樹脂切り部81に大きな隙間が形成されることを防止できる。このため、インサート成形の際に、電池蓋5の樹脂が下部樹脂切り部81に流れ込むことを防止でき、品質をより向上できる。
一方、インサート成型用金型200に当接する下部樹脂切り部81は、環状突起3Fから離れた下部2Bに設けられており、最下段の環状突起3Fにはインサート成型用金型200から大きな力が作用しないため、最下段の環状突起3Fの肉厚は図9に示すものよりも小さく形成されても良い。すなわち、最下段の環状突起3Fは樹脂切り部を有しておらず大きな強度が必要とされないため、環状突起3Fの肉厚は、例えば、環状突起3Dと略同一なより小さい肉厚とされても良い。この場合、環状突起3Fの熱容量が小さくなるため、より早く環状突起3Fを凝固させることができ、量産性を向上できるとともに、焼き割れを防止して品質を向上できる。さらに、環状突起3Fの肉厚が小さくなることで、より小さい荷重で環状突起3Fを塑性変形させることができ、鋳型31にかかる負荷を低減できるため、量産性を向上できる。
また、第2工程において、最下段の環状突起3Fの下面を鋳型31のスライドパイプ37により押し上げることで、環状突起3Fを塑性変形させるため、ブッシング100を鋳型31から完全に抜きとる前に、鋳型31内で環状突起3Fを塑性変形させることができ、この変形加工に要する手間や時間を最小限に抑えることができる。
以下、図10、11を参照して、本発明を適用した第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態において、上記第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態では、鋳型41が、第1の実施形態の筒状型14と、第2の実施形態のスライドパイプ37とを備え、最上段の環状突起3A及び最下段の環状突起3Fの両方が塑性変形される点が、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なっている。
第2の実施の形態と同一のブッシング100は、図10に示すように、ブッシング本体2と、環状突起3A〜3D,3Fを備えている。環状突起3Aの周縁部は、環状突起3Aの下方に隣接する環状突起3Bに向けて傾斜して形成され、環状突起3Fの周縁部は、環状突起3Fの上方に隣接する環状突起3Dに向けて傾斜して形成されている。
環状突起3A〜3D,3Fは、ブッシング本体2の下半部に形成されており、環状突起3Aよりも上方の上半部には上筒部2Aが形成されている。
以下に、このブッシング100を製造する方法について説明する。
鋳型41は、図11に示すように、ゲートプレート12と、固定型13と、筒状型14と、第1移動型15と、第2移動型16と、スライドパイプ37を含む鋳型ピン17とを組み合わせて構成されており、各部品を組み合わせた状態では鋳型41の内部にブッシング100と略同一形状の空隙18が形成される。
第1移動型15及び第2移動型16には、大径孔部15A、16A及び係合孔部15C,16Cが形成され、係合孔部15C,16Cの上部は、大径孔部35A,36Aとなっている。
鋳型ピン17は係合孔部15C,16Cに係合され、鋳型ピン17の柱状基部36の外周面には、上下にスライド自在なスライドパイプ37が嵌合されている。
また、環状突起3A及び環状突起3Fを、互いの先端が近づく向きに変形させるため、塑性変形によって環状突起3A〜3D,3Fの上下方向の幅が大きくなることが無い。このため、環状突起3A及び環状突起3Fを、互いの先端が離れる向きに変形させる場合に比して、電池蓋5の厚みを増加させずに、気密性及び液密性の向上を図ることができる。
2 ブッシング本体
2A 上筒部
3A〜3F 環状突起
3A 最上段の環状突起
3F 最下段の環状突起
4,4A 環状溝
6 極柱(電極)
11,31,41 鋳型
12 ゲートプレート
12A 貯留穴部
12B 連通孔
13 固定型
13A 孔部
13B 角部
14 筒状型
14A 内面
15 第1移動型
16 第2移動型
15A,16A 大径孔部
15B,16B 小径孔部
15C,16C 係合孔部
17 鋳型ピン
17A 係合部
17B ピン本体
18 空隙
37 スライドパイプ(スライドピン)
Claims (9)
- 電極を保持する筒状のブッシング本体の外周に周方向に延びる複数の環状突起を一体に備え、これら環状突起が樹脂製の電池蓋にインサートされる鉛蓄電池用のブッシングの製造方法において、
鋳型に液状の金属を流し込んで、前記ブッシング本体及び前記複数の環状突起を一体に鋳造する第1工程と、少なくとも一の前記環状突起を他の前記環状突起に向けて塑性変形させる第2工程とを備え、
前記第2工程では、少なくとも最上段の環状突起を、その周縁部が下段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させ、
前記第2工程は、前記最上段の環状突起の上面を前記鋳型に当接させた状態で、前記ブッシング本体を押し上げ、当該最上段の環状突起を塑性変形させることを特徴とするブッシングの製造方法。 - 前記鋳型は、前記ブッシング本体における前記最上段の環状突起よりも上方に位置する上筒部の外周面を形成する筒状型と、この筒状型を上下にスライド自在に保持する固定型と、前記ブッシング本体の内周面を形成するとともに、当該ブッシング本体の下端部を保持する鋳型ピンとを備え、この鋳型ピンを、前記ブッシング本体及び前記筒状型と一体に押し上げることにより、前記最上段の環状突起の周縁部を前記固定型に押し当てて当該環状突起を塑性変形させることを特徴とする請求項1に記載のブッシングの製造方法。
- 前記ブッシング本体の押し上げ量は、前記最上段の環状突起と2段目の環状突起との距離の0.2倍から0.5倍としたことを特徴とする請求項1または2に記載のブッシングの製造方法。
- 電極を保持する筒状のブッシング本体の外周に周方向に延びる複数の環状突起を一体に備え、これら環状突起が樹脂製の電池蓋にインサートされる鉛蓄電池用のブッシングの鋳型において、
前記ブッシング本体における最上段の環状突起よりも上方に位置する上筒部の外周面を形成する筒状型と、この筒状型を上下にスライド自在に保持する固定型と、前記ブッシング本体の内周面を形成するとともに、当該ブッシング本体の下端部を保持する鋳型ピンとを備え、前記筒状型の外径を前記最上段の環状突起の外径よりも小さく形成するとともに、前記鋳型ピンを前記ブッシング本体及び前記筒状型と一体に上方に移動可能としたことを特徴とするブッシングの鋳型。 - 電極を保持する筒状のブッシング本体の外周に周方向に延びる複数の環状突起を一体に備え、これら環状突起が樹脂製の電池蓋にインサートされる鉛蓄電池用のブッシングの製造方法において、
鋳型に液状の金属を流し込んで、前記ブッシング本体及び前記複数の環状突起を一体に鋳造する第1工程と、少なくとも一の前記環状突起を他の前記環状突起に向けて塑性変形させる第2工程とを備え、
前記第2工程では、少なくとも最下段の環状突起を、その周縁部が上段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させ、
前記第2工程は、前記最下段の環状突起の下面を前記鋳型により押し上げることで、当該最下段の環状突起を塑性変形させることを特徴とするブッシングの製造方法。 - 前記鋳型は、前記ブッシング本体の内周面を形成するとともに、当該ブッシング本体の下端部を保持する鋳型ピンと、当該鋳型ピンの軸方向にスライド可能に設けられ、前記ブッシング本体の下端部を保持するスライドピンとを備え、当該スライドピンによって前記最下段の環状突起の周縁部を押し上げることにより、当該環状突起を塑性変形させることを特徴とする請求項5に記載のブッシングの製造方法。
- 前記スライドピンの押し上げ量は、前記最下段の環状突起と下から2段目の環状突起との距離の0.2倍から0.5倍としたことを特徴とする請求項6に記載のブッシングの製造方法。
- 電極を保持する筒状のブッシング本体の外周に周方向に延びる複数の環状突起を一体に備え、これら環状突起が樹脂製の電池蓋にインサートされる鉛蓄電池用のブッシングの鋳型において、
前記ブッシング本体の内周面を形成するとともに、当該ブッシング本体の下端部を保持する鋳型ピンと、当該鋳型ピンに対し上下にスライド可能に設けられ、前記ブッシング本体の下端部を保持するスライドピンとを備え、当該スライドピンによって最下段の前記環状突起の周縁部を押し上げ可能としたことを特徴とするブッシングの鋳型。 - 前記第2工程では、最上段の環状突起を、その周縁部が下段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させるとともに、最下段の環状突起を、その周縁部が上段の環状突起に向けて傾斜するように塑性変形させることを特徴とする請求項1または5に記載のブッシングの製造方法。
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