JP5545809B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、メモリとトランジスタとに加えて、大容量のキャパシタを同一の基板に混載できるようにした半導体装置の製造方法の提供を目的とする。
(1)実施形態
図1〜図13は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
図1において、まず始めに、単結晶のシリコン(Si)基板1であってメモリが形成される領域(即ち、メモリ領域)に例えば、高耐圧のN型ウェル拡散層(即ち、HV−NWELL)3を形成する。このN型ウェル拡散層3の形成は、例えば、フォトリソグラフィー技術とイオン注入技術を用いて、メモリ領域にのみ選択的にN型不純物(例えば、リン等)を注入し、その後、このN型不純物が注入されたSi基板1に熱処理を施してN型不純物をSi基板1中に拡散させることにより形成する。なお、このN型不純物の拡散は、後の工程でSi基板1に加えられる熱を用いてもよく、例えば、次に説明する素子分離膜5を形成する際の熱酸化の熱を利用してもよい。
具体的には、Si基板1に熱酸化を施して、素子分離膜5が形成されていない領域上に例えば300Åの犠牲酸化膜(SiO2膜)15を形成する。次に、トランジスタ領域を開口し、他の領域を覆うレジストパターン(図示せず)をSi基板1上に形成し、このレジストパターンをマスクにN型不純物(例えば、リン等)をイオン注入する。イオン注入後に、レジストパターンを除去する。また、このようなN型不純物の導入と前後して、キャパシタ領域を開口し、他の領域を覆うレジストパターン(図示せず)をSi基板1上に形成し、このレジストパターンをマスクにP型不純物(例えば、ボロン等)をイオン注入する。イオン注入後に、レジストパターンを除去する。そして、このN型不純物及びP型不純物が注入されたSi基板1に熱処理を施して、N型不純物及びP型不純をそれぞれSi基板1中に拡散させる。これにより、N型ウェル拡散層11とP型ウェル拡散層13とを形成する。
次に、図3に示すように、Si基板1に熱酸化を施して、メモリ領域にトンネル酸化膜(SiO2膜)17を形成すると同時に、トランジスタ領域にゲート酸化膜(SiO2膜)19を形成する。これらトンネル酸化膜17とゲート酸化膜19のそれぞれの厚さは例えば65Åであり、その形成は例えばウェット酸化で行う。このように、トンネル酸化膜17とゲート酸化膜19の形成をウェット酸化で行うことにより、その形成をドライ酸化で行う場合と比べて、Si基板1の増速酸化を促す(即ち、酸化速度を高める)ことができ、熱酸化の処理時間を短くすることができる。
なお、この例では、第1のポリシリコン膜21へのN型不純物又はP型不純物の導入は、その成膜後に例えばイオン注入技術を用いて行う。例えば、成膜後の第1のポリシリコン膜21に高濃度のN型不純物(例えば、リン等)をイオン注入する。イオン注入によるN型不純物の導入量(即ち、ドーズ量)は、例えば5E15/cm2である。これにより、第1のポリシリコン膜21に所望の導電性を持たせる。第1のポリシリコン膜21に対する不純物の導入を、その成膜過程(即ち、in−situ)で行うのではなく、成膜後に行うことにより、第1のポリシリコン膜21の不純物濃度を制御し、後の第1のポリシリコン膜の増速酸化を抑制する、という効果を奏することができる。
この様に、第1のポリシリコン膜21からメモリの浮遊ゲート電極25をフォトリソグラフィ技術で形成した後、その上と両サイドに新たな絶縁膜を形成することでメモリの容量を増加させる効果がある。
これにより、例えば図14(a)及び(b)に示すように、ゲート間絶縁膜27と容量絶縁膜29とをそれぞれ積層構造に形成される。図14(a)に示すように、ゲート間絶縁膜27の下層部は酸化膜27aであり、その上層部はHLD膜27bである。また、図14(b)に示すように、容量絶縁膜29の下層部は酸化膜29aであり、その上層部はHLD膜29bである。酸化膜27a、29aは熱酸化により同時に形成された膜であり、HLD膜27b及び29bはCVD法により同時に形成された膜である。
なお、上記の実施形態では、ゲート間絶縁膜27及び容量絶縁膜29をそれぞれ熱酸化とCVD法とを組み合わせて積層構造に形成する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られることはない。例えば、ゲート間絶縁膜27及び容量絶縁膜29をドライ酸化のみで単層構造に形成してもよい。このような方法であっても、ゲート間絶縁膜27及び容量絶縁膜29をウェット酸化のみで形成する場合と比べて、ポリシリコン膜の増速酸化を抑えることができ、容量絶縁膜29の厚膜化を回避することができる。
図15〜図23は、本発明の比較例に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。
図15において、まず始めに、単結晶のシリコン(Si)基板101であってメモリが形成される領域(即ち、メモリ領域)に例えば、N型ウェル拡散層103を形成する。次に、メモリ領域と、MOSトランジスタが形成される領域(即ち、トランジスタ領域)との間を電気的に分離すると共に、キャパシタが形成される領域(即ち、キャパシタ領域)を覆う素子分離膜105をSi基板101に形成する。この素子分離膜105は例えばLOCOS法により形成する。
次に、図21に示すように、Si基板1にウェット酸化を施して、ゲート酸化膜(SiO2膜)119を形成する。トランジスタ領域において、ゲート酸化膜119の厚さは例えば65Åである。なお、このゲート酸化膜119の形成工程では、トランジスタ領域だけでなく、メモリ領域及びキャパシタ領域もウェット酸化の雰囲気に同時に晒される。ここで、ゲート間絶縁膜127及び容量絶縁膜129は、それぞれが例えば200Å(酸化膜100Å+HLD膜100Å)と薄膜であり、また、ウェット酸化であるため、酸化種はこの薄膜中を拡散して浮遊ゲート電極と下部電極の各表面に到達し易い。このため、ゲート酸化膜119の形成過程で、浮遊ゲート電極125と下部電極143の各表面でもウェット酸化が進行し、ゲート間絶縁膜127及び容量絶縁膜129は若干ながら、厚膜化される。
3、11、13 ウェル拡散層
5 素子分離膜
7 熱酸化膜
9 シリコン窒化膜
10 メモリ
15 犠牲酸化膜
17 トンネル酸化膜
19 ゲート酸化膜
20 トランジスタ
21 第1のポリシリコン膜
23、33、39 レジストパターン
25 浮遊ゲート電極
27 ゲート間絶縁膜
27a、29a 酸化膜
27b、29b HLD膜
29 容量絶縁膜
30 キャパシタ
31 第2のポリシリコン膜
35 制御ゲート電極
37 上部電極
41 ゲート電極
43 下部電極
45、49 ソース
47、51 ドレイン
100 半導体装置
Claims (3)
- メモリと、トランジスタと、キャパシタとを同一の基板に備える半導体装置の製造方法であって、
前記基板に熱酸化を施して、前記メモリのトンネル酸化膜と前記トランジスタのゲート酸化膜とを同時に形成する工程と、
前記基板上に第1半導体膜を形成して、前記トンネル酸化膜と前記ゲート酸化膜とを覆う工程と、
前記第1半導体膜にパターニングを施して、前記トランジスタが形成される領域と前記キャパシタが形成される領域とに前記第1半導体膜を残して、前記メモリの浮遊ゲート電極を形成する工程と、
前記第1半導体膜に熱処理を施して、前記メモリのゲート間絶縁膜と前記キャパシタの容量絶縁膜とを同時に形成する工程と、
前記第1半導体膜上に第2半導体膜を形成して、前記ゲート間絶縁膜と前記容量絶縁膜とを覆う工程と、
前記第2半導体膜にパターニングを施して、前記メモリの制御ゲート電極と、前記キャパシタの上部電極とを同時に形成する工程と、
前記第1半導体膜にパターニングを施して、前記トランジスタのゲート電極と、前記キャパシタの下部電極とを同時に形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ゲート間絶縁膜と前記容量絶縁膜はそれぞれ、第1絶縁膜上に第2絶縁膜が形成された積層構造の絶縁膜であり、
前記ゲート間絶縁膜と前記容量絶縁膜とを同時に形成する工程は、
前記第1半導体膜に熱酸化を施して前記第1絶縁膜を形成する工程と、
化学気相成長法により前記第1絶縁膜上に前記第2絶縁膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記トンネル酸化膜と前記ゲート酸化膜とを同時に形成する工程では、
前記基板にウェット酸化を施すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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