JP5544952B2 - 視野角制御用カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
視野角制御用カラーフィルタの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5544952B2 JP5544952B2 JP2010060246A JP2010060246A JP5544952B2 JP 5544952 B2 JP5544952 B2 JP 5544952B2 JP 2010060246 A JP2010060246 A JP 2010060246A JP 2010060246 A JP2010060246 A JP 2010060246A JP 5544952 B2 JP5544952 B2 JP 5544952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- black matrix
- resin layer
- transparent
- layer
- photosensitive resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、左右の視認者に対して異なる情報を与えることが可能な液晶ディスプレイと、これに使用する視野角制御用カラーフィルタとその製造方法を提供することを目的とする。
また、視野角制御用カラーフィルタの製造方法の第2の発明の他の態様として、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とした後、前記透明樹脂層上に透明酸素遮断層を形成するような構成とした。
また、請求項2に係る発明では、透明樹脂層と着色層との間に透明酸素遮断層が介在するので、仮に着色層からガスが発生しても、このガスによる透明樹脂層の変色や劣化が防止される。
また、請求項3に係る発明では、第2ブラックマトリックスが透明樹脂層に埋め込まれた状態であるため、視認側の最表面である透明樹脂層上に他の部材や層をラミネート、積層しても、気泡の混入が抑制され、部材や層の変形が防止される。
また、請求項4に係る発明では、第2ブラックマトリックスが透明樹脂層に埋め込まれた状態であるため、接着剤層を介した透明基板への固着が確実で信頼性が高いとともに、視認側の最表面である透明樹脂層上に他の部材や層をラミネート、積層しても、気泡の混入が抑制され、部材や層の変形が防止される。
また、請求項6に係る発明では、ネガ型感光性樹脂層に透明酸素遮断層を形成するので、この感光性樹脂層を硬化させて形成した透明樹脂層は、その後の着色層形成において高温(例えば、200℃以上)に加熱されても透明樹脂層が空気中の酸素により酸化されて変色することが防止される。
また、請求項7に係る発明では、感光性樹脂層を硬化させて形成した透明樹脂層に透明酸素遮断層を形成するので、その後の着色層形成において高温(例えば、200℃以上)に加熱されても透明樹脂層が空気中の酸素により酸化されて変色することが防止される。
また、請求項8に係る発明では、第2ブラックマトリックスを透明樹脂層に埋め込んだ状態とすることができるので、保護あるいは機能付与を目的として、視認側の最表面である透明樹脂層上に他の部材や層を気泡の混入を抑制してラミネートしたり積層できるカラーフィルタの製造が可能である。
また、請求項9に係る発明では、ネガ型感光性樹脂層に透明酸素遮断層を形成するので、この感光性樹脂層を硬化させて形成した透明樹脂層は、その後の着色層形成において高温(例えば、200℃以上)に加熱されても透明樹脂層が空気中の酸素により酸化されて変色することが防止される。
また、請求項11に係る発明では、透明基板への第1ブラックマトリックスや着色層の形成工程とは独立して、転写シートを作製することができるため、製造時間の短縮が可能であり、また、転写シートは透明樹脂層に第2ブラックマトリックスが埋め込まれた状態であるため、接着剤層を介した透明樹脂層と透明基板との固着が確実なものとなり、信頼性の高いカラーフィルタを製造できる。さらに、保護あるいは機能付与を目的として、視認側の最表面である透明樹脂層上に他の部材や層を気泡の混入を抑制してラミネートしたり積層できるカラーフィルタの製造が可能である。
また、本発明の液晶ディスプレイは、本発明の視野角制御用カラーフィルタを使用し、各絵素を2つの部位に分割して液晶の配向制御を行うので、左右の視認者に対して異なる情報を与えることが可能である。
[視野角制御用カラーフィルタ]
(第1の実施形態)
図1は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの第1の実施形態を示す部分断面図である。図1において、本発明の視野角制御用カラーフィルタ1は、透明基板2と、この透明基板2の一方の面2aに配設された第2ブラックマトリックス6と、この第2ブラックマトリックス6を被覆するように透明基板2上に配設された透明樹脂層3と、透明樹脂層3の透明基板2と反対側の表面3aに配設された第1ブラックマトリックス5と複数色の着色パターン(赤色着色パターン7R、緑色着色パターン7G、青色着色パターン7B)からなる着色層7と、を備えている。尚、本発明において「透明」とは、波長400nmの光を用いた光線透過率が95%以上、好ましくは99%以上であることを意味する。
また、図2に示す例では、第1ブラックマトリックス5は格子形状であるが、矢印a方向に延設された複数の遮光パターン5aで構成されるものであってもよい。この場合も、上述のように、第2ブラックマトリックス6は、矢印a方向に延設された遮光パターン6aと矢印b方向に延設された遮光パターン6bを備えた格子形状であってもよい。
図5は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの第2の実施形態を示す部分断面図である。図5において、本発明の視野角制御用カラーフィルタ11は、透明基板12と、この透明基板12の一方の面12bに配設された透明樹脂層13と、この透明樹脂層13に配設された第2ブラックマトリックス16と、透明基板12の他方の面12aに配設された第1ブラックマトリックス15と複数色の着色パターン(赤色着色パターン17R、緑色着色パターン17G、青色着色パターン17B)からなる着色層17と、を備えている。
また、本発明の視野角制御用カラーフィルタ11では、第2ブラックマトリックス16が透明樹脂層13に埋め込まれた状態であることが特徴である。したがって、視認側の最表面である透明樹脂層13上に偏光板や保護フィルム等の他の部材や層をラミネート、積層しても、気泡の混入が抑制され、部材や層の変形が防止される。
図6は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの第3の実施形態を示す部分断面図である。図6において、本発明の視野角制御用カラーフィルタ21は、透明基板22と、この透明基板22の一方の面22bに接着剤層28を介して配設された透明樹脂層23と、この透明樹脂層23の透明基板22側に配設された第2ブラックマトリックス26と、透明基板22の他方の面22aに配設された第1ブラックマトリックス25と、複数色の着色パターン(赤色着色パターン27R、緑色着色パターン27G、青色着色パターン27B)からなる着色層27と、を備えている。
このような本発明の視野角制御用カラーフィルタ21の特徴の一つは、第1ブラックマトリックス25および第2ブラックマトリックス26が、延設方向が同一であり、かつ、透明基板22を介して対向しない(重ならない)位置に配設された遮光パターンを有していることである。このような第1ブラックマトリックス25および第2ブラックマトリックス26の関係は、上述の視野角制御用カラーフィルタ1における第1ブラックマトリックス5と第2ブラックマトリックス6との関係と同様であるので、ここでの説明は省略する。
ここで、本発明の視野角制御用カラーフィルタを構成する各部材について説明する。
透明基板2,12,22は、石英ガラス、パイレックスガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。このような透明基材の厚みは、例えば、200〜1500μmの範囲で適宜設定することができる。
また、透明樹脂層3,13,23は、ネガ型の感光性樹脂材料を硬化したものであり、厚みは、例えば、3〜60μmの範囲で適宜設定することができる。
また、複数色の着色パターンからなる着色層7,17,27は、所望の着色材を含有した感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成することができ、さらに、印刷法、電着法、転写法、インクジェット法等の公知の方法により形成することができる。
また、接着剤層28は、従来公知の光透過性を有する接着剤を用いて形成することができる。
上述の実施形態は例示であり、本発明の視野角制御用カラーフィルタは、これらに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図7および図8は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの製造方法の第1の実施形態を説明するための工程図であり、図1に示される視野角制御用カラーフィルタ1を例としている。
本発明では、透明基板2の一方の面2aに、同一方向に延設された複数の遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックス6を形成する(図7(A))。この第2ブラックマトリックス6は、上述の図2に示されるように、矢印a方向が延設方向である遮光パターン6aが所定の間隔で複数配設されたものである。このような第2ブラックマトリックス6の形成は、スパッタリング法、真空蒸着法等により厚み1000〜2000Å程度のクロム等の金属薄膜を形成し、この薄膜をパターニングする方法、また、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有させたポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂層を形成し、この樹脂層をパターニングする方法、また、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有させた感光性樹脂層を形成し、この感光性樹脂層をパターニングする方法等、いずれであってもよい。
熱処理の条件には特に制限はなく、感光性樹脂層3′への第1ブラックマトリックス5の埋め込みがなされ、その後、第1ブラックマトリックス5と感光性樹脂層3′の硬化が進行するような条件とすることができる。例えば、一定の昇温速度で感光性樹脂層3′のガラス転移温度を超える所定温度まで加熱する方法、一定の昇温速度で感光性樹脂層3′のガラス転移温度を超える所定温度まで加熱し、この温度で所定時間加熱した後、更に所定温度まで加熱する方法、一定の昇温速度で感光性樹脂層3′のガラス転移温度を超える所定温度まで加熱し、この温度で所定時間加熱する方法等が挙げられる。また、熱処理における上限温度は、例えば、感光性樹脂層3′のガラス転移温度よりも50〜200℃程度高い温度とすることが好ましい。
また、本発明では、上記の図7(B)で説明した透明酸素遮断層8を形成していない場合、上記のように形成した透明樹脂層3が着色層7の形成時に酸化により変色することを防止する目的で、透明樹脂層3上に透明酸素遮断層8(図8(B)に二点鎖線で示している)を形成してもよい。このような透明酸素遮断層8は、上記のような有機材料を用いて形成することができるとともに、例えば、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ケイ素(SiOx)、酸窒化ケイ素(SiOxNy)、窒化ケイ素(SiNx)等のような無機材料を用いて形成することもできる。無機材料を用いた透明酸素遮断層8の形成方法としては、上記の所望の無機材料を含有する塗布液を塗布、乾燥する方法、あるいは、CVD法、スパッタリング法、真空蒸着法等を挙げることができる。また、透明酸素遮断層8の厚みは、酸素透過率が0.01cc/m2/day・atm以下となるように、材料、成膜方法を考慮して適宜設定することができる。尚、このように透明樹脂層3上に透明酸素遮断層8を形成した場合、作製される視野角制御用カラーフィルタは、上述の図4に示されるような視野角制御用カラーフィルタ1″となる。
次に、透明樹脂層3上に複数色の着色パターン(赤色着色パターン7R、緑色着色パターン7G、青色着色パターン7B)を設けて着色層7を形成する(図8(C))。これにより、視野角制御用カラーフィルタ1が得られる。着色層7は、所望の着色材を含有した感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成することができ、さらに、印刷法、電着法、転写法等の公知の方法により形成することができる。
図9および図10は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの製造方法の第2の実施形態を説明するための工程図であり、図5に示される視野角制御用カラーフィルタ11を例としている。
本発明では、まず、透明基板12の一方の面12bにネガ型の感光性樹脂層13′を形成する(図9(A))。このような感光性樹脂層13′は、上述の感光性樹脂層3′と同様に形成することができ、また、ネガ型の感光性ドライフィルムを透明基板12にラミネートすることによっても形成することができる。本発明では、後工程で形成される透明樹脂層13が着色層17の形成時に酸化により変色することを防止する目的で、上記のように形成した感光性樹脂層13′上に透明酸素遮断層18(図9(A)に二点鎖線で示している)を形成してもよい。このような透明酸素遮断層18は、後工程において第2ブラックマトリックス16を感光性樹脂層13′に埋め込むことが可能な柔軟性を具備していることが要求され、上述の実施形態で説明したような有機材料、形成方法を用いて形成することができる。また、透明酸素遮断層18の厚みは、酸素透過率が0.01cc/m2/day・atm以下となるように、材料、成膜方法を考慮して適宜設定することができる。
次いで、感光性樹脂層13′のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、第2ブラックマトリックス16を感光性樹脂層13′に埋め込むとともに、感光性樹脂層13′を硬化させて透明樹脂層13とする(図10(A))。このような熱処理の条件は、上述の実施形態での感光性樹脂層3′のガラス転移温度以上の温度での熱処理条件と同様とすることができる。
図11および図12は、本発明の視野角制御用カラーフィルタの製造方法の第3の実施形態を説明するための工程図であり、図6に示される視野角制御用カラーフィルタ21を例としている。
本発明では、まず、支持体32上にネガ型の感光性樹脂層23′を形成する(図11(A))。このような感光性樹脂層23′は、上述の感光性樹脂層13′と同様に形成することができる。支持体32は特に制限はなく、例えば、ガラス基板、金属基板、後述する熱処理に対する耐熱性を有する樹脂フィルム等であってよく、また、予め剥離層を形成したものであってもよい。
次いで、感光性樹脂層23′のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、第2ブラックマトリックス26を感光性樹脂層23′に埋め込むとともに、感光性樹脂層23′を硬化させて透明樹脂層23とする(図11(D))。これにより、第2ブラックマトリックス26を有する透明樹脂層23を支持体32上に剥離可能に備えた転写シート31が得られる。このような熱処理の条件は、上述の実施形態での感光性樹脂層3′のガラス転移温度以上の温度での熱処理条件と同様とすることができる。
上述の実施形態は例示であり、本発明の視野角制御用カラーフィルタの製造方法は、これらに限定されるものではない。
次に、本発明の液晶ディスプレイについて説明する。
本発明の液晶ディスプレイは、カラーフィルタが液晶を介して電極基板と対向して配設され、カラーフィルタを構成する複数色の各着色パターンが1個の絵素をなすものであり、カラーフィルタは上述の本発明の視野角制御用カラーフィルタである。そして、各絵素は第2ブラックマトリックスによって左右の部位に2分割され、各絵素の左右の部位毎に液晶の配向制御を行うものである。
図13は本発明の液晶ディスプレイの一実施形態を示す概略断面図である。図13において、液晶ディスプレイ31は、視野角制御用カラーフィルタ1と電極基板41とを所定の間隔で対向させ、周辺部をシール部材(図示せず)により封止し、間隙部分に液晶層50が形成されたものである。尚、図示されていないが、視野角制御用カラーフィルタ1と電極基板41の外側には、それぞれ偏光板が配設されている。
上記の電極基板41を構成する透明基板42としては、上述の視野角制御用カラーフィルタ用の透明基板2として挙げたものを使用することができる。
さらに、液晶ディスプレイ31を構成する配向層34,45は、ポリイミド系、ポリアミド系、ポリウレタン系およびポリ尿素系等の有機化合物により形成することができ、厚みは0.01〜1μm程度とすることができる。このような配向層34,45は、種々の印刷法、公知の塗布方法により塗布した後、焼成してから配向処理(ラビング)が行なわれる。
また、本発明の液晶ディスプレイは、視野角制御用カラーフィルタ1に換えて、上述の本発明の視野角制御用カラーフィルタ11,21を使用することもできる。
上述の実施形態は例示であり、本発明の液晶ディスプレイは、これに限定されるものではない。例えば、液晶の駆動方式は限定されず、TN方式、IPS方式、VA方式等いずれであってもよく、したがって、視野角制御用カラーフィルタに共通透明電極を備えない態様、あるいは、視野角制御用カラーフィルタと対向する基板に透明画素電極を備えない態様も含まれる。
2,12,22…透明基板
3,13,23…透明樹脂層
5,15,25…第1ブラックマトリックス
6,16,26…第2ブラックマトリックス
5a,5b,6a,6b…遮光パターン
7,17,27…着色層
7R,7G,7B,17R,17G,17B,27R,27G,27B…着色パターン
8,18…透明酸素遮断層
3′,13′,23′…感光性樹脂層
5′,16′,26′…感光性塗膜
31…転写シート
32…支持体
Claims (7)
- 透明基板と、該透明基板の一方の面に配設された第2ブラックマトリックスと、該第2ブラックマトリックスを被覆するように前記透明基板上に配設された透明樹脂層と、該透明樹脂層の前記透明基板と反対側の表面に配設された第1ブラックマトリックスと複数色の着色パターンからなる着色層と、を備え、前記第1ブラックマトリックスおよび前記第2ブラックマトリックスは、延設方向が同一であり、かつ、前記透明樹脂層を介して対向しない位置に配設された遮光パターンを有し、前記第1ブラックマトリックスは前記透明樹脂層に埋め込まれた状態である視野角制御用カラーフィルタの製造方法において、
透明基板の一方の面に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックスを形成する工程と、
該第2ブラックマトリックスを被覆するように透明基板上にネガ型の感光性樹脂層を形成し、その後、該感光性樹脂層上に、前記第2ブラックマトリックスの遮光パターンと同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第1ブラックマトリックスを形成する工程と、
前記感光性樹脂層のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、前記第1ブラックマトリックスを前記感光性樹脂層に埋め込むとともに、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とする工程と、
前記透明樹脂層上に複数色の着色パターンを設けて着色層を形成する工程と、を有し、
前記第1ブラックマトリックスを形成する工程では、前記第1ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンと前記第2ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンとが、前記感光性樹脂層を介して対向しないように第1ブラックマトリックスを形成することを特徴とする視野角制御用カラーフィルタの製造方法。 - 透明基板と、該透明基板の一方の面に配設された第2ブラックマトリックスと、該第2ブラックマトリックスを被覆するように前記透明基板上に配設された透明樹脂層と、該透明樹脂層の前記透明基板と反対側の表面に配設された第1ブラックマトリックスと複数色の着色パターンからなる着色層と、を備え、前記第1ブラックマトリックスおよび前記第2ブラックマトリックスは、延設方向が同一であり、かつ、前記透明樹脂層を介して対向しない位置に配設された遮光パターンを有し、前記第1ブラックマトリックスは前記透明樹脂層に埋め込まれた状態であり、前記透明樹脂層と前記着色層との間に透明酸素遮断層が介在する視野角制御用カラーフィルタの製造方法において、
透明基板の一方の面に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックスを形成する工程と、
該第2ブラックマトリックスを被覆するように透明基板上にネガ型の感光性樹脂層を形成し、該ネガ型感光性樹脂層に透明酸素遮断層を形成し、その後、該透明酸素遮断層上に、前記第2ブラックマトリックスの遮光パターンと同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第1ブラックマトリックスを形成する工程と、
前記感光性樹脂層のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、前記第1ブラックマトリックスを前記感光性樹脂層に埋め込むとともに、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とする工程と、
前記透明樹脂層上に複数色の着色パターンを設けて着色層を形成する工程と、を有し、
前記第1ブラックマトリックスを形成する工程では、前記第1ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンと前記第2ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンとが、前記感光性樹脂層を介して対向しないように第1ブラックマトリックスを形成することを特徴とする視野角制御用カラーフィルタの製造方法。 - 透明基板と、該透明基板の一方の面に配設された第2ブラックマトリックスと、該第2ブラックマトリックスを被覆するように前記透明基板上に配設された透明樹脂層と、該透明樹脂層の前記透明基板と反対側の表面に配設された第1ブラックマトリックスと複数色の着色パターンからなる着色層と、を備え、前記第1ブラックマトリックスおよび前記第2ブラックマトリックスは、延設方向が同一であり、かつ、前記透明樹脂層を介して対向しない位置に配設された遮光パターンを有し、前記第1ブラックマトリックスは前記透明樹脂層に埋め込まれた状態であり、前記透明樹脂層と前記着色層との間に透明酸素遮断層が介在する視野角制御用カラーフィルタの製造方法において、
透明基板の一方の面に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックスを形成する工程と、
該第2ブラックマトリックスを被覆するように透明基板上にネガ型の感光性樹脂層を形成し、その後、該感光性樹脂層上に、前記第2ブラックマトリックスの遮光パターンと同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第1ブラックマトリックスを形成する工程と、
前記感光性樹脂層のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、前記第1ブラックマトリックスを前記感光性樹脂層に埋め込むとともに、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とし、該透明樹脂層上に透明酸素遮断層を形成する工程と、
前記透明樹脂層上に複数色の着色パターンを設けて着色層を形成する工程と、を有し、
前記第1ブラックマトリックスを形成する工程では、前記第1ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンと前記第2ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンとが、前記感光性樹脂層を介して対向しないように第1ブラックマトリックスを形成することを特徴とする視野角制御用カラーフィルタの製造方法。 - 透明基板と、該透明基板の一方の面に配設された透明樹脂層と、該透明樹脂層に配設された第2ブラックマトリックスと、前記透明基板の他方の面に配設された第1ブラックマトリックスと複数色の着色パターンからなる着色層と、を備え、前記第1ブラックマトリックスおよび前記第2ブラックマトリックスは、延設方向が同一であり、かつ、前記透明基板および前記透明樹脂層を介して対向しない位置に配設された遮光パターンを有し、前記第2ブラックマトリックスは前記透明樹脂層に埋め込まれた状態である視野角制御用カラーフィルタの製造方法において、
透明基板の一方の面にネガ型の感光性樹脂層を形成し、その後、該感光性樹脂層上に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックスを形成する工程と、
前記感光性樹脂層のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、前記第2ブラックマトリックスを前記感光性樹脂層に埋め込むとともに、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とする工程と、
前記透明基板の他方の面に、前記第2ブラックマトリックスの遮光パターンと同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第1ブラックマトリックスを形成する工程と、
前記透明基板上に複数色の着色パターンを設けて着色層を形成する工程と、を有し、
前記第1ブラックマトリックスを形成する工程では、前記第1ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンと前記第2ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンとが、前記透明基板および前記透明樹脂層を介して対向しないように第1ブラックマトリックスを形成することを特徴とする視野角制御用カラーフィルタの製造方法。 - 前記感光性樹脂層を形成した後、前記感光性樹脂層上に透明酸素遮断層を形成、その後、該透明酸素遮断層上に前記第2ブラックマトリックスを形成することを特徴とする請求項4に記載の視野角制御用カラーフィルタの製造方法。
- 前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層とした後、前記透明樹脂層上に透明酸素遮断層を形成することを特徴とする請求項4に記載の視野角制御用カラーフィルタの製造方法。
- 透明基板と、該透明基板の一方の面に接着剤層を介して配設された透明樹脂層と、該透明樹脂層の前記透明基板側に配設された第2ブラックマトリックスと、前記透明基板の他方の面に配設された第1ブラックマトリックスと複数色の着色パターンからなる着色層と、を備え、前記第1ブラックマトリックスおよび前記第2ブラックマトリックスは、延設方向が同一であり、かつ、前記透明基板を介して対向しない位置に配設された遮光パターンを有し、前記第2ブラックマトリックスは前記透明樹脂層に埋め込まれた状態である視野角制御用カラーフィルタの製造方法において、
支持体上にネガ型の感光性樹脂層を形成し、その後、該感光性樹脂層上に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第2ブラックマトリックスを形成し、その後、前記感光性樹脂層のガラス転移温度以上の温度で熱処理を施して、前記第2ブラックマトリックスを前記感光性樹脂層に埋め込むとともに、前記感光性樹脂層を硬化させて透明樹脂層として、第2ブラックマトリックスを有する透明樹脂層を支持体上に剥離可能に備えた転写シートを作製する工程と、
一方の面に、同一方向に延設された複数のパターンを少なくとも有する遮光パターンを設けて第1ブラックマトリックスが形成され、さらに、複数色の着色パターンが設けられて着色層が形成された透明基板の他方の面に、前記転写シートの前記透明樹脂層を接着剤層を介して圧着し、その後、支持体を剥離して前記透明樹脂層を透明基板に転写する工程と、を有し、
前記転写の工程では、前記第1ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンと前記第2ブラックマトリックスを構成する同一方向に延設された遮光パターンとが、延設方向を同一とし、かつ、前記透明基板を介して対向しないように位置合わせを行うことを特徴とする視野角制御用カラーフィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010060246A JP5544952B2 (ja) | 2009-04-23 | 2010-03-17 | 視野角制御用カラーフィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009104761 | 2009-04-23 | ||
JP2009104761 | 2009-04-23 | ||
JP2010060246A JP5544952B2 (ja) | 2009-04-23 | 2010-03-17 | 視野角制御用カラーフィルタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010271699A JP2010271699A (ja) | 2010-12-02 |
JP5544952B2 true JP5544952B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=43419731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010060246A Expired - Fee Related JP5544952B2 (ja) | 2009-04-23 | 2010-03-17 | 視野角制御用カラーフィルタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5544952B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6415798B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2018-10-31 | 大日本印刷株式会社 | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 |
CN102768424B (zh) * | 2012-07-02 | 2014-07-09 | 京东方科技集团股份有限公司 | 双视角显示面板及其制造方法 |
WO2014203711A1 (ja) * | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 凸版印刷株式会社 | 表示装置用基板及びこれを用いた表示装置 |
JP6232769B2 (ja) * | 2013-06-19 | 2017-11-22 | 凸版印刷株式会社 | 表示装置用基板の製造方法及び表示装置用基板、表示装置 |
JP6411389B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2018-10-24 | 大日本印刷株式会社 | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 |
CN114879417A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-08-09 | 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 | 一种显示装置和设备 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02244122A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-28 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JP2606162B2 (ja) * | 1994-10-28 | 1997-04-30 | 日本電気株式会社 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
JPH09265086A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-07 | Citizen Watch Co Ltd | 液晶表示装置用カラーフィルター及びその製造方法 |
JP2007072476A (ja) * | 2002-07-29 | 2007-03-22 | Sharp Corp | 視差バリア層付き基板の製造方法 |
JP2006123289A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Dainippon Printing Co Ltd | ガスバリア性フィルム、並びにこれを用いたカラーフィルタ及びディスプレイ |
JP2008197423A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 表示素子 |
-
2010
- 2010-03-17 JP JP2010060246A patent/JP5544952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010271699A (ja) | 2010-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5544952B2 (ja) | 視野角制御用カラーフィルタの製造方法 | |
US8421962B2 (en) | Color filter and method for manufacturing color filter | |
KR101495414B1 (ko) | 컬러 전기-광학 디스플레이 | |
JP4044090B2 (ja) | カラーフィルタ基板及びそれを備えた液晶表示装置、並びにカラーフィルタ基板の製造方法 | |
US10134780B2 (en) | Display device and manufacturing method thereof | |
JPS59137931A (ja) | カラ−光プリンタヘツド | |
CN100495185C (zh) | 图像显示装置及其制造方法 | |
KR20140027097A (ko) | 양방향 시야각 디스플레이 패널 및 그 제조 방법 | |
JP2008224930A (ja) | 表示装置とその製造方法、及び電子機器 | |
JPH07281169A (ja) | カラー液晶表示装置及びその製造方法 | |
JP3210791B2 (ja) | カラー液晶表示装置の製造方法 | |
JP3879144B2 (ja) | カラーフィルター | |
JP2004252418A (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法、カラーフィルタ基板および表示装置 | |
US10962824B2 (en) | Color filter substrate, method of producing the same, and display panel | |
JP2007212826A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタおよび液晶表示装置 | |
JP4852862B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法及びカラー液晶表示装置の製造方法 | |
US20090103024A1 (en) | Dual-View Display Panel Structure and Method for Producing the Same | |
JP2006038951A (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法、カラーフィルタ基板及び液晶表示装置 | |
US6197458B1 (en) | Color filter, production process thereof, and liquid crystal display panel using the color filter | |
US8873000B2 (en) | Color filter substrate, display panel, and method for producing color filter substrate | |
JPH11237505A (ja) | カラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法及びカラーフィルタ基板を用いた液晶パネル | |
JPH06130218A (ja) | カラ−フィルタおよび液晶表示装置 | |
JP2005249881A (ja) | カラーフィルタ | |
TW201831930A (zh) | 偏振片、偏振片的製作方法及顯示裝置 | |
JP4894415B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140415 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5544952 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |