JP5539431B2 - 変圧器設備、及び外部電力供給方法 - Google Patents
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Description
従来技術として特許文献1には、変圧器の停電回数を低減するために、ケーブルダクトの中間に絶縁板を備え、電力ケーブルを引き込む工程まで絶縁板により安全を確保しておき、2回の停電を1回に低減した変圧器ケーブル設置方法について開示されている。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、停電の回数を低減することはできるが、上記と同様に移動用電力ケーブルを外部から安全確実に接続できる構造になっていないといった問題は解決されていない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、変圧器の改修又は交換時に、移動用電力ケーブルを外部から安全確実に接続できる構造を有する変圧器設備を提供することを目的とする。
変圧器に接続された主回路導体はケーブルダクト内に設置され、負荷に接続された電力ケーブルに二次側の電力を供給している。従って、変圧器が故障して修理又は交換の必要性が生じた場合は、一旦、主回路導体と電力ケーブルとの導通を断状態として、その間、負荷には移動用変圧器から外部電力を供給して負荷を稼動状態としておく必要がある。そのとき、外部ケーブルを電力ケーブルの接続部に外部から接続できる構成としておくことが重要である。本発明では、これらのことを想定して、主回路導体と電力ケーブルとの導通を断接する断接部を備え、外部電力を供給するための外部ケーブルを電力ケーブルの接続部と接続可能に構成した。これにより、変圧器の修理又は交換を短時間で、且つ安全に行なうことができる。
また、前記主回路導体、前記電力ケーブルの接続部、及び前記断接部を内部に収容したケーブルダクトを備え、前記ケーブルダクトには、前記電力ケーブルに対して前記外部ケーブルを接続する作業用の第1の開口部を備えていることを特徴とする。
外部電力を供給するための外部ケーブルを電力ケーブルの接続部と接続可能にするためには、ケーブルダクトに予め作業が可能なように開口部を備えておく必要がある。また、その開口部は、接続作業がし易いような位置に備えておく。これにより、外部ケーブルを容易に電力ケーブルに接続することができる。
さらに、前記第1の開口部を覆うように、前記ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、前記拡張ダクトには第2の開口部が形成され、前記電力ケーブルと接続されて前記第1の開口部から外部へ突出した接続部材と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第2の開口部を介して外部から実施できるように構成されていることを特徴とする。
ケーブルダクトの第1の開口部に外部ケーブルを接続した場合、そのままでは感電の危険がある。そこで本発明では、第1の開口部を覆うように、ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、外部ケーブルの接続作業を外部から実施できるように第2の開口部を形成し、電力ケーブルと接続されて第1の開口部から外部へ突出した接続部材と外部ケーブルとの接続作業を第2の開口部を介して外部から実施できるように構成する。これにより、作業性と安全性を両立しながら、外部ケーブルの接続とその運用を行なうことができる。
外部電力を供給する方法として、移動用変圧器の外部ケーブルを電力ケーブルの接続部に接続する方法があるが、ケーブルダクトの設置場所によっては、リード線で接続した方が望ましい場合がある。このような場合に対応するために、ケーブルダクトに第3の開口部を備え、そこに例えば貫通ブッシング付鋼板によりリード線と負荷側部位とを接続する。これにより、ケーブルダクトの設置場所による対応が臨機応変に可能となる。
請求項3は、変圧器と、該変圧器の二次側電力を負荷側に供給する主回路導体と、該主回路導体からの電力を負荷側に供給する電力ケーブルの接続部と、前記主回路導体と前記電力ケーブルとの導通を断接する断接部と、を備えた変圧器設備における外部電力供給方法であって、前記断接部を断状態にすることによって前記電力ケーブルと前記変圧器との導通を遮断した状態で、外部電力を供給するための外部ケーブルを前記電力ケーブルの接続部と接続することを特徴とする。
また、前記主回路導体、前記電力ケーブルの接続部、及び前記断接部を内部に収容したケーブルダクトを備え、前記ケーブルダクトには、前記電力ケーブルに対して前記外部ケーブルを接続する作業用の第1の開口部を備えていることを特徴とする。
さらに、前記第1の開口部を覆うように、前記ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、前記拡張ダクトには第2の開口部が形成され、前記電力ケーブルと接続されて前記第1の開口部から外部へ突出した接続部材と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第2の開口部を介して外部から実施できるように構成されていることを特徴とする。
請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項2と同様の作用効果を奏する。
また、ケーブルダクトに予め作業が可能なように開口部を備えておくので、外部ケーブルを容易に電力ケーブルに接続することができる。
また、第1の開口部を覆うように、ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、外部ケーブルの接続作業を外部から実施できるように第2の開口部を形成し、電力ケーブルと接続されて第1の開口部から外部へ突出した接続部材と外部ケーブルとの接続作業を第2の開口部を介して外部から実施できるように構成するので、作業性と安全性を両立しながら、外部ケーブルの接続作業を行なうことができる。
また、ケーブルダクトに第3の開口部を備え、そこに例えば貫通ブッシング付鋼板によりリード線と負荷側部位とを接続することにより、ケーブルダクトの設置場所による対応が臨機応変に可能となる。
外部電力を供給するための外部ケーブル14を電力ケーブル15の接続部12と接続可能にするためには、ケーブルダクト4に予め作業が可能なように第1の開口部10を備えておく必要がある。また、その第1の開口部10は、接続作業がし易いような位置に備えておく。これにより、外部ケーブル14を容易に電力ケーブル15に接続することができる。
また、外部電力を供給するための外部ケーブル14を電力ケーブル15の接続部12と接続可能にするためには、ケーブルダクト4に予め作業が可能なように第2の開口部11を備えておく必要がある。また、その第2の開口部11は、接続作業がし易いような位置に備えておく。これにより、外部ケーブル14を容易に電力ケーブル15に接続することができる。
外部電力を供給する方法として、図1に示すように、図示しない移動用変圧器の外部ケーブル14を電力ケーブル15の接続部12に接続する方法があるが、ケーブルダクト4の設置場所によっては、リード線19で接続した方が望ましい場合がある。このような場合に対応するために、ケーブルダクト4に第3の開口部20を備え、そこに例えば貫通ブッシング付鋼板23によりリード線19と負荷側部位8aとを接続する。これにより、ケーブルダクト4の設置場所による対応が臨機応変に可能となる。
また、ケーブルダクト4に予め作業が可能なように第1の開口部10を備えておくので、外部ケーブル14を容易に電力ケーブル15に接続することができる。
また、第1の開口部10を覆うように、ケーブルダクト4の外面に拡張ダクト9を備え、外部ケーブル14の接続作業を外部から実施できるように第2の開口部11を形成し、電力ケーブル15と接続されて第1の開口部10から外部へ突出した接続部材16と外部ケーブル14との接続作業を第2の開口部11を介して外部から実施できるように構成するので、作業性と安全性を両立しながら、外部ケーブル14の接続作業を行なうことができる。
また、ケーブルダクト4に第3の開口部20を備え、そこに例えば貫通ブッシング付鋼板23によりリード線19と負荷側部位8aとを接続することにより、ケーブルダクト4の設置場所による対応が臨機応変に可能となる。
Claims (4)
- 変圧器と、該変圧器の二次側電力を負荷側に供給する主回路導体と、該主回路導体からの電力を負荷側に供給する電力ケーブルの接続部と、前記主回路導体と前記電力ケーブルとの導通を断接する断接部と、を備えた変圧器設備であって、
前記主回路導体、前記電力ケーブルの接続部、及び前記断接部を内部に収容したケーブルダクトを備え、
前記ケーブルダクトには、前記電力ケーブルに対して前記外部ケーブルを接続する作業用の第1の開口部を備え、
前記第1の開口部を覆うように、前記ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、
前記拡張ダクトには第2の開口部が形成され、前記電力ケーブルと接続されて前記第1の開口部から外部へ突出した接続部材と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第2の開口部を介して外部から実施できるように構成され、
前記断接部を断状態にすることによって前記電力ケーブルと前記変圧器との導通を遮断した状態で、外部電力を供給するための外部ケーブルを前記電力ケーブルの接続部と接続可能に構成したことを特徴とする変圧器設備。 - 前記ケーブルダクトには第3の開口部が形成され、前記断接部において分断された前記主回路導体の前記負荷側部位と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第3開口部を介して外部から実施できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器設備。
- 変圧器と、該変圧器の二次側電力を負荷側に供給する主回路導体と、該主回路導体からの電力を負荷側に供給する電力ケーブルの接続部と、前記主回路導体と前記電力ケーブルとの導通を断接する断接部と、を備えた変圧器設備における外部電力供給方法であって、
前記主回路導体、前記電力ケーブルの接続部、及び前記断接部を内部に収容したケーブルダクトを備え、
前記ケーブルダクトには、前記電力ケーブルに対して前記外部ケーブルを接続する作業用の第1の開口部を備え、
前記第1の開口部を覆うように、前記ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを備え、
前記拡張ダクトには第2の開口部が形成され、前記電力ケーブルと接続されて前記第1の開口部から外部へ突出した接続部材と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第2の開口部を介して外部から実施し、
前記断接部を断状態にすることによって前記電力ケーブルと前記変圧器との導通を遮断した状態で、外部電力を供給するための外部ケーブルを前記電力ケーブルの接続部において前記電力ケーブルと接続することを特徴とする変圧器設備における外部電力供給方法。 - 前記ケーブルダクトには第3の開口部が形成され、前記断接部において分断された前記主回路導体の前記負荷側部位と前記外部ケーブルとの接続作業を前記第3の開口部を介して外部から実施することを特徴とする請求項3に記載の変圧器設備における外部電力供給方法。
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