JP5536597B2 - 血圧計 - Google Patents
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
そこで、本発明は、上記課題を解消するために、座位、仰臥状態または横臥状態で被測定者が落ち着き安静状態になった時点で血圧を測定することで、正確な血圧測定ができる血圧計を提供することを目的とする。
上記構成によれば、検出用空気袋から得られる変動信号が予め定めた閾値の範囲にある場合には被測定者が安静状態にあり血圧測定動作を開始でき、被測定者が落ち着き安静状態になった時点で血圧値を測定することで、正確な血圧測定ができる。
上記構成によれば、制御部は、被測定者が上半身を立てた状態にあるのか寝た状態にあるのかを判断して、それぞれの状態における血圧値を得ることができる。
好ましくは、前記傾きセンサは、加速度センサまたは光検出器であることを特徴とする。
上記構成によれば、腕帯部に傾きセンサを配置するだけですむので、腕帯部の大型化や腕帯部が重くなることを防ぐことができる。
好ましくは、前記前記被測定者が上半身を立てた状態にあるのか前記被測定者が寝た状態にあるのかを示す表示部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、表示部により上半身を立てた状態にあるのか前記被測定者が寝た状態にあるのかを明示できる。
上記構成によれば、検出用空気袋は上腕の動脈の付近に対応させて正確な血圧測定が行える。
好ましくは、前記腕帯部を構成している外布は、円周方向及び長手方向に非伸縮性である材料で形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、血圧測定しない場合に、腕帯部は血圧計本体から取り外して、折り畳んでおくことができ、省スペース化が図れる。
図1は、本発明の血圧計の実施形態の全体を示す斜視図である。図2(A)は、図1に示す血圧計の血圧計本体を左後ろ側から見た斜視図である。図2(B)は、図1に示す血圧計の血圧計本体を右後ろ側から見た斜視図である。
図1に示す血圧計1は電子血圧計ともいい、この血圧計1では、腕帯部2と血圧計本体10は別体になっており、図1と図2に示す血圧計本体10から図1に示す腕帯部2を分離して使用する。
この血圧計1は、腕帯部と本体部が一体となった一体型血圧計と違い、被測定者が座っていて上半身が起立している状態(あるいは座位)にて血圧測定する時と、寝ている状態(横になっている状態)にて血圧測定する時に、血圧計本体10の設置場所が被測定者から前方に離れていても、腕帯部2を上腕Tに装着することで、背を伸ばして腹圧の掛からない状態で血圧測定が可能である。
K音検出用空気袋50はK音を検出するための空気袋であり、K音は、腕帯部2の阻血用空気袋14の内圧を最高血圧以上に上げて血管を一旦圧閉した後、内圧を徐々に下げて内圧が最高血圧以下になり、血管が開き始めると発生し、内圧が最低血圧以下になり、血管の圧閉が消失するまでの間検出できる音信号である。
加速度センサ400は、腕帯部2の角度を検出するセンサであり、被測定者の上半身が起立している状態(立った状態あるいは座った状態)にて血圧測定する時の第1血圧測定状態と、寝ている状態(横になっている状態)にて血圧測定する時の第2血圧測定状態を検出するのに用いられる。加速度センサ400としては、例えば静電容量検出方式やピエゾ検出方式等のものが採用できる。
ここで、ピエゾ検出方式のセンサの場合、検出値が周囲温度により変化する温度特性があるが、後述する温度センサの値を利用して、例えば制御部120により、あらかじめ用意したテーブルデータで補正するようにしてもよいし、センサ自体に温度補償手段を備えたものを使用してもよい。
図3(A)は、腕帯部2の内部構造例を示す断面図であり、図3(B)は、腕帯部2を折り畳んだ状態を示す正面図であり、図3(C)は、腕帯部2を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図1と図3に示すように、腕帯部2は、外周方向に沿っては切れ目のない筒状の部材であり、所定(一定)の長さの外周を有していて、この腕帯部2の中に被測定者の上腕Tを通すことができるようになっている。
図3(B)と図3(C)に示すように、腕帯部2は被測定者が簡単に折り畳むことができる柔軟性を有し、図1と図3(A)に示すように、例えば外布16と、内布17と、上腕Tを阻血するための阻血用空気袋14と、K音信号を検出する2つのK音検出用空気袋50と、腕帯部2の傾きを検出するための傾き検出センサの一例としての加速度センサ400を有している。
2つのK音検出用空気袋50は、好ましくは腕帯部2の長手方向(軸方向)の中間位置よりも開口部11P側寄りの位置(肩側寄りではなく、手指より側の位置)に配置するのが良い。このようにすることで、2つのK音検出用空気袋50のいずれかを上腕Tの動脈に対応する部分に当てることができる。
これにより、腕帯部2に対して開口閉鎖部材30を設けることで、被測定者が腕帯部2に対して手先を通して血圧測定をしようとする際に、閉じている開口部11P側からは手先を通すことが無く、開いている開口部11R側から迷わずに手先を通すことができる。このため、被測定者が腕帯部2に対して誤って手先を開口部11P側から逆挿入してしまうことを防止することができる。もし、被測定者が腕帯部2に対して開口部11P側から逆挿入してしまうと、K音検出用空気袋50が上腕Tの動脈に適切に当たらなくなり、正確に血圧測定ができなくなる。また、腕帯部2に対して開口閉鎖部材30を設けることで、腕帯部2を使用しない時に折り畳むのが容易にできる。
図1と図2に示すように、血圧計本体10は、筐体部60と、表示面部61と、腕帯部2の保持部62を有している。筐体部60と表示面部61と保持部62は、電気絶縁性を有する材料、例えばプラスチックにより作られている。表示面部61は、筐体部60の前面側に設けられ、被測定者が表示部63に表示される表示内容が見やすいように傾斜角度θを60度程度に傾斜されている。
図2(A)と図2(B)に示すように、筐体部60は、側面部68,69と、背面66と、破線で示す前面側開口部70と、筐体部60から突出して設けられた上面部71と、底部72を有している。
図1に示すように、表示面部61は、表示部63と、透明な例えばアクリル板のような保護板64と、枠状の保持部材65を有している。表示部63は保持部材65により保持され、保護板64は保持部材65に固定されて表示部63の表面を保護している。この保持部材65は、筐体部60の破線で示す前面側開口部70に対して着脱可能に装着されている。この保持部材65を筐体部60から取り外すことにより、筐体部60の破線で示す前面側開口部70を通じて筐体部60の内部を露出させることができる。
腕帯部の保持部62は、保持面62Aと脚部62Bを有している。筐体部60の下部側には、差込口67が形成されている。脚部62Bの先端部62Cは、この差込口67に挿入されることにより、腕帯部の保持部62は、筐体部60の背面66側に着脱可能に取り付けることができる。保持面62Aと筐体部60の背面66の間には、折り畳まれた腕帯部2を着脱可能に収納することができる。これにより、被測定者が腕帯部2を使用しない場合には、折り畳まれた腕帯部2を容易にしかも確実に収納することができる。被測定者が血圧測定しない場合に、腕帯部2が筐体部60の背部にあるので、被測定者は、腕帯部2により邪魔されることなく、表示部63の表示内容例えば時間や室温等を目視で確認できるので、血圧測定に適した温度(環境温度)であるか否か容易に確認でき、更には、血圧計1の見栄えを良くすることができる。このため、血圧計本体10は、使用しない時には例えば時計としてリビングルーム等に飾っておくことができる。
一方、エアプラグ6の構造例は、図5に示している。図5(A)は、エアプラグ6の外観を示す斜視図であり、図5(B)は、エアプラグ6の内部構造例を示す断面図である。
図5(A)に示すように、エアプラグ6は例えばプラスチックにより作られており、筐体6Aと、接続筒部6B、6Cと、接続ガイド部6Dを有する。接続筒部6Bは、エアチューブ5に、接続筒部6Cは、エアチューブ4に、それぞれ対応している。接続筒部6Bは、外径が3.5〜5mm、好ましくは外径4mm、長さDE4が9〜11mm、好ましくは10mm、接続筒部6Cも、接続筒部6Bと同様の寸法で、外径が3.5〜5mm、好ましくは外径4mm、長さDE4が9〜11mmに形成されている。また、接続筒部6Bと接続筒部6Cの中心間距離D3は、10〜11mm、好ましくは、10.5mmとなっている。このような寸法とすることで、エアプラグ6の接続筒部6B、接続筒部6Cをエアプラグ差込口73に対して差し込んだり、取り外したりするのを容易にできる。また、筐体6Aの適所にリブ、溝、凹凸6Hを設けることで、エアプラグ6の接続筒部6B、接続筒部6Cをエアプラグ差込口73に差し込んだり、取り外したりするのを容易にできる。
図2(A)に示すように、筐体部60の上面に突出して設けられた上面部71には、筐体部60の正面に向かって、右側から、開始/停止スイッチ88、メモリ―ボタン88M、時刻設定/メモリ―消去ボタン88Tの各種の操作ボタンが配置されている。この開始/停止スイッチ88は、他のスイッチより大きく(幅広)に形成され、被測定者が押すことにより血圧計1の血圧測定動作を緊急に停止させる緊急停止スイッチ機能と、被測定者が押すことにより阻血用空気袋14と2つのK音検出用空気袋50の圧力を緊急に強制排気させる緊急排気スイッチの機能と、被測定者が押すことにより制御部の動作をリセットさせる制御部のリセット機能を兼ねている。
図7(A)は、蓋体91を開けて電池収納部90内に4本の単3形電池93が収納されている状態を示し、図7(B)は、電池収納部90内から4本の単3形電池93が取り除かれた状態を示している。4本の単3形電池93は、血圧計1の駆動電源であるが、乾電池(一次電池)であっても充電池(二次電池)であっても良い。電池のサイズは、単3形電池に限らず、他の大きさの電池、例えば単2形電池であっても良い。電池の本数は、4本に限らず、例えば6本以上であっても良い。
電池収納部90と蓋体91は、底部72の幅方向M及び長さ方向Nに関してそれぞれ中央部に設けられている。つまり、電池収納部90と蓋体91は、底部72のほぼ中央位置に設けられている。これにより、内蔵される複数本の単3形電池93が、筐体部60の中心位置に配置できるので、筐体部60の底部72を置いた場合に、これらの電池の重みにより、血圧計本体10は転倒しないように安定して置くことができ、血圧計本体10の安定性を得ることができ、血圧測定が安定して行える。
これにより、図8(A)に示すように、電池収納用凹部94内に4本の単3形電池93が収納された状態で、被測定者が指で矢印H方向に単3形電池93の負極側を押すことにより、図8(B)に示すように単3形電池93の負極側が傾斜部97内に押し込まれるので、単3形電池93の正極側は電池収納用凹部94内から矢印K方向に持ち上げることができる。従って、被測定者が電池交換する時に電池の取り外しが容易に行え、電池収納部内から電池が不用意に突然飛び出して落としてしまうといったことが生じない。
なお、図7に示すように、蓋体91の内面には、傾斜部97に対応する位置に「押す」及び「矢印」表示99が配置されている。これにより、図7(A)に示すように、被測定者が電池交換する際に、電池収納用凹部94,95にそれぞれ単3形電池93が収納されていても、被測定者は電池を押すべき位置を簡単に知ることができ、電池を取り出して電池交換が容易になる。さらに、電池収納部90の長手方向に仕切りを設けて2室として単3形電池93が2個ずつ並列に収納されるようにすることで、電池交換する時に電池の取り外しが更に容易になる。
隔壁101は、筐体部60内において筐体部60と一体的に形成されている。隔壁101は、後で説明する加圧手段としての2つの駆動ポンプ110と、減圧手段としての制御バルブ111と排気バルブ112とを、回路基板100の制御部120から隔離するために設けられている。この隔壁101を設けることにより、加圧手段である駆動ポンプ110と、減圧手段としての制御バルブ111と排気バルブ112とを、回路基板100の制御部120から距離的に離すことができ、例えば駆動ポンプ110が動作するときに生じる熱が、回路基板100の制御部120に伝わりにくくなり、回路基板120上に搭載されている要素は熱の影響を受けにくい。
図12は、2つの駆動ポンプ110と、制御バルブ111と排気バルブ112と、接続配管系と、その他の要素を示している。図12に示すように、制御バルブ111と排気バルブ112は、ジャバラ管121を介してマニホールド122の第1マニホールド部122Aの一端部に接続されている。また、2つの駆動ポンプ110は、ジャバラ管121を介してマニホールド122の第1マニホールド部122Aの一端部に接続されてい・BR>驕B第1マニホールド部122Aの他端部は、第2マニホールド部122Bの一端部に接続されている。
第2マニホールド部122Bの途中には、可撓性のシリコンチューブのようなチューブ123の一端部が接続されている。このチューブ123の他端部であって自由端124の途中には、コンデンサマイクロフォン125が内蔵して設けられている。コンデンサマイクロフォン125を用いることにより、圧電マイクロフォンを用いるのに比べて低い周波数の音を検出することができる。これにより、チューブ123として例えばシリコンチューブを用いることにより、例えばスピーカ85が発生する音や、開始/停止スイッチ88等の各種の操作ボタンの操作に伴い発生する音等のノイズがコンデンサマイクロフォン125に達するのを防ぐことができ、低い周波数であるコロトコフ音を確実に検出でき、正確な血圧測定が行える。
なお、図12に示すように、コンデンサマイクロフォン125は、チューブ123の途中に形成された分岐部分123D内に配置しても良い。
抵抗チューブ129A,129Bの内径は、チューブ127と接続筒126Aの内径よりも小さく、抵抗チューブ129A,129Bの端部はチューブ127と接続筒126A内に挿入することで接続されている。
また、可撓性を有するチューブ123内にも、円周方向に弾性を有する金属製の割りピンのような接続管134を配置することができる。接続管134は、長さが12mm、外径4〜4.5mm、内径3〜4mmである。これにより、可撓性を有するチューブ123であるにもかかわらずつぶれることが無く、確実にコンデンサマイクロフォン125に対して、ノイズが除去されたエアを供給することができる。接続管134は、長さが12mmより長いと、実装しづらくなる。また、長さが8mmより短いと、チューブ123の揺動の影響を受ける。また、外径が4.5mmより大きいと、実装しづらくなる。
図13(A)と図13(B)に示すように、腕帯部2は、阻血用空気袋14と、K音信号を検出する2つのK音検出用空気袋50を有している。阻血用空気袋14と2つのK音検出用空気袋50は、例えば透明のプラスチックシート、一例としてポリウレタンシートにより形成されている。2つのK音検出用空気袋50は、阻血用空気袋14の内面側に例えば両面粘着テープまたは接着剤により固定されており、図1に示すように2つのK音検出用空気袋50は互いに離れている。
なお、K音検出用空気袋50が阻血用空気袋14の内側面に少なくとも2つ配置されているのは、左右のいずれの上腕においても測定可能にするためであり、K音検出用空気袋50を上腕Tの動脈位置に位置させることができる。また、このK音検出用空気袋50が動脈の位置からラジアル方向にずれて装着された場合でも、一方のK音検出用空気袋50が、上腕TのK音の伝達効率が高い上腕筋部位に配置できる。
このエアフィルタ130の抵抗チューブ129Bが設けられているのは、次の理由からである。血圧測定時に2つのK音検出用空気袋50からのエアチューブ5を通じて得られるK音が、抵抗チューブ129Bを設けることによりエアチューブ4側に漏れないようにして、コンデンサマイクロフォン125側に小さなK音を音圧が低下しないようにきれいに導けるようにするためである。
図14において、制御バルブ111と2つの駆動ポンプ110を作動して、図13に示す阻血用空気袋14にエアを供給して上腕を時点t1まで加圧して、その後制御バルブ111が作動して阻血用空気袋14内のエア圧を傾きが一定になるように減圧させていく。この減圧させる途中では最高血圧と最低血圧を検出して、その後排気バルブ112を作動して阻血用空気袋14と2つのK音検出用空気袋50内のエアを抜く。このように、血圧測定中に、上腕を加圧して減圧すると制御バルブ111から作動音が生じるので、この作動音がエアチューブ4を通じてコンデンサマイクロフォン125に伝わるのを抑制するために、抵抗チューブ129Aが設けられている。
図15に示すように、腕帯部2の阻血用空気袋14は、エアチューブ4を通じて、血圧計本体10内のエアフィルタ130、圧力検出部(圧力センサ)140、2つの駆動ポンプ110、制御バルブ111、そして排気バルブ112に接続されている。K音信号を検出するK音検出用空気袋50は、エアチューブ4を通じて、血圧計本体10内のコンデンサマイクロフォン125に接続されている。圧力検出部(圧力センサ)140は、腕帯部2内の圧力を検出する。K音検出用空気袋50は、図15に示すように2つ(上腕に腕帯部を装着したときに円周方向で対向位置になる)設けることで、K音を的確に検出できるが、1つでもよい。
加速度センサ400は、腕帯部2の傾きを検出するための傾き検出センサの一例であるが、加速度センサ400の電気配線401は、電気接続端部402と電気接続穴73Kを通じて、血圧計本体1内の制御部120に対して電気的に接続されている。これにより、腕帯部2の姿勢角度信号SSが、制御部120に送られるようになっている。なお、この加速度センサ400は、好ましくは3軸加速度センサを用いることで、被測定者が血圧測定している状態(測定姿勢や安定状態)を、より精度よく検出できる。
制御部120は、各要素の制御を行う制御手段であり、駆動部150に指令を与えることにより駆動ポンプ110を駆動制御する。制御部120は、駆動部151に指令を与えることにより制御バルブ111、排気バルブ112を駆動制御する。
制御部120は、圧力検出部140に内蔵された温度センサ180から得られた測定数値により血圧計1の周囲温度、例えば血圧計1が置かれた場所の室温として、表示部63には温度表示182を表示できる。その他に、表示部63には、時刻表示183、最高血圧値表示184、最低血圧値表示185を表示することができる(図19(A)参照)。
さらに、図16(A)に示すように、表示部63は、被測定者Mの上半身が起立している状態(座位)での血圧測定時の第1血圧測定状態SP1の姿勢表示500を、制御部12の指令により表示できる。あるいは図16(B)に示すように、表示部63は、被測定者Mが寝ている状態(横になっている状態;横臥または仰臥)での血圧測定時の第2血圧測定状態SP2の姿勢表示500を、制御部12の指令により表示できる。
また、図16(B)に示すように、第2血圧測定状態SP2で血圧測定を行っている状態では、加速度センサ400が水平線HLに対して第1角度θ1よりもかなり小さい角度θ2を検出して、加速度センサ400は制御部120に対して腕帯部2の姿勢角度信号SSを送ることにより、制御部120は表示部63に対して血圧測定時の第2血圧測定状態SP2の姿勢表示501を表示させる。このように、表示部63には、第1血圧測定状態SP1の姿勢表示500あるいは第2血圧測定状態SP2の姿勢表示501を表示できるので、被測定者は目視で測定状態を確認できる。
図15に示すように、すでに説明したOSCアンプ162は、K音信号を検出するK音検出用空気袋50からコンデンサマイクロフォン125により検出した脈波信号を増幅して制御部120に供給されている。制御部120は、この脈波信号(圧脈波による信号)の変動に対応して、この被測定者の安静状態レベル表示部540は、脈波信号の大小に対応して、被測定者の安静状態のレベルを液晶によるバー表示できる。
また、被測定者が血圧測定時に体動(身体が動くこと)することなく、脈波信号GLが閾値RLLの範囲と同じか閾値RLLの範囲よりも小さく振れている場合には、制御部120は被測定者が安定状態ST2であると判断するようになっている。
K音検出用空気袋50は、腕帯部2に配置されて血圧計本体10内の駆動ポンプ110から空気を供給され上腕Tの動脈の変動信号を検出するための検出用空気袋の例である。つまり、制御部120は、K音検出用空気袋50からの変動信号である脈波信号GLが予め定めた閾値RLLの範囲にある場合には被測定者が安静状態にあり血圧測定動作を開始可能にし、変動信号である脈波信号GLが閾値RLLの範囲を超えた場合には被測定者が非安静状態あると判断して血圧測定動作の開始ができないようにする。
これにより、検出用空気袋であるK音検出用空気袋50から得られる変動信号が予め定めた閾値RLLの範囲にある場合には被測定者が安静状態にあり血圧測定動作を開始でき、被測定者が落ち着き安静状態になった時点で血圧値を測定することで、正確な血圧測定ができる。
図18(A)に示すように、制御部120は、中央処理部(CPU)170と、第1クロック発生部171と、第2クロック発生部172を有している。中央処理部(CPU)170は、開始/停止スイッチ88と、第1クロック発生部171と第2クロック発生部172に電気的に接続されている。第1クロック発生部171は、中央処理部170を駆動するための基準クロックを発生して中央処理部170に供給し、例えばATカット型の水晶発振器を用いており、発振周波数は32KHzである。第2クロック発生部172は、例えばレゾネータであり、制御バルブ111と排気バルブ112の動作の基準周波数を供給する。第2クロック発生部172の発振周波数は例えば8MHzであり、第1クロック発生部171の発振周波数に比べて高い。
また、例えば、被測定者は、図18(A)に示す開始/停止スイッチ88を押すことで、図1に示す血圧計1により血圧測定を開始して腕帯部2により上腕Tを加圧したが、例えば中央処理部170の動作が暴走して上腕にかかる力が大きすぎると被測定者が感じた場合に、すぐに被測定者が、血圧計1による血圧測定動作を緊急に停止するために、もう一度開始/停止スイッチ88を押すことで、駆動ポンプ110を停止させて排気バルブ112を動作させて腕帯部2内のエアと阻血用空気袋14と2つのK音検出用空気袋50内のエアを急排気して上腕Tに与えている圧力を解除する。このように、1つの開始/停止スイッチ88が、血圧測定動作を開始するために動作開始スイッチと、血圧測定動作を停止するために押すスイッチと、緊急停止スイッチ機能と、緊急排気スイッチの機能を兼ねているので、開始/停止スイッチ88を設ければ、緊急停止スイッチや緊急排気スイッチを別途設ける必要が無く、中央処理部170の暴走による血圧測定時の不都合を防止できる。
図18(B)に示すように、開始/停止スイッチ88がリセット後に、再度スイッチオン信号RMが中央処理部170に入ると、第1クロック発生部171のクロックの発生動作はスイッチオン信号RMから時間T1をかけて徐々に立ち上がる。このように、第1クロック発生部171の動作の立ち上がりは時間T1かかり、この時間T1の間は中央処理部170を駆動するクロックが与えられず、時間T1だけ中央処理部170の動作が遅れることになる。
これにより、第1クロック発生部171に加えて第2クロック発生部172を用いることで、この第2クロック発生部172のクロック信号CS2が、第1クロック発生部171のクロック信号CS1に先立って中央処理部170に供給されるので、短縮時間T3だけ早く中央処理部170の時刻の遅れを補正することができる。すなわち、開始/停止スイッチ88を複数回押しても中央処理部170の時刻ができるだけ遅れないように補正でき、時刻の遅れを防ぐことができる。すなわち、開始/停止スイッチ88を繰り返して押しても、測定動作の開始と停止がなされた時の制御部120の時刻が補正でき、時刻が遅れることが無くなる。
この時間T2は時間T1に比べてかなり小さな値であり、時間T1は例えば100msec〜1secであり、時間T2は例えば数msec〜数10msecである。
図19(A)では、圧力検知部140が温度センサ180を内蔵している例を示している。圧力検知部140は、圧力測定の際に圧力値の温度補正処理を行うために、予め温度センサ180を備えている。この温度センサ180が、測定数値を制御部120に供給する。制御部120は、温度センサ180から得られた測定数値により、温度信号LS1を表示部63に送り、血圧計1の周囲温度、例えば血圧計1が置かれた場所の室温として、表示部63には時刻表示183、最高血圧値表示184、最低血圧値表示185とともに、温度表示182を表示することができる。
これにより、図19(A)と図19(B)のいずれの場合でも、血圧計1の周囲温度を測定するために、別途サーミスタ等の温度センサを設ける必要がなくなり、部品点数を減らすことができる。
また、図9に示すように、制御部120と圧力検知部140は、駆動ポンプ110に対して隔壁101により離して設けられているので、駆動ポンプ110が動作する際に生じる熱により温度上昇してしまうという問題が無くなり、温度センサ180あるいは温度センサ181は、血圧計1の周囲温度を正確に検知することができる。なお、例えば、就寝時の温度よりも翌朝の温度が、一例として10℃下がっている場合には、制御部120は、図1のスピーカ85を通じて10℃下がっていると、被測定者に対して音声ガイドをすることができる。
図17(B)のステップSV1では、図1に示すように、被測定者の上腕Tに腕帯部2を装着すると、開口部11Pは手指側に位置され、反対側の開口部11Rは肩側に位置される。腕帯部2は、被測定者の肘よりも上の上腕Tに保持され、一方のK音検出用空気袋50が上腕Tの動脈に対応する位置に位置決めされることで、K音を的確に検出できる。
一方、時間が経過して被測定者が落ち着くことで非安静状態から安静状態になると、図17(A)に示す脈波信号GLが閾値RLLと同じか閾値RLLよりも小さく振れている場合には、制御部120は被測定者が安定状態(安静状態)ST2であると判断する。このように制御部120が、被測定者の状態が安定状態ST2、すなわち被測定者が安静状態であると判断すると、図17(B)のステップSV3では、制御部120は、図15に示す駆動部150,151を駆動開始させることで、被測定者は血圧計本体10を用いて血圧測定動作を開始することが可能になる。
詳細には、図17(B)のステップSV5では、図16(A)に示すように、被測定者Mの上半身が起立している状態(例えば座位状態あるいは立ち状態)での血圧測定時の第1血圧測定状態SP1で血圧測定を行っている状態では、加速度センサ400が水平線HLに対して鋭角の第1角度θ1(水平線に対して90度より小さい角度)を検出して、加速度センサ400は制御部120に対して腕帯部2の姿勢角度信号SSを送ることにより、制御部120は表示部63に対して血圧測定時の第1血圧測定状態SP1の姿勢表示500を表示する。この第1血圧測定状態SP1において、血圧計本体10の制御部120は、最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)を測定して、図16(A)に示すように最高血圧値表示184と最低血圧値表示185を表示できる。なお、測定された最高血圧,最低血圧は、それらが測定された日時,測定された時の周囲温度,測定された時の姿勢(座位か横臥または仰臥)と対応づけして、記憶部(不図示)に記憶しておき、表示部63にトレンド表示できるようにしている。
図20に示す血圧計1の腕帯部2は、図1に示す腕帯部2に配置された加速度センサ400に代えて、傾き検出センサの別の例としてのLEDや赤外線による発光・受光素子を用いた光検出器600が配置されている。図21に示すように、この光検出器600は、電気配線601を介して血圧計本体10の制御部120に対して電気的に接続されている。光検出器600は、例えば、発光ダイオードのような光発生部603とフォトダイオードとしての光検出部604を有している。光検出器600は、図1に示すように腕帯部2を上腕Tに対して装着した状態で、腕帯部2の下側に位置する箇所に配置することが望ましい。
このように、図1に示す加速度センサ400を用いて腕帯部2の姿勢角度を検知するのに代えて、光検出器600を用いて腕帯部2の姿勢角度を検知することも可能である。
傾きセンサとしてすでに説明した加速度センサまたは光検出器を使用することにより、腕帯部に傾きセンサを配置するだけで済むので、腕帯部の大型化や重くなることを防ぐことができる。
図22(B)に示すように、被測定者が例えば腕帯部2に左腕を挿入して血圧測定をする際には、指挿入部233Bと外布16の間に指Fを通して腕帯部2を確実に保持して、腕帯部2を左腕に沿ってV方向に移動することができる。これにより、上腕Tに対して腕帯部2の装着が容易にしかも確実にできるばかりでなく、つまみ部分233Aを見ることで腕帯部2の装着方向が明確になるので、開口11R側から迷わずに手先を通すことができる。このため、被測定者が腕帯部2に対して誤って手先を開口部11P側から逆挿入してしまうことを防止することができる。すなわち、被測定者が腕帯部を上腕に対して誤って逆方向に装着することを容易に防止でき、被測定者が腕帯部を上腕に対して正しい方向に装着して正しい血圧測定をすることができる。
これにより、検出用空気袋から得られる変動信号が予め定めた閾値の範囲にある場合には被測定者が安静状態にあり血圧測定動作を開始でき、被測定者が落ち着き安静状態になった時点で血圧を測定することで、正確な血圧測定ができる。
傾きセンサは、加速度センサまたは光検出器である。これにより、腕帯部に傾きセンサを配置するだけで済むので、腕帯部の大型化や腕帯部が重くなることを防ぐことができる。
被測定者が上半身を立てた状態にあるのか被測定者が寝た状態にあるのかを示す表示部を有する。これにより、表示部により上半身を立てた状態にあるのか被測定者が寝た状態にあるのかを明示できる。
腕帯部を構成している外布は、円周方向及び長手方向に非伸縮性である材料で形成されている。これにより、血圧測定しない場合に、腕帯部は血圧計本体から取り外して、折り畳んでおくことができ、省スペース化が図れる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形例を採用することができる。
図3に示す腕帯部2の開口閉鎖部材30は、面ファスナーに限らず、例えば一方の部材としてS極のマグネットを用い、他方の部材としてN極のマグネットを用いることもできる。また、図19に示すように、外布(不図示)の外側をほぼ囲包するように、外側が剛性を有し、取っ手を備えたプラスチック製の筐体2aを設けてもよい。
図23において、図15と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図15に示すブロック図と異なる点は、コロトコフ音を検出するためのマイクロフォンを設けず、圧力センサ150により、阻血用空気袋14の圧力と脈波検出用空気袋250の圧脈波を検出し、この圧脈波と阻血用空気袋14の圧力から最高血圧(収縮期血圧)、最低血圧(拡張期血圧)を演算する点である(いわゆるオシロメトリック方式)。なお、脈波検出用空気袋250は、1つであってもよいし、脈波検出の精度を高めるために、上腕に腕帯部が装着されるか、上腕を腕帯部に挿入したときに円周方向の対向位置になるように2つ設けてもよい。
また、図15において、K音信号を検出するK音検出用空気袋50を1つとしてもよい。また、図23において、脈波検出用空気袋250を設けずに、阻血用空気袋14の圧力をエアフィルタ130を介して圧力センサ140に伝達して、圧脈波を含む阻血用空気袋14の圧力から、最高血圧と最低血圧を演算するようにしてもよい。
腕帯部を構成している外布は、円周方向及び長手方向に非伸縮性である材料で形成し、変形可能であるが伸縮性が非常に低いかほとんどない布部材である。こうすることで、血圧測定しない場合に、エアプラグを血圧計本体から取り外して、折り畳んでおくことができ、省スペース化が図られる。また、外布のほぼ全体を、剛性を有し、取っ手を備えたプラスチック製の筐体で囲包していてもよい。こうすることで、血圧測定時に、上腕に腕帯部が装着・BR>オやすくなる。
Claims (6)
- 被測定者の上腕に装着される腕帯部と、血圧測定時に前記腕帯部と接続される血圧計本体を備え、前記腕帯部に配置されて前記血圧計本体内のポンプから空気を供給されることで前記上腕を加圧する阻血用空気袋と、前記腕帯部に配置されて前記血圧計本体内のポンプから空気を供給され前記上腕の動脈の変動信号を検出するための検出用空気袋とを有する血圧計であって、
前記検出用空気袋からの変動信号が予め定めた閾値の範囲にある場合には前記被測定者が安静状態にあり血圧測定動作を開始可能にし、前記変動信号が前記閾値の範囲を超えた場合には前記被測定者が非安静状態あると判断して前記血圧測定動作の開始ができないようにする制御部を有することを特徴とする血圧計。 - 前記変動信号は、前記動脈から得られる脈波信号であり、前記腕帯部は、前記腕帯部の傾きを検知して前記制御部により前記被測定者が上半身を立てた状態にあるのか前記被測定者が寝た状態にあるのかを判断させるための傾き検出センサを有することを特徴とする請求項1に記載の血圧計。
- 前記傾き検出センサは、加速度センサまたは光検出器であることを特徴とする請求項2に記載の血圧計。
- 前記前記被測定者が上半身を立てた状態にあるのか前記被測定者が寝た状態にあるのかを示す表示部を有することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の血圧計。
- 前記腕帯部は一定の周囲長さを有する筒状の部材であり、前記検出用空気袋は、前記腕帯部の一方の開口部側寄りの位置に対向して配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の血圧計。
- 前記腕帯部を構成している外布は、円周方向及び長手方向に非伸縮性である材料で形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の血圧計。
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