JP5536538B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
ところで、ベルト補強層のコードを、ジグザグ状、波形状等の迂曲した延在形態とすることで、初期伸びを確保するときは、リム組みしたタイヤに、JATMA、TRA、ETRTO等の規格のYEAR BOOKその他で規定される最高空気圧を充填した状態で、迂曲形態が消失するものとすることが、ベルト補強層に、径成長抑制機能を十分に発揮させる上で好ましい。
なおここで、クラッシング剪断力CSは一般に、ショルダリブ100の変形量と、ショルダリブ100の剛性との積として表わされることなる。
前記傾斜面を、ショルダ周溝の深さ方向の途中で、ショルダ周溝の溝壁に到達させてなり、
前記傾斜面の、半径方向の落ち高さを、傾斜面なしのショルダ陸部の最大高さの10〜50%の範囲としてなり、
トレッド幅方向の断面内で、前記ショルダ周溝のトレッドショルダ側の溝壁の、溝底に立てた法線に対する傾き角を、該ショルダ周溝のトレッドセンタ側の溝壁の、同様の法線に対する傾き角より大きくしてなるものである。
またここで、上記「傾斜面」は、平坦面とすることの他、凸曲面もしくは凹曲面とすることもできる。
そしてここでもまた、ベルト補強層を形成するコードは、トレッド周方向に直線状、ジグザグ状、波形状等の形態でトレッド幅方向に螺旋状に延在するものとすることができ、また、コード伸長率が2%前後に到るまでは、小さな引張力で大きく伸長する一方、その伸長率を越えた後は、大きな引張力によっても伸長率が少なくなる、いわゆる初期伸びの大きい、たとえばスチール製撚りコードとすることができる。
なお、ベルト補強層のコードを、ジグザグ状等の迂曲形態で延在させることによって、コードの初期伸びを確保するときは、リムに組み付けたタイヤに、JATMA、TRA、ETRTO等の規格のYEARBOOKその他で規定される最高空気圧を充填した状態で、迂曲形態が消失するものとすることが、空気入りタイヤの使用状態での径成長抑制機能を、そのベルト補強層に十分発揮させる上で好ましい。
ここで、ショルダ周溝のショルダ側の溝壁に、ショルダ周溝内に凸となる向きの一個所以上の折曲部を設けることもできる。
そして、前記傾斜面の、半径方向の落ち高さを、傾斜面なしのショルダ陸部の仮想最大高さの10〜50%の範囲としたときは、横力を相殺するクラッシング剪断力を積極的に抑制することができ、この効果は、上記の落ち高さが50%のときに最大となる。
しかも、上記の数値範囲内では、接地面積およびショルダ陸部剛性の低下に起因する、横力の低下が顕著化することはない。
これをいいかえれば、落高さが10%未満では、クラッシング剪断力を所期したほどに低減させることができず、一方、それが50%を越えると、クラッシング剪断力の低減と併せて、ショルダリブの接地面積およびリブ剛性の意図しない低下が余儀なくされることになって、操縦安定性の低下のおそれが高くなる。
いいかえれば、減少率が7%未満では、横力を相殺する向きのクラッシング剪断力を、所期したほどには低減させることができず、一方、それが100%を越えると、隣接する陸部のクラッシングも抑制することになるが、このクラッシングは、横力の発生方向のクラッシングであるため、発生横力が低下するうれいがある。
すなわち、上記数値範囲が65%未満では、ベルトの面内曲げ剛性の低下が著しく、発生横力も低下することになる他、二層以上のベルト層の幅が大きく相違することによって、プライステアフォースが大きくなる懸念もある。
一方、90%を越えると、ベルトの面内曲げ剛性が増加して、発生横力も大きくなるが、ベルト層間剥離等の耐久性の低下が懸念されることになる。
なお、このベルト強化層2は二層以上配設することも可能である。
また、このようなベルト層3,4のさらに外周側にはトレッド接地面を形成するトレッドゴム5を配設し、かかるトレッドゴム5への、たとえば、四本の周溝6,7の形成により、トレッド接地面に五条の陸部、たとえばリブ8〜10を区画する。
なおここでのこのA%は、ベルト補強層2を形成するコードを引張試験したときに、そのコードが、破断弾性率EIの10%の弾性率を示すときの伸長率(%)と対応する径成長率をいうものとする。
この場合、ショルダ側の溝壁6aは、ショルダリブ10の仮想最大高さ位置を基点として延在することになり、傾斜面11は、その溝壁6aに達する位置まで延在することになる。
図3に示すこの変形例によれば、ショルダリブ10の剛性を高めるとともに該リブ10の変形量を局部的に抑制し、かつ、ショルダリブ10の体積の減少による該リブ10の変形量を抑制することで、横力を相殺するクラッシング剪断力を有効に低減させることができる。
なお上記の各タイヤは、タイヤ赤道面に沿う、深さが15mmの六本の周方向溝を有するものとし、それらの周方向溝によって区画されるリブの幅の相対比は、センタ側からショルダ側に向けて、
1:1:1:1.8
とした。
2 ベルト補強層
2a ベルト補強層コード
3,4 ベルト層
3a,4a ベルト層コード
5 トレッドゴム
6 ショルダ周溝
6a ショルダ側溝壁
6b 溝底
6c センタ側溝壁
7 周溝
8,9 リブ
10 ショルダリブ
11a,11b,11c 折曲部
d 半径方向落ち高さ
D ショルダリブ最大高さ
E ベルト補強層最外側縁位置
N 法線
W 溝底幅
α,β 傾き角
Claims (4)
- 一対のビード部間にトロイダルに延在する、一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、カーカスのクラウン域の外周側に配設されて、トレッド周方向に延在するコードからなるベルト補強層の少なくとも一層と、ベルト補強層の外周側に配設されて、トレッド周方向に対して傾斜して延びるコードからなるベルト層の一層以上と、ベルト層の外周側に配設されてトレッド接地面を形成するトレッドゴムとを具える空気入りタイヤであって、
トレッド周方向に連続して延びるショルダ周溝で、前記トレッドゴムに、ベルト補強層の最外側縁位置を跨いで位置するショルダ陸部を区画するとともに、ショルダ陸部の、ベルト補強層の最外側縁と対応する位置よりトレッドセンタ側の領域に、ショルダ周溝に向けて陸部高さを漸減させる傾斜面を設けてなり、
前記傾斜面を、ショルダ周溝の深さ方向の途中で、ショルダ周溝の溝壁に到達させてなり、
前記傾斜面の、半径方向の落ち高さを、傾斜面なしのショルダ陸部の最大高さの10〜50%の範囲としてなり、
トレッド幅方向の断面内で、前記ショルダ周溝のトレッドショルダ側の溝壁の、溝底に立てた法線に対する傾き角を、該ショルダ周溝のトレッドセンタ側の溝壁の、同様の法線に対する傾き角より大きくしてなる空気入りタイヤ。 - ショルダ周溝のトレッドショルダ側の溝壁による、ショルダ周溝の溝底幅の減少率を7%以上、100%以下としてなる請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- ショルダ周溝のトレッドショルダ側の溝壁に、ショルダ周溝内に凸となる一個所以上の折曲部を設けてなる請求項1もしくは2に記載の空気入りタイヤ。
- コードを相互に交差させてなる二層以上のベルト層のコード交錯幅を、トレッド幅の65〜90%範囲としてなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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