JP5530057B2 - 水崩壊性ブロック共重合体の製造方法、および該方法により得られる水崩壊性ブロック共重合体 - Google Patents
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Description
そのため、環境問題の観点から、使用している間は一定の形態を保ち、使用後は自然環境下で速やかに分解するプラスチックの開発が求められている。
(a):下記(a1)および/または(a2)
(a1):ポリアルキレングリコール
(a2):ポリアルキレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(b):ポリオキシアルキレン基を含まない両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(c):水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤
前記(a)が下記一般式(1)で表される構成単位を有し、(b)が下記一般式(2)で表される構成単位を有する(ただし、下記一般式(1)および(2)において、n+m≧3である)ことが好ましい。
前記(a)がポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであり、
(b)が両末端に水酸基を有するポリブチレンアジペート、または両末端に水酸基を有するポリエチレンブチレンアジペートであってもよい。
(b)が両末端に水酸基を有するポリブチレンサクシネートであってもよい。
前記(a)がポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであり、
(b)が両末端に水酸基を有するポリエチレンカーボネートであり、
(a)、(b)、および(c)を、分散剤を含有する有機溶媒中で反応させることが好ましい。
前記分散剤が、分岐状ポリオレフィンユニットと脂肪族ポリエステルユニットとを有する樹脂であることが好ましい。
(i)アルケニル無水コハク酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基をマスキングした樹脂
(ii)ジカルボン酸とペンタエリスリトールとを脱水縮合させたポリエステルの残水酸基の一部に脂肪酸を脱水縮合させたアルキッド樹脂
(iii)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基の一部が残存する樹脂にエチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた後、残存する水酸基をマスキングした樹脂
(iv)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基の一部が残存する樹脂の残存する水酸基をマスキングした後、エチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた樹脂
前記水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤が、ヘキサメチレンジイソシアネートまたは二塩化アジポイルであることが好ましい。
本発明の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法は、下記(a)、(b)、および(c)を反応させることを特徴とする。
(a1):ポリアルキレングリコール
(a2):ポリアルキレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(b):ポリオキシアルキレン基を含まない両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(c):水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤
本発明に用いられる(a)は(a1)および/または(a2)で表されるいずれのものであってもよい。
本発明に用いる(a)は、好ましくは上記式(1)で表される構成単位を有するが、中でもnは1〜50が好ましい。
本発明に用いる(a)としては、ポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであることが生分解性の点で好ましい。
本発明に用いる(b)は、好ましくは上記式(2)で表される構成単位を有するが、中でもmは5〜150が好ましい。
なお、本発明に用いる(a)が上記一般式(1)で表されるも構成単位を有し、かつ(b)が上記一般式(2)で表されるも構成単位を有する場合には、一般式(1)および(2)において、n+m≧3であることが好ましく、200≧n+m≧6であることがより好ましい。n+mが上記関係を満たすと吸水性と水崩壊性が両立可能である。
しくは炭素数2〜10の脂肪族炭化水素基である。
(b)が脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸から得られる脂肪族ポリエステルの場合、脂肪族ジオールの例としては、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、またはこれらの混合物などが挙げられる。
い。
ロキシ吉草酸、5-ヒドロキシ吉草酸、6-ヒドロキシカプロン酸、またはこれらの混合物などが挙げられる。光学活性体がある場合にはいずれの光学活性体を用いても良い。
本発明に用いられる(c)は、水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤である。連鎖延長剤が有する水酸基と反応する官能基とは、前記(a)および(b)それぞれの両末端水酸基と結合して高分子鎖を延長させるものであれば特に限定されないが、前記結合はエステル結合、カーボネート結合、ウレタン結合であることが好ましい。
連鎖延長剤(c)で(a)と(b)とを結合させる際、(c)の官能基量/総水酸基量の比は生成するブロック共重合体の分子量に影響する。この比が1.0に近いほど高分子量のものが得られ、機械的強度や分散性向上の面から比が0.925〜1.075の範囲であることが好ましい。
比((a):(b))が100:1〜100:100となる量で混合し、(a)と(b)との合計100重量部に対し(c)を0.5〜10重量部加えて反応させることが好ましい。以下に例を挙げて説明する。
しい。
分散剤としては、分岐状ポリオレフィンユニットと脂肪族ポリエステルユニットとを有する樹脂であることが好ましい。
も1種の樹脂が好ましい。
(ii)ジカルボン酸とペンタエリスリトールとを脱水縮合させたポリエステルの残水酸基の一部に脂肪酸を脱水縮合させたアルキッド樹脂
(iii)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基の一部が残存する樹脂にエチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた後、残存する水酸基をマスキングした樹脂
(iv)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオール
の水酸基の一部が残存する樹脂の残存する水酸基をマスキングした後、エチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた樹脂
上記アルケニル無水コハク酸とは、例えばα−オレフィンを無水マレイン酸上に間接的に置換して付加するいわゆるエン−合成によって得られる既知化合物である。
上記不飽和結合含有ジカルボン酸とはマレイン酸、イタコン酸などがあり、さらにその無水物でも使用できる。
物が熱分解することがある。
反応圧力は、特に限定されない。常圧、減圧ないし加圧状態で、反応させることができる。より好ましくは、常圧ないし弱加圧状態で反応させる。
(a)由来のユニットと、(b)由来のユニットと、(c)由来のユニットとの好ましい量比は各ユニットの数平均分子量や組成比により影響を受けるが、(a)由来のユニットと(b)由来のユニットとの合計100重量部に対し、(c)由来のユニットは好ましくは0.5〜10重量部である。(c)由来のユニットの量が多すぎると水崩壊性ブロック共重合体の水崩壊性が低下する傾向がある。
[実施例]
本実施例における重量平均分子量、数平均分子量および分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)の測定は、島津製LC−10A、カラム:SHODEX KD−806M
30cm×2本、検出:RI検出器、溶媒:DMFを用いて行った。
Dean−Stark装置(水分離器)を取り付けた3000mlの攪拌棒付丸底フラスコに無水コハク酸90.4g(0.90mol)、分子量1000のポリエチレングリコール1000を990.1g(0.99mol)、触媒としてオルトチタン酸テトライソプロピル1.63gを入れる。これに共沸溶媒としてジエチルベンゼンを800ml加え、8時間還流した。次に溶媒を減圧下で留去し、5mmHgの減圧下、200℃で5時間攪拌してポリエステル化反応を行った。冷却後に得られたポリエステル(R−1)の末端水酸基価は4.79KOHmg/g、酸価は0.63KOHmg/g、末端水酸基価から算出された数平均分子量は23,400であった。
Dean−Stark装置(水分離器)を取り付けた2000mlの攪拌棒付丸底フラスコにコハク酸70.2g(0.59mol)、分子量2000のポリエチレングリコー
ル2000を1486.0g(0.74mol)、触媒としてオルトチタン酸テトライソプロピル0.38gを入れ、180℃で46時間撹拌してポリエステル化反応を行った。冷却後に得られたポリエステル(R−2)の末端水酸基価は23.5KOHmg/g、酸価は0.61KOHmg/g、末端水酸基価から算出された数平均分子量は4,780であった。
Dean−Stark装置(水分離器)を取り付けた2000mlの攪拌棒付丸底フラスコにコハク酸488.6g(4.14mol)、1,4−ブタンジオールを410.3g(4.55mol)、触媒としてオルトチタン酸テトライソプロピル0.06gを入れ、180℃で6時間撹拌し、さらに31mmHgの減圧下、180℃で8時間攪拌し、ポリエステル化反応を行った。冷却後に得られたPBSジオールの末端水酸基価は39.4KOHmg/g、酸価は0.39KOHmg/g、末端水酸基価から算出された数平均分子量は2,850であった。
(1)触媒調製
市販の酸化亜鉛10.4g、グルタル酸16.3g、硫化亜鉛0.25gおよびジオキサン23.1gを、直径15.8mmのステンレス製ボール30個および直径19mmのステンレス製ボール30個が収容された内容積500mlのステンレス製ボールミル内筒に仕込み、遊星ボールミルにて加速度3.5Gで9時間粉砕接触させた。得られた接触処理物を150℃、3hrで減圧乾燥させて、亜鉛含有触媒を得た。
内容積3000ccのオートクレーブに、89ppmの水分を含有する893.90gの1,3-ジオキソラン、上記亜鉛含有触媒2.40gおよびエチレンオキサイド219
.00gを仕込み、室温にて炭酸ガスを圧力1.5MPaとなるよう加えた。その後、80 ℃まで昇温し、2時間重合を行った。昇温直後には、2.7MPaまで圧力は上昇し
たが、反応とともに炭酸ガスが消費され圧力は降下した。重合終了後、オートクレーブを冷却した後、脱圧し、重合液を取り出した。重合液は、ポリマーが完全に溶解した状態であった。取り出したポリマー溶液を、孔径1ミクロンのフィルターにより濾過し、固体である亜鉛含有触媒を除去し、濾液を乾燥してポリマーを得た。ポリマーの収量は217.70gであった。また、得られたポリエチレンカーボネート(PEC−0)のGPC測定による数平均分子量は48,000であった。
2000mlの攪拌棒付丸底フラスコに、上記ポリエチレンカーボネート(PEC−0)78.56g、触媒として炭酸ナトリウム水溶液1.75g、水175mlおよび1,3−ジオキソラン700mlを入れ、70℃で7時間攪拌した。放冷後、触媒中和量の硫酸を加え、1,3−ジオキソランを減圧留去した。得られた反応物を分液ロートに入れ、塩化メチレン400mlで2回抽出した。得られた油層を水200mlで6回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、塩化メチレンをロータリーエバポレーターで減圧留去した。得られたポリエチレンカーボネート(PEC−1)は27.50gであり、数平均分子量は5200に減少していた。13C-NMRにより、水酸基隣接炭素量と主鎖中の炭素量
とを求め、末端水酸基量を算出した結果、0.36mmol/gであった。
2000mlの攪拌棒付丸底フラスコに、上記ポリエチレンカーボネート(PEC−0)100.99g、触媒として炭酸ナトリウム水溶液1.70g、水180mlおよび1,3−ジオキソラン820mlを入れ、60℃で6時間攪拌した。放冷後、触媒中和量の
硫酸を加え、1,3−ジオキソランを減圧留去した。得られた反応物を分液ロートに入れ、塩化メチレン400mlで2回抽出した。得られた油層を水200mlで6回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、塩化メチレンをロータリーエバポレーターで減圧留去した。得られたポリエチレンカーボネート(PEC−2)は77.86gであり、数平均分子量は10,800に減少していた。13C-NMRにより、水酸基隣接炭素量および主鎖
中の炭素量を求め、末端水酸基量を算出した結果、0.20mmol/gであった。
平均分子量1000のヘキサメチレンアジペートを20g、無水マレイン酸0.98gを撹拌翼付の100mlの3つ口フラスコに入れ、窒素気流下、150℃で20時間撹拌
した。さらに20mmHgの減圧下、170℃まで徐々に温度を上げて撹拌した後、放冷したところ平均分子量2000の不飽和結合含有ポリオールが得られた。この不飽和結合含有ポリオール5gを100mlナス型フラスコに入れ、酢酸ブチル10gを加えたのち、窒素気流下110℃でラウリルメタクリレート10gと過酸化ベンゾイル0.4gを滴下ロートより30分で滴下した。2時間110℃を保った後、さらに130℃で2時間反応した。次に、イソシアン酸エチル2gを加え、80℃で6時間反応した後、未反応物を5mmHgで留去し、分散剤(1)を得た。
東邦化学(株)製のポリブテニルコハク酸(PIBSA−2:酸価38.0mgKOH/g、ポリスチレン換算重量平均分子量3500)を20.0g、ポリエチレングリコール#1000(関東化学製)10.0g、オルトチタン酸テトライソプロピル0.02gを撹拌翼付きの100mlの丸底フラスコに入れ、窒素気流下、180℃で20時間反応させた。さらに5mmHgの減圧下、180℃で20時間反応した。次にイソシアン酸エチル4gを加え、80℃で6時間反応した後、未反応物を5mmHgで留去し、褐色のゴム状物である分散剤(2)が得られた。
0、分子量分布は1.82であった。
2)、HDIを0.80g(NCO/OHモル比=0.958)とした以外は実施例8と同様の操作を行い、ブロック共重合体(10)を得た。重量平均分子量は112,000、分子量分布は1.75であった。
ポリエステル(R−1)を100.9g、HDIを1.27g(NCO/OHモル比=0.958)、PBAジオールを用いないこと以外は実施例1と同様の操作を行い、粒子状のブロック重合体(比1)を得た。重量平均分子量は92,900、分子量分布は1.99であった。
ポリエステル(R−1)を31.1g、HDIを0.442g(NCO/OHモル比=0.973)、PBAジオールを用いないこと以外は実施例8と同様の操作を行い、ブロック重合体(比2)を得た。重量平均分子量は112,000、分子量分布は1.97であった。
上記製法にて合成されたブロック共重合体をそれぞれ80℃で熱プレスして得られた厚さ300μmのシートを、一辺5cmの正方形に裁断した。
水を張った500mlのビーカーに上記で得られた試験片を入れ、一定時間ごとに試験片を取り出して、表面に付着した水をふき取った後、重量を測定し、ブロック共重合体中に吸収された水の量を測定した。測定は試験片が崩壊するまで行い、最終的に吸収された水の重量を、最初の試験片の重量に対する吸収率(重量%)とした。結果を表1に示す。
[水崩壊性の測定]
300mlのビーカーに水300mlを入れ、200rpmで攪拌した。試験片を投入し、目視で試験片が崩壊するまでの時間を最大7日間測定した。結果を表2に示す。
Claims (11)
- 下記(a)、(b)、および(c)を、分散剤を含有する有機溶媒中で反応させることを特徴とする水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
(a):下記(a2)
(a2):ポリアルキレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(b):ポリオキシアルキレン基を含まない両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステル
(c):水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤 - (a)が下記一般式(1)で表される構成単位を有し、(b)が下記一般式(2)で表される構成単位を有する(ただし、下記一般式(1)および(2)において、n+m≧3である)ことを特徴とする請求項1に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
- (a)が下記一般式(1)で表される構成単位を有し、(b)が下記一般式(2)で表される構成単位を有する(ただし、下記一般式(1)および(2)において、n+m≧3である)ことを特徴とする請求項1に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
- (a)がポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであり、
(b)が両末端に水酸基を有するポリブチレンアジペート、または両末端に水酸基を有するポリエチレンブチレンアジペートであることを特徴とする請求項1または2に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。 - (a)がポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであり、
(b)が両末端に水酸基を有するポリブチレンサクシネートであることを特徴とする請求項1または2に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。 - (a)がポリエチレングリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその無水物とのエステル化反応により得られる両末端に水酸基を有する脂肪族ポリエステルであり、
(b)が両末端に水酸基を有するポリエチレンカーボネートであることを特徴とする請求項1または2に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。 - (a)と(b)とを重量比((a):(b))が100:1〜100:100となる量で混合し、(a)と(b)との合計100重量部に対し(c)を0.5〜10重量部加えて反応させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
- 脂肪族ジカルボン酸がコハク酸であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
- 分散剤が、分岐状ポリオレフィンユニットと脂肪族ポリエステルユニットとを有する樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
- 分散剤が、下記(i)〜(iv)からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
(i)アルケニル無水コハク酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基をマスキングした樹脂
(ii)ジカルボン酸とペンタエリスリトールとを脱水縮合させたポリエステルの残水酸基の一部に脂肪酸を脱水縮合させたアルキッド樹脂
(iii)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基の一部が残存する樹脂にエチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた後、残存する水酸基をマスキングした樹脂
(iv)不飽和結合含有ジカルボン酸とポリオールとの脱水縮合で得られるポリオールの水酸基の一部が残存する樹脂の残存する水酸基をマスキングした後、エチレン性不飽和単量体をグラフト重合させた樹脂 - 水酸基と反応する官能基を複数有する連鎖延長剤が、ヘキサメチレンジイソシアネートまたは二塩化アジポイルであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の水崩壊性ブロック共重合体の製造方法。
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