JP5525385B2 - 微細な多孔質無機酸化物粒子の分散液および同分散液の製造方法 - Google Patents
微細な多孔質無機酸化物粒子の分散液および同分散液の製造方法 Download PDFInfo
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Description
この出願は、1998年7月9日に出願された米国特許出願第09/112,416号の一部継続出願である。
この発明は、3ミクロン以下の中央粒度を有する微細な多孔質無機酸化物粒子の分散液に関する。この発明はまたこれら分散液の製造方法にも関する。
particle size)(直径)を有する。例えば、カナダ特許第609,186号および同第609,190号明細書、並びに米国特許第3,012,973号明細書を参照されたい。分散した非凝結状態のコロイドシリカは多孔質ではなく、これら粒子中に存在する表面積は全て一次非凝結粒子の外表面上にある、即ちそれら粒子の内部多孔性によって与えられた表面は存在しない。
の細孔容積を有すると報告されている。この湿式練磨粒子は次に噴霧乾燥されて、1〜200ミクロン、好ましくは30〜100ミクロンの範囲のより大きい球形粒子を造る。この欧州特許には、その噴霧乾燥粒子をポリオレフィン触媒の担体として使用すること、および30〜100ミクロンの範囲の大きい方の球形粒子が好ましいことが開示される。
'600号特許明細書に開示される分散液は、オートクレーブで処理されたシリカゲルを練磨することによって製造される。オートクレーブ処理工程から得られた材料は、二つの相、即ちアクアゾル相と「泥」相を有すると記載される。その泥相は練磨されて、乳白色の外観を有すると記載される分散液を形成する。この二つの相は別々に、または一つの組み合わせ物として使用することができる。この特許明細書には、練磨泥相、またはオートクレーブ処理中に生成するアクアゾル相の多孔性は報告も記載もなされていない。
される多孔質シリカゾルは大きさが0.1〜0.3ミクロンの範囲にある。ミクロン以下の大きさのこれら粒子は、一般に、それより小さい粒子の凝結によって製造される。製造された粒子の表面積は、この粒子を製造するのに用いられる方法に依存して22m2/gから700m2/gを越える範囲にあると報告されている。例えば、イラーによると記載される米国特許第3,607,774号明細書には、0.5ミクロン以上、例えば約1.5ミクロン以下のシリカゾルが開示される。この第 '774号特許明細書には、約103m2/g以下の表面積を有するゾルの製造が報告されている。イラーによると記載されるもう一つの特許、即ち米国特許第3,591,518号明細書には、約0.2ミクロンの粒度と17〜900m2/gの範囲の外表面積を作っている多孔質のシリカゾルが開示される。上記2件の米国特許の微粒子の細孔サイズ、細孔容積および細孔容積安定性は報告されていない。
ミクロン未満の平均粒度を有する粒子を用いることが望ましい。しかし、今日までのところそのような粒子は細孔容積が比較的小さいものであった。いかなる特定の理論にも縛られるものではないが、高多孔性の材料は有機重合体の無機微粒子に対する結合を改善し、それによって重合体が無機微粒子から分離するときに引き起こされるフィルム欠陥が少なくなると考えられる。
本発明の分散液は、0.05〜約3ミクロンの範囲の中央粒度を有する多孔質の無機酸化物粒子を含んで成るものである。これら分散液の粒子は、少なくとも約0.5cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来するそのような多孔質構造を有する。本発明では、600Å以下の細孔に由来する多孔性が内部多孔性、即ち粒子自体の中に存在する多孔性と称される。実際には、内部多孔性は、少なくとも約0.5g/ccの、以下において後に定義される「粘度誘導細孔容積」を有する分散液によって反映される。本発明における粒子の内部多孔性は比較的安定でかつ信頼性がある。本発明の粒子は、凝集性の、比較的堅い三次元網状構造の、時には「最終」または「一次」粒子と称される隣接粒子から成ると考えられる。本発明の一次粒子間の結合は強く、従って堅い凝結粒子がもたらされる。これらの粒子は、従って、乾燥中に水が分散液から蒸発するときに生ずる毛管圧下で完全には潰れず、その粒子内の多孔性は保持される。
(a)無機酸化物粒子のスラリーを形成し;
(b)そのスラリーを練磨し;
(c)得られた練磨スラリーから上澄み液相と沈降相とを作り;そして
(d)最終生成物として、その上澄み液相を取り出すか、またはその沈降相を再分散させ、ここでその生成物は、少なくとも約0.5cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来す乾燥後の多孔性を有する
工程を含んで成る。
より大きな粒子(1ミクロンより大の平均サイズ)を含んでいるコーティング上に見られる光沢に比較して、相対的に高い光沢が現れる。
(1)親無機酸化物粒子
本発明の分散液を製造するのに適した無機酸化物に、沈降無機酸化物と無機酸化物ゲルがある。これらの無機酸化物は、本発明では「親無機酸化物」、「親粒子」または「親分散液」と称される。非晶質の沈降シリカおよびシリカゲルが特に適した親無機酸化物である。本発明の分散液は、また、SiO2・Al2O3、MgO・SiO2・Al2O3を含めて混合無機酸化物から製造することもできる。混合無機酸化物は常用のブレンド法または共ゲル化法で製造される。
ーセント、最も好ましくは約30〜約35重量パーセントの範囲にあり、この場合そのゲルのpHは約1〜約9、好ましくは1〜約4である。広範囲の混合温度を用い得るが、この範囲は典型的には約20〜約50℃である。
に分散させることができる。この液体化合物は、続いて、ある種特定の性質のためにその粒状無機酸化物を必要とする生成物を形成する反応体として用いられる。この態様の特定の一例は、フタレートと反応してポリエステルフィルムを製造するエチレングリコール中に無機酸化物を分散させることである。
親分散液は次いで練磨される。練磨は「湿式」、即ち液体媒体中で行われる。一般的な練磨条件は、供給材料、滞留時間、羽根車の速度および練磨媒体の粒度に依存して色々変わることができる。適した条件と滞留時間は実施例に記載されている。これらの条件は0.05〜約3ミクロンの範囲内の所望とされる大きさが得られるように変えることができる。所望とされる分散液が得られるようにこれらの条件を選び、改質する方法は、この技術分野の当業者には知られている。
3ミクロンの範囲の適切な粒度を有することを保証するために二回以上練磨することが必要であろう。
先に指摘したように、分散液中の粒子の中央粒度、即ち粒径は0.05〜3ミクロンの範囲である。この大きさは分散液の用途によって主として左右され、例えば0.06〜2.9ミクロン、0.07〜2.8ミクロン等々の範囲であることができる。例えば、分散液が高光沢のインキ受理性コーティングとして用いられるべきならば、その中央粒度は一般に1ミクロン未満であり、またある種の典型的な用途には、分散液は0.5ミクロン未満、好ましくは0.1〜0.3ミクロンの範囲の中央粒度を有する。中央粒度は常用の光散乱による計装または方法を用いて測定される。実施例に報告される粒度は、ホリバ・インスツルメンツ社(Horiba Instruments, Inc.)からのLA900レーザー散乱粒度分析器で測定された。
る。pHは2〜11の範囲であることができ、全てがその範囲間で変動する。例えば、アルミナの分散液は一般に2〜6の範囲のpHを有する。シリカ分散液は、一般に、中性乃至は中度のアルカリ性、例えば7〜11である。pHはまた常用のpH調節剤を用いて調整することができる。
ηは分散液の粘度であり;
η0は粒子が分散される流体の粘度であり;
Φは粒子が占める懸濁液の容積分率であり;
aは「極限粘度数」(球体または非常に低いアスペクト比の無変化の粒子で
2.5に等しい)であり;
bは粘度が無限大になる容積分率である。
(1)選ばれた無機酸化物の分散液を、1分間当たり1リットルで練磨し、そして600gまた2,000gにおいて30分間遠心分離する。
実施例
実施例1
親ヒドロゲルから誘導されたミクロン以下シリカゲル
十分に排液されたヒドロゲル1の大きさを、プラター・ミル(Prater mill)で約30μの中央粒度まで予備調整した。次に、この粉末を脱イオン(DI)水中でスラリー化して、固形分約20重量%およびpH約8のスラリーを得た。このスラリーを5リットルのドレイス(Drais)媒体ミル(モデルPM5RLH、1.5mm、ガラス媒体)に1分間当たり1リットルの速度で供給した結果、粘稠なスラリーが得られた。
10%< 0.13μ
50%< 0.22μ
90%< 0.38μ
99.9%< 0.77μ
(粗大部分とミクロン以下部分との遠心分離による分離に必要とされる粒度分布を測定し、各部分のブランド名・ホリバ・インスツルメンツ900粒度分析器により粒度測定し、次いで複合分布の重量加算により構成する。この分布は、報告された全ての分布もであるが、脱イオン水中の粒子に対して屈折率1.12〜1.25において測定された。試料は、また、粒度分布の測定前に2分間超音波処理された。)
実施例2
親含水ゲルから誘導されたミクロン以下シリカゲル
親ゲルの大きさを空気分級ミル中で予備調整して約15μの中央シリカゲル粒子を得たことを除いて、実施例1に記載される方法と同じ方法を用いてもう一つのミクロン以下シリカゲル生成物を調製した。このゲルはこのプロセス中に一部乾燥され、その(総揮発分として測定される)含湿量は約67重量%から55重量%に落ち、かくして含水ゲル材料が形成された。
粒度分布(ホリバ900)
10%< 0.13μ
50%< 0.18μ
90%< 0.30μ
99.9%< 0.55μ
実施例3
親エーロゲルから誘導されたミクロン以下シリカゲル
湿式練磨されたジェネシスTMゲルを脱イオン水中で固形分約20重量%までスラリー化し、そしてそのpHを約8に調整した。次に、このスラリーをネツシュ(Netzsch)LMZ-11ミル(0.6〜0.8mmのSEPR媒体を含む)を用いて1分間当たり3.8リットルで湿式練磨した。次いで、この練磨スラリーをマイヤース(Myers)ミキサーを用いてDI水で固形分14.9%まで希釈した。
粒度分布(ホリバ900)
10%< 0.086μ
50%< 0.121μ
99%< 0.181μ
99.9%< 0.322μ
実施例4
親キセロゲルから誘導された分散液
サイロイド(登録商標)74x6500シリカキセロゲルを、D.I.水中でスラリー化して固形分24重量%の分散液を生成させ、そしてNH4OHを加えてそのpHを約8に調整した。
粒度分布(ホリバ900)
10%< 0.72μ
50%< 1.30μ
99.9%< 4.59μ
実施例5
種々の分散液の粘度誘導細孔容積(PVa)と乾燥分散液の細孔容積
試料1−含水ゲル
総揮発分55重量%の含水ゲルを固形分19重量%までスラリー化した。そのpHをNaOHで9.6に調整した。この分散液を4リットルのドレイスミル(1.5mmのガラスビーズ)中で、1リットル(L)/分の速度で、6回通過を用いて練磨した。
固形分11.4%の分散液をデグッサ社(Degussa)からのFK310沈降シリカを用いて調製した。この分散液のpHを9.3に調整し、次いで試料1と同じ方法で練磨し、遠心分離し、測定し、そして試験した。結果を表1に報告する。
固形分21.4%の分散液をW. R. Grace & Co.-Conn.のグレース・ダビソン社(Grace
Davison)からのサイロイド(登録商標)63シリカゲルを用いて調製した。この分散液のpHを9.8に調整した。
試料4−沈降シリカの分散液
固形分8.4%の分散液を、フーバー社(Huber)からのゼオスィクスTM(ZeothixTM)177沈降シリカを用いて調製した。次に、この分散液を試料1と同じ方法で(ネツシュ
・ミルを用いて)練磨し、(2000gで30分間用いただけ以外は同様に)遠心分離し、測定し、そして試験した。結果を表1に報告する。
固形分18.2%の分散液を、グレース・ダビソン社からのジェネシスTMゲルから調製した。この分散液のpHを9.8に調整した。この分散液を3回通過用のライツ(Reitz)ミル(0.016スクリーン)中で練磨し、次いでドレイスミル中で9回以上練磨した。両ミルに無機酸化物を1リットル/分で供給した。次に、この練磨分散液を試料1に記載したのと同じ方法で遠心分離し、測定し、そして試験した。結果を表1に報告する。
ナルコ社(Nalco)から入手できるナルコ(Nalco)1140コロイドシリカの試料を、試料1について記載したのと同じ方法で測定および試験した。0.015ミクロンと言う中央粒度をこの技術分野で入手可能な文献から採用する。結果を表1に報告する。
η、η0は25℃において0.1℃に制御されたジャケット付き低粘度セルを用いているブルックフィールドLVTD粘度計を使用して73.4/秒において測定された。
ρf 水で1.0g/cc。
ρs 無機酸化物の骨格密度で、例えばシリカでは2.1g/cc。
シリカ粒子の粘度誘導細孔容積
試料1
ブルックフィールド粘度計による73.4秒-1での粘度(cp)を用いて、実施例5、試料1(含水ゲル)の親分散液、ドレイス練磨分散液および遠心分離(600g)分散液を測定し、そして(η)としてη0/η−対−質量分率・固形分(但し、η0は水の粘度である)でプロットした。親分散液(○)、練磨分散液(□)およびで遠心分離分散液(△)のデーターを図2Aに示す。各々の中央粒度およびPVaは、それぞれ8.8μと1.34、0.60μと1.33および0.44μと1.33であった。
実施例5、試料4(ゼオスィクスTM)の親分散液、練磨分散液および遠心分離(2000g)分散液について、粘度(cp)を(ブルックフィールド粘度計を73.4秒-1で用いて)測定し、そして(η)としてη0/η−対−質量分率・固形分(但し、η0は水の粘度である)でプロットした。親分散液(○)、練磨分散液(□)およびで遠心分離分散液(△)のデーターを図2Bに示す。各々の中央粒度およびPVaは、それぞれ3.7μと3.14、0.59μと1.33および0.26μと1.33であった。
親分散液、練磨分散液および遠心分離(600g)分散液について、粘度(cp)を(ブルックフィールド粘度計を73.4秒-1で用いて)測定し、そして(η)としてη0/η−対−質量分率・固形分(但し、η0は水の粘度である)でプロットした。親分散液(○)、練磨分散液(□)およびで遠心分離分散液(△)のデーターを図2Cに示す。各々の中央粒度およびPVaは、それぞれ6.6μと1.86、0.68μと1.31および0.33μと1.40であった。
乾燥したときの細孔容積の保存
実施例6で調製した分散液について測定した細孔容積を比較し、そしてそれら分散液について測定されたPVaに対してプロットした。この比較は図3で例証される。それら分散液をpH調整し、105℃で約16時間乾燥し、350℃で2時間活性化し、次いでBJH窒素ポロシメトリーを用いて測定した。
○ デグッサ(試料2)
△ フーバー・ゼオスィクス177(試料4)
□ サイロイド63(試料3)
黒四角 ナルコ1140(試料6)
B =未練磨の親スラリー
M =遠心分離されていない練磨スラリー
6 =600gで遠心分離された後のコロイド状上澄み液
20=2000gで遠心分離された後
データーの上の方の点は@0.985P/P0で計算された細孔容積であり、また下の方の点は0.967P/P0で計算された細孔容積である。
光沢のある紙コーティング―従来法のシリカゲルと比較して改善された光沢を持つコーティングの製造
出発材料:
(a)実施例1で説明した方法と同様の方法で、ミクロン以下シリカ粒子の分散液を製造した。この分散液の総固形分は16.0重量%であった。この試料の粒度は次のとおりであった:
ホリバ粒度分布(ホリバ900)
<10% 0.193μ
<50% 0.339μ
<90% 0.584μ
<99.9% 1.670μ
(b)総固形分45重量%のサイロイド(登録商標)W300シリカゲル(グレース・ダビソン社)の分散液を比較用に用いた。この製品は約8μの平均粒度(D50)を有する。
方法:
コーティング調合物を、フィルムの光沢に及ぼすシリカの粒度の影響を調べることができるように、一定の固形分含有量とシリカ/バインダー比において調製した。シリカをラテックスの中に混入させ、この調合物をKコントロール・コーター(K Control Coater)および#6ロッドを用いて白いフィルム上にコーティングした。それら湿潤コーティングをヒートガンを用いて乾燥し、次いでオーブン中で80℃において5分間加熱した。コーティングされたシートについての光沢の測定を、バイク−ガーナー・光沢計(Byk-Garner
Gloss Meter)を用いて、垂直からの角度20゜、60゜および85゜で行った。結果を下の表に与える。より大きい値が向上した光沢であることを示している。
非多孔質のコロイドシリカより改善されたインキ乾燥時間
出発材料:
(a)0.6〜0.8mmの媒体が装填されたネツシュLMZ-11媒体ミルを用いてW500シリカを総固形分18.6%で湿式練磨することによる方法によって、ミクロン以下シリカ粒子の分散液を製造した。この懸濁液のpHは8.6であり、この試料の粒度は次のとおりであった:
ホリバ粒度
D10、μ 0.318
D50、μ 0.512
D99.9、μ 3.18
(b)上記練磨試料を次に1060Gで30分間遠心分離した。回収された上澄み液は固形分含有量が17.4%であり、その粒度は次のとおりであった:
ホリバ粒度
D10、μ 0.254
D50、μ 0.403
D99.9、μ 2.334
(c)実施例5(試料6)からのナルコ1140の試料を非多孔質シリカとして用いた。
コーティング調合物を、インキの乾燥時間に対するシリカの多孔性の効果を測定することができるように、一定固形分と一定シリカ/バインダー比において調製した。比較用に用いた調合物はシリカ100部、ポリ(ビニルアルコール)[エア・プロダクツ社のエアボル(Airvol)823]30部およびポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)染料媒染剤[カルゴン社(Calgon)のCP261LV]15部であった。固形分17.4%のシリカ分散液を調製し、次にミキサーに装填し、そしてそのpHを1.0M HClの添加により2.8〜3.3に下げた。次に、エアボル823を加え、そしてそのシリカ/PVOH混合物を1〜2分間攪拌した。最後に、CP261LV媒染剤を、水で希釈した後、激しく攪拌しながら滴下した。最終pHを2.8〜3.5に調整した。
インキの量を目視観察した。試料(a)〜(c)の各々について、インキの移動が本質的にない時間を以下に与える:
試料(a)−練磨W500: 2分<t<4分
試料(b)−練磨、遠心分離W500: 2分<t<4分
試料(c)−ナルコ(非多孔質)シリカ:4分<t<6分
かくして、上記のフィルムは多孔質のシリカコーティングでは2〜4分の乾燥時間であったが、非多孔質のシリカコーティングでは乾燥にもっと長い時間がかかった。
非多孔質のコロイドシリカより改善されたインキ乾燥時間
出発材料:
この実施例では、実施例9で使用された同じシリカが用いられた。
コーティング調合物を、インキの乾燥時間に対するシリカの多孔性の効果を測定することができるように、一定固形分と一定シリカ/バインダー比において調製した。比較用に用いた調合物はシリカ69部、ポリ(ビニルアルコール)[エア・プロダクツ社のエアボル325]21部およびポリ(エチレンイミン)染料媒染剤[BASF社のルパゾール(Lupasol)G35]10部であった。固形分17.4%のシリカ分散液を各試料用に調製し、次にミキサーに装填し、そしてそのpHを1.0M HClの添加により2.8〜3.3に下げた。次に、エアボル325を加え、そしてそのシリカ/PVOH混合物を1〜2分間攪拌した。最後に、ルパゾールG35媒染剤を、水で希釈した後、激しく攪拌しながら滴下した。最終pHを2.8〜3.5に調整した。
試料(a)−練磨W500: 4分<t<5分
試料(b)−練磨、遠心分離W500: 5分<t<6分
試料(c)−ナルコ(非多孔質)シリカ:6分<t<7分
かくして、上記のフィルムは多孔質のシリカコーティングでは4〜6分の乾燥時間であったが、非多孔質のシリカコーティングでは乾燥にもっと長い時間がかかった。
改善された容量
実施例9で説明した練磨されたW500および練磨、遠心分離されたW500を含んで成る調合物を、顔料80部およびバインダー20部において調製し、これをビニル基材に適用し、そして実施例9に記載した条件下で乾燥させた。そのコーティングを基材から取り除き、そしてBJH窒素ポロシメトリーを用いて多孔性の測定を行った。そのようなコーティングはコーティング10グラム当たり10.2ccのインキ容量を有する。他のコーティングを10グラム当たり3〜50ccの範囲のインキ容量を有するように調製することができ、この他のコーティングは全て上記範囲で変動する。
ポリエステルフィルム用のエチレングリコール中の大きさが微細なシリカ
以下に示される2種のシリカ製品を用いて二つのエチレングリコール分散液を調製した。方法Iでは、練磨、遠心分離されたスラリーを、常用の方法を用いてエチレングリコールを蒸留して水にすることによってさらに処理した。具体的に述べると、練磨ヒドロゲルの水性懸濁液(固形分17重量%)の1800グラム試料を4リットルの回転真空蒸発器としてのフラスコに移し、そして100℃まで加熱した。その容器に真空を適用しながら約1100グラムのエチレングリコールを加えた。1時間後、その容器の蒸留物は本質的に純粋なエチレングリコールであり、これは懸濁液から水が事実上完全に除去されたことを示している。1390グラムの生成物が回収された(SiO2・22%)。
エチレングリコールと無機酸化物との結合を確認するために実験を行った。この結合を、蒸留法を用いてポリエステルフィルム中で粘着防止剤として使用するための多孔質のミ
クロン以下粒子のグリコール懸濁液を形成する態様によって特に例証する。
1. 多孔質の無機酸化物粒子を含んで成る分散液であって、該粒子が
a)0.05〜約3ミクロンの範囲の中央粒度;および
b)該粒子の水性分散液が乾燥されたとき、BJH窒素ポロシメトリーで測定して少なくとも約0.5cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来するそのような多孔性
を有する上記の分散液。
2. 無機酸化物粒子がシリカ粒子から成る、上記1に記載の分散液。
3. シリカ粒子が沈降シリカまたはシリカゲルから成る、上記2に記載の分散液。
4. 無機酸化物粒子が0.05〜約1ミクロンの範囲の中央粒度を有する、上記1に記載の分散液。
5. シリカ粒子が、少なくとも約0.7cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来する乾燥後の多孔性を有する、上記3に記載の分散液。
6. シリカ粒子がシリカゲルから成る上記5に記載の分散液。
7. 多孔質粒子が0.5〜約1.5cc/gの範囲の粘度誘導細孔容積を有する、上記1に記載の分散液。
8. 多孔質粒子が約1.0〜約1.5cc/gの粘度誘導細孔容積を有する、上記1に記載の分散液。
9. 中央粒度が約0.5ミクロン以下であり、固形分含有量が約20〜約25重量%であり、そして分散液が少なくとも90%のグリコールを含んでいる、上記8に記載の分散液。
10. 無機酸化物がシリカゲルである上記9に記載の分散液。
11. 多孔質粒子が沈降シリカまたはシリカゲルから成る、上記7に記載の分散液。
12. 多孔質粒子が沈降シリカまたはシリカゲルから成る、上記8に記載の分散液。
13. 1〜30重量%の無機酸化物粒子を含んでいる、上記1に記載の分散液。
14. 粒子がシリカゲルから成り、そして該粒子は少なくとも約0.7cc/gの細孔容積が600Å未満の細孔サイズを有する細孔に由来する乾燥後の多孔性を有する、上記11に記載の分散液。
15. 多孔質粒子が0.5〜約1.5cc/gの範囲の粘度誘導細孔容積を有する、上記11に記載の分散液。
16. 多孔質粒子が約1.0〜約1.5cc/gの粘度誘導細孔容積を有する、上記11に記載の分散液。
17. 上記1に記載の分散液であって、次の:
i)無機酸化物粒子のスラリーを形成し;
ii)該粒子のスラリーを練磨し;
iii)得られた練磨分散液から上澄み液相と沈降相とを作り、ここで該上澄み液相は0.1〜約1ミクロンの範囲の中央粒度を有する多孔質の無機酸化物粒子から成り;そして
iv)該上澄み液相を粒子の分散液として取り出す
工程を含んで成る方法によって製造された上記の分散液。
18. i)の無機酸化物粒子がシリカゲルまたは沈降シリカから成る、上記17に記載の分散液。
19. 次の:
(a)無機酸化物粒子のスラリーを形成し;
(b)該粒子のスラリーを練磨し;
(c)得られた練磨分散液から上澄み液相と沈降相とを作り;そして
(d)最終生成物として、該上澄み液相を取り出すか、または該沈降相を再分散させ、ここで該生成物は、少なくとも0.5cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来する乾燥後の多孔性を有する
工程を含んで成る、粒子の分散液を製造する方法。
20. (a)の無機酸化物粒子がシリカゲルまたは沈降シリカから成る、上記19に記載の方法。
21. (a)の無機酸化物粒子がシリカゲルから成り、そして該粒子は少なくとも約0.7cc/gの細孔容積が300Å以下のサイズを有する細孔に由来する多孔性を有する、上記19に記載の方法。
22. (d)の最終生成物が0.5〜約1.5cc/gの範囲の粘度誘導細孔容積を有する、上記19に記載の方法。
23. (a)のスラリーが水性媒体であり、そして(d)の最終生成物をグリコールと共に蒸留して少なくとも90%のグリコールを含む分散液を生成させる、上記19に記載の方法。
24. グリコールがエチレングリコールである、上記23に記載の方法。
Claims (11)
- 多孔質のシリカゲル粒子を含んで成る、紙またはフィルム上の光沢のあるインキ受理性コーティングで使用される分散液であって、該粒子が
a)0.05〜3ミクロンの範囲の中央粒度;および
b)該シリカゲル粒子の水性分散液が乾燥されたとき、BJH窒素ポロシメトリーで測定して少なくとも0.5cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来するそのような多孔性を有し、
該シリカゲル粒子の細孔の80%以上、100%以下が、300Å以下の細孔サイズを有する
上記の分散液。 - 該シリカゲル粒子が0.05〜1ミクロンの範囲の中央粒度を有する、請求項1に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子が、少なくとも0.7cc/gの細孔容積が600Å以下の細孔サイズを有する細孔に由来する乾燥後の多孔性を有する、請求項1に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子が0.5〜1.5cc/gの範囲の粘度誘導細孔容積を有する、請求項1に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子が1.0〜1.5cc/gの粘度誘導細孔容積を有する、請求項1に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子の中央粒度が0.5ミクロン以下であり、固形分含有量が20〜25重量%であり、そして分散液が少なくとも90%のグリコールを含んでいる、請求項5に記載の分散液。
- 1〜30重量%の該シリカゲル粒子を含んでいる、請求項1に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子は少なくとも0.7cc/gの細孔容積が600Å未満の細孔サイズを有する細孔に由来する乾燥後の多孔性を有する、請求項4に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子が0.5〜1.5cc/gの範囲の粘度誘導細孔容積を有する、請求項4に記載の分散液。
- 該シリカゲル粒子が1.0〜1.5cc/gの粘度誘導細孔容積を有する、請求項4に記載の分散液。
- 請求項1に記載の分散液であって、次の:
i)シリカゲル粒子のスラリーを形成し;
ii)該シリカゲル粒子のスラリーを練磨し;
iii)得られた練磨分散液から上澄み液相と沈降相とを作り、ここで該上澄み液相は0.1〜1ミクロンの範囲の中央粒度を有する多孔質のシリカゲル粒子を含み;そして
iv)該上澄み液相を該多孔質のシリカゲル粒子の分散液として取り出す
工程を含んで成る方法によって製造された上記の分散液。
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