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JP5524096B2 - 過電流保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源から電気負荷に過電流が供給されることを防止する過電流保護装置に関する。
従来より、電源から電気負荷への通電経路を導通/遮断するスイッチング素子を備えて、通電経路に流れる電流が所定レベル以上である状態が所定時間以上継続したときに、スイッチング素子をオフして電源を保護するようにした過電流保護装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された過電流保護装置においては、過電流が生じてスイッチング素子をオフしたときに、このオフ状態を解除するためには、電源スイッチを切るか復帰指令信号を入力する必要があり、過電流が収まってもスイッチング素子をオン状態に自動復帰させることができなかった。
そこで、コンデンサの充放電を利用して、過電流が生じてスイッチング素子をオフしてから一定時間が経過したときに、スイッチング素子をオン状態に復帰させるようにした構成が提案されている。さらに、過電流の状態が解消されずにこのようなスイッチング素子のオン・オフの切替えが繰り返されると、スイッチング素子が過熱するため、この切替え回数が所定回数に達したときに、スイッチング素子を所定時間オフ状態に維持してスイッチング素子の過熱を防止するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−333528号公報 実開平5−84140号公報
上記特許文献2に記載された構成では、スイッチング素子のオン・オフの切替え回数を計数するカウンタ回路等が必要となるため、装置の構成が複雑になるという不都合がある。
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、簡易な構成により、自動復帰機能を備えつつ、過電流状態でのスイッチング素子の過熱を防止することができる過電流保護装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、電源から電気負荷への通電経路に設けられたスイッチング素子と、前記通電経路に流れる電流を検出する電流検出部と、第1レベルの電圧出力と該第1レベルと異なる第2レベルの電圧出力を所定周期で切替えてパルス信号を出力し、前記電気負荷の特性又は作動状況に応じて、前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間の長さを変更するパルス出力回路と、前記パルス出力回路の出力が前記第1レベルであるときは、前記スイッチング素子が遮断状態から導通状態に移行する際の所要期間以外は、前記スイッチング素子を導通状態とし、前記パルス出力回路の出力が前記第2レベルであるときには、前記電流検出部による検出電流の大きさに応じて、該検出電流が所定の過電流閾値よりも小さいときは、前記スイッチング素子が遮断状態から導通状態に移行する際の所要期間以外は前記スイッチング素子を導通状態とし、該検出電流が該過電流閾値以上であるときには、前記スイッチング素子を遮断状態とするスイッチング制御部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記パルス出力回路から出力される前記パルス信号の電圧レベルが第1レベルであるときに、過電流が生じて遮断状態とされた前記スイッチング素子を導通状態に復帰させている。そして、第1発明によれば、前記パルス信号の周期によって、過電流が生じて前記スイッチング素子が遮断状態とされたときに、前記スイッチング素子を強制的に導通状態に復帰させる間隔を、前記スイッチング素子が過熱しない間隔に容易に設定することができる。そのため、スイッチング素子が遮断状態と導通状態に切り換わった回数を計数する回路等は不要であり、前記パルス出力回路による簡易な構成によって、自動復帰機能を備えつつ、過電流状態でのスイッチング素子の過熱を防止することができる過電流保護装置を実現することができる。
なお、前記スイッチング素子の遮断状態は、前記スイッチング素子の通電量がゼロである場合の他、前記スイッチング素子の過熱が生じないレベルまで、前記スイッチング素子の通電量を制限した状態も含むものとする。
さらに発明によれば、前記電気負荷の特性(通電開始時の突入電流の有無等)や、作動状況(作動内容の変化による消費電流の急増等)に応じて、過電流による前記スイッチング素子の遮断を制限する時間を変更することで、前記電源から前記電気負荷への適切な通電を行うことができる。
例えば、前記電源から前記電気負荷への通電開始時の突入電流が大きい場合や、前記電気負荷の消費電流が急増することが多い場合には、前記第1レベルの電圧の出力期間を長くすればよい。また、前記第1レベルの電圧の出力期間を短くすることで、前記電源の待機電力を抑えることができる。
また、第発明において、前記電気負荷は、前記通電経路との接続部に前記電源からの供給電流により充電されるバックアップコンデンサを備え、前記パルス出力回路は、前記電源から前記電気負荷への通電が開始されてから所定時間内での前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間を、該所定時間が経過した後の前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間よりも長くすることを特徴とする(第発明)。
発明によれば、前記電源から前記電気負荷への通電開始時に、前記バックアップコンデンサが満充電されるまで前記バックアップコンデンサに前記過電流閾値以上の電流が流れるときに、前記スイッチング素子が導通状態に維持される時間を長くすることができる。これにより、前記過電流閾値を大きくしなくても、前記第1レベルの電圧の出力期間を長くすることによって、前記バックアップコンデンサを確実に充電することができる。
なお、前記バックアップコンデンサの容量が大きい場合や、前記バックアップコンデンサを備えた複数の前記負荷が、前記電源に並列に接続されているときは、前記第1レベルの電圧の出力期間をさらに長くすればよい。
また、第1発明又は第2発明において、複数の前記電気負荷が前記電源に接続され、前記電源と各電気負荷との通電経路に個別に設けられた複数の前記スイッチング素子と、前記各スイッチング素子に対応した複数の前記スイッチング制御部とを備え、前記各スイッチング制御部は、1つの前記パルス出力回路から出力される前記パルス信号を共用することを特徴とする(第発明)。
発明によれば、複数の前記スイッチング制御部に対して、前記パルス出力回路を個別に備える場合よりも、装置構成を簡素化して部品コストを削減することができる。
過電流保護装置の構成図。 電気負荷が正常であるとき及び電気負荷が短絡異常であるときの過電流保護装置のタイミングチャート。 過電流によりスイッチング素子が遮断された状態から自動復帰するときの過電流保護装置のタイミングチャート。 電気負荷の電源接続部に平滑用コンデンサが設けられている場合の過電流保護装置のタイミングチャート。 電源に複数の電気負荷が接続された実施形態での過電流保護装置の構成図。
本発明の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の過電流保護装置は、電源1と電気負荷2間の通電経路7に設けられて、入力端子と制御端子間に抵抗5が接続されたスイッチング素子3(例えばFET、トランジスタ等)と、通電経路7に流れる電流を検出するための電流検出用抵抗4(本発明の電流検出部に相当する)と、所定周期のパルス信号Psを出力するパルス出力回路6と、電流検出用抵抗4により検出される電流の大きさ及びパルス信号Psのレベルに応じて、スイッチング素子3のオン(導通状態)・オフ(遮断状態)を切替えるスイッチング制御部10とを備えている。
スイッチング制御部10は、電源1の出力部とGND間に直列に接続されたPNP型のトランジスタ11,抵抗12,及び抵抗13と、電流検出用抵抗4とトランジスタ11のベース間に接続された抵抗19と、スイッチング素子3の制御端子とGND間に接続された抵抗18とを備えている。
スイッチング制御部10は、さらに、トランジスタ11のコレクタとスイッチング素子3の制御端子間に、トランジスタ11のコレクタからスイッチング素子3の制御端子への向きを順方向として接続されたダイオード17と、出力部がトランジスタ11のベースに接続されると共に、正入力部が抵抗16を介して閾値電圧Vthの出力部に接続され、負入力部が抵抗12,13の接続箇所に接続され、正入力部と出力部間に抵抗30とダイオード31が直列に接続されたコンパレータ15と、コンパレータ15の負入力部とGND間に接続されたコンデンサ14と、コレクタが抵抗20を介してコンパレータ15の負入力部に接続されると共に、エミッタがGNDに接続され、ベースが抵抗22を介してパルス出力回路6に接続されたNPN型のトランジスタ21と、トランジスタ21のベース・エミッタ間に接続された抵抗23とを備えている。なお、トランジスタ21と抵抗22,23を、デジタルトランジスタに置き換えてもよい。
パルス出力回路6は、出力をHiレベル(例えば5V、本発明の第1レベルに相当する)とLoレベル(例えば0V、本発明の第2レベルに相当する)に切替えて、パルス信号Psを出力する。
パルス出力回路6の出力がHiレベルであるときは、トランジスタ21がオンしてコンパレータ15の負入力部がほぼ0V(<V)となるため、コンパレータ15の出力部がハイインピーダンス状態となる。一方、パルス出力回路6の出力がLoレベルであるときには、トランジスタ21がオフするため、コンパレータ15の負入力部の電圧(=コンデンサ14の端子間電圧Vc)とVとの大小に応じて、コンパレータの15の出力部がGND導通状態(Vc>Vのとき)とハイインピーダンス状態(Vc≦Vのとき)とに切り換わる。
トランジスタ11は、パルス出力回路6の出力がLoレベルであるときは、通電経路7に流れる電流Ioの大きさに応じてオン/オフが切り換わる。すなわち、Ioが予め設定された過電流閾値Ithよりも小さいとき(Io<Ith)はトランジスタ11がオフし、Ioが過電流閾値Ith以上であるとき(Ith≦Io)にはトランジスタ11がオンするように、抵抗4,19の抵抗値が設定されている。
コンパレータ15の出力がハイインピーダンス状態であるときに、トランジスタ11がオンすると、トランジスタ11のエミッタ・ベース間には、抵抗4における降下電圧によるバイアス電圧が加えられて、このバイアス電圧に応じた電流がトランジスタ11及び抵抗12を介してコンデンサ14に供給され、コンデンサ14が充電されてその端子間電圧Vcが次第に上昇する。
このように、コンデンサ14が充電されているときは、スイッチング素子3の制御部に、電源1の出力電圧をトランジスタ11と抵抗12とコンデンサ14とで分圧した電圧がダイオード17を介して入力される。そして、スイッチング素子3の通電量が、トランジスタ11がオフであるときよりも少ない量に制限される。
コンデンサ14の端子間電圧VcがVよりも高くなると、コンパレータ15の出力部が0V(GNDに導通)となって、トランジスタ11のエミッタ・ベース間のバイアス電圧が高くなり、トランジスタ11の通電量が増加する。これにより、ダイオード17を介してスイッチング素子3の制御部に入力される電圧が高くなり、スイッチング素子3がオフされて電気負荷2への過電流の供給が遮断される。
次に、図2〜4に示したタイミングチャートを参照して、過電流保護装置の作動について説明する。
図2(a)は、電気負荷2の状態が正常である場合の電源1から電気負荷2に供給される電流Io、電気負荷2に印加される電圧Vo、及びコンデンサ14の端子間電圧Vcの推移を、横軸を共通の時間軸(t)として示したものである。
電気負荷2の状態が正常であって、電源1から電気負荷2に供給される電流Ioが過電流閾値Ithよりも小さい定常電流I1であるときは、トランジスタ11がオフ状態に維持されるため、印加電圧Voが定常電圧V1となる。また、コンデンサ14には通電されないため、コンデンサ14の端子間電圧Vcは0Vのままとなる。
次に、図2(b)は、電気負荷2に異常が生じて電源1から電気負荷2に過電流が供給される状態になった場合の電源1から電気負荷2に供給される電流Io、電気負荷2に印加される電圧Vo、及びコンデンサ14の端子間電圧Vcの推移を、横軸を共通の時間軸(t)として示したものである。
11で電源1から電気負荷2に供給される電流Ioが過電流閾値Ith以上になると、トランジスタ11がオンしてスイッチング素子3により通電量がI2に制限され、電気負荷2に印加される電圧VoがV1からV2に低下する。そして、コンデンサ14への通電によりコンデンサ14の端子間電圧Vcが次第に上昇し、Vcが閾値電圧V以上になったt12で、コンパレータ15の出力が0Vとなってスイッチング素子3がオフする。これにより、電源1から電気負荷2に供給される電流Ioが0Aになる(過電流供給の遮断)と共に、電気負荷2に印加される電圧Voが0Vになる。
次に、図3(a)は、過電流の検出によりスイッチング素子3がオフされ、その後、電気負荷2の異常が解消されたときに、スイッチング素子3をオン状態に自動復帰させる場合の電源1から電気負荷2に供給される電流Io、電気負荷2に印加される電圧Vo、コンデンサ14の端子間電圧Vc、及びパルス信号Psの推移を、横軸を共通の時間軸(t)として示したものである。
スイッチング素子3がオフされて、電源1から電気負荷2に供給される電流Ioが0A、電気負荷2に印加される電圧Voが0V、コンデンサ14の端子間電圧VcがVf(満充電レベル)となっているt21で、パルス出力回路6の出力がHiレベル(5V)に切り換わると、トランジスタ21がオンして、トランジスタ21を介したコンデンサ14の放電が開始される。
そして、放電によりコンデンサ14の端子間電圧Vcが次第に低下し、コンデンサ14の端子間電圧VcがVよりも低くなったt22で、コンパレータ15の出力が0Vからハイインピーダンス状態に切り換わる。これにより、トランジスタ11がオフしてスイッチング素子3の制御端子に入力される電圧が低下し、スイッチング素子3がオンして電気負荷2への電流供給が再開される(スイッチング素子3のオン状態への自動復帰)。
次に、図3(b)は、過電流の検出によりスイッチング素子3がオフされ、電気負荷2の異常が解消されていない状態で、スイッチング素子3をオン状態に自動復帰させた場合の電源1から電気負荷2に供給される電流Io、電気負荷2に印加される電圧Vo、コンデンサ14の端子間電圧Vc、及びパルス信号Psの推移を、横軸を共通の時間軸(t)として示したものである。
図3(a)と同様に、スイッチング素子3がオフされて、電源1から電気負荷2に供給される電流Ioが0A、電気負荷2に印加される電圧Voが0V、コンデンサ14の端子間電圧VcがVf(満充電レベル)となっているt31で、パルス出力回路6の出力がHiレベル(5V)に切り換わると、トランジスタ21がオンして、トランジスタ21を介したコンデンサ14の放電が開始される。
そして、放電によりコンデンサ14の端子間電圧Vcが次第に低下し、コンデンサ14の端子間電圧VcがVよりも低くなったt32で、コンパレータ15の出力が0Vからハイインピーダンス状態に切り換わる。
これにより、トランジスタ11がオフしてスイッチング素子3の制御端子に入力される電圧が低下し、スイッチング素子3がオンして電気負荷2への電流供給が再開されるが、電気負荷2の異常が解消されていないため、電流検出用抵抗4には過電流閾値Ith以上の電流が流れる。
そのため、再びトランジスタ11がオンしてスイッチング素子3の制御端子に入力される電圧が高くなり、スイッチング素子3の通電量がI2に制限される。そして、パルス出力回路6の出力が0Vに切り換わり、トランジスタ21がオフしたt33からコンデンサ14の充電が開始され、コンデンサ14の端子間電圧Vcが次第に上昇する。
コンデンサ14の端子間電圧VcがV以上となったt34で、コンパレータ15の出力がハイインピーダンスから0Vに切り換わり、これにより、スイッチング素子3の制御端子への入力電圧が上昇して、スイッチ素子3が再びオフする(過電流供給の遮断)。
次に、図4は、電気負荷2内に、電気負荷2の電源接続部間に接続されたバックアップコンデンサが設けられている場合の、電源1から電気負荷2への通電を開始する場合の電源1から電気負荷2に供給される電流Io、電気負荷2に印加される電圧Vo、バックアップコンデンサの端子間電圧Vc、及びパルス信号Psの推移を、横軸を共通の時間軸(t)として示したものである。
電気負荷2の電源接続部間にバックアップコンデンサが接続されている場合には、t41で電気負荷2への通電を開始したときに、バックアップコンデンサに過電流閾値Ith以上の電流が流れ込む。そして、この場合にパルス出力回路6から出力されるパルス信号PsにおけるHiレベル(5V)の出力期間Thが短いと、スイッチング素子3がオンされる時間が短くなるため、バックアップコンデンサを満充電するための所要時間が長くなり、電気負荷2が作動可能状態になるまでの待ち時間が長くなる。
そこで、パルス出力回路6は、電気負荷2への通電を開始してから所定時間(平滑用コンデンサの充電時間に基づいて決定される)が経過するまでは、パルス信号PsにおけるHiレベル(5V)の出力期間Thを、この所定時間が経過した後よりも長く設定する。これにより、5Vの出力期間(t41〜t42、t44〜t46)におけるバックアップコンデンサの充電時間を長くして、バックアップコンデンサが満充電されるまでの時間を短くすることができる。
なお、パルス信号PsにおけるHiレベルの電圧の出力期間の長さを、電気負荷2の特性や作動状態に応じて変更するようにしてもよい。例えば、電気負荷2が電動機(例えばファンやポンプ)であって、作動開始時に大きな突入電流が流れるときには、電気負荷2の作動開始時から所定時間が経過するまでの間は、Hiレベルの出力期間を長くして、電気負荷2の作動開始時にスイッチング素子3がオフされないようにしてもよい。
また、例えば、電気負荷2が音声出力機能付きのリモコンであって、音声出力時に消費電力が急増する場合に、音声出力の開始から終了するまでの期間は、パルス出力回路6の出力をHiレベルにして、音声出力中に過電流によりスイッチング素子3がオフされないようにしてもよい。
次に、図5は、電源1に複数の電気負荷2a〜2cが接続された実施形態であり、電源1と各電気負荷2a〜2cの通電経路に、スイッチング素子3a〜3cと電流検出用抵抗4a〜4cが個別に設けられている。そして、各スイッチング素子3a〜3cに対応したスイッチング制御部10a〜10cが備えられている。
ここで、スイッチング素子3a〜3c、及びスイッチング制御部10a〜10cの仕様は、上述した図1のスイッチング素子3及びスイッチング制御部10と同様である。そして、各スイッチング制御部10a〜10cには、1つのパルス出力回路6から出力されるパルス信号Psが入力され、各スイッチング制御部10a〜10cはこのパルス信号Psを共用して、スイッチング素子3a〜3cの作動を制御する。
図5の構成によれば、電源1に接続される電気負荷2の数が増えても、パルス出力回路6は1つ用意すればよいため、簡易な構成により、複数の電気負荷についての過電流保護を実現することができる。
図5のパルス出力回路6とスイッチング素子3a〜3cは、例えば給湯器の電子基板に搭載され、電気負荷2a〜2cは、給湯器に備えられるファン、温度センサ、COセンサ、給湯器の遠隔操作用のリモコン等である。
ここで、給湯器に複数のリモコン(台所リモコン、浴室リモコン等)が接続される場合に、1つのスイッチング制御部10aとスイッチング素子3aに、複数のリモコンを接続すると、スイッチング制御部10a又はスイッチング素子3aの故障が生じたときに、全てのリモコンが使用不能となる。
それに対して、図5に示したように、一つのスイッチング制御部10a〜10c及びスイッチング素子3a〜3cに対して、一つのリモコン(電気負荷)を1台ずつ接続する構成とすることにより、一つのスイッチング制御部又はスイッチング素子が故障しても、故障していない他のスイッチング制御部及びスイッチング素子に接続されたリモコンを使用することができる。
なお、パルス出力回路6は、マイクロコンピュータによるソフトウェア処理により構成してもよく、ハードロジック回路により構成してもよい。
また、本実施の形態では、電気負荷2に供給される電流Ioが過電流閾値Ith以上になったときに、スイッチング素子3の通電量を制限し、Ioが過電流閾値Ith以上である状態がコンデンサ14の充電態様により定まる時間以上継続したときに、スイッチング素子3をオフしたが、Ioが過電流閾値Ith以上になったときに直ちにスイッチング素子3をオフするようにしてもよい。
1…電源、2…電気負荷、3…スイッチング素子、4…電流検出用抵抗、6…パルス出力回路、7…通電経路、10…スイッチング制御部。

Claims (3)

  1. 電源から電気負荷への通電経路に設けられたスイッチング素子と、
    前記通電経路に流れる電流を検出する電流検出部と、
    第1レベルの電圧出力と該第1レベルと異なる第2レベルの電圧出力を所定周期で切替えてパルス信号を出力し、前記電気負荷の特性又は作動状況に応じて、前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間の長さを変更するパルス出力回路と、
    前記パルス出力回路の出力が前記第1レベルであるときは、前記スイッチング素子が遮断状態から導通状態に移行する際の所要期間以外は、前記スイッチング素子を導通状態とし、
    前記パルス出力回路の出力が前記第2レベルであるときには、前記電流検出部による検出電流の大きさに応じて、該検出電流が所定の過電流閾値よりも小さいときは、前記スイッチング素子が遮断状態から導通状態に移行する際の所要期間以外は前記スイッチング素子を導通状態とし、該検出電流が該過電流閾値以上であるときには、前記スイッチング素子を遮断状態とするスイッチング制御部と
    を備えたことを特徴とする過電流保護装置。
  2. 請求項1に記載の過電流保護装置において、
    前記電気負荷は、前記通電経路との接続部に前記電源からの供給電流により充電されるバックアップコンデンサを備え、
    前記パルス出力回路は、前記電源から前記電気負荷への通電が開始されてから所定時間内での前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間を、該所定時間が経過した後の前記パルス信号における前記第1レベルの電圧の出力期間よりも長くすることを特徴とする過電流保護装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の過電流保護装置において、
    複数の前記電気負荷が前記電源に接続され、
    前記電源と各電気負荷との通電経路に個別に設けられた複数の前記スイッチング素子と、
    前記各スイッチング素子に対応した複数の前記スイッチング制御部とを備え、
    前記各スイッチング制御部は、1つの前記パルス出力回路から出力される前記パルス信号を共用することを特徴とする過電流保護装置。
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