JP5518083B2 - フィンチューブ熱交換器 - Google Patents
フィンチューブ熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5518083B2 JP5518083B2 JP2011531788A JP2011531788A JP5518083B2 JP 5518083 B2 JP5518083 B2 JP 5518083B2 JP 2011531788 A JP2011531788 A JP 2011531788A JP 2011531788 A JP2011531788 A JP 2011531788A JP 5518083 B2 JP5518083 B2 JP 5518083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- fins
- cut
- leading edge
- heat transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/24—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
- F28F1/32—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means having portions engaging further tubular elements
- F28F1/325—Fins with openings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/06—Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
- F24F1/14—Heat exchangers specially adapted for separate outdoor units
- F24F1/18—Heat exchangers specially adapted for separate outdoor units characterised by their shape
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0477—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F19/00—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2215/00—Fins
- F28F2215/04—Assemblies of fins having different features, e.g. with different fin densities
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Geometry (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
本発明は、フィンチューブ熱交換器に関する。
平行に並べられた複数の伝熱フィン(以下、単に「フィン」という)と、複数のフィンを貫通している伝熱管とを備えたフィンチューブ熱交換器は良く知られている。中でも、気流方向に沿って山と谷が交互に現れるように成形されたフィンは「コルゲートフィン」と呼ばれ、高い性能を誇るフィンとして広く利用されている。
コルゲートフィン以外のフィンとして、特許文献1または2に記載されたものが知られている。特許文献1または2に記載されたフィンは、「ルーバ」と呼ばれる切り起こし部を形成したものである。このフィンは、しばしば「ルーバフィン」と呼ばれ、コルゲートフィン同様、広く利用されている。
フィンチューブ熱交換器をヒートポンプの室外熱交換器(蒸発器)に使用した場合の課題の一つとして、低温時におけるフィンへの霜の付着が知られている。霜の付着に従って風路が徐々に狭くなり、圧力損失の増大および伝熱性能の低下を招く。そのため、ヒートポンプでは霜を除去するための運転(いわゆるデフロスト)が定期的に行われる。フィンチューブ熱交換器の性能を落とすことなく、デフロストの回数を減らすことができれば、サイクルのCOP(coefficient of performance)の改善を期待できる。
上記事情に鑑み、本発明は、着霜に起因した圧力損失の増大および伝熱性能の低下が緩やかなフィンチューブ熱交換器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
直線状の前縁を有し、空気の流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィンと、
前記複数のフィンを貫通しており、空気と熱交換する媒体が内部を流通する伝熱管とを備え、
前記複数のフィンの並び方向を高さ方向、前記前縁に平行な方向を幅方向、前記高さ方向および前記幅方向に垂直な方向を気流方向、前記伝熱管を通すために前記フィンに形成された貫通孔の直径をφ、前記前縁から前記伝熱管の上流端までの最短距離をa、前記フィンの表面上の点であって前記貫通孔の中心から前記幅方向に0.8φの距離にある点を基準点、前記基準点を通り前記幅方向に垂直な平面を基準面、前記フィンを平面視した場合における前記基準面と前記前縁との交点を前縁基準点、2つの前記基準点および2つの前記前縁基準点を結ぶ線分によって囲まれた前記フィンの表面上の領域であって前記貫通孔に隣接している領域を基準領域、前記フィンの表面上の仮想線であって前記前縁から0.4aの距離にある線を上流側基準線、同じく前記前縁から0.6aの距離にある線を下流側基準線、前記基準領域に含まれる領域であって前記上流側基準線と前記下流側基準線との間の領域を特定領域と定義したとき、
前記フィンには、当該フィンの一部を切り起こすことによって、前記前縁とは別の前縁を前記特定領域内に有する切り起こし部が形成されている、フィンチューブ熱交換器を提供する。
直線状の前縁を有し、空気の流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィンと、
前記複数のフィンを貫通しており、空気と熱交換する媒体が内部を流通する伝熱管とを備え、
前記複数のフィンの並び方向を高さ方向、前記前縁に平行な方向を幅方向、前記高さ方向および前記幅方向に垂直な方向を気流方向、前記伝熱管を通すために前記フィンに形成された貫通孔の直径をφ、前記前縁から前記伝熱管の上流端までの最短距離をa、前記フィンの表面上の点であって前記貫通孔の中心から前記幅方向に0.8φの距離にある点を基準点、前記基準点を通り前記幅方向に垂直な平面を基準面、前記フィンを平面視した場合における前記基準面と前記前縁との交点を前縁基準点、2つの前記基準点および2つの前記前縁基準点を結ぶ線分によって囲まれた前記フィンの表面上の領域であって前記貫通孔に隣接している領域を基準領域、前記フィンの表面上の仮想線であって前記前縁から0.4aの距離にある線を上流側基準線、同じく前記前縁から0.6aの距離にある線を下流側基準線、前記基準領域に含まれる領域であって前記上流側基準線と前記下流側基準線との間の領域を特定領域と定義したとき、
前記フィンには、当該フィンの一部を切り起こすことによって、前記前縁とは別の前縁を前記特定領域内に有する切り起こし部が形成されている、フィンチューブ熱交換器を提供する。
一般に、霜は、フィンの表面に均一に付着するのではなく、局所的に成長する。局所的な霜の成長を抑制できれば、風路の閉塞を長時間にわたって回避できるとともに、伝熱性能の経時的な低下も緩やかになる。
本発明者らは、フィンチューブ熱交換器における着霜のメカニズムを詳細に調べた。その結果、フィンの前縁での局所的な着霜を抑制することによって、着霜に起因した圧力損失の増大および伝熱性能の低下を緩やかにでき、ひいてはデフロスト回数を減らせることが明らかとなった。
本発明のフィンチューブ熱交換器によると、フィンの一部を切り起こすことによって切り起こし部が形成されている。切り起こし部はフィンの前縁とは別の前縁を特定領域に有する。後の説明から明らかとなるように、この特定領域に切り起こし部を形成した場合に、フィンの伝熱性能を落とすことなく、フィンの前縁への着霜を効果的に抑制できる。結果として、フィンの前縁への着霜に起因した圧力損失の増大および伝熱性能の低下を緩やかにでき、デフロスト処理の回数を減らせる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のフィンチューブ熱交換器1は、空気Aの流路を形成するために、所定間隔(フィンピッチ)で平行に並べられた複数のフィン31と、これらのフィン31を貫通する複数の伝熱管21とを備えている。フィンチューブ熱交換器1は、伝熱管21の内部を流れる媒体Bと、フィン31の表面に沿って流れる空気Aとを熱交換させるものである。媒体Bの具体例は、二酸化炭素およびハイドロフルオロカーボン等の冷媒である。伝熱管21は、1本につながっていてもよいし、つながっていなくてもよい。
図1に示すように、本実施形態のフィンチューブ熱交換器1は、空気Aの流路を形成するために、所定間隔(フィンピッチ)で平行に並べられた複数のフィン31と、これらのフィン31を貫通する複数の伝熱管21とを備えている。フィンチューブ熱交換器1は、伝熱管21の内部を流れる媒体Bと、フィン31の表面に沿って流れる空気Aとを熱交換させるものである。媒体Bの具体例は、二酸化炭素およびハイドロフルオロカーボン等の冷媒である。伝熱管21は、1本につながっていてもよいし、つながっていなくてもよい。
図2Aに示すように、フィン31は直線状の前縁31fを有する。本明細書では、フィン31の並び方向を高さ方向、前縁31f(図2A参照)に平行な方向を幅方向、高さ方向および幅方向に垂直な方向を気流方向と定義する。図1に示すように、気流方向、高さ方向および幅方向は、それぞれ、X方向、Y方向およびZ方向に対応している。
フィン31は長方形かつ平板の形状を有する。フィン31の長手方向は幅方向に一致している。本実施形態ではフィン31は一定の間隔(フィンピッチ)で並べられている。ただし、高さ方向に隣り合う2つのフィン31の間隔は必ずしも一定である必要はなく、異なっていてもよい。フィン31の材料として、例えば、打ち抜き加工された肉厚0.05〜0.8mmのアルミニウム製の平板を好適に使用できる。フィン効率を向上させる観点等から、フィン31の肉厚が0.08mm以上であることが特に好ましい。フィン31の表面にベーマイト処理および親水性塗料の塗布等の親水性処理が施されていてもよい。
図2Aに示すように、伝熱管21は、フィン31に形成された貫通孔31hに挿入されている。貫通孔31hの周りにフィンカラー5aがフィン31の一部によって形成されており、このフィンカラー5aと伝熱管21とが密着している。貫通孔31hの直径φは、例えば1〜20mmであり、4mm以下であってもよい。貫通孔31hの直径φは、伝熱管21の外径に一致している。また、気流方向に関するフィン31の寸法Lは、例えば15〜25mmである。
伝熱管21から見て気流方向の上流側には、フィン31の一部を切り起こすことによって、フィン31の前縁31fとは別の前縁を有する切り起こし部12が形成されている。切り起こし部12の前縁は、斜線で示された特定領域内に位置しているとともに、幅方向に平行である。詳細には、幅方向に関して複数の貫通孔31hが一定の間隔で形成されており、1つの貫通孔31hに対して少なくとも1つの切り起こし部12が形成されている。本実施形態では、1つの貫通孔31hに対して2つ(複数)の切り起こし部12が形成されている。切り起こし部12は、平面視で半円の形状を有している。本実施形態のように、平面視で半円の形状の切り起こし部12の全部が斜線で示された特定領域内に位置していてもよいし、切り起こし部12の下流側の一部が特定領域から食み出していてもよい。切り起こし部12を除く第1フィン31の他の部分は平坦であり、気流方向および幅方向に平行な表面を有する。
図2Bに示すように、切り起こし部12の前縁12fが平面視で直線の形状を有している場合、気流方向に関する切り起こし部12の最も上流側の部分も特定領域に位置することになる。
図3に示すように、フィンピッチをFPとしたとき、切り起こし部12は、フィンピッチFP未満の高さHを有している。好ましくは、高さHが0.4FP<H<0.6FPの範囲にあることである。「高さH」は、フィン31の表面からの高さを意味する。「フィンピッチ」は、フィン31の厚みをゼロと仮定した場合のフィン31の配置間隔を意味する。切り起こし部12の高さHを適切に調節すれば、切り起こし部12の前縁に霜が付着したときの気流速度の低下を抑制できる。また、切り起こし部12がフィンチューブ熱交換器1の組み立ての邪魔にならないし、プレス加工等により切り起こし部12を容易に形成できる。
また、図2Aに示すように、幅方向に関して互いに隣り合う2つの切り起こし部12の間隔Wが、(FP)/2以上に調節されている。好ましくは、間隔Wが0.5FP<W<5FPの範囲にある。切り起こし部12の間隔Wを適切に調節すれば、伝熱性能を向上させる効果とともに、フィン31の前縁31fへの局所的な着霜を抑制する効果が十分に得られる。
図4Aに示すように、切り起こし部12は、フィン31の第1主面側から第2主面側へと空気が流れるのを許容するように、気流方向の上流側からの空気を受け入れ可能な開口12pを有する。図4Bに示すように、気流方向の上流側から見て、開口12pは半円の形状を有する。気流方向に関する切り起こし部12の寸法L1(長さ)は、例えば0.5〜1.5mmであり、幅方向に関する切り起こし部12の寸法W1(横幅)は、例えば1.0〜3.0mmである。なお、気流方向の上流側から見たときの開口12pの形状は半円形に限定されず、例えば多角形であってもよい。具体的には、図4Cに示すように三角形であってもよいし、図4Dに示すように台形であってもよい。切り起こし部12の個数および形状は、所望の伝熱性能が得られるように適切に設定されうる。
切り起こし部12の前縁が位置している特定領域は、以下の規則に従って定められている。図2A及び図2Bに示すように、貫通孔31hの直径をφ、フィン31の前縁31fから伝熱管21の上流端21pまでの最短距離をa、フィン31の表面上の点であって貫通孔31hの中心Oから幅方向に0.8φの距離にある点を基準点BPとする。基準点BPを通り幅方向に垂直な平面を基準面VLとする。フィン31を平面視した場合における基準面VLと前縁31fとの交点を前縁基準点BPFとする。2つの基準点BPおよび2つの前縁基準点BPFを結ぶ線分によって囲まれたフィン31の表面上の領域であって、貫通孔31hに隣接している領域を基準領域とする。また、フィン31の表面上の仮想線であって前縁31fから0.4aの距離にある線を上流側基準線LU、同じく前縁31fから0.6aの距離にある線を下流側基準線LDとする。そして、基準領域に含まれる領域であって上流側基準線LUと下流側基準線LDとの間の領域を特定領域と定義する。図2A中には、特定領域が斜線で示されている。
上記特定領域に切り起こし部12を設ける理由を説明する。当業者に知られているように、フィン(平板)の温度が一定であると仮定した場合、フィンの表面の任意の位置における局所熱伝達率αは下記式(1)で計算できる。式(1)において、「Pr」はプラントル数、「λ」はフィンの熱伝導率、「ν」は流体の動粘性係数、「U」は流体の速度、「x」はフィンの前縁から局所熱伝達率αを求めるべき位置までの距離を表している。
(式1)
α=0.3332×Pr1/3×λ×ν-1/2×U×x-1/2
α=0.3332×Pr1/3×λ×ν-1/2×U×x-1/2
式(1)によると、局所熱伝達率αは、フィンの前縁からの距離に依存する。流体が空気、フィンがアルミニウム製、温度が−5℃、フィンの前縁から伝熱管の上流端までの最短距離が5.0mmの条件のもと、前縁からの距離xに対する局所熱伝達率αの変化を式(1)に基づいて計算した。結果を図5に示す。図5のグラフは、前縁から遠ざかるにつれて、局所熱伝達率αが低下することを示している。具体的に、局所熱伝達率αは、前縁から3.0mmを超えた辺りから低下が緩やかになる。このことは、前縁から3.0mmを超えた辺りで境界層の厚みが飽和することを示している。流体の速度Uに応じて局所熱伝達率αのカーブの形も変化するが、前縁に比較的近い領域で局所熱伝達率αが急激に落ち込む傾向は変わらない。
次に、図2A等を参照して説明した切り起こし部12をフィンに設けた場合における、切り起こし部12の位置に対するフィンの表面の平均熱伝達率の変化を計算した。本計算では、伝熱管21の中心Oを通り気流方向に平行な線上で切り起こし部12の位置を変化させた。切り起こし部12の位置に応じて、前縁から下流側5.0mmの位置までの局所熱伝達率の平均値を「平均熱伝達率」として求めた。結果を図6に示す。「切り起こし部の位置」は、正確には、フィンの前縁から切り起こし部12の前縁までの距離を意味する。図6に示すように、流体の速度によらず、前縁からの距離が2.5mmの位置に切り起こし部12を設けたときに、フィンの平均熱伝達率が最大となる。
上記計算では、フィンの前縁から伝熱管の上流端までの距離を5.0mmに設定している。ただし、フィンの前縁から伝熱管の上流端までの距離は特に限定されない。以下に説明するように、フィンの前縁から伝熱管の上流端までの距離をaとしたとき、フィンの前縁からa/2の位置に切り起こし部12の前縁を設定したときに、最高の伝熱性能が得られる。
図7は、フィンの前縁から距離bの位置に切り起こし部を設けたときの局所熱伝達率αの変化を示している。横軸は、フィンの前縁からの切り起こし部までの距離x、縦軸は局所熱伝達率αを表している。フィンの前縁から伝熱管の上流端までの距離をaとしたとき、下記式(2)に示すように、局所熱伝達率αを0からaまで積分することによって得られた値は、フィンの伝熱性能の指標となる。式(2)において、c=0.3332×Pr1/3×λ×ν-1/2×Uである。フィンチューブ熱交換器の実際の使用状況において、Pr、λ、ν、Uの温度依存性は極めて小さい。従って、式(2)において、cを定数として取り扱うことができる。
式(2)において、{b1/2+(a−b)1/2}は、b=a/2で最大値をとる。つまり、前縁からa/2の位置に切り起こし部の前縁を設定した場合に、フィンが最も高い伝熱性能を有する。
次に、平坦な面のみで構成されたフィンを有するフィンチューブ熱交換器を蒸発器として用いた場合のフィンの表面温度をシミュレートした。結果を図8に示す。図8の等高線図は、伝熱管21に近ければ近いほどフィンの表面温度が低いことを表している。図8に示すように、2つの基準点BPおよび2つの前縁基準点BPFを結ぶ線分によって囲まれた領域(基準領域)においてフィンの表面は低い温度を示す。すなわち、基準領域ではフィンと空気の温度差が大きい。したがって、基準領域の伝熱性能を向上させることで、熱交換量を効率的に増加させうる。
以上の結果を考慮すると、フィン31の前縁31fから伝熱管21の上流端21pまでの最短距離がaのとき、a/2の位置に別の前縁12fが存在するように切り起こし部12を設けることで、前縁31fへの着霜を抑制する効果とフィン31の伝熱性能を向上させる効果とを両立できる。ただし、図6から理解できるように、平均熱伝達率のカーブは、a/2の近傍で概ね平坦である。従って、フィン31の前縁31fから0.4a〜0.6aの範囲に切り起こし部12の前縁12fが位置している場合にも、前述した有意な効果を十分に享受できる。
例えば、a=5.0mmの場合、前縁31fからの距離が2〜3mmの特定領域に切り起こし部12を設けるとよい。なお、切り起こし部12の位置が前縁31fに近すぎる場合、プレス加工によって切り起こし部12を形成するのが難しいという問題もある。前縁31fから2〜3mm離れた部分に対しては、プレス加工を比較的簡単に行える。本実施形態では、前縁31fからの距離が0.4aよりも小さい範囲の部分は、別の前縁を有さず、平坦な表面を有する部分だけで構成されている。同様に、前縁31fからの距離が0.6aよりも大きくa以下の範囲の部分は、別の前縁を有さず、平坦な表面を有する部分だけで構成されている。従って、本実施形態によれば、着霜に起因した圧力損失の増大を抑制し、かつ伝熱性能を向上させる効果を十分に享受しながらも、製造しやすいフィン31を設計できる。
(変形例)
切り起こし部の前縁は、平面視で直線以外の形状を有していてもよい。図9Aに示す変形例では、平面視で上流側に向かって凸の形状の切り起こし部42が設けられている。具体的には、図9Bに示すように、切り起こし部42の前縁42pが、平面視で気流方向の上流側に向かって凸の曲線(例えば円弧)の形状を有する。切り起こし部42は、フィン31の第1主面側から第2主面側へと空気が流れるのを許容するように、気流方向の上流側からの空気を受け入れ可能な開口41を有する。開口41は、平面視で三日月の形をしている。前縁42pの最も上流側の部分P1が特定領域に位置している。このような形状によっても、前述した有意な効果を得ることができる。前縁42pが曲線の形状を有しているので、フィンの加工が容易である。
切り起こし部の前縁は、平面視で直線以外の形状を有していてもよい。図9Aに示す変形例では、平面視で上流側に向かって凸の形状の切り起こし部42が設けられている。具体的には、図9Bに示すように、切り起こし部42の前縁42pが、平面視で気流方向の上流側に向かって凸の曲線(例えば円弧)の形状を有する。切り起こし部42は、フィン31の第1主面側から第2主面側へと空気が流れるのを許容するように、気流方向の上流側からの空気を受け入れ可能な開口41を有する。開口41は、平面視で三日月の形をしている。前縁42pの最も上流側の部分P1が特定領域に位置している。このような形状によっても、前述した有意な効果を得ることができる。前縁42pが曲線の形状を有しているので、フィンの加工が容易である。
(第2実施形態)
第1実施形態で説明したフィンと、他のフィンとを組み合わせることによって、フィンチューブ熱交換器を構成できる。以下、第1実施形態と同じ要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態で説明したフィンと、他のフィンとを組み合わせることによって、フィンチューブ熱交換器を構成できる。以下、第1実施形態と同じ要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のフィンチューブ熱交換器10は、空気Aの流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィン3と、これらのフィン3を貫通する複数の伝熱管2とを備えている。
図10および図11に示すように、フィン3は、気流方向の上流側に配置された複数の第1フィン31と、複数の第1フィン31を通過した空気Aが流入するように複数の第1フィン31の下流側に配置された複数の第2フィン32とを含む。第1フィン31には、第1実施形態で説明したように、切り起こし部12が形成されている。気流方向に関して、第1フィン31の寸法(図2A参照)と第2フィン32の寸法とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。ただし、量産効果を高めるには同一である方が好ましい。
図10および図11に示すように、伝熱管2は、幅方向に並ぶように第1フィン31側に設けられた複数の第1伝熱管21と、同じく幅方向に並ぶように第2フィン32側に設けられた複数の第2伝熱管22とを含む。第1伝熱管21および第2伝熱管22は、幅方向に関して互い違いに配置されている。第1伝熱管21と同様、第2伝熱管22は、第2フィン32に形成された貫通孔32hに挿入されているとともに、第2フィン32の一部によって形成されたフィンカラー5bに密着している。
図12に示すように、第1フィン31の下流端31eと第2フィン32の前縁32f(上流端)との間には、気流方向に関して例えば1〜3mmの広さGを有する隙間37が形成されている。この隙間37には、第1フィン31の下流端31eと第2フィン32の前縁32fとの間に霜が跨って形成されて風路が閉塞するのを防止する役割がある。つまり、隙間37により着霜時の圧力損失の増大を抑制できる。また、隙間37が存在していると、第1フィン31の下流側の端面の陰に第2フィン32の前縁32fが隠れないので、第2フィン32での熱交換量も増大する。
図12に示すように、本実施形態において、第2フィン32は、気流方向に沿って山と谷が交互に現れるように成形されたコルゲートフィンである。また、第1フィン31のフィンピッチFPと第2フィン32のフィンピッチFPとが等しく、かつ高さ方向に関して第1フィン31と第2フィン32とが互い違いに配列している。このような配置によると、隣り合う2つの第1フィン31の間の風路に第2フィン32の前縁32fが面する。高い流速を維持した空気が第2フィン32の前縁32fに当たることで第2フィン32の前縁32fでの熱伝達率が向上し、第2フィン32での熱交換量が増大する。なお、下流側のフィンとして、切り起こし部12を設けた第1フィン31を使用してもよい。
(変形例)
図13に示すように、第1フィン31には、幅方向に関して互いに隣り合う2つの第1伝熱管21の間に、幅方向に平行な前縁を有するスリット部15〜17が形成されていてもよい。切り起こし部12およびスリット部15〜17を除く第1フィン31の他の部分は平坦であり、気流方向に平行な表面を有する。
図13に示すように、第1フィン31には、幅方向に関して互いに隣り合う2つの第1伝熱管21の間に、幅方向に平行な前縁を有するスリット部15〜17が形成されていてもよい。切り起こし部12およびスリット部15〜17を除く第1フィン31の他の部分は平坦であり、気流方向に平行な表面を有する。
スリット部15〜17は、幅方向(Z方向)に関して切り起こし部12よりも第1伝熱管21から遠い位置に形成されている。第1伝熱管21から比較的離れた領域にスリット部15〜17を設けることによって、第1フィン31の前縁31fへの局所的な着霜を抑制する効果がさらに高まる。結果として、着霜時において、第1フィン31の面内で霜の厚みが均一化する。
本実施形態では、スリット部15〜17の前縁に基づいて、第1フィン31の表面に微小な段差が形成されている。図14に示すように、第1フィン31の平坦な部分からのスリット部15〜17の突出高さは僅かである。詳細には、図15に示すように、第1フィン31の厚みをtとしたとき、スリット部15〜17は、それぞれ、0<h<3t(好ましくは0<h<t)で規定される切り起こし高さhを有している。スリット部15〜17の切り起こし高さhをこのような範囲に設定することによって、スリット部15〜17によって圧力損失が増大するのを防止できる。スリット部15〜17の前縁15f〜17fは幅方向に平行であり、この前縁15f〜17fに霜を付着させることにより、第1フィン31の前縁31fへの局所的な着霜をさらに抑制できる。
また、本実施形態では、隣り合う2つの第1伝熱管21の間において、気流方向に沿って3つのスリット部15〜17が形成されている。このように、気流方向に沿って複数のスリット部15〜17を設けると、第1フィン31の前縁31fへの局所的な着霜を抑制する効果がさらに高まる。もちろん、スリット部の数は1つでも構わない。
図13に示すように、幅方向に関するスリット部15〜17の寸法(横幅W2)は、貫通孔31hの直径φよりも大きい。本実施形態では、幅方向に関して互いに隣り合う2つの第1伝熱管21から等距離にスリット部15〜17が形成されている。スリット部15〜17の横幅W2を広くすることによって、第1フィン31の前縁31fへの局所的な着霜を抑制する効果がさらに高まる。
図10および図11を参照して説明したフィンチューブ熱交換器(実施例)をヒートポンプ式給湯装置(加熱能力:6kw)の蒸発器として用いて計算機シミュレーションを行った。具体的には、冬期2/1℃(乾球温度計による外気温/湿球温度計による外気温)の条件で80分間の定格運転を行なった後の着霜厚みを計算機シミュレーションで調べた。また、コルゲートフィンを前後2列に用いたフィンチューブ熱交換器(比較例)についても同様のシミュレーションを行なった。実施例および比較例の設計条件は下記の通りである。なお、本シミュレーションでは、熱交換器の入口と出口との間の圧力差が一定となるように、霜の付着に応じて風速(風量)を変化させた。このような非定常計算によると、純粋に着霜の分布のみを対比可能である。
(実施例と比較例とに共通の条件)
フィンの寸法:気流方向長さ18mm+18mm、厚み0.1mm
フィンピッチ:1.49mm
伝熱管の外径:7.0mm
冷媒:CO2
フィンの寸法:気流方向長さ18mm+18mm、厚み0.1mm
フィンピッチ:1.49mm
伝熱管の外径:7.0mm
冷媒:CO2
(実施例)
切り起こし部の高さH:0.75mm
切り起こし部の長さL1:0.75mm
切り起こし部の高さH:0.75mm
切り起こし部の長さL1:0.75mm
(比較例)
形状:コルゲートフィン
山と谷の高低差:1.0mm
形状:コルゲートフィン
山と谷の高低差:1.0mm
シミュレーションの結果を図16に示す。図16のグラフにおいて、横軸は上流側のフィン(第1フィン)の前縁からの距離を表し、縦軸は霜の厚みを表している。詳細には、図16は、フィンの表面に付着した霜の厚みを幅方向に関して平均化した値を示している。
図16に示すように、比較例では、上流側のフィンの前縁に霜が厚く付着した。これに対し、実施例では、上流側のフィン(第1フィン)の前縁への着霜量が比較例よりも少なかった。
また、本シミュレーションにおいて、実施例および比較例のフィンチューブ熱交換器の熱交換量および積算熱交換量の経時変化も併せて調べた。結果を図17Aおよび図17Bに示す。図17Aおよび図17Bのグラフにおいて、横軸は運転時間、縦軸は熱交換量および積算熱交換量を表している。なお、図17Aおよび図17Bでは、解析領域あたり(表面積約76mm2)の熱交換量および積算熱交換量を示している。
図17Aに示すように、実施例の熱交換量の低下は、比較例のそれよりも緩やかであった。つまり、実施例によると、冷凍サイクルの加熱能力の急低下および圧縮後における冷媒の温度の急上昇を抑制できる。また、図17Bに示すように、実施例の積算熱交換量(80分間)は、比較例のそれの約1.08倍であった。
以上のシミュレーション結果より、本実施形態のフィンチューブ熱交換器によれば、従来のコルゲートフィンよりも高い能力を発揮しうるうえ、フィンの前縁への局所的な着霜も抑制できる。フィンの前縁への局所的な着霜を抑制することにより、風路の閉塞を遅らせることができ、デフロスト回数を減らせる。デフロスト回数を減らすことができれば、冷凍サイクルのCOPも改善する。
本発明のフィンチューブ熱交換器は、空気調和装置、給湯装置、暖房装置等に用いられるヒートポンプに有用である。特に、冷媒を蒸発させるための蒸発器に有用である。
Claims (6)
- 直線状の前縁を有し、空気の流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィンと、
前記複数のフィンを貫通しており、空気と熱交換する媒体が内部を流通する伝熱管とを備え、
前記複数のフィンの並び方向を高さ方向、前記前縁に平行な方向を幅方向、前記高さ方向および前記幅方向に垂直な方向を気流方向、前記伝熱管を通すために前記フィンに形成された貫通孔の直径をφ、前記前縁から前記伝熱管の上流端までの最短距離をa、前記フィンの表面上の点であって前記貫通孔の中心から前記幅方向に0.8φの距離にある点を基準点、前記基準点を通り前記幅方向に垂直な平面を基準面、前記フィンを平面視した場合における前記基準面と前記前縁との交点を前縁基準点、2つの前記基準点および2つの前記前縁基準点を結ぶ線分によって囲まれた前記フィンの表面上の領域であって前記貫通孔に隣接している領域を基準領域、前記フィンの表面上の仮想線であって前記前縁から0.4aの距離にある線を上流側基準線、同じく前記前縁から0.6aの距離にある線を下流側基準線、前記基準領域に含まれる領域であって前記上流側基準線と前記下流側基準線との間の領域を特定領域と定義したとき、
前記フィンには、当該フィンの一部を切り起こすことによって、前記前縁とは別の前縁を前記特定領域内に有する切り起こし部が形成されており、
前記幅方向に関して複数の前記貫通孔が一定の間隔で形成されており、
1つの前記貫通孔に対して少なくとも1つの前記切り起こし部が形成されており、
前記高さ方向に関して前記複数のフィンが一定のフィンピッチで並べられており、
前記フィンピッチをFP、前記幅方向に関して互いに隣り合う2つの前記切り起こし部の間隔をWと定義したとき、0.5FP<W<5FPの関係を満足する、フィンチューブ熱交換器。 - 前記別の前縁は、平面視で直線または曲線の形状を有する、請求項1に記載のフィンチューブ熱交換器。
- 前記切り起こし部の前記別の前縁が、平面視で前記気流方向の上流側に向かって凸の曲線の形状を有し、
前記別の前縁の最も上流側の部分が前記特定領域に位置している、請求項1または2に記載のフィンチューブ熱交換器。 - 前記切り起こし部は、前記フィンの第1主面側から第2主面側へと空気が流れるのを許容するように、前記気流方向の上流側からの空気を受け入れ可能な開口を有し、
前記気流方向の上流側から見て、前記開口が半円形または多角形の形状を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。 - 前記切り起こし部が、0.4FP<H<0.6FPの範囲の高さHを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。
- 前記複数のフィンを通過した空気が流入するように前記複数のフィンの下流側に配置された複数の第2フィンをさらに備え、
前記第2フィンが、前記気流方向に沿って山と谷が交互に現れるように成形されたコルゲートフィンであり、
前記切り起こし部を有する前記フィンである第1フィンのフィンピッチと前記第2フィンのフィンピッチとが等しく、かつ前記高さ方向に関して前記第1フィンと前記第2フィンとが互い違いに配列している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011531788A JP5518083B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-09-15 | フィンチューブ熱交換器 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214877 | 2009-09-16 | ||
JP2009214877 | 2009-09-16 | ||
JP2011531788A JP5518083B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-09-15 | フィンチューブ熱交換器 |
PCT/JP2010/005637 WO2011033767A1 (ja) | 2009-09-16 | 2010-09-15 | フィンチューブ熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011033767A1 JPWO2011033767A1 (ja) | 2013-02-07 |
JP5518083B2 true JP5518083B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=43758381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011531788A Expired - Fee Related JP5518083B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-09-15 | フィンチューブ熱交換器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8978743B2 (ja) |
JP (1) | JP5518083B2 (ja) |
CN (1) | CN102472599B (ja) |
WO (1) | WO2011033767A1 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120119469A (ko) * | 2011-04-21 | 2012-10-31 | 엘지전자 주식회사 | 열교환기 |
CN202853449U (zh) * | 2011-10-14 | 2013-04-03 | 松下电器产业株式会社 | 翅片管热交换器 |
WO2013161239A1 (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | パナソニック株式会社 | フィンチューブ熱交換器 |
KR20140017835A (ko) * | 2012-08-01 | 2014-02-12 | 엘지전자 주식회사 | 열교환기 |
KR101882020B1 (ko) * | 2012-08-01 | 2018-07-25 | 엘지전자 주식회사 | 열교환기 |
JP6236784B2 (ja) * | 2013-01-10 | 2017-11-29 | 株式会社ノーリツ | 熱交換器および給湯器 |
JPWO2014167827A1 (ja) * | 2013-04-09 | 2017-02-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 伝熱フィン、熱交換器、および、冷凍サイクル装置 |
EP2985558B1 (en) * | 2013-04-12 | 2017-03-01 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Fin-and-tube heat exchanger and refrigeration cycle device |
WO2015048013A1 (en) * | 2013-09-24 | 2015-04-02 | Zoneflow Reactor Technologies, LLC | Heat exchanger |
JP6337742B2 (ja) * | 2014-11-04 | 2018-06-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | フィンチューブ熱交換器 |
WO2016194088A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
WO2016194043A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器 |
FR3038977B1 (fr) * | 2015-07-17 | 2019-08-30 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur de chaleur a ailettes comprenant des persiennes ameliorees |
FR3038976B1 (fr) * | 2015-07-17 | 2019-08-09 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur de chaleur a ailettes comprenant des persiennes ameliorees |
CN106556280B (zh) * | 2015-09-29 | 2019-11-15 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 用于空调冷凝器的翅片的翅片组合方法 |
US11326794B2 (en) * | 2015-11-30 | 2022-05-10 | Blender Products, Inc. | Combined economizer and mixer for air handling unit |
JP2018124047A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | 熱交換器、その製造方法及び放熱体 |
WO2018143619A1 (en) | 2017-02-03 | 2018-08-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heat exchanger and method of manufacturing the same |
JP6400147B1 (ja) * | 2017-04-28 | 2018-10-03 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
US11774187B2 (en) * | 2018-04-19 | 2023-10-03 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat transfer fin of fin-tube type heat exchanger |
JP7161930B2 (ja) * | 2018-10-15 | 2022-10-27 | リンナイ株式会社 | 伝熱フィン |
JP7357207B2 (ja) * | 2019-11-26 | 2023-10-06 | 株式会社ノーリツ | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 |
CN111288688B (zh) * | 2020-02-11 | 2024-12-17 | 五邑大学 | 一种降低水凝结量的蒸发器的制备方法及蒸发器 |
CN113532180A (zh) * | 2020-04-16 | 2021-10-22 | 约克广州空调冷冻设备有限公司 | 换热器及其翅片 |
CN114216174B (zh) * | 2021-12-03 | 2023-02-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调器及其控制方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60162194A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-23 | Matsushita Seiko Co Ltd | 熱交換器 |
CA1270811A (en) * | 1985-05-10 | 1990-06-26 | Shoichi Yokoyama | Heat exchanger |
US4907646A (en) * | 1987-10-30 | 1990-03-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Heat exchanger |
JP2578970B2 (ja) * | 1989-02-17 | 1997-02-05 | 松下電器産業株式会社 | フィンチューブ型熱交換器 |
JPH08170889A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Daikin Ind Ltd | クロスフィン熱交換器 |
JPH08170890A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Daikin Ind Ltd | クロスフィン熱交換器 |
JPH11281279A (ja) | 1998-03-26 | 1999-10-15 | Sharp Corp | 熱交換器 |
JP2001141383A (ja) | 1999-11-18 | 2001-05-25 | Sharp Corp | 熱交換器 |
JP3584304B2 (ja) * | 2001-11-27 | 2004-11-04 | 株式会社日立製作所 | 熱交換器及びこれを備えた空気調和機 |
JP2003222486A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Toyo Radiator Co Ltd | ヒートポンプ型熱交換器コア |
EP2141435B1 (en) * | 2003-05-23 | 2011-08-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Plate fin tube-type heat exchanger |
US7021370B2 (en) * | 2003-07-24 | 2006-04-04 | Delphi Technologies, Inc. | Fin-and-tube type heat exchanger |
KR100518854B1 (ko) * | 2003-09-02 | 2005-09-30 | 엘지전자 주식회사 | 열교환기 |
FR2866104A1 (fr) * | 2004-02-06 | 2005-08-12 | Lgl France | Ailette metallique pour echangeur thermique a air |
KR20050105335A (ko) * | 2004-04-28 | 2005-11-04 | 삼성전자주식회사 | 열교환기 |
JP4196974B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2008-12-17 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
US20070151716A1 (en) * | 2005-12-30 | 2007-07-05 | Lg Electronics Inc. | Heat exchanger and fin of the same |
EP2006629A2 (en) * | 2006-03-23 | 2008-12-24 | Panasonic Corporation | Fin-tube heat exchanger, fin for heat exchanger, and heat pump device |
KR101520484B1 (ko) * | 2008-07-04 | 2015-05-14 | 엘지전자 주식회사 | 열교환기 |
-
2010
- 2010-09-15 CN CN201080036300.5A patent/CN102472599B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2010-09-15 JP JP2011531788A patent/JP5518083B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2010-09-15 US US13/496,775 patent/US8978743B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2010-09-15 WO PCT/JP2010/005637 patent/WO2011033767A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8978743B2 (en) | 2015-03-17 |
CN102472599B (zh) | 2014-02-19 |
WO2011033767A1 (ja) | 2011-03-24 |
JPWO2011033767A1 (ja) | 2013-02-07 |
CN102472599A (zh) | 2012-05-23 |
US20120175101A1 (en) | 2012-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5518083B2 (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
US8276652B2 (en) | High performance louvered fin for heat exchanger | |
US10072898B2 (en) | Fin tube heat exchanger | |
JP4775429B2 (ja) | フィンチューブ型熱交換器 | |
JP6186430B2 (ja) | フィンチューブ熱交換器、及び、冷凍サイクル装置 | |
CN104833137A (zh) | 热交换器 | |
JP5958744B2 (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2013245884A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
CN103574994B (zh) | 热交换器 | |
JP5958771B2 (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2015004451A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2009275967A (ja) | 熱交換器 | |
JP5020886B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2013092306A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2005201492A (ja) | 熱交換器 | |
JP2010210188A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2004271113A (ja) | 熱交換器 | |
JP4196857B2 (ja) | 熱交換器および伝熱部材 | |
CN204187896U (zh) | 蒸发器及冷风机 | |
JPH0415492A (ja) | 磁石発電機の冷却ファンおよびその製造方法 | |
JP2009092288A (ja) | 熱交換器 | |
JP2012037156A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
JP2013221682A (ja) | フィンチューブ熱交換器 | |
CN111928539A (zh) | 换热器、空调器 | |
JP2014224638A (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140401 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5518083 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |