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JP5508973B2 - 無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents

無線基地局及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナを用いて、無線端末との間で無線信号の送信及び受信を行う無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、現在、規格策定中のLTE(Long Term Evolution)に対応する無線通信システムでは、無線基地局eNBと無線端末UEとの間の無線通信において、無線基地局eNBが無線リソースの割り当てを行っている(例えば、非特許文献1参照)。また、LTEに対応する無線通信システムでは、無線基地局eNBと無線端末UEとの間の無線通信に、周波数分割複信(FDD:Firequency Division Duplex)と、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)との何れかが採用される。
更に、TDDを採用するLTE(TDD−LTE)の無線通信システムでは、無線基地局eNBと、移動する無線端末UEとの間の通信品質を確保すべく、無線基地局eNBが、下りの無線信号の送信時に無線端末UEの方向へ適応的にビームを向ける制御(アダプティブアレイ制御)を行うことが検討されている。
3GPP TS 36.211 V8.7.0 "Physical Channels and Moduration", MAY 2009
アンテナウェイトの算出手法として、無線基地局eNBが、無線端末UEからの上りの無線信号であるサウンディング参照信号(SRS)を受信した場合、当該SRSの周波数帯と同一の周波数帯の下りRBに対するアンテナウェイトを算出することが想定される。
しかし、TDD−LTEの無線通信システムでは、下りの無線通信には、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)が採用され、上りの無線通信には、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用されている。これらの多重化方式は、上りと下りとにおいて個別に、周波数と時間の2次元で無線リソース(リソースブロック:RB)の配置を行ってユーザ多重を実現している。
このため、無線端末UEに割り当てられる下りのRBの周波数帯と、上りのRBの周波数帯とが同一でない場合がある。このような場合には、SRSの周波数帯と同一の周波数帯の下りRBが存在しないため、当該下りRBに対するアンテナウェイトを算出することができない。
上記問題点に鑑み、本発明は、下りの無線リソースに対するアンテナウェイトの算出を的確に行えるようにした無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。本発明の第1の特徴は、複数のアダプティブアレイアンテナ108A、アダプティブアレイアンテナ108B、アダプティブアレイアンテナ108C、アダプティブアレイアンテナ108D)にアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局(無線基地局eNB1−1)であって、前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号(SRS)をサービング無線端末(無線端末UE2−1)から受信する受信部(無線通信部106)と、対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソース(下りリソースブロック)を優先的に前記サービング無線端末に割り当てる割当部(RB割当部112)とを備え、前記参照信号は、前記サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信されることを要旨とする。
このような無線基地局は、サービング無線端末によって送信された参照信号であって、対象サブフレームよりも前において当該対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的にサービング無線端末に割り当てる。従って、無線基地局は、サービング無線端末に割り当てた下りの無線リソースと伝搬環境が近いと考えられる参照信号を、当該サービング無線端末に割り当てた下りの無線リソースに対するアンテナウェイトの算出において参照することが可能となり、アンテナウェイトの算出を的確に行える。
本発明の第2の特徴は、前記サービング無線端末からの参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームの希望波方向が前記サービング無線端末に向くように、前記アンテナウェイトを算出する算出部(アンテナウェイト算出部114)を備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記対象サブフレームは、複数のサブフレームであることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記参照信号は、前記サービング無線端末から所定切替時間幅毎に周波数帯を切り替えながら送信されており、前記割当部は、前記対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームから前記所定切替時間幅内に受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に前記サービング無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、前記参照信号は、通信フレーム時間幅内において、前記サービング無線端末により少なくとも1度送信されており、前記割当部は、前記対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームから前記通信フレーム時間幅内に受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に割り当てることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局であって、前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号を非サービング無線端末から受信する受信部(無線通信部106)と、対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームのヌル方向が前記非サービング端末に向くように、前記アンテナウェイトを算出する算出部(アンテナウェイト算出部114)とを備え、前記参照信号は、前記非サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信されることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局における通信制御方法であって、前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号をサービング無線端末から受信するステップと、対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に前記サービング無線端末に割り当てるステップとを備え、前記参照信号は、前記サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信されることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局における通信制御方法であって、前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号を非サービング無線端末から受信するステップと、対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームのヌル方向が前記非サービング端末に向くように、前記アンテナウェイトを算出するステップとを備え、前記参照信号は、前記非サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信されることを要旨とする。
本発明によれば、下りの無線リソースに対するアンテナウェイトの算出を的確に行えるようになる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る、リソースブロックのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態に係る、フレームのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態に係る、無線基地局と無線端末との間の無線通信において利用可能な全周波数帯の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る、無線基地局の構成図である。 本発明の実施形態に係る、SRSと割り当て下りRBとの対応の第1の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る、SRSと割り当て下りRBとの対応の第2の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る、無線基地局の第1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る、無線基地局の第2の動作を示すフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの構成、(2)無線基地局の構成、(3)無線基地局の動作、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
図1に示す無線通信システム10は、TDD−LTEの無線通信システムである。無線通信システム10は、無線基地局eNB1−1及び無線基地局eNB1−2と、無線端末UE2−1及び無線端末UE2−2とを含む。
図1において、無線基地局eNB1−1と無線基地局eNB1−2とは、E−UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。無線端末UE2−1は、無線基地局eNB1−1が提供する通信可能エリアであるセル3−1に存在する。無線端末UE2−2は、無線基地局eNB1−2が提供する通信可能エリアであるセル3−2に存在する。
無線端末UE2−1は、無線基地局eNB1−1によるリソースブロックの割り当て対象である。一方、無線端末UE2−2は、無線基地局eNB1−1によるリソースブロックの割り当て対象ではない。この場合、無線基地局eNB1−1を基準とすると、無線端末UE2−1は、サービング無線端末であり、無線端末UE2−2は、非サービング無線端末である。
無線基地局eNB1−1と無線端末UE2−1との間の無線通信と、無線基地局eNB1−2と無線端末UE2−2との間の無線通信とには、時分割複信が採用されるとともに、下りの無線通信にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りの無線通信にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用される。ここで、下りとは、無線基地局eNB1−1から無線端末UE2−1へ向かう方向と、無線基地局eNB1−2から無線端末UE2−2へ向かう方向とを意味する。上りとは、無線端末UE2−1から無線基地局eNB1−1へ向かう方向と、無線端末UE2−2から無線基地局eNB1−2へ向かう方向を意味する。
無線基地局eNB1−1は、セル3−1内の無線端末UE2−1に対して、無線リソースとしてのリソースブロック(RB:Resource Block)を割り当てる。同様に、無線基地局eNB1−2は、セル3−2内の無線端末UE2−2に対して、リソースブロック(RB)を割り当てる。
リソースブロックは、下りの無線通信に用いられる下りリソースブロック(下りRB)と、上りの無線通信に用いられる上りリソースブロック(上りRB)とがある。複数の下りリソースブロックは、周波数方向及び時間方向に配列される。同様に、複数の上りリソースブロックは、周波数方向及び時間方向に配列される。
図2は、リソースブロックのフォーマットを示す図である。図2に示すように、リソースブロックは、時間方向では、1[ms]の時間長を有する1つのサブフレームによって構成される。サブフレームは、時間帯S1乃至時間帯S14からなる。これら時間帯S1乃至時間帯S14のうち、時間帯S1乃至時間帯S7は、前半のタイムスロット(タイムスロット1)を構成し、時間帯S8乃至時間帯S14は、後半のタイムスロット(タイムスロット2)を構成する。
図2に示すように、リソースブロックは、周波数方向では、180[kHz]の周波数幅を有する。また、リソースブロックは、15[kHz]の周波数幅を有する12個のシンボルキャリアF1乃至F12からなる。
また、時間方向においては、複数のサブフレームによって1つのフレームが構成される。図3は、フレームのフォーマットを示す図である。図3に示すフレームは、10個のサブフレームによって構成される。フレームには、10個のサブフレームが、下りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロック及び上りリソースブロック双方のサブフレーム(スペシャルサブフレーム:SSF)、上りリソースブロックのサブフレーム、上りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリソースブロックのサブフレーム、上りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレームの順で含まれている。
また、周波数方向においては、1の無線基地局eNBと1の無線端末UEとの間の無線通信において利用可能な全周波数帯は、複数のリソースブロック分の帯域を有している。また、全周波数帯は、リソースブロックの4の倍数の個数の周波数帯に分割される。図4は、1の無線基地局eNBと1の無線端末UEとの間の無線通信において利用可能な全周波数帯の構成を示す図である。図4に示すように、1の無線基地局eNBと1の無線端末UEとの間の無線通信において利用可能な全周波数帯は、96個のリソースブロック分の帯域を有する。また、全周波数帯は、24個のリソースブロック分の帯域を有する周波数帯1乃至周波数帯4に分割されている。
下りリソースブロックは、時間方向に、下りの制御情報伝送用の制御情報チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel)と、下り方向のユーザデータ伝送用の共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared CHannel)とにより構成される。
一方、上りリソースブロックは、上りの無線通信に使用可能な全周波数帯の両端では、上りの制御情報伝送用の制御情報チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control CHannel)が構成され、中央部では、上りのユーザデータ伝送用の共有データチャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)が構成される。
(2)無線基地局の構成
図5は、無線基地局eNB1−1の構成図である。なお、無線基地局eNB1−2も同様の構成を有する。図5に示すように、無線基地局eNB1−1は、複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局であり、制御部102、記憶部103、I/F部104、無線通信部106、変調・復調部107、アダプティブアレイアンテナ108A、アダプティブアレイアンテナ108B、アダプティブアレイアンテナ108C、アダプティブアレイアンテナ108Dを含む。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、無線基地局eNB1−1が具備する各種機能を制御する。制御部102は、RB割当部112及びアンテナウェイト算出部114を含む。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、無線基地局eNB1−1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。I/F部104は、X1インタフェースを介して、他の無線基地局eNBとの間で通信可能である。また、I/F部104は、S1インターフェースを介して、EPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)と通信可能である。
(2.1)第1の処理
サービング無線端末UE2−1が、サウンディング参照信号(第1SRS)を送信する場合には、以下の第1の処理が行われる。
サービング無線端末UE2−1は、周波数ホッピング方式を用いており、第1SRSの送信に用いる周波数帯を切り替えながら当該第1SRSを送信する。また、サービング無線端末UE2−1は、スペシャルサブフレームのタイミングで第1SRSを送信する。第1SRSは、無線周波数帯の上り無線信号である。
例えば、図4に示すように、全周波数帯が周波数帯1乃至周波数帯4に分割される場合には、サービング無線端末UE2−1は、周波数帯1乃至周波数帯4を所定の順序で切り替えながら、第1SRSを送信する。また、フレームのフォーマットが図3に示すものである場合には、サービング無線端末UE2−1は、1つのフレームの時間内において2度第1SRSを送信する。なお、無線基地局eNB1−1は、予め第1SRSの送信タイミングをサービング無線端末UE2−1に指示するための指示情報を送信している。サービング無線端末UE2−1は、受信した指示情報に基づいて第1SRSの送信タイミングを設定する。このように、第1SRSの送信タイミングは予め定められている。従って、無線基地局eNB1−1は、受信タイミングに基づいて、第1SRSと他の無線信号(例えば、後述する第2SRS)とを判別可能である。
(2−1)第1SRSの受信時の処理
第1の処理において、第1SRSの受信時には、以下の処理が行われる。すなわち、無線通信部106は、アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dを介して、サービング無線端末UE2−1から送信される第1SRSを受信する。無線通信部106は、受信した第1SRSの送信に用いられた周波数帯を検出し、当該周波数帯の情報(第1SRS周波数帯情報)を制御部102内のRB割当部112へ出力する。
また、無線通信部106は、図示しないローノイズアンプ(LNA:Low Noise Amplifier)、ミキサを内蔵している。無線通信部106は、受信した第1SRSを増幅し、ベースバンド信号に変換(ダウンコンバート)する。更に、無線通信部106は、ベースバンド信号を変調・復調部107へ出力する。
制御部102内のRB割当部112は、媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)層の処理によって得られる上りリソースブロックの割り当て値(上りRB割当値)を生成する。この上りRB割当値は、サービング無線端末UE2−1に対して既に割り当てられている上りリソースブロックの時間帯と周波数帯とを一意に識別する情報であるリソースブロック番号が含まれる。RB割当部112は、上りRB割当値を変調・復調部107へ出力する。
変調・復調部107は、入力されたベースバンド信号からCP(Cyclic Prefix)を除去する。CPは、OFDMシンボルの終わりの部分の複製であり、マルチパスによって引き起こされるシンボル間干渉を抑制するために設けられたガード・インターバルの期間に含まれる。変調・復調部107は、CPが除去されたベースバンド信号に対して、高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を得る。周波数領域の信号は、制御部102内のアンテナウェイト算出部114へ出力される。
アンテナウェイト算出部114は、変調・復調部107からの周波数領域の信号が入力されると、当該周波数領域の信号に基づいて、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dについて、サービング無線端末UE2−1からの上り無線信号の受信時において信号対干渉雑音比(SINR)が最大となるアンテナウェイト(受信ウェイト)を算出する。
具体的には、アンテナウェイト算出部114は、RB割当部112によって生成された上りRB割当値に基づいて、サービング無線端末UE2−1に割り当てられた上りリソースブロックの時間帯及び周波数帯を特定する。更に、アンテナウェイト算出部114は、特定した上りリソースブロックの周波数帯に対応する周波数領域の信号に基づいて、サービング無線端末UE2−1に割り当てられた上りリソースブロック内のPUSCHの周波数帯に対応する、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dの受信ウェイトを算出する。更に、アンテナウェイト算出部114は、算出した受信ウェイトを、対応する周波数帯の情報及び現在時刻の情報(タイムスタンプ情報)とともに、記憶部103に記憶させる。
変調・復調部107は、取得した周波数領域の信号に対して、チャネル等化処理を行う。次に、変調・復調部107は、チャネル等化処理がなされた信号に対して、逆離散フーリエ変換を行う。次に、変調・復調部107は、逆離散フーリエ変換がなされた信号に対して復調及び復号処理を行う。これにより、無線端末UE2−1が送信した第1SRSに含まれるデータが得られる。データは制御部102へ出力される。
制御部102内のRB割当部112は、サービング無線端末UE2−1に対して、下りリソースブロックを割り当てる。
具体的には、RB割当部112は、PF(Propotional Fair)方式を採用し、サービング無線端末UE2−1に対して割り当て可能な下りリソースブロックの周波数帯(割当候補周波数帯)を決定する。
次に、RB割当部112は、サービング無線端末UE2−1に対して下りリソースを割り当てるタイミングを決定する。具体的には、RB割当部112は、受信された最新の第1SRSのタイミングから当該第1SRSのタイミングが含まれるフレームの最後部までの間の下りリソースブロックのサブフレームの少なくとも何れか1つのタイミングを決定する。あるいは、RB割当部112は、受信された最新の第1SRSのタイミングから当該第1SRSと同一の周波数帯であって、当該第1SRSの次の第1SRSの受信が想定されるタイミングまでの間の下りリソースブロックのサブフレームの少なくとも何れか1つのタイミングを決定する。
次に、RB割当部112は、第1SRS周波数帯情報に基づいて、受信された最新の第1SRSの送信に用いられた周波数帯を認識する。次に、RB割当部112は、受信された最新の第1SRSの送信に用いられた周波数帯と、割当候補周波数帯とが重複するか否かを判定する。受信された最新の第1SRSの送信に用いられた周波数帯と、割当候補周波数帯とが重複する場合、RB割当部112は、決定したサブフレームのタイミングに対応し、且つ、受信された最新の第1SRSの送信に用いられた周波数帯と割当候補周波数帯との重複部分の周波数帯を有する下りリソースブロックを、受信された最新の第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に割り当てるべく、RB割当値(下りRB割当値)を生成する。下りRB割当値は、上述した上りRB割当値と同様、媒体アクセス制御(MAC)層の処理によって得られる。また、下りRB割当値は、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てられる下りリソースブロックの時間帯と周波数帯とを一意に識別する情報であるリソースブロック番号が含まれる。
RB割当部112は、下りRB割当値を変調・復調部107へ出力する。また、RB割当部112は、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てられる下りリソースブロックのリソースブロック番号を、変調・復調部107、無線通信部106及びアダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dを介して、サービング無線端末UE2−1へ送信する。
図6及び図7は、SRSと割り当てられる下りリソースブロックとの対応の例を示す図である。
図6では、無線端末UE2−1が、送信時の周波数帯を周波数帯1乃至周波数帯4のそれぞれに切り替えながら第1SRSを送信する。無線基地局eNB1−1は、第1SRSの受信タイミングを含むフレーム内であって、当該受信タイミングよりも後の下りリソースブロックのサブフレームのタイミングにおいて、第1SRSの送信に用いられる周波数帯を有する下りリソースブロックを、他の周波数帯を有する下りリソースブロックよりも優先して、無線端末UE2−1に割り当てる。
また、図7では、無線端末UE2−1が、送信時の周波数帯を周波数帯1乃至周波数帯4のそれぞれに切り替えながら第1SRSを送信する。無線基地局eNB1−1は、第1SRSの受信タイミングから当該第1SRSと同一の周波数帯であって、当該第1SRSの次の第1SRSの受信が想定されるタイミングまでの間の下りリソースブロックのサブフレームのタイミングにおいて、第1SRSの送信に用いられる周波数帯を有する下りリソースブロックを、他の周波数帯を有する下りリソースブロックよりも優先して、無線端末UE2−1に割り当てる。
(2.1.2)サービング無線端末UE2−1への下り無線信号の送信時の処理
その後、サービング無線端末UE2−1への下り無線信号の送信が行われる。すなわち、変調・復調部107は、制御部102からのデータが入力されると、当該データに対して符号化及び変調を行い、周波数領域の信号を得る。
アンテナウェイト算出部114は、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dについて、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てた下りリソースブロックを用いて、当該サービング無線端末UE2−1に対する下り無線信号を送信する際のアンテナウェイト(送信ウェイト)を算出する。
具体的には、アンテナウェイト算出部114は、RB割当部112からの下りRB割当値に基づいて、サービング無線端末UE2−1に割り当てられるべき下りリソースブロックの時間帯及び周波数帯を特定する。特定された下りリソースブロック内のPDSCHは、送信ウェイトの設定対象のPDSCHである。
次に、アンテナウェイト算出部114は、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dに対応する受信ウェイトのうち、タイムスタンプ情報によって示される時刻が最新であり、且つ、対応する周波数帯が、サービング無線端末UE2−1に割り当てられるべき下りリソースブロックの周波数帯を含む受信ウェイトを特定する。更に、アンテナウェイト算出部114は、特定した各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108D毎の受信ウェイトを、送信ウェイトの設定対象の下りリソースブロックの周波数帯に対応する、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dの送信ウェイトとする。
特定された各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108D毎の受信ウェイトは、サービング無線端末UE2−1からの上り無線信号の受信時においてSINRが最大となるアンテナウェイトである。従って、当該受信ウェイトが送信ウェイトとして設定されることにより、当該送信ウェイトは、ビームの希望波方向がサービング無線端末UE2−1に向くアンテナウェイトとなる。
変調・復調部107は、アンテナウェイト算出部114により算出された送信ウェイトと周波数領域の信号とを合成する重み付け処理を行う。変調・復調部107は、重み付け後の周波数領域の信号に対して、逆高速フーリエ変換を行い、ベースバンド信号を得る。更に、変調・復調部107は、ベースバンド信号にCPを付加し、無線通信部106へ出力する。
無線通信部106は、CPが付加されたベースバンド信号を無線周波数帯の下り無線信号に変換(アップコンバート)する。更に、無線通信部106は、無線周波数帯の下り無線信号を増幅し、増幅後の無線周波数帯の下り無線信号を、アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dを介して送信する。
(2.2)第2の処理
非サービング無線端末UE2−2が、サウンディング参照信号(第2SRS)を送信し、無線基地局eNB1−1が当該第2SRSを受信する場合には、以下の第2の処理が行われる。
(2.2.1)第2SRSの受信時の処理
非サービング無線端末UE2−2は、周波数ホッピング方式を用いており、第2SRSの送信に用いる周波数帯を切り替えながら送信する。
無線通信部106は、アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dを介して、サービング無線端末UE2−1から送信される第1SRSを受信するとともに、非サービング無線端末UE2−2から送信される第2SRSを受信する。
また、無線通信部106は、受信した第1SRSを増幅し、ベースバンド信号に変換(ダウンコンバート)する。更に、無線通信部106は、ベースバンド信号を変調・復調部107へ出力する。同様に、無線通信部106は、受信した第2SRSを増幅し、ベースバンド信号に変換(ダウンコンバート)する。更に、無線通信部106は、ベースバンド信号を変調・復調部107へ出力する。
変調・復調部107及びアンテナウェイト算出部114は、第1SRS及び第2SRSのそれぞれに対して、上述した第1の処理における第1SRSの受信時の処理と同様の処理を行う。但し、アンテナウェイト算出部114は、サービング無線端末UE2−1からの上り無線信号の受信時においてSINRが最大となり、且つ、非サービング無線端末UE2−2からの上り無線信号の受信時においてSINRが最小となるアンテナウェイト(受信ウェイト)を算出する。
制御部102には、変調・復調部107からの第1SRSに含まれるデータが入力される。また、制御部102には、変調・復調部107からの第2SRSに含まれるデータが入力される。
(2.2.2)サービング無線端末UE2−1への下り無線信号の送信時の処理
その後、変調・復調部107及びアンテナウェイト算出部114は、第1の処理と同様の処理を行う。すなわち、変調・復調部107は、制御部102からのデータが入力されると、当該データに対して符号化及び変調を行い、周波数領域の信号を得る。
アンテナウェイト算出部114は、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dについて、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てた下りリソースブロックを用いて、当該サービング無線端末UE2−1に対する下り無線信号を送信する際のアンテナウェイト(送信ウェイト)を算出する。
具体的には、第1の処理と同様、アンテナウェイト算出部114は、RB割当部112からの下りRB割当値に基づいて、サービング無線端末UE2−1に割り当てられるべき下りリソースブロックの時間帯及び周波数帯を特定する。特定された下りリソースブロック内のPDSCHは、送信ウェイトの設定対象のPDSCHである。
次に、アンテナウェイト算出部114は、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dに対応する受信ウェイトのうち、タイムスタンプ情報によって示される時刻が最新であり、且つ、対応する周波数帯が、サービング無線端末UE2−1に割り当てられるべき下りリソースブロックの周波数帯を含む受信ウェイトを特定する。更に、アンテナウェイト算出部114は、特定した各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108D毎の受信ウェイトを、送信ウェイトの設定対象の下りリソースブロックの周波数帯に対応する、各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dの送信ウェイトとする。
特定された各アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108D毎の受信ウェイトは、サービング無線端末UE2−1からの上り無線信号の受信時においてSINRが最大となり、且つ、非サービング無線端末UE2−2からの上り無線信号の受信時においてSINRが最小となるアンテナウェイトである。従って、当該受信ウェイトが送信ウェイトとして設定されることにより、当該送信ウェイトは、ビームの希望波方向がサービング無線端末UE2−1に向き、且つ、ビームのヌル方向が非サービング無線端末UE2−2に向くアンテナウェイトとなる。
変調・復調部107は、アンテナウェイト算出部114により算出された送信ウェイトと周波数領域の信号とを合成する重み付け処理を行う。変調・復調部107は、重み付け後の周波数領域の信号に対して、逆高速フーリエ変換を行い、ベースバンド信号を得る。更に、変調・復調部107は、ベースバンド信号にCPを付加し、無線通信部106へ出力する。
無線通信部106は、CPが付加されたベースバンド信号を無線周波数帯の下り無線信号に変換(アップコンバート)する。更に、無線通信部106は、無線周波数帯の下り無線信号を増幅し、増幅後の無線周波数帯の下り無線信号を、アダプティブアレイアンテナ108A乃至アダプティブアレイアンテナ108Dを介して送信する。
(3)無線基地局の動作
図8は、無線基地局eNB1−1の第1の動作を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、上述した第1の処理が行われる場合に対応する。
ステップS101において、無線基地局eNB1−1は、サービング無線端末UE2−1からの第1SRSを受信する。
ステップS102において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に対して、当該第1SRSの送信に用いられた周波数帯を有する下りリソースブロックを割り当てる。
ステップS104において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSに基づいて、当該最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックを用いて下り無線信号を送信する時の送信ウェイトを設定する。
ステップS105において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックを用いて、当該サービング無線端末UE2−1へ下り無線信号を送信する。
図9は、無線基地局eNB1−1の第2の動作を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、上述した第2の処理が行われる場合に対応する。
ステップS201において、無線基地局eNB1−1は、サービング無線端末UE2−1からの第1SRSを受信する。
ステップS202において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に対して、当該第1SRSの送信に用いられた周波数帯を有する下りリソースブロックを割り当てる。
ステップS203において、無線基地局eNB1−1は、非サービング無線端末UE2−2からの第2SRSを受信する。
ステップS204において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSと受信した第2SRSとに基づいて、最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックを用いて下り無線信号を送信する時の送信ウェイトを設定する。
ステップS205において、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSの送信元のサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックを用いて、当該サービング無線端末UE2−1へ下り無線信号を送信する。
(4)作用・効果
以上説明したように、本実施形態によれば、無線基地局eNB1−1は、サービング無線端末UE2−1によって送信された第1SRSを受信する。更に、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSのタイミングよりも後であって、当該最新に受信した第1SRSのタイミングに近い時点の下りリソースブロックのサブフレームのタイミングにおいて、最新に受信した第1SRSの送信に用いられた周波数帯を有する下りリソースブロックを、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てる。この結果、無線基地局eNB1−1は、サービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックと伝搬環境が近いと考えられる第1SRSを、当該サービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックに対応するアンテナウェイトの算出において参照することにより、ビームの希望波方向がサービング無線端末UE2−1に向くアンテナウェイトを算出することができ、アンテナウェイトの算出を的確に行える。
また、無線基地局eNB1−1は、非サービング無線端末UE2−2によって送信された第2SRSを受信した場合には、当該第2SRSを、サービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックに対応するアンテナウェイトの算出において参照することにより、ビームの希望波方向がサービング無線端末UE2−1に向き、且つ、ビームのヌル方向が非サービング無線端末UE2−2に向くアンテナウェイトを算出することができ、アンテナウェイトの算出を更に的確に行える。
また、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSのタイミングを含んだフレーム内の下りリソースブロックのサブフレームのタイミングにおいて、最新に受信した第1SRSの送信に用いられた周波数帯を有する下りリソースブロックを、サービング無線端末UE2−1に対して割り当てる。従って、最新に受信した第1SRSのタイミングから、割り当てられる下りリソースブロックのタイミングまでの時間を1フレームの時間内とすることができる。このため、第1SRSのタイミングからサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックのタイミングまでの時間を短くして、第1SRSにおける伝搬環境と、サービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックの伝搬環境とが近いことを保証できる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSのタイミングから、割り当てられる下りリソースブロックのタイミングまでの時間を1フレームの時間内とした。しかし、無線基地局eNB1−1は、最新に受信した第1SRSのタイミングから、割り当てられる下りリソースブロックのタイミングまでの時間を、第1SRSの送信に用いられる周波数帯が切り替えられる周期の時間内や、第1SRSの送信周期の時間内となるようにしてもよい。この場合においても、第1SRSのタイミングからサービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックのタイミングまでの時間を短くして、第1SRSにおける伝搬環境と、サービング無線端末UE2−1に割り当てた下りリソースブロックの伝搬環境とが近いことを保証できる。
また、上述した実施形態では、サービング無線端末UE2−1は、スペシャルサブフレームのタイミングで第1SRSを送信した。しかし、第1SRSの送信タイミングは、これに限定されず、予め無線基地局eNB1−1とサービング無線端末UE2−1との間で合意されているタイミングであればよい。但し、第1SRSの送信タイミングは、少なくとも1フレームの時間内に一度存在することが好ましい。
また、上述した実施形態では、無線基地局eNB1−1は、受信ウェイトを送信ウェイトとして用いたが、受信ウェイトとは無関係に送信ウェイトを算出するようにしてもよい。
上述した実施形態では、TDD−LTEの無線通信システムについて説明したが、無線端末に割り当てられる上り無線信号の周波数帯と、下り無線信号の周波数帯とが異なる、上下非対称通信が採用される無線通信システムであれば、同様に本発明を適用できる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
eNB1−1、eNB1−2…無線基地局、UE2−1、UE2−2…無線端末、3−1、3−2…セル、10…無線通信システム、102…制御部、103…記憶部、104…I/F部、106…無線通信部、107…変調・復調部、108A、108B、108C、108D…アダプティブアレイアンテナ、112…RB割当部、114…アンテナウェイト算出部

Claims (8)

  1. 複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局であって、
    前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号をサービング無線端末から受信する受信部と、
    対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に前記サービング無線端末に割り当てる割当部とを備え、
    前記参照信号は、前記サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信される無線基地局。
  2. 前記サービング無線端末からの参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームの希望波方向が前記サービング無線端末に向くように、前記アンテナウェイトを設定する設定部を備える請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記対象サブフレームは、複数のサブフレームである請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記参照信号は、前記サービング無線端末から所定切替時間幅毎に周波数帯を切り替えながら送信されており、
    前記割当部は、前記対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームから前記所定切替時間幅内に受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に前記サービング無線端末に割り当てる請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記参照信号は、通信フレーム時間幅内において、前記サービング無線端末により少なくとも1度送信されており、
    前記割当部は、前記対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームから前記通信フレーム時間幅内に受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に割り当てる請求項1に記載の無線基地局。
  6. 複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局であって、
    前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号を非サービング無線端末から受信する受信部と、
    対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームのヌル方向が前記非サービング端末に向くように、前記アンテナウェイトを設定する設定部とを備え、
    前記参照信号は、前記非サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信される無線基地局。
  7. 複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局における通信制御方法であって、
    前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号をサービング無線端末から受信するステップと、
    対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有する無線リソースを優先的に前記サービング無線端末に割り当てるステップとを備え、
    前記参照信号は、前記サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信される通信制御方法。
  8. 複数のアンテナにアンテナウェイトを適用するアダプティブアレイ方式の無線基地局における通信制御方法であって、
    前記アンテナウェイトの算出で参照すべき参照信号を非サービング無線端末から受信するステップと、
    対象サブフレームよりも前において前記対象サブフレームに近い時点で受信された参照信号の送信に用いられた周波数帯を有するビームのヌル方向が前記非サービング端末に向くように、前記アンテナウェイトを算出するステップとを備え、
    前記参照信号は、前記非サービング無線端末により周波数帯を切り替えながら送信される通信制御方法。
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