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JP5504386B1 - 包装箱用シート及び包装箱 - Google Patents

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JP5504386B1 JP2014007822A JP2014007822A JP5504386B1 JP 5504386 B1 JP5504386 B1 JP 5504386B1 JP 2014007822 A JP2014007822 A JP 2014007822A JP 2014007822 A JP2014007822 A JP 2014007822A JP 5504386 B1 JP5504386 B1 JP 5504386B1
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Abstract

【課題】内面が平坦で、棒積み安定性及び美観に優れる包装箱及びそのような包装箱を形成できる包装箱用シートを提供する。
【解決手段】本発明の包装箱用シートは、対向する一対の側面パネルと、この一対の側面パネルの側縁間にそれぞれ介設される一対の妻面パネルと、一対の側面パネルの上縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上縁が互いに突き合わされる一対の蓋フラップと、一対の側面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で下縁が互いに突き合わされる一対の底フラップと、一対の妻面パネルの上縁中央からそれぞれ延設され、組み立て状態で蓋フラップの上側に折り曲げられる一対の上フラップと、一対の妻面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で底フラップの下側に折り曲げられる一対の下フラップとを備え、下フラップが、上フラップに対応する位置に、上フラップと略等しい形状の切り欠きを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱用シート及び包装箱に関する。
一枚の段ボールシートからなり、一対の側面(長さ面)と一対の妻面(幅面)とで形成される四角筒状部の上下開口を、妻面の上縁及び下縁から延設されて内向きに折り曲げられる短辺フラップ(内フラップ)と、側面の上縁及び下縁から延設され、短辺フラップの外側に折り重ねられて先端縁が互いに突き合わされる長辺フラップ(外フラップ)とで封止する包装箱が広く使用されている。
小売店等では、商品の陳列のために、商品を包装する複数の包装箱が上下一列に積み重ねられる場合がある(いわゆる棒積み)。この場合、包装箱同士が滑り易いと、少しの衝撃によって包装箱が崩れるおそれがある。そこで、短辺フラップの外側に長辺フラップが折り重ねられる包装箱において、上側(天面側)の短辺フラップの妻面に連続する一部分を切り離して係合片を形成し、この係合片を長辺フラップの上に折り重ねて配置すると共に、下側(底面側)の長辺フラップの側端に上記係合片が嵌合する切り欠きを形成することによって、上下に積み重ねた包装箱が容易に崩れないようにする技術が知られている(実開昭55−110421号公報及び特開2011−143966号公報参照)。
また、一般的に従来の包装箱は、原料シートからの面取り効率のため、短辺フラップと長辺フラップとの延出長さが等しいので、短辺フラップの先端縁を突き合せられない。このため、従来の包装箱は、短辺フラップの外側に長辺フラップを折り重ねることにより封止され、包装箱の内部に短辺フラップの先端縁による段差を形成する。パウチ包装品等の傷つき易い商品を収容する包装箱では、このような段差により商品を傷つけるおそれがある。短辺フラップの先端縁間にシートを挿入する方法もあるが、資材の増加によりコストが増加する。また、商品が変形し易い場合等には、短辺フラップの先端縁間にシートを保持することが難しい。
そこで、長辺フラップを先に折り込み、長辺フラップの外側に短辺フラップを折り重ねることにより、包装箱の内部を平坦にすることが考えられる。しかしながら、長辺フラップの外側に短辺フラップを折り重ねる包装箱に、上述の係合片による棒積み安定化技術を適用すると、係合片が側面から延設されることになる。一般に店頭で商品陳列のために包装箱を棒積みする際には側面が正面となるため、側面側に係合片が配置されると美観がよくない。
実開昭55−110421号公報 特開2011−143966号公報
上記不都合に鑑みて、本発明は、内面が平坦で、棒積み安定性及び美観に優れる包装箱及びそのような包装箱を形成できる包装箱用シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、一枚のシートからなり、箱型に組み立て可能な包装箱用シートであって、対向する一対の側面パネルと、この一対の側面パネルの側縁間にそれぞれ介設される一対の妻面パネルと、上記一対の側面パネルの上縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上縁が互いに突き合わされる一対の蓋フラップと、上記一対の側面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で下縁が互いに突き合わされる一対の底フラップと、上記一対の妻面パネルの上縁中央からそれぞれ延設され、組み立て状態で上記蓋フラップの上側に折り曲げられる一対の上フラップと、上記一対の妻面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上記底フラップの下側に折り曲げられる一対の下フラップとを備え、上記下フラップが、上記上フラップに対応する位置に、上記上フラップの外形と略等しい形状の切り欠きを有することを特徴とする。
当該包装箱用シートは、組み立て状態で互いにつき合わされる一対の蓋フラップ及び一対の底フラップを有するので、組み立て状態において内面が平坦である。また、当該包装箱用シートは、上フラップが妻面パネルの上縁中央から延設され、下フラップが上フラップに対応する切り欠きを有し、上フラップが下フラップに嵌合するので、棒積み安定性に優れる。さらに、当該包装箱用シートは、下フラップが基端縁側に開放する切り欠きを有し、ディスプレイ時に正面となる側面パネル側には嵌合構造を有しないので、美観に優れる。
上記上フラップが、基端縁の幅よりも先端縁の幅が大きいとよい。当該包装箱用シートにおいて、上フラップの基端縁の長さ(妻面フラップとの接続長)と下フラップの基端縁の切り欠き部分を除く長さ(妻面フラップとの接続長)とは、一方を大きくすると他方が小さくなる相補関係にある。したがって、上述のように上フラップの基端縁の幅が先端縁の幅よりも小さいことにより、蓋フラップと上フラップとの接着幅を大きくしつつ、下フラップと妻面フラップとの十分な接続長を確保できる。
上記側面パネルと上記妻面パネルとの間に接続パネルを備えるとよい。このように接続パネルを有し、側面パネルと妻面パネルとの角を面取りした平面視で略八角形の箱体を形成する当該包装箱用シートは、この面取りによりシートの必要面積が小さくなるので、低コスト化できる。
上記下フラップが、上記妻面パネルの下縁よりも下方に位置する折り曲げ容易線を有するとよい。このように、下フラップの妻面パネルに対する折り曲げ位置を妻面パネルから下方にオフセットすることにより、切り欠きが下フラップの基端縁側に開放し、上フラップとの嵌合を確実にできる。
組み立て状態で上記側面パネルの上縁又は下縁から突出する突条部を形成するよう、上記側面パネルと上記蓋フラップ又は上記底フラップとの間に形成され、両端が上記側面パネル側に屈曲した切り込みを有するとよい。このように当該包装箱用シートを組み立てた箱体に突条部が形成されることにより、当該包装箱用シートを組み立てた箱体が突条部によっても床や他の箱体と当接するので、安定性及び棒積み時の一体感が向上する。
上記蓋フラップが、組み立て状態で上記一対の妻面パネルの上縁の端部に当接可能な上側凸部を有し、上記底フラップが、組み立て状態で上記一対の妻面パネルの下縁の中央部に当接可能な下側凸部を有するとよい。このように、蓋フラップ及び底フラップは、妻面パネルの上縁及び下縁に当接することにより、当該包装箱用シートを組み立てた箱体の内側に折り込みが防止されるので、箱体の底面及び天面を確実に封止できる。
上記課題を解決するためになされた別の発明は、上記包装箱用シートを組み立ててなり、上記蓋フラップの上側に上記上フラップが貼着され、上記底フラップの下側に上記下フラップが貼着されている包装箱である。
当該包装箱は、蓋フラップ及び底フラップが平坦な内面を形成し、上フラップが下フラップの切り欠きに嵌合するので棒積み安定性に優れ、かつディスプレイ時に正面となる側面パネル側には嵌合構造を有しないので美観に優れる。
上述のように、本発明の包装箱用シートを組み立ててなる包装箱は、内面が平坦で、棒積み安定性及び美観に優れる。
本発明の一実施形態の包装箱用シートを示す模式的平面図である。 図1の包装箱用シートを組み立てた包装箱の模式的上面側斜視図である。 図2の包装箱の模式的裏面側斜視図である。 図2の包装箱の棒積み状態を示す模式的斜視図である。 図2とは異なる実施形態の包装箱の模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1の包装箱用シートは、1枚の段ボールシートからなり、図2に示すように箱型に組み立て可能である。なお、図1において太い実線は段ボールシートを切断したエッジを示し、細い実線は段ボールシートに型押しして形成した折り曲げ容易線(罫線)を示す。
当該包装箱用シートは、組み立て状態において対向する一対の側面パネル1と、この一対の側面パネル1の側縁間にそれぞれ介設される一対の妻面パネル2と、側面パネル1と妻面パネル2との間をそれぞれ接続する接続パネル3と、組み立て状態で互いに貼着されてシート一端の側面パネル1とシート他端の妻面パネル2とを接続する一枚のパネルを形成する貼着パネル4と、一対の側面パネル1の上縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上縁が互いに突き合わされる一対の蓋フラップ5と、一対の側面1パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で下縁が互いに突き合わされる一対の底フラップ6と、一対の妻面パネル2の上縁中央からそれぞれ延設され、組み立て状態で蓋フラップ5の上側に折り曲げられる一対の上フラップ7と、一対の妻面パネル2の下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で底フラップ6の下側に折り曲げられる一対の下フラップ8とを備えている。
上記側面パネル1、妻面パネル2、接続パネル3及び貼着パネル4は、組み立て状態において平面視八角形の筒状部を形成する。図2に示すように、この筒状部の上端開口は、一対の蓋フラップ5によって封止される。この蓋フラップ5は、その上側面に上フラップ7が貼着されることによって封止状態に保持される。また、図3に示すように、上記筒状部の下端開口は、一対の底フラップ6によって封止される。この底フラップ6は、その下側面に下フラップ8が貼着されることによって封止状態に保持される。
上記上フラップ7は、妻面パネル2の上縁の両端を除く中央部から延出し、その基端縁の幅よりも先端縁の幅が大きい略台形状に形成されている。
上記下フラップ8は、基端縁(妻面パネル2の下縁)からの延出長さが、底フラップ6の基端縁(側面パネル1の下縁)からの延出長さと等しい。また、下フラップ8は、上フラップ7に対応する位置(上下対称位置)に、上フラップ7と略等しい形状の切り欠き9を有する。詳しくは、この切り欠き9は、上フラップ7が容易に嵌合できるよう上フラップ7より僅かに大きく、かつ下フラップ8の基端縁中央を開放するよう形成されている。これにより、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱を上下一列に棒積みするとき、図4に示すように、上側の包装箱の下フラップ8の切り欠き9に下側の包装箱の上フラップ7が嵌合する。
上フラップ7の基端縁の幅(妻面パネル2との接続長)の下限としては、妻面パネル2の基端縁の1/3が好ましく、2/5がより好ましい。一方、上フラップ7の基端縁の幅の上限としては、妻面パネル2の基端縁の2/3が好ましく、3/5がより好ましい。上フラップ7の基端縁の幅が上記下限未満の場合、上フラップ7と妻面パネル2との間が破断し易くなるおそれがある。また、上フラップ7の基端縁の幅が上記上限を超える場合、上フラップ7の基端縁の幅と相補関係にある下フラップ8の基端縁の有効幅(切り欠き9の部分を除く幅)が小さくなり、下フラップ8と妻面パネル2との間が破断し易くなるおそれがある。このような上フラップ7の基端縁の幅としては、例えば妻面パネル2の基端縁の略1/2とされる。
上フラップ7の基端縁からの延出長さの下限としては、蓋フラップ5及び底フラップ6の延出長さの1/3が好ましく、1/2がより好ましい。一方、上フラップ7の基端縁からの延出長さの上限としては、蓋フラップ5及び底フラップ6の延出長さの3/4が好ましく、2/3がより好ましい。上フラップ7の基端縁からの延出長さが上記下限未満の場合、蓋フラップ5を十分保持できないおそれがある。また、上フラップ7の基端縁からの延出長さが上記上限を超える場合、下フラップ8の切り欠き9よりも先端側の領域が小さくなり、底フラップ6を十分保持できないおそれがある。
蓋フラップ5は、組み立て状態において妻面パネル2の上縁の端部の上フラップ7が延設されていない部分に当接するよう略段ボールシート一枚の厚さ分だけ側方に突出した上側凸部10と、組み立て状態において接続パネル3又は貼着パネル4の上縁に当接するよう円弧状に突出する上側円弧部11とを有する。
底フラップ6は、組み立て状態において妻面パネル2の下縁の端部の下フラップ8が延設されていない部分に当接するよう略段ボールシート一枚の厚さ分だけ側方に突出した下側凸部12と、組み立て状態において接続パネル3又は貼着パネル4の下縁に当接するよう円弧状に突出する下側円弧部13とを有する。
下フラップ8の側縁の輪郭は、上記下側凸部12を有する上記底フラップ6の側縁の反転形状となっている。
当該包装箱用シートは、側面パネル1と蓋フラップ5との間に、両端が側面パネル1側に屈曲した概略縦長コの字状の切込み14を有する。この切り込み14によって、図2に示すように、当該包装箱用シートを箱型に組み立てたとき、側面パネル1の上縁から上方に突出する突条部15が形成される。
上フラップ7は、妻面パネル2の上縁から妻面パネル2の上縁よりも略段ボールシート一枚の厚さ分だけ上方に形成された上フラップ折り曲げ容易線16を有する。一方、下フラップ8は、妻面パネル2の下縁よりも略段ボールシート一枚の厚さ分だけ下方に形成された下フラップ折り曲げ容易線17を有する。
<組み立て方法>
当該包装箱用シートは、筒状部形成工程、底形成工程、物品収容工程及び蓋封止工程を有する方法で組み立てられる。
(筒状部形成工程)
筒状部形成工程では、組み立て後の包装箱の筒状部に対応する八角形柱状の成形型の周囲に、当該包装箱用シートの側面パネル1、妻面パネル2、接続パネル3及び貼着パネル4を巻き付け、両端の貼着パネル4を張り合わせることによって、断面八角形の筒状部を形成する。
(底形成工程)
底形成工程では、当該包装箱用シートを上記成形型に巻き付けた状態で、一対の底フラップ6を折り曲げて上記筒状部の下端開口を封止し、この底フラップ6の下側に下フラップ8を折り重ねて貼着する。これにより、底フラップ6の下側凸部12が妻面パネル2の下縁に当接する状態が保持され、当該筒状部の八角形の断面形状を維持することが可能となる。
(物品収容工程)
物品収容工程では、成形型から取り外した包装箱用シートの筒状部の上端開口から筒状部の内部に物品を収容する。
(蓋封止工程)
蓋封止工程では、一対の蓋フラップ5により筒状部の上端開口を封止し、この蓋フラップ5の上側に上フラップ7を折り重ねて貼着する。これにより封函された当該包装箱が形成される。
<利点>
当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱は、側面パネル1、妻面パネル2、接続パネル3及び貼着パネル4からなる筒状部の上端開口を、互いに上縁が突き合わされる蓋フラップ5により封止し、上記筒状部の下端開口を、互いに下縁が突き合わされる底フラップ6により封止する。このようにそれぞれ互いに突き合わされる一対の蓋フラップ5及び一対の底フラップ6により形成される当該包装箱の内面には段差が形成されない。このため、当該包装箱に収容される物品が段ボールシートのエッジにより傷付けられるおそれがない。
また、当該包装箱は、上フラップ7が下フラップ8の切り欠き9に嵌合するので棒積み安定性に優れる。さらに、当該包装箱は、上述の嵌合構造が妻面パネル2の上縁及び下縁から延設される上フラップ7及び下フラップ8によって構成されるので、側面パネル1側から見たときに目立ち難い。このため、商品を陳列するために当該包装箱を側面パネル1が正面となるよう棒積みしたとき、上記嵌合構造が美観を損ねない。
また、当該包装箱の上フラップ7は、基端縁の幅よりも先端縁の幅が大きい略台形状に形成されているので、棒積みした当該包装箱の上フラップ7の切り欠き9の開放方向へのずれも防止できる。さらに、上フラップ7の基端縁の幅を先端縁の幅を大きくしたことにより、上フラップ7の基端縁の幅(上フラップ7及び妻面パネル2間の接続長)と相補関係にある下フラップ8及び妻面パネル2間の有効接続長を確保しながら、下フラップ8と底フラップ6との接着幅を大きくできる。
また、当該包装箱は、側面パネル1と上記妻面パネル2との間に接続パネル3を備え、側面パネル1と妻面パネル2との角を面取りした平面視で略八角形の筒状部を有する。このように筒状部を、平面視で四角形を面取りした八角形とすることにより筒状部の周長が短くなるので、当該包装箱を形成するための当該包装箱用シートは、面積を小さくして安価に提供できる。
当該包装箱用シートにおいて、蓋フラップ5は、組み立て状態で妻面パネル2の上縁に当接する上側凸部10及び接続パネル3又は貼着パネル4の上縁に当接する上側円弧部11を有するので、誤って筒状部の中に折り込まれてしまうことがなく、筒状部の上端開口を確実に封止できると共に当該包装箱の圧縮強度を大きくできる。同様に、底フラップ6は、組み立て状態で妻面パネル2の下縁に当接する下側凸部12及び接続パネル3又は貼着パネル4の下縁に当接する下側円弧部13を有するので、筒状部の下端開口を確実に封止できると共に当該包装箱の圧縮強度を大きくできる。
当該包装箱用シートの下フラップ8は、組み立て状態で妻面パネル2の下縁よりも下方に形成された下フラップ折り曲げ容易線17で折り曲げられることによって、妻面パネル2の下縁中央に下側凸部12が当接するよう折り曲げられている底フラップ6に過大なストレスを加えることなく、底フラップ6の下側面に容易に貼着できる。また、このように下フラップ折り曲げ容易線17が妻面パネル2の下縁よりも下方に形成されていることにより、下フラップ8の切り欠き9は、組み立て状態で妻面パネル2側の側方に開放される。これにより、下フラップ8は、当該包装箱を棒積みしたときに上フラップ7の基端縁部分と干渉しないので、上フラップ7の切り欠き9への嵌合を容易かつ確実にできる。
また、当該包装箱は、側面パネル1の上縁から突出する突条部15を有するので、当該包装箱を棒積みしたとき、下側の包装箱の突条部15が上側の包装箱に当接し、棒積み安定性をより向上させると共に、包装箱の一体感を大きくして美観を向上させる。
[第二実施形態]
図5の包装箱は、図2とは異なる本発明の実施形態を示す。当該包装箱は、側面パネル1と底フラップ6との間に形成され、両端が側面パネル1側に屈曲した切り込みによって形成され、側面パネル1の下側に突出する突条部18が形成されている。なお、図5の包装箱については、突条部18が側面パネル1の下側に形成されている以外は、図2の包装箱と同様のため、同じ構成要素には同一番号を付して重複する説明を省略する。
図5の包装箱は、側面パネル1の下側に突出する突条部18を有し、この突条部18が当該包装箱を載置する面に当接する。このため、突条部18は、当該包装箱を棒積みしたときに下側の包装箱に当接して安定性や美観を向上させるだけでなく、当該包装箱を床等の上に載置する場合の安定性も向上させる。例えば、当該包装箱は、ベルトコンベアで搬送する際に下フラップ8だけでなく突条部18もコンベアベルトに当接するので搬送性が良好である。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例として、当該包装箱は、筒状部が接続パネルを有せず平面視で方形のものであってもよい。
また、当該包装箱用シートの上フラップは、基端縁の幅が先端縁の幅よりも長いものであってもよく、台形以外の形状を有してもよい。
本発明は、包装箱として広く利用でき、特に傷付き易い物品を収容するための包装箱や棒積みされ得る包装箱として利用される。
1 側面パネル
2 妻面パネル
3 接続パネル
4 貼着パネル
5 蓋フラップ
6 底フラップ
7 上フラップ
8 下フラップ
9 切り欠き
10 上側凸部
11 上側円弧部
12 下側凸部
13 下側円弧部
14 切り込み
15,18 突条部
16 上フラップ折り曲げ容易線
17 下フラップ折り曲げ容易線

Claims (7)

  1. 一枚のシートからなり、箱型に組み立て可能な包装箱用シートであって、
    対向する一対の側面パネルと、
    この一対の側面パネルの側縁間にそれぞれ介設される一対の妻面パネルと、
    上記一対の側面パネルの上縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上縁が互いに突き合わされる一対の蓋フラップと、
    上記一対の側面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で下縁が互いに突き合わされる一対の底フラップと、
    上記一対の妻面パネルの上縁中央からそれぞれ延設され、組み立て状態で上記蓋フラップの上側に折り曲げられる一対の上フラップと、
    上記一対の妻面パネルの下縁からそれぞれ延設され、組み立て状態で上記底フラップの下側に折り曲げられる一対の下フラップとを備え、
    上記下フラップが、上記上フラップに対応する位置に、上記上フラップと略等しい形状の切り欠きを有することを特徴とする包装箱用シート。
  2. 上記上フラップが、基端縁の幅よりも先端縁の幅が大きい請求項1に記載の包装箱用シート。
  3. 上記側面パネルと上記妻面パネルとの間に接続パネルを備える請求項1又は請求項2に記載の包装箱用シート。
  4. 上記下フラップが、上記妻面パネルの下縁よりも下方に位置する折り曲げ容易線を有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の包装箱用シート。
  5. 組み立て状態で上記側面パネルの上縁又は下縁から突出する突条部を形成するよう、上記側面パネルと上記蓋フラップ又は上記底フラップとの間に形成され、両端が上記側面パネル側に屈曲した切り込みを有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装箱用シート。
  6. 上記蓋フラップが、組み立て状態で上記一対の妻面パネルの上縁の端部に当接可能な上側凸部を有し、上記底フラップが、組み立て状態で上記一対の妻面パネルの下縁の中央部に当接可能な下側凸部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の包装箱用シート。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の包装箱用シートを組み立ててなり、
    上記蓋フラップの上側に上記上フラップが貼着され、
    上記底フラップの下側に上記下フラップが貼着されている包装箱。
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