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JP5487615B2 - 電界効果半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

電界効果半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、高電子移動度トランジスタ即ちHEMT( High Electron Mobility Transistor)、2次元電子キャリアガス層を電流通路とするダイオード、メタル・セミコンダクタ電界効果トランジスタ即ちMESFET(Metal Semiconductor Filed Effect Transistor)等の電界効果半導体装置及びその製造方法に関する。
電界効果トランジスタの一種である従来のHEMTは、シリコン、サファイア等の基板の上にバッファ層を介して形成されたアンドープGaN等の窒化物半導体から成る電子走行層と、n型不純物がドープされた又はアンドープのAlGaN等の窒化物半導体から成る電子供給層又はバリア層と、電子供給層の上に形成されたソース電極とドレイン電極とゲート電極(ショットキー電極)とを有している。AlGaN等から成る電子供給層のバンドギャップはGaN等から成る電子走行層のバンドギャップよりも大きく、またAlGaN等から成る電子供給層の格子定数はGaN等から成る電子走行層の格子定数よりも小さい。電子走行層の上にこれよりも格子定数が小さい電子供給層を配置すると、電子供給層に伸張性歪み即ち引っ張り応力が生じ、ピエゾ分極する。電子供給層は自発分極もするので、ピエゾ分極と自発分極とに基づく電界の作用で電子走行層と電子供給層とのヘテロ接合面の近傍に周知の2次元電子ガス層即ち2DEG層が生じる。2DEG層は周知のようにドレイン電極とソース電極との間の電流通路(チャネル)として機能し、この電流通路を流れる電流はゲート電極に印加されるバイアス電圧で制御される。
ところで、一般的な構成のHEMTは、ゲート電極にゲート制御電圧を印加しない状態(ノーマリ状態)でソース電極とドレイン電極との間に電流が流れる特性即ちノーマリオン(normally−on)特性を有する。ノーマリオン特性のHEMTをオフ状態に保つためにはゲート電極を負電位にするための負電源が必要になり、電気回路が必然的に高価になる。従って、従来のノーマリオン特性のHEMTの使い勝手は良くない。
そこで、ノーマリオフ(normally−off)特性を有するヘテロ接合電界効果半導体装置の開発が進められている。ノーマリオフ特性を得るための代表的の方法として、
(1)電子供給層にリセス(凹部)を形成し、このリセスで薄くなった電子供給層の上にゲート電極を形成する方法、
(2)特開2004−273486号公報(特許文献1)に開示されているように、ゲート電極と電子供給層との間にp型窒化物半導体から成るp型半導体層を配置する方法、
(3)特開2006−222414号公報(特許文献2)に開示されているように、電子供給層(バリア層)にリセスを形成し、リセスの上にチタン酸ストロンチウム等の絶縁膜を介してゲート電極を設ける方法、
(4)WO2003/071607公開公報(特許文献3)に開示されているように、電子供給層の一部を除去して電子走行層の一部を露出させ、電子走行層の上に絶縁膜を介してゲート電極を設ける方法、
が知られている。
上記(1)の方法に従ってリセスによって電子供給層が部分的に薄くなると、電子供給層の薄くなった部分のピエゾ分極及び自発分極に基づく電界が弱くなる。このため、リセスのために弱くなった電子供給層のピエゾ分極及び自発分極に基づく電界が、ゲート電極と電子供給層との間のビルトインポテンシャル(built−in potential)によって打ち消され、電子走行層のゲート電極に対向する部分から2DEG層が消失する。この結果、ゲート電極にゲート制御電圧を加えない状態においてドレイン・ソース間がオフ状態になり、ノーマリオフ特性が得られる。しかし、上記(1)の方法に従うHEMTの閾値は例えば+1V以下のように比較的小さく、ノイズによって誤動作し易いという問題点、及びショットキー電極から成るゲート電極にプラスのゲート制御電圧が印加されると、比較的大きいリーク電流が流れるという問題点、リセスの深さのバラツキによって閾値電圧が大きく変化するという問題点、及びゲート電極の下の電子供給層(バリア層)の薄い部分は、HEMTをオン状態(導通状態)にするための制御電圧がゲート電極に印加された時においても電子走行層に対して電子を供給する能力が低いため、ゲート電極に対向する電子走行層に電子濃度が十分に高い2DEG層を形成することができず、ドレイン電極とソース電極との間のオン抵抗が比較的高くなるという問題点を有する。
上記(2)の方法に従ってゲート電極の下にp型半導体層を配置すると、p型半導体層がゲート電極の直下の電子走行層の電位を持ち上げて2DEG層の電子を枯渇させ、ゲート電極の下の2DEG層が消失し、ノーマリオフ特性が得られる。しかし、上記(2)の方法は、高い正孔濃度を有するp型窒化物半導体から成るp型半導体層を容易に得ることが難しいという問題点、高い正孔濃度を有するp型半導体層を得ることができない時には、電子供給層を薄く形成するか、又はAlGaN又はAlInGaN等から成る電子供給層のAlの割合を低くすることが要求され、この結果として2DEG層の電子濃度が低下し、ソース電極とドレイン電極との間のオン抵抗が高くなるという問題点を有する。
上記(3)の方法に従ってゲート電極の下にリセスを形成し、ここに絶縁膜を配置すると、電子供給層(バリア層)のゲート電極の下の部分が薄いためにノーマリオフ特性が得られる。また、絶縁膜が設けられているので、電子供給層(バリア層)のゲート電極の下の部分が薄くなっているにも拘らず、リーク電流の増大を抑えること、及びHEMTのトランスコンダクタンスgmを高くすることができる。しかし、上記(3)の方法においても上記(1)の方法と同様にリセスを形成するので、上記(1)の方法と同様な問題点を有する。更に、上記(3)の方法において、HEMTのトランスコンダクタンスgmを高くするために、絶縁膜を比較的薄く形成すると、絶縁膜に欠陥が起きやすい。絶縁膜に欠陥があると、リーク電流の増加、耐圧低下、素子破壊、及び電流コラプスの増加が起き易くなる。勿論、これらの問題は、絶縁膜を厚く形成すれば、解決する。しかし、絶縁膜を厚く形成すると、トランスコンダクタンスgmが低くなる。
上記(4)の方法に従って、電子走行層の上に直接に絶縁膜を配置し、この絶縁膜の上にゲート電極を設けると、電子走行層のゲート電極の直下にノーマリ状態で2DGE層が形成されないので、ノーマリオフ特性が得られる。しかし、ゲート電極にオン状態にするための電圧が印加された時に、電子走行層のゲート電極の直下にヘテロ接合に基づく2DGE層が形成されないので、従来のノーマリオン特性を有するHEMTに比べてオン抵抗が高いという問題点を有する。
上述のHEMTと同様な問題は、2DEG層を利用したダイオード、及びHEMT以外の電界効果半導体装置(例えばMESFET)等においてもある。
特開2004−273486号公報 特開2006−222414号公報 WO2003/071607公開公報
従って、本発明が解決しようとする課題は、オン抵抗及びゲートリーク電流の小さいノーマリオフ型の電界効果半導体装置が要求されていることであり、本発明の目的は上記要求に応えることができる電界効果半導体装置及びその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、
互いに対向する一方及び他方の主面と、前記一方及び他方の主面間に配置された第1の半導体層と、前記第1の半導体層と前記一方の主面との間に配置され且つ前記第1の半導体層にヘテロ接合され且つ前記ヘテロ接合に基づいて前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で形成された第2の半導体層とを備えている主半導体領域と、
前記主半導体領域の前記一方の主面上に配置され且つ前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第1の主電極と、
前記主半導体領域の前記一方の主面上に前記第1の主電極から離間して配置され且つ前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第2の主電極と、
前記第1の主電極と前記第2の主電極との間の電流通路を制御するために前記主半導体領域の前記一方の主面上における前記第1の主電極と前記第2の主電極との間に配置されたゲート電極と、
前記主半導体領域と前記ゲート電極との間に配置され且つ前記2次元キャリアガス層のキャリアを低減させる導電型を有している金属酸化物半導体膜と
前記金属酸化物半導体膜と前記主半導体領域との間及び前記ゲート電極と前記金属酸化物半導体膜との間の少なくとも一方に配置された絶縁膜と
を備えていることを特徴とする電界効果半導体装置に係わるものである。
なお、請求項2に示すように、前記主半導体領域は、この一方の主面から前記第1の半導体層に到達しない深さの凹部を有し、前記ゲート電極は前記凹部に配置されていることが望ましい。
また、請求項3に示すように、前記凹部と前記第1の半導体層との間に配置された前記第2の半導体層の厚みは、前記金属酸化物半導体膜を設ける前において、前記第1の半導体層における前記凹部に対向する部分に前記2次元キャリアガス層を生じさせることができ、且つ前記金属酸化物半導体膜を設けた後において、前記第1の半導体層における前記凹部に対向する部分に前記2次元キャリアガス層を生じさせることができないように設定されていることが望ましい。
また、請求項4に示すように、前記主半導体領域の主面に第1及び第2の凹部を有し、前記第1の主電極は前記第1の凹部に配置され、前記第2の主電極は前記第2の凹部に配置されていることが望ましい。
また、請求項5に示すように、前記2次元キャリアガス層は2次元電子ガス層であり、前記金属酸化物半導体膜はp型金属酸化物半導体膜であることが望ましい。
また、請求項6に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜は、酸化ニッケル、酸化鉄,酸化コバルト、酸化マンガン,及び酸化銅から選択された少なくとも1つから成ることが望ましい。
また、請求項7に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜は、金属酸化物に酸素をイオン注入したものであることが望ましい。
また、請求項8に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜は、酸素を含む雰囲気中でのスパッタリングで形成された金属酸化物であることが望ましい。
また、請求項9に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜は酸化ニッケルから成り、前記ゲート電極はニッケル層と該ニッケル層の上に形成された金層とから成ることが望ましい。
また、請求項10に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜を、互いに異なる材料の複数のp型金属酸化物半導体膜の積層体で構成することができる。
また、請求項11に示すように、前記p型金属酸化物半導体膜を、その厚み方向において徐々に又は段階的に異なる正孔濃度を有するように構成することができる。
また、請求項12に示すように、前記主半導体領域は、更に、前記第2の半導体層の上に配置され且つ前記第2の半導体層よりも高いキャリア濃度を有している第3の半導体層を有し、前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第3の半導体層の一部を削除するように形成されていることが望ましい。
また、請求項13に示すように、前記第1の半導体層は窒化物半導体からなり、前記第2の半導体層はAlを含む窒化物半導体から成り、前記第3の半導体層は前記第2の半導体層よりも大きい割合でAlを含む窒化物半導体から成ることが望ましい。
また、請求項14に示すように、前記主半導体領域は、更に、前記第3の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低い割合(零を含む)でAlを含む窒化物半導体で形成されている第4の半導体層を有し、前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第4の半導体層と前記第3の半導体層の一部を除去するように形成されていることが望ましい。
また、請求項13記載の電界効果半導体装置において、請求項15に示すように、前記主半導体領域は、更に、前記第3の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低いキャリア濃度を有している第4の半導体層と、前記第4の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低い割合(零を含む)でAlを含む窒化物半導体で形成されている第5の半導体層とを有し、前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第5の半導体層と前記第4の半導体層と前記第3の半導体層の一部を除去するように形成されていることが望ましい。
た、前記主半導体領域は、更に、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との間に配置され且つ前記第2の半導体層よりも薄く形成され且つ前記第2の半導体層よりも高い割合でAlを含む窒化物半導体から成るスペーサー層を有していることが望ましい。
また、請求項17に示すように、更に、前記主半導体領域の一方の主面における前記ゲート電極と前記第1の主電極との間の少なくとも一部及び前記ゲート電極と前記第2の主電極との間の少なくとも一部上に配置された絶縁保護膜を有していることが望ましい。
また、請求項18に示すように、更に、ダイオード動作させるために前記ゲート電極を導体によって前記第1の主電極に電気的に接続することができる。
また、請求項19に示すように、MESFET又はこれに類似の電界効果半導体装置を、
互いに対向する一方及び他方の主面と、前記一方及び他方の主面間に配置された第1の半導体層と、電流通路を形成するために前記第1の半導体層と前記一方の主面との間に配置され且つ第1の導電型を有している第2の半導体層とを備えた主半導体領域と、
前記主半導体領域の前記一方の主面上に配置され且つ前記第2の半導体層に電気的に結合された第1の主電極と、
前記主半導体領域の前記一方の主面上に前記第1の主電極から離間して配置され且つ前記第2の半導体層に電気的に結合された第2の主電極と、
前記第2の半導体層の電流通路を制御するために前記主半導体領域の前記一方の主面上における前記第1の主電極と前記第2の主電極との間に配置されたゲート電極と、
前記ゲート電極と前記主半導体領域との間に配置され且つ前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有している金属酸化物半導体膜と、
前記金属酸化物半導体膜と前記主半導体領域との間及び前記ゲート電極と前記金属酸化物半導体膜との間の少なくとも一方に配置された絶縁膜と
で構成することができる。
また、請求項19記載の電界効果半導体装置において、請求項20に示すように、更に、前記第2の半導体層は凹部を有し、前記ゲート電極は前記凹部に配置されていることが望ましい。
また、請求項19又は20記載記載の電界効果半導体装置において、請求項21に示すように、更に、前記ゲート電極を導体によって前記第1の主電極に電気的に接続することができる。
また、請求項22に示すように、電界効果半導体装置を製造するために、基板上に第1の半導体層を形成する工程と、前記第1の半導体層上に、前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で第2の半導体層を形成する工程と、前記第2の半導体層の一部上に半導体成長阻止層を形成する工程と、前記第2の半導体層の前記半導体成長阻止層が形成されていない部分の上に第3の半導体層を形成する工程と、前記半導体成長阻止層を除去して凹部を得る工程と、前記凹部に、金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、絶縁膜と金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体、及び絶縁膜と金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体から選択された1つを形成する工程と、前記主半導体領域の表面における前記凹部から離間した部分上に、前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第1の主電極を形成する工程と、前記主半導体領域の表面における前記凹部から離間し且つ前記凹部を基準にして前記第1の主電極と反対の部分上に、前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第2の主電極を形成する工程とを備えていることが望ましい。
また、請求項23に示すように、電界効果半導体装置を製造するために、基板上に第1の半導体層を形成する工程と、前記第1の半導体層上に、前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で第2の半導体層を形成する工程と、前記第2の半導体層上の互いに離間している第1及び第2の部分と、前記第1及び第2の部分の間であり且つ前記第1及び第2の部分から離間している第3の部分との上に第1、第2及び第3の半導体成長阻止層を形成する工程と、前記第2の半導体層の前記第1、第2及び第3の半導体成長阻止層が形成されていない部分の上に第3の半導体層を形成する工程と、前記第1、第2及び第3の半導体成長阻止層を除去して第1、第2及び第3の凹部を得る工程と、前記第1及び第2の凹部に第1及び第2の主電極を形成する工程と、前記第3の凹部に、金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、絶縁膜と金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体、及び絶縁膜と金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体から選択された1つを形成する工程とを備えていることが望ましい。
本願各請求項の発明は次の効果を有する。
(1)金属酸化物半導体膜は比較的容易に形成でき且つ化学的に安定している。従って、金属酸化物半導体膜をゲート電極と主半導体領域との間に配置することによって安定性の高いノーマリオフ特性又はノーマリオフに近い特性を有する電界効果半導体装置を得ることができる。
(2)金属酸化物半導体膜のキャリア(例えば正孔)濃度は比較的容易に高められる。従って、キャリア(例えば正孔)濃度が高い金属酸化物半導体膜をゲート電極と主半導体領域との間に配置することによって、良好なノーマリオフ特性有する電界効果半導体装置を得ることができる。
(3)金属酸化物半導体膜と主半導体領域との間、及びゲート電極と金属酸化物半導体膜との間の少なくとも一方に配置された絶縁膜は、ゲートリーク電流を低減させる。従って、ゲートリーク電流の小さい電界効果半導体装置を提供することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施形態に係わるヘテロ接合型電界効果半導体装置を説明する。
図1に示す本発明の実施例1に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、大別して、単結晶シリコン半導体から成る基板1と、この基板1上にバッファ層2を介して配置された半導体素子を構成するための主半導体領域3と、該主半導体領域3の主表面4の第1、第2及び第3の凹部(リセス)5,6,7に配置されたソース電極8、ドレイン電極9及びゲート電極10と、主半導体領域3の表面4とゲート電極10との間に順次に配置された絶縁膜11及びp型金属酸化物半導体膜12と、主半導体領域3の主表面4の第1、第2及び第3の凹部5、6、7を除いた部分の上に配置された絶縁保護膜13とを有する。このヘテロ接合型電界効果半導体装置の主な特徴は、主半導体領域3の第3の凹部(リセス)7に絶縁膜11及びp型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との積層体が配置されていることである。このヘテロ接合型電界効果半導体装置は典型的なHEMTと異なる絶縁ゲート構造を有するが、典型的なHEMTと同様な原理で動作するので、HEMT又はHEMT型半導体装置と呼ぶこともできる。以下、図1の各部を詳しく説明する。
基板1は、一方の主面1aとこれに対向する他方の主面1bとを有し、且つバッファ層2及び主半導体領域3のための半導体材料をエピタキシャル成長させるための成長基板として機能し、且つこれ等を機械的に支持するための支持基板として機能する。本実施例では、コストの低減を図るために基板1がシリコンで形成されている。しかし、基板1をシリコン以外のシリコンカーバイト(SiC)等の半導体、又はサファイア、セラミック等の絶縁体で形成することもできる。
基板1の一方の主面1a上のバッファ層2は、周知のMOCVD法等のエピタキシャル成長法で形成されている。図1では、図示を簡略化するためにバッファ層2が1つの層で示されているが、実際には複数の層で形成されている。即ち、このバッファ層2は、AlN(窒化アルミニウム)から成る第1のサブレイヤ−(第1の副層)とGaN(窒化ガリウム)から成る第2のサブレイヤー(第2の副層)とが交互に積層された多層構造バッファである。なお、このバッファ層2はHEMTの動作に直接に関係していないので、これを省くこともできる。また、バッファ層2の半導体材料をAlN、GaN以外の窒化物半導体又は3−5族化合物半導体に置き換えること、又は単層構造のバッファ層にすることもできる。
主半導体領域3は、HEMTから成る半導体素子を構成する主要部分であって、バッファ層2を介して基板1の一方の主面1a上に形成された、第1の半導体層としての電子走行層31と、第2の半導体層としての第1の電子供給層32と、第3の半導体層としての第2の電子供給層33と、第4の半導体層としてのキャップ層34との積層体から成る。次に、主半導体領域3の各層31,32,33,34を詳しく説明する。
電子走行層4は、窒化物半導体から成り、0.3〜10μmの厚さに形成されている。この電子走行層4は、この上の電子供給層5とのヘテロ接合面の近傍に電流通路(チャネル)として機能する2次元キャリアガス層としての2次元電子ガス層(2DEG層)14(点線で示す)を得るためのものであって、周知のMOCVD法でエピタキシャル成長されたアンドープGaN(窒化ガリウム)から成る。
なお、電子供給層5を、GaN以外の例えば
AlaInbGa1-a-bN,
ここで、aは0≦a<1、bは0≦b<1を満足する数値、
等の窒化物半導体、又は別の化合物半導体で形成することもできる。
電子走行層31の上に形成された第1の電子供給層32は、電子走行層31よりも大きいバンドギャップを有し且つ電子走行層31よりも小さい格子定数を有する窒化物半導体によって好ましくは5〜10nm(例えば7nm)の厚みに形成されている。この実施例の第1の電子供給層32は、周知のMOCVD法でエピタキシャル成長されたアンドープAlxGa1-xNから成る。この第1の電子供給層32のAlの割合xは、好ましい範囲0.1〜0.4から選択された0.26である。従って、第1の電子供給層32は、Al0.26Ga0.74Nから成る。
なお、第1の電子供給層32はAlxGa1-xN以外の例えば次式で示す窒化物半導体で形成することもできる。
AlxInyGa1-x-yN,
ここで、xは0<x<1、yは0≦y<1を満足する数値であり、xの好ましい値は0.1〜0.4である。
また、第1の電子供給層32を、AlxGa1-xN及びAlxInyGa1-x-yN以外の別の組成の窒化物半導体、又は別の化合物半導体で形成することもできる。
また、第1の電子供給層32にn型(第1導電型)の不純物を添加することができる。
第1の電子供給層32の上に形成された第2の電子供給層33は、電子走行層31よりも大きいバンドギャップを有し且つ電子走行層31よりも小さい格子定数を有する窒化物半導体によって好ましくは3〜25nm(例えば18nm)の厚みに形成されている。この実施例の第2の電子供給層33は、周知のMOCVD法でエピタキシャル成長されたアンドープAlxGa1-xNから成る。この第2の電子供給層33は、第1の電子供給層32以上のAlの割合xを有する。この第2の電子供給層33のAlの割合xの好ましい範囲は0.2〜0.5であり、本実施例におけるAlの割合xは上記範囲内の0.30である。従って、本実施例の第2の電子供給層33は、第1の電子供給層32よりも大きいAlの割合を有するアンドープAl0.30Ga0.70Nから成る。なお、第2の電子供給層33のAlの割合xは、第1の電子供給層32のAlの割合xよりも大きいことが望ましいが、第2の電子供給層33のAlの割合xと同一であっても良い。また、キャリア濃度(電子濃度)を高めるために第2の電子供給層33にn型(第1導電型)の不純物を添加することができる。
なお、第2の電子供給層33を、AlxGa1-xN以外の例えば次式で示す窒化物半導体で形成することもできる。
AlxInyGa1-x-yN,
ここで、xは0<x<1、yは0≦y<1を満足する数値であり、xの好ましい値は0.2〜0.5である。
また、第2の電子供給層33を、AlxGa1-xN及びAlxInyGa1-x-yN以外の別の組成の窒化物半導体、又は別の化合物半導体で形成することもできる。
第2の電子供給層33の上に形成されたキャップ層34は、第2の電子供給層33よりも低いキャリア濃度(電子濃度)を有する窒化物半導体によって形成されている。更に詳細に説明すると、このキャップ層34は、周知のMOCVD法でエピタキシャル成長されたAlxGa1-xNから成る。このキャップ層34のAlの割合xの好ましい範囲は0〜0.50であり、この実施例1のキャップ層34のAlの割合xは上記範囲から選択された零である。従って、この実施例1のキャップ層34は、GaNから成る。
このキャップ層34の好ましい厚みは1〜150nmであり、より好ましい厚みは2〜10nmである。この実施例1のキャップ層34の厚みは4nmである。
なお、キャップ層34はAlxGa1-xN以外の例えば次式で示す窒化物半導体で形成することもできる。
AlxInyGa1-x-yN,
ここで、xは0<x<1、yは0≦y<1を満足する数値であり、xの好ましい値は0.00〜0.50である。
また、キャップ層34を、AlxGa1-xN及びAlxInyGa1-x-yN以外の別の組成の窒化物半導体、又は別の化合物半導体で形成することもできる。
また、キャップ層34にn型(第1導電型)の不純物を添加することができる。
また、キャップ層34の本質的動作に関係しないので、これを省くこともできる。
主半導体領域3の主表面4に形成された第1、第2及び第3の凹部5、6、7は、キャップ層34及び第2の電子供給層33を貫通して第1の電子供給層32に至るように形成されている。第1及び第2の凹部5、6は主半導体領域3の主表面4において互いに離間配置されている。第3の凹部6は、第1及び第2の凹部5、6に配置され、且つ第1及び第2の凹部5、6から離間している。
第1の主電極としてのソース電極8は、主半導体領域3の主表面4の第1の凹部5に形成されている。第2の主電極としてのドレイン電極9は、主半導体領域3の主表面4の第2の凹部6に形成されている。ソース電極8及びドレイン電極9は、例えば厚み25nmのチタン(Ti)層と厚み300nmのアルミニウム(Al)層との積層体から成り、第1の電子供給層32にそれぞれオーミック接触している。ソース電極8及びドレイン電極9は、2次元電子ガス層(2DEG層)14を有する電子走行層4に対して第1の電子供給層32を介して結合されているが、第1の電子供給層32が極めて薄いので2次元電子ガス層(2DEG層)14に対して電気的に結合された状態にある。
なお、第1及び第2の凹部5、6を、電子走行層31に至るように深く形成し、ソース電極8及びドレイン電極9を電子走行層31に直接に結合することも可能である。
また、後述から明らかになるように、第1及び第2の凹部5、6を省き、ソース電極8及びドレイン電極9をキャップ層34の上に配置することもできる。
また、第1及び第2の凹部5、6を第1の電子供給層32に至らないように浅く形成し、ソース電極8及びドレイン電極9を第2の電子供給層33の上に配置することもできる。
また、ソース電極8及びドレイン電極9をチタン(Ti)層とアルミニウム(Al)層との積層体以外の金属で形成することもできる。
ゲート電極10は、ソース電極8及びドレイン電極9との間の電流通路を制御するためのものであって、絶縁膜11及びp型金属酸化物半導体膜12を介して主半導体領域3の主表面4の第3の凹部5に配置されている。この実施例のゲート電極10は、図2に示す厚み30nmのニッケル(Ni)層41とこのニッケル層41の上に蒸着で形成された厚み300nmの金(Au)層42とか成る。図2のニッケル(Ni)層41は図1の酸化ニッケル(NiOx)から成るp型金属酸化物半導体膜12の上にスパッタリングで形成されている。酸化ニッケル(NiOx)から成るp型金属酸化物半導体膜12とニッケル(Ni)層41と金(Au)層42とからなるゲート電極10との組合せによってはゲートリーク電流を良好に低減することができる。
なお、ゲート電極10を、ニッケル(Ni)層と金(Au)層とチタン層との多層膜、又はアルミニウム層、又導電性を有するポリシリコン層等で形成することもできる。
ゲート電極10は、第3の凹部5の中のみでなくドレイン電極9側に延長した部分43を有する。この延長部分43は、絶縁膜11と絶縁保護膜13とを介して主半導体領域3の主表面4に対向しており、ゲート電極10の端における電界集中を緩和する機能即ち周知のフィールドプレート機能を有する。主半導体領域3の主表面4の第3の凹部5に対応して絶縁保護膜13に形成された開口は5〜60度の傾斜側面を有し、ゲート電極10の延長部分43は、絶縁保護膜13の傾斜側面の上に配置されている。これにより、ゲート電極10の延長部分43即ちフィールドプレートは、ゲート電極10の端における電界集中の緩和を良好に緩和する。
なお、第3の凹部7を設けなくともノーマリオフ特性又はノーマリオフに近い特性が得られる場合には、第3の凹部7を省き、キャップ層34の上にゲート電極10を配置することもできる。また、第3の凹部7を第1の電子供給層32に至らないように浅く形成し、ゲート電極10を絶縁膜11と絶縁保護膜13とを介して第2の電子供給層33の上に配置することもできる。
本発明に従う絶縁膜11は、ゲートリーク電流の低減させるためのものであって、主半導体領域3の主表面4の第3の凹部5においてp型金属酸化物半導体膜12と主半導体領域3の第1の第1の電子供給層32との間に配置されている部分と第3の凹部5の側面を通って絶縁保護膜13の上に延在している部分とを有する。絶縁膜11は、ゲート電極10に基づく所望の電界効果作用をできるだけ妨害しないように比較的薄く形成され、例えば3〜200nmの範囲内の100nmの厚みを有する。
絶縁膜11はp型金属酸化物半導体膜12よりも高い抵抗率を有する材料から選択され、この実施例ではハフニウム(Hf)酸化物で形成されている。しかし、絶縁膜11をシリコン酸化物、金属酸化物等の別の絶縁材料で形成することもできる。
p型金属酸化物半導体膜12は、主半導体領域3の電子走行層31のゲート電極10に対向する部分の電子濃度を低減させるためのものであって、主半導体領域3の主表面4の第3の凹部5においてゲート電極10と絶縁膜11との間に配置され且つ保護層13の開口の側面にも絶縁膜11を介して配置されている。このp型金属酸化物半導体膜12は、第1及び第2の電子供給層33,34よりも大きい抵抗率を有する金属酸化物半導体材料で形成され、好ましくは3〜1000nm、より好ましくは20〜500nmの厚みを有する。p型金属酸化物半導体膜12が3nmよりも薄くなると、ノーマリオフ特性が良好に得られなくなる。
この実施例のp型金属酸化物半導体膜12は、酸化ニッケル(NiOx、ここでxは任意の数値であり、例えば1である。)から成る。更に詳細には、このp型金属酸化物半導体膜12は、酸素を含む雰囲気(好ましくはアルゴンと酸素の混合ガス)中においてニッケル酸化物(NiO)をスパッタリングすることによって酸化ニッケル(NiOx、ここでxは任意の数値であり、例えば1である。)を形成し、更に酸化ニッケルに酸素をイオン注入することによって形成されている。従って、p型金属酸化物半導体膜12は、比較的高い酸素濃度及び正孔濃度を有し、主半導体領域3の電子走行層31のゲート電極10に対向する部分の電子濃度を低減させるために良好に寄与する。主半導体領域3の電子走行層31のゲート電極10に対向する部分の電子濃度が低減すると、ノーマリオフ特性又は低い閾値を有するHEMTが得られる。
なお、p型金属酸化物半導体膜12を保護膜13の上に延在させないように第3の凹部7に限定して形成することもできる。
また、p型金属酸化物半導体膜12を上記酸化ニッケルで形成する代わりに、酸化鉄(FeOx、ここでxは任意の数値であり、例えば2である。),酸化コバルト(CoOx、ここでxは任意の数値であり、例えば2である。)、酸化マンガン(MnOx、ここでxは任意の数値であり、例えば1である。),及び酸化銅(CuOx、ここでxは任意の数値であり、例えば1である。)から選択された少なくとも1つで形成することもできる。酸化ニッケル以外の金属酸化物から成るp型金属酸化物半導体膜も、酸素を含む雰囲気で金属材料をスパッタリングすることによって形成することが望ましい。
保護膜13は、シリコン酸化物から成り、主半導体領域3の主表面4の第1、第2及び第3の凹部5,6,7が形成されていない部分の上に配置されている。更に詳細には、シリコン酸化物から成る保護膜13は、SiOX(ここで、xは1〜2の数値を示し、好ましくは2である。)から成り、好ましくはプラズマCVD(化学気相成長法)によって、好ましくは300〜2000nm(例えば500nm)の厚みに形成されている。この保護膜13は、主半導体領域3の主表面4を電気的又は化学的及び機械的に保護する機能のみでなく、2次元電子ガス層14の電子濃度を高める機能も有する。即ち、シリコン酸化物から成る保護膜13は、圧縮応力即ち圧縮性歪み(例えば4.00×109dyn/cm2)を発生し、この圧縮応力が第1及び第2の電子供給層32,33に作用すると、この反作用で第1及び第2の電子供給層32,33に伸張性歪み即ち引張り応力が生じ、第1及び第2の電子供給層32,33のピエゾ分極が強められ、2次元電子ガス層(2DEG層)14における電子濃度が増大する。この電子濃度の増大はヘテロ接合型電界効果半導体装置のオン時におけるソース電極8とドレイン電極9との間の抵抗の低減に寄与する。
なお、シリコン酸化物から成る保護膜13を、スパッタリング等の別の方法で形成することもできる。しかし、主半導体領域3の主表面4の結晶ダメージを少なくし、表面準位(トラップ)を少なくし、電流コラプスを抑制するために、プラズマCVDが最も優れている。また、保護膜13をシリコン酸化物以外の別な絶縁材料(例えばシリコン窒化物)等で形成することもできる。
絶縁膜11及び保護膜13には、ソース電極8及びドレイン電極9を露出させるように開口44,45が設けられている。
(製造方法)
次に、図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置の製造方法の1例を説明する。
まず、図3に示すように、基板1の一方の主面1aの上にバッファ層2、電子走行層31及び第1の電子供給層32を順次にエピタキシャルさせる。
次に、図3の第1の電子供給層32の上にシリコン酸化物から成る半導体成長阻止層を形成し、しかる後、周知のフォトリソグラフィ技術で半導体成長阻止層を選択的に除去することによって図4に示すように第1の電子供給層32の上に第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53を形成する。第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53は図1のソース電極8、ドレイン電極9及びゲート電極10に対応する位置に配置されている。この実施例では、第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53がシリコン酸化物から成るが、この代りに窒化物半導体の成長を阻止できる他の物質(例えば多結晶半導体)であっても良い。第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53の厚みは、図1の第2の電子供給層33とキャップ層34との合計の厚み以上に設定されている。
次に、図4の第1の電子供給層32の第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53が形成されていない露出表面上に、図5に示す第2の電子供給層33とキャップ層34とを順次にエピタキシャルさせる。
次に、図5の第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53を例えばエッチングで除去して図6に示す第1、第2及び第3の凹部5,6,7を得る。第1、第2及び第3の半導体成長阻止層51,52,53を使用する方法によれば、第1、第2及び第3の凹部5,6,7を容易に得ることができる。また、第3の凹部7にダメージの少ない第1の電子供給層32が露出する。
次に、図6の第1、第2及び第3の凹部5,6,7を有する主半導体領域3の主表面4全体にオーミック金属を蒸着して金属層を作り、しかる後、フォトリソグラフィ技術で金属層を選択的に除去することによって図7に示すように主半導体領域3の第1及び第2の凹部5,6にソース電極8及びドレイン電極9をそれぞれ形成する。
次に、図7のソース電極8とドレイン電極9とを伴っている主半導体領域3の主表面4全体にシリコン酸化物から成る絶縁保護膜を形成し、しかる後、フォトリソグラフィ技術で絶縁保護膜を選択的に除去することによって図8に示すように開口46を有する絶縁保護膜13を形成する。図8の絶縁保護膜13の開口46は、主半導体領域3の第3の凹部7に一致するように形成されている。
次に、ソース電極8とドレイン電極9の主半導体領域3に対するオーミック接触特性を改善するために、500℃、30分間の熱処理をソース電極8とドレイン電極9とを伴った主半導体領域3に対して施す。
次に、図8の主半導体領域3の第3の凹部7及び開口46を有する絶縁保護膜13の上に、図9に示すように絶縁膜11を形成する。
次に、図9の絶縁膜11の上に周知のリフトオフ技術によって図10に示すように第3の凹部7の上に絶縁膜11を介して配置されたp型金属酸化物半導体膜12を形成する。即ち、図10の絶縁膜11上のp型金属酸化物半導体膜12に対応する開口を有するレジスト膜を作り、この開口内及び絶縁膜11上に例えば厚み200nmの金属酸化物膜を作り、しかる後レジスト膜及びレジスト膜上の金属酸化物膜を徐去して、図10のp型金属酸化物半導体膜12を得る。この実施例のp型金属酸化物半導体膜12は、マグネトロンスパッタリング装置を使用して、酸素を含む雰囲気(好ましくはアルゴンと酸素の混合ガス)中でニッケル酸化物(NiO)をスパッタリングする工程で製作されている。更に、正孔濃度を更に高めるためにスパッタリングで得られたp型金属酸化物半導体膜に酸素をイオン注入する工程を追加することもできる。
p型金属酸化物半導体膜12は、第3の凹部7に絶縁膜11を介して対向しているのみでなく、保護膜13の開口46にも絶縁膜11を介して対向している。
なお、p型金属酸化物半導体膜に対する酸素のイオン注入を、図10に示す所定形状のp型金属酸化物半導体膜12を得る前に行う代りに、図10に示す所定形状のp型金属酸化物半導体膜12が得られた後に行うこともできる。
また、p型金属酸化物半導体膜12を、金属酸化物のスパッタリングで形成する代りに、金属のスパッタリング等で金属膜を形成し、しかる後この金属膜を酸化してp型金属酸化物半導体膜を得ることもできる。
また、p型金属酸化物半導体膜12のp型特性を強めるために、p型金属酸化物半導体膜12に熱処理を施すこと、又はオゾンアッシング(ozone ashing)処理を施すこと、又はO2(酸素)アッシング処理を施すことができる。
次に、図10のp型金属酸化物半導体膜12の上に周知のリフトオフ技術によって図11に示すようにフイルドプレート用延長部43を伴ったゲート電極10を形成する。即ち、図11のp型金属酸化物半導体膜12と絶縁膜11との上に、ゲート電極10に対応する開口を有するレジスト膜を作り、この開口内及び絶縁膜11上にゲート電極用金属膜を作り、しかる後レジスト膜及びレジスト膜上のゲート電極用金属膜を徐去して、図11のゲート電極10を得る。
次に、図11の絶縁膜11及び保護膜13を選択的に除去して図1の開口44,45を作り、図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置を完成させる。
(動作)
図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置において、ゲート電極10にゲート制御電圧が印加されていないノーマリ時(ゲート電極10とソース電極8との間の電圧がゼロの時)であり且つドレイン電極9の電位がソース電極8の電位よりも高い時に、ソース電極8とドレイン電極9との間はオフ又はオフに近い状態にある。即ち、第2の電子供給層33及びキャップ層34が除去するようにゲート電極10に対応して第3の凹部7が設けられているために、ゲート電極10と電子走行層31との間に第2の電子供給層33及びキャップ層34は介在せず、第1の電子供給層32とp型金属酸化物半導体膜12のみが介在している。第1の電子供給層32は比較的薄いので、第1の電子供給層32のピエゾ分極及び自発分極は比較的弱い。これにより、電子走行層31のゲート電極10に対向している部分の電子(キャリア)濃度が低くなる。しかし、ソース電極8とドレイン電極9との間のオン抵抗を低減するために第1の電子供給層32を極端に薄くすることは望ましくない。そこで、この実施例では、もしp型金属酸化物半導体膜12の助けが無ければ良好なノーマリオフ特性が得られないように第1の電子供給層32の厚みが決定されている。p型金属酸化物半導体膜12を有さないと仮定した場合に電子走行層31に残ったキャリア(電子)は、p型金属酸化物半導体膜12の働きによって低減され、良好なノーマリオフ特性が得られる。要するに、薄い第1の電子供給層32とp型金属酸化物半導体膜12との組合せによってノーマリオフ特性が得られる。
p型金属酸化物半導体膜12は絶縁物と見做すこともできるものであり、従来のp型GaN等よりも大きい抵抗率を有する。このため、ノーマリオフ時にゲート電極10を通る電流を大幅に制限する。p型金属酸化物半導体膜12及び絶縁膜11を設けない従来のHEMTのドレイン・ソース間電圧が300Vの時のゲートリーク電流は約1×10-5(A/mm)であるのに対し、p型金属酸化物半導体膜12を設け、絶縁膜11を設けない場合のドレイン・ソース間電圧が300Vの時のゲートリーク電流は約1×10-9(A/mm)であった。また、図1のようにp型金属酸化物半導体膜12及び絶縁膜11を設けた場合のドレイン・ソース間電圧が300Vの時のゲートリーク電流は約0.7×10-9(A/mm)であった。これから明らかなようにp型金属酸化物半導体膜12を設けると、ノーマリオフ特性が改善されるのみでなく、ゲートリーク電流も低減される。また絶縁膜11を設けると、ゲートリーク電流が更に低減される。
なお、ゲートリーク電流も低減させるためにp型金属酸化物半導体膜12を比較的厚く形成しても、p型金属酸化物半導体膜12は電子走行層31のキャリア(電子)を低減させる効果を有するので、ノーマリオフ特性が阻害されない。
ドレイン電極9の電位がソース電極8の電位よりも高い状態で、ゲート電極10とソース電極8との間に所定の閾値電圧よりも高い正のゲート制御電圧を印加すると、p型金属酸化物半導体膜12はそのゲート電極10側が負、その第1の電子供給層32側が正になるように分極する。この結果として、第1の電子供給層32はそのp型金属酸化物半導体膜12側が負、その電子走行層31が正となるように分極し、電子走行層31の第1の電子供給層32側に電子が誘起され、ここにチャネルが形成される。これにより、ソース電極8とドレイン電極9との間がオン状態になり、電子がソース電極8、第1の電子供給層32、2DEG層14、チャネル、2DEG層14、第1の電子供給層32、及びドレイン電極9の経路で流れる。周知のように第1の電子供給層32は極く薄いので、ここを電子がトンネル効果で通過する。
図1の実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置は次の効果を有する。
(1)p型金属酸化物半導体膜12は、従来のp型不純物が添加されたGaNよりも高い正孔濃度を有する。この高い正孔濃度を有するp型金属酸化物半導体膜12により良好なノーマリオフ特性を得ることができる。
(2)p型金属酸化物半導体膜12は比較的高い抵抗率(絶縁性)を有し、且つ比較的厚く(例えば10〜1000nm)形成されている。このため、ヘテロ接合型電界効果半導体装置の動作時におけるゲートリーク電流が低減し、ヘテロ接合型電界効果半導体装置の耐圧が向上し、信頼性が向上する。なお、p型金属酸化物半導体膜12を比較的厚く形成してもこれ自体が電子走行層31のキャリアを低減する作用を有するので、閾値電圧が負側にシフトすることはない。特に、p型金属酸化物半導体膜12が酸化ニッケル(NiOx)から成り、ゲート電極10が図2に示すようにニッケル(Ni)層41と金(Au)層42とか成る場合に、ゲートリーク電流の低減効果がより良好に得られる。
(3)ゲート電極10と主半導体領域3との間に、p型金属酸化物半導体膜12よりも高い抵抗率を有する絶縁膜11を有するので、ゲートリーク電流が大幅意に低減する。また、この絶縁膜11は第1の第1の電子供給層32を覆っているので、第1の電子供給層32の表面が安定化し、電流コラプスの低減を図ることができる。
(4)p型金属酸化物半導体膜12は化学的に安定した物質であるので、製造が容易である。
(5)p型金属酸化物半導体膜12は金属酸化物に酸素をイオン注入することによって容易形成できる。また、金属酸化物に酸素をイオン注入して形成したp型金属酸化物半導体膜12は高い正孔濃度を有する。
(6)ノーマリオフ特性を第3の凹部(リセス)7の下の第1の電子供給層32の厚みを薄くするのみで得るのではなく、p型金属酸化物半導体膜12の助けを借りて得る。従って、第1の電子供給層32の厚みを5〜10nmのように比較的厚くすることができる。この結果、2DEG層14の電子濃度を比較的高くできる。この結果、ヘテロ接合型電界効果半導体装置のオン抵抗を比較的低くすることができ、ヘテロ接合型電界効果半導体装置の最大許容電流を増大させることができる。
(7)主半導体領域3の一方の主面4に形成されたシリコン酸化物から成る保護膜13は、圧縮応力(例えば4.00×109dyn/cm2)を生じる性質を有する。このシリコン酸化物から成る保護膜13の圧縮応力が主半導体領域3の一方の主面4即ちキャップ層34の主面に作用すると、第1及び第2の電子供給層31,32のピエゾ分極に基づく2DEG層14における電子が多くなる。これにより、ヘテロ接合型電界効果半導体装置のオン抵抗が、主半導体領域3の一方の主面4にシリコン窒化膜を形成した従来のヘテロ接合型電界効果半導体装置に比較して低くなる。また、保護膜13は、ゲートリーク電流の低減にも寄与する。
(8)ゲート電極10の延長部43はフィールドプレートとして機能し、且つシリコン酸化物から成る保護膜13の開口46の壁面が5〜60度の傾斜を有しているので、ゲート電極8の端部における電界集中を良好に緩和することができ、高耐圧化を図ることができる。
(9)ゲートフィールドプレートとして機能するゲート電極10の延長部43が設けられているので、ドレイン・ソース間に逆方向電圧が印加された時に主半導体領域3の表面準位にトラップされた電子をゲートフィールドプレート11を介してゲート電極10に引き抜くことができ、電流コラプスの低減を図ることができる。
(10)p型金属酸化物半導体膜12を、酸素を含む雰囲気でのマグネトロンスパッタリングで形成することにより、比較的厚く且つ正孔濃度が比較的高いp型金属酸化物半導体膜12を容易に得ることができる。
(11)p型金属酸化物半導体膜12に熱処理を施すこと、又はオゾンアッシング(ozone ashing)処理を施すこと、又はO2(酸素)アッシング処理を施すことによって、p型金属酸化物半導体膜12のp型特性(正孔濃度)を容易に強めることができる。
次に、図12に示す実施例2に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置を説明する。但し、図12の実施例2及び後述する別の実施例において図1と実質的に同一の部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図12のヘテロ接合型電界効果半導体装置は変形された絶縁膜11aを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された絶縁膜11aは、この配置領域を除いて図1の絶縁膜11と同一に形成されている。即ち、図12の絶縁膜11aは、p型金属酸化物半導体膜12の下に限定的に形成され、保護膜13の主表面部分には形成されていない。
この実施例2のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果を有する。
図13に示す実施例3に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された絶縁膜11bを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された絶縁膜11bは、第3の凹部7の中においては図1の絶縁膜11と同一に配置されているが、第3の凹部7の外においては保護膜13の下に配置されている。絶縁膜11b及び保護膜13は共にシリコン酸化物から成るので、図13の絶縁膜11bと保護膜13との積層部分は、図1の保護膜13と絶縁膜11との積層部分と同様に機能する。
この実施例3のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果を有する。
図14に示す実施例4に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3aを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された主半導体領域3aは、変形された第1の電子供給層32´と追加されたスペーサー層35を有する他は図1の主半導体領域3と同一に形成されている。変形された第1の電子供給層32´はn型不純物を含むn型AlGaNから成る。スペーサー層35は、アンドープのAlGaNから成り、第1の電子供給層32´の厚み(例えば7nm)よりも薄い厚み(例えば3nm)を有して電子走行層31と第1の電子供給層32´との間に配置されており、第1の電子供給層32´の不純物又は元素が電子走行層31に拡散することを防ぎ、2DEG層14における電子の移動度の低下を抑制する。スペーサー層35と第1の電子供給層32´との合計の厚みは、p型金属酸化物半導体膜12を伴ってノーマリオフ特性が得られる値(例えば8nm)に設定されている。なお、スペーサー層35も電子供給層の一部と見做すこともできる。また、スペーサー層35と第1の電子供給層32´とを合わせて本発明の第2の半導体層と呼ぶこともできる。
この実施例4のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図14の実施例4の第1の電子供給層32´を図1の実施例1の第1の電子供給層32と同様にアンドープのAlGaN又はAlInGaNとすることができる。また、スペーサー層35をアンドープのAlInGaNで形成することができる。また、図14の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
図15に示す実施例5に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3bを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された主半導体領域3bは、第2の電子供給層33とキャップ層34との間に第3の電子供給層36が付加されている他は図1の主半導体領域3と同一に形成されている。図15における第3の電子供給層36は請求項15における第4の半導体層に対応し、キャップ層34は請求項15における第5の半導体層に対応する。
付加された第3の電子供給層36は、第2の電子供給層33よりも電子濃度の低い窒化物半導体であるアンドープのAlxGa1-xNから成る。更に詳しく説明すると、この第3の電子供給層36は、第2の電子供給層33のAlの割合xよりも小さい0.2〜0.5(例えば0.26)を有するアンドープの窒化物半導体であり、好ましくは3〜25nm(例えば10nm)の厚みに形成されている。
第1、第2及び第3の凹部5,6,7は、キャップ層34、第3の電子供給層36及び第2の電子供給層33を貫通するように形成されている。しかし、第3の凹部7を、第2の電子供給層33を貫通しないように形成すること、又は第2の電子供給層33の一部を除去するように形成すること、又は第1の電子供給層32の一部も除去するように形成することも可能である。
この実施例5のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果を有する。
なお、第3の電子供給層36を、AlxGa1-xN以外の例えば次式で示す窒化物半導体で形成することもできる。
AlxInyGa1-x-yN,
ここで、xは0<x<1、yは0≦y<1を満足する数値であり、xの好ましい値は0.2〜0.5である。
また、第3の電子供給層36を、AlxGa1-xN及びAlxInyGa1-x-yN以外の別の組成の窒化物半導体、又は別の化合物半導体で形成することもできる。
また、第3の電子供給層36をn型不純物を含む窒化物半導体とすることができる。
また、図15の第1の電子供給層32と電子走行層31との間に図14のスペーサー層35と同様な層を配置することができる。
また、図15の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
図16に示す実施例6に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3cを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された主半導体領域3cは、図1の主半導体領域3からキャップ層34を省いた他は図1と同一に形成されている。従って、主半導体領域3cの最も上に第2の電子供給層33が配置され、保護膜13は第2の電子供給層33の上に配置されている。
図16に示すヘテロ接合型電界効果半導体装置は、キャップ層34の効果を得ることができないが、キャップ層34を設けないことにより主半導体領域3cの製造工程が簡略化される効果を得ることができる。
この実施例6のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図14の実施例4の主半導体領域3a及び図15の実施例5の主半導体領域3bから図16と同様にキャップ層34を省くことができる。
また、図16の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
図17に示す実施例7に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3dと変形された第1及び第2の凹部5a,6aと変形されたソース電極8aと変形されたドレイン電極9aとを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された主半導体領域3dは、変形された第1の電子供給層32aを有する他は図1の主半導体領域3と同一に形成されている。変形された第1の電子供給層32aは第1及び第2の凹部5a,6aの一部を含むように形成されている。変形された第1及び第2の凹部5a,6aは、キャップ層34と第2の電子供給層33とを貫通し、更に第1の電子供給層32aも貫通している。変形されたソース電極8a及びドレイン電極9aは変形された第1及び第2の凹部5a,6a内に配置され、電子走行層31及び2DEG層14に直接に結合されている。従って、ソース電極8a及びドレイン電極9aと電子走行層31との間のそれぞれの抵抗が小さくなり、ヘテロ接合型電界効果半導体装置のオン時におけるソース電極8aとドレイン電極9aとの間の抵抗も小さくなる。
この実施例7のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図14の実施例4の主半導体領域3aにおいて、第1及び第2の凹部5,6を、図17と同様に電子走行層31に至るように変形し、ソース電極8及びドレイン電極9を電子走行層31に直接に結合することができる。
また、図15の実施例5の主半導体領域3bにおいて、第1及び第2の凹部5,6を、図17と同様に電子走行層31に至るように変形し、ソース電極8及びドレイン電極9を電子走行層31に直接に結合することができる。
また、図16の実施例6の主半導体領域3cにおいて、第1及び第2の凹部5,6を、図17と同様に電子走行層31に至るように変形し、ソース電極8及びドレイン電極9を電子走行層31に直接に結合することができる。
また、図17の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
図18に示す実施例8に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3eと変形されたソース電極8bと変形されたドレイン電極9bとを有する他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。変形された主半導体領域3eは、変形された第2の電子供給層33aと変形されたキャップ層34aとを有する他は図1の主半導体領域3と実質的に同一に形成されている。図18の第2の電子供給層33a及びキャップ層34aは、図1の第2の電子供給層33及びキャップ層34から第1及び第2の凹部5を省いたものに相当する。図18の変形されたソース電極8b及びドレイン電極9bは、キャップ層34a上に配置されている。従って、ソース電極8b及びドレイン電極9bは、キャップ層34aと第2の電子供給層33aと第1の電子供給層32とを介して2DEG層14に電気的に結合されている。なお、キャップ層34aと第2の電子供給層33aと第1の電子供給層32とは極めて薄いので、ソース電極8b及びドレイン電極9bは比較的低抵抗で2DEG層14に電気的に結合されている。
図18に示す実施例8は、図1の第1及び第2の凹部5に相当するものを有さないので、この分だけ製造が容易になる。
この実施例8のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図14の実施例4の主半導体領域3aにおいて、第1及び第2の凹部5,6を省き、図18と同様にソース電極8及びドレイン電極9をキャップ層34上に配置することができる。
また、図15の実施例5の主半導体領域3bにおいて、第1及び第2の凹部5,6を省き、図18と同様にソース電極8及びドレイン電極9をキャップ層34上に配置することができる。
また、図16の実施例6の主半導体領域3cにおいて、第1及び第2の凹部5,6を省き、ソース電極8及びドレイン電極9を第2の電子供給層33上に配置することができる。
また、図18の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
また、図18のキャップ層34aの代わりに例えばn型GaN等の窒化物半導体から成るオーミックコンタクト層を設けることができる。
図19に示す実施例9に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、図1のp型金属酸化物半導体膜12の下の絶縁膜11を省き、この代わりにp型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との間に絶縁膜15を配置した他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。図19の絶縁膜15は図1の絶縁膜11と同一材料(シリコン酸化物)で同一に厚みに形成されている。第3の凹部7にはp型金属酸化物半導体膜12と絶縁膜15とゲート電極10との積層体が配置され、ゲート電極10と主半導体領域3との間に絶縁膜15が介在しているので、図19のゲート構造によってもゲートリーク電流の低減効果が得られる。
この実施例9のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のヘテロ接合型電界効果半導体装置においても、p型金属酸化物半導体膜12の下の絶縁膜11を省き、p型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との間に図19の絶縁膜15と同様なものを配置することができる。
また、図19の絶縁膜15を図1の絶縁膜11と異なる材料及び異なる厚みに形成することもできる。
図20に示す実施例10に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置に第2の絶縁膜15を追加した他は図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と実質的に同一に形成されている。図20の第2の絶縁膜15はp型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との間に配置され、図1の絶縁膜11と同一材料(シリコン酸化物)で同一に厚みに形成されている。第3の凹部7には第1の絶縁膜11とp型金属酸化物半導体膜12と第2の絶縁膜15とゲート電極10との積層体が配置されているので、図20のゲート構造によってもゲートリーク電流の低減効果が得られる。
この実施例10のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置と同一の基本構造を有するので、実施例1と同一の効果も有する。
なお、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のヘテロ接合型電界効果半導体装置においても、p型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との間に図20の第1及び第2の絶縁膜11、15と同様なものを配置することができる。
また、図20の第2の絶縁膜15を第1の絶縁膜11と異なる材料及び異なる厚みに形成することもできる。
図21に示す実施例11に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置は、ダイオード機能を得るための導体47を有する他は図1と実質的に同一に形成されている。導体47はゲート電極10と第1の電極としてのソース電極8とを電気的に接続するものであって、絶縁膜11の上に配置され、ソース電極8に接続された一端とゲート電極10に接続された他端とを有し、ゲート電極10と同一の金属で形成されている。勿論、導体47をゲート電極10と異なる金属で形成することもできる。
ゲート電極10と第1の電極としてのソース電極8との間が導体47で短絡された図21のヘテロ接合型電界効果半導体装置は、動作速度の速いダイオードとして動作する。即ち、もし、図21において導体47によってゲート電極10とソース電極8との間が短絡されていなければ、図1の場合と同様にノーマリオフ構造のヘテロ接合型電界効果半導体装置として動作する。これに対し、図21に示すように導体47によってゲート電極10と第1の電極としてのソース電極8との間を短絡した状態で、第2の電極としてのドレイン電極9の電位が第1の電極としてのソース電極8の電位よりも高い時には、ゲート電極10の電位がソース電極8の電位と同一になり、電子走行層31の電位よりも低くなる。これにより、電子走行層31のゲート電極10に対向する部分から電子を排出する作用が生じ、ソース電極8とドレイン電極9との間がオフ状態に保たれる。これとは逆に、第1の電極としてのソース電極8の電位が第2の電極としてのドレイン電極9の電位がよりも高い時には、ゲート電極10の電位がソース電極8の電位と同一であるために、ゲート電極10の電位はドレイン電極9の電位及び電子走行層31の電位よりも高くなり、ゲート電極10と電子走行層31との間の電圧が閾値電圧以上の場合には、電子走行層31のゲート電極10に対向する部分にチャネルが形成され、ソース電極8とドレイン電極9との間がオン状態になる。図21のヘテロ接合型電界効果半導体装置の上記動作はダイオード動作である。図21のヘテロ接合型電界効果半導体装置の電流は、2DEG層14を流れるので、従来のpn接合ダイオードよりも動作速度が速いダイオードが得られる。
なお、図21のヘテロ接合型電界効果半導体装置は導体47を除いて図1と同一に構成されているので、図1の実施例1と同様な効果も有する。
なお、図21では絶縁膜11上の導体47でソース電極8とゲート電極10とを短絡したが、この代わりに、外部導体又は外部のスイッチ回路でソース電極8とゲート電極10とを短絡することもできる。
また、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20のヘテロ接合型電界効果半導体装置においても、図21の導体47と同様なものを設け、ソース電極8とゲート電極10とを短絡してダイオードを得ることができる。
図22に実施例12に従うMESFETと呼ぶこともできる電界効果半導体装置が示されている。この電界効果半導体装置は、変形された主半導体領域3fを除いて図1と同一に構成されている。図22の主半導体領域3fは、図1の電子走行層31と同一な材料で形成された第1の半導体層31bと、n型不純物(例えばSi)がドープされた窒化物半導体(例えばAlGaN)から成る第2及び第3の半導体層32b,33bとから成る。第1、第2及び第3の半導体層31b、32b,33bは基板1に平行に配置されている。第1、第2及び第3の凹部5,6,7は、第3の半導体層33bに形成され、第2の半導体層32bに達している。第3の凹部7に、図1と同様に絶縁膜11とp型金属酸化物半導体膜12とゲート電極10との積層体が配置されている。ソース電極8とドレイン電極9は第2の半導体層32bにオーミック接触している。n型の第2の半導体層32bはソース電極8とドレイン電極9との間の電流通路として利用される。この第2の半導体層32bの厚みは、電界効果半導体装置のオフモード時に第2の半導体層32bのゲート電極10の対向部分が空乏層で埋まられるように例えば5〜10nmのように比較的薄く決定されている。第2の半導体層32bが比較的薄いと、電界効果半導体装置のノーマリ時において、p型金属酸化物半導体膜12の働きで第2の半導体層32bのゲート電極10の対向部分から電子が排出され、ここに空乏層が生じ、ソース電極8とドレイン電極9との間がオフ状態になる。
図22の実施例12の電界効果半導体装置は、電界効果トランジスタ(FET)と同様に動作し、ドレイン電極9の電位がソース電極8の電位よりも高い状態でソース電極8とゲート電極10との間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、ドレイン電極9と第2の半導体層32bとソース電極8との経路にドレイン電流が流れる。
図22の実施例12は次の効果を有する。
(1)p型金属酸化物半導体膜12の助けを借りてMESFET型の電界効果半導体装置のノーマリオフ特性が確実に得られる。
(2)p型金属酸化物半導体膜12を設けるために第2の半導体層32bを比較的厚く形成してもノーマリオフ特性を得ることができる。このため、オン時におけるソース電極8とドレイン電極9の抵抗を小さくすることができ、ここでの電力損失が少なくなる。
(3)ゲート電極10と主半導体領域3eとの間に絶縁膜11が介在しているので、実施例1と同様にゲートリーク電流を低減することができる。
なお、図22において点線で示すように図21の導体47と同様なものを設け、ソース電極8とゲート電極10とを短絡してダイオード構成にすることができる。
また、第2及び第3の半導体層32b,33bを個別に設ける代わりに、第2及び第3の半導体層32ab,33bの合計の厚みを有する第2の半導体層を設け、この第2の半導体層に第3の凹部7を設け、第2の半導体層の第3の凹部7の下の残存部を電流通路として使用することもできる。
また、第3の凹部7におけるゲート構造を、図19のp型金属酸化物半導体膜12と絶縁膜46とゲート電極10との積層体、又は図20の第1の絶縁膜11とp型金属酸化物半導体膜12と第2の絶縁膜46とゲート電極10との積層体に置き換えることができる。
また、第1及び第2の凹部5,6を省き、第3の半導体層33bの上にソース電極8及びゲート電極9を設けることができる。
また、第3の半導体層33bを省くことができる。
また、図22の絶縁膜11を、図12の絶縁膜11a又は図13の絶縁膜11bに変形することができる。
図23は実施例13に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置の変形されたp型金属酸化物半導体膜12aの一部を示す。図23のp型金属酸化物半導体膜12aは図19の実施例9のp型金属酸化物半導体膜12の代わりに最も適したものである。しかし、図23のp型金属酸化物半導体膜12aを、図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置又は図20のヘテロ接合型電界効果半導体装置のゲート構造にも使用することができる。図23のp型金属酸化物半導体膜12aは、酸化ニッケルから成る第1の層61と酸化鉄から成る第2の層62と酸化コバルトから成る第3の層63との積層体から成る。このp型金属酸化物半導体膜12aの一方の主面(下面)64は、図19の第1の電子供給層32に接する面であり、他方の主面(上面)65は絶縁膜46を介してゲート電極10に接する面である。なお、p型金属酸化物半導体膜12aを図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置に使用する時は、p型金属酸化物半導体膜12aの一方の主面(下面)64が絶縁膜11を介して第1の電子供給層32に接し、他方の主面(上面)65がゲート電極10に接する。また、p型金属酸化物半導体膜12aを図20のヘテロ接合型電界効果半導体装置に使用する時は、p型金属酸化物半導体膜12aの一方の主面(下面)64が第1の絶縁膜11を介して第1の電子供給層32に接し、他方の主面(上面)65が第2の絶縁膜15を介してゲート電極10に接する。なお、p型金属酸化物半導体膜12aの第1の層61の正孔濃度を最も高くし、第3の層63の正孔濃度を最も低くすることが望ましい。図23のように互いに異なる複数のp型金属酸化物半導体材料の積層体で構成されたp型金属酸化物半導体膜12aは、図1の実施例1のp型金属酸化物半導体膜12と同様な効果を有する。
また、図23のp型金属酸化物半導体膜12aの第1〜第3の層61〜63の材料を例えば酸化ニッケル、酸化鉄,酸化コバルト、酸化マンガン,及び酸化銅から選択された別な材料に変えることができる。また、p型金属酸化物半導体膜12aの第1〜第3の層61〜63から例えば第3の層63を省くこと、又は更に別な層を追加することができる。
また、図23のp型金属酸化物半導体膜12aを、前述した図1、図19及び図20以外の図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のヘテロ接合型電界効果半導体装置におけるp型金属酸化物半導体膜12の代わりに使用することができる。
図24は実施例14に従うヘテロ接合型電界効果半導体装置の変形されたp型金属酸化物半導体膜12bの一部を示す。図24のp型金属酸化物半導体膜12bは図19の実施例9のp型金属酸化物半導体膜12の代わりに最も適したものである。しかし、図24のp型金属酸化物半導体膜12bを、図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置又は図20のヘテロ接合型電界効果半導体装置のゲート構造にも使用することができる。図24のp型金属酸化物半導体膜12bの第1、第2及び第3の層71,72,73はそれぞれニッケル酸化物からなるが、正孔濃度は、1、第2及び第3の層71,72,73の順に低くなっている。
第1、第2及び第3の層71,72,73の正孔濃度の調整は、例えばマグネトロンスパッタリング装置でニッケル酸化物(NiO)をスパッタリングする時に酸素の添加量と酸素のイオン注入量とのいずれか一方又は両方を段階的に減らすことによって達成されている。
このp型金属酸化物半導体膜12bの一方の主面(下面)74は、図19の第1の電子供給層32に接する面であり、他方の主面(上面)75は絶縁膜46を介してゲート電極10に接する面である。なお、p型金属酸化物半導体膜12bを図1のヘテロ接合型電界効果半導体装置に使用する時は、p型金属酸化物半導体膜12bの一方の主面(下面)74が絶縁膜11を介して第1の電子供給層32に接し、他方の主面(上面)75がゲート電極10に接する。また、p型金属酸化物半導体膜12bを図20のヘテロ接合型電界効果半導体装置に使用する時は、p型金属酸化物半導体膜12bの一方の主面(下面)74が第1の絶縁膜11を介して第1の電子供給層32に接し、他方の主面(上面)75が第2の絶縁膜15を介してゲート電極10に接する。
図24のように互いに異なる複数のp型金属酸化物半導体材料の積層体で構成されたp型金属酸化物半導体膜12bは、図19の実施例1のp型金属酸化物半導体膜12と同様な効果を有する。また、正孔濃度の最も高い第1の層71が第1の電子供給層32に接しているので、ノーマリオフ特性を良好に得ることができる。
なお、図24のp型金属酸化物半導体膜12bの第1〜第3の層71〜73の材料を例えば酸化鉄,酸化コバルト、酸化マンガン,及び酸化銅から選択された別な材料に変えることができる。また、p型金属酸化物半導体膜12bの第1〜第3の層71〜73から例えば第3の層73を省くこと、又は更に別な層を追加することができる。
また、図24のp型金属酸化物半導体膜12bを、前述した図1、図19及び図20以外の図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のヘテロ接合型電界効果半導体装置におけるp型金属酸化物半導体膜12の代わりに使用することができる。
また、p型金属酸化物半導体膜12bの厚み方向の正孔濃度を変えるために、成膜の進行と共にp型金属酸化物半導体膜の熱処理の条件、又はオゾンアッシング処理条件、又はO2(酸素)アッシング処理条件を変えることができる。
また、p型金属酸化物半導体膜12bの厚み方向の正孔濃度を変えるために、リチウム(Li)のドープ量を成膜の進行と共に変えることができる。
本発明は、上述の実施例に限定されるものでなく、例えば、次の変形が可能なものである。
(1)主半導体領域3〜3eを、GaN、AlGaN以外のInGaN、AllnGaN、AlN、InAlN、AlP、GaP、AllnP、GalnP、AlGaP、AlGaAs、GaAs、AlAs、InAs、InP,InN、GaAsP等の別の3−5族化合物半導体、又はZnO等の2−6族化合物半導体、又は更に別の化合物半導体で形成することができる。
(2)周知のソースフィールドプレート、及びドレインフィールドプレートを設けることができる。
(3)各実施例を示す図面に、1つのソース電極8又は8a又は8b、1つのドレイン電極9又は9a又は9b、及び1つのゲート電極10が示されているが、それぞれを複数個設けることができる。即ち、1チップに微小FET(単位FET)を複数個設け、これらを並列に接続することができる。
(4)実施例1〜11の第1及び第2の電子供給層32,33を第1及び第2の正孔供給層に置き換え、2DEG層14に対応する領域に2次元キャリアガス層として2次元正孔ガス層が生じるヘテロ接合型電界効果半導体装置を構成することができる。この場合には、p型金属酸化物半導体膜12の代わりにn型金属酸化物半導体膜を設ける。また、図22においてn型の第2及び第3の半導体層32a,33aの代わりにp型の第2及び第3の半導体層を設け、この上にn型金属酸化物半導体膜を設けることができる。
(5)p型金属酸化物半導体膜12,12a、12bを得る時に酸素を添加する代わりにリチウム(Li)を添加することができる。
(6)図1、図12〜図14、図17〜図21の第2の電子供給層33とキャップ層34とを省くことができる。また、図15の第2の電子供給層33と第3の電子供給層36とキャップ層34とを省くことができる。図16の第2の電子供給層33を省くことができる。
(7)図1、図12〜図17、図19〜図22の各実施例において、ソース電極8及びドレイン電極9のための第1及び第2の凹部5,6の深さを任意に変えることができる。例えば、第1及び第2の凹部5,6の深さを第1の電子供給層32又は32´に至らない様に浅く形成することができる。
本発明の実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 図1のゲート電極の一部を拡大して示す断面図である。 図1の実施例1のヘテロ接合型電界効果半導体装置を製造するための基板とバッフア層と電子走行層と第1の電子供給層を示す断面図である。 図3の第1の電子供給層の上に成長阻止層を設けたものを示す断面図である。 図4の第1の電子供給層の上に第2の電子供給層及びキャップ層を設けたものを示す断面図である。 図5の成長阻止層を除去した後の基板、バッフア層、主半導体領域を示す断面図である。 図6の主半導体領域にソース電極及びドレイン電極を形成した状態を示す断面図である。 図7の主半導体領域及びソース電極及びドレイン電極の上に保護膜を形成した状態を示す断面図である。 図8の第3の凹部7及び保護膜の上に絶縁膜を形成した状態を示す断面図である。 図9の第3の凹部7の絶縁膜の上にp型金属酸化物半導体膜を形成した状態を示す断面図である。 図10のp型金属酸化物半導体膜の上にゲート電極を形成した状態を示す断面図である。 実施例2のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例3のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例4のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例5のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例6のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例7のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例8のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例9のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例10のヘテロ接合型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例11のヘテロ接合型電界効果半導体装置(ダイオード)を示す断面図である。 実施例12のMESFET型電界効果半導体装置を示す断面図である。 実施例13に従うp型金属酸化物半導体膜を示す断面図である。 実施例14に従うp型金属酸化物半導体膜を示す断面図である。
符号の説明
1 基板
2 バッファ層
3 主半導体領域
31 電子走行層(第1の半導体層)
32 第1の電子供給層(第2の半導体層)
33 第2の電子供給層(第3の半導体層)
8 ソース電極
9 ドレイン電極
10 ゲート電極
11、15 絶縁膜
12 p型金属酸化物半導体膜

Claims (23)

  1. 互いに対向する一方及び他方の主面と、前記一方及び他方の主面間に配置された第1の半導体層と、前記第1の半導体層と前記一方の主面との間に配置され且つ前記第1の半導体層にヘテロ接合され且つ前記ヘテロ接合に基づいて前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で形成された第2の半導体層とを備えている主半導体領域と、
    前記主半導体領域の前記一方の主面上に配置され且つ前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第1の主電極と、
    前記主半導体領域の前記一方の主面上に前記第1の主電極から離間して配置され且つ前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第2の主電極と、
    前記第1の主電極と前記第2の主電極との間の電流通路を制御するために前記主半導体領域の前記一方の主面上における前記第1の主電極と前記第2の主電極との間に配置されたゲート電極と、
    前記主半導体領域と前記ゲート電極との間に配置され且つ前記2次元キャリアガス層のキャリアを低減させる導電型を有している金属酸化物半導体膜と
    前記金属酸化物半導体膜と前記主半導体領域との間及び前記ゲート電極と前記金属酸化物半導体膜との間の少なくとも一方に配置された絶縁膜と
    を備えていることを特徴とする電界効果半導体装置。
  2. 前記主半導体領域は、この一方の主面から前記第1の半導体層に到達しない深さの凹部を有し、
    前記ゲート電極は前記凹部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電界効果半導体装置。
  3. 前記凹部と前記第1の半導体層との間に配置された前記第2の半導体層の厚みは、前記金属酸化物半導体膜を設ける前において、前記第1の半導体層における前記凹部に対向する部分に前記2次元キャリアガス層を生じさせることができ、且つ前記金属酸化物半導体膜を設けた後において、前記第1の半導体層における前記凹部に対向する部分に前記2次元キャリアガス層を生じさせることができないように設定されていることを特徴とする請求項2記載の電界効果半導体装置。
  4. 前記主半導体領域は、この一方の主面に第1及び第2の凹部を有し、
    前記第1の主電極は前記第1の凹部に配置され、前記第2の主電極は前記第2の凹部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電界効果半導体装置。
  5. 前記2次元キャリアガス層は2次元電子ガス層であり、前記金属酸化物半導体膜はp型金属酸化物半導体膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電界効果半導体装置。
  6. 前記p型金属酸化物半導体膜は、酸化ニッケル、酸化鉄,酸化コバルト、酸化マンガン,及び酸化銅から選択された少なくとも1つから成ることを特徴とする請求項5記載の電界効果半導体装置。
  7. 前記p型金属酸化物半導体膜は、金属酸化物に酸素をイオン注入したものであることを特徴とする請求項5記載の電界効果半導体装置。
  8. 前記p型金属酸化物半導体膜は、酸素を含む雰囲気中でのスパッタリングで形成された金属酸化物であることを特徴とする請求項5記載の電界効果半導体装置。
  9. 前記p型金属酸化物半導体膜は酸化ニッケルから成り、前記ゲート電極はニッケル層と該ニッケル層の上に形成された金層とから成ることを特徴とする請求項5記載の電界効果半導体装置。
  10. 前記p型金属酸化物半導体膜は、互いに異なる材料の複数のp型金属酸化物半導体膜の積層体から成ることを特徴とする請求項5記載の電界効果半導体装置。
  11. 前記p型金属酸化物半導体膜は、その厚み方向において徐々に又は段階的に異なる正孔濃度を有していることを特徴とする請求項5又は10記載の電界効果半導体装置。
  12. 前記主半導体領域は、更に、前記第2の半導体層の上に配置され且つ前記第2の半導体層よりも高いキャリア濃度を有している第3の半導体層を有し、
    前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第3の半導体層の一部を削除するように形成されていることを特徴とする請求項2記載の電界効果半導体装置。
  13. 前記第1の半導体層は窒化物半導体からなり、前記第2の半導体層はAlを含む窒化物半導体から成り、前記第3の半導体層は前記第2の半導体層よりも大きい割合でAlを含む窒化物半導体から成ることを特徴とする請求項12記載の電界効果半導体装置。
  14. 前記主半導体領域は、更に、前記第3の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低い割合(零を含む)でAlを含む窒化物半導体で形成されている第4の半導体層を有し、
    前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第4の半導体層と前記第3の半導体層の一部を除去するように形成されていることを特徴とする請求項13記載の電界効果半導体装置。
  15. 前記主半導体領域は、更に、前記第3の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低いキャリア濃度を有している第4の半導体層と、前記第4の半導体層の上に配置され且つ前記第3の半導体層よりも低い割合(零を含む)でAlを含む窒化物半導体で形成されている第5の半導体層とを有し、
    前記ゲート電極が配置されている前記凹部は、少なくとも前記第5の半導体層と前記第4の半導体層と前記第3の半導体層の一部を除去するように形成されていることを特徴とする請求項13記載の電界効果半導体装置。
  16. 前記主半導体領域は、更に、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との間に配置され且つ前記第2の半導体層よりも薄く形成され且つAlを含む窒化物半導体から成るスペーサー層を有していることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の電界効果半導体装置。
  17. 更に、前記主半導体領域の一方の主面における前記ゲート電極と前記第1の主電極との間の少なくとも一部及び前記ゲート電極と前記第2の主電極との間の少なくとも一部上に配置された絶縁保護膜を有していることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の電界効果半導体装置。
  18. 更に、ダイオード動作させるために前記ゲート電極を前記第1の主電極に電気的に接続している導体を有していることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の電界効果半導体装置。
  19. 互いに対向する一方及び他方の主面と、前記一方及び他方の主面間に配置された第1の半導体層と、電流通路を形成するために前記第1の半導体層と前記一方の主面との間に配置され且つ第1の導電型を有している第2の半導体層とを備えた主半導体領域と、
    前記主半導体領域の前記一方の主面上に配置され且つ前記第2の半導体層に電気的に結合された第1の主電極と、
    前記主半導体領域の前記一方の主面上に前記第1の主電極から離間して配置され且つ前記第2の半導体層に電気的に結合された第2の主電極と、
    前記第2の半導体層の電流通路を制御するために前記主半導体領域の前記一方の主面上における前記第1の主電極と前記第2の主電極との間に配置されたゲート電極と、
    前記ゲート電極と前記主半導体領域との間に配置され且つ前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有している金属酸化物半導体膜と、
    前記金属酸化物半導体膜と前記主半導体領域との間及び前記ゲート電極と前記金属酸化物半導体膜との間の少なくとも一方に配置された絶縁膜と
    を備えていることを特徴とする電界効果半導体装置。
  20. 更に、前記第2の半導体層は凹部を有し、前記ゲート電極は前記凹部に配置されていることを特徴とする請求項19記載の電界効果半導体装置。
  21. 更に、前記ゲート電極を前記第1の主電極に電気的に接続する導体を有していることを特徴とする請求項19又は20記載の電界効果半導体装置。
  22. 基板上に第1の半導体層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層上に、前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の一部上に半導体成長阻止層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の前記半導体成長阻止層が形成されていない部分の上に第3の半導体層を形成する工程と、
    前記半導体成長阻止層を除去して凹部を得る工程と、
    前記凹部に、金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、絶縁膜と金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体、及び絶縁膜と金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体から選択された1つを形成する工程と、
    前記主半導体領域の表面における前記凹部から離間した部分上に、前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第1の主電極を形成する工程と、
    前記主半導体領域の表面における前記凹部から離間し且つ前記凹部を基準にして前記第1の主電極と反対の部分上に、前記第1の半導体層の前記2次元キャリアガス層に電気的に結合された第2の主電極を形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする電界効果半導体装置の製造方法。
  23. 基板上に第1の半導体層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層上に、前記第1の半導体層に電流通路として機能する2次元キャリアガス層を生じさせることができる材料で第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層上の互いに離間している第1及び第2の部分と、前記第1及び第2の部分の間であり且つ前記第1及び第2の部分から離間している第3の部分との上に第1、第2及び第3の半導体成長阻止層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の前記第1、第2及び第3の半導体成長阻止層が形成されていない部分の上に第3の半導体層を形成する工程と、
    前記第1、第2及び第3の半導体成長阻止層を除去して第1、第2及び第3の凹部を得る工程と、
    前記第1及び第2の凹部に第1及び第2の主電極を形成する工程と、
    前記第3の凹部に、金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、絶縁膜と金属酸化物半導体膜とゲート電極との積層体、金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体、及び絶縁膜と金属酸化物半導体膜と絶縁膜とゲート電極との積層体から選択された1つを形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする電界効果半導体装置の製造方法。
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