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JP5482885B1 - パルス幅変調回路及びスイッチングアンプ - Google Patents

パルス幅変調回路及びスイッチングアンプ Download PDF

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JP5482885B1
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Abstract

【課題】歪成分が少なく且つ同相ノイズやオフセット電圧に影響されないパルス幅変調信号を生成する。
【解決手段】積分回路3を電流is1=Io+Δi(Δi=G・|es|)で所定の時間tだけ充電した後、定電流で放電する動作と積分回路4を電流is1=Io−Δiで時間tだけ充電した後、定電流で放電する動作を相互に時間tだけずらせて周期2・tで交互に行わせる。パルス信号生成回路6,7でそれぞれ積分回路3,4の放電時間t1,t2をパルス幅とするパルス信号S1,S2を生成し、PWM信号生成回路8でパルス信号S1,S2に基づき積分回路3,4の放電終了タイミクングを検出し、積分回路4の放電終了タイミングから積分回路3の放電終了タイミングまでの時間をパルス幅とするパルスを生成し、PWM信号SPWMとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばオーディオ信号をパルス幅変調(PWM)してその変調信号を出力するパルス幅変調回路及びそれを用いたスイッチングアンプに関するものである。
従来、例えば、特開2010−273326号公報に示されるように、オーディオ信号(電圧信号)の振幅を電流に変換し、その電流で一定の時間だけコンデンサを充電した後、そのコンデンサの充電電荷を一定の電流で放電することによってコンデンサの放電時間をパルス幅とするパルス幅変調信号(以下、「PWM信号」という。)に変換する電流積分型のパルス幅変調回路(以下、単に「積分型パルス幅変調回路」という。)が提案されている。
図7は、同公報に開示された積分型パルス幅変調回路の基本的な回路構成をブロック図で示したものである。図8は、同パルス幅変調回路内の2つのパルス信号生成回路及びパルス信号合成回路の具体回路の一例を示す図である。
積分型パルス幅変調回路100は、制御信号生成回路101、電圧−電流変換回路102、4つのスイッチ回路SW1〜SW4、2つの積分回路103,104、1つの放電回路105、2つのパルス信号生成回路106,107及び1つのパルス信号合成回路108の回路ブロックを含む。
積分型パルス幅変調回路100では、
(1)オーディオ信号(電圧信号)をその振幅に比例して変化する電流iに変換する、
(2)周期Tの基準クロックのハイレベル期間に電流iで積分回路103に電荷を蓄積した後、ローレベル期間に積分回路103の蓄積電荷を放電回路105によって定電流Iで放電する動作を繰り返し、積分回路103の電荷蓄積動作を行う毎にパルス信号生成回路106によってその放電時間tをパルス幅とするパルス信号S1を生成する、
(3)また、周期Tの基準クロックのローレベル期間に電流iで積分回路104に電荷を蓄積した後、ハイレベル期間に積分回路104の蓄積電荷を放電回路105によって定電流Iで放電する動作を繰り返し、積分回路104の電荷蓄積動作を行う毎にパルス信号生成回路107によってその放電時間tをパルス幅とするパルス信号S2を生成する、
(4)そして、パルス信号合成回路108によってパルス信号S1とパルス信号S2を、パルス信号S1の各パルスとパルス信号S2の各パルスが交互に接続されるように合成する、
という原理によってPWM信号SPWMが生成される。
制御信号生成回路101は、所定の周期Tを有する基準クロックMCLKに基づきその基準クロックMCLKと同一の制御信号φと基準クロックMCLKのレベルを反転した制御信号φを生成する。また、制御信号生成回路101は、制御信号φ1のレベルの立ち下りを検出したセット信号set1と制御信号φ2のレベルの立ち下りを検出したセット信号set2を出力する。電圧-電流変換回路102は、例えば、差動増幅回路により接地レベルに対するオーディオ信号eの差電圧を生成し、その差電圧を電流に変換する回路によって構成される。スイッチ回路SW1〜SW4は、バイポーラトランジスタなどの半導体スイッチによって構成される。積分回路103,104は、同一容量のコンデンサで構成される(図8のコンデンサC1,C2参照)。パルス信号生成回路106,107は、例えば、図8に示すセット/リセット信号を負論理で入力するタイプのNAND論理ゲートで構成された/RSリップ・フロップ回路(「/」の記号は負論理であることを示す。以下、フリップ・フロップ回路の説明において同じ。)で構成され、パルス信号合成回路108は、同図に示すNAND回路で構成される。
図9は、積分型パルス幅変調回路100のPWM信号の生成動作を示すタイムチャートである。同図のタイムチャートは、スイッチ回路SW1〜SW4は、制御信号φ1〜φ4がハイレベルのときオン動作をし、ローレベルのときオフ動作をするタイプで、パルス信号生成回路106,107及びパルス信号合成回路108は、図8に示す回路で構成された場合のものである。
図9に示す制御信号φ1,φ2は、制御信号生成回路101で基準クロックMCLKに基づいて生成される当該基準クロックと同一周期のクロックで、制御信号φ1はスイッチ回路SW1のオン・オフ動作を制御し、制御信号φ2はスイッチ回路SW3のオン・オフ動作を制御する。制御信号φ3は、パルス信号生成回路(/RSフリップ・フロップ回路)106のQ出力から出力される信号であり、スイッチ回路SW2のオン・オフ動作を制御する。制御信号φ4は、パルス信号生成回路(/RSフリップ・フロップ回路)107のQ出力から出力される信号であり、スイッチ回路SW4のオン・オフ動作を制御する。セット信号set1は、パルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路107の/S入力に入力される信号で、制御信号φ1の立ち下りを検出した信号である。また、セット信号set2は、パルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路107)の/S入力に入力される信号で、制御信号φ2の立ち下りを検出した信号である。
V1の波形は、コンデンサC1が制御信号φ1のハイレベル期間に電圧-電流変換回路102から出力される電流iで充電され、ローレベル期間に放電回路105によって定電流Iで放電されることによるコンデンサC1の両端電圧V1の変化を示している。V2の波形は、コンデンサC2が制御信号φ2のハイレベル期間に電圧-電流変換回路102から出力される電流iで充電され、ローレベル期間に放電回路105によって定電流Iで放電されることによるコンデンサC2の両端電圧V2の変化を示している。
オーディオ信号eのパルス幅変調では、オーディオ信号eの振幅変動の基準レベル(0V)をPWM信号SPWMの変調度0[%]に割り当て、振幅が0Vより大きい場合は、正方向に0〜100[%]の範囲で変調度mが振幅に比例して変化し、振幅が0Vより小さい場合は、負方向に0〜100[%]の範囲で変調度mが振幅に比例して変化するように変調が行われる。
電圧-電流変換回路102から出力される電流iはi=I±k・|e|で表わされ、オーディオ信号eの振幅が0の場合(無信号の場合)は、電圧-電流変換回路102から電流Iが出力される。図9のV1,V2の波形は、オーディオ信号eの振幅が0の場合(無信号の場合)の波形で、V1の波形の放電時間tとV2の波形の放電時間t’は、制御信号φ1,φ2のオフ時間tの1/2となっている。振幅が0より負方向に大きい場合は、電流iはi=I−k・|e|となるから、コンデンサC1,C2の充放電の波形は、V1の波形の線で例示しているようになり、放電時間t,t’はt/2よりも短くなる。逆に、振幅が0より正方向に大きい場合は、電流iはi=I+k・|e|となるから、コンデンサC1,C2の充放電の波形は、V1の波形の点鎖線で例示しているようになり、放電時間t,t’はt/2よりも長くなる。
パルス信号S1は、図8に示すパルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路106の/Q出力から出力される信号であり、制御信号φ3は、パルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路)106のQ出力から出力される信号である。パルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路106の/Q出力は、/S入力に制御信号φ1の立ち下りを検出したローレベルの信号set1が入力されると、ローレベルに反転し、その後コンデンサC1の電圧V1が放電によって基準電圧Vth(コンデンサC1の充電開始時の基準となる電圧)に低下すると、ハイレベルに反転して次に信号set1が入力までハイレベルを保持するので、パルス信号S1は、コンデンサC1の放電時間tだけローレベルになる矩形波となる。
制御信号φ3は、パルス信号S1のレベルを反転したものであるから、コンデンサC1の放電時間tだけハイレベルになるパルス信号となる。パルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路107もパルス信号生成回路(/RSリップ・フロップ回路)106と同様の動作をするから、パルス信号S2は、コンデンサC2の放電時間t’だけローレベルになる矩形波となり、制御信号φ4は、コンデンサC2の放電時間t’だけハイレベルになるパルス信号となる。
PWM信号SPWMは、パルス信号合成回路108から出力される信号である。パルス信号合成回路108は、パルス信号S1とパルス信号S2の否定論理積の演算結果を出力するので、パルス信号合成回路108からパルス信号S1の各パルスとパルス信号S2の各パルスが交互に接続されるように合成されたPWM信号SPWMが出力される。このPWM信号SPWMの変調度mは、ハイレベルの期間をT1、ローレベルの期間をT2とすると、
m=|T1−T2|×100/(T1+T2)[%]
で表わされる。
特開2010−273326号公報
積分型パルス幅変調回路100は、オーディオ信号eからPWM波形が生成される過程に於いて同相ノイズや時間軸方向の歪みが発生すると、ノイズ及び歪に起因する誤差成分Δtがそのまま発生する回路構成となっている。
例えば、同相ノイズが発生した場合、従来の積分型パルス幅変調回路100は、2つの積分回路103,104をいずれも同一の電流iで充電する構成であるので、電流iに誤差成分Δiが混入すると、パルス信号生成回路106,107で生成されるパルス信号S1,S2のパルス幅は、いずれも誤差成分Δiに基づく誤差Δ を含むことになる。PWM信号SPWMは、パルス信号S1とパルス信号S2の否定論理積信号であるから、パルス信号S1,S2の誤差成分Δt がPWM信号SPWMの変調度mに重畳され、PWM信号は同相ノイズや高調波が重畳した信号となる。
このため、従来の積分型パルス幅変調回路100は、オーディオ信号eからPWM信号を生成する過程で同相ノイズや時間軸方向への歪が発生すると、その再生音に同相ノイズや歪が生じるという問題がある。従来の積分型パルス幅変調回路100の周波数−歪率の特性においては、図10に示すように、周波数が高くなると歪率が徐々に悪化する傾向がある。
本発明は、同相ノイズや歪に影響を受けずに、正確にPWM変換することができるパルス幅変調回路及びそのパルス幅変調回路を用いたスイッチングアンプを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面によって提供されるパルス幅変調回路は、入力される交流電圧信号を当該交流電圧信号の振幅に比例した傾きの線形関数で表わされる第1の電流に変換する第1の電圧−電流変換手段と、前記交流電圧信号を前記第1の電流とは逆方向の傾きを有する第2の電流に変換する第2の電圧−電流変換手段と、前記第1の電流で所定の時間だけ第1の電荷蓄積手段を充電した後、所定の定電流で当該第1の電荷蓄積手段に蓄積した電荷を放電させる充放電動作を前記所定の時間の2倍の周期で繰り返す第1の充放電制御手段と、前記第1の充放電制御手段による前記第1の電荷蓄積手段の充放電動作に対して前記所定の時間だけずらせて、前記第2の電流で前記所定の時間だけ第2の電荷蓄積手段を充電した後、前記所定の定電流で当該第2の電荷蓄積手段に蓄積した電荷を放電させる充放電動作を前記周期で繰り返す第2の充放電制御手段と、前記第2の電荷蓄積手段の蓄積電荷の放電が終了する毎にその放電終了タイミングを検出する第1の放電タイミング検出手段と、前記第1の電荷蓄積手段の蓄積電荷の放電が終了する毎にその放電終了タイミングを検出する第2の放電タイミング検出手段と、前記第1の放電タイミング検出手段により検出される第1の放電終了タイミングとそれに続く前記第2の放電タイミング検出手段により検出される第2の放電終了タイミングとの時間間隔をパルス幅とするパルスを生成し、そのパルスの列の信号をパルス幅変調信号として出力するパルス幅変調信号生成手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
好ましい実施形態によれば、前記第1の電圧−電流変換手段は、一方の入力に前記交流電圧信号が入力され、他方の入力に当該交流電圧信号を補正するために帰還される帰還信号が入力される若しくは前記交流電圧信号の基準レベルに設定される差動増幅回路と、当該差動増幅回路の一方の出力電圧に比例した電流を生成する第1の電流生成回路で構成され、前記第2の電圧−電流変換手段は、前記差動増幅回路と、当該差動増幅回路の他方の出力電圧に比例した電流を生成する第2の電流生成回路で構成されるとよい(請求項2)。
他の好ましい実施形態によれば、前記第1の充放電制御手段は、前記周期を有するクロック信号からなる第1の制御信号と、前記第1の制御信号のレベルが所定の方向に反転するタイミングを検出する第1の検出信号とを出力する第1の制御信号生成手段と、前記第1の検出信号と前記第1の電荷蓄積手段の放電中の電圧レベルとに基づき前記第1の電荷蓄積手段の放電時間をパルス幅とするパルス信号からなる第2の制御信号を生成する第2の制御信号生成手段と、前記第1の電圧−電流変換手段と前記第1の電荷蓄積手段との間に設けられ、前記第1の制御信号によって前記第1の電圧−電流変換手段と前記第1の電荷蓄積手段との接続を制御する第1のスイッチ手段と、前記第1の電荷蓄積手段と接地ラインまたは電源ラインの間に設けられ、前記第1の電荷蓄積手段に接続されると、前記第1の電荷蓄積手段の蓄積電荷を前記接地ラインまたは電源ラインに前記所定の定電流で放電させる第1の放電手段と、前記第2の電荷蓄積手段と前記第1の放電手段との間に設けられ、前記第3の制御信号によって前記第1の電荷蓄積手段と前記第の放電手段との接続を制御する第2のスイッチ手段と、を含み、前記第2の充放電制御手段は、前記第1の制御信号のレベルを反転した第3の制御信号と、前記第の制御信号のレベルが前記所定の方向に反転するタイミングを検出する第2の検出信号とを出力する第3の制御信号生成手段と、前記第2の検出信号と前記第2の電荷蓄積手段の放電中の電圧レベルとに基づき前記第2の電荷蓄積手段の放電時間をパルス幅とするパルス信号からなる第4の制御信号を生成する第4の制御信号生成手段と、前記第2の電圧−電流変換手段と前記第2の電荷蓄積手段との間に設けられ、前記第2の制御信号によって前記第2の電圧−電流変換手段と前記第2の電荷蓄積手段との接続を制御する第3のスイッチ手段と、前記第2の電荷蓄積手段と接地ラインまたは電源ラインの間に設けられ、前記第2の電荷蓄積手段に接続されると、前記第2の電荷蓄積手段の蓄積電荷を前記接地ラインに前記所定の定電流で放電させる第2の放電手段と、前記第2の電荷蓄積手段と前記第2の放電手段との間に設けられ、前記第4の制御信号によって前記第2の電荷蓄積手段と前記第2の放電手段との接続を制御する第4のスイッチ手段と、を含むとよい(請求項3)。
他の好ましい実施形態によれば、前記第1の制御信号生成手段と前記第2の制御信号生成手段は、前記周期を有する基準クロックを発生し、前記第2の制御信号として出力する基準クロック発生回路と、前記基準クロックのレベルを反転して前記第1の制御信号として出力するレベル反転回路と、前記基準クロックのレベルが所定の方向に反転したとき、そのレベル変化の微分波形を有する信号を前記第の検出信号として出力する第1の微分回路と、前記レベル反転回路から出力される信号のレベルが所定の方向に反転したときにそのレベル変化の微分波形を有する信号を前記第の検出信号として出力する第2の微分回路と、を含む制御信号生成回路で構成されるとよい(請求項4)。
本発明の第2の側面によって提供されるスイッチングアンプは、請求項1乃至4のいずれかに記載のパルス幅変調回路と、所定の電源電圧を出力する電圧源と、前記パルス幅変調回路から出力されるパルス幅変調信号に基づいて、前記電圧源から供給される所定の電源電圧をスイッチングするスイッチング回路と、を備えたことを特徴とする(請求項5)。
本発明によれば、第1の電流iをi=I+A・|e|(Iは、無信号時の電流値、Aは、変換コンダクタンス、eは入力される交流電圧信号)とすると、第2の電流iは、i=I−A・|es|で表わされる。第1の電荷蓄積手段を第1の電流iで所定時間tだけ充電した後、所定の定電流で放電させたときの放電時間t1は、第1の電流iの大きさに比例するから、Iに比例する成分をt/2、A・|e|に比例する成分をΔtとすると、放電時間t1は、t1=t/2+Δtで表わされる。同様にして、第2の電荷蓄積手段を第2の電流iで所定時間だけ充電した後、所定の定電流で放電させたときの放電時間t2は、t2=t/2−Δtで表わされる。
第1の電荷蓄積手段の充放電動作と第2の電荷蓄積手段の充放電動作は、周期T=2・t(tは、所定の充電時間)の1/2だけずらせて行われるから、第2の電荷蓄積手段の放電開始と第1の電荷蓄積手段の放電開始は時間間隔tで交互に行われる。従って、第2の電荷蓄積手段の放電終了タイミングからそれに続く第1の電荷蓄積手段の放電終了タイミングまでの時間t3は、t3=(t−t2)+t1=t+2・Δtで表わされる。また、第1の電荷蓄積手段の放電終了タイミングから第2の電荷蓄積手段の放電終了タイミングまでの時間t4は、t4=2・t−t3で表わされる。
従って、時間t3をパルス幅とするパルスをパルス幅変調信号として出力した場合、そのパルス幅変調信号の変調度mは、t3−t4=t+2・Δt−2・t+(t+2・Δt)=4・Δt、t3+t4=2・tより、
m=|t3−t4|×100/(t3+t4)
=4・Δt×100/(2・t)=(2・Δt/t)×100[%]
となる。
同相ノイズや歪に起因する誤差時間をtとすると、第1,第2の電荷蓄積手段の放電時間t1’,t2’は、t1’=t1+tで表わされ、放電時間t2’は、t2’=t2+tで表わされる。同相ノイズや歪に起因する誤差時間tが発生した場合、第2の電荷蓄積手段の放電終了タイミングからそれに続く第1の電荷蓄積手段の放電終了タイミングまでの時間t3’は、t3’=(t−t2’)+t1’=t−t2−t+t1+t=t−t2+t1=t+2・Δt、第1の電荷蓄積手段の放電終了タイミングから第2の電荷蓄積手段の放電終了タイミングまでの時間t4は、t4’=2・t−t3’で表される。
t3’−t4’=(t+2・Δt)−2・t+(t+2・Δt)=4・Δt、t3’+t4’=(t+2・Δt)+2・t−(t+2・Δt)=2・tであるから、同相ノイズや歪に起因する誤差時間t が発生した場合でもパルス幅変調信号の変調度m’は、
m’=|t3’−t4’|×100/(t3’+t4’)
=4・Δt×100/(2・t)=2・Δt/t)×100[%]
となり、誤差時間tを除去したパルス幅変調信号が得られる。
本発明に係る積分型パルス幅変調回路の基本的な回路構成をブロックで示した図である。 本発明に係る積分型パルス幅変調回路のパルス信号S1とパルス信号S2の合成方法を説明するための波形図である。 本発明に係る積分型パルス幅変調回路の具体的な回路構成の一例を示す図である。 図3に示す積分型パルス幅変調回路のPWM信号の生成動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る積分型パルス幅変調回路の周波数−歪率の特性を示す図である。 本発明に係る積分型パルス幅変調回路を適用したスイッチングアンプの基本的な構成を示す図である。 従来の積分型パルス幅変調回路の基本的な回路構成をブロック図で示したものである。 図7に示すパルス幅変調回路内の2つのパルス信号生成回路及びパルス信号合成回路の具体回路の一例を示す図である。 従来の積分型パルス幅変調回路のPWM信号の生成動作を示すタイムチャートである。 従来の積分型パルス幅変調回路の周波数−歪率の特性を示す図である。
本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る積分型パルス幅変調回路の基本的な回路構成をブロック図で示した図である。
積分型パルス幅変調回路1は、2つの電圧−電流変換回路2A,2B、4つのスイッチ回路SW1〜SW4、2つの積分回路3,4、1つの放電回路5、2つのパルス信号生成回路6,7、PWM信号生成回路8及び制御信号生成回路9の回路ブロックを含む。
電圧−電流変換回路2A、スイッチ回路SW1〜SW4、積分回路3,4、放電回路5、パルス信号生成回路6,7及び制御信号生成回路9は、図7に示した従来の積分型パルス幅変調回路100の電圧−電流変換回路102、スイッチ回路SW1〜SW4、積分回路103,104、放電回路105、パルス信号生成回路106,107及び制御信号生成回路101にそれぞれ対応し、各回路の構成及び機能は同一である。
従って、図1に示す積分型パルス幅変調回路1は、図7に示した従来の積分型パルス幅変調回路100に対して、積分回路10に対する電圧-電流変換回路102を電圧−電流変換回路102とは異なる電圧−電流変換回路2Bに変更するとともに、パルス信号合成回路108に代えてPWM信号生成回路8を設けた点が異なる。
電圧−電流変換回路2Bは、電圧−電流変換回路2Aが入力されるオーディオ信号eをis1=I±k・|e|で表わされる電流i に変換するのに対し、k・|e|を電圧−電流変換回路2とは逆の符号でI に加算した電流is2に変換する点が異なる。すなわち、0<eでは、電圧−電流変換回路2AはI+k・|e|の電流is1を出力するが、電圧−電流変換回路2BはI−k・|e|の電流is2を出力し、e<0では、電圧−電流変換回路2AはI−k・|e|の電流is1を出力するが、電圧−電流変換回路2BはI+k・|e|の電流is2を出力する。
積分回路3を充電する電流is1と積分回路4を充電する電流is2を一方がI+k・|e|のときに他方をI−k・|e|とする関係にすることにより、パルス信号生成回路6,7で生成されるパルス信号S1,S2のパルス幅t1,t2の電流Iによる成分をt、電流k・|e|による成分をtとすると、パルス幅t1,t2の一方をt+tとし、他方をt−tとすることができる。
パルス幅t1,t2にオーディオ信号eから時間tが生成される過程で同相ノイズや時間軸方向の歪が含まれると、その歪に基づく誤差成分tが含まれることになる。PWM信号生成回路8は、パルス信号生成回路6から出力されるパルス信号S1とパルス信号生成回路7から出力されるパルス信号S2を、誤差成分tがキャンセルされるように合成して同相ノイズや同相歪を生じさせる高調波を含まないPWM信号SPWMを生成する。
図2は、本発明に係る積分型パルス幅変調回路1のパルス信号S1とパルス信号S2の合成方法を説明するための波形図である。図2は、0<eの場合の積分回路3,4から出力される電圧V1,V2とパルス信号生成回路6,7でそれぞれ生成されるパルス信号S1,S2とパルス信号S1,S2を合成したPWM信号SPWMの波形の一例を示している。
V1の波形の上昇部分は、電圧−電流変換回路2Aから出力される電流is1で積分回路3に電荷を蓄積しているときのV1の変化を示し、下降部分は定電流Iで積分回路3の蓄積電荷を放電しているときのV1の変化を示している。同様に、V2の波形の上昇部分は、電圧−電流変換回路2Bから出力される電流is2で積分回路4に電荷を蓄積しているときのV2の変化を示し、下降部分は定電流Iで積分回路4の蓄積電荷を放電しているときのV2の変化を示している。V1,V2の波形の点線で示す波形は、e=0のとき(無信号のとき)のV1,V2の変化を示している。
積分回路3,4の蓄積電荷の放電時間t1,t2は、それぞれ電流is1,is2に比例するから、t1=K・is1=K・(I+k・|e|)(Kは比例係数)、t2=K・is2=K・(I−k・|e|)と表わすことができる。e=0のときはt1=t2=K・I=t=t/2となるから、誤差成分iがない場合は、e≠0のときの放電時間t1,t2は、t1=t+t=(t+2・t)/2、t2=t−t=(t−2・t)/2(但し、tはオーディオ信号eの振幅に基づく変動成分)で表わされる。なお、図2では、負論理の/RSフリップ・フロップ回路を用いてパルス信号S1,S2を生成しているので、パルス信号S1,S2は、積分回路3,4の蓄積電荷が放電される時間t1,t2にハイレベルとなる負論理のパルス信号となっている。
誤差成分iが生じた場合のパルス信号S1,S2のパルス幅をt1’,t2’とすると、パルス幅t1’,t2’は、t1’=t1+t、t2’=t2+tで表わされる。tは、誤差成分に基づく積分回路3,4の放電時間t1,t2の変動量である。
図2に示すV1,V2の波形は、誤差成分が混入した場合のV1,V2の変化を示し、パルス信号S1,S2のパルス幅(ローレベルの時間)は、それぞれt1’=t1+t、t2’=t2+tとなっている。誤差成分iがない場合のPWM信号SPWMのパルス幅tPWMはtPWM=t+tで、この時の変調度mPWMは、mPWM|(t1−t2)/(t1+t2)|]×1002・t/t]×100である。
積分型パルス幅変調回路1では、図2のパルス信号S1,S2の波形に示されるように、パルス幅t1’のパルスP1とパルス幅t2’のパルスP2が周期tで交互に出力される。パルスP1とパルスP2を合成してパルス幅t3、周期T’のパルスP3を生成し、そのパルスP3をPWM信号SPWMの各パルスとして出力させると、そのPWM信号SPWMの変調度mPWMは、mPWM=[|t3−(T’−t3)|/T’]×100=[|2・t3−T’|/T’]×100となるから、|2・t3−T’|/T’=(2・t/t)を満たすパルス幅t3を有するパルスP3がパルスP1とパルスP2から合成できれば、誤差成分iをキャンセルしたPWM信号SPWMを生成することができる。
パルス信号S2のパルスPが生成された後、図2の波形図では、パルス信号S1のパルスPが生成されるまでの時間、すなわち、パルスPの立ち下がりタイミング(図2のタイミングa参照)からパルスPの立ち下がりタイミング(図2のタイミングb参照)までの時間をパルス幅とするパルスを生成するようにパルス信号S1とパルス信号S2を合成してPWM信号SPWMを生成すると、PWM信号SPWMのパルス幅tPWMは、tPWM=(t−t2’)+t1’となる。
t1’=t1+t、t2’=t2+tより、tPWM=t+t1−t2=t+2・tとなり、PWM信号SPWMの周期T’は2・tとなるから、PWM信号SPWMの変調度mPWMは、m=[|t+2・t−2・t+t+2・t)|/(2・t)]×100=[2・t/t]×100となり、上記の条件を満たす。従って、上記の方法でパルス信号S1とパルス信号S2を合成したPWM信号SPWMは、誤差成分iをキャンセルしたPWM信号となる。
PWM信号生成回路8内の放電タイミング検出回路81は、パルスP1の立ち下がりタイミング(積分回路3の放電終了タイミング)とパルスP2の立ち下がりタイミング(積分回路4の放電終了タイミング)を検出する回路である。また、PWM信号生成回路8内のパルス生成回路82は、放電タイミング検出回路81によるパルスP1,P2の立ち下がりタイミングを検出した信号を用いて、パルスP2の立ち下がりタイミングからパルスP1の立ち下がりタイミングまでの時間をパルス幅とするパルスを生成し、PWM信号SPWMとして出力する回路である。
上記の方法でパルス信号S1とパルス信号S2を合成して生成したPWM信号SPWMは、無信号のとき(e=0のとき)の変調度mPWM=[2・t/t]×100が「0」となるから、オフセット電圧の発生も防止することができる。
図3は、積分型パルス幅変調回路1の具体的な回路構成の一例を示す図である。図4は、図3に示す積分型パルス幅変調回路1のPWM信号SPWMの生成動作を示すタイムチャートである。なお、図1では、積分回路3,4の蓄積電荷を放電するための放電回路5を共通にしているが、図3では、積分回路3の放電用の放電回路5Aと積分回路4の放電用の放電回路5Bを設けている。
制御信号生成回路9は、基準クロックMCLKを発生するクロック9aと、基準クロックMCLKのレベルを反転させるインバータ9bと、基準クロックMCLKの立ち下りタイミングを検出する微分回路9cと、基準クロックMCLKのレベルを反転した信号の立ち下りタイミングを検出する微分回路9dとを含む。
クロックaは、図4に示すように、周期T=2tでデューティ比50%の基準クロックMCLKを発生する。基準クロックMCLKは、インバータ9bでレベルが反転されて出力端子CLK1から制御信号φ1として出力されるとともに、出力端子CLK2から制御信号φ2として出力される(図4のφ1,φ2の波形参照)。
微分回路9cと微分回路9dは、コンデンサと抵抗のL型回路からなる同一構成のCR回路である。微分回路9cは、クロック9aと出力端子SET1との間に設けられ、制御信号φ2(基準クロックMCLK)が立ち下がる毎にそのレベル変化を検出した信号(ハイレベルから一瞬ローレベルになり、レベル変化の微分波形でハイレベルに復帰する信号)を出力端子SET1からセット信号set1として出力する(図4のset1の波形参照)。微分回路9dは、クロック9aと出力端子SET2との間に設けられ、制御信号φ1(基準クロックMCLKのレベル反転信号)が立ち下がる毎にそのレベル変化を検出した信号(ハイレベルから一瞬ローレベルになり、レベル変化の微分波形でハイレベルに復帰する信号)を出力端子SET2からセット信号set2として出力する(図4のset2の波形参照)。
2つの電圧−電流変換回路2A,2Bは、差動増幅回路201と2つの電流生成回路202a,202bで構成される。差動増幅回路201は、特性が同一の2つのトランジスタQ1,Q2のコレクタがそれぞれ同一特性の抵抗R1,R2によって正の電源+Vccに接続される一方、両トランジスタQ1,Q2のエミッタが同一特性の抵抗R3,R4によって定電流回路201aに接続された周知の差動増幅回路である。定電流回路201aは、pnp型のトランジスタQ3を用いた周知の定電流回路である。トランジスタQ3のエミッタは抵抗R5を介して負の電源−Vccが接続されている。図3に示す定電流回路201aでは、トランジスタQ3のベースに設定する基準電圧が電源Eによって設定されている。
差動増幅回路201のトランジスタQ1のベースにオーディオ信号eが入力され、トランジスタQ2のベースはオーディオ信号eの基準レベル(本実施形態では接地レベル)に設定されている。なお、差動増幅回路201の2つの出力電圧vout1,vout2は、トランジスタQ1,Q2のコレクタからそれぞれ出力される。電圧vout1と電圧vout2の差電圧(vout1−vout2)は、2つの入力電圧e,0[v](接地レベル)の差電圧eを増幅したものとなっている。
差動増幅回路201のトランジスタQ1,Q2のコレクタを流れる電流をそれぞれi、iとし、電源+Vccから供給される電流をIccとすると、i+i=Iccの関係がある。また、差動増幅回路201の2つの出力電圧(トランジスタQ1,Q2のコレクタ電圧)vout1,vout2は、抵抗R1,R2の抵抗値をrとすると、vout1=Vcc−r・i out2=Vcc−r・iで表される。
out1−vout2=G・e(Gは、ゲイン)の関係があるから、r・(Icc−2・i)=G・eより、電流i,iは、
=Icc/2−|G・e|/(2・r)=I−Δi
=Icc−i=Icc/2+|G・e|/(2・r)=I+Δi
で表わされる。但し、I=Icc/2、|G・e|/(2・r)=Δiである。オーディオ信号eが基準レベル(0[v])のとき(無信号のとき)、vout1−vout2=r・(Icc−2・i)=0であるから、Iは、無信号時に抵抗R1,R2に流れる電流である。
上記の電流i,iを上記の出力電圧vout1,vout2の式に入れると、出力電圧vout1,vout2は、
out1=Vcc−r・i=Vcc−r・(I−Δi)
=(Vcc−r・I)+r・Δi=V+Δv
out2=Vcc−r・i=Vcc−r・(I+Δi)
=(Vcc−r・I)−r・Δi=V−Δv
で表わされる。但し、V=(Vcc−r・I)、Δv=r・Δi=G・|e|/2であり、Vは、無信号時に出力される電圧である。
電流生成回路202a,202bは、それぞれpnp型のトランジスタQ4,Q5を用いた同一構成のコレクタ接地回路で構成されている。トランジスタQ4,Q5のエミッタは、それぞれnpn型のトランジスタQ6,Q7を用いたスイッチ回路SW1,SW3を介して正の電源+Vccに接続され、トランジスタQ4,Q5のコレクタは、それぞれコンデンサC1,C2を用いた積分回路3,4に接続されている。そして、トランジスタQ4とトランジスタQ5のベースにそれぞれ差動増幅回路201から出力される電圧vout1と電圧vout2が入力される。また、トランジスタQ6のベースには制御信号φ1が入力され、トランジスタQ7のベースに制御信号φ2が入力される。
電流生成回路202aは、入力される電圧vout1をその電圧の変化に比例して変化する電流is1に変換し、電流生成回路202bは、入力される電圧vout2をその電圧の変化に比例して変化する電流is2に変換する。電流生成回路202a,202bの変換コンダクタンスをGmとすると、電流生成回路202a,202bからそれぞれ出力される電流is1,is2は、
s1=Gm・vout1=Gm・(V+Δv)=I+Δi
s2=Gm・vout2=Gm・(V−Δv)=I−Δi
で表わされる。但し、I=Gm・V、Δi=Gm・Δv=Gm・G・|e|/2=k・|e|(k=Gm・G/2)であり、Iは、無信号時に出力される電流である。
スイッチ回路SW1のトランジスタQ6とスイッチ回路SW2のトランジスタQ7は、ローレベルでアクティブとなるので、スイッチ回路SW1は、制御信号φ1のローレベル期間にオンになり、ハイレベル期間にオフになる。また、スイッチ回路SW3のトランジスタQ7は、制御信号φ2のローレベル期間にオンになり、ハイレベル期間にオフになる。従って、電流生成回路202aは、制御信号φ1のローレベル期間にだけ正の電源+Vccに接続されて電流is1を積分回路3に出力し(コンデンサC1を充電し)、電流生成回路202bは、制御信号φ2のローレベル期間にだけ正の電源+Vccに接続されて電流is2を積分回路4に出力する(コンデンサC2を充電する)。
これにより、コンデンサC1,C2の電圧V1,V2は、それぞれ基準レベルVth(=0[v])から所定のレベルVj1,Vj2(以下、このレベルの「充電電圧」という。)まで上昇する。容量Cのコンデンサを電流Iで時間Tだけ充電したときの充電電圧Vは、V=I×Tであるから、コンデンサC1の電圧V1は、Vj1=is1・t=(I+Δi)・tまで上昇し、コンデンサC2の電圧V2は、Vj2=is2・t=(I−Δi)・tまで上昇する(図4のV1,V2の波形の上昇部分を参照)。
積分回路3の電流生成回路202aとの接続点Aは、放電回路5Aとスイッチ回路SW2の直列回路を介して負の電源−Vccに接続され、積分回路4の電流生成回路202bとの接続点Bは、放電回路5Bとスイッチ回路SW4の直列回路を介して負の電源−Vccに接続されている。
放電回路5A,5Bは、差動増幅回路201の定電流回路201aと同一の回路構成である。定電流回路201aの基準電圧用の電源Eは、放電回路5A,5Bの基準電圧用に共用しているので、放電回路5A,5BのトランジスタQ8,Q9のベースにも接続されている。スイッチ回路SW2,SW4は、それぞれpnp型のトランジスタQ10,Q11を用いた半導体スイッチである。スイッチ回路SW1,SW3の駆動電圧は、正の電源電圧+Vccであるので、npn型トランジスタを用いているが、スイッチ回路SW2,SW4の駆動電圧は、負の電源電圧−Vccであるので、pnp型トランジスタを用いている。スイッチ回路SW1〜SW4は、同一の特性を有している。
トランジスタQ10のベースにはパルス信号生成回路6から出力される制御信号φ3が入力され、トランジスタQ11のベースにはパルス信号生成回路7から出力される制御信号φ4が入力される。図4に示すように、制御信号φ3は、積分回路3の放電時間t1をパルス幅とするパルス信号であり、制御信号φ4は、積分回路4の放電時間t2をパルス幅とするパルス信号である。
トランジスタQ10とトランジスタQ11は、ハイレベルでアクティブとなるので、スイッチ回路SW2は、制御信号φ3のハイレベル期間にオンになり、ローレベル期間にオフになる。また、スイッチ回路SW4は、制御信号φ4のハイレベル期間にオンになり、ローレベル期間にオフになる。従って、放電回路5Aは、制御信号φ3のハイレベル期間にだけ負の電源−Vccに接続されて積分回路3の蓄積電荷を定電流Iで放電させ、放電回路5Bは、制御信号φ4のハイベル期間にだけ負の電源−Vccに接続されて積分回路4の蓄積電荷を定電流Iで放電させる(図4のV1,V2の波形の下降部分を参照)。
パルス信号生成回路6,7は、2個のNAND回路を用いた周知の/RSフリップ・フロップ回路で構成されている。パルス信号生成回路6の/R入力と/S入力にはそれぞれコンデンサC1の電圧V1と制御信号生成回路9から出力されるセット信号set1が入力され、パルス信号生成回路7の/R入力と/S入力にはそれぞれコンデンサC2の電圧V2と制御信号生成回路9から出力されるセット信号set2が入力される。そして、パルス信号生成回路6のQ出力から制御信号φ3が出力され、パルス信号生成回路7のQ出力から制御信号φ4が出力される。
NAND回路を用いた/RSフリップ・フロップ回路は、(/S,/R)の入力が(ハイ,ハイ)の状態で(Q,/Q)の出力が(ハイ,ロー)の状態に保持され、この状態で/R入力にローレベルになる信号が入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ロー,ハイ)に切り換え、次に/S入力にローレベルになる信号が入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ハイ,ロー)に切り換える動作を行う。
従って、パルス信号生成回路6は、制御信号φ2の立ち下りを検出して一瞬ローレベルになるセット信号set1が/S入力に入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ハイ,ロー)にし、次に/R入力にリセット信号として入力されるコンデンサC1の電圧V1が放電によって基準レベルVth(/RSフリップ・フロップ回路のスレッショールドレベル)に低下すると、(Q,/Q)の出力状態を(ロー,ハイ)にする。また、パルス信号生成回路7は、制御信号φ1の立ち下りを検出して一瞬ローレベルになるセット信号set2が/S入力に入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ハイ,ロー)にし、次に/R入力にリセット信号として入力されるコンデンサC2の電圧V2が放電によって基準レベルVthに低下すると、(Q,/Q)の出力状態を(ロー,ハイ)にする。
パルス信号生成回路6にはセット信号set1と基準レベルVthに低下した電圧V1が交互に入力されるが、セット信号set1の入力タイミングは、コンデンサC1の放電開始タイミングであるから、パルス信号生成回路6のQ出力からはコンデンサC1の放電時間t1だけハイレベルになるパルス信号が制御信号φ3として出力される(図4のφ3の波形参照)。同様に、パルス信号生成回路7にはセット信号set2と基準レベルVthに低下した電圧V2が交互に入力されるが、セット信号set2の入力タイミングは、コンデンサC2の放電開始タイミングであるから、パルス信号生成回路7のQ出力からはコンデンサC2の放電時間t2だけハイレベルになるパルス信号が制御信号φ4として出力される(図4のφ4の波形参照)。
PWM信号生成回路8は、2つの微分回路8a,8bとNAND回路を用いた/RSフリップ・フロップ回路8cで構成される。2つの微分回路8a,8bが放電タイミング検出回路81に相当し、/RSフリップ・フロップ回路8cがパルス生成回路82に相当としている。微分回路8a,8bは、制御信号生成回路9の微分回路9c,9dと同一の回路構成である。
微分回路8aは、パルス信号生成回路6のQ出力から出力される信号の立ち下がりタイミングを検出し、微分回路8bは、パルス信号生成回路7のQ出力から出力される信号の立ち下がりタイミングを検出する。パルス信号生成回路6とパルス信号生成回路7のQ出力から出力される信号は、それぞれパルス信号S1とパルス信号S2に相当している。従って、微分回路8aは、パルス信号S1が立ち下がる毎にそのレベル変化を検出した信号(ハイレベルから一瞬ローレベルになる信号)を出力し(図4のedge1の波形参照)、微分回路8bは、パルス信号S2が立ち下がる毎にそのレベル変化を検出した信号(ハイレベルから一瞬ローレベルになる信号)を出力する(図4のedge2の波形参照)。
/RSフリップ・フロップ回路8cは、パルス信号生成回路6,7の/RSフリップ・フロップ回路と同一の回路構成である。/RSフリップ・フロップ回路8cの/R入力には微分回路8aから出力される信号edge1が入力され、/RSフリップ・フロップ回路8cの/S入力には微分回路8bから出力される信号edge2が入力され、Q出力からPWM信号SPWMが出力される。
/RSフリップ・フロップ回路8cは、信号edge1が/R入力に入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ロー,ハイ)にし、次に信号edge2が/S入力に入力されると、(Q,/Q)の出力状態を(ハイ,ロー)にする。PWM信号生成回路8には信号edge1と信号edge2が交互に入力されるが、信号edge2の入力タイミングは、コンデンサC2の放電終了タイミングであり、信号edge1の入力タイミングは、コンデンサC1の放電終了タイミングであるから、/RSフリップ・フロップ回路8cのQ出力からコンデンサC2の放電終了タイミング(図2のタイミングaに相当)からコンデンサC1の放電終了タイミング(図2のタイミングbに相当)までの時間をパルス幅とするパルス信号がPWM信号SPWMとして出力される。
PWM信号生成回路8から出力されるPWM信号SPWMのパルス幅tPWMは、図4に示すように、tPWM=(t−t1)+t2となるので、図2で説明したように、PWM信号SPWMの変調度mPWMは、mPWM2・t/t]×100となり、PWM信号生成回路8から同相ノイズや高調波がキャンセルされたPWM信号SPWMが出力される。
図5は、積分型パルス幅変調回路1の周波数−歪率の特性の一例である。
従来の積分型パルス幅変調回路100では、周波数が高くなると歪率が徐々に悪化する傾向があったが、本発明に係る積分型パルス幅変調回路1では、従来の積分型パルス幅変調回路100に対して歪率が大きく改善するとともに、歪特性が略フラットで、歪率が周波数の増加に比例して悪化することがない。従って、本発明に係る積分型パルス幅変調回路1によれば、PWM信号SPWMの再生音の品質を大幅に改善することができる。
図6は、積分型パルス幅変調回路1を適用したスイッチングアンプの基本構成を示す図である。
スイッチングアンプ10は、積分型パルス幅変調回路1の後段にスイッチング回路11とローパスフィルタ12を接続し、ローパスフィルタ12から出力されるPWM信号SPWMの再生音を負荷RLとしてのスピーカに供給する構成である。
スイッチング回路11は、正の電源電圧+Eを供給する第1電源13と負の電源電圧−Eを供給する第2電源14との間にスイッチ素子SW−Aとスイッチ素子SW−Bの直列回路を接続した構成である。スイッチング回路11は、スイッチ素子SW−Aとスイッチ素子SW−Bを交互にオン・オフ動作させることにより、スイッチ素子SW−Aのオン・オフ動作を制御する制御信号の振幅を電圧+Eと電圧−Eの差電圧2・Eの振幅に増幅して出力する。
スイッチ素子SW−Aのオン・オフ動作は、積分型パルス幅変調回路1から出力されるPWM信号SPWMによって制御され、スイッチ素子SW−Bのオン・オフ動作は、PWM信号SPWMのレベルをインバータによって反転したPWM信号/SPWMによって制御される。従って、スイッチング回路11からはPWM信号SPWMの振幅を電源+Eと電源−Eの差電圧2・Eの振幅に増幅した信号が出力され、その信号がローパスフィルタ12によって積分型パルス幅変調回路1に入力されるオーディオ信号eの波形に再生されてスピーカ(負荷RL)から音声出力される。
本発明に係る積分型パルス幅変調回路1で生成されるPWM信号SPWMは、従来の積分型パルス幅変調回路100で生成されるPWM信号SPWMの周期が基準クロックMCLKの周期Tの1/2になるのに対し、基準クロックMCLKの周期と同一になるという特徴がある。従って、従来の積分型パルス幅変調回路100と同じ周期のPWM信号SPWMを生成したい場合は、基準クロックMCLKの周期を1/2にすればよい。
上記の実施形態では、コンデンサC1,C2の充電電圧Vを基準レベルVthから+方向に変化させる回路構成について説明したが、本発明は、コンデンサC1,C2の充電電圧Vを基準レベルVthから−方向に変化させる回路構成についても適用できる。従って、図4に示した各信号の波形は、図3に示す積分型パルス幅変調回路1の具体回路に対応するものであり、積分型パルス幅変調回路1の各回路ブロックを構成する具体的な回路構成を他の回路構成にすれば、図4に示した各信号の波形の極性が回路構成の変更に応じて適宜変化することは言うまでもない。
本発明に係る積分型パルス幅変調回路1は、
(A)オーディオ信号eをその振幅に比例した傾きを有する線形関数で表わされる電流is1=I+k・|e|と、その電流i とは逆方向の傾きを有する電流is2=I−k・|e|に変換する、
(B)2つの同一特性の積分回路の一方を電流is1で所定の時間tだけ充電した後、所定の定電流Iで放電するという充放電動作と他方を電流is2で時間tだけ充電した後、定電流Iで放電するという充電動作を相互に時間tだけずらせて周期2・tで交互に行わせる、
(C)電流is2で充電される他方の積分回路の放電終了タイミング(図2のタイミングに相当。以下、「第1の放電終了タイミング」という。)とこの放電終了タイミングに連続して発生する電流is1で充電される一方の積分回路の放電終了タイミング(図2のタイミングに相当。以下、「第2の放電終了タイミング」という。)を検出し、両検出タイミングの時間間隔をパルス幅とするPWM信号SPWMを生成する、
という構成に特徴がある。
従って、上記の(A)〜(C)を実現できる構成であれば、任意の回路素子や回路構成を採用することができる。例えば、積分回路は、容量素子に限られず、電流is1,is2で電荷を蓄積することができる各種の電子部品を使用することができる。また、図3では、バイポーラトランジスタを用いていたが、電界効果型トランジスタ等の他の半導体素子や半導体集積回路素子を用いることができる。
1 積分型パルス幅変調回路
2A 電圧−電流変換回路(第1の電圧−電流変換手段)
2B 電圧−電流変換回路(第2の電圧−電流変換手段)
201 差動増幅回路
202a 電流生成回路(第1の電流生成回路)
202b 電流生成回路(第2の電流生成回路)
3 積分回路(第1の電荷蓄積手段)
4 積分回路(第2の電荷蓄積手段)
5 放電回路
5A 放電回路(第1の充放電制御手段の構成要素、第1の放電手段)
5B 放電回路(第2の充放電制御手段の構成要素、第2の放電手段)
6 パルス信号生成回路(第1の放電タイミング検出手段の構成要素)
7 パルス信号生成回路(第2の放電タイミング検出手段の構成要素)
8 PWM信号生成回路(パルス幅変調信号生成手段)
81 放電タイミング検出回路(第1,第2の放電タイミング検出手段の要素)
82 パルス生成回路
9 制御信号生成回路(第1,第2の制御信号生成手段)
9a クロック(第1の制御信号生成手段の構成要素、基準クロック発生回路)
9b インバータ(第2の制御信号生成手段の構成要素、レベル反転回路)
9c 微分回路(第1の制御信号生成手段の構成要素、第1の微分回路)
9d 微分回路(第2の制御信号生成手段の構成要素、第2の微分回路)
10 スイッチングアンプ
11 出力回路(スイッチング回路)
12 ローパスフィル
13 第1電源(電圧源)
14 第2電源(電圧源)
RL 負荷(スピーカ)
SW1 スイッチ回路(第1の充放電制御手段の構成要素、第1のスイッチ手段)
SW2 スイッチ回路(第1の充放電制御手段の構成要素、第2のスイッチ手段)
SW3 スイッチ回路(第2の充放電制御手段の構成要素、第3のスイッチ手段)
SW4 スイッチ回路(第2の充放電制御手段の構成要素、第4のスイッチ手段)
SW−A,SW−B スイッチ素子(スイッチング回路)
MCLK 基準クロック
φ1 制御信号(第1の制御信号)
φ2 制御信号(第3の制御信号)
φ3 制御信号(第2の制御信号)
φ4 制御信号(第4の制御信号)
set1 制御信号φの立下り検出信号(第の検出信号)
set2 制御信号φの立下り検出信号(第の検出信号)

Claims (5)

  1. 入力される交流電圧信号を当該交流電圧信号の振幅に比例した傾きの線形関数で表わされる第1の電流に変換する第1の電圧−電流変換手段と、
    前記交流電圧信号を前記第1の電流とは逆方向の傾きを有する第2の電流に変換する第2の電圧−電流変換手段と、
    前記第1の電流で所定の時間だけ第1の電荷蓄積手段を充電した後、所定の定電流で当該第1の電荷蓄積手段に蓄積した電荷を放電させる充放電動作を前記所定の時間の2倍の周期で繰り返す第1の充放電制御手段と、
    前記第1の充放電制御手段による前記第1の電荷蓄積手段の充放電動作に対して前記所定の時間だけずらせて、前記第2の電流で前記所定の時間だけ第2の電荷蓄積手段を充電した後、前記所定の定電流で当該第2の電荷蓄積手段に蓄積した電荷を放電させる充放電動作を前記周期で繰り返す第2の充放電制御手段と、
    前記第2の電荷蓄積手段の蓄積電荷の放電が終了する毎にその放電終了タイミングを検出する第1の放電タイミング検出手段と、
    前記第1の電荷蓄積手段の蓄積電荷の放電が終了する毎にその放電終了タイミングを検出する第2の放電タイミング検出手段と、
    前記第1の放電タイミング検出手段により検出される第1の放電終了タイミングとそれに続く前記第2の放電タイミング検出手段により検出される第2の放電終了タイミングとの時間間隔をパルス幅とするパルスを生成し、そのパルスの列の信号をパルス幅変調信号として出力するパルス幅変調信号生成手段と、
    を備えたことを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 前記第1の電圧−電流変換手段は、一方の入力に前記交流電圧信号が入力され、他方の入力に当該交流電圧信号を補正するために帰還される帰還信号が入力される若しくは前記交流電圧信号の基準レベルに設定される差動増幅回路と、当該差動増幅回路の一方の出力電圧に比例した電流を生成する第1の電流生成回路で構成され、前記第2の電圧−電流変換手段は、前記差動増幅回路と、当該差動増幅回路の他方の出力電圧に比例した電流を生成する第2の電流生成回路で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のパルス幅変調回路。
  3. 前記第1の充放電制御手段は、
    前記周期を有するクロック信号からなる第1の制御信号と、前記第1の制御信号のレベルが所定の方向に反転するタイミングを検出する第1の検出信号とを出力する第1の制御信号生成手段と、
    前記第1の検出信号と前記第1の電荷蓄積手段の放電中の電圧レベルとに基づき前記第1の電荷蓄積手段の放電時間をパルス幅とするパルス信号からなる第2の制御信号を生成する第2の制御信号生成手段と、
    前記第1の電圧−電流変換手段と前記第1の電荷蓄積手段との間に設けられ、前記第1の制御信号によって前記第1の電圧−電流変換手段と前記第1の電荷蓄積手段との接続を制御する第1のスイッチ手段と、
    前記第1の電荷蓄積手段と接地ラインまたは電源ラインの間に設けられ、前記第1の電荷蓄積手段に接続されると、前記第1の電荷蓄積手段の蓄積電荷を前記接地ラインまたは電源ラインに前記所定の定電流で放電させる第1の放電手段と、
    前記第1の電荷蓄積手段と前記第1の放電手段との間に設けられ、前記第2の制御信号によって前記第1の電荷蓄積手段と前記第の放電手段との接続を制御する第2のスイッチ手段と、
    を含み、
    前記第2の充放電制御手段は、
    前記第1の制御信号のレベルを反転した第3の制御信号と、前記第の制御信号のレベルが前記所定の方向に反転するタイミングを検出する第2の検出信号とを出力する第3の制御信号生成手段と、
    前記第2の検出信号と前記第2の電荷蓄積手段の放電中の電圧レベルとに基づき前記第2の電荷蓄積手段の放電時間をパルス幅とするパルス信号からなる第4の制御信号を生成する第4の制御信号生成手段と、
    前記第2の電圧−電流変換手段と前記第2の電荷蓄積手段との間に設けられ、前記第2の制御信号によって前記第2の電圧−電流変換手段と前記第2の電荷蓄積手段との接続を制御する第3のスイッチ手段と、
    前記第2の電荷蓄積手段と接地ラインまたは電源ラインの間に設けられ、前記第2の電荷蓄積手段に接続されると、前記第2の電荷蓄積手段の蓄積電荷を前記接地ラインまたは電源ラインに前記所定の定電流で放電させる第2の放電手段と、
    前記第2の電荷蓄積手段と前記第2の放電手段との間に設けられ、前記第4の制御信号によって前記第2の電荷蓄積手段と前記第2の放電手段との接続を制御する第4のスイッチ手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のパルス幅変調回路。
  4. 前記第1の制御信号生成手段と前記第2の制御信号生成手段は、前記周期を有する基準クロックを発生し、前記第2の制御信号として出力する基準クロック発生回路と、前記基準クロックのレベルを反転して前記第1の制御信号として出力するレベル反転回路と、前記基準クロックのレベルが所定の方向に反転したとき、そのレベル変化の微分波形を有する信号を前記第の検出信号として出力する第1の微分回路と、前記レベル反転回路から出力される信号のレベルが所定の方向に反転したときにそのレベル変化の微分波形を有する信号を前記第の検出信号として出力する第2の微分回路と、を含む制御信号生成回路で構成されることを特徴とする、請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のパルス幅変調回路と、
    所定の電源電圧を出力する電圧源と、
    前記パルス幅変調回路から出力されるパルス幅変調信号に基づいて、前記電圧源から供給される所定の電源電圧をスイッチングするスイッチング回路と、
    を備えたことを特徴とする、スイッチングアンプ。
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