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JP5482561B2 - 歪補償増幅装置及び歪補償方法 - Google Patents

歪補償増幅装置及び歪補償方法 Download PDF

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JP5482561B2
JP5482561B2 JP2010181190A JP2010181190A JP5482561B2 JP 5482561 B2 JP5482561 B2 JP 5482561B2 JP 2010181190 A JP2010181190 A JP 2010181190A JP 2010181190 A JP2010181190 A JP 2010181190A JP 5482561 B2 JP5482561 B2 JP 5482561B2
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Description

本件は、歪補償増幅装置及び歪補償方法に関する。
近年、無線通信において、デジタル化による高能率伝送が多く採用されるようになっている。無線通信に多値位相変調方式を適用する場合、送信側で、特に送信用電力増幅器の増幅特性を直線化して非線形歪を抑え、隣接チャネル漏洩電力を低減する技術が重要である。
また線形性に劣る増幅器を使用し電力効率の向上を図る場合は、そのために生じる非線形歪を補償する手法が用いられる。
例えば、増幅する前の送信信号に対して歪補償係数を掛けて予め歪を発生させ、増幅器で生じる歪を打ち消すプリディストーションと呼ばれる歪補償処理が知られている。この歪補償処理では、増幅器で増幅された送信信号をフィードバックし、元の送信信号と比較して、差分が最小になるように歪補償係数が更新される。これによって、歪補償係数は最適な値に収束していき、増幅器で生じる送信信号の歪が補償される。
なお、歪補償係数は送信信号の離散的な各電力に対応して算出され、更新される。
特開2001−189685号公報 特開2005−117613号公報
しかしながら、従来の歪補償処理では、参照回数の少ない電力については歪補償係数の更新回数が少なく、適切な値が得られない。この場合、精度よく歪補償ができなくなるという問題があった。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、精度のよい歪補償を可能とする歪補償増幅装置及び歪補償方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、増幅で生じる送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置が提供される。この歪補償増幅装置は、歪補償係数を記憶する歪補償係数記憶部と、前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理部と、前記歪補償処理が施された前記送信信号を増幅する増幅部と、前記増幅部によって増幅された前記送信信号に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック部と、前記歪補償係数記憶部の前記歪補償係数の平均値を算出する平均値算出部と、前記送信信号と前記フィードバック信号と前記平均値に基づいて前記歪補償係数を算出する歪補償係数算出部と、を有する。
開示の歪補償増幅装置及び歪補償方法によれば、精度のよい歪補償が可能となる。
第1の実施の形態に係る歪補償増幅装置の一例を示す図である。 第1の実施の形態の歪補償増幅装置による一例の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る歪補償増幅装置の一例を示す図である。 増幅器の入出力特性の一例を示す図である。 増幅器の入出力特性の非直線性により生じる非線形歪の一例を示す図である。 歪補償部の一例を示す図である。 第2の実施の形態の歪補償増幅装置の具体例を示す図である。 位相オフセット部の一例を示す図である。 位相係数平均値算出部での一例の処理の流れを示すフローチャートである。 位相係数の一例を示す図である。 第3の実施の形態の歪補償増幅装置を示す図である。 第3の実施の形態の歪補償増幅装置における位相オフセット部の一例を示す図である。 第4の実施の形態の歪補償増幅装置を示す図である。 第4の実施の形態の歪補償増幅装置における位相オフセット部の一例を示す図である。 歪補償増幅装置のハードウェア例を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る歪補償増幅装置の一例を示す図である。歪補償増幅装置は、歪補償係数記憶部1、歪補償処理部2、増幅部3、フィードバック部4、平均値算出部5、歪補償係数算出部6を有している。
歪補償係数記憶部1は、歪補償係数を記憶する。歪補償係数は送信信号の電力ごとに記憶されている。例えば、歪補償係数記憶部1に、送信信号の電力に応じた図示しないアドレス信号が入力されると、その電力に対応した歪補償係数が読み出される。
歪補償処理部2は、歪補償係数記憶部1から読み出された歪補償係数を用いて、送信信号に歪補償処理を施す。ここでの歪補償処理は、増幅する前の送信信号に対して歪補償係数を掛けて予め歪を発生させ、増幅部3で生じる歪を打ち消すプリディストーションと呼ばれるものである。
増幅部3は、歪補償処理が施された送信信号を増幅する。
フィードバック部4は、増幅部3によって増幅された送信信号に基づいてフィードバック信号を生成する。
平均値算出部5は、歪補償係数記憶部1の歪補償係数の平均値を算出する。例えば、平均値算出部5は、歪補償係数記憶部1に格納されている全ての電力に対する歪補償係数を足し合わせ、歪補償係数の総数で割ることで平均値を算出する。
歪補償係数算出部6は、送信信号とフィードバック信号と平均値算出部5で算出された平均値に基づいて歪補償係数を算出(更新)する。歪補償係数算出部6は、元の送信信号とフィードバック信号とを比較して、差分が最小になるように歪補償係数を更新する。このとき、歪補償係数算出部6は、例えば、歪補償係数の平均値を、差分が増加する方向にオフセットとして加える。これによって、歪補償係数は、例えば、大きな差分を解消するために大きな値となり、より収束値に近づくように更新される。詳細は後述する。
すなわち、上記のような歪補償増幅装置によれば、歪補償係数の更新回数が少なくても、歪補償係数を収束値に近づけることができるようになる。これにより、精度よく歪補償ができるようになる。
図2は、第1の実施の形態の歪補償増幅装置による一例の処理の流れを示すフローチャートである。歪補償増幅装置は、送信信号出力時において、以下のステップに基づく処理を、例えば、周期的に繰り返す。
ステップS1において、歪補償処理部2は、歪補償係数記憶部1に記憶された歪補償係数を用いて、送信信号に歪補償処理を施す。歪補償処理が施された送信信号は増幅部3に入力される。
ステップS2において、増幅部3は、歪補償処理が施された送信信号を増幅する。増幅された送信信号は、歪補償増幅装置から出力されるとともに、フィードバック部4に入力される。
ステップS3において、フィードバック部4は、増幅部3によって増幅された送信信号に基づいてフィードバック信号を生成し、歪補償係数算出部6に入力する。
ステップS4において、平均値算出部5は、歪補償係数記憶部1の歪補償係数の平均値を算出する。
ステップS5において、歪補償係数算出部6は、送信信号とフィードバック信号と平均値に基づいて歪補償係数を算出(更新)する。
なお、歪補償係数の平均値を算出するタイミング(ステップS4)は、例えば、歪補償係数の更新(ステップS5)の後に行ってもよい。
以上のような歪補償増幅装置及び歪補償方法によれば、歪補償係数の更新の際に、歪補償係数記憶部1に記憶されている歪補償係数の平均値を用いることで、歪補償係数をより収束値に近づけるように更新できる。このため、歪補償係数の更新回数が少なくても、歪補償係数を収束値に近づけることができるようになる。これにより、精度よく歪補償ができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。
図3は、第2の実施形態に係る歪補償増幅装置の一例を示す図である。歪補償増幅装置10は、S/P(Serial-Parallel)変換器11、歪補償部12、D/A(Digital-Analogue)変換器13、直交変調器14、基準搬送波発生部15、周波数変換器16,19、増幅器17を有している。さらに歪補償増幅装置10は、方向性結合器18、直交検波器20、A/D変換器21を備えている。
S/P変換器11は、例えば基地局に設けられている送信信号発生装置30から、送信信号(シリアルのデジタルデータ列)を入力する。そして、S/P変換器11は、デジタルデータ列を1ビットずつ、交互に振り分けて同相成分信号(I信号:In-phase component)と直交成分信号(Q信号:Quadrature component)の2系列に変換する。
歪補償部12は、S/P変換器11で2系列に変換された送信信号に対して歪補償処理(プリディストーション)を施す。歪補償部12は、図1で示した、歪補償係数記憶部1、歪補償処理部2、平均値算出部5、歪補償係数算出部6の機能を有している。
D/A変換器13は、歪補償処理が施されたI信号、Q信号のそれぞれをアナログのベースバンド信号に変換して直交変調器14に入力する。
直交変調器14は、入力されたI信号、Q信号(送信ベースバンド信号)に、それぞれ基準搬送波と、基準搬送波を90度移相した搬送波を乗算し、乗算結果を加算することで直交変換を行って出力する。
基準搬送波発生部15は、基準搬送波を発生し、直交変調器14と直交検波器20に入力する。
周波数変換器16は、直交変調信号と局部発振信号をミキシングして周波数変換を行う。
増幅器17は、周波数変換器16から出力された信号を電力増幅し、空中線(アンテナ)31から空中に放出する。増幅器17は、図1で示した増幅部3に対応している。
方向性結合器18は、送信信号の一部を取り出し、周波数変換器19に入力する。
周波数変換器19は、方向性結合器18で取り出された送信信号に対して周波数変換を行い、直交変調信号に戻し、直交検波器20に入力する。
直交検波器20は、直交変調信号に基準搬送波と、基準搬送波を90度移相した信号を乗算して直交検波を行い、送信側におけるベースバンドのI信号、Q信号を再現してA/D変換器21に入力する。
A/D変換器21は、入力されたI信号、Q信号をデジタル信号に変換して歪補償部12に入力する。
図1で示したフィードバック部4は、例えば、上記の方向性結合器18、周波数変換器19、直交検波器20、A/D変換器21などに相当する。
以下、増幅器17で生じる歪の一例を示す。
図4は、増幅器の入出力特性の一例を示す図である。横軸は入力電力(dB)、縦軸は出力電力(dB)を示している。実線は、理想の入出力特性を示している。
図中破線で示されているように、入力電力が大きくなると入出力特性は、非直線性を示すようになる。
例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)などの移動通信においては、送信装置の送信電力は10mW〜数10Wと大きく、送信用の電力増幅器の入出力特性は、図4に示すような破線で示されるようになる。
このような入出力特性の非直線性により、以下のような非線形歪が発生する。
図5は、増幅器の入出力特性の非直線性により生じる非線形歪の一例を示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。
破線が、送信周波数をf0としたA−A線間のチャネルにおける送信波の理想的な波形特性を示し、実線が、非線形歪発生時の波形特性を示している。非線形歪が発生すると、実線で示される波形特性のようにサイドローブが持ち上がり(図中の矢印を参照)、隣接周波数チャネルに漏洩し、隣接妨害が生じる。すなわち、非線形歪が発生すると、送信波が隣接周波数チャネルに漏洩する電力が大きくなってしまう。
漏洩電力の大きさを示すACPR(Adjacent Channel Power Ratio)は、図5のA−A線間のスペクトラム面積である着目チャネルの電力と、B−B線間の隣接チャネルに漏れるスペクトラム面積である隣接漏洩電力との比で求められる。このような漏洩電力は、他チャネルに対して雑音となり、チャネルの通信品質を劣化させてしまう。
図3に示す歪補償部12は、上記のような非線形歪を補償するものである。歪補償部12は、例えば、以下のような各部を有している。
図6は、歪補償部の一例を示す図である。
歪補償部12は、歪補償係数記憶部40、歪補償処理部41、平均値算出部42、歪補償係数算出部43を有している。
歪補償係数記憶部40は、送信信号x(t)の電力pi(例えば、i=0〜1023)に応じた歪補償係数h(pi)を記憶する。
歪補償処理部41は、送信信号のパワーレベルに応じた歪補償係数h(pi)を用いて送信信号に歪補償処理(プリディストーション)を施す。これにより、図6中に示されているように、送信信号の波形よりも歪んだ波形が得られる。
平均値算出部42は、歪補償係数記憶部40に記憶されている歪補償係数h(pi)の平均値を算出する。
歪補償係数算出部43は、送信信号と、図3で示したA/D変換器21の出力である復調信号(フィードバック信号)と、歪補償係数h(pi)の平均値に基づいて、歪補償係数h(pi)を算出(更新)する。
なお、図6中に示されているように、フィードバック信号y(t)は、増幅器17で加わる歪により、歪補償処理部41で加えられた歪が打ち消され、送信信号に近い波形となっている。
以下、歪補償係数h(pi)の算出方法をより詳細に説明するとともに、歪補償増幅装置10を更に、具体的かつ詳細に説明する。
図7は、第2の実施の形態の歪補償増幅装置の具体例を示す図である。
歪補償増幅装置50は、ルックアップテーブル51、乗算器52、増幅器53、位相係数平均値算出部54、歪補償係数算出部55、フィードバック部56、アドレス生成回路57、直交座標変換部58、遅延部59,60,61を有している。
ルックアップテーブル51は、図6で示した歪補償係数記憶部40の具体例である。ルックアップテーブル51は、送信信号x(t)の離散的な各電力に対応する2次元アドレス位置に、歪デバイスである増幅器53の歪を打ち消すための歪補償係数を記憶している。なお、図7に示す例では、歪補償係数は、極座標で表現されており、ルックアップテーブル51の各アドレスには、送信信号x(t)の振幅成分を補償する振幅用の歪補償係数と、送信信号x(t)の位相成分を補償する位相用の歪補償係数とが記憶されている。
乗算器52は、送信信号x(t)に、直交座標変換部58で直交座標系の信号に変換された歪補償係数を乗算することで、プリディストーションを行う。
増幅器53は、プリディストーションされた送信信号を増幅して出力する。
位相係数平均値算出部54は、図6で示した平均値算出部42の具体例である。位相係数平均値算出部54は、ルックアップテーブル51に格納されている位相用の歪補償係数(以下位相係数と略す)の平均値を算出する。
歪補償係数算出部55は、図6で示した歪補償係数算出部43の具体例であり、図7に示すように、極座標変換部70,71、位相オフセット部72、減算器73、乗算器74、加算器75を有している。
極座標変換部70は、遅延部61によって遅延された直交座標系の送信信号を、極座標系の信号に変換する。
極座標変換部71は、フィードバック部56からの直交座標系のフィードバック信号y(t)を、極座標系の信号に変換する。
直交座標系の信号(I信号とQ信号)を、振幅r、位相θで表される極座標系の信号に変換する際、振幅rは、I信号とQ信号の電力の2乗の和(I2+Q2)の平方根から求められる。位相θについては、事前にテーブルを用意して参照して求める方法や、cordicアルゴリズムを用いて計算で求める方法などが適用可能である。
位相オフセット部72は、極座標系の信号に変換されたフィードバック信号の位相から、位相係数平均値算出部54で算出された位相係数の平均値を減算する。
減算器73は、極座標系に変換された送信信号と、位相オフセット部72で位相係数の平均値が減算された極座標系で表されるフィードバック信号との差分信号e(t)を算出する。減算器73は、例えば、送信信号からフィードバック信号を減算することで差分信号e(t)を算出する。
乗算器74は、ステップサイズパラメータμと差分信号e(t)とを乗算する。ステップサイズパラメータμは、更新される歪補償係数の変動幅を小さくするためのパラメータである。また、ステップサイズパラメータμは、例えば、図示しないレジスタなどに格納されていてもよいし、図示しないMPU(Micro Processing Unit)などから入力されるようにしてもよい。
加算器75は、遅延部60で遅延された、ルックアップテーブル51の出力値である歪補償係数hn-1(p)に、乗算器74の出力μe(t)を加算して、更新された歪補償係数(振幅用の歪補償係数と位相用の歪補償係数を含む)hn(p)を求める。
フィードバック部56は、増幅器53からの出力をフィードバックするものであり、例えば、図3で示した方向性結合器18、周波数変換器19、直交検波器20、A/D変換器21などを備えている。
アドレス生成回路57は、送信信号x(t)の電力を基にアドレスを生成する。具体的にはアドレス生成回路57は、送信信号の電力p(x2(t))を算出し、算出された電力pに一意に対応する1次元方向、例えば、X軸方向アドレスを生成する。さらに、アドレス生成回路57は、予め記憶しておいた前の時刻(t−1)での送信信号x(t−1)の電力と今回の電力との差ΔPを求める。そしてアドレス生成回路57は、この差ΔPに一意に対応する他方の次元方向、例えば、Y軸方向アドレスを生成する。
遅延部59は、アドレス生成回路57で生成された読み出しアドレスを遅延させて、歪補償係数算出部55で算出された歪補償係数をルックアップテーブル51に書き込む際の書き込みアドレスを出力する。これは、歪補償係数の更新値を得るには演算時間などがかかるためであり、遅延部59はその分の時間だけ読み出しアドレスを遅延させ、書き込みアドレスとしてルックアップテーブル51に入力する。
遅延部60は、ルックアップテーブル51から読み出された歪補償係数を遅延させて加算器75に入力する。
遅延部61は、送信信号x(t)を遅延させて極座標変換部70に入力する。
遅延部60,61は、例えば、送信信号x(t)が入力されてから、フィードバック信号y(t)が各部で処理されて減算器73に入力されるまでの時間分の遅延を行う。
以下、歪補償増幅装置50の動作を説明する。
送信信号x(t)が入力されると、アドレス生成回路57は、送信信号x(t)の電力を算出し、前述したように電力に応じた読み出しアドレスを生成してルックアップテーブル51に入力する。ルックアップテーブル51からは、読み出しアドレスで指定された歪補償係数hn-1(p)が抽出され、直交座標変換部58に入力される。
歪補償係数hn-1(p)は、直交座標変換部58にて直交座標変換処理が施され、乗算器52に入力される。乗算器52は、直交座標変換処理が施された歪補償係数hn-1(p)と送信信号x(t)とを乗算して、プリディストーションを行い、その結果を増幅器53に入力する。増幅器53はプリディストーションされた送信信号x(t)×hn-1(p)を増幅して出力する。増幅器53の入出力特性を示す関数(歪関数)をf(p)とすると、増幅器53の出力信号は、x(t)×hn-1(p)×f(p)となる。
この出力信号を基に、フィードバック部56によりフィードバック信号y(t)が生成され、フィードバック信号y(t)は、歪補償係数算出部55に入力される。歪補償係数算出部55に入力されたフィードバック信号y(t)は、極座標変換部71にて直交座標系の信号から極座標系の信号に変換され、位相オフセット部72に入力される。
図8は、位相オフセット部の一例を示す図である。
位相オフセット部72は、図8に示すように、減算器72aを有する。減算器72aは、フィードバック信号の位相から、位相係数平均値算出部54で算出された位相係数の平均値を減算し、位相オフセット後のフィードバック信号の位相を生成する。
位相オフセット後のフィードバック信号は、減算器73に入力される。
一方、送信信号x(t)は、遅延部61にて遅延された後、極座標変換部70にて直交座標系の信号から極座標系の信号に変換され、減算器73に入力される。減算器73は、極座標系の信号に変換された送信信号から、位相オフセット後のフィードバック信号を減算し、極座標系の信号である差分信号e(t)を生成する。生成された差分信号e(t)は、乗算器74に入力される。
乗算器74は、入力された差分信号e(t)とステップサイズパラメータμとの乗算を行う。乗算器74の出力μe(t)は、加算器75に入力される。加算器75は、遅延部60で遅延された歪補償係数hn-1(p)と、乗算器74の出力μe(t)とを加算して、更新された歪補償係数hn(p)を出力する。
このとき、ルックアップテーブル51では、遅延部59によって遅延された読み出しアドレスが、書き込みアドレスとして指定される。これにより、歪補償係数hn-1(p)が、歪補償係数算出部55で算出された歪補償係数hn(p)に更新される。
歪補償係数の更新が行われると、位相係数平均値算出部54は、位相係数の平均値を更新する。
図9は、位相係数平均値算出部での一例の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、位相係数平均値算出部54は、初期条件として位相係数の総和を0とし(ステップS10)、i=0とする(ステップS11)。そして、位相係数平均値算出部54は、iで指定されるルックアップテーブル51に格納されている位相歪補償係数[i]を、位相係数の総和に加える(ステップ12)。
その後、位相係数平均値算出部54は、iがルックアップテーブル(図9ではLUTと表記している)51のアドレス数より小さいか否かを判定する(ステップS13)。そして、位相係数平均値算出部54は、iがルックアップテーブル51のアドレス数より小さい場合には、iをインクリメントし(ステップS14)、ステップS12からの処理を繰り返す。iがルックアップテーブル51のアドレス数に達した場合、位相係数平均値算出部54は、位相係数の総和をルックアップテーブル51のアドレス数で割ることで、位相係数の平均値を算出する(ステップS15)。
位相係数平均値算出部54は、以上のような処理を、例えば、歪補償係数が更新されるたびに行う。
以上のような処理を繰り返すことで、差分信号e(t)が最小になるように歪補償係数が更新され、最終的に最適な歪補償係数値に収束し、増幅器53の歪が補償される。
本実施の形態の歪補償増幅装置50では、位相オフセット部72にて、フィードバック信号の位相から位相係数の平均値を減算することで、減算しない場合よりも、例えば、減算器73で生成される差分信号の位相成分が大きくなる。これにより、位相係数は、より収束値に近づくように更新される。
図10は、位相係数の一例を示す図である。横軸は入力電力(dB)、縦軸は位相係数を示している。
実線は、理想的な位相係数を示している。前述したように、歪補償係数である位相係数は、送信信号x(t)の電力に対応してルックアップテーブル51に格納されており、対応する電力の送信信号x(t)が入力された場合に更新される。したがって、入力される回数が多い電力に対する位相係数は、更新回数が多く、理想的な位相係数に収束していく。その反面、入力される回数が少ない電力に対応する位相係数は、更新回数が少なく、図10の破線で示されているように、理想的な位相係数とは離れた値になる可能性がある。
しかし、歪補償増幅装置50によれば、前述のように、歪補償係数は、更新の際により収束値(理想的な位相係数)に近づくように更新される。そのため、図10の矢印に示すように、歪補償係数の更新回数が少なくても、歪補償係数を収束値に近づけることができるようになる。これにより、精度よく歪補償ができるようになる。
また、歪補償増幅装置50では、送信信号x(t)とフィードバック信号y(t)とを、直交座標系の信号から極座標系の信号に変換することで、容易に、送信信号x(t)とフィードバック信号y(t)との差分である位相差を算出することができる。
ところで、歪補償増幅装置は、一般的に装置全体として一定の位相差を有する。このため、歪補償係数の位相成分は、その位相差を打ち消すように、一定のオフセットを有する。例えば、図10に示したように、位相係数は、入力電力の大きさに関わらず横軸から上方向にオフセットされる。
このため、例えば、電源投入後、0であった位相係数は、図10の実線に収束していくが、更新回数の少ない電力部分においては、位相係数は収束値と異なり、精度のよい歪補償が行えなくなる。
しかし、第2の実施の形態では、前述のように歪補償係数を振幅成分と位相成分とに分離し、フィードバック信号の位相成分から、歪補償係数の位相成分である位相係数の平均値を減算するようにした。これにより、例えば、更新回数の少ない電力部分においても、位相係数を所望の値に近づけることができ、精度のよい歪補償が可能となる。
なお、ルックアップテーブル51の位相係数全体に予めオフセットを加えることが考えられる。しかし、装置全体として位相差を有する場合、位相係数に予めオフセットを加えても、そのオフセットを加えた位相係数から、装置全体の位相差を打ち消すための位相係数に収束する。したがって、位相係数全体に予めオフセットを加えても、例えば、電源投入後、更新回数の少ない電力部分においては、位相係数は目標とする収束値と異なった値をとる。
これに対し、上記の第2の実施の形態では、フィードバック信号の位相成分から歪補償係数の位相成分である位相係数の平均値を減算する。これにより、更新回数の少ない電力部分においても、位相係数を所望の値に近づけることができ、精度のよい歪補償が可能となる。
(第3の実施の形態)
図11は、第3の実施の形態の歪補償増幅装置を示す図である。
図7で示した歪補償増幅装置50と同一要素については同一符号を付し、説明を省略する。
第3の実施の形態の歪補償増幅装置80では、歪補償増幅装置50とは異なり、歪補償係数算出部81の位相オフセット部82が、極座標変換部70と、減算器73との間に設けられている。
図12は、第3の実施の形態の歪補償増幅装置における位相オフセット部の一例を示す図である。
位相オフセット部82は、加算器82aを有する。加算器82aは、極座標系の信号に変換された送信信号の位相に、位相係数平均値算出部54で算出された位相係数の平均値を加算し、位相オフセット後の送信信号の位相を生成する。
これによって、位相オフセット部82を設けない場合よりも、例えば、減算器73で生成される差分信号の位相成分が大きくなり、歪補償係数は、より収束値(理想的な位相係数)に近づくように更新される。
したがって、第3の実施の形態の歪補償増幅装置80も、歪補償増幅装置50と同様に、歪補償係数の更新回数が少なくても、歪補償係数を収束値に近づけることができるようになり、精度よく歪補償ができるようになるという効果を有する。
(第4の実施の形態)
図13は、第4の実施の形態の歪補償増幅装置を示す図である。
図7で示した歪補償増幅装置50と同一要素については同一符号を付し、説明を省略する。
第4の実施の形態の歪補償増幅装置90では、歪補償増幅装置50とは異なり、歪補償係数算出部91の位相オフセット部92が、減算器73と、乗算器74との間に設けられている。
図14は、第4の実施の形態の歪補償増幅装置における位相オフセット部の一例を示す図である。
位相オフセット部92は、加算器92aを有する。加算器92aは、減算器73の出力である差分信号e(t)の位相に、位相係数平均値算出部54で算出された位相係数の平均値を加算し、位相オフセット後の差分信号e(t)の位相を生成する。
これによって、位相オフセット部92を設けない場合よりも、例えば、差分信号の位相成分が大きくなり、歪補償係数は、より収束値(理想的な位相係数)に近づくように更新される。
したがって、第4の実施の形態の歪補償増幅装置90も、歪補償増幅装置50と同様に、歪補償係数の更新回数が少なくても、歪補償係数を収束値に近づけることができるようになり、精度よく歪補償ができるようになるという効果を有する。
なお、上記では減算器73は送信信号から、フィードバック信号を減算するとして説明を行ったが、これに限定されず、減算器73はフィードバック信号から送信信号を減算するようにしてもよい。その場合、図8の減算器72aの代わりに加算器を用い、図12の加算器82aまたは図14の加算器92aの代わりに減算器を用いるなど、適宜、演算器を変更すればよい。
(歪補償増幅装置のハードウェア例)
以上説明してきた第1乃至第4の実施の形態の歪補償増幅装置は、例えば、以下のようなハードウェアにて実現される。
図15は、歪補償増幅装置のハードウェア例を示す図である。
歪補償増幅装置は、例えば、図15に示すようなRE(Radio Equipment)100にて実現される。RE100は、コネクタ101、FPGA(Field Programmable Gate Array)102、D/A変換器103、アップコンバータ104、増幅器105を有している。さらに、RE100は、帰還系として方向性結合器106、ダウンコンバータ107、A/D変換器108と、RE100の全体を制御するMPU109を備えている。
コネクタ101は、例えば、基地局などに設置されるREC(Radio Equipment Controller)110とRE100との間で通信を行う電気コネクタまたは光コネクタなどであり、図3で示したS/P変換器11の機能を有する。
FPGA102は、例えば、MPUが組み込まれており、図3で示した歪補償部12の機能を実現する。
D/A変換器103とA/D変換器108は、図3のD/A変換器13とA/D変換器21に対応している。
アップコンバータ104は、図3の直交変調器14、基準搬送波発生部15、周波数変換器16の機能を有する。
増幅器105と、方向性結合器106は、図3の増幅器17、方向性結合器18にそれぞれ対応している。
ダウンコンバータ107は、図3の基準搬送波発生部15、周波数変換器19、直交検波器20の機能を有する。
MPU109は、RE100の全体を制御する。例えば、MPU109は、FPGA102の処理を開始させるための信号などを生成する。
上記のようなRE100では、FPGA102が、第1乃至第4の実施の形態で説明した歪補償係数の更新を行い、コネクタ101を介して入力される送信信号に対してプリディストーションを行うことで、増幅器105での歪が精度よく補償される。歪補償された送信信号は、アンテナ120から出力される。
なお、上記のハードウェア例は一例であり、例えば、FPGA102の代わりに、DSP(Digital Signal Processor)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)など、その他のデバイスを用いてもよい。
以上、実施の形態に基づき、本発明の歪補償増幅装置及び歪補償方法の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
以上説明した複数の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 増幅で生じる送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、
歪補償係数を記憶する歪補償係数記憶部と、
前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理部と、
前記歪補償処理が施された前記送信信号を増幅する増幅部と、
前記増幅部によって増幅された前記送信信号に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック部と、
前記歪補償係数記憶部の前記歪補償係数の平均値を算出する平均値算出部と、
前記送信信号と前記フィードバック信号と前記平均値に基づいて前記歪補償係数を算出する歪補償係数算出部と、
を有することを特徴とする歪補償増幅装置。
(付記2) 前記歪補償係数は、前記送信信号の振幅成分を補償する振幅用歪補償係数と、前記送信信号の位相成分を補償する位相用歪補償係数とを有し、
前記平均値算出部は、前記位相用歪補償係数の平均値を算出することを特徴とする付記1記載の歪補償増幅装置。
(付記3) 前記歪補償係数算出部は、
前記フィードバック信号の位相成分に対して、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算し、
前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記フィードバック信号と、前記送信信号とに基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする付記2記載の歪補償増幅装置。
(付記4) 前記歪補償係数算出部は、
前記送信信号の位相成分に対して、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算し、
前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記送信信号と、前記フィードバック信号とに基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする付記2記載の歪補償増幅装置。
(付記5) 前記歪補償係数算出部は、前記送信信号と前記フィードバック信号との差分信号の位相成分から、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記差分信号に基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする付記2記載の歪補償増幅装置。
(付記6) 前記歪補償係数算出部は、前記送信信号と前記フィードバック信号をそれぞれ直交座標系の信号から、極座標系の信号に変換する極座標変換部を有し、
前記歪補償係数算出部は、極座標系の信号に変換された前記送信信号及び前記フィードバック信号から、前記送信信号と前記フィードバック信号との差分信号を算出することを特徴とする付記1記載の歪補償増幅装置。
(付記7) 増幅で生じる送信信号の歪を補償して出力する歪補償方法において、
歪補償処理部が、歪補償係数記憶部に記憶された歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施し、
増幅部が、前記歪補償処理が施された前記送信信号を増幅し、
フィードバック部が、前記増幅部によって増幅された前記送信信号に基づいてフィードバック信号を生成し、
平均値算出部が、前記歪補償係数記憶部の前記歪補償係数の平均値を算出し、
歪補償係数算出部が、前記送信信号と前記フィードバック信号と前記平均値に基づいて前記歪補償係数を算出することを特徴とする歪補償方法。
1 歪補償係数記憶部
2 歪補償処理部
3 増幅部
4 フィードバック部
5 平均値算出部
6 歪補償係数算出部

Claims (6)

  1. 増幅で生じる送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、
    歪補償係数を記憶する歪補償係数記憶部と、
    前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理部と、
    前記歪補償処理が施された前記送信信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部によって増幅された前記送信信号に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック部と、
    前記歪補償係数記憶部の前記歪補償係数の平均値を算出する平均値算出部と、
    前記送信信号と前記フィードバック信号と前記平均値を取得し、前記送信信号と前記フィードバック信号の差分を前記平均値分増加し、前記平均値分増加した前記差分に基づいて前記歪補償係数を算出する歪補償係数算出部と、
    を有することを特徴とする歪補償増幅装置。
  2. 前記歪補償係数は、前記送信信号の振幅成分を補償する振幅用歪補償係数と、前記送信信号の位相成分を補償する位相用歪補償係数とを有し、
    前記平均値算出部は、前記位相用歪補償係数の平均値を算出することを特徴とする請求項1記載の歪補償増幅装置。
  3. 前記歪補償係数算出部は、
    前記フィードバック信号の位相成分に対して、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算し、
    前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記フィードバック信号と、前記送信信号とに基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする請求項2記載の歪補償増幅装置。
  4. 前記歪補償係数算出部は、
    前記送信信号の位相成分に対して、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算し、
    前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記送信信号と、前記フィードバック信号とに基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする請求項2記載の歪補償増幅装置。
  5. 前記歪補償係数算出部は、前記送信信号と前記フィードバック信号との差分信号の位相成分から、前記位相用歪補償係数の前記平均値を加算または減算した前記差分信号に基づいて前記振幅用歪補償係数と前記位相用歪補償係数とを算出することを特徴とする請求項2記載の歪補償増幅装置。
  6. 増幅で生じる送信信号の歪を補償して出力する歪補償方法において、
    歪補償処理部が、歪補償係数記憶部に記憶された歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施し、
    増幅部が、前記歪補償処理が施された前記送信信号を増幅し、
    フィードバック部が、前記増幅部によって増幅された前記送信信号に基づいてフィードバック信号を生成し、
    平均値算出部が、前記歪補償係数記憶部の前記歪補償係数の平均値を算出し、
    歪補償係数算出部が、前記送信信号と前記フィードバック信号と前記平均値を取得し、前記送信信号と前記フィードバック信号の差分を前記平均値分増加し、前記平均値分増加した前記差分に基づいて前記歪補償係数を算出することを特徴とする歪補償方法。
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