JP5481718B2 - 粉末冶金用金属粉末の製造方法 - Google Patents
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Description
このような粉末冶金に用いられる金属粉末は、一般に、水アトマイズ法、還元法、カルボニル法、粉砕法等の粉末製造方法により製造される(例えば、特許文献1参照)。
本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法は、焼結温度において原子配列が面心立方格子となるような組成の遷移金属元素を主成分とし、該主成分よりも含有率の少ない副成分として、Y、ZrおよびInからなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料を、前記金属材料の融点をTm[℃]としたときにTm+50〜Tm+500[℃]で溶融し、溶融金属を得る第1の工程と、
前記溶融金属を飛散させつつ冷却・固化させることにより、金属粉末を得る第2の工程と、を有し、
前記第2の工程は、前記溶融金属を、筒状体の内壁面に沿って冷却液を旋回させることによって生じた流速10〜100m/secの冷却液流に接触させることにより、前記溶融金属を飛散させつつ、冷却・固化させる工程であり、
前記溶融金属が固化するまでの冷却速度が、105K/sec以上であることを特徴とする。
これにより、溶融金属が冷却・固化される際に金属間化合物を生成し易い組成であっても、その生成を防止しつつ、粉末冶金に好適に用いられる金属粉末を容易に製造することができる。
また、溶融金属が冷却液と接触すると、溶融金属の周囲に蒸気の膜が生成される。この蒸気の膜は、溶融金属と冷却液流との熱伝導を妨げることとなり、溶融金属の冷却速度が低下してしまう。ここで、冷却液を旋回させてなる冷却液流に溶融金属を接触させると、冷却液流が蒸気の膜を剥ぎ取るように作用することとなり、溶融金属の冷却速度の低下が防止される。その結果、各粒子を構成する成分が均一かつ均質になった、粉末冶金に好適に用いられる金属粉末が容易に得られる。
また、冷却液流の流速を前記範囲内にすることにより、冷却液流に衝突した溶融金属から、その周囲に発生した冷却液の蒸気の膜を剥ぎ取る作用が十分に得られる。
また、金属材料の融点を前記範囲内にすることにより、溶融金属の温度が融点より十分に高くなり、溶融金属の流動性を高めることができる。その結果、溶融金属中の主成分と副成分とが十分に混在し、溶融金属が冷却・固化する際に、金属間化合物が生成し難くなる。また、溶融金属を分断させる際に、より微細に分断させることができる。
これにより、溶融金属は、流体ジェットによる一次分断と、冷却液流による二次分断とを経て粉末化する。このため、より微細な金属粉末を製造することができる。また、冷却液流に衝突する時点では、溶融金属がより細かく分断された状態で衝突するため、溶融金属と冷却液流との接触面積が増大し、溶融金属の冷却速度のさらなる向上を図ることができる。さらに、流体ジェットの流体の種類や流速を適宜設定することにより、金属粉末の粒径や粒度分布等の粉末特性を容易に制御することができる。
これにより、冷却液流に衝突した溶融金属およびその周囲に形成された冷却液の蒸気の膜には、遠心力と重力とが複雑に作用する。このため、溶融金属の周囲から蒸気の膜が剥ぎ取られる作用が増大し、溶融金属の冷却速度がより向上する。
前記冷却液流の一部が、前記凸部にせき止められていることが好ましい。
せき止められた冷却液流は、流下速度が遅くなるため、冷却液流に衝突した溶融金属は、冷却液流に対してより長く接触し続ける。その結果、熱容量の大きい溶融金属であっても、十分に冷却することができる。
これにより、副成分を添加しても、金属粉末において主成分が有する特性を損なうことなく、金属粉末の焼結性を十分に高めることができる。
本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法では、前記主成分の含有率は、95質量%以上であることが好ましい。
これにより、副成分を添加しても、金属粉末において主成分が有する特性が低下するのを確実に防止することができる。
これにより、粉末冶金用金属粉末は、緻密であり機械的特性や電磁気的特性が特に良好な構造部品や電磁気用部品を製造するための原料粉末として、好ましく用いることができる。
本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法では、前記主成分は、オーステナイト系ステンレス鋼またはCo−Cr−Mo系合金であることが好ましい。
これにより、機械的特性および化学的特性(耐候性)に優れる構造部品として好適に用いられる緻密な焼結体や、機械的特性に優れ、欠損等のおそれのない焼結体を確実に作製することができる粉末冶金用金属粉末が得られる。
これにより、機械的特性に優れ、医療用デバイスの構成材料として特に好適に用いられる焼結体を確実に作製することができる粉末冶金用金属粉末が得られる。
これにより、成形時の圧縮性の低下を避けつつ、最終的に十分に緻密な焼結体を製造可能な粉末冶金用金属粉末が得られる。
粉末冶金用金属粉末は、以前から、原材料を粉末化することにより製造されている。そして、原材料を粉末化する方法として、多くの粉末製造方法が提案されてきた。
しかしながら、粉末冶金用金属粉末の組成によっては、従来の粉末製造方法では、高品質の金属粉末を製造することができなかった。具体的には、遷移金属中に、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、In(インジウム)のような成分を含む金属材料では、金属間化合物を生成し易いという問題があった。
以下、本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法についてさらに詳述するが、それに先立って、本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法を行うことができる金属粉末製造装置について説明する。
図1に示す金属粉末製造装置1は、原材料となる金属材料を溶融してなる溶融金属32を、筒体2の内壁面に沿って水(冷却液)を旋回させることによって生じた水流(冷却液流)に接触させることにより、水勢によって溶融金属32を飛散させつつ、冷却・固化させ、金属粉末を製造する装置である。
このような金属粉末製造装置1は、内壁面に沿って水が流下するよう構成された筒体2と、溶融金属を貯留し、筒体2の内部に形成した水流に向けて、溶融金属を供給する供給部(タンディシュ)3とを有する。
また、筒体2の上部の内壁面には、筒体2の内部に水を供給する配管23の吐出口231が開口している。なお、配管23は、吐出口231付近の管軸方向が、筒体2の内周面の接線方向の沿っており、かつ、筒体2の軸線に対して直交する方向に配設されている。これにより、配管23の吐出口231から吐出された水は、筒体2の内壁面に沿って回転しつつ、重力にしたがって流下する旋回流を形成する。
また、配管23の吐出口231と反対側は、水を貯留したタンク5に接続されている。そして、配管23の途中には、ポンプ232が設けられている。このポンプ232を動作させることにより、タンク5に貯留した水を吸い上げて、配管23を介して筒体2の内部に供給することができる。
また、本実施形態では、凸部24の高さが、凸部25の高さより高くなっている。このため、凸部24の上方に形成された水層241の厚さは、凸部25の上方に形成された水層251の厚さより厚くなっている。
さらに、網状体26の外側には、網状体26を取り囲むようにカバー4が設けられている。このカバー4は、有底筒状をなしており、網状体26から筒体2の外部に流れ出た水を受け止めるよう構成されている。
筒体2の上方には、供給部3が設けられている。
供給部3の外周には、供給部3を加熱するコイル33が巻き回されている。このコイル33に通電し、供給部3を加熱することにより、原材料を溶融するとともに、供給部3に貯留された溶融金属の温度が低下しないようになっている。
なお、供給部3は、その内部に不活性ガスを導入することができるようになっており、不活性ガスの導入量を調整することにより、内部圧力を調整可能になっている。このように供給部3の内部圧力を調整することによって、貫通孔31から押し出され、吐出される溶融金属32の吐出量を制御することができる。
また、図2は、本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法において用いる金属粉末製造装置の他の構成例を示す模式図(縦断面図)である。なお、以下の説明では、図2中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図2に示す金属粉末製造装置1は、溶融金属32を水層241に衝突させる前に、ガスジェットまたは液体ジェットのような流体ジェット61に対して、溶融金属32を衝突させて飛散させた後、粒子状に分断された溶融金属32を水層241に衝突させるよう構成されている。すなわち、図2に示す金属粉末製造装置1は、流体ジェット61を噴射するノズル6を複数有している。
このような図2に示す金属粉末製造装置1によれば、溶融金属32が、流体ジェット61による一次分断と、水層241による二次分断とを経て粉末化する。このため、より微細な金属粉末を製造することができる。また、水層241に衝突する時点では、溶融金属32がより細かく分断された状態で衝突するため、溶融金属32と水層241との接触面積が増大し、溶融金属32の冷却速度のさらなる向上を図ることができる。
さらに、図2に示す金属粉末製造装置1では、一次分断された溶融金属32が、凸部24によってせき止められ、その厚さが厚くなった水層241に衝突するよう構成されている。せき止められた水層241は、流下速度が遅くなるため、一次分断された溶融金属32は、水層241に対してより長く接触し続ける。その結果、熱容量の大きい溶融金属32であっても、十分に冷却することができる。
次に、本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法の一例として、上記の図1に示す金属粉末製造装置1を用いて金属粉末を製造する方法について説明する。
図3は、Fe−Niの状態図、図4は、Fe−Crの状態図、図5は、Fe−Cの状態図である。
このような方法で得られた金属粉末は、各粒子において、遷移金属元素と前述した副成分とが、均一かつ均質に存在したものとなる。
以下、各工程について順次説明する。なお、本明細書中において、「主成分」とは、金属粉末中で最も含有率の多い成分のことを言う。
まず、遷移金属元素を主成分とし、副成分として、Y、ZrおよびInからなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料を用意する。そして、この金属材料を金属粉末製造装置1の供給部3内に投入し、コイル33に通電して金属材料を溶融する。これにより、供給部3に溶融金属32が貯留される。
上述したような副成分は、主成分よりも少ない含有率で金属粉末に含まれる成分である。このため、金属粉末の特性は、主成分が有する特性が支配的になっており、副成分は、この主成分が有する特性を損なわない程度に添加されているのが好ましい。
次に、溶融金属を飛散させつつ、固化に至るまで105K/sec以上の冷却速度で冷却・固化させることにより、金属粉末を得る。
具体的には、供給部3に貯留した溶融金属32を、貫通孔31を介して、筒体2内に向けて吐出する。吐出された溶融金属32は、筒体2の蓋体21に設けられた開口部210を通過し、筒体2の内壁面に形成された水層241に衝突する。これにより、溶融金属32は、水層241の水勢によって飛散(分断)されるとともに、急激に冷却される。その結果、溶融金属32は、その融点を下回り、固化に至る。このようにして、水層241中に金属粉末が生成される。なお、金属粉末の各粒子において、主成分と副成分は合金化する(または、金属間化合物を形成する)。
ところが、仮に水層241が筒体2に対して相対的に停止している、換言すれば、流下していないとすると、この水蒸気の膜は、溶融金属32の周囲に長く留まることとなる。このようになると、水蒸気の膜が断熱材の作用をもたらすため、溶融金属32と水層241との間の熱伝導性が低下し、水蒸気の膜が溶融金属32の冷却速度が低下させてしまう。このため、溶融金属32が固化に至るまでに長い時間がかかってしまい、その間に溶融金属32中に金属間化合物が生成してしまうおそれがあった。
このようにして生成された金属粉末は、水に懸濁した状態で筒体2内を流下し、網状体26で濾し取られる。そして、金属粉末は、漏斗部22内を降下して筒体2の下端から回収される。一方、網状体26を通過し、筒体2の外部から流れ出た水は、カバー4によって集められ、タンク5内に戻される。
なお、水の流速が前記上限値を上回ってもよいが、冷却速度のそれ以上の向上は期待できないばかりか、水の流速が速くなり過ぎて、筒体2の内壁面が水との摩擦によって摩耗してしまうおそれがある。
また、金属粉末製造装置1によれば、筒体2内に水と溶融金属32とをそれぞれ連続的に供給することによって、金属粉末が連続的に生成されるため、大量生産が容易である。このため、金属粉末の製造コストの低コスト化を図ることができる。
このような方法としては、例えば、溶融金属32を液体窒素、液体ヘリウム等の液体に接触する方法等が挙げられる。
ここで、本発明に原材料として用いる金属材料は、前述したように、遷移金属元素を主成分とし、副成分として、Y、ZrおよびInからなる群から選択される少なくとも1種を含むものである。
ここで、焼結温度において原子配列が面心立方格子となるような金属粉末は、金属間化合物を生成し易いため、これにより焼結が阻害され、粉末冶金の際の焼結性が低いという問題が以前から知られていた。このため、このような金属粉末を用いて製造された焼結体は、緻密化が不十分になってしまうことが問題となっていた。
なお、副成分の含有率が前記下限値を下回った場合には、副成分の焼結性を高める作用が著しく低下するおそれがある。一方、副成分の含有率が前記上限値を上回った場合には、金属粉末の特性として、副成分が有する特性が顕在化し、本来、発現すべき主成分が有する特性が埋没するおそれがある。
ここで、焼結温度において原子配列が面心立方格子となるような組成の主成分としては、例えば、Al、Fe、Co、Ni、Cu等の各金属元素が挙げられ、これらのうちの1種を含む単体または基合金が挙げられる。
なお、主成分の含有率が前記下限値を下回った場合には、主成分が有する特性が低下するおそれがあり、主成分の含有率が前記上限値を上回った場合には、副成分の作用が十分に発揮されないおそれがある。
これに対し、前述したような副成分を含むことにより、本発明の粉末冶金用金属粉末は、デルタフェライトの析出を抑制し得るものとなる。これにより、耐食性に富んだ粉末冶金用金属粉末が得られ、最終的に耐食性に富んだ焼結体が得られる。
ここで、粉末冶金用金属粉末の粉末冶金における上述したような副成分の作用は、以下の(I)〜(III)の3つのメカニズムのうちの少なくとも1つに起因しているものと推察される。
この場合、焼結体の酸素含有率は、粉末冶金用金属粉末の酸素含有率に対して、10質量%以上の減少が期待できる。
以上のような3つのメカニズムのうちの少なくとも1つにより、前述したような副成分の作用が発揮されると考えられる。
また、オーステナイト系耐熱鋼としては、JIS G 4311〜4312等に規定の耐熱鋼のうち、例えば、SUH31、SUH35、SUH36、SUH37、SUH38、SUH309、SUH310、SUH330、SUH660、SUH661等が挙げられる。
また、前記主成分には、Co−Cr−Mo系合金を用いるのが好ましい。Co−Cr−Mo系合金は、やはり焼結性に劣るものの、人工関節等の医療用デバイス(インプラント)に好適に用いられる。
ここで、主成分としてCo−Cr−Mo系合金を用い、副成分としてY、ZrおよびInからなる群から選択される少なくとも1種を含む組成の粉末冶金用金属粉末を用いて医療用デバイスを製造することにより、機械的特性に優れ、欠損等のおそれのない医療用デバイスを確実に得ることができる。
また、特に、Cの含有率は、0.35質量%以下であるのが好ましく、0.3質量%以下であるのがより好ましい。
また、Siの含有率は、1質量%以下であるのが好ましい。
また、Mnの含有率は、20質量%以下であるのが好ましく、3質量%以下であるのがより好ましい。
また、Feの含有率は、6質量%以下であるのが好ましく、1質量%以下であるのがより好ましい。
さらに、Niの含有率は、1質量%以下であるのが好ましい。
また、例えば粉末冶金用金属粉末がFe系合金、Ni系合金またはCo系合金で構成されている場合、粉末冶金用金属粉末のタップ密度は、3.5g/cm3以上であるのが好ましく、4g/cm3以上であるのがより好ましい。このようにタップ密度が大きい粉末冶金用金属粉末であれば、成形体を得る際に、粒子間の充填性が特に高くなる。このため、最終的に、特に緻密な焼結体を得ることができる。
図6は、焼結体の製造方法を説明するための工程図である。
焼結体の製造方法は、図6に示すように、[A]組成物を用意する組成物調製工程と、[B]成形体を製造する成形工程と、[C]脱脂処理を施す脱脂工程と、[D]焼成を行う焼成工程とを有する。以下、各工程について順次説明する。
まず、本発明の粉末冶金用金属粉末と、バインダとを用意し、これらを混練機により混練し、混練物(組成物)を得る。
この混練物(コンパウンド)中では、粉末冶金用金属粉末が均一に分散している。
バインダとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエーテル、ポリビニルアルコール、またはこれらの共重合体等の各種樹脂や、各種ワックス、パラフィン、高級脂肪酸(例:ステアリン酸)、高級アルコール、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド等の各種有機バインダが挙げられ、これらのうち1種または2種以上を混合して用いることができる。
また、バインダの含有率は、混練物全体の2〜20質量%程度であるのが好ましく、5〜10質量%程度であるのがより好ましい。バインダの含有率が前記範囲内であることにより、成形性よく成形体を形成することができるとともに、密度を高め、成形体の形状の安定性等を特に優れたものとすることができる。また、これにより、成形体と脱脂体との大きさの差、いわゆる収縮率を最適化して、最終的に得られる焼結体の寸法精度の低下を防止することができる。
さらに、混練物中には、粉末冶金用金属粉末、バインダ、可塑剤の他に、例えば、酸化防止剤、脱脂促進剤、界面活性剤等の各種添加物を必要に応じ添加することができる。
また、混練物は、必要に応じ、ペレット(小塊)化される。ペレットの粒径は、例えば、1〜15mm程度とされる。
なお、混練物に代えて、造粒粉末を製造するようにしてもよい。
次に、混練物を成形して、目的の焼結体と同形状の成形体を製造する。
成形体の製造方法(成型方法)としては、特に限定されず、例えば、圧粉成形(圧縮成形)法、金属粉末射出成形(MIM:Metal Injection Molding)法、押出成形法等の各種成形法を用いることができる。
また、金属粉末射出成形法の場合の成形条件は、諸条件によって異なるものの、材料温度が80〜210℃程度、射出圧力が50〜500MPa(0.5〜5t/cm2)程度であるのが好ましい。
このようにして得られた成形体は、金属粉末の複数の粒子の間隙に、バインダが一様に分布した状態となる。
なお、作製される成形体の形状寸法は、以降の脱脂工程および焼成工程における成形体の収縮分を見込んで決定される。
次に、得られた成形体に脱脂処理(脱バインダ処理)を施し、脱脂体を得る。
具体的には、成形体を加熱して、バインダを分解することにより、成形体中からバインダを除去して、脱脂処理がなされる。
この脱脂処理は、例えば、成形体を加熱する方法、バインダを分解するガスに成形体を曝す方法等が挙げられる。
また、成形体を加熱する際の雰囲気は、特に限定されず、水素のような還元性ガス雰囲気、窒素、アルゴンのような不活性ガス雰囲気、大気のような酸化性ガス雰囲気、またはこれらの雰囲気を減圧した減圧雰囲気等が挙げられる。
なお、このような脱脂工程は、脱脂条件の異なる複数の過程(ステップ)に分けて行うことにより、成形体中のバインダをより速やかに、そして、成形体に残存させないように分解・除去することができる。
また、必要に応じて、脱脂体に対して切削、研磨、切断等の機械加工を施すようにしてもよい。脱脂体は、硬度が比較的低く、かつ比較的可塑性に富んでいるため、脱脂体の形状が崩れるのを防止しつつ、容易に機械加工を施すことができる。このような機械加工によれば、最終的に寸法精度の高い焼結体を容易に得ることができる。
前記工程[C]で得られた脱脂体を、焼成炉で焼成して焼結体を得る。
この焼結により、粉末冶金用金属粉末は、粒子同士の界面で拡散が生じ、焼結に至る。この際、前述したようなメカニズムによって、脱脂体が速やかに焼結される。その結果、全体的に緻密な高密度の焼結体が得られる。
ここでは、一例として、この粉末冶金用金属粉末が、Co−Cr−Mo系合金を主成分とし、前述したような副成分を0.01〜5質量%程度含むような組成の金属粉末である場合について説明する。
また、焼成の際の雰囲気は、特に限定されないが、金属粉末の酸化を防止することを考慮した場合、水素のような還元性ガス雰囲気、アルゴンのような不活性ガス雰囲気、またはこれらの雰囲気を減圧した減圧雰囲気等が挙げられる。
このようにして得られた焼結体は、相対密度の高いものが得られる。
具体的には、粉末冶金用金属粉末の組成によって若干異なるものの、2%以上の相対密度の向上が期待できる。
以上のことから、本発明の粉末冶金用金属粉末を用いることにより、焼結に伴って主成分が析出してしまうような組成であっても、焼結における緻密化を図ることができる。その結果、本発明の粉末冶金用金属粉末によれば、例えば、従来では製造することが困難であった、γ相を主成分とし、かつ高密度で機械的特性に優れた焼結体を容易に製造することができるようになる。このようにして得られたγ相を主成分とする焼結体は、γ相に特有の優れた機械的特性を有するため、例えば、構造部品等として極めて有用なものとなる。
また、このようにして得られた焼結体において、γ相の含有率が大きいほど、γ相に特有の機械的特性が顕著になることは言うまでもないが、この含有率は、好ましくは80原子%以上、より好ましくは90原子%以上とされる。なお、この含有率は、例えば、X線回折法によって測定することができる。
以上、本発明の粉末冶金用金属粉末の製造方法および粉末冶金用金属粉末について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、粉末冶金用金属粉末の製造方法では、必要に応じて、任意の工程を追加することもできる。
(実施例1)
[1]まず、Co−Cr−Mo系合金材料を用意した。このCo−Cr−Mo系合金材料には、副成分としてY(イットリウム)を含んでいる。そして、この合金材料を、図1に示す金属粉末製造装置1の供給部3内に投入し、1700℃で加熱して溶融した。これにより、供給部3内に溶融金属を得た。なお、用意したCo−Cr−Mo系合金材料の融点は、1590℃である。
また、得られた粉末冶金用金属粉末の粉末特性(平均粒径、タップ密度および比表面積)を測定し、表1に示す。
なお、バインダ溶液における有機バインダの量は、粉末冶金用金属粉末1kg当たり10gとした。また、バインダ溶液における水の量は、有機バインダ1g当たり50gとした。
[4]次に、粉末冶金用金属粉末を、造粒装置の処理容器内に投入した。そして、処理容器内の粉末冶金用金属粉末に向けて、造粒装置のスプレーノズルからバインダ溶液を噴霧しつつ、粉末冶金用金属粉末を転動・造粒し、造粒粉末を得た。
<成形条件>
・成形方法:圧粉成形
・成形圧力:600MPa(6t/cm2)
[6]次に、この成形体を以下の脱脂条件で脱脂、脱脂体を得た。
<脱脂条件>
・加熱温度 :470℃
・加熱時間 :1時間
・加熱雰囲気:アルゴン雰囲気
<焼成条件>
・加熱温度 :1280℃
・加熱時間 :3時間
・加熱雰囲気:アルゴン雰囲気
粉末冶金用金属粉末の組成が、表1に示すような組成になるように、金属粉末製造装置に投入する金属材料の組成を変更した以外は、それぞれ前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、それぞれ前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
筒体2に吐出した水の流速を5m/sとした以外は、前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
(実施例5)
Co−Cr−Mo系合金材料の溶融温度を1630℃に変更した以外は、前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
図2に示す金属粉末製造装置1を用いた以外は、前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。なお、このときの溶融金属の冷却速度は、106K/secであった。また、筒体2内に吐出した水の流速は、50m/sとした。また、流体ジェット61として、ガスジェットを用いた。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
粉末冶金用金属粉末の組成が、表1に示すような組成になるように、Co−Cr−Mo系合金材料の組成を変更した以外は、それぞれ前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、それぞれ前記実施例1と同様にして焼結体を得た。なお、原材料の溶融温度は、それぞれ表1に示す温度とした。
Co−Cr−Mo系合金材料の組成を、副成分を含まない組成に変更した以外は、前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
(比較例2)
前記実施例1の工程[2]において、以下に示すような金属粉末製造装置を用いた以外は、前記実施例1と同様にして粉末冶金用金属粉末を得た。そして、この粉末冶金用金属粉末を用いて、前記実施例1と同様にして焼結体を得た。
なお、このときの溶融金属の冷却速度は、104K/secであった。
2.1 焼結体の切断面の組成分布
各実施例および比較例2で得られた焼結体について、X線マイクロアナライザー(EPMA)による面分析によって、切断面の組成分布を評価した。
その結果、各実施例で得られた焼結体では、いずれも、主成分と副成分とがほぼ均一に分布していることが認められた。
一方、比較例2で得られた焼結体では、金属間化合物が生成していることが認められた。
各実施例および各比較例で得られた焼結体について、それぞれの焼結密度を測定した。なお、焼結密度の測定は、アルキメデス法(JIS Z 2501に規定)に準じた方法により行った。
また、測定された焼結密度と、各実施例および各比較例で用いたCo−Cr−Mo系合金の真密度とから、各実施例および各比較例の相対密度を算出した。
各実施例3、4、8、9および比較例1、2で得られた焼結体について、それぞれの引張強さを測定した。なお、引張強さの測定は、JIS Z 2241に規定の方法に準じて行った。
また、JIS Z 2241に規定の耐力の測定方法に準じて、永久伸び0.2%のときの耐力(0.2%耐力)を測定した。
各実施例3、4、8、9および比較例1、2で得られた焼結体について、それぞれの酸素含有率を測定した。
以上、2.2〜2.4の測定結果を表2に示す。
なお、実施例3と比較例で得られた焼結体の研磨断面の光学顕微鏡観察像を図7に示す。図7において、淡色部はCo−Cr−Mo系合金を示し、濃色部は空隙部を示す。図7からも、実施例3で得られた焼結体の観察像(図7(a))は、比較例1で得られた焼結体の観察像(図7(b))に比べて濃色部の空隙部の面積が少ないことが認められる。
また、比較例2では、粉末冶金用金属粉末が副成分を含んでいるものの、冷却速度が遅かったため、各粒子において、金属間化合物が生成してしまい、焼結体の密度が低かったと考えられる。
また、各実施例で得られた焼結体では、それぞれ、焼結前の粉末冶金用金属粉末に比べて酸素含有量の減少が認められた。一方、比較例では、そのような酸素含有量の減少は認められなかった。これらのことから、本発明によれば、焼結性の改善に加え、酸素含有量の少ない焼結体が得られるという利点もあることが明らかとなった。
Claims (10)
- 焼結温度において原子配列が面心立方格子となるような組成の遷移金属元素を主成分とし、該主成分よりも含有率の少ない副成分として、Y、ZrおよびInからなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料を、前記金属材料の融点をTm[℃]としたときにTm+50〜Tm+500[℃]で溶融し、溶融金属を得る第1の工程と、
前記溶融金属を飛散させつつ冷却・固化させることにより、金属粉末を得る第2の工程と、を有し、
前記第2の工程は、前記溶融金属を、筒状体の内壁面に沿って冷却液を旋回させることによって生じた流速10〜100m/secの冷却液流に接触させることにより、前記溶融金属を飛散させつつ、冷却・固化させる工程であり、
前記溶融金属が固化するまでの冷却速度が、105K/sec以上であることを特徴とする粉末冶金用金属粉末の製造方法。 - 前記第2の工程において、前記溶融金属を、流体ジェットに衝突させ、飛散させた後、前記飛散させた溶融金属を、筒状体の内壁面に沿って冷却液を旋回させることによって生じた冷却液流に接触させることにより、冷却・固化させる請求項1に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記冷却液流は、前記筒状体の鉛直上方から下方に向かって螺旋状に降下するよう形成されている請求項1または2に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記筒状体の内壁面には、前記筒状体の内径が部分的に縮小するように前記内壁面から突出したリング状の凸部が設けられており、
前記冷却液流の一部が、前記凸部にせき止められている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。 - 前記副成分の含有率は、0.01〜5質量%である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記主成分の含有率は、95質量%以上である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記主成分は、Fe、CoおよびNiから選択される少なくとも1種を含む単体または合金である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記主成分は、オーステナイト系ステンレス鋼またはCo−Cr−Mo系合金である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記Co−Cr−Mo系合金は、Crを26〜30質量%の割合で含有し、かつMoを4.5〜7質量%の割合で含有するCo基合金である請求項8に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
- 前記第2の工程において、得られる金属粉末の平均粒径が1〜30μmとなるように、前記溶融金属を飛散させる条件を設定する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の粉末冶金用金属粉末の製造方法。
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