JP5479647B1 - 溝切削器具、溝切削方法及び治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナンバープレートの固定具の頭部に溝を切り込む切削部を収納する治具であって、当該固定具の頭部に溝が切り込まれる際に前記ナンバープレートに接する面を有することを特徴とする。また、そのような治具を有する溝切削器具とする。また、そのような治具を用いる溝切削方法とする。
【選択図】図1
Description
このような盗難を防止するために、車両用ナンバープレートの盗難防止用の固定具(例えば、ボルト、ネジ、ビス、釘等があるが、これらに限定されない。)が考案されている。
このような盗難防止用の固定具の取付及び取外の方式としては、例えば、専用の工具を用いて特殊形状のビスをナンバープレートに取り付け及び取り外す方式、ビスをナンバープレートに取り付けた後、ビスに対して工具が使えないように、ビスの工具差し込み穴を塞ぐ方式、及び平面視ドーナツ形状を有し、その周囲にネジ頭の側壁を囲うペンチやプライヤなどの工具で挟み難い丸みを有する方式等がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ナンバープレートの変更登録等を行う場合には、車体に取り付けられているナンバープレートを取り外す必要がある。
しかし、ナンバープレートを車体から取り外すためには、盗難防止用の固定具をナンバープレートから抜かなければならない。このような場合、上記したように、盗難防止用の固定具を取り外すための専用の工具を必要とすることが多いが、これらの専用の工具を紛失した場合等に、その取り外しが困難になる。
このようなときに、盗難防止ビスを取り外す方法として、ディスクグラインダー等の工具により、固定具の頭部にドライバー溝を切り込み、この溝にマイナスドライバー先端を差し込んで回転させることで、固定具をナンバープレートから取り外す方法がある。
前記ナンバープレートに接する面のある位置、及び当該ナンバープレートに接する面と前記ナンバープレートとが接している時の当該ナンバープレートが有する前記固定具用の穴の中心から横方向に当該ナンバープレート面内を約50mm離れた位置。
当該ナンバープレートに接する面に形成された前記固定具頭部収納穴の外縁形状のほぼ中心から当該ナンバープレートに接する面の平面内を約50mm離れた位置。
前記第1カバーは、前方を向く平行な両側部と、当該両側部にそれぞれ連結されかつ前記ディスクグラインダーにそれぞれ取り付け可能な1対のフランジ部と、を有し、当該1対のフランジ部は、それぞれ後方に水平に延出して開口する切欠きを有する。
図1は、本発明の第1実施例として例示するディスクグラインダーを示す斜視図である。図2は、このディスクグラインダーのディスクグラインダー本体から治具を取り外した状態示す分解斜視図である。
図1に示すように、この実施例におけるディスクグラインダー1は、二点鎖線で示すナンバープレート200に固定された固定具である盗難防止ビス100に溝を切り込む電動工具であり、ディスクグラインダー本体10と盗難防止ビス取外用治具2とを備える。
このようなディスクグラインダー本体10は、周知の器具であるので、ここではその詳細な記載は省略する。
各側部31(32)は、板体を断面コ字状に折り曲げて形成した部分であり、各フランジ部33(34)が、この各側部31(32)上に起立した状態で連結されている。
図3に示すように、内側カバー3は、平行な両側部31,32を前方に向けた状態で、ディスクグラインダー本体10の前端部11に取り付け固定されている。
具体的には、図2に示すように、フランジ部33,34が、それぞれボルト穴33a,34aを有し、ディスクグラインダー本体10の前端部11が、これらボルト穴33a,34aに対応したボルト穴11b,11bをその両側面11a,11aに有している。
各フランジ部33(34)は、ボルト穴33a(34a)をボルト穴11b(11b)に一致させた状態で、ディスクグラインダー本体10の前端部11の側面11a(11a)に当接しており、六角ボルト35(36)によって、各側面11a(11a)に締付固定されている。
この外側カバー4は、図2に示すように、下面40の上両側に形成された両側部41,42と、下面40の上後方に取り付けられた後面部43と、下面40の上前方に取り付けられた前面部44とを有している。
図4に示すように、両側部41,42と下面40は、一枚の板体を折り曲げて形成したものである。具体的には、下面40の両側を内側に折り曲げて、断面コ字状の両側部41,42を形成した。そして、両側部41,42の内面間の距離を、内側カバー3の両側部31,32との外面間の距離とほぼ等しく設定し、内側カバー3の両側部31,32を、これら両側部41,42に内側からスライド自在に嵌め合わせた。
図5及び図7に示すように、前面部44は、ほぼ四角柱体であり、突出部45が、この前面44cのほぼ中央において前方(図5中の左方向)に突設されることが望ましい。そして、ビス頭部収納穴46がこの突出部45内に開けられている。この例では、突出部45の前面が、ナンバープレート200に接する面となる。
第2の凹部44fの厚さを、砥石12の厚さにほぼ等しく設定し、その曲率を、砥石12(使用による摩耗前)の曲率にほぼ等しく設定した。これにより、図7の二点鎖線で示すように、砥石12の前部分12aを、前面部44の凹部44d内に挿入させることができる。そして、図7の点線で示すように、前部分12aが第2の凹部44fの縁44f’に接触する直前するまで、前部分12aを、ビス頭部収納穴46側に移動させることができる。
ナンバープレートの様式は、道路運送車両法及び業界団体の規定により定められている。例えば、いわゆる中型標板の一例(支局名2文字、分類番号3桁の例)を挙げると、図9に示すように、縦(図9中の上下方向)の長さを165mm、横(図9中の左右方向)の長さを330mmとすること、及び文字や数字等の配置が同法令で規定されている。また、業界団体の規定によれば、この場合における左側のビス穴の中心点から支局名までの距離u(図9参照)を21mm、右側のビス穴の中心点から分類番号までの距離v(図9参照)を16mmとすることが定められている。
そして、これらの支局名や分類番号等の数字や文字は突設することが求められる(同法等においては、「浮出し」等と呼ばれる)。なお、この他にも、支局名の文字数、分類番号の桁数、大型自動車や小型自動車かの違い等に応じて各様式が定められているが、その内容は各法令及び業界団体の規定から明らかであるためここでは記載を省略する。
図9の例では、第1領域の横(X1)の長さは81mm、縦(Y1)の長さは90mm、第2領域の横(X2)の長さは76mm、縦(Y2)の長さは70mmである。そのため、第1領域と第2領域の両方の範囲内に収まる形状は、ナンバープレートに接した状態における横の長さが76mm以下で、縦の長さが70mm以下の形状である。そして、この範囲に収まる形状であれば、円形状、だ円形状、四角形状、多角形状等、任意の形状に設定することができる。
もっとも、ナンバープレートの突出領域を避ける形状は小さければ小さいほど、より多くの様式のナンバープレートに用いることができる。例えば、中型標板を例に説明すると、縦方向の文字や数字等の位置関係は、殆どが図9に示したものに統一されているため、第1領域と第2領域の両方の範囲内に収まる形状の縦の長さは前述の70mm以下である。また、左側のビス穴の中心点から支局名までの距離uの最小サイズは13.5mmであり、右側のビス穴の中心点から分類番号までの距離vの最小サイズは12.5mmである(支局名4文字、分類番号2桁の中型標板)。そのため、第3領域の横の長さ(u+v)の最小サイズは26mmである。そこで、ナンバープレートの突出領域を避ける形状の横の長さを26mm以下、縦の長さ70mmを以下とすれば、殆ど全て中型標板に用いることができる。
通常、ナンバープレート200に突設される部位の高さは約1〜1.2mmである。そこで、突出部45を設ける場合には、その高さh(図7参照)を約1mm以上とすることが望ましく、さらに約1.2mm以上とすれば汎用性が高まる。
また、突出部45の高さhが1mm以上3.5mm以下の場合、図7に示すように、その前面部44は前方に向かって若干突出する傾斜面を有することが望ましい。これにより盗難防止ビスを切削する際、突出部45の前面以外の面(前面44c参照)がナンバープレートに接触することを低減できる。
ビス頭部収納穴46は、盗難防止ビス100の頭部110(図1参照)を嵌合するための穴であり、ナンバープレートに接する面(本実施例では、突出部45の前面)において開口する。このビス頭部収納穴46は、その奥部46aにおいて、凹部44dの第2の凹部44fと連通している。
このように、ビス頭部収納穴46に連通した第2の凹部44fの縁44f’は、奥部46aよりも、所定距離aだけ、ビス頭部収納穴46の開口側に位置している。すなわち、図7の点線で示すように、砥石12(使用による摩耗前)の前部分12aが第2の凹部44fの縁44f’に接触する直前まで接近した時点で、前部分12aがビス頭部収納穴46内に所定距離aだけ進入するように、設定した。
さらに、ザグリ深さdを盗難防止ビスの頭部の高さとほぼ同じサイズに設定すれば、使用の際、盗難防止ビスの頭部とビス頭部収納穴46とがしっかりと嵌合する。そこで、例えば、盗難防止ビスの頭部の高さは通常約4mmであることから、ザグリ深さdを約4mmに設定することが望ましい。
図1において、付勢部材5は、外側カバー4を内側カバー3に対してスライド方向前方(図の左方)に付勢する部材であり、1対のスプリング51,52で成る。
スプリング51(52)は、内側カバー3の各側部31(32)と外側カバー4の各側部41(42)との間に介設されている。
具体的には、図2に示すように、スプリング51(52)の前端部51a(52a)を、内側カバー3のフランジ部33(34)の前部に固定し、後端部51b(52b)を、ビス61(62)によって、外側カバー4の側部41(42)の上面に締付固定した。
図12は、盗難防止ビス取外用治具2を示す平面図であり、図13は、図12の矢視C−C断面図である。
図12に示すように、ビス62(61)は、スプリング52(51)の後端部52b(51b)を外側カバー4の側部42(41)上面に締付固定すると共に、図13に示すように、その胴部62a(61a)を側部42(41)の下方に突出させている。
これにより、スプリング52(51)に付勢されているビス62(61)の胴部62a(61a)が、内側カバー3の側部32(31)後端に係合して、図12の二点鎖線で示す砥石12の前部分12aと突出部45の前面との距離、即ち外側カバー4の前方スライド量を、凹部内距離A(図7の二点鎖線で示すように、初期位置における砥石12の前部分12aから突出部45の前面までの距離)に規制している。すなわち、第1ストッパー6は、砥石12の初期位置を決定している(以下、砥石12が初期位置にあるときの状態を「初期状態」という。)。
これにより、図12において、外側カバー4を固定した状態で、内側カバー3を前方(図12の左方)にスライドさせ、砥石12の前部分12aをビス頭部収納穴46に向かって移動させていくと、各フランジ部34(33)が初期状態から距離Wだけ移動した時点で、ストッパー板体70が各フランジ部34(33)に係合し、前部分12aの更なる移動が阻止される。
したがって、ストッパー板体70と初期状態の各フランジ部34(33)との距離Wを調整することで、内側カバー3の前方スライド量、即ち砥石12の初期位置からの移動量を任意に設定することができる。
この実施例では、理解を容易にするため、ストッパー板体70と初期状態における各フランジ部34(33)との距離Wを、上記最大スライド量sに設定して、砥石12の前部分12aを第2の凹部44fの縁44f’直近迄移動させることができるようにした。
勿論、ストッパー板体70と各フランジ部34(33)の距離Wを、最大スライド量sよりも短い所望のスライド量s’に設定することにより、前部分12aを、縁44f’直近よりも手前の位置でストップさせることができる。なお、ここではストッパー板体70と各フランジ部34(33)とが係合する例を説明したが、ストッパー70がディスクグラインダー本体の前面11cに係合して、前部分12aの更なる移動が阻止される構成としてもよい。
まず、図3に示すように、六角ボルト35,36によって、内側カバー3をディスクグラインダー本体10の前端部11に取り付ける。
しかる後、図2において、後面部43を取り付けていない盗難防止ビス取外用治具2を、両側部41,42を介して、内側カバー3の両側部31,32にスライド嵌挿する。そして、内側カバー3に取り付けられているスプリング51,52の後端部51b,52bを、ビス61,62によって、外側カバー4の両側部41,42に固定し、ビス61,62の胴部61a,62aを両側部31,32に係合させる(図13参照)。
最後に、図4の実線で示す後面部43を、二点鎖線で示すように、外側カバー4の下面40後方にビス43a,43aにて締付固定する。これにより、砥石12が、外側カバー4内に無接触状態で収納された状態になる。
以上のようにして、図1に示すように、盗難防止ビス取外用治具2を、ディスクグラインダー本体10に取り付けることができる。
なお、この使用例は、この発明のドライバー溝切込み方法を具体的に実行するものでもある。
図14は、ビス頭部収納穴46を盗難防止ビス100の頭部110に嵌合させる手前の状態を示す概略平面図であり、図15は、ビス頭部収納穴46を盗難防止ビス100の頭部110に嵌合させた状態を示す概略平面図である。
図14に示すように、まず、盗難防止ビス取外用治具2を、図1に示したディスクグラインダー本体10と一体に、ナンバープレート200を固定している盗難防止ビス100側に移動させる。この際、突出部45を照準にして、ビス頭部収納穴46を盗難防止ビス100の頭部110に嵌合させるように動かす。
かかる状態では、また、外側カバー4は、付勢部材5のスプリング51,52による付勢力と第1ストッパー6のビス61,62の係合力とによって、砥石12の前部分12a前端と突出部45の前面との距離が凹部内距離A(図7参照)に保持されており、砥石12が、初期位置にある。
そして、図15に示すように、ビス頭部収納穴46を、盗難防止ビス100の頭部110に嵌合させる。また、その前後又は同時に、電源スイッチをオンにして、ディスクグラインダー本体10のモーターを駆動させ、砥石12を回転させる。
図16に示すように、砥石12を回転させながら、ディスクグラインダー本体10を、盗難防止ビス100側に押圧していくと、破線矢印で示すように、内側カバー3がスプリング51,52の付勢力に抗して、外側カバー4に対して前方(図16の左方)にスライドする。この結果、回転している砥石12の前部分12aが、初期位置から盗難防止ビス100の頭部110側に向かって移動する。ディスクグラインダー本体10をさらに押圧していくと、砥石12の前部分12aが、ビス頭部収納穴46に進入し、頭部110の先端を切り込み始める。
このように、盗難防止ビス100の頭部110を切り込み始めると、振動等により、手振れが発生しようとする。
しかし、本実施例では、突出部45の前面(実線)がナンバープレート200(二点鎖線)に接した状態、又はビス頭部収納穴46が盗難防止ビス100の頭部110に嵌合した状態の両方またはいずれか一方の状態で切り込むため、熟練者でなくても、ドライバー溝を切り込むことができる。
しかし、本実施例では、後面部43が、外側カバー4内を後方から遮蔽しているので、外側カバー4の後部から飛び出す火花の量が低減する。
図17に示すように、ディスクグラインダー本体10を押圧し続けると、砥石12の前部分12aは、頭部110に食い込みながら、第2の凹部44fの縁44f’に向かう。そして、内側カバー3のフランジ部33,34が、第2ストッパー7のストッパー板体70に係合して、砥石12の移動を規制する。
このとき、前述したように、ストッパー板体70とフランジ部34(33)との距離Wを、最大スライド量sに設定してあるので、図7の点線で示したように、前部分12aが第2の凹部44fの縁44f’に接触する直前まで接近し、盗難防止ビス100の頭部110を所定距離a迄切り込む(なお、この実施例では、理解を容易にするため、盗難防止ビス100の頭部110の先端が図7に示した奥部46aに位置する場合を例示しているが、これに限定されない。)。
この結果、深さと長さが最大(最大深さa、最大長さb)のドライバー溝111がビス頭部110に形成される。
上記工程により、頭部110の切込み作業を終了した後は、図18に示すように、盗難防止ビス取外用治具2を、ディスクグラインダー本体10と一体に、盗難防止ビス100から離反させる。すると、外側カバー4が、矢印で示すように、スプリング51,52の付勢力によってスライドし、砥石12が初期位置に復旧する。
以後、図示しないマイナスドライバーの先を、盗難防止ビス100の頭部110に形成されたドライバー溝111に挿入して、回転させることにより、盗難防止ビス100をナンバープレート200から取り外すことができる。
上記では、ストッパー板体70とフランジ部34(33)との距離Wを、最大スライド量sに設定した場合の盗難防止ビス取外用治具付きディスクグラインダーの使用例を説明した。
この場合には、図19の(a)に示すように、砥石12の前部分12aが、外側カバー4の第2の凹部44fの縁44f’に接触する直前まで接近し、盗難防止ビス100の頭部110が、最大深さaに食い込むこととなる(前述のとおり、この実施例では、理解を容易にするため、盗難防止ビス100の頭部110の先端が図7に示した奥部46aに位置する場合を例示しているが、これに限定されない。)。
しかし、ストッパー板体70とフランジ部34(33)との距離Wを、最大スライド量sよりも短いにスライド量s’に設定することで、図19の(b)に示すように、砥石12の前部分12aを、外側カバー4の第2の凹部44fの縁44f’のかなり手前で停止させることができる。
したがって、かかる場合には、図20の(b)に示すように、最大深さaよりも浅く最大長さbよりも短い長さb’のドライバー溝111が、頭部110に形成される。
特に、砥石12が曲率を有している場合、ドライバー溝111の中央部よりも両端部の方が溝が浅くなるが、そのような場合、両端部でも1mm以上の深さの溝が形成されることが望ましい。例えば、砥石12の直径は通常約60mmから約100mmの範囲であることが多く、かつ盗難防止ビス100の頭部110高さは約4mmであることが多いことから、ドライバー溝111の中央において、深さ約1.4mm以上のドライバー溝111を形成することができるように設定する。これにより、ドライバー溝111の両端部(図20参照)においても、約1mm(ミリメートル)以上の深さの溝が形成される。
また、ドライバー溝111の中央が盗難防止ビス100の頭部110のほぼ中央に来るように設計することが望ましい(図20参照)。ドライバー溝111の中央が盗難防止ビス100の頭部110の中央から大きく外れてしまうと、ドライバー溝の長さが短くなってしまうことがあるためである。
次に、第2実施例として、第1実施例で例示した前面部44の変形例について説明する。
図21は、変形例である前面部44’の斜視図であり、図22は、前面部44’の前面図であり、図23は、図22の矢視A’−A’断面図であり、図24は、図22の矢視B’−B’断面図である。図21〜図24において、図5から図8と同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。
この場合、砥石12を突出部45の前面から突出させること(すなわち、最大スライド量sを凹部内距離Aよりも大きくすること)が可能となる。
しかし、この場合であっても、図23に示すように、砥石12の前部分12aが突出部45の前面より前方に突出しないように(すなわち、最大スライド量sが凹部内距離Aよりも大きくならないように)、第2ストッパー7を設計することが望ましい(図1、図2及び図12参照)。
砥石がナンバープレートに接する面(突出部45の前面)から突出しない構成とすることにより、砥石によりナンバープレートが傷つけられる事態が低減する。
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図25は、この発明の第3実施例の要部を示す断面図であり、図26は、第3実施例に適用された前面部44の前面図であり、図27は、弾性リング部材を示す斜視図である。
図25に示すように、この実施例は、弾性リング部材8が、盗難防止ビス取外用治具2の外側カバー4のビス頭部収納穴46に着脱自在に嵌め込まれている点が、上記第1実施例や第2実施例と異なる。
市販されている盗難防止ビスの頭部のサイズは、統一されておらず、各種のサイズの盗難防止ビスが存在する。例えば、出願現在において市場に一般に流通している最大サイズの盗難防止ビスは直径20mmで高さが4mm〜5mmのサイズの頭部110を有する盗難防止ビス100であるが、それよりも小さいサイズの盗難防止ビスも市販されている。
この実施例では、小さいサイズの盗難防止ビスについても、所望のドライバー溝を切り込み可能な治具を提供する。
具体的には、図27に示すように、弾性リング部材8を、ゴム素材をリング状にして形成し、弾性リング部材8の外周面81を、ビス頭部収納穴46に対応した形状(本実施例では、テーパ形状)に設定し、内側の穴80を、ビス頭部収納穴46よりも小径の盗難防止ビス頭部110に対応した形状に設定した。そして、弾性リング部材8の外周面81に、対向する1対の耳部82,82が突設した。
一方、図26に示すように、ビス頭部収納穴46の内周壁46bには、対向する1対の溝46c,46cを形成した。そして、耳部82,82を、これらの溝46c,46cに圧入した状態で、弾性リング部材8を、ビス頭部収納穴46内に着脱自在に挿入した。
また、弾性リング部材8の下部に、砥石12を避ける溝83,83を形成し、溝83,83を、ビス頭部収納穴46の砥石溝46d,46dにそれぞれ連通させた。
また、弾性リング部材8の耳部82,82が、ビス頭部収納穴46の溝46c,46cに圧入されているので、弾性リング部材8の外れやビス頭部収納穴46内での動き防止することができる。
そして、弾性リング部材8を、ビス頭部収納穴46から取り外すことで、ビス頭部収納穴46と同径の盗難防止ビス100の頭部110に、所望深さで所望長さのドライバー溝111を切り込むことができる。
また、異なる大きさの穴80を有する弾性リング部材8に交換することで、各種大きさの頭部110を有した盗難防止ビス100に対応することができる。
さらに、弾性リング部材8は、ゴム素材で形成されているので、頭部110とビス頭部収納穴46とがフィットし、頭部110がビス頭部収納穴46内で滑ることはない。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例や第2実施例と同様であるので、それらの記載は省略する。
次に、第4実施例として、第1〜3実施例で例示した治具の前面部44の変形例について説明する。
車両用ナンバープレートには、ナンバープレートの外周縁辺をカバーするナンバープレート枠が設けられることがある。例えば、図28、図29で示すように、ナンバープレート枠220が、ナンバープレート200の外周縁辺をカバーするように設けられる。なお、ここでは、ビート210は、ナンバープレート枠220にカバーされて隠れている(破線部分参照)。
しかして、ディスクグラインダーの使用時に、このナンバープレート枠の突出があることにより、治具の有するナンバープレートに接する面(本実施例では、突出部45の前面)の全部又は一部がナンバープレートに接することを妨げられることがある。
そこで、本実施例においては、このようなナンバープレート枠が設けられる場合であっても、ナンバープレートと治具の有するナンバープレートに接する面とが接することができるように、治具使用時におけるナンバープレート枠との接触を避けるための高低差を有する構成とする。
例えば、ナンバープレート枠の突出の位置は、通常ナンバープレートの外周縁辺である(図29参照)。そして、ナンバープレート枠はナンバープレートの外周縁端から内側に若干食い込んで形成されることがあるが、その食い込み量は、最大で約10mmである(図29、図30参照)。また、ナンバープレートの外周縁端からナンバープレートに形成されるビス穴の位置までの距離は、道路運送車両交通法や業界団体の規定により定められている。例えば、中型標板用のナンバープレートの例の場合、通常、ナンバープレートに形成されているビス穴230の中心点Oの位置は、ナンバープレートの縁端から横方向に60mmの位置である(図9、図29、図30参照)。
そこで、図31に示すように、治具の前面部44の前面44cは、(i)ナンバープレートに接する面と、(ii)ディスクグラインダー使用時にナンバープレートのビス穴の中心点Oからナンバープレート面内を横方向に約50mm離れた位置Uにある面とで、高低差(Z)約10mm以上を有する。このような高低差Zを治具の前面44cが少なくとも一部において有していれば、ディスクグラインダー使用時に、前記治具の前面とナンバープレート枠との接触を避けることができる。
もっとも、図31に示すような傾斜面(その途中に段差等を有しても良い。)を有する構成とした方が、ディスクグラインダー使用時においてビス頭部収納穴46以外の前面部45から砥石が不必要に前方に突き出る量を少なくしやすい。
次に、この発明の第5実施例について説明する。
図32は、この発明の第5実施例のディスクグラインダーを示す分解斜視図であり、図33は、ピンホールを説明するための断面図である。
この実施例は、ディスクグラインダー本体10を盗難防止ビス取外用治具2から取り外すことができる機構と、砥石12の刃先位置を調整することができる機構とを備える点が、上記第1実施例のディスクグラインダーと異なる。
上記第1実施例のディスクグラインダーでは、ディスクグラインダー本体10を盗難防止ビス取外用治具2から取り外して、砥石12を交換するには、図1及び図2において、六角ボルト35,36を外すと共にスプリング51,52を固定しているビス61,62を取り外す作業を行う必要がある。そして、火花防止用の後面部43を取り外す作業を行った後、ディスクグラインダー1を盗難防止ビス取外用治具2から抜いて、砥石12を交換するという作業が必要であった。
そこで、この実施例では、図32に示すように、切欠き33c,34c及びドア状の後面部43’を設けた。これにより、盗難防止ビス取外用治具2をディスクグラインダー本体10から迅速に取り外すことができる機構を構成した。
これにより、六角ボルト35(36)を切欠き33c(34c)を通じてボルト穴11b(11b)にねじ込むことで、内側カバー3をディスクグラインダー本体10の前端部11に固定することができる。また、六角ボルト35(36)を緩め、ディスクグラインダー本体10を、図32の矢印で示すように、切欠き33c(34c)の開口側に引っ張ることで、ディスクグラインダー本体10を内側カバー3から引き抜くことができる。
また、後面部43’は、外側カバー4の後面部分に、開閉自在に取り付けられている。詳しくは、後面部43’の右端を、蝶番43a’を介して側部41に取り付け、留め金43b’を後面部43’の左端に取り付けた。
これにより、後面部43’を閉め、留め金43b’の突状のフック43c’を側部42の後端に設けられた図示しない穴に圧入することで、後面部43’の閉状態を維持することができる。
砥石12が摩耗すると、盗難防止ビス100の頭部110に対して、所望深さのドライバー溝111(図20参照)を形成することができなくなる。このため、この実施例では、砥石12の刃先位置を調整する機構を、長孔70b,70bを有するストッパー板体70とピンホール71とで構成した。
これにより、ビス70a(70a)を長孔70b(70b)を通じて穴70d(70d)にねじ込むことで、ストッパー板体70を前面部44の上面に固定することができる。また、ビス70a(70a)を緩め、ストッパー板体70を、図32の矢印で示すように、前後方向に動かすことで、ストッパー板体70を前面部44上面の所望位置に位置決めすることができる。
このピンホール71の直径を例えば約2mmとする。このピンホール71の直径があまり大きすぎるとディスクグラインダーの使用時に火花が前方に飛び出して、ナンバープレートに汚れ等が生じるおそれがある。他方、ピン(針金等を含む。)はその直径が1mm程度のものが多く市販されているので、ピン使用時におけるクリアランスを約1mm設けて、ピンホールの直径を約2mmとした。
その位置は、所望の位置、例えば、図7及び図8において、ピンホール71の中心点が奥部46aからビス頭部収納穴46内(前方)に距離a+約1mm(例えば、a=1.4mmの場合は、約2.4mm)だけ進入した位置に設定されている。ピンホール71の中心点の位置を距離aよりもさらに約1mmだけ前方に設定するのは、上述のピン直径とピンホール直径とのクリアランス約1mmを考慮したものである。
これにより、図示しない例えば直径1mm程度のピンをピンホール71内に挿入し、砥石12の刃先をそのピンに接触させて、かつそのピンをピンホール71の前方先端に接触させる。この状態で内側カバー3のフランジ部33(34)がストッパー板体70の後端70cに当接するように、ストッパー板体70を前面部44上面に固定する。これによって砥石12が、深さと長さが最大(最大深さa、最大長さb)のドライバー溝111を盗難防止ビス100の頭部110に切り込むようになる(図7及び図20参照。なお、この実施例では、理解を容易にするため、盗難防止ビス100の頭部110の先端が図7に示した奥部46aに位置する場合を例示している。)。
これにより、図示しない例えば直径1mm程度のピンをピンホール71内に挿入し、そのピンをピンホール71の後方末端に当接させ、砥石12の刃先がそのピンに触れたときに、内側カバー3のフランジ部33(34)がストッパー板体70の後端70cに当接するように、ストッパー板体70を前面部44上面に固定する。
図34は、摩耗前の砥石12の刃先の状態を示す概略平面図であり、図35は、刃先位置を調整した状態を示す概略平面図である。
図34に示すように、外側カバー4の前面部44をナンバープレート200に当接して、内側カバー3のフランジ部33(34)がストッパー板体70の後端70cに突き当たるまで、ディスクグラインダー本体10をナンバープレート200側に押し込む。すると、二点鎖線で示すように、砥石12の刃先が、ピンホール71の位置に至り、所望深さaのドライバー溝111が盗難防止ビス100の頭部110に形成されることとなる。
しかし、多数回の切削作業により、砥石12が摩耗すると、内側カバー3のフランジ部33(34)がストッパー板体70の後端70cに突き当たるまで、ディスクグラインダー本体10をナンバープレート200側に押し込んでも、図34の破線で示すように、砥石12の刃先がピンホール71の位置に至らないという状態が生じる。かかる状態で切削した難防止ビス100のドライバー溝111の深さは、所望深さaよりも距離g(砥石が摩耗した量)だけ浅くなってしまう。
そこで、図35に示すように、ストッパー板体70のビス70a,70aを緩め、ストッパー板体70を前方(図の左方)に移動させる。このとき、上記したピン(針金等でも良い。)をピンホール71内に挿入して、ディスクグラインダー本体10を前方に移動させる。そして、砥石12の刃先がこのピンに触れたときに、ストッパー板体70の後端70cが内側カバー3のフランジ部33,34に当接するように、ストッパー板体70をビス70a,70aにて前面部44上面に調整固定する。
これにより、内側カバー3のフランジ部33(34)がストッパー板体70に突き当たるまで、ディスクグラインダー本体10をナンバープレート200側に押し込むと、図35の破線で示すように、砥石12の刃先が、ピンホール71の位置に至り、所望深さaのドライバー溝111が盗難防止ビス100に形成される。
ディスクグラインダー本体10の押し込み時において、図34に示すように、砥石12が摩耗する前は、目盛り72とストッパー板体70の後端70cとの位置が一致するが、摩耗した砥石12の位置調整後は、図35に示すように、目盛り72とストッパー板体70の後端70cとの位置が摩耗量gだけずれる。
したがって、目盛り72とストッパー板体70の後端70cとの位置関係を見ることで、砥石12の摩耗量を知ることができ、この摩耗量が所定量より大きくなった時に、砥石12を交換する。なお、砥石12の交換の目印となる目盛り73(不図示)を外側カバー4の前面部44に設けてもよい。この場合、ストッパー板体70の後端70cが目盛り73(不図示)の位置までずれたことを砥石12の交換の目安にできる。
砥石12の交換前は、図36の(a)に示すように、後面部43’が完全に閉じられ、ディスクグラインダー本体10の砥石12が盗難防止ビス取外用治具2の外側カバー4内に収納された状態になっている。
砥石12を交換する際には、かかる状態から、フック43c’(図32参照)を外し、図36の(b)に示すように、後面部43’を開いて、外側カバー4の後部を完全に開放する。
また、六角ボルト35(36)を緩めて、六角ボルト35(36)によるフランジ部33(34)への締付力を解放する。なお、この六角ボルト35(36)の締付力の解放と上記の外側カバー4の後部の開放の順番はどちらが先でも良い。
この状態で、図36の(c)の矢印でに示すように、ディスクグラインダー本体10全体を後方に引っ張る。
これにより、六角ボルト35(36)の胴部が切欠き33c(34c)内を後方に滑り、後端の開口から脱出し、砥石12が外側カバー4内から完全に取り出される。
かかる状態で、摩耗した砥石12を新しい砥石12に交換し、盗難防止ビス取外用治具2の外側カバー4内に戻す。そして、六角ボルト35(36)を切欠き33c(34c)を通じてフランジ部33(34)に締付すると共に、後面部43’を閉じて、フック43c’(図32参照)を掛けることで、砥石12の交換作業が、終了する。
その他は上記の構成、作用及び効果に反しない限りで、上記第1実施例〜第4実施例と適宜組み合わせて設計できることは言うまでもない。
次に、この発明の第6実施例について説明する。
図43は、この発明の第6実施例に係るディスクグラインダーを示す分解斜視図であり、図44は、第6実施例の断面図である。
図32に例示した内側カバー3の側部31(32)と外側カバー4の側部41(42)は、共に断面略コ字状に形成してあるため、内側カバー3を外側カバー4に嵌め込んだ際には、側部31(32)の側面31a(32a)と側部41(42)の側面41a(42a)とが対抗して接触した状態になる。このため、側面31a(32a)と側面41a(42a)との接触抵抗により、内側カバー3や外側カバー4がスムーズに動かないときがある。特に、砥石12や盗難防止ビス100の切削粉が、側面31a(32a)と側面41a(42a)との間に入り込んだ場合には、グリース等を側面31a(32a)と側面41a(42a)との間に塗り込まなければ、内側カバー3や外側カバー4をスムーズに動かすことができないことがあった。
具体的には、図43に示すように、内側カバー3の側部31(32)の側面31a(32a)を断面凸状に折り曲げて、幅狭の突出部31a’(32a’)を形成した。一方、外側カバー4の側部41(42)においては、側面41a(42a)を断面テーパ状に折り曲げて、突出部31a’(32a’)と等幅の受け面41a’(42a’)を形成した。
このため、内側カバー3や外側カバー4をスムーズに動かすことができる。
例えば、図45に示すように、突出部31a’(32a’)とほぼ等しい幅のレール49を、側面31a(32a)又は側面41a(42a)内面のいずれかにスライド方向に水平に取り付けた構成としても、この実施例と同様の作用効果を得ることができる。
その他は上記の構成、作用及び効果に反しない限りで、上記第1実施例〜第5実施例と適宜組み合わせて設計できることは言うまでもない
次に、この発明の第7実施例について説明する。
図46は、この発明の第7実施例に係るディスクグラインダーを示す概略図であり、図47は、機能を示す概略図である。
この実施例は、ディスクグラインダー本体を押し込むと、砥石が自動的に回転する構成とした点が、上記第1〜第6実施例と異なる。
すなわち、図46に示すように、スイッチ90を、内側カバー3の側部31(32)に取り付けると共に、突出部92を外側カバー4の側部41(42)の内側に形成した。
スイッチ90は、例えば周知のマイクロスイッチであり、その可動端子91が矢印で示す方向に倒されたときにオンになり、砥石12を回転させる図示しないモータを駆動させる機能を有する。
これにより、スイッチ90が、オン状態になり、図示しないモータが駆動して、砥石12が回転し始めることとなる。
そして、ディスクグラインダー本体10を戻すと、内側カバー3が元の位置に復旧して、スイッチ90の可動端子91が元の位置に戻り、スイッチ90がオフ状態になって、砥石12の回転が停止する。なお、スイッチ90は、上記の構成に限られず、レーザー等によりディスクグラインダー本体が押し込まれたことを検知して、図示しないモータの駆動をオン・オフさせるものであってもよい。
その他は上記の構成、作用及び効果に反しない限りで、上記第1実施例〜第6実施例と適宜組み合わせて設計できることは言うまでもない
例えば、上記実施例では、両側部31,32が分離した内側カバー3を適用した盗難防止ビス取外用治具2について例示したが、内側カバー3は、これに限るものではなく、図48に示すように、下部37において連結した両側部31,32を有する内側カバー3’を備える治具2等もこの発明の範囲に含まれる。また、盗難防止ビス取外用治具2を市販のディスクグラインダーに設置する構成としても良い。また、内側カバー3と外側カバー4は内外を逆転させても良い。例えば、内側カバー3の両側部の内面距離を外側カバー4の両側部の外面距離よりも僅かに長く設定しつつ、内側カバー3のフランジ部を、内側カバーの各側部下に降下した状態で連結させることにより、第2ストッパー7と係合させる(不図示)。または、内側カバー3のフランジ部は内側カバーの各側部上に起立した状態で連結させ(図2のフランジ部33,34参照)、第2ストッパーの後方に第2ストッパー上に起立した状態のフランジ部(不図示)を連結させることにより、内側カバー3のフランジ部と第2ストッパーのフランジ部とを係合させる。
43b’・・・留め金、 43c’,51c,52c・・・フック、 44・・・前面部、 44c・・・前面、 44d・・・凹部、 44e・・・第1の凹部、 44f・・・第2の凹部、 44f・・・縁、 44g・・・裏面、 31a’,32a’,45,9a,92 ・・・突出部、 46・・・ビス頭部収納穴、 46a・・・内周壁、 46b・・・奥部、 46c,83・・・溝、 46d,・・・砥石溝、 49・・・レール、 51,52・・・スプリング、 51b,52b・・・後端部、 61a,62a・・・胴部、 70・・・ストッパー板体、 70b・・・長孔、
70c・・・後端、 71・・・ピンホール、 71’,71’’・・・スリット窓、 70d,80・・・穴、 72・・・目盛り、 73・・・目印、 81・・・外周面、 81・・・耳部、 90・・・スイッチ、
91・・・可動端子、100・・・盗難防止ビス、 110・・・頭部、 111・・・ドライバー溝、 200・・・ナンバープレート、 210・・・ビート、 220・・・ナンバープレート枠、 230・・・ビス穴。
Claims (30)
- ナンバープレートの固定具の頭部に溝を切り込む切削部を収納する治具であって、当該固定具の頭部に溝が切り込まれる際に前記ナンバープレートに接する面を有することを特徴とする。
- 請求項1に記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、前記固定具の頭部を収納する固定具頭部収納穴を有することを特徴とする。
- 請求項2に記載した治具であって、前記固定具の頭部に溝が切り込まれる際に、前記固定具頭部収納穴は前記固定具の頭部に嵌合することを特徴とする。
- 請求項2又は3に記載した治具であって、前記固定具頭部収納穴は前記固定具の頭部に対応する形状を有することを特徴とする。
- 請求項1から4のいずれかに記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、前記ナンバープレートの突出領域を避ける形状を有することを特徴とする。
- 請求項1から4のいずれかに記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、縦の長さ70mm、横の長さ76mmの範囲に収まる形状を有することを特徴とする。
- 請求項4に記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、前記ナンバープレートの左側のビス穴の中心点から支局名までの距離と前記ナンバープレートの右側のビス穴の中心点から分類番号までの距離との和を横の長さとする範囲に収まる形状を有することを特徴とする。
- 請求項4に記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、横の長さ26mm、縦の長さ70mmの範囲に収まる形状を有することを特徴とする。
- 請求項1から8のいずれかに記載した治具であって、前記ナンバープレートに接する面は、当該治具の前面において突設された突出部に形成されていることを特徴とする。
- 請求項9に記載の治具であって、前記突出部の高さは、当該治具の前面から1mm以上であることを特徴とする。
- 請求項9に記載の治具であって、前記突出部の高さは、1mm以上、3.5mm以下であり、前記治具の前面が前方に突出する傾斜面を有することを特徴とする。
- 請求項1から11のいずれかに記載した治具であって、前記治具の前面は、ナンバープレート枠が設けられたナンバープレートに対して当該治具が使用されるときに当該ナンバープレート枠と接触することを避けるための高低差を有することを特徴とする。
- 請求項12に記載の治具であって、前記治具の前面は、次の2位置で、約10mm以上の高低差を少なくとも一部有している。
前記ナンバープレートに接する面のある位置、及び当該ナンバープレートに接する面と前記ナンバープレートとが接している時の当該ナンバープレートが有する前記固定具用の穴の中心から横方向に当該ナンバープレート面内を約50mm離れた位置。 - 請求項12に記載の治具であって、前記治具の前面は、前記ナンバープレートに接する面に対して、次の位置での高低差が約10mm以上となる面を有する。
当該ナンバープレートに接する面に形成された前記固定具頭部収納穴の外縁形状のほぼ中心から当該ナンバープレートに接する面の平面内を約50mm離れた位置。 - 請求項1から14のいずれかに記載した治具であって、前記切削部を前記ナンバープレートの面に対してほぼ垂直方向に誘導することを特徴とする。
- 請求項4から14のいずれかに記載した治具であって、前記固定具の頭部に対応する形状のほぼ中心において、前記切削部の前端を、前記ナンバープレートの面に対してほぼ垂直方向に誘導することを特徴とする。
- 請求項15又は16に記載した治具であって、前記切削部の移動を規制するストッパーを有することを特徴とする。
- 請求項17に記載した治具であって、前記ストッパーは、前記切削部が前記ナンバープレートに接する面から突出しないように前記切削部を規制することを特徴とする。
- 請求項15から18のいずれかに記載の治具であって、前記切削部が前記ナンバープレートの面に対してほぼ垂直方向に誘導されていることを探知して、当該切削部を駆動させる指示情報を発信する切削部駆動スイッチを有する。
- 請求項1から19のいずれかに記載した治具であって、前記切削部は砥石であることを特徴とする。
- ナンバープレートの固定具の頭部に溝を切り込む電動工具であって、
電動機と、
前記電動機により回転駆動されるモーターと、
当該モーターに取り付けられる切削部と、
請求項1から20のいずれかに記載した治具と、を有することを特徴とする。 - ディスクグラインダーに取り付け固定可能な第1カバーと、
当該第1カバーとスライド自在に嵌挿された第2カバーと、
前記第1カバーの前方スライド量を規制する第1カバー規制部材と、
前記第2カバーの前方スライド量を規制する第2カバー規制部材と、を備え、
前記第2カバーは、前記ディスクグラインダーの砥石の前部分を挿入可能な凹部と、当該凹部に連通すると共に前面側で開口し且つ盗難防止ビスの頭部に対応した形状を有するビス頭部収納穴と、を有する盗難防止ビス取外用治具。 - 請求項22に記載の盗難防止ビス取外用治具において、
前記ビス頭部収納穴を、前記第2カバーの前面部に突設した突出部に設けた、
ことを特徴とする盗難防止ビス取外用治具。 - 請求項22又は23に記載の盗難防止ビス取外用治具であって、
前記第1カバーは、前方を向く平行な両側部と、当該両側部にそれぞれ連結されかつ前記ディスクグラインダーにそれぞれ取り付け可能な1対のフランジ部と、を有し、
当該1対のフランジ部は、それぞれ後方に水平に延出して開口する切欠きを有する。 - 請求項22から24のいずれかに記載の盗難防止ビス取外用治具であって、
前記第2カバーは、ドア状の後面部を有する。 - 請求項22から25のいずれかに記載の盗難防止ビス取外用治具であって、
前記第1カバーの両側部はそれぞれ断面凸状の突出部を有する。 - 請求項26に記載の盗難防止ビス取外用治具であって、
前記第2カバーは、前記第1カバーの両側部にスライド自在に嵌挿された両側部を有し、
当該第2カバーの両側部は、それぞれ前記第1カバーの両側部の突出部の形状に対応する断面テーパ状のテーパ部を有する。 - 請求項22から請求項27のいずれかに記載の盗難防止ビス取外用治具において、
前記ビス頭部収納穴よりも小径の盗難防止ビスの頭部に対応した内形状を有する弾性リング部材を、前記第2カバーのビス頭部収納穴に着脱自在に嵌め込んだことを特徴とする盗難防止ビス取外用治具。 - 治具に収納されたディスクグラインダーを用いて盗難防止ビスにドライバー溝を切り込むドライバー溝切込み方法であって、
当該治具が有する前面を、ナンバープレートに接触させる第1又は第2工程と、
前記ディスクグラインダーの砥石を駆動回転させる第2又は第1工程と、
前記ディスクグラインダーを盗難防止ビス側に押圧して、回転する砥石を前記ビス頭部収納穴側に移動させる第3工程と、
ドライバー溝を、前記回転する砥石によって、前記盗難防止ビスの頭部に切り込み形成する第4工程と、
を備えることを特徴とするドライバー溝切込み方法。 - 治具に収納されたディスクグラインダーを用いて盗難防止ビスにドライバー溝を切り込むドライバー溝切込み方法であって、
前記治具の前面に開口されたビス頭部収納穴を、盗難防止ビスの頭部に嵌合する第1又は第2工程と、
前記ディスクグラインダーの砥石を駆動回転させる第2又は第1工程と、
前記ディスクグラインダーを盗難防止ビス側に押圧して、回転する砥石を前記ビス頭部収納穴側に移動させる第3工程と、
ドライバー溝を、前記ビス頭部収納穴内に入り込んだ砥石によって、ビス頭部収納穴内の盗難防止ビスの頭部に切り込み形成する第4工程と、
を備えることを特徴とするドライバー溝切込み方法。
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