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JP6778568B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP6778568B2
JP6778568B2 JP2016188059A JP2016188059A JP6778568B2 JP 6778568 B2 JP6778568 B2 JP 6778568B2 JP 2016188059 A JP2016188059 A JP 2016188059A JP 2016188059 A JP2016188059 A JP 2016188059A JP 6778568 B2 JP6778568 B2 JP 6778568B2
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Description

本発明は、自動二輪車等の鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両は、運転者または同乗者を座らせるシートを備えている。特許文献1は、その一例として、自動二輪車用シートを開示している。シートには、そのボトムプレートから前に突出するステーが設けられている。ステーの取付孔に挿し込まれた締結ボルトで、シートは車体に固定される。
実開平2−24792号公報
しかし、ボルトを用いると、整備等のためシートを車体から取り外す際やシートを車体に取り付け直す際に、その作業が煩雑になる。
本発明は、シートを車体に簡便に取付け/取外し可能な鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、前記車体フレームに着脱可能に取り付けられるシートと、前記シートに重ねられるシート押え部材と、を備え、前記車体フレームおよび前記シートの一方に、突起が設けられ、前記車体フレームおよび前記シートの他方に、前記突起が挿通される第1挿通穴が形成され、前記シート押え部材に、前記突起が挿通可能な第2挿通穴が形成され、前記シートは、前記突起が前記第1挿通穴に挿通されている状態で前記車体フレームに取り付けられ、前記突起が更に前記第2挿通穴にも挿通されている状態では前記車体フレームと前記シート押え部材との間で前記突起の突出方向に挟まれ、前記シート押え部材は、前記突起が前記第2挿通穴に挿通されている状態で、前記突起を前記第2挿通穴から抜取り可能な抜取り位置と前記突起を前記第2挿通穴から抜取り不能な抜止め位置との間で、前記突出方向と直交する移動方向に移動可能である。
前記構成によれば、突起を第1挿通穴に挿通してシートを車体フレームに取り付けた後に突起を第2挿通穴に挿通することで、シート押え部材をシートに重ねてシートを車体フレームとシート押え部材とで挟むことができる。その後、シート押え部材を抜止め位置へと移動させると、シート押え部材をシートに重ねた状態で保持でき、ひいてはシートを車体フレームに取り付けた状態で保持できる。逆に、突起が第2挿通穴に挿通されている状態においてシート押え部材を抜止め位置から抜取り位置へと移動させれば、シート押え部材をシートから取り外すことができ、更にはシートを車体フレームから取り外すことができる。このように、突起を第1挿通穴に対して挿脱する、突起を第2挿通穴に対して挿脱する、あるいは、シート押え部材を2位置間で移動させるといった簡便な操作で、シートの取付け/取外し作業を行える。
前記突起は、前記突出方向の中間部に形成された凹部と、前記凹部よりも前記突出方向先端側に形成されて前記突出方向に見て前記凹部よりも大きい輪郭を有する先端部とを有し、前記第2挿通穴は、連続した第1部分と第2部分とを有し、前記突出方向から見て、前記第1部分は前記突起の前記先端部よりも大きく、前記第2部分は前記突起の前記先端部よりも小さく且つ前記凹部よりも大きく、前記抜取り位置は、前記突出方向から見て前記第1部分が前記突起と重なる状態であり、前記抜止め位置は前記第2部分が前記突起と重なる状態であってもよい。
前記構成によれば、突起および第2挿通穴の形状工夫によって、シート押え部材を2位置間で移動可能にする構造を簡便に提供できる。
前記突起が複数設けられ、前記シート押え部材は、前記突起に対応して前記第2挿通穴を複数有してもよい。
前記構成によれば、シート押え部材が突出方向の軸線周りに回転するのを容易に規制でき、シートの車体への取付け信頼性が高くなる。
前記車体フレームを左傾起立させるサイドスタンドを更に備え、前記シート押え部材の位置は、前記シート押え部材が右方に移動することで前記抜取り位置から前記抜止め位置へと切り換わってもよい。
前記構成によれば、鞍乗型車両の利用者は乗降をはじめとして車両の左側に立つ機会が多くなる。左に立った利用者がシート押え部材を押し操作すると、シート押え部材の位置は抜取り位置から抜止め位置へと切り換わる。シート押え部材が抜取り不能となるようにシートを組み付ける作業が、利用者が力を入れやすい押し操作によって実現されるので、シートを車体フレームに簡便に取り付けることができる。
前記シート押え部材が、その左側部に摘み部を有してもよい。
前記構成によれば、左に立った利用者がシート押え部材の押し操作および引き操作をしやすくなり、シートの取付け/取外し作業を簡便に行える。
前記シートが前後方向に隣接する第1シートおよび第2シートを含み、前記突起および前記シート押え部材が前記第1シートと前記第2シートとの隣接部位に配置され、前記移動方向が車幅方向であってもよい。
前記構成によれば、シート押え部材は、前後方向に隣接する2シートの隣接部位にて移動する。その移動方向が車幅方向であるので、前後方向に移動する場合と比べてスペース効率が良くなる。
前記突起または前記第1挿通穴が前記第1シートに形成され、前記シート押え部材が前記第2シートで覆われてもよい。
前記構成によれば、シート押え部材が外観に露出するのを防ぎ、鞍乗型車両の美観を保てる。第2シートが車体に取り付けられている状態では、シート押え部材のスライド操作をできなくなるので、第1シートが車体に取り付いている状態を第2シートによって維持できる。
前記第2シートは、前記シート押え部材が前記抜止め位置から前記抜取り位置へとスライドするのを規制する規制部材を備えてもよい。
前記構成によれば、シート押え部材を第2シートで覆っている状態においてシート押え部材が不意に抜取り位置にスライドすることを阻止できる。そのため、第1シートの車体フレームへの取付け信頼性が高くなる。また、シート押え部材が抜止め位置になければ、規制部材がシート押え部材と干渉して第2シートを車体フレームに組み付けることが困難になる。そのため、第2シートの車体フレームへの取付け信頼性を高めることにも繋がる。
前記シート押え部材の一表面と前記第2シートとの間に介在する第1緩衝部、および前記シート押え部材の他表面と前記車体フレームとの間に介在する第2緩衝部を更に備えてもよい。
前記構成によれば、シート押え部材が第2シートまたは車体フレームと直接当接することを防止でき、シート押え部材の耐久性が増す。
本発明によれば、シートを車体に簡便に取付け/取外し可能となる。
鞍乗型車両の一例としての自動二輪車の左側面図である。 シートフレームを示す斜視図である。 シートフレームに第1シート(前シート/運転者用シート)を位置決めした状態を示す斜視図である。 図4Aは、シート押え部材が第1シートに重ねられている状態であって、シート押え部材が抜取り位置に位置している状態を示す斜視図である。図4Bは、シート押え部材が抜止め位置に位置している状態を示す斜視図である。 シートフレームに第2シート(後シート/同乗者用シート)を位置決めした状態を示す斜視図である。 図6Aは、シート押え部材が抜取り位置に位置している状態における突起周辺を示す断面図(図4Aと対応)である。図6Bは、シート押え部材が抜止め位置に位置している状態における突起周辺を示す断面図(図4Bと対応)である。 シート押え部材の斜視図である。 シート押え部材が第2シートで覆われている状態において、シート押え部材および第2シートを下から見て示す斜視図である。 規制部材を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。以下の方向は、鞍乗型車両の運転者が見る方向を基準としており、車長方向は前後方向と対応し、車幅方向は左右方向と対応する。車幅方向内側は車幅中心線の近位側であり、車幅方向外側は車幅中心線の遠位側である。
図1は、鞍乗型車両1の一例としての自動二輪車を示す。図1に示すように、自動二輪車は、車体フレーム2と、車体フレーム2に着脱可能に取り付けられるシート3とを備えている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ2a、ヘッドパイプ2aから後方に延びるメインフレーム4、メインフレーム4の後部から後方に延びるシートフレーム5を有する。シートフレーム5はカバー部材6で上方、左方および右方を覆われる。カバー部材6は、上部に開口(図示略)を有する。カバー部材6は、その内側に、バッテリ、電源回路やフラッシャ明滅回路等を構成する1以上のリレーを収容するリレーボックス、および/または電子料金収受システムの端末機器などの各種部品を収容するための空間を形成している。
シート3は、カバー部材6を上から覆うように設けられている。これにより、シート3を車体フレーム2に取り付けると、カバー部材6の内側の空間が閉鎖される。シート3を車体フレーム2から取り外すと、カバー部材6の開口が露出して、自動二輪車の利用者はカバー部材6の内側に手を差し入れることができる。
鞍乗型車両1は、その左下部に設けられたサイドスタンド7を備えている。サイドスタンド7を下方に揺動すると、サイドスタンド7および前後輪8,9の3点で接地し、車体フレーム2が左傾起立する。通例、シート3が取り外される状況下では、サイドスタンド7で車体フレーム2を左傾起立させる。利用者はサイドスタンド7を操作する際に自動二輪車の左に立つことになる。左傾起立状態では開口が真上から若干左に傾けられているので、利用者は左に立っているとカバー部材6の内側に手を差し入れやすくなる。
例示の自動二輪車は二人乗り可能であり、シート3は、前後方向に隣接する第1シート11および第2シート12を含む。本例では、第1シート11が第2シート12の前に配置されている。車両操縦のための部材(ハンドル、スロットルグリップなど)がシート3の前方に配置され、第1シート11は運転者用、第2シート12は同乗者用となる。
第1シート11と第2シート12は、互いに独立した部品である。シート3を車体フレーム2に取り付ける場合、まず、第1シート11を車体フレーム2に取り付け、その後、第2シート12を取り付ける。シート3を車体フレーム2から取り外す場合、まず、第2シート12を車体フレーム2から取り外し、その後、第1シート11を車体フレーム2から取り外す。第2シート12は錠前を介して車体フレーム2に取り付けられていてもよい。その場合、シート3を取り外すには、錠前に合う鍵が必要になるので、カバー部材6の内側に収容された部品の保安性が高くなる。第1シート11は、従前のようなボルト止めではなく、シート押え部材13を用いて車体フレーム2に着脱可能に取り付けられる。
図2、3、4A、4Bおよび5は、車体フレーム2にシート3を取り付ける手順を示している。便宜上、カバー部材や、その内側に収容される部品の図示を適宜省略している。以下、シート3の取付け手順を追いつつ、車体フレーム2(シートフレーム5)、シート3(第1シート11および第2シート12)、およびシート押え部材13の構造について説明する。
(シートフレーム)
図2に示すように、シートフレーム5は、前後方向および左右方向に延びる基部21、および基部21の前端左右両縁から前方に延びる一対の延在部22を有する。基部21の後部は、下方に凹んでおり、それにより、部品を搭載するための空間を深くして大容量化できる。
シートフレーム5には、突起23が設けられている。突起23は基部21(特に、その前縁部)から上方に突出している。突起23は、一対の延在部22よりも車幅方向内側に配置されている。突起23は2個設けられ、左右に分かれて配置されている。2個の突起23は車幅中心線に対して左右対称に配置されている。
以下、突起23の突出方向を単に「突出方向」という場合がある。突起23は、シートフレーム5に一体に形成されていてもよい。突起23は、シートフレーム5とは別体の部品をシートフレーム5に固定することで実現されていてもよい。本例の突起23は後者の手法で実現され、有頭ボルトが別体の部品として用いられている。有頭ボルトは、シートフレーム5の外上面に開口する雌ねじ穴24(図6参照)に上から挿し込まれている。頭部が、シートフレーム5の外上面に着座して、外上面から上に突出した突起23を形成している。突起23(有頭ボルトの頭部)は、一例として、円柱状に形成されている。
(第1シートの取付け)
図3に示すように、前側に配置される第1シート11は、座面11aよりも後方に突出する位置決め片25を有している。位置決め片25は、突起23の個数および配置と対応するようにして、左右に分かれて2つ設けられている。各位置決め片25は、突起23が挿通される第1挿通穴26(図6A参照)を有している。突起23が第1挿通穴26に挿通されるように、位置決め片25を突起23と係合させることによって、第1シート11がシートフレーム5に対し、左右方向および前後方向(すなわち、突起23の突出方向と直交する方向)に位置決めされる。
また、本例では、突起23を2つ設けているので、第1シート11がシートフレーム5に対して突出方向の軸周りに回転するのを規制できる。また、詳細図示を省略するが、第1シート11は、位置決め片25よりも前方でも取付構造により車体フレーム2に固定されている。突起23と当該取付構造による固定点とを結ぶ直線周りの回転を規制することもできる。
図6Aは、第1挿通穴26およびこれに挿通された状態の突起23の断面を示している。突起23は、突出方向中間部に形成された凹部27と、凹部27よりも突出方向先端側(本例では上側)に形成されて突出方向に見て凹部27よりも大きい輪郭を有する先端部28とを有する。更に、突起23は、凹部27よりも突出方向基端側(本例では下側)に形成された突出方向に見て凹部27よりも大きい輪郭を有する基端部29を有する。突起23は、凹部27と先端部28との間の先端段差面と、凹部27と基端部29との間の基端段差面とを有する。
上記のとおり、本例では、突起23が有頭ボルトの頭部によって形成されている。先端部、凹部および基端部は、同軸状に配されて軸方向に並んでおり、突起23は段付き円柱状に形成されている。凹部27は、突起23の軸方向中間部において突起23の外周面に全周に亘って延びる溝状に形成されている。
位置決め片25を突起23と係合させるに先立ち、第1挿通穴26にはカラー30が内嵌されている。カラー30は円筒状に形成され、その内径は、突起23の基端部29の外径と略等しい。カラー30の軸方向一端部は、位置決め片25の下面(特に、第1挿通穴26の基端開口を取り囲む部分)に覆い被さるように折り返されている。カラー30の軸方向他端部は、位置決め片25の上面(特に、第1挿通穴26の先端開口を取り囲む部分)に覆い被さるように折り返されている。カラー30はゴムや樹脂などで製造されて弾性あるいは緩衝性を有する一方で、位置決め片25は、第1シート11の底板と一体に成形され、例えば、ポリプロピレンなどの合成樹脂製である。
位置決め片25を突起23と係合させると、カラー30の内周面が突起23の基端部29の外周面と密着する。また、カラー30の軸方向一端部がシートフレーム5の上面に当接するので、位置決め片25がシートフレーム5と接触するのを防止できる。カラー30の軸方向一端部の端面は、突起23の突出方向において、突起23の基端段差面と同じ位置、または若干先端側に位置付けられる。このため、位置決め片25を突起23と係合させた状態では、基端部29が位置決め片25およびカラー30で隠され、凹部27および先端部28が露出する。
(シート押え部材)
図7は、シート押え部材13の斜視図である。シート押え部材13は、鋼やアルミなどの板金部材の機械加工で形成されており、重ね部31および規制部32を有する。規制部32の役割は第2シート12の取付け後に発揮されるので、その説明は後述する。
シート押え部材13の重ね部31には、突起23が挿通可能な第2挿通穴33が形成されている。本例では、単一の重ね部31が左右方向に延びる平板状に形成されており、2個の第2挿通穴33が重ね部31に左右に分かれて形成されている。
第2挿通穴33は、連続した第1部分34と第2部分35とを有する。第1部分34および第2部分35は、互いに大きさが異なる。本例では、単なる一例として、第1部分34は円形穴であり、第2部分35は円形穴から連続して延びる長穴であり、第2部分35の幅(長穴の短手方向寸法)が第1部分34の直径よりも小さい。
突出方向に見たときに、第1部分34は突起23の先端部28よりも大きく、第2部分35は突起23の先端部28よりも小さく且つ凹部27よりも大きい(図6Aも参照)。突起23が段付き円柱状であって第1部分34が円形穴である本例において、第1部分34の直径は、先端部28の外径よりも大きい。長穴である第2部分35の幅は、先端部28の外径よりも小さく且つ凹部27の外径よりも大きい。
図4Aおよび6Aに示すように、シート押え部材13を突起23に係合させる際は、先ず、突起23を第1部分34に挿通する(前述の寸法関係より、突起23の先端部28は第2部分35を突出方向に通過不能である)。突起23が第2挿通穴33に挿通された状態になると、シート押え部材13が第1シート11に重ねられる(より詳細には、重ね部31が位置決め片25に重ねられる)。そして、第1シート11(特に、その位置決め片25)が、シートフレーム5とシート押え部材13とによって突出方向に挟まれる。
図6Aに示すように、突出方向に見て突起23が第1部分34と重なる状態において、重ね部31の下面は、位置決め片25に装着されたカラー30の軸方向一端部の端面上に載置される。前述のとおり、当該端面は、基端段差面と同位置または若干先端側に位置しており、重ね部31の下面も基端段差面に対して同様の位置関係にある。一方、重ね部31の上面は先端段差面とほぼ同じ高さにある。重ね部31の板厚は、凹部の長さと略同一である(僅かに短い)。
図4Aに示すように、突出方向に見て突起23が第1部分34と重なる状態において、第2部分35は、第1部分34あるいは突起23から突出方向と直交する方向に延びる。本例では、第2部分35は、第1部分34から左方に延びている。
シート押え部材13は、図4Aに示す状態から、第2部分の延在方向と逆方向(本例では、右方)に移動可能である。この移動に際しては、先端部28を重ね部31よりも突出方向先端側(本例では、上側)に露出させた状態で保って、凹部27を第1部分34から第2部分35へと進入させる。突出方向に見て、第2部分の幅は凹部よりも大きく、また、重ね部31の板厚は凹部の長さと略同一であるので、このような進入が許容される。図4Aおよび図6Aに示す状態からシート押え部材13を右方に移動させた結果を図4Bおよび図6Bに示している。
図4Aおよび6Aに示すように、突出方向に見て突起23が第1部分34と重なる状態では、シート押え部材13が突起23に対して突出方向に相対移動することによって、突起23が第2挿通穴33から抜き取られ、シート押え部材13が第1シート11およびシートフレーム5から取り外される。以下、シート押え部材13の可動範囲のうち、このような状態を充たすシート押え部材13の位置を、突起23を第2挿通穴33から抜取り可能である点に照らして「抜取り位置」という。
これに対し、図4Bおよび6Bに示すように、突出方向に見て突起23が第2部分35と重なる状態では、シート押え部材13が突起23に対して突出方向に相対移動しようにも、先端部28が第2部分35を通過不能であるので、突起23を第2挿通穴33から抜き取れない。以下、シート押え部材13の可動範囲のうち、このような状態を充たすシート押え部材13の位置を、突起23を第2挿通穴33から抜取り不能である点に照らして「抜止め位置」という。
シート押え部材13が抜止め位置に位置していると、第1シート11がシートフレーム5とシート押え部材13とによって突出方向に挟まれた状態で保持される。これにより、第1シート11がシートフレーム5にしっかりと固定される。
シート押え部材は、その左側部に摘み部36を有する。これは、利用者が車両の左に立った方がシート押え部材へのアクセス性に優れることを考慮してのことである。左に立った利用者は、摘み部36を持ってシート押え部材を右方へ押し操作することで、シート押え部材を抜取り位置から抜止め位置へと移動させることができる。摘み部36を持ってシート押え部材を左方へ引き操作することで、シート押え部材13を抜止め位置から抜取り位置へと移動させることができる。下記第2シート12の取付けは、シート押え部材13を抜止め位置に位置付け、第1シート11をシートフレーム5に固定した後に行われる。
(第2シートの取付け)
図5に示すように、第2シート12は、第1シート11の後方に位置付けられる。突起23、位置決め片25およびシート押え部材13は、第1シート11の座面よりも後方に配置される一方(図4A参照)、第2シート12の前端部は、第1シート11の座面後縁部に接する(図5参照)。第2シート12は、突起23、位置決め片25およびシート押え部材13に上から覆い被さるようにしてシートフレーム5に取り付けられる。
突起23およびシート押え部材13は、第1シート11と第2シート12とが隣接する部位に配置される(図4A参照)。シート押え部材13は、第1シート11と第2シート12のうち先に取り付けられるシート(本例では、第1シート11)に上から重ねられる(図4A参照)。突起23およびシート押え部材13は、後で取り付けられるシート(本例では、第2シート12)で隠される(図5参照)。
図8に示すように、シート押え部材13の規制部32は、第2挿通穴33が形成されている重ね部31と一体形成されている。規制部32は、第2シート12の下面に設けられた規制部材37と近接して配置されている。規制部材37は、例えばボルトであってもよい。また、規制部材37は、第2シート12の組立に用いられるもので、後述する規制機能の専用部品でなくてもよい。このように組立用と規制用とを充たす多機能部品とすることで、第2シート12を構成する部品点数の増加を避けられる。
規制部材37は、シート押え部材13の規制部32から見て、抜止め位置から抜取り位置への移動方向(本例では、方)に位置している。この位置関係のため、第2シート12を取り付けた状態で、不意にシート押え部材13が抜止め位置から抜取り位置に移動しようとしても、規制部32が規制部材37と干渉し、そのような不意な移動を阻止できる。よって、第2シート12が取り付いている状態で、シート押え部材13による第1シート11の拘束が解かれるのを防止でき、第1シート11の取付信頼性が向上する。
図9に示すように、規制部32は上下に貫通する貫通穴38を有しており、この貫通穴38にはダンパ39が嵌め込まれている。ダンパ39は貫通穴38に内嵌密着する円筒部40と、円筒部40の軸方向一端部に設けられて規制部32の一表面に密着する第1緩衝部41、および、円筒部40の軸方向他端部に設けられて規制部32の他表面に密着する第2緩衝部42を有している。第2緩衝部42は、規制部32とシートフレーム5の上面との間に介在する。第1緩衝部41は、規制部32と第2シート12の下面との間に介在する。このような緩衝部41,42により、シート押え部材13が、第2シート12およびシートフレーム5と直接当接するのを防止でき、シート押え部材13の耐久性が増す。緩衝部41,42は弾性を有した材料(例えば、ゴム)で成形され、第2シート12を取り付けるに際して、緩衝部41,42が上下方向に圧縮されることが望ましい。圧縮方向はシート押え部材13の移動方向と直交する。そのため、圧縮により発生する弾発力で、シート押え部材13が移動するのを抑止でき、シート押え部材13が不意に移動することそのものを抑制できる。
第1緩衝部41は、規制部32と共に、規制部材37とシート押え部材13の移動方向に近接して配置されることになる。第1緩衝部41は、規制部32から規制部材37に近付く方向に突出している。これにより、シート押え部材13が抜止め位置から抜取り位置に移動しようとしたときには、規制部32と当接するよりも前に第1緩衝部41と当接することになる。シート押え部材13が規制部材37と直接当接するのを防止でき、シート押え部材13の耐久性が増す。
(作用)
上記実施形態に係る鞍乗型車両1は、シート3に重ねられるシート押え部材13を備える。車体フレーム2に突起23が設けられ、シート3に突起23が挿通される第1挿通穴26が形成されている。シート押え部材13には、突起23が挿通可能な第2挿通穴33が形成されている。シート3は、突起23が第1挿通穴26に挿通されている状態で、車体フレーム2に取り付けられる。突起23が更に第2挿通穴33にも挿通されている状態では、シート3は、車体フレーム2とシート押え部材13との間で突起23の突出方向に挟まれる。シート押え部材13は、突起23が第2挿通穴33に挿通されている状態で、突起23を第2挿通穴33から抜取り可能な抜取り位置と突起を第2挿通穴33から抜取り不能な抜止め位置との間で、突出方向と直交する移動方向に移動可能である。
前記構成によれば、突起23を第1挿通穴26に挿通してシート3を車体フレーム2に取り付けた後に突起23を第2挿通穴33に挿通することで、シート押え部材13をシート3に重ねてシート3を車体フレーム2とシート押え部材13とで挟むことができる。その後、シート押え部材13を抜止め位置へと移動させると、シート押え部材13をシート3に重ねた状態で保持でき、ひいてはシート3を車体フレーム2に取り付けた状態で保持できる。逆に、突起23が第2挿通穴33に挿通されている状態においてシート押え部材13を抜止め位置から抜き取り位置へと移動させれば、シート押え部材13をシート3から取り外すことができ、更にはシート3を車体フレーム2から取り外すことができる。このように、突起23を第1挿通穴26に対して挿脱する、突起23を第2挿通穴33に対して挿脱する、あるいは、シート押え部材13を2位置間で移動させるといった簡便な操作で、シート3の取付け/取外し作業を行える。
突起23は、突出方向中間部に形成された凹部27と、凹部27よりも突出方向先端側に形成されて突出方向に見て凹部27よりも大きい輪郭を有する先端部28とを有する。第2挿通穴33は、連続した第1部分34と第2部分35とを有する。突出方向から見て、第1部分34は先端部よりも大きく、第2部分35は先端部よりも小さく且つ凹部27よりも大きい。抜取り位置は、突出方向から見て第1部分34が突起23と重なる状態であり、抜止め位置は第2部分35が突起23と重なる状態である。このように、突起23および第2挿通穴33の形状工夫をしているので、シート押え部材13を2位置間で移動可能にする構造を簡便に提供できる。
突起23が複数設けられ、シート押え部材13は、突起23に対応して第2挿通穴33を複数有する。これにより、シート押え部材13が突出方向の軸周りに回転するのを容易に規制できるので、シート3の車体フレーム2への取付信頼性が高くなる。
鞍乗型車両1は、車体フレーム2を左傾起立させるサイドスタンド7を備える。シート押え部材の位置は、シート押え部材が右方に移動することで抜取り位置から前記抜止め位置へと切り換わる。前述のとおり、利用者は乗降をはじめとして車両の左側に立つ機会が多くなる。また、車体フレーム2が左傾起立している状態では、左側に立っている方が、シート押え部材13へのアクセス性に優れる。利用者が左に立った場合、シート押え部材13を押し操作すると、シート押え部材13の位置は抜き取り位置から抜け止め位置へと切り換わることになる。シート押え部材13が抜取り不能となるようにシート3を組み付ける作業が利用者が力を入れやすい押し操作によって実現されるので、シート3を車体フレーム2に簡便に取り付けることができる。また、シート押え部材13が、その左側部に摘み部36を有している。左に立った利用者は、シート押え部材13の押し操作および引き操作をいやすくなるので、シート3の取付け/取外し作業を簡便に行えるようになる。
シート3が前後方向に隣接する第1シート11および第2シート12を含み、突起23およびシート押え部材13が第1シート11と第2シート12との隣接部位に配置され、シート押え部材13の移動方向が車幅方向である。この場合、シート押え部材13は前後方向に隣接する2シート11,12の隣接部位において移動する。その移動方向が車幅方向であるので、前後方向に移動する場合と比べて、スペース効率が良くなる。
突起23または第1挿通穴26が第1シート11に形成され、シート押え部材13が第2シート12で覆われる。これにより、シート押え部材13が外観に露出するのを防ぐことができ、鞍乗型車両の美観を保てる。また、第2シート12が車体フレーム2に取り付けられている状態では、シート押え部材13の移動操作をできなくなるので、第1シート11が車体フレーム2に取り付けられている状態を第2シート12の存在によって維持できる。
第2シート12は、シート押え部材13が抜止め位置から抜取り位置へと移動するのを規制する規制部材37を備える。これにより、シート押え部材13を第2シート12で覆っている状態において、シート押え部材13が不意に抜取り位置に移動するのを阻止できる。そのため、第1シート11の車体フレーム2への取付信頼性が高くなる。また、シート押え部材13が抜止め位置になければ、規制部材37がシート押え部材13と干渉して第2シート12を車体フレーム2に組み付けることが困難になる。そのため、第2シート12の車体フレーム2への取付信頼性を高めることにも繋がる。
(変形例)
これまで、本発明の実施形態について説明したが、上記構成は本発明の趣旨の範囲内で適変更、追加または削除可能である。
突起をシートに設け、第1挿通穴をシート押え部材に設けてもよい。突起(およびこれに対応する第1挿通穴および第2挿通穴)の個数は2に限定されず、1あるいは3以上でもよい。突起の個数が3以上の場合、複数の突起が一直線状に並んでいる必要はなく、平面視で三角形の頂点を成すように配置されていてもよい。また、突起の個数が2以上の場合において、車幅中心線を基準にして左右対称に配置されている必要はない。
1 鞍乗型車両
2 車体フレーム
3 シート
7 サイドスタンド
11 第1シート
12 第2シート
13 シート押え部材
23 突起
26 第1挿通穴
27 (突起の)凹部
28 (突起の)先端部
33 第2挿通穴
36 規制部材
41 第1緩衝部
42 第2緩衝部

Claims (9)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームに着脱可能に取り付けられるシートと、
    前記シートに重ねられるシート押え部材と、を備え、
    前記車体フレーム、突起が設けられ、
    記シート、前記突起が挿通される第1挿通穴が形成され、
    前記シート押え部材に、前記突起が挿通可能な第2挿通穴が形成され、
    前記シートは、前記突起が前記第1挿通穴に挿通されている状態で前記車体フレームに取り付けられ、前記突起が更に前記第2挿通穴にも挿通されている状態では前記車体フレームと前記シート押え部材との間で前記突起の突出方向に挟まれ、
    前記シート押え部材は、前記突起が前記第2挿通穴に挿通されている状態で、前記突起を前記第2挿通穴から抜取り可能な抜取り位置と前記突起を前記第2挿通穴から抜取り不能な抜止め位置との間で、前記突出方向と直交する移動方向に移動可能である、鞍乗型車両。
  2. 前記突起は、前記突出方向の中間部に形成された凹部と、前記凹部よりも前記突出方向先端側に形成されて前記突出方向に見て前記凹部よりも大きい輪郭を有する先端部とを有し、
    前記第2挿通穴は、連続した第1部分と第2部分とを有し、
    前記突出方向から見て、前記第1部分は前記突起の前記先端部よりも大きく、前記第2部分は前記突起の前記先端部よりも小さく且つ前記凹部よりも大きく、
    前記抜取り位置は、前記突出方向から見て前記第1部分が前記突起と重なる状態であり、前記抜止め位置は前記第2部分が前記突起と重なる状態である、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記突起が複数設けられ、前記シート押え部材は、前記突起に対応して前記第2挿通穴を複数有する、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記車体フレームを左傾起立させるサイドスタンドを更に備え、
    前記シート押え部材の位置は、前記シート押え部材が右方に移動することで前記抜取り位置から前記抜止め位置へと切り換わる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記シート押え部材が、その左側部に摘み部を有する、請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記シートが前後方向に隣接する第1シートおよび第2シートを含み、前記突起および 前記シート押え部材が前記第1シートと前記第2シートとの隣接部位に配置され、
    前記移動方向が車幅方向である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記突起または前記第1挿通穴が前記第1シートに形成され、前記シート押え部材が前記第2シートで覆われる、請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記第2シートは、前記シート押え部材が前記抜止め位置から前記抜取り位置へとスライドするのを規制する規制部材を備える、請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記シート押え部材の一表面と前記第2シートとの間に介在する第1緩衝部、および前記シート押え部材の他表面と前記車体フレームとの間に介在する第2緩衝部を更に備える、請求項7または8に記載の鞍乗型車両。
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