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JP5471995B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

定着装置及び定着装置を有する画像形成装置に関する。
従来より、加熱ローラ(加熱部)と加圧ローラ(加圧部)の2本のローラによりニップ領域を形成し、そのニップ領域にトナー画像を担持した記録材を通過させて定着させる定着装置を有する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置は一般的に同一サイズの記録材は記録材の搬送方向と直交方向において同一位置で搬送している。
このため同一のサイズの用紙が連続して多量に搬送されると、加熱ローラにおいて、用紙が搬送される領域では紙粉とトナーに含まれる樹脂とが順次用紙によって供給され、持ち去られている。これに対して、用紙が搬送されない領域では紙粉やトナーやこれに含まれる物質はほとんど持ち込まれることがない。
また、用紙が搬送される領域では、一般的に紙の先後端による段差や表面の凹凸により加熱ローラに機械的な負荷がかかる。
これら接触する材料や表面状態の違いなどにより、用紙が搬送される領域と用紙が搬送されない領域とでは加熱ローラの表面状態が異なってしまっていた。
定着状態(例えば光沢)は加熱ローラの表面状態の影響を強く受けるため、前に搬送されていた用紙サイズより大きなサイズの用紙が搬送されると、上述した問題点によって、用紙が搬送されていた領域と用紙が搬送されていなかった領域との境界を境に両者で光沢等が異なってしまう場合があり、この場合は画像欠陥(光沢ムラなど)として表れてしまい、高画質が要求される画像形成装置にとって問題となっていた。
これは人間の目が、境界が明瞭だと、光学的な差(本願発明では光沢むらに着目している。)を認識しやすいため、数値的には小さな差でも不良として認識されることによる。
また、ニップ領域内で溶融されたトナーによって加熱ローラと記録材との密着力が増すため、記録材が加熱ローラに巻き付いてしまう。
この問題を解決するために、加熱ローラに離型剤を塗布したり、トナー中に低融点のワックスを含有させて定着時に滲出させて、加熱ローラと記録材を剥がれやすくするなどの対策が取られてきた。
しかし、高速化に伴って加熱ローラが大径化して曲率が小さくなり、紙の速度も大きくなるため、安定した剥離ができなくなっていた。さらに補助的な剥離手段として、記録材と加熱ローラの間にその先端を進入させることで、機械的に記録材の剥離を補助する分離爪が用いられている。
上述した画像欠陥(光沢ムラなど)と記録材の加熱ローラ巻付きとを防止するため、加熱ローラと、加熱ローラから記録材を分離する複数の分離爪と、を同一の筐体に収納し、該筐体を記録材の搬送方向と直交方向に往復移動させることにより、加熱ローラの一定の位置に記録材が搬送されないようにし、且つ、複数の分離爪を加熱ローラの表面に接触させて記録材を加熱ローラから分離しようとした定着装置が提案された(特許文献1参照)。
特開2005−351939号公報
しかし、特許文献1に記載の定着装置は、加熱ローラと複数の分離爪とを同一の筐体に収納したため、加熱ローラを記録材の搬送方向と直交方向に移動させる時に複数の分離爪も加熱ローラと一緒に移動してしまう。
このように分離爪が移動してしまうため、用紙と複数の分離爪との位置関係が変化してしまい、用紙の寸法と分離爪の取り付け位置によっては、予め決められた所定の位置を搬送される記録材の端部等に分離爪が当接できなくなってしまう場合があった。
記録材に分離爪が当接しないと、加熱ローラから記録材が正常に分離されず、記録材の分離不良(紙詰まり)を発生してしまい、結果として画像形成装置の停止による稼働率低下を招いてしまうという問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、画像欠陥(光沢ムラなど)の発生を抑制すると共に記録材の分離不良を防止し、分離不良に起因する稼働率の低下を抑制可能な定着装置の提供を目的とする。
上記目的は、下記の構成によって達成される。
1.記録材を加熱する加熱部と、
該加熱部に記録材を押圧する加圧部と、
前記加熱部又は前記加圧部から記録紙を分離する分離爪と、
前記加熱部と、前記加圧部と、前記分離爪とを、記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動させる定着移動部と、
前記分離爪を記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動させる分離爪移動部と、を有し、
該分離爪移動部は、記録材の搬送方向と直交する方向において、前記定着移動部により前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪とが移動している方向の反対方向に向けて前記分離爪を移動させることを特徴とする定着装置。
2.前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪と前記分離爪移動部とは定着部筐体の内部に装着されており、
該定着部筐体は、記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動可能に支持され、前記定着移動部により記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動され、
前記分離爪移動部は、前記定着移動部による前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪と前記分離爪移動部との往復移動に対して、記録材の搬送位置に対する、前記定着移動部による前記分離爪の相対位置変化を相殺するように、前記分離爪を往復移動させることを特徴とする前記1に記載の定着装置。
3.前記分離爪は前記加圧部に当接して前記加圧部から記録材を分離させることを特徴とする、前記1又は2に記載の定着装置。
4.前記分離爪は前記加熱部に当接して前記加熱部から記録材を分離させることを特徴とする、前記1又は2に記載の定着装置。
5.前記定着移動部は連続して前記定着部筐体を往復移動させ、前記分離爪移動部は連続して前記分離爪を往復移動させる、ことを特徴とする前記2〜4の何れか1項に記載の定着装置。
6.前記加熱部と前記加圧部とのうち前記分離爪と前記分離爪移動部とが配設されていない側に位置し、前記加熱部と前記加圧部とのニップ領域に向けて空気を吹き付け、吹き付けた空気により記録材を分離させる、空気吹付け部を有することを特徴とする前記1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
7.トナー画像を形成する画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー画像を記録材に定着する前記1〜6の何れか1項に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
上記発明により、画像欠陥(光沢ムラなど)の発生を抑制し、記録材の分離不良を防止可能な定着装置、及び該定着装置を設けることにより、高品質な出力画像を提供可能とし、且つ稼働率の低下を抑制した画像形成装置の提供を可能とした。
画像形成装置の説明図である。 定着装置の第1の実施形態の説明図(側面図)である。 第1の実施形態の定着装置4aを上方から見た説明図(平面図)である。 第2の加圧ローラと、分離爪451との、直交方向Xの位置関係を説明する概念図である。 定着部筐体46と分離部45とを間欠的に移動する場合の説明図である。 定着装置の第2の実施形態の説明図(側面図)である。
各構成の説明の前に文言の説明をする。以下の説明において、
上流とは記録材である用紙が流れてくる側(方向)を指し、下流とは用紙が流れていく側(方向)を指し、以下樹脂シートや紙を含む記録材を用紙と称する。
また、用紙が搬送される方向と平行な平行方向を平行方向Yと称し、ニップ領域における記録材と概ね重なる平面内で、平行方向Yに直交する方向を直交方向Xと称する。
図1は、画像形成装置の説明図である。
画像形成装置の一例として以下タンデム型フルカラー複写機と称せられる画像形成装置Aを例に取り説明する。
自動原稿搬送装置Dは、給紙トレイD1に積載された原稿Sを1枚づつピックアップして原稿読み取り領域Rに搬送し、原稿読み取り領域Rで画像の情報が読み込まれた原稿Sを排紙トレイD2に排紙する。
原稿画像読取部1は、光源11及び、移動可能な走査ユニット12と、原稿画像をラインイメージセンサ13に結像する光学系14とを有している。
例えば静止光学系型読取動作の場合は、走査ユニット12を原稿読み取り領域Rに固定して、自動原稿搬送装置Dにより搬送される原稿(不図示)の画像を読み取る。又、移動光学系型読取動作の場合は、走査ユニット12を移動して、原稿画像読取部1の上に裁置された原稿の画像を読み取る。
ラインイメージセンサ13により光電変換された原稿画像のアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色毎のデジタル画像データとなる。
第1の像担持体としてのドラム状の感光体21(21Y、21M、21C、21K)の周囲に、各色のデジタル画像データに基づく潜像を形成する露光部22(22Y、22M、22C、22K)と、各色に対応する潜像をトナーで現像する現像部23(23Y、23M、23C、23K)と、感光体21を一様に帯電する帯電部24(24Y、24M、24C、24K)と、中間転写体26に転写されずに感光体21の表面に残留したトナーを除去するクリーニング部25(25Y、25M、25C、25K)と、がそれぞれ配置してある。
ここで、感光体21と露光部22と現像部23とが、トナー画像を形成する画像形成部2を形成している。
また、各感光体21(21Y、21M、21C、21K)に対向して、ローラ261、262、263、264により回転可能に張架された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体26が配置され、中間転写体26は図示しない駆動装置によりローラ263を介して矢印方向に駆動されている。
各感光体21に担持された各色のトナー像は、1次転写ローラ27(27Y、27M、27C、27K)の押圧により中間転写体26に順次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
用紙Pに転写されず中間転写体26に残留したトナーはクリーニング部28により除去される。
給紙部3は用紙収納部材である複数の給紙カセット31を有し、給紙カセット31の内部には用紙Pが収容されている。
収容された用紙Pは給紙ローラ32により1枚づつピックアップされ、複数の搬送ローラ33及びレジストローラ34を経て転写領域35まで搬送され、搬送された用紙Pに2次転写ローラ36の押圧で中間転写体上の合成されたトナー画像が用紙Pに一括転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは中間転写体26から曲率分離され、定着装置4によりトナー画像が用紙Pに定着される。
そして、トナー画像が定着された用紙は排紙ローラ37に挟持されて、排出口38から装置外部に排出される。
なお、上述した動作は画像形成装置全体を制御する制御部Cにより制御されている。
以上、複数の感光体と露光部と現像部とを有するフルカラー複写機を例に挙げて説明したが、単一の感光体と露光部と現像部とを有するモノクロ複写機に定着装置4を適用できることは言うまでもない。
図2は、定着装置の第1の実施形態の説明図(側面図)である。
図において、片面に画像形成が行われる場合は図示右側に位置する前工程で用紙Pの図示上面に未定着のトナー画像が形成されており、両面に画像形成が行われる場合は前工程で用紙Pの図示上面に未定着のトナー画像が形成されている。
そして、用紙Pは中央基準で搬送され、直交方向X(紙面表裏方向)において、用紙搬送における基準位置である基準位置CLに、搬送される用紙の中央部が合わさるように搬送されている。
第1の実施形態の定着装置4aは、用紙Pを加熱する加熱部42と、加熱部42に用紙Pを押圧する加圧部43と、少なくとも加熱部42と加圧部43とを直交方向X(図面の表裏方向)に往復移動させる定着移動部44と、加圧部43から用紙Pを分離させる分離部45と、加圧部43から分離された用紙Pを定着装置4aの排紙口まで案内する不図示のガイド部材と、を有している。
そして、定着装置4aに搬送された用紙Pは加熱部42と加圧部43とによる加熱・圧着によりトナー像が定着される。この時、加圧部43に付着した用紙Pは分離部45により分離され、不図示のガイド部材に案内されて定着装置4aの排紙口から排出される。
分離部45は、加圧部43にその先端部が当接して加加圧部43から用紙Pを分離させる分離爪451と、用紙Pが搬送される方向に対して直交する方向において、加熱部42と加圧部43とが移動している方向に対して反対向きに、分離爪451を往復移動させる分離爪移動部452と、を有している。
加熱部42と加圧部43と分離部45とは定着部筐体46の内部に装着されており、定着部筐体46は定着移動部44により直交方向Xに往復移動可能となっている。
加熱部42は用紙Pに対して前工程で未定着のトナー画像が形成される側に配置されている。そして、用紙Pを加熱するベルト状の加熱ベルト421と、加熱ベルト421を加熱する加熱ローラ422と、加熱ベルト421を後述の第2の加圧ローラ431に押しつける第1の加圧ローラ423とを有している。
そして加熱ベルト421は、例えば70μm程度の厚さのポリイミドのシートを基体とし、その表面に200μm程度の厚さのシリコンゴムと30μm程度の厚さのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がその順にコーティングされている。
また加熱ローラ422は、例えば外径が90mm程度のローラで、基体となる円筒状の金属ローラの表面にPTFE〔ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)〕がコーティングされている。
加熱ローラ422に内装されたヒータHは、例えばハロゲンランプ等で構成され、制御部Cにより加熱ベルト421の温度が160〜200℃となるように制御されている。
また、第1の加圧ローラ423は、例えば外径が例えば90mm程度のローラで、基体となる円筒状の金属ローラに17mm程度の厚さのシリコンゴム(硬度10度:JISA)が被覆され、その表面にPTFE〔ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)〕がコーティングされている。
そして、加圧部43は第1の加圧ローラ423と対向する位置に配置され、加熱ベルト421に用紙Pを押圧する第2の加圧ローラ431を有している。
第2の加圧ローラ431は、用紙Pを第1の加圧ローラ423に向けて押圧するローラで、外径が例えば80mm程度で、基体となる円筒状の金属ローラの表面に1mm程度の厚さのシリコンゴム(硬度30度:JISA)が被覆され、その表面に30μm程度の厚さのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がコーティングされている。
なお、第1の加圧ローラ423と第2の加圧ローラ431、又はその一方は不図示の駆動部により所定の周速(例えば500mm/s程度)となるように回転駆動されている。
そして、定着移動部44は、定着部筐体46を直交方向Xにガイドするガイドレール441と、定着部筐体46に固定されたラックギヤ442と、ラックギヤ442に噛み合ったウオームギヤ443と、ウオームギヤ443を回転駆動することにより定着部筐体46を直交方向Xに往復移動させる定着移動モータ444とを有している。
定着移動モータ444は正逆転することにより定着部筐体46を直交方向Xに往復移動させる。
そして分離部45は、加圧部43の第2の加圧ローラ431に当接して第2の加圧ローラ431から用紙Pを分離させる分離爪451と、分離爪451を直交方向Xに往復移動させる分離爪移動部452とを有し、離爪移動部452は離爪筐体453の内部に装着されている。
分離爪451は支軸4511を中心にして揺動可能となっている。そして、弾性部材4512(例えば引っ張りバネ)により先端部4513が第2の加圧ローラ431に向けて付勢され、先端部4513が第2の加圧ローラ431の表面に当接するようになっている。
また、実験等により用紙Pが第2の加圧ローラ431に張り付くことが極めて少ないことが確認されれば、分離爪451の先端部4513が第2の加圧ローラ431の表面からわずかに離間するように配置しても良い。離間することで第2の加圧ローラ431の傷発生を防止できる。
分離爪451はポリイミド樹脂で成形され、用紙Pや第2の加圧ローラ431との分離性・摺動性を上げるため表面にPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がコーティングされており、先端部が半径0.05mm程度以下の円弧状を為している。
なお、分離爪451は複数個で構成されているが、分離爪が複数個であることを強調する場合は複数の分離爪451と記し、特に強調する必要がない場合は単に分離爪451と記す。
分離爪移動部452は、分離爪筐体453に固定されたラックギヤ4521と、ラックギヤ4521に噛み合ったウオームギヤ4522と、ウオームギヤ4522を回転駆動することにより分離爪筐体453を直交方向Xに往復移動させる分離移動モータ4523とを有している。
分離移動モータ4523は正逆転することにより分離爪筐体453を直交方向Xに往復移動させる。
そして分離移動モータ4523は定着移動部44が移動する方向と反対方向に分離爪451が移動するように回転し、分離移動モータ4523の回転量は定着移動部44が移動する距離と同じ距離だけ分離爪451が移動するように回転する。
なお、制御部Cにより定着移動モータ444の回転制御を行い定着移動部44を前述したように往復移動させ、制御部Cにより分離移動モータ4523の回転制御を行い分離爪筐体453を前述したように往復移動させても良い。
以上説明したように、直交方向Xにおいて、一定位置を搬送される用紙Pに対して加熱ベルト421と第1の加圧ローラ423と第2の加圧ローラ431とを定着移動部44により移動させ、加熱ベルト421および第2の加圧ローラ431表面における、用紙が搬送される領域と用紙が搬送されない領域との境界を移動させることにより、該境界を境に異なる光沢等が目立たないようにしている。
そして、分離爪451の先端部4513が第2の加圧ローラ431の表面に当接することにより、定着された用紙Pの用紙先端部P1をすくい上げ、第2の加圧ローラ431に付着した用紙Pを第2の加圧ローラ431から分離可能とした。
そして、定着移動部44による定着部筐体46の往復移動に伴う分離爪451の往復移動と、分離爪移動部452による分離爪451の往復移動と、において、移動方向を両者で反対向き、且つ移動量を両者で同距離とすることで、前者の定着移動部44による分離爪451の往復移動を、後者の分離爪移動部452による往復移動により相殺することができる。
従って、分離爪451は画像形成装置Aに対して相対的に静止したままの状態となる。このようにすることにより分離爪451の位置と用紙Pとの位置関係を一定とし、確実に用紙Pを第2の加圧ローラ431から分離可能とした。
なお、分離爪451の第2の加圧ローラ431への付勢を解除する解除機構(不図示)を設け、用紙先端部P1がニップ領域Nに進入する直前から用紙Pの後端部がニップ領域Nを通過し終わるまで以外は前記解除機構を作動させて、分離爪451の第2の加圧ローラ431への付勢を解除させるとなお良い。
これにより、分離爪451の先端部4513が第2の加圧ローラ431の表面に当接することによる第2の加圧ローラ431表面に発生する接触痕を防止可能とでき、例えば両面印刷時において、前記接触痕により両面印刷した裏面のトナー画像が乱されて画像欠陥となることを防止できる。
また、分離部45と加熱部42とのうち、分離爪451が当接しない側には空気を吹き付け、吹き付けた空気により用紙Pを分離させる空気吹き付け部47を設けた。
空気吹き付け部47は、常時空気をニップ領域Nに向けて吹き付ける第1空気吹き付け部471と、用紙先端部P1がニップ領域Nに進入する直前から用紙先端部P1がニップ領域Nを通過し終わるまで空気をニップ領域Nに向けて吹き付ける第2空気吹き付け部472とを有している。
第1空気吹き付け部471は、常時作動するファン4711と、ファン4711により発生した空気流をニップ領域N近傍まで流してニップ領域Nに向けて吹き付ける第1ノズル4712と、を有しており、第1空気吹き付け部471は加熱ベルト421から用紙Pを分離する機能を有している。
ファン4711としては1200Pa程度の静圧を発生するシロッコファンが使用でき、複数台、例えば3台程度配置する。
なお、消費電力削減の観点から制御部Cにより用紙Pがニップ領域Nを通過時にファン4711を作動させるようにしても良い。
第2空気吹き付け部472は、不図示のコンプレッサから送られる空気A1をON/OFFする電磁弁4721と、空気A1をニップ領域N近傍まで流してニップ領域Nに向けて吹き付ける第2ノズル4722と、を有しており、第2空気吹き付け部472は加熱ベルト421から用紙Pを分離する機能を有している。
なお、電磁弁4721は制御部Cにより用紙先端部P1がニップ領域Nに進入する直前から用紙先端部P1がニップ領域Nを通過し終わるまでONとされている。
ここで、第1ノズル4712から吹き出す空気の流れより第2ノズル4722から吹き出す空気の方が風速が早くなっている。
また空気吹き付け部47も、直交方向Xにおいて第1ノズル4712と第2ノズル4722ノズルの位置と用紙の位置とが変わらないように、分離爪移動部452により直交方向Xに往復移動可能となっている。
なお、用紙の坪量が小さいほど(例えば80g/m以下)剛性が低いため、空気吹き付け部47を設けた場合は特に空気吹き付け部47の空気流により加熱ベルト421から分離後に第2の加圧ローラ431側に押し付けられる。また、X方向にもたわみ易い。
このため、空気の吹き付けがないときに比べ、分離爪451による剥離補助に頼る程度が強く、紙端部と分離爪451と用紙のX方向の位置のずれをより小さく抑えることが必要である。空気吹き付けによって分離性能を向上させているシステムでは、本願発明の効果は特に高い。
空気吹き付け部47の効果について説明すると、特にカラーのトナー画像のようにトナー量が多い場合、定着により溶融しまだ確実に冷却する前のトナー画像に、例えば分離爪等が物理的に接触すると該トナー画像に接触痕を発生しやすいという問題点がある。
この問題点に対して、第1空気吹き付け部471と第2空気吹き付け部472からの空気によって非接触で用紙Pを分離可能としたことにより、加熱ベルト421から用紙Pを確実に分離することを可能とすると共に、前述した接触痕の発生も防止することができた。
図3は、第1の実施形態の定着装置4aを上方から見た説明図(平面図)である。
以下に、第2の加圧ローラ431と、複数の分離爪451と、用紙Pとの、直交方向Xの位置関係について説明する。
なお、空気吹き付け部47と加熱部42とは図を分かりやすくするため省略してある。また前述したように、用紙はその中央部(直交方向X)を基準位置CL(1点鎖線)に合わせて搬送されているものとして説明する。
加熱部42と加圧部43と分離部45とは定着部筐体46の内部に装着され定着移動部44によって往復移動され、分離爪451は分離爪筐体453の内部に装着され分離爪移動部452によって往復移動されているが、以下往復移動に関して、定着部筐体46を代表して第2の加圧ローラ431、或いは後述の加圧ローラ431’として説明し、分離爪筐体453を代表して分離爪451として説明することもある。
複数の分離爪451は、直交方向Xにおいて、複数の分離爪451の中央部を中心としてそれぞれ対象に対として配置されている。そして該対は、中央側から第1分離爪対451a、第2分離爪対451b、第3分離爪対451c、第4分離爪対451dの順に配置されている。
そして、第1分離爪対451aを構成する1対の分離爪は用紙の中央部近傍に所定距離離間して配置されており、第2分離爪対451b、第3分離爪対451c、及び第4分離爪対451dを構成する各1対の分離爪は、それぞれ対応するサイズの用紙幅より所定の寸法小さな距離隔てて配置されている。
以下、用紙Pの搬送については代表的な用紙のサイズであるA−4サイズの用紙PAが搬送されている(縦搬送)ものとして説明する。以下、A−4サイズの用紙を用紙PAと称する。
第1分離爪対451aは間隔d(例えば60mm)を隔てて配設されている。これにより、例えば用紙PAの中央部近傍PAcを分離させる。
第2分離爪対451bは第1分離爪対451aの外側に位置し、間隔dより大きな間隔d(例えば170mm)を隔てて配設されている。これにより、例えば用紙PA(直交方向Xの幅210mm)の端部近傍PAeを分離させる。
第3分離爪対451cは第2分離爪対451bの外側に位置し、間隔dより大きな間隔d(例えば237mm)を隔てて配設されている。これにより、例えば用紙PAより大きな他のサイズ等の用紙については分離に寄与するが、用紙PAの分離には寄与しない。
第4分離爪対451dは第3分離爪対451cの外側に位置し、間隔dより大きな間隔d(例えば277mm)を隔てて配設されている。これにより、これにより、例えば用紙PAより大きな他のサイズ等の用紙については分離に寄与するが、用紙PAの分離には寄与しない。
図3(a)は定着部筐体46の内部に装着された第2の加圧ローラ431と分離部45(分離爪451)との各中央部が、基準位置CL(一点鎖線)に位置している状態を示している。
定着部筐体46の内部に装着された第2の加圧ローラ431と分離部45との中央部が定着移動部の定着移動モータ444により基準位置CL(1点鎖線)に位置しており、分離爪移動部452により複数の分離爪451(第1分離爪対451a、第2分離爪対451b、第3分離爪対451c、第4分離爪対451d)の中央部が基準位置CLに位置している。
これらにより、第1分離爪対451aは第2の加圧ローラ431に付着した用紙PAの中央部近傍PAcを分離させ、第2分離爪対451bは第2の加圧ローラ431に付着した用紙PAの端部近傍PAeを分離させる。
図3(b)は定着部筐体46の内部に装着された第2の加圧ローラ431と分離部45(分離爪451)との各中央部が基準位置CLに対して図示右側に移動して右移動位置CL(2点鎖線)に移動した状態を示している。
定着移動部の定着移動モータ444を正転させて定着部筐体46を図示右方向に移動させることにより、定着部筐体46を右移動位置CL(2点鎖線)まで移動させる。
定着部筐体46の図示右方向への移動により、定着部筐体46の内部に装着された分離爪451と分離爪移動部452とは、図示右方向に向けて移動する。
しかし、複数の分離爪451と用紙Pとの直交方向Xに係る位置関係が常時ずれないように、分離爪移動部452の分離移動モータ4523を正転させて複数の分離爪451を図示左方向に向けて移動させ、複数の分離爪451の中央部が基準位置CLに位置するまで移動させる。
ここでは説明のため、定着移動モータ444と分離爪移動モータ4523の動作を順次行うかのように述べたが、本実施例では定着移動モータ444と分離爪移動モータ4523を同時に動作させる。
また後述するように搬送される先行用紙と後行用紙の間で動作させるような場合は、動作時間を十分小さくとれば、順次動作するよう構成することも可能である。
図3(c)は定着ユニット41の内部に装着された第2の加圧ローラ431と分離部45(分離爪451)との各中央部が基準位置CLに対して図示左側に移動して左移動位置CL(2点鎖線)に移動した状態を示している。
定着移動部の定着移動モータ444を逆転させて定着部筐体46を図示左方向に移動させることにより、定着部筐体46に基準位置CLを通過させ、更に左移動位置CL(2点鎖線)に向けて移動させる。
定着部筐体46の図示左方向への移動により、定着部筐体46の内部に装着された分離爪451と分離爪移動部452とは図示左方向に移動する。
しかし、複数の分離爪451と用紙Pとの直交方向Xに係る位置関係が常時ずれないように、分離爪移動部452の分離移動モータ4523を逆転させて複数の分離爪451を図示右方向に向けて移動させ、複数の分離爪451の中央部が基準位置CLに位置するまで移動させる。
以降、画像形成が終わるまで図3(a)、図3(b)、図3(a)、図3(c)、図3(a)、・・・の状態を順次繰り返す。
なお、この移動中にも画像形成が行われ、定着も行われる。
分離爪451は、第2の加圧ローラ431表面になるべく傷を作らないようにしながら確実に先端を第2の加圧ローラ431表面に接触させて用紙Pを剥離するため、特に第2の加圧ローラ431との位置関係を高精度に保つ必要がある。
例えば本実施例では、分離爪451は第2の加圧ローラ431に対して、1本当たり3〜5mNの先端荷重で当接させており、第2の加圧ローラ431と分離爪451の位置関係を高い精度で一定に保たなければ、低荷重と確実な接触という背反する条件を両立できない。
本願発明では、移動する定着部筐体46で、分離爪451および分離爪移動部452を支持しているため、第2の加圧ローラ431と分離爪451との位置関係を高い精度で維持でき、剥離性能と第2の加圧ローラへの損傷軽減を両立することができる。
以上、定着移動部44をラックギヤ442と、ウオームギヤ443と、定着移動モータ444とによる構成について説明したが、これらの替りに、定着部筐体46の図示左側に位置して定着部筐体46を図示右側に向けて付勢させる圧縮バネ445(1点鎖線)と、定着部筐体46の図示右側に位置する偏心カム446(1点鎖線)と偏心カム446を回転させるモータ447(1点鎖線)とを設けても良い。
また、分離爪移動部452をラックギヤ4521と、ウオームギヤ4522と、分離移動モータ4523とによる構成について説明したが、これらの換りに、分離爪筐体453の図示左側に位置して分離爪筐体453を図示右側に向けて付勢させる圧縮バネ4524(1点鎖線)と、分離爪筐体453の図示右側に位置する偏心カム4525(1点鎖線)と偏心カム4525を回転させるモータ4526(1点鎖線)とを設けても良い。
以下に偏心カムを用いて定着部筐体46と分離爪筐体453を往復移動させる構成について図3を参照して説明する。
モータ447とモータ447の出力軸に連結されたカム軸448とは画像形成装置の筐体に固定されており、モータ447の回転により定着部筐体46を直交方向Xに往復移動可能としている。
また、モータ4526と偏心カム4525の回転軸4530とは定着部筐体46に固定されており、モータ4526の回転により分離爪筐体453を直交方向Xに往復移動可能としている。
偏心カム446は、短径部4462と中径部4461と長径部4463とを有し、回転軸からカム外形までの距離が、短径部4462、中径部4461、長径部4463の順に長くしてある。
また偏心カム4525は、短径部4462と中径部4461と長径部4463とを有し、回転軸からカム外形までの距離が、短径部4462、中径部4461、長径部4463の順に長くしてある。
そして、回転軸からカム外形までの距離が、短径部4462と短径部4462、中径部4461と中径部4461、長径部4463と長径部4463、とでそれぞれ等しくなっている(同形状となっている)。
そして、偏心カム446の短径部4462が定着部筐体46に向いている時は、偏心カム4525の長径部4463が分離爪筐体453に向くように、それぞれ取り付けられている。即ち、偏心カム446の定着部筐体46に対する位相と、偏心カム446の分離爪筐体453に対する位相とが、相反するように取り付けられている。
図3(a)において、偏心カム446は、中径部4461の外径が定着部筐体46に接する角度にモータ447により位置決めされており、定着部筐体46の内部に装着された第2の加圧ローラ431の中央部が基準位置CL(一点鎖線)に位置決めされている。
そして、偏心カム4525は、中径部4527の外径が分離爪筐体453に接する角度にモータ4526により位置決めされており、複数の分離爪451の中央部が基準位置CL(一点鎖線)に位置決めされている。
また、図3(b)において、偏心カム446は短径部4462の外径が定着部筐体46に接する角度にモータ447により回転され、定着部筐体46の内部に装着された第2の加圧ローラ431の中央部が右移動位置CL(2点鎖線)に移動している。
そして、偏心カム4525は長径部4528の外径が分離爪筐体453に接する角度にモータ4526により回転され、複数の分離爪451の中央部が、基準位置CL(一点鎖線)に継続して位置している。
また、図3(c)において、偏心カム446は長径部4463の外径が定着部筐体46に接接する角度にモータ447により回転され、定着ユニット41の内部に装着された第2の加圧ローラ431の中央部が左移動位置CL(2点鎖線)に移動している。
そして、偏心カム4525は短径部4529の外径が分離爪筐体453に接する角度にモータ4526により回転され、複数の分離爪451の中央部が、基準位置CL(一点鎖線)に継続して位置している。
以上説明したように、定着移動部44による定着部筐体46(第2の加圧ローラ431)の移動に対して、第2の加圧ローラ431の移動方向と反対側に、分離爪移動部452により複数の分離爪451を移動させることで、複数の分離爪451と用紙Pとの位置関係が変わることを防止でき、第1空気吹き付け部471および第2空気吹き付け部472により吹き付けられた空気で、第2の加圧ローラ431側に押し付けられる用紙Pを、第2の加圧ローラ431から確実に分離可能とできる。
以上A−4サイズの用紙を搬送する場合について説明したが、同様な技術思想に基づいて、他サイズの用紙(例えばA−5、B−5、B−4等)を搬送する場合、又用紙を縦搬送或いは横搬送する場合等においても、複数の分離爪451と用紙Pとの位置関係が変わることを防止でき、第2の加圧ローラ431に付着した用紙Pを確実に分離可能とできることは言うまでもない。
この場合は各サイズの用紙の両端部に対応する位置に分離爪を設ける。
図4は、第2の加圧ローラと、分離爪451との、直交方向Xの位置関係を説明する概念図である。
横軸は時間tを示し、縦軸は第2の加圧ローラ431と分離爪451との直交方向Xにおける各中央部の移動軌跡を示している。
なお、図示上側は右移動位置CLに向かう方向を示し、図示下側は左移動位置CLに向かう方向を示しており、第2の加圧ローラの中央部が移動する軌跡を実線Mで示し、分離爪451の中央部が移動する軌跡を1点鎖線Nで示している。
時間0において、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)と分離爪451の中央部(破線N)とはそれぞれ基準位置CLに位置している。
時間t1後には、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)は基準位置CLから右移動位置CLに向けて移動し、分離爪451の中央部(破線N)は基準位置CLから左移動位置CLに向けて移動している。
この時の、第2の加圧ローラ431の中央部が基準位置CLから右移動位置CLに向けて移動した移動距離Lm1と、分離爪451の中央部が基準位置CLから左移動位置CLに向けて移動した移動距離Ln1とは同距離のため、基準位置CLを中心にして常に搬送される用紙Pと、分離爪451と、の位置関係は変わらない。
時間t2後には、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)は右移動位置CLに移動完了し、分離爪451の中央部(破線N)は左移動位置CLに移動完了している。
ここで、第2の加圧ローラ431の中央部が基準位置CLから右移動位置CLまで移動する移動距離Lm2と、分離爪451の中央部が基準位置CLから左移動位置CLまで移動する距離Ln2とは同一であるため、基準位置CLを中心にして常に搬送される用紙Pと、離爪451と、の位置関係は変わらない。
時間t3後には、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)は右移動位置CLから基準位置CLに向けて移動し、分離爪451の中央部(破線N)は左移動位置CLから基準位置CLに向けて移動している。
この時の第2の加圧ローラ431が中央部の右移動位置CLから左移動位置CLに向けて移動した移動距離Lm3と、分離爪451の中央部が左移動位置CLから右移動位置CLに向けて移動した移動距離Ln3とは同距離のため、基準位置CLを中心にして常に搬送される用紙Pと、分離爪451と、の位置関係は変わらない。
時間t4後には、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)と分離爪451の中央部(破線N)とは再び基準位置CLに到達している。
以降、第2の加圧ローラと分離爪451とは、時間t0から時間t4までの動作を繰り返し行うため、用紙Pと分離爪451との位置関係は常に変わらない。
なお、第2の加圧ローラ431の移動速度(実線Mの傾き)は、定着状態に影響を与えず、用紙の搬送状態に影響を与えない速度であって、且つ用紙が搬送される領域と用紙が搬送されない領域との境界で定着状態(例えば光沢)の変化が曖昧となる速度であればいくつであっても良いが、例えば0.05mm/s程度に設定する。
そして、分離爪451の移動速度(1点鎖線Nの傾き)は第2の加圧ローラ431の速度(実線Mの傾き)と合わせるため、例えば第2の加圧ローラ431の移動速度である0.05mm/s程度に設定する。
また、第2の加圧ローラ431と分離爪451との、基準位置CLから右移動位置CLまでの移動距離と、基準位置CLから左移動位置CLまでの移動距離とはそれぞれ等しく、例えば10mm程度となるように設定する。
図5は、定着部筐体46と分離部45とを間欠的に移動する場合の説明図である。
横軸は時間tを示し、縦軸は第2の加圧ローラ431と分離爪451との直交方向Xにおける各中央部の移動軌跡を示している。
なお、図示上側は右移動位置CLに向かう方向を示し、図示下側は左移動位置CLに向かう方向を示しており、第2の加圧ローラ431の中央部が移動する軌跡を実線Mで示し、分離爪451の中央部が移動する軌跡を1点鎖線Nで示している。
時間0において、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)と分離爪451の中央部(破線N)とはそれぞれ基準位置CLに位置している。
時間t1後には、第2の加圧ローラ431の中央部(実線M)は右移動位置CLまでの略半分移動し、分離爪451の中央部(破線N)は左移動位置CLまでの略半分移動している。
この時の、第2の加圧ローラ431の中央部が基準位置CLから右移動位置CLに向けて移動した移動距離Lm1と、分離爪451の中央部が基準位置CLから左移動位置CLに向けて移動した移動距離Ln1とは同距離のため、時間t1後の用紙と分離爪451との位置関係は変わらない。
時間t2後には、実線Mで示す第2の加圧ローラ431の中央部は右移動位置CLに移動完了し、破線Nで示す分離爪451の中央部は左移動位置CLに移動完了している。
ここで、第2の加圧ローラ431の中央部が基準位置CLから右移動位置CLまで移動する移動距離Lm2と、分離爪451の中央部が基準位置CLから左移動位置CLまで移動する距離Ln2とは同一であるため、時間t2後の用紙Pと分離爪451との位置関係は変わらない。
時間t3後には、実線Mで示す第2の加圧ローラ431の中央部は右移動位置CLまでの略半分移動し、破線Nで示す分離爪451の中央部は左移動位置CLまでの略半分移動している。
この時の第2の加圧ローラ431の中央部の右移動位置CLから左移動位置CLに向けて移動した移動距離Lm3と、分離爪451の中央部の左移動位置CLから右移動位置CLに向けて移動した移動距離Ln3とは同距離のため、時間t3後の用紙と分離爪451との位置関係は変わらない。
時間t4後には、第2の加圧ローラ431の中央部と分離爪451の中央部とは再び基準位置CLに到達している。
以降、第2の加圧ローラ431と分離爪451とは、時間t0から時間t4までの動作を繰り返し行うため、間欠移動後の用紙Pと分離爪451との位置関係は変わらない。
以上の図示において、間欠駆動を分かりやすく表現するため、第2の加圧ローラ431の中央部の移動軌跡Mと分離爪451の中央部の移動軌跡Nとを矩形状に表したが、厳密には垂直部が所定の傾きを有することは言うまでもない。
上述した第2の加圧ローラ431と分離爪451との移動は、定着移動部44の定着移動モータ444と、分離爪移動部452の分離移動モータ4523とをそれぞれ同時期に同じ回転数で反対方向に間欠的に回転させて行う。
そしてこの間欠的な第2の加圧ローラ431の移動と分離爪451の移動とは、定着装置4に用紙が搬送されていない時期、例えば、用紙サイズの切り替え動作中及び所定時間毎に画像形成を中断している時期、或いはその一方で行う。
このように第2の加圧ローラ431の移動と分離爪451の移動とを定着装置4に用紙が搬送されていない時期に行うことにより、ローラと用紙との直交方向Xの位置ズレに起因する搬送異常及び定着状態の異常発生を防止できる。
なお、図では第2の加圧ローラ431と分離爪451とを2段階に移動させたが、例えば5段階、さらには10段階といった多段階にしても良いことは言うまでもない。
また、用紙の搬送状態を乱さず、用紙端部から用紙端部に当接すべき分離爪がはみ出して分離性を阻害しないレベルであれば、第2の加圧ローラ431を図4で示すように連続的に移動させて、分離爪451を間欠的に移動しても良い。
往復移動させるパターンは、図4と図5で説明したようなものに限られないが、加熱ベルト421上の紙端部が位置する領域と位置しない領域の境界部をより曖昧にするために、種々のパターンを選択できる。本願発明はいずれの移動パターンに対しても適用でき、また効果を得られる。
なお、定着移動部44の定着移動モータ444と、分離爪移動部452の分離移動モータ4523に替えて、ソレノイドにより定着移動部44と分離爪移動部452とを間欠移動させても良い。
モータに替えてソレノイドとすることにより構成を簡略化でき、制御も簡単にすることができる。
図6は、定着装置の第2の実施形態の説明図(側面図)である。
第2の実施形態の定着装置4bは、用紙Pを加熱する加熱部42’と、加熱部42’に用紙Pを押圧する加圧部43’と、少なくとも加熱部42’と加圧部43’とを、直交方向X(紙面の表裏方向)に往復移動させる定着移動部44と、加熱部42’から用紙Pを分離させる分離部45’と、を有している。
そして、分離部45’は、加熱部42’から用紙Pを分離させる分離爪451と、分離爪451を直交方向Xに往復移動させる分離爪移動部452と、を有している。
なお、第2の実施形態の定着装置4bは、加熱部42’がヒータHを内装した加熱ローラ422’で構成されていること、加圧部43’の加圧ローラ431により直接用紙Pを加熱ローラ422’に押圧すること、分離部45’が分離爪451で加熱ローラ422’に付着した用紙Pを分離すること、空気吹き付け部47を有しないこと、以外は、第1の実施形態の定着装置4aと同様な構成を有している。
以下、第1の実施形態の定着装置4aと異なる、加熱部42’と加圧部43’と分離部45’とについて説明する。なお、第1の実施形態の定着装置4aと同様な部材については説明を省略する。
加熱部42’は、定着部筐体46の内部に装着されており、ヒータHを内装した加熱ローラ422’を有している。
加熱ローラ422’は、例えば外径が70mm程度のローラで、基体となる円筒状の金属ローラの表面に0.5mm程度の厚さのシリコンゴム(硬度30度:JISA)が被覆され、その表面にPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)がコーティングされている。
加熱ローラ422’に内装されたヒータHは、例えばハロゲンランプ等で構成され、制御部Cにより加熱ローラ422’の温度が160〜200℃となるように制御されている。
加圧部43’は、定着部筐体46の内部に装着されており、加圧ローラ431を有している。なお、加圧部43’には分離部が配設されていない。
分離部45’は、加熱ローラ422’に付着した用紙Pを分離するために加熱部42’側に設けられている。
分離部45’は、加熱ローラ422’からの用紙Pの分離性能を、定着装置4aの分離部45と同様レベルにするため、加熱ローラ422’に対する分離爪451の関係を定着装置4aの分離爪451と同様としてある。
即ち、分離部45’は用紙Pの搬送面の延長面(平行方向Y)に対して第1の実施形態の定着装置4aの分離部45と上下反対側に取り付けられている。
また、分離爪移動部452が分離部45’の下側に取り付けられている。
そして、分離爪451は図3を参照して説明したと同様に複数個で構成され、その先端部4513は加熱ローラ422’の表面に当接し、加熱ローラ422’に付着した用紙Pを分離可能としている。
なお、実験等により用紙Pが加熱ローラ422’に付着して巻き込まれる可能性が低いと確認できた場合は、分離爪451の先端部4513が加熱ローラ422’の表面からわずかに離間するように配置しても良い。離間することで加熱ローラ422’の傷発生を防止できる。
定着移動部44は、定着部筐体46を直交方向Xに往復移動させ、分離爪移動部452は、定着移動部44により定着部筐体46が移動する方向と反対方向に分離爪451を移動させる。これにより、分離爪451の位置と用紙Pとの直交方向Xにおける位置関係を一定とし、確実に用紙Pを加熱ローラ422’から分離可能としてある。
以上説明したように、直交方向Xにおいて、一定位置(基準位置CL)を搬送される用紙Pに対して加熱ローラ422’と加圧ローラ431’とを定着移動部44により移動させ、用紙が搬送される領域と用紙が搬送されない領域との境界を境に異なる光沢等が目立たないようにした。
そして、分離爪451の先端部4513が加熱ローラ422’の表面に当接することにより、定着された用紙Pの用紙先端部P1をすくい上げ、加熱ローラ422’に付着した用紙Pを加熱ローラ422’から分離可能とした。
そして、分離爪451の往復移動と定着部筐体46の往復移動とにおいて、移動する向きを反対向き、且つ移動距離と速さを両者で同一とすることで、分離爪451の位置と用紙Pとの位置関係を一定とし、確実に用紙Pを第2の加圧ローラ431から分離可能とした。
また本実施例では、加圧ローラ431に分離爪を設けなかったが、加熱ローラ422’と加圧ローラ431双方に分離爪を設けてより確実な用紙の搬送性能を得、更にこれら分離爪を移動可能に構成し、同様の動作をさせてもよいことは言うまでもない。
なお、加熱ローラ422’の外径が小さい場合、例えば40mm程度以下の場合は用紙に曲率分離作用が強く働き、加熱ローラ422’から用紙Pが自然に分離しやすい。このため、加熱ローラ422’表面に分離爪451を当接させずわずかに離間させる。
このため、分離爪451と加熱ローラ422’とを非接触とすることにより、分離爪先端の摩耗と加熱ローラ422’表面の摩耗とを防止でき、分離爪451または加熱ローラ422’の交換や摩耗粉付着によるメンテナンス工数が大幅に削減可能となる。
本実施例では、分離爪451は加熱ローラ422’に対して、0.3〜0.5mの先端距離で維持し、用紙先端と加熱ローラ422’の間にできる隙間に、分離爪451の先端を差し込み分離させている。
このため加熱ローラ422’と分離爪451の位置関係を高い精度で一定に保たなければ、非接触と確実な分離補助機能維持という背反する条件を両立できない。
本願発明では、移動する定着部筐体46で、分離爪451および分離爪移動部452を支持しているため、加熱ローラ422’と分離爪451との位置関係を高い精度で維持でき、分離補助機能維持と加熱ローラ422’への損傷回避を両立することができる。
2 画像形成部
4 定着装置
4a 第1の実施形態の定着装置
4b 第2の実施形態の定着装置
42、42’ 加熱部
43、43’ 加圧部
44 定着移動部
45 分離部
46 定着部筐体
421 加熱ベルト
422、422’ 加熱ローラ
423 第1の加圧ローラ
431 第2の加圧ローラ
431’ 加圧ローラ
451 分離爪
452 分離爪移動部
453 分離爪筐体
A 画像形成装置

Claims (7)

  1. 記録材を加熱する加熱部と、
    該加熱部に記録材を押圧する加圧部と、
    前記加熱部又は前記加圧部から記録紙を分離する分離爪と、
    前記加熱部と、前記加圧部と、前記分離爪とを、記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動させる定着移動部と、
    前記分離爪を記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動させる分離爪移動部と、を有し、
    該分離爪移動部は、記録材の搬送方向と直交する方向において、前記定着移動部により前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪とが移動している方向の反対方向に向けて前記分離爪を移動させることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪と前記分離爪移動部とは定着部筐体の内部に装着されており、
    該定着部筐体は、記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動可能に支持され、前記定着移動部により記録材の搬送方向と直交する方向に往復移動され、
    前記分離爪移動部は、前記定着移動部による前記加熱部と前記加圧部と前記分離爪と前記分離爪移動部との往復移動に対して、記録材の搬送位置に対する、前記定着移動部による前記分離爪の相対位置変化を相殺するように、前記分離爪を往復移動させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記分離爪は前記加圧部に当接して前記加圧部から記録材を分離させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記分離爪は前記加熱部に当接して前記加熱部から記録材を分離させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 前記定着移動部は連続して前記定着部筐体を往復移動させ、前記分離爪移動部は連続して前記分離爪を往復移動させる、ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記加熱部と前記加圧部とのうち前記分離爪と前記分離爪移動部とが配設されていない側に位置し、前記加熱部と前記加圧部とのニップ領域に向けて空気を吹き付け、吹き付けた空気により記録材を分離させる、空気吹付け部を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. トナー画像を形成する画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー画像を記録材に定着する請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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