JP5471865B2 - トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 - Google Patents
トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5471865B2 JP5471865B2 JP2010134880A JP2010134880A JP5471865B2 JP 5471865 B2 JP5471865 B2 JP 5471865B2 JP 2010134880 A JP2010134880 A JP 2010134880A JP 2010134880 A JP2010134880 A JP 2010134880A JP 5471865 B2 JP5471865 B2 JP 5471865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- mass
- parts
- colorant
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/09—Colouring agents for toner particles
- G03G9/0906—Organic dyes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/06—Developing structures, details
- G03G2215/0602—Developer
- G03G2215/0604—Developer solid type
- G03G2215/0607—Developer solid type two-component
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/06—Developing structures, details
- G03G2215/0602—Developer
- G03G2215/0604—Developer solid type
- G03G2215/0614—Developer solid type one-component
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
粉砕法では、熱可塑性樹脂、着色剤、帯電制御剤、及びオフセット防止剤などを溶融混合して均一に分散させ、得られた組成物を粉砕、分級することによりトナーを製造している。粉砕法によれば、ある程度優れた特性を有するトナーを製造することができるが、広範囲の粒径分布が形成され易く、良好な解像度と階調性のある複写画像を得ようとすると、例えば、粒径5μm以下、特に3μm以下の微粉と20μm以上の粗粉を分級により除去しなければならず、収率が非常に低くなるという問題がある。また、粉砕法では、離型剤や顔料などを熱可塑性樹脂中に均一に分散することが困難であるという問題がある。また、粉砕によって、トナーに添加した顔料がトナー表面に露出してしまうため、トナー表面の帯電が不均一となって、トナーの帯電分布を拡げ、現像特性が低下するという問題がある。したがって、これらの問題のため、粉砕法では、高性能化の要求に対し十分対応できないのが現状である。
また、C.I.ピグメントイエロー180を用いたイエロートナーが提案されている(特許文献2〜4)。しかし、これら提案の技術は、着色度が低く、透明性も決して良好とはいえないという問題がある、
また、C.I.ピグメントイエロー180を用い、乳化分散方式(特許文献5)や懸濁重合など、水相に油相を分散させる製造方法で製造されたトナーが提案されている。しかし、C.I.ピグメントイエロー180は、比較的親水性が高いため、これら提案の技術は、C.I.ピグメントイエロー180が粒子表面に偏析したり、粒子内に再凝集したりして、使用することが困難であるという問題がある。
<1> 少なくとも、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含む油相を水系媒体中で分散させることにより造粒されるトナーであって、
前記着色剤が、C.I.ピグメントイエロー185及びC.I.ピグメントイエロー139を含み、かつ前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139からなる混晶を含み、
前記C.I.ピグメントイエロー185と前記C.I.ピグメントイエロー139との質量比率が、95:5〜50:50であり、
前記着色剤の含有量が、前記結着樹脂100質量部に対して3質量部〜15質量部であることを特徴とするトナーである。
<2> 水系媒体中での造粒が、有機溶媒中に、少なくとも、活性水素基含有化合物と、結着樹脂としての、前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体及び未変性ポリエステル樹脂と、着色剤と、離型剤とを溶解乃至分散させ、該溶解乃至分散物を水系媒体中で分散させて分散液を調製し、該水系媒体中で、前記活性水素基含有化合物と前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体とを架橋乃至伸張反応させ、得られた分散液から前記有機溶媒を除去することにより行われる前記<1>に記載のトナーである。
<3> 未変性ポリエステル樹脂の酸価が、5KOHmg/g〜40KOHmg/gである前記<2>に記載のトナーである。
<4> 未変性ポリエステル樹脂中に着色剤が分散されたマスターバッチを用いる前記<2>から<3>のいずれかに記載のトナーである。
<5> 着色剤の分散が、顔料分散剤を用いて行われる前記<4>に記載のトナーである。
<6> 顔料分散剤が、脂肪酸エステルである前記<5>に記載のトナーである。
<7> 顔料分散剤の融点が、70℃〜110℃である前記<5>から<6>のいずれかに記載のトナーである。
<8> 顔料分散剤の含有量が、マスターバッチに対して1質量%〜20質量%である前記<5>から<7>のいずれかに記載のトナーである。
<9> 着色剤の分散が、開放型の溶融混練機を用いた溶融混練により行われる前記<4>から<8>のいずれかに記載のトナーである。
<10> 前記<1>から<9>のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤である。
<11> 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を前記<1>から<9>のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法である。
本発明のトナーは、油相を水系媒体中で分散させることにより造粒され、少なくとも、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含み、活性水素基含有化合物、顔料分散剤、更に必要に応じてその他の成分を含む。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多価アルコール成分と多価酸成分を脱水縮合することにより得られる未変性ポリエステル樹脂、活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体、これらの混合物、などが挙げられる。なお、溶解懸濁法でトナーを作製する場合は、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、などが挙げられる。
前記未変性ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、着色剤の分散性の点で、多価アルコール成分としてのビスフェノール類のプロピレンオキサイド付加物を全多価アルコール成分に対して50モル%以上用いて重合したポリエステル樹脂が好ましく、多価アルコール成分としてのビスフェノール類のプロピレンオキサイド付加物を全多価アルコール成分に対して70モル%以上用いて重合したポリエステル樹脂がより好ましく、多価アルコール成分としてのビスフェノール類のプロピレンオキサイド付加物を全多価アルコール成分に対して80モル%以上用いて重合したポリエステル樹脂が特に好ましい。
前記多価アルコール成分としては、特に制限はなく、得られる樹脂(例えば、ポリエステル樹脂)のガラス転移点、分子量、軟化点に応じて適宜選択することができ、例えば、ジオール、三価以上のアルコール、などが挙げられる。
これらの中でも、炭素数が2〜12であるアルキレングリコール、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物が好ましく、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物がより好ましい。
前記三価以上の脂肪族アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、などが挙げられる。
前記三価以上のポリフェノール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、などが挙げられる。
前記三価以上のポリフェノール類のアルキレンオキシド付加物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、三価以上のポリフェノール類に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加したもの、などが挙げられる。
前記多価酸成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリカルボン酸が挙げられる。
前記ポリカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジカルボン酸、三価以上のカルボン酸、ジカルボン酸と三価以上のカルボン酸との混合物、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジカルボン酸、ジカルボン酸と少量の三価以上のポリカルボン酸との混合物が好ましい。
前記ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、二価のアルカン酸、二価のアルケン酸、芳香族ジカルボン酸、などが挙げられる。
前記二価のアルカン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、などが挙げられる。
前記二価のアルケン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数が4〜20の二価のアルケン酸が好ましい。前記炭素数が4〜20の二価のアルケン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、マレイン酸、フマル酸、などが挙げられる。
前記芳香族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数が8〜20の芳香族ジカルボン酸が好ましい。前記炭素数が8〜20の芳香族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、などが挙げられる。
前記三価以上のカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、三価以上の芳香族カルボン酸、などが挙げられる。
前記三価以上の芳香族カルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数が9〜20の芳香族カルボン酸が好ましい。前記炭素数が9〜20の芳香族カルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、などが挙げられる。
前記ポリカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジカルボン酸、三価以上のカルボン酸、及びジカルボン酸と三価以上のカルボン酸との混合物のいずれかの酸無水物又は低級アルキルエステル、などが挙げられる。
前記低級アルキルエステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステル、などが挙げられる。
前記ジカルボン酸と前記三価以上のカルボン酸とを混合して用いる場合、前記ジカルボン酸に対する前記三価以上のカルボン酸の質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01質量%〜10質量%が好ましく、0.01質量%〜1質量%がより好ましい。
ポリオールとポリカルボン酸を重縮合させる際の、前記ポリカルボン酸のカルボキシル基に対する前記ポリオールの水酸基の当量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1〜2が好ましく、1〜1.5がより好ましく、1.02〜1.3が特に好ましい。
前記未変性ポリエステル樹脂の酸価としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5KOHmg/g〜40KOHmg/gが好ましい。前記未変性ポリエステル樹脂の酸価が、5KOHmg/g未満であると、着色剤の分散が困難となることがあり、40KOHmg/gを超えると、外部環境の影響を受けやすくなることがあり、例えば、高温高湿下で帯電が低下し、地汚れや飛散などが生じることがある。前記好ましい範囲であれば、着色剤の分散性が向上し、発色、高温高湿下での保存性及び帯電性に優れたトナーが得られる。
前記軟化点が、80℃未満であると、トナーを高温下で保存すると固化や凝集することがあり、130℃を超えると、紙上でトナーが延展しないため、光沢が低く色再現性が悪くなることがある。
前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体(以下、「プレポリマー」と称することがある)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオール樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、これらの誘導体、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、溶融時の高流動性及び透明性の点で、ポリエステル樹脂が好ましい。
これらの中でも、イソシアネート基が好ましい。
前記活性水素基含有化合物は、前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体が、水系媒体中で伸長反応、架橋反応等する際の伸長剤、架橋剤等として作用する。
前記アミン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジアミン、三価以上のアミン、アミノアルコール、アミノメルカプタン、アミノ酸、これらのアミノ基をブロックしたもの、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジアミン、ジアミンと少量の三価以上のアミンとの混合物が好ましい。
前記イソシアネート基を含有するポリエステル樹脂(以下、「イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー」と称することがある)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオールとポリカルボン酸を重縮合することにより得られる活性水素基を有するポリエステル樹脂とポリイソシアネートとの反応生成物、などが挙げられる。
前記ポリオールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジオール、三価以上のアルコール、ジオールと三価以上のアルコールの混合物、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジオール、ジオールと少量の三価以上のアルコールとの混合物が好ましい。
これらの中でも、炭素数が2〜12であるアルキレングリコール、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物が好ましく、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物と炭素数が2〜12のアルキレングリコールとの混合物がより好ましい。
前記三価以上の脂肪族アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、などが挙げられる。
前記三価以上のポリフェノール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、などが挙げられる。
前記三価以上のポリフェノール類のアルキレンオキシド付加物としては、三価以上のポリフェノール類に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加したもの、などが挙げられる。
前記ジオールと前記三価以上のアルコールを混合して用いる場合、ジオールに対する三価以上のアルコールの質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01質量%〜10質量%が好ましく、0.01質量%〜1質量%がより好ましい。
前記ポリカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジカルボン酸、三価以上のカルボン酸、ジカルボン酸と三価以上のカルボン酸の混合物、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジカルボン酸、ジカルボン酸と少量の三価以上のポリカルボン酸との混合物が好ましい。
前記二価のアルカン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等が挙げられる。
前記二価のアルケン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数4〜20の二価のアルケン酸が好ましい。前記炭素数4〜20の二価のアルケン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、マレイン酸、フマル酸、などが挙げられる。
前記芳香族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸が好ましい。前記炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、などが挙げられる。
前記三価以上の芳香族カルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、炭素数9〜20の三価以上の芳香族カルボン酸が好ましい。前記炭素数9〜20の三価以上の芳香族カルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、などが挙げられる。
前記低級アルキルエステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステル、などが挙げられる。
前記ジカルボン酸と前記三価以上のカルボン酸とを混合して用いる場合、ジカルボン酸に対する三価以上のカルボン酸の質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01質量%〜10質量%が好ましく、0.01質量%〜1質量%がより好ましい。
前記含有量が、0.5質量%未満であると、耐ホットオフセット性が低下し、トナーの耐熱保存性と低温定着性との両立が困難となることがあり、40質量%を超えると、低温定着性が低下することがある。
前記ポリイソシアネートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート、芳香脂肪族ジイソシアネート、イソシアヌレート類、これらをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタム等でブロックしたもの、などが挙げられる。
前記脂肪族ジイソシアネートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトカプロン酸メチル、オクタメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、テトラデカメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネート、テトラメチルヘキサンジイソシアネート、などが挙げられる。
前記脂環式ジイソシアネートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネート、などが挙げられる。
前記芳香族ジイソシアネートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリレンジイソシアネート、ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジイソシアナトジフェニル、4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジメチルジフェニル、4,4’−ジイソシアナト−3−メチルジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナト−ジフェニルエーテル、などが挙げられる。
前記芳香脂肪族ジイソシアネートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、などが挙げられる。
前記イソシアヌレート類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリス(イソシアナトアルキル)イソシアヌレート、トリス(イソシアナトシクロアルキル)イソシアヌレート、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記着色剤は、少なくとも、イエロー顔料としてのイソインドリン系顔料である、C.I.ピグメントイエロー185と、C.I.ピグメントイエロー139とを含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。
前記C.I.ピグメントイエロー185は、鮮やかなイエロー色を示し、着色力が強い。また、前記C.I.ピグメントイエロー185は、疎水性顔料であるため、水系造粒による水相への移行などの問題もない。しかし、前記C.I.ピグメントイエロー185は、分光スペクトルにおいて500nm〜600nmで吸収を持つため青味が強く、イエロー色再現性が悪い。例えば、オフセット印刷におけるカラー見本の指標であるJapanColorに対してa*−b*座標上でa*が負側に大きくずれる。一方、C.I.ピグメントイエロー139は非常に赤味の強い顔料である。前記着色剤として、C.I.ピグメントイエロー185とC.I.ピグメントイエロー139とを併用することにより、色相を補正することが可能となる。
前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139は、同じイソインドリン骨格の顔料であるため、それらを混合し熱処理などをすることにより混晶を形成することが可能である。
前記着色剤が、前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139からなる混晶を含むことにより、彩度が高く、JapanColorに対して色差が小さく、着色度が高く、高温高湿下の長期ランニングでの地汚れが少ないイエロートナーが得られる。
前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139の混合物が混晶を形成することにより、前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139のいずれにも観察されなかった、X線回折による新たな結晶ピークが測定される。そのため、前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139の混合物が、単なる混合物か混晶を含む混合物かは、X線回折の結晶ピークの解析により確認することができる。
即ち、前記トナーの調製において、未変性ポリエステル樹脂中に着色剤が予め分散されたマスターバッチを用いることが好ましい。該マスターバッチを用いることで、着色剤の油相分散時におけるショックを和らげて着色剤の凝集を防ぎ、着色剤の分散性が向上し、良好な色相、着色度を有し、高温高湿下の長期ランニングでの地汚れが少ないイエロートナーを得ることができる。
これらの中でも、分散性向上の点で、連続式の開放型二本ロール混練機等の開放型の溶融混練機が好ましい。
前記開放型の溶融混練機は、せん断時に発生する熱を開放できるため、比較的低温で混練することが可能である。低温での混練は、原料に高いせん弾力を付与できるため、より着色剤(顔料)分散性の優れたトナーを得ることが可能である。
前記離型剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、天然ワックス、合成ワックス、などが挙げられる。
前記天然ワックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、動物由来の蜜蝋、鯨蝋、セラック蝋、植物由来のカルナバ蝋、木蝋、米糠蝋(ライスワックス)、キャンデリラワックス、石油由来のパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、鉱物由来のモンタンワックス、オゾケライト、などが挙げられる。
前記合成ワックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、油脂系合成ワックス(エステル、ケトン類、アミド)、水素化ワックス、などが挙げられる。
前記パラフィンワックスは、比較的低温で低粘度であると共に、針入度が低く、また変性するので、比較的容易に酸価を制御することができる。
前記離型剤の添加量が、結着樹脂100質量部に対して、1質量部未満であると、離型効果が小さいことがあり、20質量部を超えると、環境の影響を受けやすくなることがある。
前記顔料分散剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カルナウバワックス、脂肪酸エステルなどが挙げられる。脂肪酸エステルとしては、例えば、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、モンタン酸エステルなどが挙げられる。これらの中でも、脂肪酸エステルが好ましく、ステアリン酸エステル、モンタン酸エステルがより好ましく、モンタン酸エステルが特に好ましい。脂肪酸エステルは、エステル部分とトナー用樹脂との相溶性が高いためトナー中に分散しやすく、更に脂肪酸部分と顔料表面との親和性が高いため、顔料分散性に優れる。そのため、脂肪酸エステルが、彩度が高く、JapanColorに対して色差が小さく、着色度が高く、高温高湿下での地汚れの少ないトナーが得られる点で好ましい。また、前記特に好ましい態様であると、前記効果が顕著となる。
前記顔料分散剤の融点が、前記未変性ポリエステル樹脂の軟化点以上の温度であると、溶融混練時に効果的に着色剤(顔料)表面に吸着することができないことがあり、一方、前記未変性ポリエステル樹脂の軟化点より低い温度であると、溶融混練時に顔料分散剤が溶融し、着色剤と混合した状態で粒子表面に吸着することができ、着色剤(顔料)分散性に大きな効果が得られる。
前記顔料分散剤の融点が、70℃より低いと、高温高湿下での保存性に悪影響を及ぼし、トナーが固化してしまうことがあり、110℃より高いと、溶融混練時に前記顔料分散剤を溶融させるために高い温度にすることが必要となり、前記未変性ポリエステル樹脂の粘度が下がり、高い剪断を付与することができないことがある。
前記その他の成分としては、例えば、帯電制御剤、外添剤などが挙げられる。
前記帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、有色の帯電制御剤を用いると色調が変化してしまうという点で、無色又は白色の帯電制御剤が好ましい。
前記無色又は白色の帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリフェニルメタン系染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、フッ素変性四級アンモニウム塩を含む四級アンモニウム塩、アルキルアミド、リンの単体又はその化合物、タングステンの単体又はその化合物、フッ素系界面活性剤、サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、四級アンモニウム塩のボントロンP−51、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、四級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、LRA−901、ホウ素錯体のLR−147(日本カーリット社製)、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子、などが挙げられる。
前記帯電制御剤の含有量が、0.1質量部未満であると、帯電制御性が得られないことがあり、10質量部を超えると、トナーの帯電性が大きくなりすぎ、現像ローラーとの静電引力が増大し、現像剤の流動性低下や画像濃度の低下を招くことがある。
前記外添剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、有機粒子、無機粒子、などが挙げられる。
前記無機粒子の一次粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5nm〜2μmが好ましく、5nm〜500nmがより好ましい。
前記無機粒子のBET法による比表面積としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20m2/g〜500m2/gが好ましい。
前記無機粒子のトナー中における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01質量%〜5.0質量%が好ましく、0.01質量%〜5.0質量%がより好ましい。
前記無機粒子は、流動性及びブロッキング性の向上や、耐保存性及び耐水性の観点から表面処理をして用いられることが好ましい。
前記表面処理に用いられる処理剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル、などが挙げられる。
前記油相としては、少なくとも、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含むトナー材料を含有するものである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記トナー材料が溶媒に溶解乃至分散されていることが好ましい。
前記沸点が150℃未満の有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、酢酸エチル、トルエン、キシレン、ベンゼン、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等が好ましく、酢酸エチルがより好ましい。
前記着色剤と有機溶媒との混合割合が、5未満:95超であると、トナーの製造時に有機溶媒の量が多くなり、トナーの製造効率が低下することがあり、50超:50未満であると、前記着色剤の分散が不十分となることがある。
これらの中でも、分散体(油滴)の粒子径を2μm〜20μmに制御することができる点で、高速せん断式分散機が好ましい。
前記高速せん断式分散機を用いた場合、回転数、分散時間、分散温度等の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記回転数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1,000rpm〜30,000rpmが好ましく、5,000rpm〜20,000rpmがより好ましい。
前記分散時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、バッチ方式の場合、0.1分間〜5分間であることが好ましい。
前記分散温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、加圧下において、0℃〜150℃が好ましく、40℃〜98℃がより好ましい。なお、一般に、前記分散温度が高温である方が分散は容易である。
前記水系媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、水と混和可能な溶媒、これらの混合物、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、水が好ましい。
前記水と混和可能な溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルコール、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セロソルブ類、低級ケトン類、などが挙げられる。前記アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、などが挙げられる。前記低級ケトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、などが挙げられる。
前記トナーの製造方法の一例として、公知の溶解懸濁法などが挙げられる。
また、前記トナーの製造方法の他の一例として、前記活性水素基含有化合物と該活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体との伸長反応及び/又は架橋反応により生成するもの(以下、「接着性基材」と称することがある)を生成しながら、トナー母粒子を形成する方法を以下に示す。このような方法においては、活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体の合成、活性水素基含有化合物の合成、水系媒体の調製、トナー材料を含有する油相の調製、トナー材料の乳化又は分散、接着性基材の生成、溶媒の除去等を行う。
前記反応時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10分間〜40時間が好ましく、2時間〜24時間がより好ましい。
前記反応温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0℃〜150℃が好ましく、40℃〜98℃がより好ましい。
これらの中でも、分散体(油滴)の粒子径を2μm〜20μmに制御することができる点で、高速せん断式分散機が好ましい。
前記高速せん断式分散機を用いた場合、回転数、分散時間、分散温度等の条件は、目的に応じて適宜選択することができる。
前記回転数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1,000rpm〜30,000rpmが好ましく、5,000rpm〜20,000rpmがより好ましい。
前記分散時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、バッチ方式の場合、0.1分間〜5分間が好ましい。
前記分散温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、加圧下において、0℃〜150℃が好ましく、40℃〜98℃がより好ましい。なお、一般に、前記分散温度が高温である方が分散は容易である。
前記水系媒体の使用量が、50質量部未満であると、前記トナー材料の分散状態が悪くなって、所定の粒子径のトナー母粒子が得られないことがあり、2,000質量部を超えると、生産コストが高くなることがある。
前記トナー材料を含有する油相を乳化乃至分散する際には、油滴等の分散体を安定化させ、所望の形状にすると共に粒度分布をシャープにする観点から、分散剤を用いることが好ましい。
前記分散剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、界面活性剤、難水溶性の無機化合物分散剤、高分子系保護コロイド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、界面活性剤が好ましい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、などを用いることができる。
前記陰イオン界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステル、などが挙げられる。
これらの中でも、フルオロアルキル基を有するものが好ましい。
これらの中でも、フルオロアルキル基を有する脂肪族一級、二級又は三級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩等の脂肪族四級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、が好ましい。
前記陽イオン界面活性剤の市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、サーフロンS−121(旭硝子社製);フロラードFC−135(住友3M社製);ユニダインDS−202(ダイキン工業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製);エクトップEF−132(ト−ケムプロダクツ社製);フタージェントF−300(ネオス社製);などが挙げられる。
前記難水溶性の無機化合物分散剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト、などが挙げられる。
前記高分子系保護コロイドとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カルボキシル基を有するモノマー、水酸基を有する(メタ)アクリル酸アルキル、ビニルエーテル、カルボン酸ビニル、アミドモノマー、酸塩化物のモノマー、窒素原子又はその複素環を有するモノマー等を重合することにより得られるホモポリマー又はコポリマー、ポリオキシエチレン系樹脂、セルロース類、などが挙げられる。なお、上記のモノマーを重合することにより得られるホモポリマー又はコポリマーは、ビニルアルコール由来の構成単位を有するものも含む。
前記接着性基材を生成させる際の伸長反応及び/又は架橋反応には、触媒を用いることができる。
前記触媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジブチルスズラウレート、ジオクチルスズラウレート、などが挙げられる。
前記有機溶媒が除去されると、トナー母粒子が形成される。トナー母粒子に対しては、洗浄、乾燥等を行うことができ、さらに分級等を行うことができる。前記分級は、液中でサイクロン、デカンター、遠心分離、などにより、微粒子部分を取り除くことにより行ってもよいし、乾燥後に分級操作を行ってもよい。
前記機械的衝撃力を印加する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、高速で回転する羽根を用いて混合物に衝撃力を印加する方法、高速気流中に混合物を投入し、加速させて粒子同士又は粒子を適当な衝突板に衝突させる方法、などが挙げられる。
前記方法に用いる装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オングミル(ホソカワミクロン社製)、I式ミル(日本ニューマチック社製)を改造して粉砕エアー圧カを下げた装置、ハイブリダイゼイションシステム(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシステム(川崎重工業社製)、自動乳鉢、などが挙げられる。
本発明のトナーが、活性水素基含有化合物と、活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体を水系媒体中で反応させることにより得られる接着性基材を含有すると、転写性、定着性等の諸特性にさらに優れる。このため、本発明のトナーは、各種分野において使用することができ、電子写真法による画像形成に、好適に使用することができる。
前記トナーの体積平均粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3μm〜8μmが好ましく、4μm〜7μmがより好ましい。
前記体積平均粒子径が3μm未満であると、二成分現像剤では、現像装置における長期の撹拌においてキャリアの表面にトナーが融着し、キャリアの帯電能力を低下させることがあり、また、一成分現像剤では、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するブレード等の部材へのトナー融着が発生することがあり、8μmを超えると、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなり、現像剤中のトナーの収支が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大きくなることがある。
前記トナーの個数平均粒子径に対する体積平均粒子径の比が前記好ましい範囲内であることにより、二成分現像剤では、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なく、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性が得られ、また、一成分現像剤では、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なくなると共に、現像ローラへのトナーのフィルミングやトナーを薄層化するブレード等の部材へのトナーの融着を抑制し、現像装置の長期使用(攪拌)においても、良好で安定した現像性が得られるため、高画質の画像を得ることができる。
前記トナーの個数平均粒子径に対する体積平均粒子径の比が1.25を超えると、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなり、現像剤中のトナーの収支が行われた場合に、トナーの粒子径の変動が大きくなることがある。
本発明の現像剤は、少なくとも前記トナーを含み、必要に応じてキャリア等の適宜選択されるその他の成分を含む。
このため、転写性、帯電性等に優れ、高画質な画像を安定に形成することができる。なお、現像剤は、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命が向上することから、二成分現像剤が好ましい。
前記現像剤を一成分現像剤として用いる場合、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するブレード等の部材へのトナーの融着が少なく、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。
前記現像剤を二成分現像剤として用いる場合、長期にわたるトナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像装置における長期の撹拌においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。
前記トナーを二成分系現像剤に用いる場合には、前記キャリアと混合して用いればよい。前記二成分現像剤中の前記キャリアの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、90質量%〜98質量%が好ましく、93質量%〜97質量%がより好ましい。
前記キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯材と、芯材を被覆する樹脂層を有するものが好ましい。
前記芯材の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、50emu/g〜90emu/gのマンガン−ストロンチウム系材料、マンガン−マグネシウム系材料、などが挙げられる。また、画像濃度を確保するためには、100emu/g以上の鉄粉、75emu/g〜120emu/gのマグネタイト等の高磁化材料を用いることが好ましい。また、穂立ち状態となっている現像剤の感光体に対する衝撃を緩和でき、高画質化に有利であることから、30emu/g〜80emu/gの銅−亜鉛系等の低磁化材料を用いることが好ましい。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記樹脂層の材料としては、特に制限はなく、公知の樹脂の中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アミノ系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリハロゲン化オレフィン、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンとアクリルモノマーの共重合体、フッ化ビニリデンとフッ化ビニルの共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンとフルオロ基を有さないモノマーの共重合体等のフルオロターポリマー、シリコーン樹脂、などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ポリビニル系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、などが挙げられる。
前記ポリスチレン系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重合体、などが挙げられる。
前記ポリハロゲン化オレフィンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリ塩化ビニル、などが挙げられる。
前記ポリエステル系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、などが挙げられる。
前記塗布方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、浸漬塗工法、スプレー法、ハケ塗り法、などを用いることができる。
前記溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチルセロソルブ、などが挙げられる。
前記焼き付けは、外部加熱方式であってもよいし、内部加熱方式であってもよく、例えば、固定式電気炉、流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉等を用いる方法、マイクロ波を用いる方法、などが挙げられる。
本発明の画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、定着工程とを少なくとも含み、更にクリーニング工程を含むことが好ましく、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、除電工程、リサイクル工程、制御工程、などを含む。
また、本発明で用いる画像形成装置は、静電潜像担持体と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段を少なくとも有してなり、更にクリーニング手段を含むことが好ましく、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、リサイクル手段、制御手段、などを有してなる。
本発明の画像形成方法は、本発明で用いる画像形成装置により実施することができ、静電潜像形成工程は、静電潜像形成手段を用いて、現像工程は、現像手段を用いて、転写工程は、転写手段を用いて、定着工程は、ベルト定着手段を用いて、これら以外の工程は、これら以外の手段を用いて、実施することができる。
静電潜像形成工程は、光導電性絶縁体、感光体等の静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。前記静電潜像担持体の材質、形状、構造、大きさ等は、特に限定されず、公知のものの中から適宜選択することができるが、形状は、ドラム状であることが好ましい。また、前記感光体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体、などが挙げられる。これらの中でも、長寿命である点で、アモルファスシリコン感光体が好ましい。
前記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えた公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器、などが挙げられる。
前記露光器としては、帯電器により帯電された静電潜像担持体の表面に形成すべき像様に露光することができる限り、制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系等の各種露光器が挙げられる。なお、静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
前記現像工程は、静電潜像を、前記トナーで現像して可視像を形成する工程であり、前記可視像は、現像手段を用いて形成することができる。前記現像手段は、前記トナーで現像することができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記現像剤を収容し、静電潜像にトナーを接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するもの、などが挙げられる。これらの中でも、現像剤収容容器を備えた現像器等が好ましい。
前記現像器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記現像剤を摩擦攪拌により帯電させる攪拌器と、回転可能なマグネットローラを有するもの、などが挙げられる。現像器内では、例えば、トナーとキャリアが混合攪拌され、その際の摩擦によりトナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。マグネットローラは、静電潜像担持体近傍に配置されており、マグネットローラの表面に形成された磁気ブラシを構成するトナーの一部は、電気的な吸引力によって、静電潜像担持体の表面に移動する。その結果、静電潜像がトナーにより現像されて、静電潜像担持体の表面にトナー像が形成される。
前記転写工程は、例えば、転写帯電器を用いて、トナー像が形成された静電潜像担持体を帯電することにより、トナー像を記録媒体に転写する工程であり、転写手段を用いて転写することができる。このとき、前記転写工程は、トナー像を中間転写体上に転写する一次転写工程と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体上に転写する二次転写工程を有することが好ましい。また、前記転写工程は、二色以上のトナー、好ましくは、フルカラートナーを用いて、各色のトナー像を中間転写体上に転写して複合トナー像を形成する一次転写工程と、中間転写体上に形成された複合トナー像を記録媒体上に転写する二次転写工程を有することが更に好ましい。
前記転写器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラー、圧力転写ローラー、粘着転写器、などが挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に限定されず、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる工程であり、定着ベルト方式で定着させることができる。前記定着ベルト方式に用いる定着手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、加熱ローラーと加圧ローラーと無端ベルトを組み合わせたものなど、が挙げられる。このとき、加熱温度は、通常、80℃〜200℃である。
前記除電工程は、静電潜像担持体に除電バイアスを印加して除電する工程であり、除電手段を用いて除電することができる。前記除電手段としては、静電潜像担持体に除電バイアスを印加することができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、除電ランプ、などが挙げられる。
前記クリーニング工程は、静電潜像担持体上に残留するトナーを除去する工程であり、クリーニング手段を用いてクリーニングすることができる。前記クリーニング手段としては、静電潜像担持体上に残留するトナーを除去することができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナー、静電ブラシクリーナー、磁気ローラクリーナー、ブレードクリーナー、ブラシクリーナー、ウエブクリーナー、などが挙げられる。
前記リサイクル工程は、クリーニング工程で除去されたトナーを現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手段を用いてリサイクルさせることができる。前記リサイクル手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知の搬送手段、などを用いることができる。
前記制御工程は、各工程を制御する工程であり、制御手段を用いて制御することができる。前記制御手段としては、各手段の動作を制御することができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シーケンサー、コンピューター、などが挙げられる。
中間転写体50は、無端ベルトであり、その内側に配置されている3個のローラー51で張架されており、矢印方向に移動することができる。3個のローラー51の一部は、中間転写体50へ所定の転写バイアス(一次転写バイアス)を印加することが可能な転写バイアスローラーとしても機能する。
また、中間転写体50の近傍には、クリーニングブレードを有するクリーニング装置90が配置されている。更に、記録媒体95にトナー像を転写(二次転写)するための転写バイアスを印加することが可能な転写手段としての転写ローラー80が中間転写体50に対向して配置されている。
また、中間転写体50の周囲には、中間転写体50上のトナー像に電荷を付与するためのコロナ帯電器52が、感光体ドラム10と中間転写体50の接触部と、中間転写体50と記録媒体95の接触部との間に配置されている。
ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色の現像器(ブラック用現像器45K、イエロー用現像器45Y、マゼンタ用現像器45M、シアン用現像器45C)は、現像剤収容部(42K、42Y、42M、42C)と、現像剤供給ローラー(43K、43Y、43M、43C)と、現像ローラー(44K、44Y、44M、44C)を備える。
画像形成装置100Aでは、帯電ローラー20により感光体ドラム10を一様に帯電させた後、露光装置(不図示)により露光光30を感光ドラム10上に像様に露光し、静電潜像を形成する。次に、感光体ドラム10上に形成された静電潜像を、現像器(ブラック用現像器45K、イエロー用現像器45Y、マゼンタ用現像器45M、シアン用現像器45C)から現像剤を供給して現像してトナー像を形成した後、ローラー51から印加された転写バイアスにより、トナー像が中間転写体50上に転写(一次転写)される。更に、中間転写体50上のトナー像は、コロナ帯電器52により電荷を付与された後、記録媒体95上に転写(二次転写)される。なお、感光体ドラム10上に残存したトナーは、クリーニング装置60により除去され、感光体ドラム10は除電ランプ70により一旦、除電される。
複写装置本体150には、無端ベルト状の中間転写体50が中央部に設けられている。中間転写体50は、支持ローラー14、15及び16に張架されており、矢印方向に回転することができる。
更に、中間転写体50のタンデム型現像器120が配置された側とは反対側には、二次転写装置22が配置されている。二次転写装置22は、一対のローラー23に張架されている無端ベルトである二次転写ベルト24からなり、二次転写ベルト24上を搬送される記録紙と中間転写体50が互いに接触可能となっている。
二次転写装置22の近傍には、定着装置25が配置されている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26と、定着ベルト26に押圧されて配置される加圧ローラー27を有する。
次に、画像形成装置100Bにおけるフルカラー画像の形成(カラーコピー)について説明する。まず、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台130上に原稿をセットするか、あるいは原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じる。次に、スタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットした時は、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上へと移動された後で、コンタクトガラス32上に原稿をセットした時は、直ちにスキャナ300が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行する。このとき、第1走行体33により、光源からの光が照射されると共に、原稿面からの反射光を第2走行体34におけるミラーで反射し、結像レンズ35を通して読み取りセンサ36で受光される。これにより、カラー原稿(カラー画像)が読み取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の画像情報が得られる。
複合トナー像が転写された記録紙は、二次転写装置22により搬送されて、定着装置25に送り出される。そして、定着装置25において、定着ベルト26及び加圧ローラー27により、加熱加圧されて複合トナー像が記録紙上に定着される。その後、記録紙は、切換爪55で切り換えて排出ローラー56により排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。あるいは、切換爪55で切り換えて反転装置28により反転されて再び転写位置へと導かれて、裏面にも画像を形成した後、排出ローラー56により排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。
なお、複合トナー像が転写された後に中間転写体50上に残留したトナーは、クリーニング装置17により除去される。
<未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)の合成>
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物67質量部、ビスフェノールAのプロピオンオキシド3モル付加物84質量部、テレフタル酸274質量部及びジブチルスズオキシド2質量部を投入し、常圧下、230℃で8時間反応させた。次に、10mmHg〜15mmHgの減圧下、5時間反応させて、未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)を合成した。得られた未変性ポリエステル樹脂Aは、酸価が15.3KOHmg/g、軟化点が95℃であった。
<未変性ポリエステル樹脂B(PE樹脂B)の合成>
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物77質量部、ビスフェノールAのプロピオンオキシド3モル付加物74質量部、テレフタル酸289質量部及びジブチルスズオキシド2質量部を投入し、常圧下、230℃で10時間反応させた。次に、10mmHg〜15mmHgの減圧下、6時間反応させて、未変性ポリエステル樹脂B(PE樹脂B)を合成した。得られた未変性ポリエステル樹脂Bは、酸価が4.7KOHmg/g、軟化点が118℃であった。
<未変性ポリエステル樹脂C(PE樹脂C)の合成>
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物82質量部、ビスフェノールAのプロピオンオキシド3モル付加物69質量部、テレフタル酸294質量部及びジブチルスズオキシド2質量部を投入し、常圧下、230℃で8時間反応させた。次に、10mmHg〜15mmHgの減圧下、6時間反応させて、未変性ポリエステル樹脂C(PE樹脂C)を合成した。得られた未変性ポリエステル樹脂Cは、酸価が46KOHmg/g、軟化点が123℃であった。
<イソシアネート基を含有するポリエステル樹脂の合成>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682質量部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81質量部、テレフタル酸283質量部、無水トリメリット酸22質量部、及びジブチルチンオキサイド2質量部を仕込み、常圧下で、230℃にて8時間反応させた。次いで、10mmHg〜15mmHgの減圧下で、5時間反応させて、中間体ポリエステルを合成した。
得られた中間体ポリエステルは、数平均分子量(Mn)が2,100、重量平均分子量(Mw)が9,500、ガラス転移温度(Tg)が55℃、酸価が0.5、水酸基価が51であった。
次に、冷却管、撹拌機及び窒素導入管の付いた反応容器中に、前記中間体ポリエステル410質量部、イソホロンジイソシアネート89質量部、及び酢酸エチル500質量部を仕込み、100℃にて5時間反応させて、イソシアネート基を含有するポリエステル樹脂(活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体)を合成した。
得られたイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂の遊離イソシアネート含有量は、1.53質量%であった。
<ケチミン化合物(活性水素基含有化合物)の合成>
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器中に、イソホロンジアミン170質量部及びメチルエチルケトン75質量部を仕込み、50℃にて5時間反応を行い、ケチミン化合物(活性水素基含有化合物)を合成した。
得られたケチミン化合物のアミン価は418であった。
未変性ポリエステル樹脂A〜Cの酸価及び軟化点は、以下のように測定した。また、後述する顔料分散剤の酸価及び融点の測定は、以下のように測定した。
−酸価の測定方法−
JIS K0070−1992に記載の測定方法に準拠して以下の条件で測定を行った。
試料調整:試料0.5gをトルエン120mLに添加して室温(23℃)で約10時間撹拌して溶解した。更にエタノール30mLを添加して試料溶液とした。
測定は上記記載の装置にて計算することができるが、具体的には次のように計算した。
あらかじめ標定されたN/10苛性カリ〜アルコール溶液で滴定し、アルコールカリ液の消費量から次の計算で酸価を求めた。
酸価=KOH(mL数)×N×56.1/試料質量
(ただしNはN/10KOHのファクター)
フローテスター(島津製作所社製、CFT−500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出した。
温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とした。
融点は、示差走査型熱量測定(DSC)において、そのDSC曲線の最大吸熱量を示したピークトップで決定される。また、測定は、島津製作所製TA−60WS、及びDSC−60を用い、次に示す測定条件で測定した。なお、前記融点は、下記測定条件における2度目の昇温の際のDSC曲線から求めた。
測定条件
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50mL/min)
温度条件
開始温度:20℃
昇温速度:10℃/min
終了温度:150℃
保持時間:なし
降温温度:10℃/min
終了温度:20℃
保持時間:なし
昇温速度:10℃/min
終了温度:150℃
<トナーの調製>
−混晶を含む混合物Aの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)80質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)20質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Aを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)55質量部と、前記混晶を含む混合物A40質量部と、モンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)5質量部とを、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)にて1,000rpmで5分間混合した後、オープンロール混練機(三井鉱山社製)にて混練し、ロートプレックス粉砕機にて2mm大の着色剤(顔料)分散体粉末を作製しマスターバッチAとした。
ビーカー内に、合成例4で得たイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂10質量部、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)75質量部、及び酢酸エチル130質量部を入れ、攪拌して溶解させた。次に、パラフィンワックス5質量部、及び上記マスターバッチA 17質量部を加えて、ウルトラビスコミル(アイメックス社製、ビーズミル)を用いて、送液速度1kg/時、ディスクの周速度6m/秒で、直径0.5mmのジルコニアビーズを80体積%充填した条件で3パスした。さらに、ケチミン化合物2.7質量部を加えて溶解させ、トナー材料液(油相)を調製した。
容器に水系媒体150質量部を入れ、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12,000rpmで攪拌しながら、前記トナー材料液(油相)100質量部を添加し、10分間混合して、乳化スラリーを調製した。
攪拌機及び温度計をセットしたコルベンに、前記乳化スラリー100質量部を仕込み、攪拌周速20m/分で攪拌しながら30℃で12時間脱溶剤し、分散スラリーを得た。
前記分散スラリー100質量部を減圧濾過した後、濾過ケーキにイオン交換水100質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行った。得られた濾過ケーキに10質量%水酸化ナトリウム水溶液20質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで30分間混合した後、減圧濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行った。さらに、得られた濾過ケーキに10質量%塩酸20質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーを用いて、12,000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行い、濾過ケーキを得た。
得られた最終濾過ケーキを、循風乾燥機を用いて45℃で48時間乾燥し、目開き75μmメッシュで篩い、トナー母粒子を得た。得られたトナー母粒子100質量部に対し、外添剤としての疎水性シリカ1.0質量部と、疎水化酸化チタン0.5質量部を添加し、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて混合処理し、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、下記評価を行った。結果を表2に示す。
−色再現性評価−
上記で得られたトナーと直径60μmのフェライトキャリアとを、トナー濃度4質量%となる割合で20分間撹拌混合し、二成分現像剤を得た。前記二成分現像剤を株式会社リコー製複写機(Imagio Neo C355)に仕込み、特菱アートN 110Kg(三菱製紙社製)上に、付着量0.4mg/cm2となるように調整したのち、定着部材の温度が160℃となるように制御した上で、線速280mm/secにて、5cm×5cmのべた画像を100枚印字した。100枚印字後に、上記同様に5cm×5cmのべた画像を3枚出力し評価用の画像サンプルとした。
べた画像が形成された前記画像サンプルについて、色度計(X−Rite社製:X−Rite938)を用いてL*a*b*表色系(CIE:1976)におけるクロマチックネス指数a*及びb*を測定し、下記式(1)で示されるC*の値を求め、トナーの彩度を評価した。
C*=[(a*)2+(b*)2]1/2・・・(1)
◎:非常に良好。C*が100以上。
○:良好。C*が95以上100未満。
△:やや不良。C*が90以上95未満。
×:不良。C*が90未満。
各画像サンプルについて5点測定し、その5点のC*の平均値aを算出した。画像サンプル3枚のそれぞれの平均値aから更にそれらの平均値を算出し、それを上記評価基準のC*とした。
ΔE=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2 (2)
なお、色差の評価基準は、以下の通りである。
◎:非常に良好。ΔEが1未満。
○:良好。ΔEが1以上3未満。
×:不良。ΔEが3以上。
色再現性評価と同様に、色度計(X−Rite社製:X−Rite938)を用いて各画像サンプルのベタ画像5点を測定し、それらの平均を算出し、更に3枚のサンプルの平均値を算出し画像濃度とした。
画像濃度の評価基準は以下の通りである。
◎:非常に良好。画像濃度1.5以上。
○:良好。画像濃度1.4以上1.5未満。
△:やや不良。画像濃度1.3以上1.4未満。
×:不良。画像濃度1.3未満。
上記で得られたトナーと直径60μmのフェライトキャリアとを、トナー濃度が4質量%となる割合で20分間撹拌混合し、二成分現像剤を得た。前記二成分現像剤を40℃、湿度80%RH環境下にて、株式会社リコー製複写機(Imagio Neo C355)にて原稿濃度5%で50,000枚の耐刷試験を行った。未使用紙と50,000枚目に印刷された紙の白紙部の画像濃度をマクベス社製の反射濃度計(小数点以下3桁測定できるように改造)によりそれぞれ測定した。そして、未使用紙と50,000枚目に印刷された紙の白紙部の画像濃度差を下記基準により評価した。
◎:濃度差が0.01未満。
○:濃度差が0.01以上0.02未満。
△:濃度差が0.02以上0.03未満。
×:濃度差が0.03以上。
上記4つの評価を総合して、下記基準により評価した。結果を表2に示す。
◎:4つの各評価において、×、△が1つもなく、かつ◎が1つ以上ある。
○:4つの各評価において、×が1つもない。
×:4つの各評価において、×が1つ以上ある。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Bに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Bの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)70質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)30質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Bを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Cに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Cの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)60質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)40質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Cを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)を下記のトナー材料液(油相)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−トナー材料液(油相)の調製−
ビーカー内に、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)85質量部、及び酢酸エチル130質量部を入れ、攪拌して溶解させた。次に、パラフィンワックス5質量部、及び前記マスターバッチA 17質量部を加えて、ウルトラビスコミル(アイメックス社製、ビーズミル)を用いて、送液速度1kg/時、ディスクの周速度6m/秒で、直径0.5mmのジルコニアビーズを80体積%充填した条件で3パスし、トナー材料液(油相)を調製した。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Dに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Dの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)90質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)10質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Dを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Eに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Eの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)55質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)45質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Eを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)の調製時に、マスターバッチAの配合量を17質量部から9質量部に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、4質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)の調製時に、マスターバッチAの配合量を17質量部から36質量部に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、14質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)をマスターバッチAを用いずに調製した以下のトナー材料液(油相)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−トナー材料液(油相)の調製−
ビーカー内に、合成例4で得たイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂10質量部、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)84.35質量部、及び酢酸エチル130質量部を入れ、攪拌して溶解させた。次に、パラフィンワックス5質量部、前記混晶を含む混合物A 6.8質量部、及びモンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)0.85質量部を加えて、ウルトラビスコミル(アイメックス社製、ビーズミル)を用いて、送液速度1kg/時、ディスクの周速度6m/秒で、直径0.5mmのジルコニアビーズを80体積%充填した条件で3パスした。さらに、ケチミン化合物2.7質量部を加えて溶解させ、トナー材料液(油相)を調製した。
<トナーの調製>
実施例1において、モンタン酸エステルをカルナウバワックス(精製カルナバワックスNo−1、セラリカNODA社製、融点83℃、酸価18.7KOHmg/g)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAの調製時、及びトナー材料液(油相)の調製時に、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)を前記未変性ポリエステル樹脂B(PE樹脂B)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAの調製時、及びトナー材料液(油相)の調製時に、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)を前記未変性ポリエステル樹脂C(PE樹脂C)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAの調製時、及びトナー材料液(油相)の調製時に、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)を前記未変性ポリエステル樹脂B(PE樹脂B)に代え、かつモンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)をモンタン酸エステル(セリダスト5551、クラリアント社製、融点112℃、酸価23.1KOHmg/g)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAの調製時、及びトナー材料液(油相)の調製時に、前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)を前記未変性ポリエステル樹脂C(PE樹脂C)に代え、かつモンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)をステアリン酸エステル(エキセパールSS、花王社製、融点58℃、酸価11KOHmg/g)に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAを以下のマスターバッチBに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−マスターバッチBの調製−
前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)59.5質量部と、前記混晶を含む混合物A 40質量部と、モンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)0.5質量部とを、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)にて1,000rpmで5分間混合した後、オープンロール混練機(三井鉱山社製)にて混練し、ロートプレックス粉砕機にて2mm大の着色剤(顔料)分散体粉末を作製しマスターバッチBとした。
<トナーの調製>
実施例1において、マスターバッチAを以下のマスターバッチCに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−マスターバッチCの調製−
前記未変性ポリエステル樹脂A(PE樹脂A)35質量部と、前記混晶を含む混合物A 40質量部と、モンタン酸エステル(リコワックスE、クラリアント社製、融点84℃、酸価12.4KOHmg/g)25質量部とを、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)にて1,000rpmで5分間混合した後、オープンロール混練機(三井鉱山社製)にて混練し、ロートプレックス粉砕機にて2mm大の着色剤(顔料)分散体粉末を作製しマスターバッチCとした。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Fに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Fの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)97質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)3質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Fを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、混晶を含む混合物Aを以下の混晶を含む混合物Gに代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、7質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−混晶を含む混合物Gの調製−
C.I.ピグメントイエロー185(DIC社製)45質量部とC.I.ピグメントイエロー139(BASF社製)55質量部を、ジアセトンアルコールに添加し、40℃で5時間ビーズミルにて混合、磨砕した後、水酸化ナトリウム溶液を添加し、さらに塩酸で希釈することにより混晶を含む混合物Gを得た。混晶の存在は、X線回折の結晶ピークの解析により確認した。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)の調製時に、マスターバッチAの配合量を17質量部から4.5質量部に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、2質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<トナーの調製>
実施例1において、トナー材料液(油相)の調製時に、マスターバッチAの配合量を17質量部から44質量部に代えた以外は、実施例1と同様にして、トナーを調製した。
得られたトナー中の結着樹脂(未変性ポリエステル樹脂及びイソシアネート基を含有するポリエステル樹脂)100質量部に対する着色剤の含有量は、16質量部であった。
得られたトナーについて、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表2に示す。
表1における総着色剤量(質量部)は、結着樹脂100質量部に対する含有量を示す。
表1における顔料分散剤の含有量(質量%)は、マスターバッチにおける含有量を示す。
一方、実施例1〜16のトナーは、彩度も高く、色相に優れ、高温高湿下の長期ランニングでの地汚れもほとんど無いイエロートナーが得られた。特に実施例1〜8のトナーは、総合評価において非常に良好なトナーが得られた。
10K ブラック用感光体
10Y イエロー用感光体
10M マゼンタ用感光体
10C シアン用感光体
14、15、16 支持ローラー
17 クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラー
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラー
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラー
28 反転装置
30 露光光
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
42K、42Y、42M、42C 現像剤収容部
43K、43Y、43M、43C 現像剤供給ローラー
44K、44Y、44M、44C 現像ローラー
45K ブラック用現像器
45Y イエロー用現像器
45M マゼンタ用現像器
45C シアン用現像器
49 レジストローラー
50 中間転写体
51 ローラー
52 コロナ帯電器
53 手差し給紙路
55 切換爪
56 排出ローラー
57 排紙トレイ
58 分離ローラー
60 クリーニング装置
61 現像器
62 転写ローラー
63 クリーニング装置
64 除電ランプ
70 除電ランプ
80 転写ローラー
90 クリーニング装置
95 記録媒体
100A、100B 画像形成装置
120 タンデム型現像器
130 原稿台
142 給紙ローラー
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラー
146 給紙路
147 搬送ローラー
148 給紙路
150 複写装置本体
151 手差しトレイ
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
L 露光光
Claims (11)
- 少なくとも、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含む油相を水系媒体中で分散させることにより造粒されるトナーであって、
前記着色剤が、C.I.ピグメントイエロー185及びC.I.ピグメントイエロー139を含み、かつ前記C.I.ピグメントイエロー185及び前記C.I.ピグメントイエロー139からなる混晶を含み、
前記C.I.ピグメントイエロー185と前記C.I.ピグメントイエロー139との質量比率が、95:5〜50:50であり、
前記着色剤の含有量が、前記結着樹脂100質量部に対して3質量部〜15質量部であることを特徴とするトナー。 - 水系媒体中での造粒が、有機溶媒中に、少なくとも、活性水素基含有化合物と、結着樹脂としての、前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体及び未変性ポリエステル樹脂と、着色剤と、離型剤とを溶解乃至分散させ、該溶解乃至分散物を水系媒体中で分散させて分散液を調製し、該水系媒体中で、前記活性水素基含有化合物と前記活性水素基含有化合物と反応可能な部位を有する重合体とを架橋乃至伸張反応させ、得られた分散液から前記有機溶媒を除去することにより行われる請求項1に記載のトナー。
- 未変性ポリエステル樹脂の酸価が、5KOHmg/g〜40KOHmg/gである請求項2に記載のトナー。
- 未変性ポリエステル樹脂中に着色剤が分散されたマスターバッチを用いる請求項2から3のいずれかに記載のトナー。
- 着色剤の分散が、顔料分散剤を用いて行われる請求項4に記載のトナー。
- 顔料分散剤が、脂肪酸エステルである請求項5に記載のトナー。
- 顔料分散剤の融点が、70℃〜110℃である請求項5から6のいずれかに記載のトナー。
- 顔料分散剤の含有量が、マスターバッチに対して1質量%〜20質量%である請求項5から7のいずれかに記載のトナー。
- 着色剤の分散が、開放型の溶融混練機を用いた溶融混練により行われる請求項4から8のいずれかに記載のトナー。
- 請求項1から9のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
- 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を請求項1から9のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010134880A JP5471865B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 |
US13/159,566 US8518622B2 (en) | 2010-06-14 | 2011-06-14 | Toner, developer, and image forming method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010134880A JP5471865B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012002845A JP2012002845A (ja) | 2012-01-05 |
JP5471865B2 true JP5471865B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=45096484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010134880A Expired - Fee Related JP5471865B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8518622B2 (ja) |
JP (1) | JP5471865B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013156430A (ja) | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Ricoh Co Ltd | トナー、及び画像形成装置 |
JP5900789B2 (ja) | 2012-01-30 | 2016-04-06 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP6280684B2 (ja) | 2012-01-31 | 2018-02-14 | 株式会社リコー | トナー、現像剤、及び画像形成装置 |
JP5932395B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-06-08 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP2013190667A (ja) | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ricoh Co Ltd | トナーセット、現像剤、並びに画像形成方法および画像形成装置 |
JP5966464B2 (ja) | 2012-03-14 | 2016-08-10 | 株式会社リコー | トナー、二成分現像剤、及び画像形成装置 |
JP2013195621A (ja) | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、二成分現像剤および画像形成装置 |
US8785102B2 (en) * | 2012-04-23 | 2014-07-22 | Xerox Corporation | Toner compositions |
US8669037B2 (en) | 2012-04-26 | 2014-03-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Inks for liquid electrophotography |
JP6160100B2 (ja) | 2013-02-05 | 2017-07-12 | 株式会社リコー | トナー、現像剤及び画像形成装置 |
JP6439259B2 (ja) * | 2014-03-18 | 2018-12-19 | 株式会社リコー | イエロートナー、画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP6269211B2 (ja) * | 2014-03-18 | 2018-01-31 | コニカミノルタ株式会社 | 液体現像剤 |
JP6690236B2 (ja) | 2015-01-05 | 2020-04-28 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 |
CN107250916B (zh) | 2015-01-05 | 2020-11-24 | 株式会社理光 | 调色剂、调色剂存储单元和图像形成设备 |
JP2017107138A (ja) | 2015-01-05 | 2017-06-15 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 |
JP6492813B2 (ja) | 2015-03-13 | 2019-04-03 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 |
JP6520471B2 (ja) | 2015-06-29 | 2019-05-29 | 株式会社リコー | トナー、現像剤、現像剤収容ユニット及び画像形成装置 |
JP2017097216A (ja) | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 |
JP2017120323A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
EP3425453B1 (en) | 2016-03-03 | 2019-11-13 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, toner containing unit, and image forming apparatus |
JP6774156B2 (ja) * | 2016-10-17 | 2020-10-21 | 花王株式会社 | 液体現像剤 |
JP7275626B2 (ja) | 2018-03-02 | 2023-05-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置、及び画像形成方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2935638A1 (de) | 1979-09-04 | 1981-03-12 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Disazoverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als farbmittel. |
JPH0237949A (ja) | 1988-07-27 | 1990-02-07 | Nkk Corp | タンデイッシュ内のガス置換方法 |
JPH06230607A (ja) | 1993-02-02 | 1994-08-19 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像用イエローカラートナー |
JP3039191B2 (ja) | 1993-03-16 | 2000-05-08 | 富士ゼロックス株式会社 | イエロートナー及びその製造方法 |
JPH08262799A (ja) | 1995-03-28 | 1996-10-11 | Minolta Co Ltd | 静電荷像現像用イエロートナー |
JP3531433B2 (ja) | 1997-08-21 | 2004-05-31 | ミノルタ株式会社 | イエロー現像剤 |
JP4343521B2 (ja) * | 2002-12-06 | 2009-10-14 | 大日精化工業株式会社 | 黄色アゾ顔料組成物及びそれを使用する着色組成物 |
JP4179074B2 (ja) * | 2003-07-10 | 2008-11-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用マゼンタトナー、その製造法、現像剤及び画像形成方法 |
JP2005055495A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Ricoh Co Ltd | トナー及びその製造方法、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2005106932A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Canon Inc | イエロートナー |
DE102004024001A1 (de) * | 2004-05-14 | 2005-12-08 | Clariant Gmbh | Hydrophobiertes salzartiges Struktursilikat |
JP2007248746A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用イエロートナー |
JP2009199052A (ja) | 2007-09-12 | 2009-09-03 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー及びその製造法 |
JP4846703B2 (ja) | 2007-12-14 | 2011-12-28 | 株式会社リコー | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
JP2009244871A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成用トナー、画像形成用トナーの製造方法、トナー入り容器、二成分現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 |
JP2009222956A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用フルカラートナーの製造方法 |
JP5332893B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2013-11-06 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真用トナーセット及びカラー画像形成方法 |
JP5444767B2 (ja) | 2009-03-05 | 2014-03-19 | 株式会社リコー | 画像形成用トナー、一成分現像剤、二成分現像剤、画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2011070061A (ja) | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナーの製造方法及び電子写真用トナー |
-
2010
- 2010-06-14 JP JP2010134880A patent/JP5471865B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-06-14 US US13/159,566 patent/US8518622B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20110305986A1 (en) | 2011-12-15 |
JP2012002845A (ja) | 2012-01-05 |
US8518622B2 (en) | 2013-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5471865B2 (ja) | トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 | |
JP5315808B2 (ja) | トナー、並びに現像剤、トナー入り容器、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6132455B2 (ja) | トナー | |
JP5990881B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4676890B2 (ja) | トナーの製造方法及びトナー | |
JP4846630B2 (ja) | トナー及びその製造方法並びに画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP5545004B2 (ja) | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2010122667A (ja) | トナー、トナーの製造方法、現像剤、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP2007279685A (ja) | トナー、トナーの製造方法、画像形成装置 | |
JP2007248746A (ja) | 静電荷像現像用イエロートナー | |
JP2012022331A (ja) | トナー、及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP5392459B2 (ja) | トナー、現像剤、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2008003360A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2011197032A (ja) | 電子写真用イエロートナー | |
JP5655417B2 (ja) | トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成方法、並びにトナーの製造方法 | |
JP5915018B2 (ja) | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5402583B2 (ja) | トナー、並びに、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2017125892A (ja) | トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2011059591A (ja) | 電子写真用マゼンタトナー及びその製法 | |
JP5146672B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、現像剤、トナー入り容器、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP2012037819A (ja) | トナー、及び、そのトナーの製造方法、並びに、そのトナーを用いた画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP2011145458A (ja) | 静電荷像現像用トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2013003196A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4316455B2 (ja) | トナー及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP2006208861A (ja) | トナー及びその製造方法、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131227 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140120 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5471865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |