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JP5463391B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷が施された吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド、使い捨て紙おむつなどの吸収性物品は、一般に、ポリエチレンシート又はポリエチレンシートラミネート不織布等から成る不透液性裏面シートと、不織布から成る透液性表面シートとの間に綿状パルプなどからなる吸収体を介在させた構造を有する。
この種の吸収性物品では、美的外観を得るためや、吸収した排泄物を隠蔽する又は迷彩効果により目立たなくする等、種々の目的で、表面シートや、表面シートと吸収体との間のシートに図柄を印刷することが提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開2006−181294号公報 特開2005−502509号公報 特開2002−360620号公報
しかしながら、従来の印刷対象は不織布であり、表面の繊維が疎らで表面平滑性に乏しい等の理由により精緻な印刷が不可能である、印刷コストが嵩むといった問題点があった。
また、従来の図柄印刷は、吸収前後で見栄えが変わらず、使用度合(交換の要否)が判るようなものではなかった。
そこで、本発明の主たる課題は、低コストで精緻な印刷が可能であり、より美的外観に優れるとともに、吸収した排泄物を隠蔽する又は迷彩効果により目立たなくすることができ、また、吸収前後で見栄えが変わり、使用度合(交換の要否)を判別できる、吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
吸収体と、吸収体の表面側及び裏面側を覆う被覆部分とを有する吸収性物品において、
前記吸収体と被覆部分との間に、薄葉紙に水性インキによる印刷を施してなる印刷シートが介在されており、
前記印刷シートの印刷が吸収性物品の外面から視認可能に構成されており、
前記印刷シートは、前記水性インキにより印刷された部分、及び油性インキにより印刷された部分の両方を有しており、
前記水性インキの色が、無色透明又は前記薄葉紙と同色ではなく、
前記油性インキの乾燥後の色が、無色透明又は前記薄葉紙と同色であり、
排泄物の吸収前には、前記油性インキ付着部分が見えない若しくは目立たず、
排泄物の吸収後に、前記水性インキを含む水分が前記油性インキの付着部分に留まることなく、前記油性インキの非付着部分に吸収されることによって、前記水性インキが拡散・浸透して前記薄葉紙が着色していくとともに、前記油性インキ印刷部分では前記水性インキが弾かれて着色せずに、前記油性インキ付着部分が前記水性インキによる着色部分を背景として浮き出る若しくは目立つように構成されている、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
本発明は、水性インキを用いることを前提とするものであるが、水性インキによる印刷のみであると、液吸収部分の印刷が溶けて滲んでしまい、デザイン効果や、隠蔽又は迷彩効果が損なわれやすい。これに対して、油性インキによる印刷を組み合わせると、油性インキによる印刷部分によりデザイン効果や、隠蔽又は迷彩効果を維持しながら、水性インキによる印刷部分により見栄えの変化を生み出すことができる。
特に、油性インキによるインキ付着部分は疎水性であるため、水性インキや排泄物を含む水分は油性インキ付着部分に留まることなく、非付着部分に吸収される。そのため、水性インキや排泄物による着色部分と油性インキ付着部分とが同系色であれば吸収後に油性インキ付着部分が目立たなくなる。反対に、水性インキや排泄物による着色部分と油性インキ付着部分とが異系色であれば、水性インキや排泄物による着色部分を背景としてインキ付着部分が浮き出るようになる。
しかも、本発明の印刷対象は薄葉紙であるため、そのパルプ繊維に水性及び油性の両インキがなじみ、両インキが薄葉紙の表面だけでなく繊維内部にも取り込むことができる。
ただし、油性インキは疎水性であるため、その付着部分の面積割合が大き過ぎると、印刷シートの透液性を損ねる。一方、油性インキ付着部分が少な過ぎると、デザインが制限される、隠蔽又は迷彩効果が乏しくなる等、印刷シートを設ける意味が無くなる。よって、油性インキ付着部分の総面積が上記範囲内にあることが好ましい。
また、油性インキの乾燥後の色が無色透明又は薄葉紙と同色のインキであると、排泄物の吸収前には、インキ付着部分が見えない若しくは目立たないが、排泄物の吸収後には、排泄物や水性インキが拡散・浸透して薄葉紙が着色していく際に、油性インキでの印刷部分は水性インキが弾かれて着色しないため、油性インキ印刷部分が水性インキ等による着色部分を背景として浮き出て見える若しくは目立つようになる。よって、本項記載の発明は、吸収した排泄物を隠蔽する又は迷彩効果により目立たなくする場合に特に好適である。
以上のとおり、本発明によれば、低コストで精緻な印刷が可能になり、より美的外観に優れるようになるとともに、吸収した排泄物を隠蔽する又は迷彩効果により目立たなくでき、また、吸収前後で見栄えが変わり、使用度合(交換の要否)を判別できるようになる、等の利点がもたらされる。
パッドの斜視図である。 パッドの展開状態での平面図である。 図2のB−B断面図である。 印刷シートを露出させたパッドの展開状態での平面図である。 他の例の断面図である。 他の例の断面図である。 パッドの展開状態での平面図である。 図7のB−B断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は本発明に係るパッド1を示しており、このパッド1は、不透液性裏面シート2と、透液性表面シート3(以下、単に表面シートという。)との間に、吸収体4が介在された構造を有するものである。
不透液性裏面シート2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
表面シート3は、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックフィルムシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。又、プラスチックフィルムシートとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエステル、ナイロン等のポリアミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などを好適に使用することができる。不織布としては、繊維目付けが8〜50g/m2程度、厚みが0.2〜2mm程度であるのが好ましい。
一方、裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したもの等が使用される。セルロースアセテート等のフィラメント集合体や、不織布中に高吸水性樹脂を混入したものも好適である。高吸水性樹脂及びパルプは省略することもできる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
吸収体4は、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するために、全体を、透液性を有する包装シート5で巻いて囲繞することができる。
高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。高吸水性樹脂の含有率は10〜60%とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が10%未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、60%を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
裏面シート2の両側部は、表面シート3の両側縁からはみ出しており、このはみ出し部分から表面シート3の側部上にかけて伸縮帯8が前後方向に伸張した状態で接着剤HM等により張り付けられている。伸縮帯8は、二つ折りに折り畳んだシート間に糸ゴム9等の細長状伸縮部材を前後方向に沿って伸張した状態で固定してなるものであり、その伸縮力により、パッドが図1に示すように船形に変形される。吸収体4の前後両側においては、表面シート3が不透液性裏面シート2に対して直接に又は吸収体4と表面シート3との間に介在するシート(後述する印刷シート若しくは中間シート7)を介して間接的にホットメルト接着剤等の接着手段によって接合されている。
特徴的には、表面シート3と吸収体4との間には、薄葉紙に水性インキによる印刷を施してなる印刷シート6が配置されている。図4は、表面シート3及び伸縮帯8を取り除き、印刷シート6を露出させた状態を示している。印刷シート6に用いる薄葉紙としては、液透過性及び印刷適性の観点から、坪量が8〜80g/m2、特に10〜30g/m2であり、且つクレープ率が1〜35%、特に10〜25%であるものが好適である。
薄葉紙は液を吸収すると嵩が減る、透明度が向上する、及び隣接する部材との密着性が向上するため、液吸収の前後で印刷の見栄えが変化し、液吸収の前後でデザイン効果や、隠蔽又は迷彩効果を変化させることができる。このような効果を利用する場合、印刷シート6に用いる薄葉紙としては、吸水前後の不透明度の変化が50%以上であるものが好ましい。
印刷シート6は、その印刷の目的に応じて、吸収体4の表裏いずれか一方側又は両側に配置することができる。例えば、排泄物の隠蔽又は迷彩効果を発揮させるためには、図示形態のように、印刷シート6を表面シート3と吸収体4との間に設ける。これに対して、表面シート3が内側となるように二つ折りや三つ折りした状態で製品の外面デザインの一部として印刷を視認可能にする場合には、印刷シート6は吸収体4と裏面シート2との間に設ける。もちろん、これら両方に設けることもできる。また、図示はしないが、印刷シート6は、吸収体4をくるむよう配置することもできる。その際、くるんだ印刷シート6の合わせ目は、表面シート3側又は裏面シート2側のどちら側に配置されていても良い。
印刷シート6の印刷は、印刷シート6の表裏少なくとも一方に設けられていれば良いが、排泄物吸収前の時点で印刷を目立たせたければ、印刷シート6を表面シート3と吸収体4との間に設ける場合には表面シート3側の面に、また吸収体4と裏面シート2との間に設ける場合には裏面シート2側の面に印刷が施されていれば良い。また、排泄物吸収前の時点で印刷を目立たせたくなければ、その逆に印刷を施すことが好ましい。
印刷シート6は被覆されているため、被覆部分を介して印刷が透けて見える必要がある。具体的には、印刷シート6の被覆部分側面に印刷が施されている場合には、印刷シート6の被覆部分の不透明度が90%以下、特に75%以下であるのが好ましい。被覆部分は、吸収体4の表面側に印刷シート6を設けた場合には、印刷シート6より表面側の部分(図示形態の場合には表面シート3のみ)となり、吸収体4の裏面側に印刷シート6を設けた場合には、印刷シートよりも裏面側の部分となる。不透明度は、被覆部分の素材が不織布である場合は、繊維の色や、繊維密度により調整でき、ポリエチレン等の遮水性シートの場合は、色や厚みによる調整することができる。
印刷シート6の寸法及び配置は、印刷目的に応じて適宜定めることができる。例えば、排泄物の隠蔽又は迷彩効果を発揮させるためには、印刷シート6は少なくとも物品の前後方向中央部をカバーしていることが望ましい。このため、印刷シート6を前後方向においては吸収体4の前端から後端まで、あるいは更に物品の前端から後端まで延在させ、幅方向においては吸収体5の一方の側部又はその近傍から他方の側部又はその近傍まで延在させることができる。デザイン効果を発揮させるためには、印刷シート6は物品の多くの部分をカバーしていることが望ましい。このため、印刷シート6を前後方向においては物品の前端から後端まで延在させ、幅方向においては吸収体5の一方の側部又はその近傍から他方の側部又はその近傍まで延在させることができる。また、印刷により物品の前後表示を行う場合には、物品の前後端部にのみ印刷シート6を配置することができる。
印刷内容は特に限定されないが、花柄等の図柄の他、前後表示や使用済み表示等の特定の意味を表す記号(文字含む)、若しくは特定の意味を表さない図柄としての記号(文字含む)、又はこれらのうち複数のものを組み合わせたものとすることができる。特に、花柄等の単位図柄が所定の間隔を空けて散在されていると、デザインの自由度が高く、迷彩効果も高いため好ましい。
印刷インキとしては、水性インキを用いる限り特に限定されないが、無色透明又はクレープ紙と同色は避ける。また、排泄物の隠蔽又は迷彩効果を高めるためには、水性インキの色は排泄物の色と同系色であるのが好ましいが、デザイン効果を高めるためには異系色であるのが好ましい。
一つの好ましい形態として、水に対する溶解度及び色が異なる複数の色成分を水性インキを用いることが提案される。このような水性インキを用いた場合、溶解前は単色の印刷であっても、インキが溶けた後には溶解度の違いにより色成分が分かれて縞状になる。よって、最初は単色だったものが、吸水後に複数の色に変わることにより、使用前後での見栄えの変化をもたらすことができる。
また、色の異なる複数の水性インキ印刷部分を有する形態も提案される。この形態は、いわゆるカラー印刷を含むものであり、一例としては、背景色をベタ塗りし、その上にこれと異なる色で図柄等を印刷する形態や、図柄の各部を異なる色で印刷する形態を挙げることができる。このような形態では、排泄物を吸収した際、色の異なる複数の水性インキが溶けて色の混合が起こることにより、使用前後での見栄えの変化をもたらすことができる。この形態では、各色の混合が起こる程度に、各色の印刷部分を十部分に近付けて配置するのが望ましい。
参考形態として、被覆部分から印刷シート6を介して吸収体4に至るエンボス凹部が形成されている形態が提案される。このようなエンボス凹部は、例えば図7及び図8に示すように、身体へのフィット性を高めるために(特に生理用ナプキンにおいて)良く用いられているフィットエンボス10を含むものであるが、これに限られず、印刷内容と同様の図柄(例えば図2に示すような花柄)等をエンボス凹部により形成する形態も含むものである。エンボス凹部を形成した部分は密度が高くなる。また、液体は密度が低い側から高い側に移動する。よって、この形態では、排泄物を吸収した際、水分により溶けたインキが密度が高いエンボス凹部に集まり、エンボス凹部が着色され際立つようになり、使用前後での見栄えに変化をもたらすことができる。例えば、印刷シートに単色のベタ塗り印刷を水性インキにより施すとともに、エンボス凹部により図柄等を付した場合には、当初は目立たなかったエンボス凹部が排泄物の吸収部分において着色され、あたかも当初無かった図柄等が出現したかのような効果が発揮される。また、例えば、印刷シートに図柄等の印刷を水性インキにより施すとともに、エンボス凹部により図柄等を付した場合には、当初は水性インキ印刷部分の図柄のみが目立ち、エンボス凹部が目立たない状態であったものが、排泄物の吸収後には水性インキ印刷部分の図柄がぼやける又は消失するとともに、エンボス凹部の図柄が着色され、あたかも図柄等が変化したかのような効果が発揮される。
そして、本発明では、水性インキ印刷部分と、油性インキ印刷部分とを組み合わせることが提案される。油性インキは液吸収によりインキが滲まないため、吸収前後で変化しないような図柄等を付す場合に好適である。水性インキによる印刷のみであると、液吸収部分の印刷が溶けて滲んでしまい、デザイン効果や、隠蔽又は迷彩効果が損なわれやすいが、油性インキによる印刷を組み合わせると、油性インキによる印刷部分によりデザイン効果や、隠蔽又は迷彩効果を維持しながら、水性インキによる印刷部分により見栄えの変化を生み出すことができる。
特に、本発明のように、油性インキが、無色透明又は薄葉紙と同色の油性インキであると、水性インキや排泄物の吸収前には、油性インキ付着部分が見えない若しくは目立たないが、排泄物の吸収後には、排泄物や水性インキが拡散・浸透して印刷シート6のクレープ紙が着色していく際に、油性インキでの印刷部分は水性インキが弾かれて着色しないため、油性インキ印刷部分が水性インキ等による着色部分を背景として浮き出て見える若しくは目立つようになるため、吸収した排泄物を隠蔽する又は迷彩効果により目立たなくする場合に特に好適である。この観点から油性インキとしては撥水性の高いものが好適である。
なお、印刷インキには、水性・油性を問わず、消臭剤、抗菌剤、pH調整剤、芳香剤、界面活性剤、各種指示薬を配合することもできる。
油性インキ印刷部分の総面積は適宜定めることができるが、印刷シート6に占める割合が1〜90%、特に5〜75%であるのが好ましい。油性インキ付着部分の面積割合が大き過ぎると、印刷シート6の透液性を損ねる。一方、油性インキ付着部分が少な過ぎると、デザインが制限される、隠蔽又は迷彩効果が乏しくなる等、印刷シート6を設ける意味が無くなる。
印刷シート6の印刷手法は、水性インキ及び油性インキのいずれの場合においても特に限定されず、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、孔版印刷の他、インクジェット印刷も適用できる。
<他の実施形態>
(A)吸収体4の包装シート5が薄葉紙である場合、この包装シート5に印刷を施し、本発明の印刷シートとすることができる。これにより、吸収体4の表裏両側に印刷シート6を配置したのと同様の効果が発揮される。また、資材変更のみで組立ラインを変更せずに
物品の製造が可能となる。
(B)図5に示すように、印刷シート6と表面シート3との間には、親水性の中間シート7を配置することができる。中間シート7は、体液に対して親水性を有するものであればよい。具体的には、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることにより素材自体に親水性を有するものを用いるか、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維を親水化剤によって表面処理し親水性を付与した繊維を用いることができる。このような中間シート7を配置することによって、吸収体4に一旦吸収された体液が表面シート3側に戻ってしまうことを防止することができる。なお、この場合における被覆部分は表面シート3及び中間シート7の部分となり、これらを重ね合わせた状態での不透明度が90%以下となるように、繊維の種類や密度を定めるのが好ましい。図6に示すように、中間シート7を印刷シート6と吸収体4との間に配置することもできる。この場合、印刷シート6の被覆部分は表面シート3のみとなるため、表面シート3の不透明度が90%以下であるのが好ましい。
(C)パッド1をおむつと股間との間に介在させて使用する場合には、透液性の裏面シート2を用いることができる。
(D)生理用ナプキン等のパッド型の吸収性物品は、一般に、裏面にズレ止め用の粘着剤が塗布されるとともに、その粘着剤層を覆うように剥離シートが貼り付けられていたり、シートにより個装した形で販売されたりしている。これらの部分は、本発明の被覆部分を構成するため、これらの部分を含めた不透明度が90%以下、特に70%以下であるのが好ましい。
(E)吸収体4と吸収体4の表面側を覆う被覆部分との間に印刷シート6が位置する場合には、溶け出した水性インキが被覆部分を通り肌に付着するのを防止するために、吸収体4の表面側を覆う被覆部分の親水度が、印刷シート6のクレープ紙よりも低くするのが好ましい。具体的に、前述した形態において、中間シート7を含む場合には、表面シート3及び中間シート7のいずれか少なくとも一方の親水度が、印刷シート6のクレープ紙よりも低ければ良いが、特に親水度が、表面シート3、中間シート7及び印刷シート6のクレープ紙の順に大きくなるのが好ましい。このような親水度の大小関係は、各部の素材選択や公知の親水剤の利用等により生み出すことができる。
また、吸収体4の表面側を覆う被覆部分が不織布等の繊維集合体により形成されている場合には、上述の親水度の大小関係とともに、又はこれに代えて、被覆部分の繊維密度を印刷シート6のクレープ紙より低くするのも好ましい。具体的に、前述した形態において、中間シート7を含む場合には、表面シート3及び中間シート7のいずれか少なくとも一方の繊維密度が、印刷シート6のクレープ紙よりも低ければ良いが、特に繊維密度が、表面シート3、中間シート7及び印刷シート6のクレープ紙の順に大きくなるのが好ましい。このような繊維密度の大小関係は、各部の素材選択や、製造時にニップロール等による圧縮加工を施す等により生み出すことができる。
本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の広範な用途に適用できるものである。
1…パッド、2…裏面シート、3…表面シート、4…吸収体、5…包装紙、6…印刷シート、7…中間シート、8…伸縮帯、9…糸ゴム、10…エンボス凹部。

Claims (1)

  1. 吸収体と、吸収体の表面側及び裏面側を覆う被覆部分とを有する吸収性物品において、
    前記吸収体と被覆部分との間に、薄葉紙に水性インキによる印刷を施してなる印刷シートが介在されており、
    前記印刷シートの印刷が吸収性物品の外面から視認可能に構成されており、
    前記印刷シートは、前記水性インキにより印刷された部分、及び油性インキにより印刷された部分の両方を有しており、
    前記水性インキの色が、無色透明又は前記薄葉紙と同色ではなく、
    前記油性インキの乾燥後の色が、無色透明又は前記薄葉紙と同色であり、
    排泄物の吸収前には、前記油性インキ付着部分が見えない若しくは目立たず、
    排泄物の吸収後に、前記水性インキを含む水分が前記油性インキの付着部分に留まることなく、前記油性インキの非付着部分に吸収されることによって、前記水性インキが拡散・浸透して前記薄葉紙が着色していくとともに、前記油性インキ印刷部分では前記水性インキが弾かれて着色せずに、前記油性インキ付着部分が前記水性インキによる着色部分を背景として浮き出る若しくは目立つように構成されている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
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