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JP5430759B2 - 再生装置、表示装置、および、増幅装置、ならびに、映像システム - Google Patents

再生装置、表示装置、および、増幅装置、ならびに、映像システム Download PDF

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Description

技術分野は、映像再生表示技術に関し、特に、立体映像の再生表示においてオン・スクリーン・ディスプレイ(On Screen Display、OSD)を生成し表示する再生装置、増幅装置、表示装置、および、映像システムに関する。
映像を立体表示するための表示装置や、立体映像を再生するための再生装置などが製品化されつつある。また、観察者が表示装置や再生装置を容易に使用できるように、表示画面上にオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)を表示させることが知られている。一般にOSDは、再生装置、増幅器(AVアンプ)、表示装置といった機器の状態や再生付加情報等を文字情報やアイコンで使用者に通知するための表示情報である。OSDは、再生されている主映像の一部分に上描きされて表示される。
特許文献1には、立体表示属性情報を含む文字情報が伝送されると、文字情報デコーダにおいてその情報を立体映像表示用にデコードし、デコードした映像を合成器にて主画像と合成して立体表示用の表示装置に映像を供給する構成が開示されている。これにより、文字表示も立体表示化され、臨場感のある映像が提供される。
特開平11−289555号公報
しかしながら、再生装置や表示装置といった複数の装置によりOSD(装置映像)が映像に上描きされ重畳的に表示される場合、後から重畳されるOSD(装置映像)は、それよりも以前に重畳されたOSD(装置映像)を含んだ映像に上描きされる。よって、後から重畳されたOSD(装置映像)の立体表示位置(立体視における奥行き感)が、それよりも以前に重畳されたOSD(装置映像)の立体表示位置よりも奥にあると、映像表示と立体位置関係に矛盾が生じてしまい、観察者に違和感を覚えさせてしまうという問題点があった。
上記従来技術における問題点を鑑み、観察者にとってより視認性が高い装置映像表示を実現する再生装置、表示装置、および、映像システムを提供する。
第1の態様は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像を重畳する装置が、当該重畳の際に装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した装置映像深度に関する情報にもとづいて、再生装置映像に再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより立体映像信号を生成する重畳部と、立体映像信号を、装置へ送信する送信部と、を有する再生装置である。
第2の態様は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、立体映像に再生装置映像を重畳することにより立体映像信号を生成する重畳部と、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像を重畳する装置に対し、再生装置映像の立体視深度に関する情報および立体映像信号を送信する送信部と、を有する再生装置である。
第3の態様は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳して表示することができる表示装置であって、立体映像を含む第1立体映像信号を受信する受信部と、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像を重畳して第1立体映像信号を出力する装置が、当該重畳の際に装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した装置映像深度に関する情報にもとづいて、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する表示装置である。
第4の態様は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳して表示することができる表示装置であって、第1立体映像信号に含まれる立体映像に表示装置映像を重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像を重畳して第1立体映像信号を出力する装置に対し、表示装置映像の立体視深度に関する情報を送信する送信部と、を有する表示装置である。
第5の態様は、再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、第1立体映像信号を受信する受信部と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳する表示装置が、当該重畳の際に表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号を、表示装置へ送信する送信部と、を有する増幅装置である。
第6の態様は、再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、第1立体映像信号を受信する受信部と、第1立体映像に増幅装置映像を重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号を、表示装置へ送信する送信部と、増幅装置映像の立体視深度に関する情報を、少なくとも再生装置および表示装置のいずれかへ通知する通知部と、を有する増幅装置である。
第7の態様は、再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、第1立体映像信号を受信する受信部と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳する再生装置が、当該重畳の際に再生装置映像に付与する立体視深度である再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号を、表示装置へ送信する送信部と、を有する増幅装置である。
第8の態様は、再生装置と、表示装置と、増幅装置と、を有する映像システムであって、再生装置は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である増幅装置映像を重畳する増幅装置が、当該重畳の際に増幅装置映像に付与する立体視深度である増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、再生装置映像に再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第1立体映像信号を生成する重畳部と、第1立体映像信号を、増幅装置へ送信する送信部と、を有し、増幅装置は、再生装置から第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、第1立体映像信号を受信する受信部と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳する表示装置が、当該重畳の際に表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号を、表示装置へ送信する送信部と、を有し、表示装置は、増幅装置から第2立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である表示装置映像を立体映像に重畳して表示することができる表示装置であって、第2立体映像信号を受信する受信部と、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部と、第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する、映像システムである。
第9の態様は、再生装置と、表示装置と、増幅装置と、を有する映像システムであって、再生装置は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、再生装置映像に所定の立体視深度である再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第1立体映像信号を生成する重畳部と、第1立体映像信号を、増幅装置へ送信する送信部と、を有し、増幅装置は、再生装置から第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、第1立体映像信号を受信する受信部と、再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、第2立体映像信号を、表示装置へ送信する送信部と、を有し、表示装置は、増幅装置から第2立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である表示装置映像を立体映像に重畳して表示することができる表示装置であって、第2立体映像信号を受信する受信部と、増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、取得部が取得した増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部と、第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する、映像システムである。
再生装置は、増幅装置や表示装置といった自装置に接続される装置の装置映像の奥行き感にもとづいて、自装置の装置映像の奥行き感を決定することにより、観察者にとってより視認性が高いOSDを表示することができる。
表示装置は、再生装置や増幅装置といった自装置に接続される装置の装置映像の奥行き感にもとづいて、自装置の装置映像の奥行き感を決定することにより、観察者にとってより視認性が高いOSDを表示することができる。
増幅装置は、再生装置や表示装置といった自装置に接続される装置の装置映像の奥行き感にもとづいて、自装置の装置映像の奥行き感を決定することにより、観察者にとってより視認性が高いOSDを表示することができる。
上述の再生装置、増幅装置、および、表示装置を有する映像システムにおいては、他の装置の装置映像の奥行き感にもとづいて、自装置の装置映像の奥行き感が決定されるため、観察者にとってより視認性が高いOSDを表示することができる。
第1の実施の形態による再生装置および表示装置の構成を示すブロック図 第1の実施の形態による再生装置の動作にかかるフローチャート 第1の実施の形態による表示装置の動作にかかるフローチャート 立体表示における深度(奥行き感)の原理を説明する模式図 第1の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 複数のOSDの各表示深度を示す模式図 第2の実施の形態による再生装置と表示装置の構成を示すブロック図 第2の実施の形態による再生装置の動作にかかるフローチャート 第2の実施の形態による表示装置の動作にかかるフローチャート 第2の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 複数のOSDの各表示深度を示す模式図 第3の実施の形態による映像システムの構成を示すブロック図 第3の実施の形態による増幅装置の動作にかかるフローチャート 第3の実施の形態による再生装置の動作にかかるフローチャート 第3の実施の形態による表示装置の動作にかかるフローチャート 第3の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 第3の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 複数のOSDの各表示深度を示す模式図 第4の実施の形態による映像システムの構成を示すブロック図 第4の実施の形態による再生装置の動作にかかるフローチャート 第4の実施の形態による増幅装置の動作にかかるフローチャート 第4の実施の形態による表示装置の動作にかかるフローチャート 第4の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 第4の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図 複数のOSDの各表示深度を示す模式図 第5の実施の形態による映像システムの構成を示すブロック図 第5の実施の形態による再生装置の動作にかかるフローチャート 第5の実施の形態による表示装置の動作にかかるフローチャート 複数のOSDの各表示深度を示す模式図 第5の実施の形態におけるHDMI信号のデータ構造を示す模式図
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
1.第1の実施の形態
以下、第1の実施の形態による再生装置および表示装置について説明する。本実施形態における再生装置および表示装置は、図1に示された内部構成図に基づき、工業的に生産することができる。
1−1.構成について
図1は、第1の実施の形態による第1の再生装置100と第1の表示装置200の内部構成を示すブロック図である。本図において、第1の再生装置100は、光ディスク1を再生することができる映像再生装置である。第1の再生装置100は、光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のOSD付加回路5、第1のCPU(Central Processing Unit)6、第1のHDMI(High Definition Multimedia Interface)送信回路7、第1の出力端子8、第1のリモコン9を有する。
第1の表示装置200は、第1の入力端子201、第1のEDID(Extended Display ID)202、第1のHDMI受信回路203、第2のOSD付加回路204、第2のCPU205、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211を有する。
また、第1の再生装置100の第1の出力端子8と第1の表示装置200の第1の入力端子201は、第1のケーブル10で接続される。
光ディスク1には、MPEG(Moving Picture Experts Group)4圧縮された立体映像信号と音声信号が記録されている。
光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。
モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。後述するが、第1の再生装置100は、HDMI伝送路を通じて非圧縮のフレーム画像をテレビに送信する。復調回路4は、MPEG4符号化方式で符号化されたフレーム画像に対する復号処理を行い、フレーム画像を構成する映像信号を生成し出力する。MPEG4符号化方式で符号化されたフレーム画像に対する復号に必要なデマルチプレクサやビデオデコーダは、復調回路4内に実装されている。
第1のOSD付加回路5は、復調回路4が出力する立体映像信号に含まれる左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、文字やアイコンで構成される情報(OSD情報)の映像(以下、「OSD」とも略称する。)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。
第1のCPU6は、第1の再生装置100を制御するマイクロプロセッサである。第1のCPU6は、第1のOSD付加回路5を制御するとともに、第1のリモコン9から送られる使用者の操作や復調回路4によって得られる再生情報に基づき、必要に応じてOSD情報を生成する。
第1のHDMI送信回路7は、第1のOSD付加回路5の立体映像出力や、復調回路4の音声出力等をHDMI形式のディジタル映像信号に変調し、第1の出力端子8より、第1の表示装置200へ出力する。
第1の出力端子8は、HDMI規格に準拠した映像・音声出力端子であり、その中にはディジタル変調された映像・音声信号伝送路と共に、VESA(Video Electronics Standard Association)/E−DDC(Enhanced Display Data Channel)及びEIA(Electronics Industries Association)/CEA(Consumer Electronics Association)861−D両規格で規定される相互通信用のシリアル伝送路が含まれている。
第1のリモコン9は使用者によって操作され、再生開始・停止・情報表示などの指示を第1の再生装置100に伝える働きをする。
第1のケーブル10は、HDMI規格準拠の信号伝送用ケーブルである。
第1の表示装置200に関し、第1の入力端子201は、HDMI規格に準拠した映像・音声入力端子であり、その中にはディジタル変調された映像・音声信号伝送路と共に、VESA/E−DDC及びEIA/CEA861−D両規格で規定される相互通信用のシリアル伝送路が含まれている。
第1のEDID202は、第1の表示装置200が有する機能に関する情報が記憶された記憶素子を含み、当該情報をEIA/CEA861−DのEDID規格で決められたデータ配列のかたちで記憶する。本実施形態においては、第1のEDID202は、更に、その中に、後述する第1の表示装置200のOSDの表示深度を示す情報、すなわちOSD深度情報が付記されている。
第1のHDMI受信回路203は、第1の入力端子201を介してHDMI信号を受け、立体映像信号、同期信号、音声信号を復調する。
第2のOSD付加回路204は、第1のHDMI受信回路203から出力される立体映像信号の左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、文字やアイコン情報の映像(OSD)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。
第2のCPU205は、第1の表示装置200を制御するマイクロプロセッサである。第2のCPU205は、第2のOSD付加回路204を制御するとともに、第2のリモコン209から送られる使用者からの指示に従って、OSD深度情報を含むOSD情報を生成する。
表示パネル206は、垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素を有する表示装置であり、これより使用者(観察者)に対し映像の表示を行う。
めがね制御回路207は、第1のHDMI受信回路203から得られた右目映像、左目映像のための映像同期信号に従い、赤外線信号を用いて立体視めがね208のシャッタを制御する。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されており、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、左右独立にシャッタの開閉ができる構造を持つ。
第2のリモコン209は使用者によって操作され、情報表示、停止などの指示を第1の表示装置200に伝える働きをする。
第1のオーディオアンプ210は音声信号を増幅する。第1のスピーカ211は第1のオーディオアンプ210の出力を音声に変換する。
1−2.動作について
図2Aおよび図2Bは、第1実施形態に係る第1の再生装置100と第1の表示装置200の動作を示すフローチャートである。以降、第1の再生装置100と第1の表示装置200の動作説明については、このフローチャートを併用する。
1−2−a.第1の再生装置100および第1の表示装置200の動作の概要
図2Aは、第1の再生装置100の動作にかかるフローチャートである。図2Aを参照すれば、まずステップ101において、第1の再生装置100は、第1の表示装置200のOSD深度情報を取得する。
次に、ステップ102において、第1の再生装置100は、第1の表示装置200のOSD深度情報の有無を判定する。ここで第1の表示装置200のOSD深度情報がある場合には、ステップ103aにおいて、第1の再生装置100は、第1の表示装置200のOSD深度情報に基づいて、第1の再生装置100のOSD表示深度を調整する。ステップ102において、第1の表示装置200のOSD深度情報が無い場合には、第1の再生装置100は、予め設定されているデフォルト値を第1の再生装置100のOSD表示深度として選択する(ステップ103b)。
次に、ステップ104において、第1の再生装置100は、第1の再生装置100のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで、表示指示がある場合には、第1の再生装置100は、ステップ105aにおいて、映像信号に第1の再生装置100のOSDを付加する。表示指示が無い場合には、第1の再生装置100は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ105b)。
次にステップ106において、第1の再生装置100は、第1の表示装置200に映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ104からステップ106までが繰り返される。
図2Bは、第1の表示装置200の動作にかかるフローチャートである。図2Bを参照すれば、ステップ107において、第1の表示装置200は、第1の表示装置200のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで表示指示がある場合には、第1の表示装置200は、ステップ108aにおいて、映像信号に第1の表示装置200のOSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第1の表示装置200は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ108b)。
最後に、ステップ109において、第1の表示装置200は、表示パネル206に映像を表示する。
なお、連続して映像表示する場合には、ステップ107からステップ109までが繰り返される。
1−2−b.OSD表示深度の制御
第1の再生装置100は、第1のOSD付加回路5を具備する。第1の表示装置200は、第2のOSD付加回路204を具備する。第1のOSD付加回路5は、OSD表示深度可変機能を有する。
ここで、OSD表示深度の制御に関して説明する。OSDそのものは2次元の(非立体的な)グラフィックビットマップで構成される。また、OSD表示深度(立体映像の前後位置)は可変である。
図3は立体表示における深度(奥行き感)の原理を説明する図である。観察者にとってa:オブジェクト(物体)が画面スクリーン上に描かれているように見える場合、当該オブジェクトの右目映像における位置(右目位置R1)と、その左目映像における位置(左目位置L1)とは一致している。観察者にとってb:オブジェクトがスクリーンよりも奥にあるように見える場合、当該オブジェクトの左目情報はL2にあり、右目情報はR2にある。即ち、オブジェクトに与えられる奥行き感(深度)に応じて左目情報がL1よりL2へと左に移動し、また右目情報がR1からR2へとより右に移動している。この移動量の大小によって画面スクリーンよりどれだけ奥にオブジェクトが定位するかが決まる。
また、観察者にとってc:オブジェクトが画面スクリーンから飛び出した位置にあるように見える場合、右目情報がR3、左目情報がL3にある。即ち、オブジェクトに与えられる奥行き感(深度)に応じて左目情報がL1よりL3へと右に移動し、また右目情報がR1からR3へとより左に移動している。この移動量の大小によって画面スクリーンよりどれだけ前にオブジェクトが定位するかが決まる。
この様に、同じ物体でも、左目映像および右目映像における位置(情報位置)にオフセットを加える事により、その物体の奥行き感(深度)を前後に動かすことができる。
第1の再生装置100および第1の表示装置200において、OSD深度情報は、L1(R1)からのオフセット画素数として規定されている。即ち、表1に示される様に、OSD深度情報は、8bitの値を持ち、0から255までの値(オフセット量)で示される。左目画像に対しては、左へのオフセットが−(マイナス)、右へのオフセットが+(プラス)で表される。右目画像に対しては、右へのオフセットが−(マイナス)で、左へのオフセットが+(プラス)で表される。
従って、OSD深度情報が0(ゼロ)の時は、OSDは最も奥に定位する。OSD深度情報が128の時は、オフセット量が0(ゼロ)になり、OSDは画面スクリーン上に定位する。OSD深度情報が255の時は、OSDは最も手前に定位する。
表1
Figure 0005430759
本実施の形態における第1の表示装置200においては、上記のように決定されたOSD深度情報が、第1のEDID202の所定位置に記録されている。
1−2−c.第1の再生装置100および第1の表示装置200の動作の詳細
(1)第1の再生装置100の動作
(1a)第1のCPU6による第1のEDID202の読み取り
第1の再生装置100の第1のCPU6は、ステップ101において、第1の表示装置200の第1のEDID202の読み取りを行う。第1のEDID202は不揮発メモリであり、ここにはEIA/CEA861−D規格で規定された映像フォーマットなど、主に第1の表示装置200が有する機能に関する情報が記憶され、それと共に、後述するOSD深度情報が記録されている。第1のCPU6は、第1の表示装置200のOSD深度情報を第1のケーブル10を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
第1の再生装置100は、第1のEDID202の情報に従って、第1の表示装置200が表示可能な映像フォーマット形式で映像信号と音声信号を伝送する。
(1b)第1の再生装置100のOSD表示深度の決定
第1のEDID202に記録された第1の表示装置200のOSD深度情報を読み取った第1の再生装置100の第1のCPU6は、図2Aに示すフローチャートに従い、その値に基づいて、第1の再生装置100のOSD表示深度を決定する。
即ち、第1のCPU6は、第1の再生装置100のOSDが第1の表示装置200のOSDよりも手前に定位されない様に(より奥に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
例えば、第1の表示装置200の第1のEDID202に格納されていたOSD深度情報の値が“192”である場合には、第1の表示装置200のOSDオフセットは、192−128=+64である。よって、第1の表示装置200のOSDは、64画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第1のCPU6は、例えば、第1の再生装置100のOSD深度情報として、”192”より小さい“160”を選択する。そうすることにより、第1の再生装置100のOSDオフセットは、160−128=+32となる。よって、第1の再生装置100のOSDは、32画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって第1の表示装置200のOSDより奥に見えるように表示される。
(1c)映像信号と音声信号の再生
光ディスク1には、MPEG4方式で圧縮された立体映像信号と、音声信号が記録されている。光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。立体映像は右目映像と左目映像がそれぞれ垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒で独立に記録されている。よって、再生される立体映像も右目映像および左目映像それぞれが垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒の映像信号となる。
(1d)第1の再生装置100のOSD付加
この様にして再生された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、第1のOSD付加回路5が、必要に応じて第1の再生装置100のOSDを付加する。この時に、前述したOSD表示深度に従って、右目映像および左目映像それぞれのOSD表示位置が制御される。即ち、前述した様に、右目映像においてOSDを左に32画素、左目映像においてOSDを右に32画素だけオフセットさせた位置に重畳させることにより、OSDの飛び出し位置(深度)が決められる。
(2)映像信号と音声信号の伝送
図4は第1実施形態におけるHDMI信号の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第1のHDMI送信回路7に送られ、図4に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。音声信号は、この各水平ブランキング期間に多重されている。
そのようにして立体映像、音声信号が多重された信号が、伝送に適した形式に変換されて、第1の出力端子8より出力される。
(3)第1の表示装置200の動作
(3a)第1の表示装置200による映像信号と音声信号の受信
第1の入力端子201より入力されたHDMI信号は、第1のHDMI受信回路203により受信され、元の立体映像信号と音声信号に復調される。立体映像信号は、第2のOSD付加回路204に送られる。
音声信号は第1のオーディオアンプ210で増幅され、第1のスピーカ211より使用者に伝えられる。
(3b)第1の表示装置200のOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、必要に応じて第1の表示装置200のOSDが付加される。この時に、前述したOSD表示深度に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第1の表示装置200ではOSD深度情報として、予め“192”が設定されているので、OSDを、右目映像については左に64画素、左目映像については右に64画素だけオフセットさせてOSDを映像に重畳させることによりOSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(3c)表示パネル206の駆動と立体視めがね208の制御
第1の表示装置200において、表示パネル206には、左目映像、右目映像が時分割で送られ、・・・左・右・左・右・・・・・と順次に表示される。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されている。立体視めがね208は、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、表示パネル206が左目映像を出画している期間は右のシャッタを閉じ、表示パネル206が右目映像を出画している期間は左のシャッタを閉じるように立体視めがね208を制御する。そうすることで、観察者の右目には右目映像のみ、左目には左目映像のみが導かれる。よって、観察者は映像を立体視できる。
1−3.まとめ
第1の実施の形態による第1の再生装置100は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像(OSD)を重畳して立体映像信号を生成し出力することができる再生装置である。
第1の再生装置100は、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像(OSD)を重畳する装置(第1の表示装置200)が、当該重畳の際に装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第1のCPU6)と、取得部が取得した装置映像深度に関する情報にもとづいて、再生装置映像に再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより立体映像信号を生成する重畳部(第1のOSD付加回路5)と、立体映像信号を、装置へ送信する送信部(第1のHDMI送信回路7)と、を有する。
図5は、本実施の形態における複数のOSDの各表示深度を示す図である。
図5に示すように、本実施の形態においては、第1の再生装置100が、第1の表示装置200のOSD深度情報に基づいて、第1の再生装置のOSD表示深度を制御する。これによって、第1の再生装置100のOSDは、観察者にとって第1の表示装置200のOSDより奥に見えるように表示される。その結果、より後から映像に上描きされて付加されるOSDがより以前に映像に上描きされて付加されたOSDよりも深い奥行き感をもって表示されるという不具合を無くすことができる。
2.第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態による再生装置300および表示装置400について説明する。
本実施形態における再生装置300及び表示装置400は、図6に示された内部構成図に基づき、工業的に生産することができる。
2−1.構成について
図6は、第2の実施の形態による再生装置300と表示装置400の内部構成を示すブロック図である。本図において、第2の再生装置300は、光ディスク1を再生することができる映像再生装置である。第2の再生装置300は、光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のOSD付加回路5、第3のCPU306、第2のHDMI送信回路307、第1の出力端子8、第3のリモコン309を有する。
第2の表示装置400は、第1の入力端子201、第2のEDID402、第2のHDMI受信回路403、第3のOSD付加回路404、第4のCPU405、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211を有する。また、第2の再生装置300の第1の出力端子8と第2の表示装置400の第1の入力端子201は、第1のケーブル10で接続される。
本図に示す構成を図1に示された構成と比較すれば、第2の再生装置300の光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のOSD付加回路5、第1の出力端子8は、第1実施形態の第1の再生装置100のそれらと共通する。第1のCPU6は、第3のCPU306に置き換えられる。第1のHDMI送信回路7は、第2のHDMI送信回路307に置き換えられる。第1のリモコン9は、第3のリモコン309に置き換えられる。
また、第2の表示装置400の第1の入力端子201、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211は、第1実施形態の第1の表示装置200のそれらと共通する。第1のEDID202は、第2のEDID402に置き換えられる。第1のHDMI受信回路203は、第2のHDMI受信回路403に置き換えられる。第2のOSD付加回路204は第3のOSD付加回路404に置き換えられる。第2のCPU205は、第4のCPU405に置き換えられる。
第3のCPU306は、第2の再生装置300を制御するマイクロプロセッサである。第3のCPU306は、第1のOSD付加回路5を制御するとともに、第3のリモコン309から送られる使用者の操作や復調回路4によって得られる再生情報に基づき、必要に応じてOSD情報を生成する。また、第3のCPU306は、第2のHDMI送信回路307に対して、第2の再生装置300のOSD深度情報を出力する。
第2のHDMI送信回路307は、第3のCPU306より送られるパケット情報を、第1のOSD付加回路5の立体映像出力および復調回路4の音声出力等の映像ブランキング期間に付加し、HDMI形式のディジタル映像信号に変調し、第1の出力端子8より、第2の表示装置400へ出力する。
第3のリモコン309は、使用者によって操作され、再生開始・停止・情報表示などの指示とOSDの表示位置深度調整の指示を、第2の再生装置300に伝える働きをする。
第2の表示装置400に関し、第2のEDID402は、第2の表示装置400が有する機能に関する情報が記憶された記憶素子を含み、当該情報をEIA/CEA861−DのEDID規格で決められたデータ配列のかたちで記憶する。
第2のHDMI受信回路403は、第1の入力端子201を介してHDMI信号を受け、立体映像、同期信号、音声、及び、パケット信号を復調する。
第3のOSD付加回路404は、第2のHDMI受信回路403から出力される立体映像信号の左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、文字やアイコン情報の映像(OSD)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。また、第3のOSD付加回路404は、第2の表示装置400のOSDの表示深度を変化させる機能を有する。
第4のCPU405は、第1の表示装置200を制御するマイクロプロセッサである。第4のCPU405は、第3のOSD付加回路404を制御するとともに、第2のリモコン209から送られる使用者の指示に従って、OSD情報を生成する。
2−2.動作について
図7Aおよび図7Bは、第2実施形態に係る第2の再生装置300と第2の表示装置400の動作を示すフローチャートである。以降、第2の再生装置300と第2の表示装置400の動作説明については、このフローチャートを併用する。
2−2−a.第2の再生装置300および第2の表示装置400の動作の概要
図7Aは、第2の再生装置300の動作にかかるフローチャートである。図7Aを参照すれば、まず、ステップ201で第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD表示深度を決定する。
次に、ステップ202において、第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで表示指示がある場合には、第2の再生装置300は、ステップ203aにおいて、映像信号に第2の再生装置300のOSDを付加する。表示指示が無い場合には、第2の再生装置300は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ203b)。
さらにステップ204aにおいて、第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD情報をパケット化する。また、表示指示が無い場合には(ステップ202における「NO」)、第2の再生装置300は、OSDを消去するとともに、OSD情報のパケットを消去する(ステップ204b)。
次にステップ205において、第2の再生装置300は、第2の表示装置400に映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ202からステップ205までが繰り返される。
図7Bは、第2の表示装置400の動作にかかるフローチャートである。図7Bを参照すれば、ステップ206において、第2の表示装置400は、第2の再生装置300のOSD深度情報が含まれたパケットを取得する。
次にステップ207において、第2の表示装置400は、第2の再生装置300のOSD深度情報の有無を判定する。ここで、第2の再生装置300のOSD深度情報がある場合には、ステップ208aにおいて、第2の表示装置400は、第2の再生装置300のOSD深度情報に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を調整する。第2の再生装置300のOSD深度情報が無い場合には、第2の表示装置400は、予め設定されているデフォルト値を第2の表示装置400のOSD表示深度として選択する(ステップ208b)。
次に、ステップ209において、第2の表示装置400は、第2の表示装置400のOSD表示指示を行うか否かを決定する。表示指示がある場合には、第2の表示装置400は、ステップ210aにおいて、映像信号に第2の表示装置400のOSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第2の表示装置400は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ210b)。
最後に、ステップ211において、第2の表示装置400は、表示パネル206に映像を表示する。
なお、連続して映像表示する場合には、ステップ209からステップ211が繰り返される。
2−2−b.第2の再生装置300および第2の表示装置400の動作の詳細
(1)第2の再生装置300の動作
(1a)第3のCPU306による第2のEDID402の読み取り
第2の再生装置300の第3のCPU306は、初期状態において、第2の表示装置400の第2のEDID402の読み取りを行う。第2のEDID402の不揮発メモリには、EIA/CEA861−D規格で規定された映像フォーマットなど、主に第2の表示装置400が有する機能に関する情報が記録されている。第3のCPU306は、これを第1のケーブル10を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
第2の再生装置300は、第2のEDID402の情報に従って、第2の表示装置400が表示可能な映像フォーマット形式で映像信号と音声信号を伝送する。
(1b)映像信号と音声信号の再生
光ディスク1には、MPEG4方式で圧縮された立体映像信号と、音声信号が記録されている。光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。立体映像は右目映像と左目映像がそれぞれ垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒で独立に記録されている。よって、再生される立体映像も右目映像および左目映像それぞれが垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒の映像信号となる。
(1c)第2の再生装置300のOSD付加
この様にして再生された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、第1のOSD付加回路5が、必要に応じて第2の再生装置300のOSDを付加する。この時に、使用者は、第3のリモコン309を用いてOSDの表示深度を変更することができる。即ち、使用者が第3のリモコン309を用いてOSDの表示深度を変える指示を出すと、第3のCPU306はその指示に従って、OSD表示深度を、例えば、128から192の範囲で決定する。第1のOSD付加回路5は、OSD深度情報に従って、左目映像および右目映像それぞれに、オフセットが付加されたOSDを付加する。OSD深度情報とOSDの左目映像および右目映像それぞれにおけるオフセット量との関係は第1の実施の形態の表1に示したとおりである。
オフセット量を128から192まで変化させることによって、第2の再生装置300のOSDの画面スクリーンからの飛び出し量(深度)を変化させる事ができる。使用者(観察者)は、自分にとって見やすいOSD表示位置を選ぶことができる。
また、第3のCPU306は、このようにして決定された第2の再生装置300のOSD深度情報を第2のHDMI送信回路307に送る。
以下、本実施形態における説明においては、使用者がオフセット量を“140”に設定したものとする。
(2)映像信号と音声信号の伝送
図8は、第2実施形態におけるHDMI信号の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第2のHDMI送信回路307に送られ、図8に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。音声信号は、この各水平ブランキング期間に多重されている。また、第2のHDMI送信回路307は、第3のCPU306より送られてきたOSD深度情報、即ち、値“140”をパケット化し、立体映像信号の左目映像および右目映像のフレーム間のブランキングに多重する。立体映像信号は、図8に示す形態の信号となり伝送に適した形式に変換されて、第1の出力端子8より出力される。
(3)第2の表示装置400の動作
(3a)第2の表示装置400による映像信号と音声信号の受信
第1の入力端子201より入力されたHDMI信号は、第2のHDMI受信回路403により受信され、元の立体映像信号と音声信号とパケット信号とに復調される。立体映像信号は、第3のOSD付加回路404に送られる。
音声信号は第1のオーディオアンプ210で増幅され、第1のスピーカ211より使用者に伝えられる。
(3b)第2の表示装置400のOSD表示深度の決定
図6に示す第4のCPU405は、図7Bのフローチャートに従って第2のHDMI受信回路403より送られてきたOSD深度情報、値“140”に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を決定する。
即ち、第4のCPU405は、第2の表示装置400のOSDが第2の再生装置300のOSDよりも奥に定位されない様に(より手前に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
第2のHDMI受信回路403より送られてきた第2の再生装置300のOSD深度情報が“140”であるので、第2の再生装置300のOSDオフセットは、140−128=+12である。よって、第2の再生装置300のOSDは、12画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第4のCPU405は、例えば、第2の表示装置400のOSD深度情報として、”140”より大きい“200”を選択する。そうすることにより、第2の表示装置400のOSDオフセットは、200−128=+72となる。よって、第2の表示装置400のOSDは、72画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって第2の再生装置300のOSDより手前に見えるように表示される。
(3c)第2表示装置400のOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像および左目映像それぞれに、必要に応じて第2の表示装置400のOSDが付加される。この時に、前述したOSD深度情報に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第2の表示装置400ではOSD深度情報として、“200”が設定されたので、右目映像については、OSDを左に72画素、左目映像については、OSDを右に72画素だけオフセットさせて映像に重畳させることにより、OSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(3d)表示パネル206の駆動と立体視めがね208の制御
第2の表示装置400において、表示パネル206には、左目映像、右目映像が時分割で送られ、・・・左・右・左・右・・・・・と順次に表示される。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されている。立体視めがね208は、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、表示パネル206が左目映像を出画している期間は右のシャッタを閉じ、表示パネル206が右目映像を出画している期間は左のシャッタを閉じるように立体視めがね208を制御する。そうすることで、観察者(使用者)の右目には右目映像のみ、左目には左目映像のみが導かれる。よって、使用者は映像を立体視できる。
2−3.まとめ
第2の実施の形態による第2の表示装置400は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である表示装置映像(OSD)を重畳して表示することができる表示装置である。
第2の表示装置400は、立体映像を含む第1立体映像信号を受信する受信部(第2のHDMI受信回路403)と、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である装置映像(OSD)を重畳して第1立体映像信号を出力する装置(第2の再生装置300)が、当該重畳の際に装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第4のCPU405)と、取得部が取得した装置映像深度に関する情報にもとづいて、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部(第3のOSD付加回路404)と、第2立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部(表示パネル206)と、を有する。
図9は、本実施の形態における複数のOSDの各表示深度を示す図である。
図9に示すように、本実施の形態においては、第2の表示装置400が、第2の再生装置300のOSD深度情報に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を制御する。これによって、第2の再生装置300のOSDは、観察者にとって第2の表示装置400のOSDより奥に見えるように表示される。その結果、より後から映像に上描きされて付加されるOSDがより以前に映像に上描きされて付加されたOSDよりも深い奥行き感をもって表示されるという不具合を無くすことができる。
3.第3の実施の形態
以下、第3の実施の形態による映像システムについて説明する。本実施形態による映像システムは、図10に示された内部構成図に基づき、工業的に生産することができる。
3−1.構成について
図10は、第3の実施の形態による映像システム1000の内部構成を示すブロック図である。本実施形態による映像システム1000は、第1の再生装置100と、第1の増幅装置500と、第1の表示装置200とを有する。本図において、第1の再生装置100は、光ディスク1を再生することができる映像再生装置である。第1の再生装置100は、光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のOSD付加回路5、第1のCPU6、第1のHDMI送信回路7、第1の出力端子8、第1のリモコン9を有する。
第1の表示装置200は、第1の入力端子201、第1のEDID202、第1のHDMI受信回路203、第2のOSD付加回路204、第2のCPU205、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211を有する。
第1の増幅装置500は、第2の入力端子501、第3のEDID502、第3のHDMI受信回路503、第4のOSD付加回路504、第5のCPU505、第3のHDMI送信回路506、第2のオーディオアンプ507、第2の出力端子508、第4のリモコン509、音声出力端子510を有する。
また、第1の再生装置100の第1の出力端子8と第1の増幅装置500の第2の入力端子501は、第2のケーブル20で接続される。第1の増幅回路500の第2の出力端子508と第1の表示装置200の第1の入力端子201は、第3のケーブル21で接続される。更に、第1の増幅装置500の音声出力端子510には、第2のスピーカ511が接続される。
本図に示す構成を図1に示された構成と比較すれば、第1の再生装置100および第1の表示装置200は、実施の形態1による第1の再生装置100および第1の表示装置200と同一の構成を有する。本実施形態は、第1の増幅装置500が追加され、第1の再生装置100、第1の表示装置200、および、第1の増幅装置500が、映像システム1000を形成する点において第1の実施の形態と異なる。
第1の増幅装置500に関し、第2の入力端子501は、HDMI規格に準拠した映像・音声入力端子であり、その中にはディジタル変調された映像・音声信号伝送路と共に、VESA/E−DDC及びEIA/CEA861−D両規格で規定される相互通信用のシリアル伝送路が含まれている。
第3のEDID502は、第1の増幅装置500が有する機能に関する情報が記憶された記憶素子を含み、当該情報をEIA/CEA861−DのEDID規格で決められたデータ配列のかたちで記憶する。また、当該記憶素子は、データの書き換えが可能な記憶素子である。第3のEDID502は、更に、第1の増幅装置500のOSDの表示深度を示す情報(OSD深度情報)を記憶する。
第3のHDMI受信回路503は、第2の入力端子501を介してHDMI信号を受け、立体映像信号、同期信号、音声信号を復調する。
第4のOSD付加回路504は、第3のHDMI受信回路503から出力される立体映像信号の左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、文字やアイコン情報の映像(OSD)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。また、第4のOSD付加回路504は、第1の増幅装置500のOSDの表示深度を変化させる機能を有する。
第5のCPU505は、第1の増幅装置500を制御するマイクロプロセッサである。第5のCPU505は、第4のOSD付加回路504を制御するとともに、第4のリモコン509から送られる使用者からの指示に従って、OSD情報を生成する。
第3のHDMI送信回路506は、第4のOSD付加回路504の立体映像出力をHDMI形式のディジタル映像信号に変調し、第2の出力端子508より、第1の表示装置200へ出力する。
第2のオーディオアンプ507は、第3のHDMI受信回路503から受け取った音声信号を増幅し、音声出力端子510へ出力する。
第2の出力端子508は、HDMI規格に準拠した映像・音声出力端子であり、その中にはディジタル変調された映像信号伝送路と共に、VESA/E−DDC及びEIA/CEA861−B両規格で規定される相互通信用のシリアル伝送路が含まれている。
第4のリモコン509は使用者によって操作され、再生開始・停止・情報表示などの指示を第1の再生装置100に伝える働きをする。
音声出力端子510は、第2のオーディオアンプ507への出力を出力する端子である。第2のスピーカ511は、第1の音声出力端子510から出力される信号を音声に変換する。
第2のケーブル20は、HDMI規格準拠の信号伝送用ケーブルである。第3のケーブル21は、HDMI規格準拠の信号伝送用ケーブルである。
3−2.動作について
図11A、図11B、および、図11Cは、第3実施形態に係る映像システム1000(第1の再生装置100、第1の増幅装置500、第1の表示装置200)の動作を示すフローチャートである。以降、第1の再生装置100と、第1の増幅装置500と、第1の表示装置200の動作説明については、このフローチャートを併用する。
3−2−a.映像システム1000の動作の概要
図11Aは、第1の増幅装置500の動作にかかるフローチャートである。図11Aを参照すれば、まず、ステップ301において、第1の増幅装置500は、第1の表示装置200のOSD深度情報を取得する。
次に、ステップ302において、第1の増幅装置500は、第1の表示装置200のOSD深度情報の有無を判定する。ここで第1の表示装置200のOSD深度情報がある場合には、ステップ303aにおいて、第1の増幅装置500は、第1の表示装置200のOSD深度情報に基づいて、第1の増幅装置500のOSD深度を調整する。ステップ302において、第1の表示装置200のOSD深度情報が無い場合には、第1の増幅装置500は、予め設定されているデフォルト値を第1の増幅装置500のOSD表示深度として選択する(ステップ303b)。
次に、ステップ404において、第1の増幅装置500は、第1の増幅装置500のOSD深度情報を第1の増幅装置500の第3のEDID502に格納する。ステップ302において、第1の表示装置200のOSD深度情報が無い場合には、第1の増幅装置500は、予め設定されているデフォルト値を第1の増幅装置500のOSD深度情報として選択し、第3のEDID502に格納する。
次にステップ305において、第1の増幅装置500は、第1の増幅装置500のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで、表示指示がある場合には、ステップ306aにおいて、映像信号に第1の増幅装置500のOSDを付加する。表示指示が無い場合には、第1の増幅装置500は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ306b)。
次にステップ307において、第1の増幅装置500は、第1の表示装置200へ映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ305からステップ307までが繰り返される。
図11Bは、第1の再生装置100の動作にかかるフローチャートである。図11Bを参照すれば、ステップ308において、第1の再生装置100は、第1の増幅装置500のOSD深度情報を取得する。
次に、ステップ309において、第1の再生装置100は、第1の増幅装置500のOSD深度情報の有無を判定する。ここで第1の増幅装置500のOSD深度情報がある場合には、ステップ310aにおいて、第1の再生装置100は、第1の増幅装置500のOSD深度情報に基づいて、第1の再生装置100のOSD深度を調整する。ステップ309において、第1の増幅装置500のOSD深度情報が無い場合には、第1の再生装置100は、予め設定されているデフォルト値を第1の再生装置100のOSD深度情報として選択する(ステップ310b)。
次に、ステップ311において、第1の再生装置100は、第1の再生装置100のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで、表示指示がある場合には、第1の再生装置100は、ステップ312aにおいて、映像信号に第1の再生装置100のOSDを付加する。表示指示が無い場合には、第1の再生装置100は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ312b)。
次にステップ313において、第1の再生装置100は、第1の増幅装置500に映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ311からステップ313までが繰り返される。
図11Cは、第1の表示装置200の動作にかかるフローチャートである。図11Cを参照すれば、次に、ステップ314において、第1の表示装置200は、第1の表示装置200のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで表示指示がある場合には、第1の表示装置200は、ステップ315aにおいて、映像信号に第1の表示装置200のOSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第1の表示装置200は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ315b)。
最後に、ステップ316において、第1の表示装置200は、表示パネル206に映像を表示する。
なお、連続して映像表示する場合には、ステップ314からステップ316までが繰り返される。
3−2−b.映像システム1000の動作の詳細
(1)第1の増幅装置500による自装置のOSD表示深度の決定
(1a)第5のCPU505による第1のEDID202の読み取り
第1の増幅装置500の第5のCPU505は、ステップ301において、第1の表示装置200の第1のEDID202の読み取りを行う。第1のEDID202は不揮発メモリであり、ここには第1のEDID202にはEIA/CEA861−D規格で規定された映像フォーマットなど、主に第1の表示装置200が有する機能に関する情報が記憶され、それと共に第1の表示装置200のOSD深度情報が記録されている。第5のCPU505は、第1の表示装置200のOSD深度情報を第3のケーブル21を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
(1b)第1の増幅装置500のOSD表示位置の決定
図10に示される第1の増幅装置500の第5のCPU505は、図11Aに示すフローチャートに従い、第1のEDID202に記録された第1の表示装置200のOSD深度情報を読み取り、その値に従って、第1の増幅装置500のOSD表示深度を決定する。
即ち、第5のCPU505は、第1の増幅装置500のOSDが第1の表示装置200のOSDよりも手前に定位されない様に(より奥に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
ここで、OSD表示深度とOSDの左目映像および右目映像それぞれにおけるオフセット量との関係は第1の実施の形態の表1に示したとおりである。
例えば、第1の表示装置200の第1のEDID202に格納されていたOSD深度情報の値が“192”である場合には、第1の表示装置200のOSDオフセットは、192−128=+64である。よって、第1の表示装置200のOSDは、64画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第5のCPU505は、例えば、第1の増幅装置500のOSD深度情報として、”192”より小さい“176”を選択する。そうすることにより、第1の増幅装置500のOSDオフセットは、176−128=+48となる。よって、第1の増幅装置500のOSDは、48画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって第1の表示装置のOSDより奥に見えるように表示される。
(1c)第1の増幅装置500の第3のEDID502の書き込み
更に、第5のCPU505は、第1のEDID202から読み取った第1の表示装置200が受信可能な映像信号フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500が受信可能な音声信号フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500のOSD深度情報、即ち値“176”を第3のEDID502に記憶する。
(2)第1の再生装置100の動作
(2a)第1の増幅装置500の第3のEDID502の読み取り
第1の再生装置100の第1のCPU6は、ステップ308において、第1の増幅装置500の第3のEDID502の読み取りを行う。第3のEDID502には、第1の表示装置200が受信可能な映像フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500が受信可能な音声フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500のOSD深度情報、即ち値“176”と、が記録されている。第1のCPU6は、第1の表示装置200が受信可能な映像フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500が受信可能な音声フォーマットに関する情報と、第1の増幅装置500のOSD深度情報とを、第2のケーブル20を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
第1の再生装置100は、第3のEDID502の情報に従って、第1の表示装置200が表示可能な映像フォーマット形式で立体映像信号を、第1の増幅装置500が増幅可能な音声フォーマット形式で音声信号を伝送する。
(2b)第1の再生装置100のOSD表示深度の決定
図10に示される第1の再生装置100の第1のCPU6は、図11Bに示すフローチャートに従い、第3のEDID502に記録された第1の増幅装置500のOSD深度情報を読み取り、その値に従って、第1の再生装置100のOSD表示深度を決定する。
即ち、第1のCPU6は、第1の再生装置100のOSDが第1の増幅装置500のOSDよりも手前に定位されない様に(より奥に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
上述のように第1の増幅装置500の第3のEDID502に格納されていた値が“176”である場合には、第1の増幅装置500のOSDオフセットは、176−128=+48である。よって、第1の増幅装置500のOSDは、48画素分のオフセットを与えられ、画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第1のCPU6は、例えば、第1の再生装置100のOSD深度情報として、”176”より小さい“160”を選択する。そうすることにより、第1の再生装置100のOSDオフセットは、160−128=+32となる。よって、第1の再生装置100のOSDは、32画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって第1の増幅装置500のOSDより奥に見えるように表示される。
(2c)映像信号と音声信号の再生
光ディスク1には、MPEG4方式で圧縮された立体映像信号と、音声信号が記録されている。光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。立体映像は右目映像と左目映像がそれぞれ垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒で独立に記録されている。よって、再生される立体映像も右目映像および左目映像それぞれが垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒の映像信号となる。
(2d)第1の再生装置100のOSD付加
この様にして再生された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、第1のOSD付加回路5が、必要に応じて第1の再生装置100のOSDを付加する。この時に、前述したOSD深度位置に従って、右目映像および左目映像それぞれのOSD表示位置が制御される。即ち、前述した様に、右目映像においてOSDを左に32画素、左目映像においてOSDを右に32画素だけ、オフセットさせた位置に重畳させることにより、OSDの飛び出し位置(深度)が決められる。
(3)映像信号と音声信号の伝送
図12は第3実施形態における第1の再生装置100のHDMI信号出力の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第1のHDMI送信回路7に送られ、図12に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。音声信号は、この各水平ブランキング期間に多重されている。
そのようにして立体映像、音声信号が多重された信号が、伝送に適した形式に変換されて、第1の出力端子8より出力される。
(4)第1の増幅装置500の動作
(4a)表示装置の映像信号と音声信号の受信
第2の入力端子501より入力されたHDMI信号は、第3のHDMI受信回路503により受信され、元の立体映像信号と音声信号に復調される。立体映像信号は、第4のOSD付加回路504に送られる。
音声信号は第2のオーディオアンプ507で増幅され、音声出力端子510に出力される。
音声出力端子510には第2のスピーカ511が接続されており、音声出力端子510から出力される信号を音声に変換し使用者に伝えられる。
(4b)第1の増幅装置500のOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、必要に応じて増幅装置500のOSDが付加される。この時に、前述したOSD深度情報に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第1の増幅装置500ではOSD深度情報として、予め“176”が設定されているので、OSDを右目映像については左に48画素、左目映像については右に48画素だけオフセットさせてOSDを映像に重畳させることによりOSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(5)映像信号の伝送
図13は第3実施形態における第1の増幅装置500のHDMI信号出力の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第3のHDMI送信回路506に送られ、図13に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。そのようにして立体映像信号が、伝送に適した形式に変換されて、第2の出力端子508より出力される。
(6)第1の表示装置200の動作
(6a)第1の表示装置200による映像信号の受信
第1の入力端子201より入力されたHDMI信号は、第1のHDMI受信回路203により受信され、元の立体映像信号に復調される。立体映像信号は、第2のOSD付加回路204に送られる。
(6b)第1の表示装置200によるOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、必要に応じて表示装置200のOSDが付加される。この時に、前述したOSD深度情報に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第1の表示装置200ではOSD深度情報として、予め“192”が設定されているので、OSDを、右目映像については左に64画素、左目映像については右に64画素だけオフセットさせてOSDを映像に重畳させることによりOSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(6c)表示パネル206の駆動と立体視めがね208の制御
第1の表示装置200において、表示パネル206には、左目映像、右目映像が時分割で送られ、・・・左・右・左・右・・・・・と順次に表示される。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されている。立体視めがね208は、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、表示パネル206が左目映像を出画している期間は右のシャッタを閉じ、表示パネル206が右目映像を出画している期間は左のシャッタを閉じるように立体視めがね208を制御する。そうすることで、観察者の右目には右目映像のみ、左目には左目映像のみが導かれる。よって、観察者は映像を立体視できる。
3−3.まとめ
第3の実施の形態による第1の増幅装置500は、第1の再生装置100から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像(OSD)を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、第1の表示装置200へ送信することができる増幅装置である。
第1の増幅装置500は、第1立体映像信号を受信する受信部(第3のHDMI受信回路503)と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である表示装置映像(OSD)を重畳する第1の表示装置200が、当該重畳の際に表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第5のCPU505)と、取得部が取得した表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部(第4のOSD付加回路504)と、第2立体映像信号を、第1の表示装置200へ送信する送信部(第3のHDMI送信回路506)と、を有する。
第3の実施の形態による映像システム1000は、第1の再生装置100と、第1の表示装置200と、第1の増幅装置500と、を有する映像システムである。
第1の再生装置100は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像(OSD)を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置である。第1の再生装置100は、自装置に接続され、立体映像に対し立体映像とは別の映像である増幅装置映像(OSD)を重畳する第1の増幅装置500が、当該重畳の際に増幅装置映像に付与する立体視深度である増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第1のCPU6)と、取得部が取得した増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、再生装置映像に再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第1立体映像信号を生成する重畳部(第1のOSD付加回路5)と、第1立体映像信号を、第1の増幅装置500へ送信する送信部(第1のHDMI送信回路7)と、を有する。
第1の増幅装置500は、第1の再生装置100から第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、第1の表示装置200へ送信することができる増幅装置である。第1の増幅装置500は、第1立体映像信号を受信する受信部(第3のHDMI受信回路503)と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である表示装置映像(OSD)を重畳する第1の表示装置200が、当該重畳の際に表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第5のCPU505)と、取得部が取得した表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部(第4のOSD付加回路504)と、第2立体映像信号を、第1の表示装置200へ送信する送信部(第3のHDMI送信回路506)と、を有する。
第1の表示装置200は、第1の増幅装置500から第2立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である表示装置映像を立体映像に重畳して表示することができる表示装置である。第1の表示装置200は、第2立体映像信号を受信する受信部(第1のHDMI受信回路203)と、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部(第2のOSD付加回路204)と、第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部(表示パネル206)と、を有する。
図14は、本実施の形態における複数のOSDの各表示深度を示す図である。
図14に示すように、本実施の形態においては、第1の増幅装置500が、第1の表示装置200のOSD深度情報に基づいて、第1の増幅装置500のOSD表示深度を制御する。また、第1の再生装置100が、第1の増幅装置500のOSD深度情報に基づいて、第1の再生装置100のOSD表示深度を制御する。これによって、図14に示すように、第1の再生装置100のOSDは、観察者にとって、第1の増幅装置500のOSDより奥に見えるように表示される。また、第1の増幅装置500のOSDは、観察者にとって、第1の表示装置200のOSDより奥に見えるように表示される。その結果、より後から映像に上描きされて付加されるOSDがより以前に映像に上描きされて付加されたOSDよりも深い奥行き感をもって表示されるという不具合を無くすことができる。
4.第4実施形態
以下、第4の実施の形態による映像システムについて説明する。本実施形態による映像システムは、図15に示された内部構成図に基づき、工業的に生産することができる。
4−1.構成について
図15は、第4の実施の形態による映像システム2000の内部構成を示すブロック図である。本実施形態による映像システム2000は、第2の再生装置300と、第2の増幅装置600と、第2の表示装置400とを有する。本図において、第2の再生装置300は、光ディスク1を再生することができる映像再生装置である。第2の再生装置300は、光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のOSD付加回路5、第3のCPU306、第2のHDMI送信回路307、第1の出力端子8、第3のリモコン309を有する。
第2の表示装置400は、第1の入力端子201、第2のEDID402、第2のHDMI受信回路403、第3のOSD付加回路404、第4のCPU405、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211を有する。
第2の増幅装置600は、第2の入力端子501、第4のEDID602、第4のHDMI受信回路603、第4のOSD付加回路504、第6のCPU605、第4のHDMI送信回路606、第2のオーディオアンプ507、第2の出力端子508、第4のリモコン509、音声出力端子510、第2のスピーカ511を有する。
また、第2の再生装置300の第1の出力端子8と第2の増幅装置600の第2の入力端子501は、第2のケーブル20で接続される。第2の増幅装置600の第2の出力端子508と第2の表示装置400の第1の入力端子201は、第3のケーブル21で接続される。
本図に示す構成を図6に示された構成と比較すれば、第2の再生装置300および第2の表示装置400は、実施形態2による第2の再生装置300および第2の表示装置400と同一の構成を有する。
また、本図に示す構成を図10に示された構成と比較すれば、第2の増幅装置600の第2の入力端子501、第4のOSD付加回路504、第2のオーディオアンプ507、第2の出力端子508、第4のリモコン509、音声出力端子510、第2のスピーカ511は、第3実施形態の第1の増幅装置500のそれらと共通する。第3のEDID502は、第4のEDID602に置き換えられる。第3のHDMI受信回路503は、第4のHDMI受信回路603に置き換えられる。第5のCPU505は、第6のCPU605に置き換えられる。第3のHDMI送信回路506は、第4のHDMI送信回路606に置き換えられる。
第2の増幅装置600に関し、第4のEDID602は、第2の増幅装置600が有する機能に関する情報が記憶された記憶素子を含み、当該情報をEIA/CEA861−D規格のEDIDで決められたデータ配列のかたちで記憶する。また、当該記憶素子は、データの書き換えが可能な記憶素子である。また、第4のEDID602は、第2の表示装置400が有する機能に関する情報をEIA/CEA861−D規格のEDIDで決められたデータ配列のかたちで記憶することができる。
第4のHDMI受信回路603は、第2の入力端子501を介してHDMI信号を受け、立体映像信号、同期信号、音声信号、および、パケット信号を復調する。
第6のCPU605は、第2の増幅装置600を制御するマイクロプロセッサである。第6のCPU605は、第4のOSD付加回路504を制御するとともに、第4のリモコン509から送られる使用者からの指示に従って、OSD情報を生成する。
第4のHDMI送信回路606は、第6のCPU605より送られるパケット情報を、第4のOSD付加回路504の立体映像出力等の映像ブランキング期間に付加し、HDMI形式のディジタル映像信号に変調し、第2の出力端子508より、第2の表示装置400へ出力する。
4−2.動作について
図16A、図16B、および、図16Cは、第4実施形態に係る映像システム2000(第2の再生装置300、第2の増幅装置600、第2の表示装置400)の動作を示すフローチャートである。以降、第2の再生装置300と、第2の増幅装置600と、第2の表示装置400の動作説明については、このフローチャートを併用する。
4−2−a.映像システム2000の動作の概要
図16Aは、第2の再生装置300の動作にかかるフローチャートである。図16Aを参照すれば、まず、ステップ401において、第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD深度を決定する。
次に、ステップ402において、第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで表示指示がある場合には、第2の再生装置300は、ステップ403aにおいて、映像信号に第2の再生装置300のOSDを付加する。表示指示が無い場合には、第2の再生装置300は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ403b)。
さらにステップ404aにおいて、第2の再生装置300は、第2の再生装置300のOSD情報をパケット化する。また、表示指示が無い場合には(ステップ402における「NO」)、第2の再生装置300は、OSDを消去するとともに、OSD情報のパケットを消去する(ステップ404b)。
次にステップ405において、第2の再生装置300は、第2の増幅装置600に映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ402からステップ405までが繰り返される。
図16Bは、第2の増幅装置600の動作にかかるフローチャートである。図16Bを参照すれば、ステップ406において、第2の増幅装置600は、第2の再生装置300のOSD深度情報が含まれたパケットを取得する。
次にステップ407において、第2の増幅装置600は、第2の再生装置300のOSD深度情報の有無を判定する。ここで、第2の再生装置300のOSD深度情報がある場合には、ステップ408aにおいて、第2の増幅装置600は、第2の再生装置300のOSD深度情報に基づいて、第2の増幅装置600のOSD深度を調整する。第2の再生装置300のOSD深度情報が無い場合には、第2の増幅装置600は、予め設定されているデフォルト値を第2の増幅装置600のOSD表示深度として選択する(ステップ408b)。
次に、ステップ409において、第2の増幅装置600は、第2の増幅装置600のOSD表示指示を行うか否かを決定する。表示指示がある場合には、第2の増幅装置600は、ステップ410aにおいて、映像信号に第2の増幅装置600のOSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第2の増幅装置600は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ410b)。
さらにステップ411において、第2の増幅装置600は、第2の増幅装置600のOSD情報をパケット化する。また表示指示が無い場合には、第2の増幅装置600は、OSDを消去する。さらに、第2の増幅装置600は、パケットを消去する。
次に、ステップ412において、第2の増幅装置600は、第2の表示装置400へ映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ409からステップ412までが繰り返される。
図16Cは、第2の表示装置400の動作にかかるフローチャートである。図16Cを参照すれば、ステップ413において、第2の表示装置400は、第2の増幅装置600のOSD深度情報が含まれたパケットを取得する。
次にステップ414において、第2の表示装置400は、第2の増幅装置600のOSD深度情報の有無を判定する。ここで、第2の増幅装置600のOSD深度情報がある場合には、ステップ415aにおいて、第2の表示装置400は、第2の増幅装置600のOSD深度情報に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を調整する。第2の増幅装置600のOSD深度情報が無い場合には、第2の表示装置400は、予め設定されているデフォルト値を第2の表示装置400のOSD表示深度として選択する(ステップ415b)。
次に、ステップ416において、第2の表示装置400は、第2の表示装置400のOSD表示指示を行うか否かを決定する。表示指示がある場合には、第2の表示装置400は、ステップ417aにおいて、映像信号に第2の表示装置400のOSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第2の表示装置400は、OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ417b)。
最後に、ステップ418において、第2の表示装置400は、表示パネル206に映像を表示する。
なお、連続して映像表示する場合には、ステップ416からステップ418までが繰り返される。
4−2−b.映像システム2000の動作の詳細
(1)第2の増幅装置600による自装置のOSD表示深度の決定
(1a)第6のCPU605による第2のEDID402の読み取り
第2の増幅装置600の第6のCPU605は、初期状態において、第2の表示装置400の第2のEDID202の読み取りを行う。第2のEDID402の不揮発メモリには、EIA/CEA861−D規格で規定された映像フォーマットなど、主に第2の表示装置400が有する機能に関する情報が記録されている。第6のCPU605は、これを第3のケーブル21を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
(1b)第2の増幅装置600の第4のEDID602の書き込み
更に、第6のCPU605は、第2のEDID402から読み取った、第2の表示装置400が受信可能な映像信号フォーマットに関する情報と、第2の増幅装置600が受信可能な音声信号フォーマットに関する情報を第4のEDID602に記憶する。
(2)第2の再生装置300の動作
(2a)第3のCPU306による第4のEDID602 の読み取り
第2の再生装置300の第3のCPU306は、初期状態において、第2の増幅装置600の第4のEDID602の読み取りを行う。第4のEDID602の不揮発メモリには、第2の表示装置400が受信可能な映像フォーマットと、第2の増幅装置600が受信可能な音声フォーマットとが記録されている。第3のCPU306は、これをVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
第2の再生装置300は、第4のEDID602の情報に従って、第2の表示装置400が表示可能な映像フォーマット形式で立体映像信号を、第2の増幅装置600が増幅可能な音声フォーマット形式で音声信号を、伝送する。
(2b)映像信号と音声信号の再生
光ディスク1には、MPEG4方式で圧縮された立体映像信号と、音声信号が記録されている。光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。立体映像は右目映像と左目映像がそれぞれ垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒で独立に記録されている。よって、再生される立体映像も右目映像および左目映像それぞれが垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒の映像信号となる。
(2c)第2の再生装置300のOSD付加
この様にして再生された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、第1のOSD付加回路5が、必要に応じて第2の再生装置300のOSDを付加する。この時に、使用者は、第3のリモコン309を用いてOSDの表示深度を変更することができる。即ち、使用者が第3のリモコン309を用いて表示深度を変える指示を出すと、第3のCPU306はその指示に従って、OSD表示深度を、例えば、128から192の範囲で決定する。第1のOSD付加回路5は、OSD深度情報に従って、左目映像および右目映像それぞれに、オフセットが付加されたOSDを付加する。OSD深度情報とOSDの左目映像および右目映像それぞれにおけるオフセット量との関係は第1の実施の形態の表1に示したとおりである。
オフセット量を128から192まで変化させることによって、第2の再生装置300のOSDの画面スクリーンからの飛び出し量(深度)を変化させる事ができる。使用者(観察者)は、自分にとって見やすいOSD表示位置を選ぶことができる。
また、第3のCPU306は、この様にして決定されたOSD深度情報を第2のHDMI送信回路307に送る。
以下、本実施形態における説明においては、使用者がオフセット量を“140”に設定したものとする。
(3)映像信号と音声信号の伝送
図17は第4実施形態における第2の再生装置300のHDMI出力信号の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第2のHDMI送信回路307に送られ、図17に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。音声信号は、この各水平ブランキング期間に多重されている。また、第2のHDMI送信回路307は、第3のCPU306より送られてきたOSD深度情報をパケット化し、立体映像信号の左目映像および右目映像のフレーム間のブランキングに多重する。立体映像信号は、図17に示す形態の信号となり伝送に適した形式に変換されて、第1の出力端子8より出力される。
(4)第2の増幅装置600の動作
(4a)第2の増幅装置600の映像信号と音声信号の受信
第2の入力端子501より入力されたHDMI信号は、第4のHDMI受信回路603により受信され、元の立体映像信号と音声信号とパケット信号とに復調される。立体映像信号は、第4のOSD付加回路504に送られる。
音声信号は第2のオーディオアンプ507で増幅され、音声出力端子510に出力される。
音声出力端子510には第2のスピーカ511が接続されており、音声出力端子510から出力される信号を音声に変換し使用者に伝えられる。
また、第4のHDMI受信回路603により受信された信号のうち、パケット化されブランキングに多重化されたOSD深度情報、即ち値“140”は第6のCPU605に送られる。
(4b)第2の増幅装置600のOSD表示深度の決定
図15に示す第6のCPU605は、図16Bのフローチャートに従って第4のHDMI受信回路603より送られてきたOSD深度情報、値“140”に基づいて、第2の増幅装置600のOSD表示深度を決定する。
即ち、第6のCPU605は、第2の増幅装置600のOSDが第2の再生装置300のOSDよりも奥に定位されない様に(より手前に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
第4のHDMI受信回路603より送られてきた第2の再生装置300のOSD深度情報が“140”であるので、第2の再生装置300のOSDオフセットは、140−128=+12である。よって、第2の再生装置300のOSDは、12画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第6のCPU605は、例えば、第2の増幅装置600のOSD深度情報として、”140”より大きい“150”を選択する。そうすることにより、第2の増幅装置600のOSDオフセットは、150−128=+22となる。よって、第2の増幅装置600のOSDは、22画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前、かつ、第2の再生装置300のOSDより手前に見えるように表示される。
(4c)第2の増幅装置600のOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像および左目映像それぞれに、必要に応じて第2の増幅装置600のOSDが付加される。この時に、前述したOSD深度位置に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第2の増幅装置600ではOSD深度情報として、“150”が決定されたので、右目映像については、OSDを左に22画素、左目映像については、OSDを右に22画素だけオフセットさせて映像に重畳させることにより、OSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(5)映像信号の伝送
図18は第4実施形態における第2の増幅装置600のHDMI信号出力の構造を示す図である。
OSDが付加された立体映像信号は、第4のHDMI送信回路606に送られ、図18に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。また、第4のHDMI送信回路606では、第6のCPU605より送られてきたOSD深度情報、即ち値“150”をパケット化し、立体映像信号の左目映像および右目映像のフレーム間のブランキングに多重する。立体映像信号は、図18に示す形態の信号となり伝送に適した形式に変換されて、第2の出力端子508より出力される。
(6)第2の表示装置400の動作
(6a)第2の表示装置400による映像信号の受信
第1の入力端子201より入力されたHDMI信号は、第2のHDMI受信回路403により受信され、元の立体映像信号とパケット信号に復調される。立体映像信号は、第3のOSD付加回路404に送られる。
また、第2のHDMI受信回路403により受信された信号のうち、パケット化されブランキングに多重化されたOSD深度情報、即ち値“150”は、第4のCPU405に送られる。
(6b)第2の表示装置400のOSD表示位置の決定
図15に示す第4のCPU405は、図16Cのフローチャートに従って第2のHDMI受信回路403より送られてきたOSD深度情報、値“150”に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を決定する。
即ち、第4のCPU405は、第2の表示装置400のOSDが第2の増幅装置600のOSDよりも奥に定位されない様に(より手前に定位されるように)、自装置のOSD表示深度を決定する。
第2のHDMI受信回路403より送られてきた第2の増幅装置600のOSD深度情報が“150”であるので、第2の増幅装置600のOSDオフセットは、150−128=+22である。第2の増幅装置600のOSDは、22画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前、かつ、第2の再生装置300のOSDより手前に見えるように表示される。
ここで、第4のCPU405は、例えば、第2の表示装置400のOSD深度情報として、”150”より大きい“200”を選択する。そうすることにより、第2の表示装置400のOSDオフセットは、200−128=+72となる。よって、第2の表示装置400のOSDは、72画素分のオフセットを与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前、かつ、第2の増幅装置600のOSDより手前に見えるように表示される。
(6c)第2の表示装置400によるOSD付加
受信された立体映像信号の右目映像および左目映像それぞれに、必要に応じて第2の表示装置400のOSDが付加される。この時に、前述したOSD深度位置に従って、右目映像および左目映像のOSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第2の表示装置400ではOSD深度情報として、“200”が設定されたので、右目映像については、OSDを左に72画素、左目映像については、OSDを右に72画素だけオフセットさせて映像に重畳させることにより、OSDの飛び出し位置(深度)が決定される。
(6d)表示パネル206の駆動と立体視めがね208の制御
第2の表示装置400において、表示パネル206には、左目映像、右目映像が時分割で送られ、・・・左・右・左・右・・・・・と順次に表示される。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されている。立体視めがね208は、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、表示パネル206が左目映像を出画している期間は右のシャッタを閉じ、表示パネル206が右目映像を出画している期間は左のシャッタを閉じるように立体視めがね208を制御する。そうすることで、観察者(使用者)の右目には右目映像のみ、左目には左目映像のみが導かれる。よって、使用者は映像を立体視できる。
4−3.まとめ
第4の実施の形態による第2の増幅装置600は、第2の再生装置300から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像(OSD)を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、第2の表示装置400へ送信することができる増幅装置である。
第2の増幅装置600は、第1立体映像信号を受信する受信部(第4のHDMI受信回路603)と、立体映像に対し立体映像とは別の映像である再生装置映像(OSD)を重畳する第2の再生装置300が、当該重畳の際に再生装置映像に付与する立体視深度である再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第6のCPU605)と、取得部が取得した再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部(第4のOSD付加回路504)と、第2立体映像信号を、第2の表示装置400へ送信する送信部(第4のHDMI送信回路606)と、を有する。
第4の実施の形態による映像システム2000は、第2の再生装置300と、第2の表示装置400と、第2の増幅装置600と、を有する映像システムである。
第2の再生装置300は、立体視可能な映像である立体映像に対し、立体映像とは別の映像である再生装置映像(OSD)を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置である。第2の再生装置300は、再生装置映像に所定の立体視深度である再生装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第1立体映像信号を生成する重畳部(第1のOSD付加回路5)と、第1立体映像信号を、第2の増幅装置600へ送信する送信部と、を有する。
第2の増幅装置600は、第2の再生装置300から第1立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である増幅装置映像(OSD)を立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、第2の表示装置400へ送信することができる増幅装置である。第2の増幅装置600は、第1立体映像信号を受信する受信部(第4のHDMI受信回路603)と、再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第6のCPU605)と、取得部が取得した再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、増幅装置映像に増幅装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部(第4のOSD付加回路504)と、第2立体映像信号を、第2の表示装置400へ送信する送信部(第4のHDMI送信回路606)と、を有する。
第2の表示装置400は、第2の増幅装置600から第2立体映像信号を受信し、立体映像とは別の映像である表示装置映像(OSD)を立体映像に重畳して表示することができる表示装置である。第2の表示装置400は、第2立体映像信号を受信する受信部(第2のHDMI受信回路403)と、増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部(第4のCPU405)と、取得部が取得した増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、表示装置映像に表示装置映像深度を付与し立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部(第3のOSD付加回路404)と、第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部(表示パネル206)と、を有する。
図19は、本実施の形態における複数のOSDの各表示深度を示す図である。
図19に示すように、本実施の形態においては、第2の増幅装置600が、第2の再生装置300のOSD深度情報に基づいて、第2の増幅装置600のOSD表示深度を制御する。また、第2の表示装置400が、第2の増幅装置600のOSD深度情報に基づいて、第2の表示装置400のOSD表示深度を制御する。これによって、図19に示すように、第2の増幅装置600のOSDは、観察者にとって第2の再生装置300のOSDより手前に見えるように表示される。また、第2の表示装置400のOSDは、観察者にとって第2の増幅装置600のOSDより手前に見えるように表示される。その結果、より後から映像に上描きされて付加されるOSDがより以前に映像に上描きされて付加されたOSDよりも深い奥行き感をもって表示されるという不具合を無くすことができる。
5.第5の実施の形態
以下、第5の実施の形態による再生装置および表示装置について説明する。本実施形態における再生装置および表示装置は、図20に示された内部構成図に基づき、工業的に生産することができる。
5−1.構成について
図20は、第5の実施の形態による第3の再生装置700と第3の表示装置800の内部構成を示すブロック図である。本図において、第3の再生装置700は、光ディスク1を再生することができる映像再生装置である。第3の再生装置700は、光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第5のOSD付加回路705、第7のCPU706、第1のHDMI送信回路7、第1の出力端子8、第1のリモコン9を有する。
第3の表示装置800は、第1の入力端子201、第5のEDID802、第1のHDMI受信回路203、第6のOSD付加回路804、第8のCPU805、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211を有する。
また、第3の再生装置700の第1の出力端子8と第3の表示装置800の第1の入力端子201は、第1のケーブル10で接続される。
本図に示す構成を図1に示された構成と比較すれば、第3の再生装置700の光ピックアップ2、モータ3、復調回路4、第1のHDMI送信回路7、第1の出力端子8、第1のリモコン9は、第1実施形態の第1の再生装置100のそれらと共通する。第1のCPU6は、第7のCPU706に置き換えられる。第1のOSD付加回路5は、第5のOSD付加回路705に置き換えられる。
また、第3の表示装置800の第1の入力端子201、第1のHDMI受信回路203、表示パネル206、めがね制御回路207、立体視めがね208、第2のリモコン209、第1のオーディオアンプ210、第1のスピーカ211は、第1実施形態の第1の表示装置200のそれらと共通する。第1のEDID202は、第5のEDIDに置き換えられる。第2のOSD付加回路204は、第6のOSD付加回路804に置き換えられる。第2のCPU205は、第8のCPU805に置き換えられる。
第5のOSD付加回路705は、復調回路4が出力する立体映像信号に含まれる左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、立体文字(立体視可能な文字)や立体アイコン(立体視可能なアイコン)で構成される情報(立体OSD)の立体映像(以下、「立体OSD」とも略称する。)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。
第7のCPU706は、第3の再生装置700を制御するマイクロプロセッサである。第7のCPU706は、第5のOSD付加回路705を制御するとともに、第1のリモコン9から送られる使用者の操作や復調回路4によって得られる再生情報に基づき、必要に応じて立体OSD情報を生成する。
第3の表示装置800に関し、第5のEDID802は、第3の表示装置800が有する機能に関する情報が記憶された記憶素子を含み、当該情報をEIA/CEA861−DのEDID規格で決められたデータ配列のかたちで記憶する。本実施形態においては、第5のEDID802は、更に、その中に、後述する第3の表示装置800の立体OSDの最深深度を示す情報、すなわち立体OSD最深深度情報が付記されている。なお、第5のEDID802は、立体OSDの深度の範囲の情報、すなわち、立体OSD最深深度情報および立体OSD最浅深度情報を含んだ立体OSD深度情報を記憶してもよい。
第6のOSD付加回路804は、第1のHDMI受信回路203から出力される立体映像信号の左目映像および右目映像それぞれの映像信号に、立体文字や立体アイコン情報の映像(立体OSD)を上描き(スーパーインポーズ)して出力する。
第8のCPU805は、第3の表示装置800を制御するマイクロプロセッサである。第8のCPU805は、第6のOSD付加回路804を制御するとともに、第2のリモコン209から送られる使用者からの指示に従って、立体OSD最深深度情報を含む立体OSD情報を生成する。
5−2.動作について
図21Aおよび図21Bは、第5実施形態に係る第3の再生装置700と第3の表示装置800の動作を示すフローチャートである。以降、第3の再生装置700と第3の表示装置800の動作説明については、このフローチャートを併用する。
5−2−a.第3の再生装置700および第3の表示装置800の動作の概要
図21Aは、第3の再生装置700の動作にかかるフローチャートである。図21Aを参照すれば、まずステップ501において、第3の再生装置700は、第3の表示装置800の立体OSD深度情報に含まれる立体OSD最深深度情報を取得する。
次に、ステップ502において、第3の再生装置700は、第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報の有無を判定する。ここで第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報がある場合には、ステップ503aにおいて、第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報に基づいて、第3の再生装置700の立体OSD表示深度を調整する。ステップ502bにおいて、第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報が無い場合には、第3の再生装置700は、予め設定されているデフォルト値を第3の再生装置700の立体OSD表示深度として選択する(ステップ503b)。
次に、ステップ504において、第3の再生装置700は、第3の再生装置700の立体OSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで、表示指示がある場合には、第3の再生装置700は、ステップ505aにおいて、映像信号に第3の再生装置700の立体OSDを付加する。表示指示が無い場合には、第3の再生装置700は、立体OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ505b)。
次にステップ506において、第3の再生装置700は、第3の表示装置800に映像信号を出力する。
なお、連続して映像出力する場合には、ステップ504からステップ506までが繰り返される。
図21Bは、第3の表示装置800の動作にかかるフローチャートである。図21Bを参照すれば、ステップ507において、第3の表示装置800は、第3の表示装置800の立体OSD表示指示を行うか否かを決定する。ここで表示指示がある場合には、第3の表示装置800は、ステップ508aにおいて、映像信号に第3の表示装置800の立体OSDを付加する。また表示指示が無い場合には、第3の表示装置800は、立体OSDを消去する(または、付加しない)(ステップ508b)。
最後に、ステップ509において、第3の表示装置800は、表示パネル206に映像を表示する。
なお、連続して映像表示する場合には、ステップ507からステップ509までが繰り返される。
5−2−b.第3の再生装置700および第3の表示装置800の動作の詳細
(1)第3の再生装置700の動作
(1a)第7のCPU706による第5のEDID802の読み取り
第3の再生装置700の第7のCPU706は、初期状態またはステップ501において、第3の表示装置800の第5のEDID802の読み取りを行う。第5のEDID802の不揮発メモリには、EIA/CEA861−D規格で規定された映像フォーマットなど、主に第3の表示装置800が有する機能に関する情報と共に、後述する立体OSDの最深深度情報が記録されている。第7のCPU706は、これを第1のケーブル10を経由したVESA/E−DDC規格で決められたシリアル伝送路によって読み取る。
第3の再生装置700は、第5のEDID802の情報に従って、第3の表示装置800が表示可能な映像フォーマット形式で映像信号と音声信号を伝送する。
(1b)OSD表示深度の制御
立体OSD深度情報と、立体OSDの左目映像および右目映像それぞれにおけるオフセット量との関係は第1の実施の形態における表1等を用いた説明から容易に理解される。そのため、立体OSD深度情報とオフセット量との関係についての説明は省略する。
第5実施形態におけるOSDは、3次元(立体)のオブジェクト、すなわち立体視可能なオブジェクトを含んだ立体OSDで構成される。立体OSDは、左目映像用立体OSDおよび右目映像用立体OSDそれぞれがグラフィックビットマップとして構成される。また、立体OSDの表示される深度(立体映像の前後位置)は深度範囲も含め可変である。
図22は立体OSDにおける深度(奥行き感)の原理を説明する図である。立体OSDとして表示される立体文字や立体アイコンなどの情報を立体OSDとして表示する際の深度は、第3の再生装置700および第3の表示装置800において決定される。3次元の深度方向(立体視における奥行き方向)の位置は、立体OSDが左目映像および右目映像それぞれに重畳される際のオフセット値に反映される。即ち、図22において、第3の再生装置700の立体OSDは、左目映像および右目映像それぞれにおいて10画素分のオフセット値域W1を有する。第3の表示装置800の立体OSDは、左目映像および右目映像それぞれにおいて50画素分のオフセット値域W2を有する。第3の表示装置800の立体OSDの最深深度、即ち第3の表示装置800の立体OSDのうち観察者にとって最も遠い位置に見えるように表示される立体OSDのオフセット量は22である。この場合、表1に示した深度情報とオフセットの関係によれば、第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報は128+22=150となる。本実施形態における第3の表示装置800においては、上記の様に決められる立体OSD最深深度情報、即ち、値150が、第5のEDID802の所定位置に記録されている。
(1c)第3の再生装置700の立体OSD表示深度の決定
図20に示す、第3の再生装置700の第7のCPU706は、図21Aに示すフローチャートに従い、第5のEDID802に記録された第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報を読み取り、その値(第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報)に基づいて、第3の再生装置700の立体OSD表示深度を決定する。
即ち、第7のCPU706は、第3の再生装置700の立体OSDが第3の表示装置800の立体OSDよりも手前に定位されない様に(より奥に定位されるように)、自装置の立体OSD深度位置を決定する。
例えば、第3の表示装置800の第5のEDID802に格納されていた値(立体OSD最深深度情報)が“150”である場合には、第3の表示装置800の立体OSDのうち最も奥に定位されるオブジェクトのオフセットは、150−128=+22である。よって、第3の表示装置800の立体OSDは、最も奥に定位されるオブジェクトに22画素分のオフセットが与えられ、観察者にとって画面スクリーンより手前に見えるように表示される。
ここで、第3の再生装置700の第7のCPU706は、第3の再生装置700の立体OSD表示の表示深度うちで最も手前の深度(最浅深度)が、第3の表示装置800が表示する立体OSDのうちで最も奥の深度(最深深度)と一致またはより奥になる様に自装置の立体OSDの深度を設定する。そうすることにより、第3の再生装置700の立体OSDと第3の表示装置800の立体OSDの奥行き感がオーバーラップしないようにする。例えば、第3の表示装置800の立体OSD最深深度情報として第5のEDID802に格納されていた値が”150”であるとする。また、図22に示したように第3の再生装置700の立体OSDが10画素分のオフセット量の幅(オフセット値域W1)を有するとする。この場合、第3の再生装置700は、自装置の立体OSDにかかる立体OSD最深深度情報として、例えば140(150−10=140)を選択する。そうすることにより、第3の再生装置700の立体OSDにかかるオフセット値域W1は、12(140−128=12)から22(12+10=22)までになる。他方、第3の表示装置800の立体OSDは、オフセット値“+22”以上のオフセットを与えられて表示される。よって、第3の再生装置700の立体OSDは、観察者にとって第3の表示装置800の立体OSDより奥に見えるように表示される。
(1d)映像信号と音声信号の再生
光ディスク1には、MPEG4方式で圧縮された立体映像信号と、音声信号が記録されている。光ピックアップ2は、光ディスク1に記録された信号を電気的信号に変換する。モータ3は、光ディスク1を再生に適した速度で回転させる。
復調回路4は、光ピックアップ2の出力を入力し、当該入力について誤り訂正などを行い、立体映像信号と音声信号とを復調する。立体映像は右目映像と左目映像がそれぞれ垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒で独立に記録されている。よって、再生される立体映像も右目映像および左目映像それぞれが垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素で24フレーム/秒の映像信号となる。
(1e)第3の再生装置700の立体OSD付加
この様にして再生された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、第5のOSD付加回路705が、必要に応じて第3の再生装置700の立体OSDを付加する。この時に、前述した立体OSD深度情報に従って、右目映像および左目映像それぞれの立体OSD表示位置が制御される。即ち、前述した様に、第3の再生装置700の立体OSD(最深)深度情報として、予め“140”が選択されており、前述した様に、第3の再生装置700の立体OSDオフセットの幅が10である。よって第3の再生装置700の立体OSDは、右目映像において立体OSD情報は左に10画素から22画素までの間、左目映像において立体OSD情報は右に10画素から22画素までの間のオフセットで表示される。
(2)映像信号と音声信号の伝送
図23は本実施形態におけるHDMI信号の構造を示す図である。
立体OSDが付加された立体映像信号は、第1のHDMI送信回路7に送られ、図23に示す様に、左目映像、右目映像がそれぞれ時分割で多重された信号となる。左目映像および右目映像の各フレームはライン構造を持ち、各ライン先頭には水平ブランキング期間を有する。音声信号は、この各水平ブランキング期間に多重されている。
そのようにして立体映像、音声信号が多重された信号が、伝送に適した形式に変換されて、第1の出力端子8より出力される。
(3)第3の表示装置800の動作
(3a)第3の表示装置800による映像信号と音声信号の受信
第1の入力端子201より入力されたHDMI信号は、第1のHDMI受信回路203により受信され、元の立体映像信号と音声信号に復調される。立体映像信号は、第6のOSD付加回路804に送られる。
音声信号は第1のオーディオアンプ210で増幅され、第1のスピーカ211より使用者に伝えられる。
(3b)第3の表示装置800の立体OSD付加
受信された立体映像信号の右目映像と左目映像それぞれに、必要に応じて第3の表示装置800の立体OSDが付加される。この時に、前述した立体OSD深度情報に従って、右目映像および左目映像の立体OSD表示深度が制御される。即ち、前述した様に、第3の表示装置800では立体OSD(最深)深度情報として、予め“150”が設定されており、前述した様に、第3の表示装置800の立体OSDオフセット(オフセットの幅、オフセット値域)は50である。よって第3の表示装置800の立体OSDは、右目映像については左に22画素から72画素までのオフセットを、左目映像については右に22画素から72画素までのオフセットを付けて映像に重畳させることにより立体OSDの飛び出し位置(震度)が決定される。
(3c)表示パネル206の駆動と立体視めがね208の制御
第3の表示装置800において、表示パネル206には、左目映像、右目映像が時分割で送られ、・・・左・右・左・右・・・・・と順次に表示される。立体視めがね208には、左右独立で光の透過および不透過を制御可能な液晶シャッタが具備されている。立体視めがね208は、めがね制御回路207からの赤外線信号に応じて、表示パネル206が左目映像を出画している期間は右のシャッタを閉じ、表示パネル206が右目映像を出画している期間は左のシャッタを閉じるように立体視めがね208を制御する。そうすることで、観察者の右目には右目映像のみ、左目には左目映像のみが導かれる。よって、観察者は映像を立体視できる。
5−3.まとめ
第3の再生装置700は、第3の表示装置800の立体OSD深度情報に基づいて、第3の再生装置700のOSDの表示深度を制御することができる。また、第3の再生装置700は、観察者にとって異なる奥行き感で見える部分を含んだ立体OSDを生成することができる。
よって、図21に示す様に、第3の再生装置700の立体OSDは、観察者にとって第3の表示装置800のOSDの最深深度と同一、または、より奥に見えるように表示される。したがって、後から付加される立体OSDが前に付加された立体OSDより奥に表示されるという不具合を無くす事ができる。
6.その他の実施の形態
上述のように、複数の実施形態を例示した。しかし、実施の形態は、これらに限定されるものではない。以下では、他の実施形態例を示す。なお、実施の形態は、これらには限定されない。
第1の実施の形態では、第1の再生装置100が、OSD表示深度を決定しOSDを生成する決定部である第1のCPU6と、第1のCPU6が生成したOSDを映像信号に重畳して出力する重畳部である第1のOSD付加回路5と、第1のOSD付加回路5が出力した映像信号を第1の表示装置200へ送信する映像送信部である第1のHDMI送信回路7と、を備える形態を例示した。
しかし、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1の再生装置100にそのOSDの深度に関する情報を第1の表示装置200に通知する通知部を、別途設けてもよい。また、第1の再生装置100の映像送信部(第1のHDMI送信回路7)が上記通知部の機能を備えてもよい。
このような構成によれば、第1の表示装置200は、映像信号の受信の有無に関わらず、第1の再生装置100のOSDの深度に関する情報を得ることができる。
第1の実施の形態では、第1の再生装置100で生成されたOSDが、観察者にとって第1の表示装置200で生成されたOSDよりも奥に見えるように表示される形態を例示した。
しかし本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1の再生装置100で生成されたOSDが、観察者にとって第1の表示装置200で生成されたOSDと同一平面上に見えるように表示されてもよい。
このような構成によっても、後から付加されるOSDが、観察者にとって、より以前に付加されたOSDより奥に見えることはないので、観察者にとって視認性の高いOSD表示を実現できる。
第2の実施の形態では、第2の表示装置400が、第2の再生装置300から送信された映像信号に重畳されたOSDの深度に関する情報を含むOSD深度情報に基づいて、第2の表示装置400で生成されるOSDの深度であるOSD表示深度を調整して、OSD表示深度を決定しOSDを生成する決定部である第4のCPUを備える形態を例示した。
しかし、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第2の表示装置400にそのOSDの深度に関する情報を第2の再生装置300に通知する通知部(深度情報送信部)を、別途設けてもよい。
このような構成によれば、第2の再生装置300は、予め第2の表示装置400のOSDの深度に関する情報を得ることができる。
第2の実施の形態では、第2の表示装置400で生成されたOSDが、観察者にとって第2の再生装置300で生成されたOSDよりも手前に見えるように表示される形態を例示した。
しかし本実施形態はこれに限定されない。例えば、第2の表示装置400で生成されたOSDが、観察者にとって第2の再生装置300で生成されたOSDと同一平面上に見えるように表示されてもよい。
このような構成によっても、後から付加されるOSDが、観察者にとって、より以前に付加されたOSDより奥に見えることはないので、観察者にとって視認性の高いOSD表示を実現できる。
第3の実施の形態では、第1の再生装置100のOSDが、観察者にとって第1の増幅装置500のOSDより奥に見えるように表示され、かつ、第1の表示装置200のOSDが、観察者にとって第1の増幅装置500のOSDより手前に見えるように表示される形態を例示した。
しかし本実施形態は、これに限定されない。例えば、第1の増幅装置500の決定部である第5のCPU505は、観察者にとって第1の表示装置200のOSDと第1の増幅装置500のOSDとが同一平面上に見えるように、第1の増幅装置500のOSDの深度を調整してもよい。また、第1の再生装置100の決定部である第1のCPU6は、観察者にとって第1の再生装置100のOSDと第1の増幅装置500のOSDとが同一平面上に見えるように、生成するOSDの深度を調整してもよい。
このような構成によっても、後から付加されるOSDが、観察者にとって、より以前に付加されたOSDより奥に見えることはないので、観察者にとって視認性の高いOSD表示を実現できる。
また、第1の増幅装置500にそのOSDの深度に関する情報を、少なくとも第1の再生装置100および第1の表示装置200のいずれかに通知する通知部を、別途設けてもよい
第4の実施の形態では、第2の増幅装置600のOSDが、観察者にとって第2の再生装置300のOSDより手前に見えるように表示され、かつ、第2の表示装置400のOSDが、観察者にとって第2の増幅装置600のOSDより手前に見えるように表示される形態を例示した。
しかし本実施形態は、これに限定されない。例えば、第2の増幅装置600の決定部である第6のCPU605は、観察者にとって第2の増幅装置600のOSDと第2の再生装置300のOSDとが同一平面上に見えるように、第2の増幅装置600のOSDの深度を調整してもよい。また、第2の表示装置400の決定部である第4のCPU405は、観察者にとって第2の表示装置400のOSDと第2の増幅装置600のOSDとが同一平面上に見えるように、第2の表示装置400のOSDの深度を調整してもよい。
このような構成によっても、後から付加されるOSDが、観察者にとって、より以前に付加されたOSDより奥に見えることはないので、観察者にとって視認性の高いOSD表示を実現できる。
また、第2の増幅装置600にそのOSDの深度に関する情報を、少なくとも第2の再生装置300および第2の表示装置400のいずれかに通知する通知部を、別途設けてもよい
第5の実施の形態では、第3の再生装置700が、第3の表示装置800の立体OSD(最深)深度情報に従って、第3の再生装置700の立体OSD表示深度を制御する形態を例示した。
しかし実施形態はこれには限られない。例えば、第3の再生装置700のOSDまたは第3の表示装置800のOSDのいずれか一方のみが立体OSDであってもよい。さらに、第1の実施の形態から第4の実施の形態まで説明したOSDのいずれかが立体OSDであってもよい。
なお、第1の実施の形態から第5の実施の形態では、再生装置として光ディスク1を再生する装置を例示したが、実施形態はこれに限定されない。フラッシュメモリに記憶された映像を再生する再生装置や、ハードディスクドライブに記憶された映像を再生する再生装置などにも、実施形態の再生装置の構成を適用可能である。要するに、OSDを表示する機能を有するあらゆる再生装置およびOSDを表示する機能を有するあらゆる再生装置を有する映像システムに、実施形態の再生装置の構成を適用可能である。
第1の実施の形態から第5の実施の形態では、表示装置として、垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素を持つ表示パネル206を備える装置を例示したが、実施形態はこれに限定されない。表示パネルの解像度として、例えば、垂直方向に2160画素、水平方向に3840画素を持つ表示パネルを備える表示装置などにも、実施形態の表示装置の構成を適用可能である。実施形態の表示装置の解像度について一切の限定事項はない。要するに、OSDを表示する機能を有するあらゆる表示装置およびOSDを表示する機能を有するあらゆる表示装置を有する映像システムに、実施形態の表示装置の構成を適用可能である。
第1の実施の形態から第5の実施の形態では、OSD深度情報は8bitのデータとして記憶され適宜読み出される形態を例示したが、実施形態はこれに限定されない。実施の形態においては、OSD深度情報は、任意の有界な範囲で適宜設定すればよい。要するに、実施形態においては、OSD深度情報が再生装置、表示装置それぞれに設定されさえすればよい。OSD深度情報が再生装置、表示装置および増幅装置それぞれに設定される映像システムであれば、実施形態の構成を適用可能である。
なお、他にも、ストリーム情報との関連、構成要素のシステムLSI化、アーキテクチャなどの技術的トピックについては、更なる改良や変更実施を加えることができる。各実施形態に示したとおりに実施するか、それらに改良・変更を施すかは、何れも任意的であり、実施者の主観による判断に委ねられる。
再生装置は、光ディスクプレーヤ、チューナ、ハードディスクプレーヤ、メモリカードプレーヤ等を含む。再生装置は、表示装置にとってのソース機器を構成する。増幅装置は、ソース機器から立体映像信号を受け、シンク機器へ当該立体映像信号を送出する機能を備えたAVアンプ等を含む。表示装置は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等を含む。表示装置は、再生装置にとってのシンク機器を構成する。
なお、再生装置および表示装置の両者が、増幅装置のOSD深度情報を取得し、再生装置は、そのOSDが観察者にとって増幅装置のOSDよりも奥に見えるように、自装置のOSDの表示深度を選択し、表示装置は、そのOSDが観察者にとって増幅装置のOSDよりも手前に見えるように、自装置のOSDの表示深度を選択してもよい。
なお、再生装置、増幅装置、および、表示装置それぞれが、自装置において生成し立体映像(コンテンツや放送番組の映像)に上描き(スーパーインポーズ)する映像は、OSDに限定されない。ここでは、そのように立体映像に重畳される映像を装置映像(再生装置映像、増幅装置映像、および、表示装置映像)と称する。装置映像は、各装置が生成して立体映像に上描き(重畳、スーパーインポーズ)する映像を全て含む。
なお、実施の形態では、立体映像信号は、左目映像および右目映像が独立したフレームとして含まれるフレームシーケンシャル方式の立体映像信号として説明した。しかしながら、実施形態における立体映像信号は、これに限定されない。実施の形態は、サイドバイサイド方式やトップアンドボトム方式といった、左目映像および右目映像が同一のフレームに含まれる方式の立体映像信号に適用することも可能である。
本実施形態による再生装置、表示装置、増幅装置は、いずれも、観察者にとって視認性の高いOSD表示を実現することができ、有用である。
1 光ディスク
2 光ピックアップ
3 モータ
4 復調回路
5 第1のOSD付加回路
6 第1のCPU
7 第1のHDMI送信回路
8 第1の出力端子
9 第1のリモコン
10 第1のケーブル
20 第2のケーブル
100 第1の再生装置
200 第1の表示装置
201 第1の入力端子
202 第1のEDID
203 第1のHDMI受信回路
204 第2のOSD付加回路
205 第2のCPU
206 表示パネル
207 めがね制御回路
208 立体視めがね
209 第2のリモコン
210 第1のオーディオアンプ
211 第1のスピーカ
300 第2の再生装置
306 第3のCPU
307 第2のHDMI送信回路
309 第2のリモコン
400 第2の表示装置
402 第2のEDID
403 第2のHDMI受信回路
404 第3のOSD付加回路
405 第4のCPU
500 第1の増幅装置
501 第2の入力端子
502 第3のEDID
503 第3のHDMI受信回路
504 第4のOSD付加回路
505 第5のCPU
506 第3のHDMI送信回路
507 第2のオーディオアンプ
508 第2の出力端子
509 第4のリモコン
510 音声出力端子
511 第2のスピーカ
600 第2の増幅装置
602 第4のEDID
603 第4のHDMI受信回路
604 第4のOSD付加回路
605 第6のCPU
606 第4のHDMI送信回路
700 第3の再生装置
705 第5のOSD付加回路
706 第7のCPU
800 第3の表示装置
802 第5のEDID
804 第6のOSD付加回路
805 第8のCPU
1000 第1の映像システム
2000 第2の映像システム

Claims (23)

  1. 立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、
    自装置に接続され、前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である装置映像を重畳する装置が、当該重畳の際に前記装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記再生装置映像に前記再生装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記立体映像信号を、前記装置へ送信する送信部と、を有する再生装置。
  2. 前記重畳部は、前記装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記再生装置映像が立体視において前記装置映像と同一の奥行きで、または、より奥に見えるように、前記再生装置映像に前記再生装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項1に記載の再生装置。
  3. さらに、前記重畳部が付与した前記再生装置映像深度に関する情報を、前記装置へ通知する通知部を有する、請求項1に記載の再生装置。
  4. 立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、
    前記立体映像に前記再生装置映像を重畳することにより前記立体映像信号を生成する重畳部と、
    自装置に接続され、前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である装置映像を重畳する装置に対し、前記再生装置映像の立体視深度に関する情報および前記立体映像信号を送信する送信部と、を有する再生装置。
  5. 立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳して表示することができる表示装置であって、
    前記立体映像を含む第1立体映像信号を受信する受信部と、
    自装置に接続され、前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である装置映像を重畳して前記第1立体映像信号を出力する装置が、当該重畳の際に前記装置映像に付与する立体視深度である装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記表示装置映像に前記表示装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する表示装置。
  6. 前記重畳部は、前記装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記表示装置映像が立体視において前記装置映像と同一の奥行きで、または、より手前に見えるように、前記表示装置映像に前記表示装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項5に記載の表示装置。
  7. さらに、前記重畳部が付与した前記表示装置映像深度に関する情報を、前記装置へ通知する通知部を有する、請求項5に記載の表示装置。
  8. 立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳して表示することができる表示装置であって、
    第1立体映像信号に含まれる立体映像に前記表示装置映像を重畳することにより第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    自装置に接続され、前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である装置映像を重畳して前記第1立体映像信号を出力する装置に対し、前記表示装置映像の立体視深度に関する情報を送信する送信部と、を有する表示装置。
  9. 再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を前記立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、
    前記第1立体映像信号を受信する受信部と、
    前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳する表示装置が、当該重畳の際に前記表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号を、前記表示装置へ送信する送信部と、を有する増幅装置。
  10. 前記重畳部は、前記表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像が立体視において前記表示装置映像と同一の奥行きで、または、より奥に見えるように、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項9に記載の増幅装置。
  11. さらに、前記重畳部が付与した前記増幅装置映像深度に関する情報を、少なくとも前記再生装置および前記表示装置のいずれかへ通知する通知部を有する、請求項9に記載の増幅装置。
  12. 再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を前記立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、
    前記第1立体映像信号を受信する受信部と、
    前記第1立体映像に前記増幅装置映像を重畳することにより前記第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号を、前記表示装置へ送信する送信部と、
    前記増幅装置映像の立体視深度に関する情報を、少なくとも前記再生装置および前記表示装置のいずれかへ通知する通知部と、を有する増幅装置。
  13. 再生装置から立体視可能な映像である立体映像を含んだ第1立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を前記立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、
    前記第1立体映像信号を受信する受信部と、
    前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳する再生装置が、当該重畳の際に前記再生装置映像に付与する立体視深度である再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号を、前記表示装置へ送信する送信部と、を有する増幅装置。
  14. 前記重畳部は、前記再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像が立体視において前記再生装置映像と同一の奥行きで、または、より手前に見えるように、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項13に記載の増幅装置。
  15. さらに、前記重畳部が付与した前記増幅装置映像深度に関する情報を、少なくとも前記再生装置および前記表示装置のいずれかへ通知する通知部を有する、請求項13に記載の増幅装置。
  16. 再生装置と、表示装置と、増幅装置と、を有する映像システムであって、
    前記再生装置は、立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、
    自装置に接続され、前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を重畳する増幅装置が、当該重畳の際に前記増幅装置映像に付与する立体視深度である増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記再生装置映像に前記再生装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第1立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第1立体映像信号を、前記増幅装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記増幅装置は、前記再生装置から前記第1立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を前記立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、
    前記第1立体映像信号を受信する受信部と、
    前記立体映像に対し前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を重畳する表示装置が、当該重畳の際に前記表示装置映像に付与する立体視深度である表示装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号を、前記表示装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記表示装置は、前記増幅装置から前記第2立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を前記立体映像に重畳して表示することができる表示装置であって、
    前記第2立体映像信号を受信する受信部と、
    前記表示装置映像に前記表示装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する、
    映像システム。
  17. 前記再生装置の重畳部は、前記増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記再生装置映像が立体視において前記増幅装置映像と同一の奥行きで、または、より奥に見えるように、前記再生装置映像に前記再生装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳し、
    前記増幅装置の重畳部は、前記表示装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像が立体視において前記表示装置映像と同一の奥行きで、または、より奥に見えるように、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項16に記載の映像システム。
  18. 前記増幅装置は、さらに、前記再生装置に対し、前記増幅装置映像深度に関する情報を通知する通知部を有する、請求項16に記載の映像システム。
  19. 前記表示装置は、さらに、前記増幅装置に対し、前記表示装置映像深度に関する情報を送信する送信部を有する、請求項16に記載の映像システム。
  20. 再生装置と、表示装置と、増幅装置と、を有する映像システムであって、
    前記再生装置は、立体視可能な映像である立体映像に対し、前記立体映像とは別の映像である再生装置映像を重畳して第1立体映像信号を生成し出力することができる再生装置であって、
    前記再生装置映像に所定の立体視深度である再生装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第1立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第1立体映像信号を、前記増幅装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記増幅装置は、前記再生装置から前記第1立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である増幅装置映像を前記立体映像に重畳して第2立体映像信号を生成し、表示装置へ送信することができる増幅装置であって、
    前記第1立体映像信号を受信する受信部と、
    前記再生装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより前記第2立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第2立体映像信号を、前記表示装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記表示装置は、前記増幅装置から前記第2立体映像信号を受信し、前記立体映像とは別の映像である表示装置映像を前記立体映像に重畳して表示することができる表示装置であって、
    前記第2立体映像信号を受信する受信部と、
    前記増幅装置映像深度に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記表示装置映像に前記表示装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳することにより第3立体映像信号を生成する重畳部と、
    前記第3立体映像信号にもとづいて映像を表示する表示部と、を有する、
    映像システム。
  21. 前記増幅装置の重畳部は、前記再生装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記増幅装置映像が立体視において前記再生装置映像と同一の奥行きで、または、より手前に見えるように、前記増幅装置映像に前記増幅装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳し、
    前記表示装置の重畳部は、前記増幅装置映像深度に関する情報にもとづいて、前記表示装置映像が立体視において前記増幅装置映像と同一の奥行きで、または、より手前に見えるように、前記表示装置映像に前記表示装置映像深度を付与し前記立体映像に重畳する、請求項20に記載の映像システム。
  22. 前記再生装置の送信部は、前記増幅装置に対し、前記第1立体映像信号に加え、前記再生装置映像深度に関する情報を送信する、請求項20に記載の映像システム。
  23. 前記増幅装置の送信部は、前記表示装置に対し、前記第2立体映像信号に加え、前記増幅装置映像深度に関する情報を送信する、請求項20に記載の映像システム。
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