JP5428418B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、スライド式の第1の車両ドアに設けられ、該第1の車両ドアを車両ボデーに対して全閉状態で保持するラッチ機構と、前記ラッチ機構に駆動連結され、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して開可能状態になるように前記ラッチ機構を解除駆動する電気的駆動手段と、前記第1の車両ドアに設けられ、前記ラッチ機構の解除を要求する操作信号を出力する操作スイッチと、前記操作スイッチの操作信号に基づき、前記ラッチ機構を解除駆動させるべく前記電気的駆動手段を駆動制御する制御手段と、前記ラッチ機構に機械的に連係され、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して開可能状態になるように前記ラッチ機構に解除操作力を入力する操作入力部と、を備える車両用ドア開閉装置において、前記操作入力部は、前記第1の車両ドアに隣接する第2の車両ドアの全閉状態において外部及び内部から隠蔽されるとともに該第2の車両ドアの開状態において外部に露出されるように、前記第2の車両ドアに対向する前記第1の車両ドアの縁部に配置されていることをその要旨としている。
スライドドア10の内部中央付近には動力伝達を中継する分配レバー30が設けられている。分配レバー30はレバー部材に相当する。分配レバー30には、駆動用ケーブル51を介して電気的駆動手段であるリリースアクチュエータ29が接続されるとともに、操作用ケーブル55を介して操作入力部である解除レバー20が接続されている。なお、リリースアクチュエータ29は、その出力軸に回転駆動される適宜の出力部材(図示略)を備えており、当該出力部材に駆動用ケーブル51の一方の端部が連結されている。従って、リリースアクチュエータ29は、出力部材を回動駆動させることで、駆動用ケーブル51を引き込む態様で分配レバー30に駆動力を伝達する。一方、解除レバー20は、その操作に伴い、操作用ケーブル55を引き込む態様で分配レバー30に操作力(解除操作力)を伝達する。
通常の使用状態の場合、インサイドスイッチ24もしくはアウトサイドスイッチ13を操作することで全閉状態にあるスライドドア10の開放を行う。すなわちスライドドア10が全閉状態において乗降車する場合には、まず、操作者(乗員)はインサイドスイッチ24もしくはアウトサイドスイッチ13を操作する。これにより、操作信号がECU25に出力される。ここで、スライドドア10が全閉状態であることを前提として、ECU25は走行状態にあるか否かの判断及びキャンセル信号の入力の有無に基づき、スライドドア10の開放を許可するか否かの判断を行う。具体的には、車両が走行状態であると判断したときには、ECU25はリリースアクチュエータ29の駆動制御を行わない。また、キャンセル信号の入力がある(チャイルドプロテクト機能がオン)ときには、ECU25はインサイドスイッチ24の操作による操作信号に対してはリリースアクチュエータ29の駆動制御を行わない。これにより、不用意にスライドドア10が開放されることを防止できる。一方、ECU25はスライドドア10が全閉状態であるとき、車両が走行状態でなく、かつ、キャンセル信号の入力がない(チャイルドプロテクト機能がオフ)と判断したときには、リリースアクチュエータ29に対して駆動信号を出力する。これにより、リリースアクチュエータ29が駆動して、分配レバー30は各ロック32〜33(34)をアンラッチ状態とし、スライドドア10を開可能状態とさせる。これにより、インサイドグリップもしくはアウトサイドグリップ12を把持しつつ、後側にスライドドア10をスライドさせることが可能となる。そして、後側開口部3を通じて乗員が乗降車した後には、再びアウトサイドグリップ12もしくはインサイドグリップを把持しつつ、前側にスライドドア10をスライドさせる。この際、リアロック33のラッチ22aによりストライカ26を引き込み可能な状態(半ドア状態)に至ると、クローザアクチュエータ49により当該ラッチ22aが回動駆動されることで、前述の態様でフロントロック32及びリアロック33によりスライドドア10が全閉状態で保持される。
(1)解除レバー20は、スイングドア8及びスライドドア10が閉じられた状態では、スイングドア8により車外側から隠蔽され、ピラー2により車内側から隠蔽される。そして、解除レバー20は、スイングドア8が開放された状態では、空間18の一部を介して操作可能に露出する。これにより、例えば駐車中もしくは走行中等のスイングドア8及びスライドドア10が閉じた状態にあっては、解除レバー20の操作が不能となる。従って、解除レバー20に対する外部からの操作によってスライドドア10が開可能状態になるように解除レバー20が入力操作されることを回避できる。
・上記実施形態においては、操作入力部である解除レバー20を押し下げ操作することで、解除操作力が操作用ケーブル55を介して分配レバー30に伝達される。しかし、操作入力部の操作力が操作用ケーブル55を介して分配レバー30に伝達されるものであれば、操作入力部の形状は解除レバー20に限らない。例えばスライドドア10の前端面15から操作用ケーブル55に直結されるリング状の操作入力部を形成して、その操作入力部を引っ張ることで、操作力を分配レバー30に伝達してもよい。また、操作入力部としてプッシュ式のスイッチを設けて、プッシュ操作に基づく解除操作力を分配レバー30に伝達してもよい。プッシュ式のスイッチにおいては、その操作面とスライドドア10の前端面15を同一面とすることで、当該スイッチが前端面15から突出することはなく、乗降車の際に当該スイッチが乗員の動線に重なることがいっそう抑制される。
・上記実施形態にではピラー2を有する車両に適用しているが、例えばスイングドア8及びスライドドア10の間にピラー2を有さない車両、いわゆるピラーレスの車両に適用してもよい。その際、スライドドア10の形状を変更することで、解除レバー20を車両内側から隠蔽すればよい。
Claims (5)
- スライド式の第1の車両ドアに設けられ、該第1の車両ドアを車両ボデーに対して全閉状態で保持するラッチ機構と、
前記ラッチ機構に駆動連結され、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して開可能状態になるように前記ラッチ機構を解除駆動する電気的駆動手段と、
前記第1の車両ドアに設けられ、前記ラッチ機構の解除を要求する操作信号を出力する操作スイッチと、
前記操作スイッチの操作信号に基づき、前記ラッチ機構を解除駆動させるべく前記電気的駆動手段を駆動制御する制御手段と、
前記ラッチ機構に機械的に連係され、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して開可能状態になるように前記ラッチ機構に解除操作力を入力する操作入力部と、を備える車両用ドア開閉装置において、
前記操作入力部は、前記第1の車両ドアに隣接する第2の車両ドアの全閉状態において外部及び内部から隠蔽されるとともに該第2の車両ドアの開状態において外部に露出されるように、前記第2の車両ドアに対向する前記第1の車両ドアの縁部に配置されている
ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記ラッチ機構を複数備え、
前記第1の車両ドアに回動自在に連結されたレバー部材と、
前記電気的駆動手段に一側の端部が連結され、前記レバー部材に他側の端部が連結されて、前記電気的駆動手段の駆動力を前記レバー部材に伝達する駆動用ケーブルと、
前記操作入力部に一側の端部が連結され、前記レバー部材に他側の端部が連結されて、前記操作入力部の解除操作力を前記レバー部材に伝達する操作用ケーブルと、
前記複数のラッチ機構に一側の端部がそれぞれ連結され、前記レバー部材に他側の端部がそれぞれ連結されて、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して開可能状態になるように前記電気的駆動手段の駆動力又は前記操作入力部の解除操作力を前記複数のラッチ機構にそれぞれ伝達する複数の解除用ケーブルと、を備えた
ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項2に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記第1の車両ドアに設けられ、該第1の車両ドアを前記車両ボデーに対して全開状態で保持する全開保持機構と、
前記全開保持機構に一側の端部が連結され、前記レバー部材に他側の端部が連結されて、前記第1の車両ドアが前記車両ボデーに対して閉可能状態になるように前記電気的駆動手段の駆動力又は前記操作入力部の解除操作力を前記全開保持機構に伝達する全開解除用ケーブルと、を備えた
ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
車両の走行状態を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記車両の走行状態が検出されるとき、前記操作スイッチの操作信号を無効化する
ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記操作スイッチは、前記第1の車両ドアの車内側及び車外側にそれぞれ配置される内側操作スイッチ及び外側操作スイッチを備え、
前記内側操作スイッチの操作信号の無効化を要求するキャンセル信号を出力するキャンセルスイッチを備え、
前記制御手段は、前記キャンセルスイッチのキャンセル信号に基づき、前記内側操作スイッチの操作信号を無効化する
ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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