JP5425260B2 - 流体機器ユニット構造 - Google Patents
流体機器ユニット構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5425260B2 JP5425260B2 JP2012103293A JP2012103293A JP5425260B2 JP 5425260 B2 JP5425260 B2 JP 5425260B2 JP 2012103293 A JP2012103293 A JP 2012103293A JP 2012103293 A JP2012103293 A JP 2012103293A JP 5425260 B2 JP5425260 B2 JP 5425260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical liquid
- flow path
- fluid
- valve
- unit structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
Description
また、たとえば半導体製造装置のように複数の薬液用流体機器を使用する場合、配管を用いることなく薬液用流体機器どうしの連結を可能とする集積構造が提案されており、配管が不要になるため装置全体のコンパクト化が可能になるとされる。(たとえば、特許文献1参照)
このため、流路2と空間部3との位置関係等により、たとえば図7に示すハッチング部のように、流体の流れを滞留させる淀み領域Sが形成されることがある。図示の例において、弁1Aから弁1Bに流れ込んだ流体は、主流が下方の流体出口4から流路2を通って弁1Cへ向かうものの、主流の中心から遠くなる空間部3の周辺部には凹形状部分の空間が形成されているので、この凹形状部分に流体の一部が滞留して淀み領域Sを形成することとなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、たとえば薬液循環と水循環とを行いつつ必要に応じて薬液を取り出す用途に適し、薬液等の流体が凝固しにくいコンパクトな流体機器ユニット構造を提供することにある。
本発明の請求項1は、ベース部材の内部に形成した流路を介して接続される複数の流体機器類を前記ベース部材に集積して一体化する流体機器ユニット構造において、前記ベース部材は、隣接する流体機器類間で高さの異なる複数の機器設置面を備え、該機器設置面を流れ方向上流側から下流側へ段階的に下げるとともに、薬液循環を行う薬液流路と、該薬液流路から分岐する薬液流出流路とを形成し、隣接する流体機器類間を連結する前記薬液流出流路の連結流路部が流れ方向上流側から下流側へ下向きに傾斜していることを特徴とするものである。
この場合、前記弁が前記弁体収納空間にプラグ型の弁体を備え、前記水循環回路が前記弁体の下方に連通されていることが好ましく、これにより、水による薬液の置換・洗浄が容易になる。
この場合の流体機器類は、プラグ型の弁体を備えた弁であることが好ましく、これにより、凹部のない底部に形成される開口部の縁部を弁座とすることができる。
図2から図5に示す流体機器ユニットFUの構造は、流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。すなわち、流体機器ユニットFUは、ベース部材10の内部に形成した各種流路を介して接続される複数の流体機器類を集積して一体化したものである。
図示の構成例では、流体機器ユニット1の主要部が耐薬品性のフッ素樹脂製とされ、流体機器類として四つの空気圧操作弁20A,20B,20C、20Dと、二つの手動操作弁30A、30Bとを使用し、これらの流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。なお、図中の符号11はベース固定板である。
薬液流路12は、薬液入口12aから導入した薬液を薬液リターン出口12dから流体機器ユニットFUの外部へ流出させて薬液循環を行うものである。薬液流路12から分岐した第1薬液流出流路12Aには、第1の空気圧操作弁20A及び第1の手動操作弁30Aが設けられ、同じく薬液流路12から分岐した第2薬液流出流路12Bには、第2の空気圧操作弁20B及び第2の手動操作弁30Bが設けられている。ここで使用する空気圧操作弁20A,20Bは、たとえばノーマルクローズタイプの開閉弁である。
第1純水流路13Aは、超純水流路13から分岐するとともに、第1薬液流出流路12Aの空気圧操作弁20Aより下流側に連結されている。この第1純水流路13Aには、第3の空気圧操作弁20Cが設けられている。同じく超純水流路13から分岐した第2純水流路13Bは、第2薬液流出流路12Bの空気圧操作弁20Bより下流側に連結され、空気圧操作弁20Bより下流側には、第4の空気圧操作弁20Dが設けられている。ここで使用する空気圧操作弁20A,20Bは、たとえばノーマルクローズタイプの開閉弁に開度調整機構を備えたものである。
なお、図中の符号12aは薬液入口、12bは第1薬液出口、12cは第2薬液出口、12dは薬液リターン出口、13aは純水入口、13bは純水出口である。
図示の構成において、ベース部材10は略直方体形状とされ、その上面には上述した流体機器類を設置するため、各中心位置が矩形を描くように配置された6つの設置面が設けられている。
そして、以下の説明では、第1薬液流出流路12A及び第2薬液流出流路12Bが実質的に同じ構成となるため、第1薬液流出流路12A側について説明する。なお、第1の空気圧操作弁20Aを設置する設置面を第1設置面14Aとし、第3の空気圧操作弁20Cを設置する設置面を第2設置面14B、第1の手動操作弁30Aを設置する設置面を第3設置面14Cとする。
また、超純水を第1薬液出口12bより供給する際には、空気圧操作弁20Aを閉じ、空気圧操作弁20Cを開く。このとき、超純水の供給については、空気圧操作弁20Cの流量調整機能を利用し、超純水の供給量を調整することができる。なお、薬液入口12aに導入された薬液のうち、第1薬液流出流路12A及び第2薬液流出流路12Bに分配されなかった残りについては、薬液リターン出口12dから流体機器ユニットFUの外部へ流出する。
そして、超純水流路13側においても、上述した薬液流路12と同様のことが行われている。すなわち、純水入口13aから導入された超純水は、純水出口13bより流出し、空気圧操作弁20C,20Dの開閉状態に関係なく、常に滞留することなく流れて循環することができる。これにより、超純水の場合は、流れが止まったりした場合に生じるバクテリアの発生等の問題を解消することができる。
この構成について、図1及び図4を参照して具体的に説明する。図1はベース部材10の平面図であり、上述した流体機器ユニット構造FUの第1薬液流出流路12a側半分について、弁体を取り除いた状態が示されている。すなわち、紙面右側から順に、手動操作弁30A用の設置面14C、空気圧操作弁20A用の設置面14A及び空気圧操作弁20C用の設置面14Bが同一軸線上に一列に並んでいる。
すなわち、一方の手動操作弁30A側では、設置面14Cに弁体31を収納設置する凹部の収納空間32が略円筒形状に形成されており、該収納空間32の下面(底部)には、下方の薬液流路12に連通する薬液の入口開口33が弁中心位置に開口している。また、空気圧操作弁20A側では、設置面14Aに弁体21を収納設置する凹部の収納空間22が略円筒形状に形成され、該収納空間22の下面(底部)には、薬液の出口開口23が弁中心位置に開口している。なお、手動操作弁30A及び空気圧操作弁20Aの弁中心位置は、同一軸線上に配置されている。
また、この場合の連結流路15は、流れ方向上流側から下流側へ下向きに傾斜して設けられている。すなわち、手動操作弁30A側の収納空間32となる凹部が空気圧操作弁20A側の収納空間22となる凹部より高い位置にあり、薬液の流れ方向において、薬液流路12に近い上流側の手動操作弁30A側から下流側の空気圧操作弁20A側へ向けて、薬液が下向きに傾斜した連結流路15を流れるようになっている。
この変形例では、互いの弁中心位置を結ぶ軸中心線と交差させた連結流路15Aが設けられている。このような連結流路15Aとしても、空気圧操作弁20Aの収納空間22内には、上述した連結流路15と同様の旋回流を形成することができる。
また、手動操作弁30A側においては、薬液が収納空間32の下方から流入するとともに、プラグ型の弁体31を採用したことにより底部に凹部のない形状の収納空間32となっているので、収納空間32内に残留した薬液は、入口開口33を通って薬液流路12へ流下するか、あるいは、連結流路15を通って空気圧操作弁20A側へ流下する。この結果、手動操作弁30A内に薬液が残留し、その薬液が凝固することを防止できる。
すなわち、図1及び図4を参照して具体的に説明すると、薬液循環用の流路である第1薬液流出流路12A,12Bが、水循環用の流路である第1純水流路13A,13Bに配置された空気圧操作弁20C,20Dの弁体21を収納する収納空間22を経由して形成されている。
このような流体機器ユニット構造FUとすれば、薬液循環用の第1薬液流出流路12Aが、水(超純水)循環用の第1純水流路13Aに配置された空気圧操作弁20Cの弁体21を収納する収納空間22を経由して形成されているので、ベース部材10内に形成する流路の低減が可能になる。また、上述した流路構成では、空気圧操作弁20Aが収納空間22の底面側に出口開口23を備えていることから、空気圧操作弁20Cの設置面14Bを空気圧操作弁20Aの設置面14Aより低くすることで、両弁20A,20C間に低部の薬液滞留部分が形成されることはない。
10 ベース部材
11 ベース固定板
12 薬液流路
12A 第1薬液流出流路
12B 第2薬液流出流路
13 超純水流路
13A 第1純水流路
13B 第2純水流路
14 設置面
15,15A,16 連結流路
20A,20B,20C,20D (第1〜第4の)空気圧操作弁
21,31 弁体
22,32 収納空間
23 出口開口
23a,33a 縁部
30A,30B 手動操作弁
31 弁体
32 収納空間
33 入口開口
Claims (3)
- ベース部材の内部に形成した流路を介して接続される複数の流体機器類を前記ベース部材に集積して一体化する流体機器ユニット構造において、
前記ベース部材は、隣接する流体機器類間で高さの異なる複数の機器設置面を備え、該機器設置面を流れ方向上流側から下流側へ段階的に下げるとともに、
薬液循環を行う薬液流路と、該薬液流路から分岐する薬液流出流路とを形成し、隣接する流体機器類間を連結する前記薬液流出流路の連結流路部が流れ方向上流側から下流側へ下向きに傾斜していることを特徴とする流体機器ユニット構造。 - 前記薬液流出流路に水を循環させる流路からの分岐流路が連結され、前記薬液流出流路が、前記分岐流路に配置された弁の弁体収納空間を経由して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の流体機器ユニット構造。
- 前記弁が前記弁体収納空間にプラグ型の弁体を備え、前記水循環回路が前記弁体の下方に連通されていることを特徴とする請求項2に記載の流体機器ユニット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103293A JP5425260B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 流体機器ユニット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103293A JP5425260B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 流体機器ユニット構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007139286A Division JP2008291941A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | 流体機器ユニット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012141068A JP2012141068A (ja) | 2012-07-26 |
JP5425260B2 true JP5425260B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=46677518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012103293A Active JP5425260B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 流体機器ユニット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5425260B2 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60164183U (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-31 | 本田技研工業株式会社 | 流量制御弁 |
JPH06117559A (ja) * | 1992-10-08 | 1994-04-26 | Hitachi Ltd | バルブ構造 |
JP3650859B2 (ja) * | 1996-06-25 | 2005-05-25 | 忠弘 大見 | 遮断開放器およびこれを備えた流体制御装置 |
JP4077998B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2008-04-23 | シーケーディ株式会社 | プロセスガス供給ユニット |
JP2003185039A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-07-03 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | マニホールドバルブ |
JP4021721B2 (ja) * | 2002-07-30 | 2007-12-12 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 液体供給構造 |
JP4445238B2 (ja) * | 2003-10-09 | 2010-04-07 | シーケーディ株式会社 | 流体制御弁 |
US7418978B2 (en) * | 2004-01-30 | 2008-09-02 | Applied Materials, Inc. | Methods and apparatus for providing fluid to a semiconductor device processing apparatus |
JP5096696B2 (ja) * | 2006-03-02 | 2012-12-12 | サーパス工業株式会社 | 流体機器ユニット構造 |
JP2007327542A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Surpass Kogyo Kk | 流体機器ユニット構造 |
-
2012
- 2012-04-27 JP JP2012103293A patent/JP5425260B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012141068A (ja) | 2012-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008291941A (ja) | 流体機器ユニット構造 | |
JP6751552B2 (ja) | 流体機器 | |
JP6677097B2 (ja) | イオン交換器 | |
US9309983B2 (en) | Fluid control apparatus joint, and fluid control apparatus | |
JP2000274537A (ja) | ゲートバルブを有するアセンブリおよびこのようなアセンブリを備える流体の循環および分配用装置 | |
JP2009299679A (ja) | 一体型冷却材ポンピング・モジュール | |
JP2009505827A (ja) | 逆浸透濾過システム保管タンク | |
JP5980375B2 (ja) | 液体注出装置、開閉弁、及び遮断部材 | |
JP5425260B2 (ja) | 流体機器ユニット構造 | |
JP2007327542A (ja) | 流体機器ユニット構造 | |
JP6651137B2 (ja) | 水栓装置 | |
JP7314053B2 (ja) | 体外血液処理のための装置および体外血液処理装置を動作させるための方法 | |
JP6568783B2 (ja) | 弁装置 | |
JP5928215B2 (ja) | 浴槽アダプタ及びこれを用いた給湯機 | |
JP5408051B2 (ja) | 湯水混合装置及びそれを備えた給湯機 | |
JP3081892B2 (ja) | 浄水器用切換コック | |
JP4892183B2 (ja) | 流体混合装置 | |
JP2018069226A (ja) | イオン交換器 | |
JP6263731B2 (ja) | 液体混合装置およびそれを備えた貯湯式給湯機 | |
JP2007165653A (ja) | 気泡除去方法及び気泡除去装置 | |
JP2005127452A (ja) | ボールバルブ | |
KR20150138928A (ko) | 필터 유닛 및 그것을 갖는 약액 공급 장치 | |
JP4392421B2 (ja) | オゾン水製造設備ならびにオゾン水製造方法 | |
JP2016001021A (ja) | 回転逆洗機能付き流量調整器 | |
JPH1114218A (ja) | 浄水機能付冷水機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5425260 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |