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JP5422339B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5422339B2
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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等として用いることができる電子写真方式の画像形成装置に関し、より詳しくは、像担持体上のトナー像を記録用紙等の記録媒体に転写する機構を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として感光体ドラムが広く用いられている。感光体ドラムを用いた一般的な画像形成動作は以下の通りである。
すなわち、帯電装置により感光体ドラムの表面を所定電位で一様に帯電せしめ、そこに露光装置からレーザ光またはLED光等を照射する。これにより、感光体ドラム表面の電位が部分的に光減衰し、感光体ドラム上に原稿画像の静電潜像が形成される。その後、感光体ドラムの表面が現像装置を通過する際に、感光体ドラム上に形成された静電潜像の表面電位、トナーの帯電、および現像装置に印加されたバイアス電圧の関係により現像が行われ、感光体ドラム上にトナー像が形成される。このトナー像は、互いに接触または接近した感光体ドラムと転写部材(例えば転写ローラ)との間を、記録媒体(例えば記録用紙)が挿通するときに、転写部材に印加されるバイアス電圧(転写電圧)により静電的に記録媒体に転写される。
ここで、記録媒体は転写時に電荷を帯びてしまうため、一部除電しないと感光体ドラムの表面に貼り付いてしまう。これを防止するために、画像形成装置の多くは、感光体ドラムと転写部材との間を記録媒体が移動する方向において転写部材の下流側に分離電極を設け、転写電圧と逆極性のバイアス電圧(分離電圧)を分離電極に印加することにより記録媒体と分離電極との間で放電を生じさせる。これにより、記録媒体に帯電した電荷を減少させ、記録媒体を感光体ドラムから分離し易くしている(特許文献1または2参照)。
以上の画像形成動作は、像担持体である感光体ドラムから記録媒体にトナー像を直接転写する方式によるものであり、この方式はモノクロ印刷用画像形成装置で一般的に採用されている。
一方、所謂タンデム型のカラー印刷用画像形成装置では、トナー像を中間転写体に一旦担持させた後、中間転写体から記録媒体に転写する方式を採用している。
すなわち、複数色のトナーにそれぞれ対応した複数の画像形成部を一列に並べて配置し、各画像形成部が有する感光体ドラム上にトナー像を形成する。続いて、各感光体ドラムと対向した位置に配置された1次転写用の転写部材にバイアス電圧を印加し、各感光体ドラム上に形成したトナー像を中間転写体上に順次重ねて1次転写する。続いて、2次転写用の転写部材にバイアス電圧(転写電圧)を印加し、中間転写体上に1次転写したトナー像を一括して記録媒体に2次転写する。
ここで、記録媒体は2次転写時に電荷を帯びてしまうため、一部除電しないと中間転写体表面に貼り付いてしまう。これを防止するために、上述したモノクロ印刷用画像形成装置と同様に、2次転写用の転写部材の下流側に分離電極を設け、分離電極にバイアス電圧(分離電圧)を印加することにより放電を行い、これにより記録媒体を一部除電して中間転写体から分離し易くしている。
特開平4−338791号公報 特開平11−95564号公報
上述した画像形成装置において、低温低湿環境下で、抵抗が高い記録媒体に、像担持体上のトナー像を転写させると、白点現象が発生する場合がある。例えば両面印刷で記録用紙の第2面にトナー像を転写させる場合などのように、1度定着部を通過した記録媒体にトナー像を転写させる場合に、白点現象が発生し易くなる傾向がある。
白点現象とは、トナーの一部が記録媒体に転写されないことにより記録媒体に転写された画像に微小な白点が生じる現象である。この白点現象は次のような原因により起こるものと考えられる。
すなわち、転写部材への転写電圧の印加は定電流制御により行われ、この定電流制御における印加電流(転写電流)の値は、適切な転写を実現するために所定の値に設定されている。このため、記録媒体の抵抗が高い場合には、像担持体と転写部材との間を記録媒体が通過する直前または通過中に、転写部材の転写電圧の絶対値が通常よりも大きくなる。これにより、転写部材または記録媒体が放電を起こしてしまい、その放電を受けたトナーが未帯電となり、あるいは当該トナーの帯電極性が逆極性となってしまい、当該トナーが像担持体から記録媒体に転写されなくなってしまう。この結果、白色の記録用紙等の記録媒体に転写を行った場合には、未転写の微小な部分において白色の記録用紙が露出するため、その部分が微小な白点となって顕在化する。
白点現象を抑えるために、転写部材の長さを記録媒体の幅よりも大きくし、通紙領域外に転写電流の一部を流すことにより転写電圧の絶対値を小さくすることが考えられる。しかし、この方法を採用した場合には、転写部材を長くする必要があるため、画像形成装置が大型化してしまうという問題がある。
また、感光体ドラムとしてアモルファスシリコンを用いる場合、静電容量が有機感光体(OPC)に比べて大きいため、転写部材に印加する転写電圧の絶対値を大きな値に設定する。この結果、白点現象がいっそう発生し易くなる。
また、タンデム型のカラー印刷用画像形成装置の場合、中間転写体上のトナーが複数の感光体ドラムと複数の1次転写用転写部材との間(例えば4箇所)を通過する際に、より帯電してしまうため、2次転写用転写部材に印加する転写電圧の絶対値を大きな値に設定する。この結果、白点現象がいっそう発生し易くなる。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、装置を大型化させることなく、白点現象を抑制し、画像の品質を高めることができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の画像形成装置は、静電気力によりトナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を前記像担持体から記録媒体に転写する転写部材と、前記トナー像を前記像担持体から前記記録媒体に転写するために前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、前記記録媒体を前記像担持体と前記転写部材との間に搬送する搬送手段と、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向において前記転写部材の下流側に設けられ、前記トナー像が転写された前記記録媒体を除電して前記像担持体から分離させるために前記像担持体または前記記録媒体との間で放電を行う複数の分離電極と、前記分離電極による前記放電を行うために前記分離電極に分離電圧を印加する分離電圧印加手段と、前記転写電圧と前記分離電圧との干渉を規制するために前記転写部材と前記分離電極との間に設けられた仕切板とを備え、前記転写部材と前記分離電極との間には、前記仕切板において、前記転写部材の軸方向少なくとも一方の端部に対応する部位の全部または一部を除去することにより、前記転写電圧の印加時に前記転写部材に供給される転写電流の一部を前記転写部材から前記分離電極側に流すための電流経路が形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の第2の画像形成装置は、上記本発明の第1の画像形成装置において、前記電流経路は、前記仕切板において、前記記録媒体上に画像を印刷可能な領域と対応しない部位に形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の第3の画像形成装置は、上記本発明の第1または第2の画像形成装置において、前記転写部材の下流側に配置され前記転写部材に沿って伸長する電極支持部を備え、前記複数の分離電極は、前記電極支持部に支持されると共に、前記転写部材の一方の端部に対応する位置から他方の端部に対応する位置に亘って配置され、各分離電極はその先端側が前記電極支持部から前記像担持体に向けて突出し、前記複数の分離電極のうち、前記転写部材の軸方向少なくとも一方の端部に対応する位置に配置された分離電極は、他の分離電極と比較して先端側が前記転写部材に接近するように傾斜しまたは曲がっていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の第4の画像形成装置は、上記本発明の第1または第2の画像形成装置において、前記転写部材の下流側に配置され前記転写部材に沿って伸長する電極支持部を備え、前記複数の分離電極は、前記電極支持部に支持されると共に、前記転写部材の一方の端部に対応する位置から他方の端部に対応する位置に亘って配置され、各分離電極はその先端側が前記電極支持部から前記像担持体に向けて突出し、前記複数の分離電極のうち、前記記録媒体上に画像を印刷可能な領域と対応しない部位に配置された分離電極は、他の分離電極と比較して先端側が前記転写部材に接近するように傾斜しまたは曲がっていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の第5の画像形成装置は、上記本発明の第1ないし第4のいずれかの画像形成装置において、前記像担持体はアモルファスシリコンを含む材料により形成された感光体を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、装置を大型化させることなく、転写電圧の絶対値を効果的に小さくすることができ、白点現象を抑制して画像の品質を高めることができる。
本発明の第1の実施形態による画像形成装置を示す説明図である。 図1中の画像形成装置の一部を拡大して示す説明図である。 サイドユニットを引き出した状態で、サイドユニットに配置された2次転写ローラ、分離ユニット等を示す斜視図である。 図3中の2次転写ローラ、分離ユニット等の一部を拡大して示す斜視図である。 図4中の矢示V−V方向から見た分離ユニットを示す断面図である。 分離ユニットが有する分離電極体を示す正面図である。 仕切板を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態による画像形成装置に設けられた分離ユニットを図5と同じ方向から見た断面図である。 分離ユニットに設けられた分離電極体の一端側を示す斜視図である。 分離ユニットに設けられた分離電極体を示す正面図である。 比較例による画像形成装置、本発明の第1の実施形態による画像形成装置、および本発明の第2の実施形態による画像形成装置について、2次転写における転写電流の電流密度と転写電圧との関係を示す特性線図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による画像形成装置を示している。図2は図1中の画像形成装置の一部を拡大して示している。
図1において、画像形成装置1は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等として用いることができる電子写真方式の画像形成装置であり、具体的には、タンデム型のカラー印刷用画像形成装置である。
画像形成装置1の上部には、原稿を載置する原稿載置ガラス、原稿載置ガラスに載置された原稿から画像を光学的に読み取る原稿読取装置(いずれも図示せず)、原稿載置ガラスに載置された原稿を押さえる原稿押さえ2、原稿載置ガラス上に原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置3、ユーザが画像形成装置1を操作するための操作パネル4、および、後述するように画像の印刷処理が行われてハウジング6内から排出された記録用紙Pを載置する排紙トレイ5等が設けられている。
また、画像形成装置1のハウジング6内には、原稿読取装置により読み取られた原稿画像等を記録用紙Pに印刷する印刷機構が設けられており、この印刷機構は、後述する画像形成ユニット11、複数の搬送ローラ対31、33、2次転写ローラ35、分離ユニット37、定着装置40等を備えている。さらに、ハウジング6の下部には、記録用紙Pを収容する給紙カセット7が取り付けられている。
画像形成ユニット11は、中間転写ベルト14の表面にトナー像を担持させる機構であり、駆動ローラ12、従動ローラ13、中間転写ベルト14、複数の支持ローラ15、複数の画像形成部16および複数の1次転写ローラ17等を備えている。
駆動ローラ12および従動ローラ13は互いに離間して配置され、駆動ローラ12は、外径が30mm程度であり、例えば金属軸およびEPDMゴム(エチレンプロピレンゴム)から構成されている。
中間転写ベルト14は、例えば、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂により形成された基材上に、NBRゴム(ニトリルゴム)により形成された弾性層とPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)により形成されたコート層とを順次積層した三層構造の無端状ベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に架けられると共に、複数の支持ローラ15により支持されている。なお、2次転写に着目した場合には、中間転写ベルト14が像担持体に相当する。
画像形成部16は、中間転写ベルト14の下側に設けられ、例えばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナー像を中間転写ベルト14の表面にそれぞれ形成する。これら4個の画像形成部16は、中間転写ベルト14の上流側から下流側にかけてマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順序で並べて配置されている。
図2に示すように、各画像形成部16は、アモルファスシリコンにより形成され、中間転写ベルト14の表面に対向するように配置された感光体ドラム21、感光体ドラム21を帯電させる帯電装置22、感光体ドラム21上に静電潜像を形成する露光装置23、感光体ドラム21上にトナー像を形成する現像装置24、転写後に感光体ドラム21上に残留したトナーを除去するクリーニング装置25等を備えている。
1次転写ローラ17は、中間転写ベルト14を挟み、4個の画像形成部16の感光体ドラム21と対向するようにそれぞれ設けられている。各1次転写ローラ17は、外径が20mm程度であり、軸方向長さが305mm程度であり、例えば金属軸およびEPDM発泡体から構成され、6.5logΩ程度の抵抗を有する。
各搬送ローラ対31は、給紙カセット7に収容された記録用紙P等を、搬送通路32を介し、駆動ローラ12に架けられた中間転写ベルト14と2次転写ローラ35との間および定着装置40へ順次搬送し、排紙トレイ5に排出するローラ対である。一方、各搬送ローラ対33は、両面印刷時に両面印刷用の搬送通路34を介して記録用紙Pを搬送するローラ対である。なお、搬送ローラ対31、33が搬送手段の具体例である。
2次転写ローラ35は、中間転写ベルト14に担持されたトナー像を記録用紙Pに転写する転写部材であり、中間転写ベルト14を挟んで駆動ローラ12と対向するように設けられている。また、2次転写ローラ35は、外径が22mm程度であり、例えば金属軸および導電性を有するエピクロロヒドリン発泡体から構成され、抵抗は7logΩ程度である。この2次転写ローラ35の軸方向長さは、画像形成装置1により画像を印刷することが可能な記録用紙Pのうち最大の幅を有するものの幅寸法である最大用紙幅以上であればよいが、最大用紙幅よりもわずかに大きい程度であることが好ましく、例えば306mm程度である。
さらに、2次転写ローラ35には転写電圧印加回路36が電気的に接続されている。転写電圧印加回路36は、中間転写ベルト14に担持されたトナー像を記録用紙Pに2次転写するためのバイアス電圧である転写電圧を2次転写ローラ35に印加するための定電流制御回路であり、例えばハウジング6の背面側に取り付けられている。
ここで、転写電圧印加回路36による定電流制御における印加電流(転写電流)の値は、適切な2次転写を実現するために所定の値に設定されている。具体的には、2次転写ローラ35に転写電圧を印加したとき、駆動ローラ12側の中間転写ベルト14と2次転写ローラ35との間を記録用紙Pが通過する通紙領域(記録媒体通過領域、図7参照)における電流密度が所定の範囲内となるように、転写電流の値が設定されている。
分離ユニット37は、記録用紙Pの搬送方向(図2中の矢示参照)において2次転写ローラ35の下流側に設けられている。分離ユニット37は、トナー像が転写された記録用紙Pを除電し、当該記録用紙Pを中間転写ベルト14から分離させる装置である。分離ユニット37が有する分離電極体53には、分離電圧を印加するための分離電圧印加回路38が電気的に接続されている。また、分離ユニット37と2次転写ローラ35との間には仕切板39が設けられている。分離ユニット37、分離電圧印加回路38および仕切板39については後に詳しく説明する。
定着装置40は、分離ユニット37の下流側に設けられ、2次転写により記録用紙Pに転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させる装置である。
各搬送ローラ対33、搬送通路34の一部、2次転写ローラ35および分離ユニット37は、図1に示すようにサイドユニット41に組み込まれている。サイドユニット41は、その基端側がハウジングの側面に回動可能に固定されており、ユーザは、メンテナンス、ジャム処理等を行うために、サイドユニット41の先端側をハウジング2から外側に引き出すことができる。
図3は、サイドユニット41を引き出した状態で、サイドユニット41に組み込まれた2次転写ローラ35、分離ユニット37等を示している。図4は図3中の2次転写ローラ35、分離ユニット37等の一部を拡大して示している。図5は分離ユニット37の断面図であり、図6は分離ユニット37が有する分離電極体53を示し、図7は仕切板39を示す。
図3または図4に示すように、分離ユニット37は、2次転写ローラ35の下流側において2次転写ローラ35に近接した位置に配置されている。分離ユニット37は、図5に示すように、電極ハウジング51、電極支持部材52、分離電極体53、ガイド56を備えている。
電極ハウジング51は、例えば絶縁性を有する樹脂材料から形成され、2次転写ローラ35に沿って伸長している。また、電極ハウジング51は、基部51Aおよび蓋部51Bから構成され、電極ハウジング51内には、絶縁材料から形成された2個の電極支持部材52を介して分離電極体53が支持されている。なお、電極ハウジング51は電極支持部材52と共に電極支持部の具体例である。
分離電極体53は、図6に示すように、金属等の導電材料から形成されており、2次転写ローラ35の軸方向と平行に伸びる長板状の電極板部54と複数の針状電極55とから構成されている。分離電極体53(電極板部54)の長さL1は、2次転写ローラ35の軸方向長さと同等または2次転写ローラ35の軸方向長さよりも短く、本実施形態では例えば306mmである。また、この分離電極体53の長さL1は最大用紙幅よりも大きいことが望ましい。
電極板部54は図5に示すように電極支持部材52間に支持されている。針状電極55は、2次転写ローラ35の一方の端部に対応する位置から他方の端部に対応する位置に亘って所定の間隔をもって複数配置されている(場所によって間隔が異なる)。各針状電極55は、トナー像が転写された記録用紙Pを除電し、当該記録用紙Pを中間転写ベルト14から分離させるために記録用紙Pとの間で放電を行う電極であり、先端が尖った針状に形成され、電極支持部材52間に支持された電極板部54から、駆動ローラ12に架けられた中間転写ベルト14に向けて突出している(図2参照)。
分離電極体53には、図2に示すように分離電圧印加回路38が電気的に接続されている。分離電圧印加回路38は、各針状電極55による放電を行うためのバイアス電圧であって転写電圧と逆極性の分離電圧を、各針状電極55に印加するための定電流制御回路であり、例えば転写電圧印加回路36と共にハウジング6の背面側に取り付けられている。
図5中のガイド56は、各針状電極55近傍を通過する記録用紙Pを案内し、各針状電極55と記録用紙Pとが接触するのを防止する部材であり、図3に示すように、電極ハウジング51において搬送通路32に対向する側の部位に所定の間隔をもって複数取り付けられている。
仕切板39は、転写電圧と分離電圧との干渉を規制するために、2次転写ローラ35と分離ユニット37との間に配置され、電極ハウジング51の基部51Aの底面に取り付けられている。仕切板39は、図7に示すように、2次転写ローラ35の軸方向と平行に伸びる長板状に形成されている。本実施形態における仕切板39の長さL2は、分離電極体53の長さL1と同等または分離電極体53の長さL1よりも長く、例えば310mmである。また、この仕切板39の長さL2は最大用紙幅よりも大きいことが望ましい。
また、図4に示すように、仕切板39において搬送通路32に対向する側の端面は、後述する仕切除去部39Aを除き、電極ハウジング51の基部51Aから搬送通路32側に向け、各針状電極55の先端部を越えて伸長しており、2次転写ローラ35と各針状電極55と間に形成された空間を遮っている。
ところが、仕切板39には、その両側端部、すなわち、仕切板39において2次転写ローラ35の軸方向における両側の端部に対応する部位には、当該部位の一部が除去され、仕切除去部39Aが形成されている。仕切除去部39Aが形成されている領域においては、2次転写ローラ35と各針状電極55との間が遮られていない。すなわち、仕切除去部39Aが形成されている領域において2次転写ローラ35と各針状電極55との間には、転写電圧の印加時に2次転写ローラ35に供給される転写電流の一部を2次転写ローラ35から各針状電極55側に流す(転写電流の一部を2次転写ローラ35と各針状電極55との間で放電させる)ための電流経路Sが形成されている。
ここで、仕切除去部39Aは、図7に示すように、最大用紙幅を有する記録用紙P上に画像を印刷可能な領域である印刷可能領域R(図7中のハッチングを付した部分)と対応しない領域に形成されている(印刷可能領域Rの幅Wは最大用紙幅以下である)。すなわち、仕切板39において、一方の端部に形成された仕切除去部39Aと他方の端部に形成された仕切除去部39Aとは、印刷可能領域Rの幅W以上の距離、離間している。本実施形態において具体的には、仕切板39において、一方の端部に形成された仕切除去部39Aと他方の端部に形成された仕切除去部39Aとの間の距離L3が印刷可能領域Rの幅Wと等しい。そして、仕切除去部39Aの双方が印刷可能領域Rと重ならないように、仕切板39の配置が決められている。また、各仕切除去部39Aの2次転写ローラ35の軸方向における長さは、仕切板39の長さL2および印刷可能領域Rの幅W等により定まるが、例えば10mm程度である。
以上のような構成を有する画像形成装置1は次のように動作する。すなわち、各画像形成部16において、帯電装置22により、感光体ドラム21の表面を帯電させ、続いて、露光装置23により、感光体ドラム21の表面に、原稿読取装置により読み取られた原稿画像等に対応する画像の静電潜像を形成する。続いて、現像装置24により、トナーを帯電させつつ、感光体ドラム21表面の静電潜像が形成された部分に静電気力によりトナーを付着させ、感光体ドラム21上にトナー像を形成する。
続いて、各画像形成部16の感光体ドラム21に形成されたトナー像を、各感光体ドラム21と各1次転写ローラ17との間を通過する中間転写ベルト14の表面に静電気力により順次重ねて転写する(1次転写)。これにより、中間転写ベルト14はカラーのトナー像を担持した状態となる。
続いて、中間転写ベルト14に担持されたトナー像を、搬送ローラ対31により給紙カセット7から搬送通路32を介して駆動ローラ12側の中間転写ベルト14と2次転写ローラ35との間に搬送された記録用紙P等に転写する(2次転写)。
続いて、記録用紙Pに2次転写されたトナー像を定着装置40により記録用紙Pに定着させ、トナー像が定着した記録用紙Pを排紙トレイ5に排出する。
また、両面印刷を行う場合には、一度、定着装置40により定着処理が行われた記録用紙Pを、搬送通路34等を通過させることにより、印刷面(転写面)を反転させた後、再び、駆動ローラ12側の中間転写ベルト14と2次転写ローラ35との間に搬送して2次転写を行い、その後、定着装置40により定着処理を行い、それから排紙トレイ5に排出する。
このような画像形成装置1の動作において、2次転写を行うときには、転写電圧印加回路36により2次転写ローラ35に、トナーの帯電電圧と逆極性の転写電圧を印加する。これにより、中間転写ベルト14の表面に形成されたトナーが記録用紙Pに付着し、2次転写が実現する。
2次転写直後の記録用紙Pは2次転写により電荷を帯びてしまうため、中間転写ベルト14側に引きつけられるが、当該記録用紙Pが分離ユニット37と中間転写ベルト14との間を通過することにより一部除電されるので、当該記録用紙Pが中間転写ベルト14への貼り付くことはない。
すなわち、2次転写が行われているとき、分離電圧印加回路38により分離ユニット37の分離電極体53に、転写電圧と逆極性の分離電圧が印加される。これにより、分離ユニット37と中間転写ベルト14との間を通過する記録用紙Pと各針状電極55との間でイオン放電が生じ、この結果、記録用紙Pが帯びた電荷が減少する。したがって、当該記録用紙Pは中間転写ベルト14に貼り付かなくなる。
ここで、2次転写が行われるとき、転写電圧印加回路36により2次転写ローラ35に供給された転写電流の一部が、仕切板39の両側端部に形成された電流経路Sを介して各針状電極55側に流れる。このため、通紙領域において上記所定の範囲内の電流密度を確保するためには、電流経路Sを介して流れる電流分を考慮して転写電流の絶対値を増加させなければならないが、このように転写電流の絶対値を増加させても、転写電圧の絶対値を下げることができる。したがって、駆動ローラ12側の中間転写ベルト14と2次転写ローラ35との間を通過する記録用紙Pの抵抗が高い場合でも、転写電圧の増加を抑えることができ、転写電圧の増加により発生するおそれがある2次転写ローラ35または記録用紙Pの放電を防ぐことができ、これにより、上述した白点現象を効果的に抑制することができる。
特に、両面印刷時において、一度定着処理を行った後の記録用紙Pの第2面に2次転写を行う場合、当該記録用紙Pの抵抗が高くなることがあり、それゆえ白点現象の発生が心配されるが、仕切除去部39Aが形成された仕切板39を備えた本実施形態による画像形成装置1によれば、白点現象の発生を効果的に抑制することができる。
この点について、仕切板39の長さL2が分離電極体53の長さL1以上であり、かつ仕切除去部39Aが形成されていない画像形成装置(以下、これを「比較例による画像形成装置」という。)と、本実施形態による画像形成装置1を比較しながら具体的に説明する。すなわち、比較例による画像形成装置の場合、A4横サイズの第2面に2次転写を行うときに、通紙領域における上記所定の範囲内の電流密度(例えば−1.2〜−1.3μA/cm)を確保するためには、転写電流を−37.5μAに設定する必要がある。この結果、転写電圧が−1.67kVとその絶対値が大きくなり、白点現象の発生が見られた。
これに対し、本実施形態による画像形成装置1の場合、A4横サイズの第2面に2次転写を行うときに、通紙領域における上記適切な電流密度を確保するためには、転写電流の一部(3.8μA)が電流経路Sを流れることを考慮すると、転写電流を−41.3μAに設定する必要がある。実際にこの値の転写電流を印加したところ、転写電圧が−1.53kVとその絶対値が小さくなり、白点現象の発生は見られなかった。
また、電流経路Sを介して転写電圧の一部を2次転写ローラ35から各針状電極55側に流すことは、転写電圧と分離電圧とを2次転写ローラ35の両側端部において干渉させること意味するが、この干渉により、画像の2次転写に異常は生じないことが確認されている。
以上説明した通り、本実施形態による画像形成装置1によれば、適切な2次転写を実現するための通紙領域における所定範囲内の電流密度を確保しながら2次転写における転写電圧の絶対値を小さくすることができ、両面印刷時における記録用紙Pの第2面に対して2次転写を行う場合のように、記録用紙Pの抵抗が高い場合でも、白点現象の発生を効果的に抑制することができ、印刷画像の品質を高めることができる。
また、仕切板39に仕切除去部39Aを形成することにより電流経路Sを設け、この電流経路Sを介して転写電流の一部を2次転写ローラ35から各針状電極55側へ流す構成としたから、2次転写ローラの長さを、従来の画像形成装置よりも延長しなくても、白点現象の効果的な抑制を実現することができ、装置の大型化を防ぐことができる。
さらに、本実施形態による画像形成装置1では、各感光体ドラム21の材料が有機感光体に比べて静電容量の大きいアモルファスシリコンであり、しかも、タンデム型のカラー印刷用画像形成ユニット11を採用している。これらの前提的構造に着目すると、先に発明が解決しようとする課題としてとり上げたように、2次転写ローラ35に印加する転写電圧の絶対値を大きくする必要性が高く、それゆえ白点現象が発生し易い。しかし、本実施形態による画像形成装置1によれば、電流経路Sに転写電流の一部を逃がすことにより、このような構造の下でも、白点現象の発生を効果的に抑制することができる。
また、転写電圧の絶対値を小さくすることにより、2次転写ローラ35の耐久性を高めることができ、画像形成装置1の寿命を延ばすことができる。
また、各仕切除去部39A(電流経路S)を印刷可能領域Rと対応しない位置に形成したことにより、転写電圧と分離電圧との干渉の影響により画像の2次転写に異常が生じるのを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は本発明の第2の実施形態による画像形成装置に設けられた分離ユニットの断面を示している。図9および図10は分離ユニットに設けられた分離電極体をそれぞれ示している。
本発明の第2の実施形態による画像形成装置は、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1と比較して、分離ユニットに設けられた分離電極体が異なる。すなわち、図8、図9に示すように、第2実施形態による画像形成装置における分離ユニット61に設けられた分離電極体62は、第1の実施形態による分離電極体53と同じ長さを有し、第1の実施形態による分離電極体53と同様に電極板部63および複数の針状電極64により構成されているものの、分離電極体62の両側端部に配置された針状電極64が他の針状電極64と比較して、先端側が2次転写ローラ35に接近するように傾斜している。
具体的には、図10に示すように、分離電極体62に設けられた針状電極64のうち、2次転写ローラ35の軸方向両側端部に対応する位置に配置され、かつ印刷可能領域Rと対応しない部位に配置された針状電極64が、それらの先端側が2次転写ローラ35に接近する方向に傾斜している。また、図8に示すように、当該針状電極64の傾斜角αは例えば15〜45度程度が好ましく、30度程度がより好ましい。
このような構成を有する本発明の第2の実施形態による画像形成装置によれば、2次転写ローラ35の両側端部に対応する位置において、2次転写ローラ35と針状電極64とが近接しているため、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1と比較し、各電流経路Sを介して転写電流の一部が流れ易くなる。したがって、2次転写における転写電圧の絶対値をより一層小さくすることができ、白点現象の発生をより一層効果的に抑制することができる。
例えば、本発明の第2の実施形態による画像形成装置により両面印刷を行う場合おいて、A4横サイズの第2面に2次転写を行うときに、通紙領域における上記適切な電流密度を確保するためには、転写電流の一部(4.5μA)が電流経路Sを流れることを考慮すると、転写電流を−42.0μAに設定する必要がある。実際にこの値の転写電流を印加したところ、転写電圧が−1.48kVとその絶対値が小さくなり、白点現象の発生は見られなかった。
図11は、上記比較例による画像形成装置、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1、および本発明の第2の実施形態による画像形成装置について、通紙領域における電流密度が適切な所定の値(−1.26μA/cm)である場合の2次転写における転写電圧を示している。
図11において、通紙領域における電流密度が−1.26μA/cmである場合、仕切除去部が形成されていない仕切板を有すると共に、傾斜していない針状電極のみを備えた分離電極体を有する比較例による画像形成装置では、転写電圧が−1.67kVである。一方、同じ場合において、仕切除去部39Aが形成された仕切板39を有すると共に、傾斜していない針状電極55のみを備えた分離電極体53を有する本発明の第1の実施形態による画像形成装置1では、転写電圧が−1.53kVであり、比較例による画像形成装置における転写電圧よりも転写電圧の絶対値が小さい。他方、同じ場合において、仕切除去部39Aが形成された仕切板39を有すると共に、両側端部に配置された針状電極64が傾斜している分離電極体53を有する本発明の第2の実施形態による画像形成装置では、転写電圧が−1.48kVであり、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1よりも転写電圧の絶対値が小さい。
このように、図11から、本発明の第1の実施形態による画像形成装置1によれば、転写電圧の絶対値を小さくし、白点現象の発生を効果的に抑制できることがわかり、そして、本発明の第2の実施形態による画像形成装置によれば、転写電圧の絶対値をより一層小さくし、白点現象の発生をより一層効果的に抑制できることがわかる。
なお、上述した各実施形態では、仕切板39の両側端部に仕切除去部39Aをそれぞれ形成する場合を例にあげたが、仕切板39の片側端部のみに仕切除去部39Aを形成してもよい。もっとも、仕切板39の両側端部に仕切除去部39Aをそれぞれ形成することにより、転写電圧の絶対値を容易かつ効果的に小さくすることができ、白点現象の発生を容易かつ効果的に抑制することができる。
また、上述した各実施形態では、分離電極体53(62)の長さ以上の長さを有する仕切板39の両側端部に仕切除去部39Aを形成することにより、2次転写ローラ35から各針状電極55(64)側に転写電流を流す電流経路Sを設ける場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない、仕切板39の長さを分離電極体53(62)よりも短くすることにより、2次転写ローラ35から各針状電極55(64)側に転写電流を流す電流経路を設ける構成としてもよい。この場合、仕切板39の長さは印刷可能領域Rの幅W以上とする。
また、上述した各実施形態では、各感光体ドラム21をアモルファスシリコンから形成する場合を例にあげたが、有機感光体(OPC)からなる感光体ドラムを採用することも可能である。
また、上述した各実施形態では、仕切板39を電極ハウジング51の基部51Aに取り付ける場合を例にあげたが、仕切板39を電極ハウジング51と一体的に成形してもよい。
また、上述した各実施形態では、本発明をタンデム型のカラー印刷用画像形成装置に適用した場合を例にあげたが、本発明はモノクロ印刷用画像形成装置のように、感光体ドラムに形成されたトナー像を記録用紙に直接転写するタイプの画像形成装置にも適用することができる。
また、上述した第2の実施形態では、分離電極体62の両側端部の針状電極64を傾斜させる場合を例にあげたが、片側のみを傾斜させてもよい。また、針状電極64を途中で屈曲させ、あるいは針状電極64を全体的に湾曲させることによって針状電極64の先端側を2次転写ローラ35に接近させる構成としてもよい。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 画像形成装置
11 タンデム型画像形成ユニット
12 駆動ローラ
14 中間転写ベルト(像担持体)
16 画像形成部
17 1次転写ローラ
21 感光体ドラム
22 帯電装置
23 露光装置
24 現像装置
25 クリーニング装置
31、33 搬送ローラ対(搬送手段)
32、34 搬送通路
35 2次転写ローラ(転写部材)
36 転写電圧印加回路(転写電圧印加手段)
37 分離ユニット
38 分離電圧印加回路(分離電圧印加手段)
39 仕切板
39A 仕切除去部
51 電極ハウジング(電極支持部)
52 電極支持部材
53、62 分離電極体
54、63 電極板部
55、64 針状電極(分離電極)
P 記録用紙(記録媒体)
R 印刷可能領域
S 電流経路

Claims (4)

  1. 静電気力によりトナー像を担持する像担持体と、
    前記トナー像を前記像担持体から記録媒体に転写する転写部材と、
    前記トナー像を前記像担持体から前記記録媒体に転写するために前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、
    前記記録媒体を前記像担持体と前記転写部材との間に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向において前記転写部材の下流側に設けられ、前記トナー像が転写された前記記録媒体を除電して前記像担持体から分離させるために前記像担持体または前記記録媒体との間で放電を行う複数の分離電極と、
    前記分離電極による前記放電を行うために前記分離電極に分離電圧を印加する分離電圧印加手段と、
    前記転写電圧と前記分離電圧との干渉を規制するために前記転写部材と前記分離電極との間に設けられた仕切板とを備え、
    前記転写部材と前記分離電極との間には、前記仕切板において、前記転写部材の軸方向少なくとも一方の端部に対応する部位の全部または一部を除去することにより、前記転写電圧の印加時に前記転写部材に供給される転写電流の一部を前記転写部材から前記分離電極側に流すための電流経路が形成されており、前記電流経路は、前記仕切板において、前記記録媒体上に画像を印刷可能な領域と対応しない部位に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材の下流側に配置され前記転写部材に沿って伸長する電極支持部を備え、前記複数の分離電極は、前記電極支持部に支持されると共に、前記転写部材の一方の端部に対応する位置から他方の端部に対応する位置に亘って配置され、各分離電極はその先端側が前記電極支持部から前記像担持体に向けて突出し、前記複数の分離電極のうち、前記転写部材の軸方向少なくとも一方の端部に対応する位置に配置された分離電極は、他の分離電極と比較して先端側が前記転写部材に接近するように傾斜しまたは曲がっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部材の下流側に配置され前記転写部材に沿って伸長する電極支持部を備え、前記複数の分離電極は、前記電極支持部に支持されると共に、前記転写部材の一方の端部に対応する位置から他方の端部に対応する位置に亘って配置され、各分離電極はその先端側が前記電極支持部から前記像担持体に向けて突出し、前記複数の分離電極のうち、前記記録媒体上に画像を印刷可能な領域と対応しない部位に配置された分離電極は、他の分離電極と比較して先端側が前記転写部材に接近するように傾斜しまたは曲がっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体はアモルファスシリコンを含む材料により形成された感光体を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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