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JP5418388B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明はノート型やデスクトップ型のパソコンやテレビ、および各種の産業用モニタ等に用いられる液晶表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、液晶パネル内の複数の液晶セルに電圧を印加させるため、各画素に対応した薄膜トランジスタ(以降TFTと称す)を制御する必要がある。このため液晶パネル内のソース配線(データ配線)に液晶印加電圧を印加するためのソースドライバIC(以降ICは集積回路を意味する)が必要となり、また、同様にゲート配線(走査配線)にTFTのオン/オフ制御するゲート選択信号を印加するためのゲートドライバICが必要となる。
上記ソースドライバICは液晶パネルを駆動する回路部材の中でも特に高価なものである。近年、液晶表示装置に対するコストダウン要求が強まる中、ソースドライバICの使用個数削減に対する様々な検討がなされている。これらの削減案の一つにIC一個当たりの出力本数を増やすことでICの使用個数を減らす方法が周知である。しかし、そのようなIC自体を新規に開発するとなると高額な開発費が必要となる。
さらに、その他の削減案として1本のソース配線の左右にTFTのソース電極を配置し、左右で異なる表示データに応じた電圧を時分割で印加する動作とし、ソース配線本数を半減させる方法がある(特許文献1ないし3)。
特開2007−128035号 特開平10−171412号 特開2003−255911号
上述のソース配線本数を半減させる方法を実施する際には、これに対応してゲート配線本数が倍になる。これはゲートドライバICの個数が2倍になることを意味しており、ソースドライバICの削減によるコスト低減効果が小さくなることになる。ソースドライバICの削減のよるコスト減低効果を最大とするためには、液晶パネル内にゲート線駆動回路を形成しゲートドライバICを使わないことが考えられる。
このゲート線駆動回路に関しては駆動能力向上の取り組みがなされているが、結晶シリコントランジスタで作られたICと比較するとゲート線の駆動能力が劣っている。一方、ソース配線を半減する上記構成では、画素への書き込みを、広く知られたアクティブマトリクス回路の駆動方法と比較して2倍の周期で行う必要があり、上記ゲート線の駆動能力の低下によってTFTを高速でオン/オフさせることが困難となり、画素への書き込み不足を引き起こす。
この問題を解決するため、本来書き込むべき電圧を印加する前からゲート活性化(接続されたTFTがオンする電圧を意味する)期間を設け、その結果、ゲート活性化期間をオーバーラップさせながら駆動する方法(オーバーラップスキャン法)が周知である(特許文献1)。しかし、この方法を用いる場合、ゲート配線とのカップリングの影響により、TFTの配置の違いによって、たとえ表示領域内の全画素に均一の電圧を印加したとしても、液晶セルへの充電電圧に違いが生じ、均一な表示を得ることができない。
例えば、特許文献2の図4に示されたように、同一極性の同一階調を書き込んだとしても、G1ラインにTFT接続された画素はゲート選択信号がオフするタイミングで、G1ラインとの寄生容量分(非図示)でフィードスルーと呼ばれる電圧低下が生じ、その後G2ラインがオフするタイミングでG2ラインとの間で生成している保持容量分で再度フィードスルーが発生し、合計して2回の電圧低下が画素充電電圧に生じる。これに対して、G2ラインにTFT接続された画素はゲート選択信号がオフするタイミングで、図示していないG2ラインとの寄生容量分でのフィードスルーが発生するだけである。同様にその後のG3、G4・・・でもゲート配線に対するTFTの配置位置によって、フィードスルーが2回発生する画素と1回発生する画素が生じ、均一な表示を得ることができない。
特許文献1ではオーバーラップスキャン法で均一表示させるため、ソースドライバIC出力であるソース配線駆動電圧(画素書き込み電圧)の印加期間を1H(Hは水平期間、以後Hは水平期間と称す。)の1/2より長くしたり短くしたり制御する方法が提案されている。しかしながら、この方法ではゲート配線とのカップリングの影響によって生じる画素充電電圧の違いは解消されない。
また、特許文献3では、上記画素充電電圧の違いを補償するために、1H毎に画素書き込み電圧を増減させる方法が提案されている。しかしながら、特許文献3に記載の方法では、駆動電圧の振幅を増減させるのみであり、振幅の中心電圧の補正を実施しておらず、フリッカや焼き付きの問題が解消されない。
この発明はソース配線本数を水平解像度×3(R、G、B)の半分に削減し、ゲート配線数を垂直解像度の2倍にした液晶表示パネルにおいて、ゲートオン期間をオーバーラップさせながら駆動する場合における表示の不均一性やフリッカ、焼きつき等の表示不具合を解消することを目的とする。
本発明による液晶表示装置は、複数の走査配線および複数のデータ配線とで囲まれる複数の画素電極が行列状に配置され、該画素電極に接続された複数の薄膜トランジスタを前記走査配線により供給されるゲート選択信号によって導通制御し、前記薄膜トランジスタを介して、前記データ配線により供給される画素書き込み電圧を前記画素電極に供給するようにしたマトリクス基板と、このマトリクス基板に、液晶層を狭持して対向配置された対向基板と、前記走査配線に前記ゲート選択信号を供給するゲートドライバ回路部と、前記データ配線に前記画素書き込み電圧を供給するソースドライバ回路部と、このソースドライバ回路部に対して表示制御データ信号を出力するとともに、前記ゲードライバ回路部に水平走査制御信号を出力するタイミングコントローラと、このタイミングコントローラから階調制御信号を入力し、前記ソースドライバ回路部に階調基準電圧を出力する階調電圧設定回路と、を備えた液晶表示装置において、前記マトリクス基板は、行方向に配列された複数の前記画素電極が、任意の前記データ配線を挟んで行方向に隣接した第1の画素電極と第2の画素電極からなり、前記複数の薄膜トランジスタは、任意の前記データ配線のうちの1本に共通に接続され、前記第1の画素電極を駆動する第1の薄膜トランジスタと、前記第2の画素電極を駆動する第2の薄膜トランジスタとからなり、前記複数の走査配線は、前記第1の薄膜トランジスタと接続された第1の走査配線と、前記第2の薄膜トランジスタと接続された第2の走査配線とからなり、前記第1の画素電極は前記第2の走査配線に接続された保持容量を有し、前記第2の画素電極は前記第1の走査配線に接続された保持容量を有しており、さらに前記ゲート選択信号は、前記第1の走査配線に供給される第1のゲート選択信号と、前記第2の走査配線に供給される第2のゲート選択信号とからなり、さらに前記第1のゲート選択信号は前記第2のゲート選択信号の活性化に先行して活性化され、前記第1のゲート選択信号の活性化期間と、前記第2のゲート選択信号の活性化期間は、所定の期間同時に活性化される重複選択期間を有し、前記第1のゲート選択信号は前記第2のゲート選択信号の非活性化に先行して非活性化され、さらに前記階調電圧設定回路は、2種類の前記階調基準電圧の設定を有し、前記重複選択期間に同期して前記設定を切り替えて、前記第2のゲート選択信号の前記非活性化に対応した前記第1の画素電極で保持される電位の変化を補償することを特徴とする。
本発明はソース配線本数を水平解像度×3(R、G、B)の半分にし、さらにCsオンゲート方式の画素構造とした液晶表示パネルにおいてゲート・オーバーラップスキャン駆動する場合でも、走査配線に対する画素配置の違いによるフィードスルーのかかり方の違いを相殺し、表示品位の低下を防止できる。
本発明に係る実施の形態1における液晶表示装置の構成図 図1における液晶パネルの構成図 本発明に係る実施の形態1における液晶パネルの駆動タイミング図 図1に記載の階調電圧設定回路構成図 本発明に係る実施の形態2における液晶パネルの駆動タイミング図 本発明に係る実施の形態2における階調電圧設定回路構成図 本発明に係る実施の形態2の変形例1における液晶パネルの構成図 本発明に係る実施の形態2の変形例2における液晶表示装置の構成図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明が重複して冗長になるのを避けるため、各図において同一または相当する機能を有する要素には同一の符号を付してある。
実施の形態1.
図1に本発明の実施の形態1における液晶表示装置1のシステム構成図を示す。図1において、液晶パネル10は、一方の基板として複数のソース配線(データ配線)102と複数のゲート配線(走査配線)101、111と交差部に複数の画素をマトリックス状に配置したアクティブマトリックス基板11と、それと対向する他方の基板である対向基板(図示しない)とが所定の間隙を有し張り合わされ、その間隙に図示しない液晶層を挟持している。
また、液晶パネル10のゲート配線G、‥‥、G、Gy+1、‥‥、G2mの端部にはゲート配線駆動回路部としてゲートドライバIC群12が接続され、ソース配線S、‥‥、S、Sx+1、‥‥、Sn/2の端部にはソース配線駆動回路部としてソースドライバIC群13が接続され、夫々のIC群はタイミングコントローラ14によって制御される。
ここでタイミングコントローラ14は、図示しない外部機器の表示コントローラから入力された表示データ信号および表示クロック、水平同期信号、垂直同期信号などから成る表示制御信号からタイミングの調整などの加工を施し、ソースドライバIC群13に対して液晶パネル10に表示する表示データやタイミング制御信号などからなる表示制御データ信号15を出力するとともに、ゲートドライバIC群12に水平走査制御信号16を出力する回路である。
階調電圧設定回路17は、ゲートドライバIC群12とソースドライバIC群13に駆動電圧を供給するDC/DC回路18から階調電圧電源19を入力し、上記タイミングコントローラ14から入力する階調制御信号20に応じて、ソースドライバIC群13に階調基準電圧21を出力する。ソースドライバIC群13は、上記表示制御データ信号15に含まれた表示データに応じて、階調基準電圧21に基づいて、上記ソース配線に画素書き込み電圧を印加する。
次に、図2にてm行n列の画素マトリクスで構成された液晶パネル10内の一部表示領域の詳細図を示した。ここでは、先ず説明の簡素化のためにゲート配線101(G、Gy+2)およびゲート配線111(Gy+1、Gy+3)と、ソース配線102(S、Sx+1、Sx+2)に接続された画素マトリクス部を用いて、特定の2つの画素電極105および115を含む画素群103の構成について詳しく説明する。
図2にて破線で例示した画素群103は、2つの画素で構成され、1本のソース配線102(Sx+1)を跨ぐように配置されており、そのソース配線と2本のゲート配線101(G)および111(Gy+1)との交差部に位置し、その画素群103の左半分にスイッチング素子としてTFT104と画素電極105が配置され、右半分にTFT114と画素電極115が配置されている。左側のTFT104のゲート電極にはゲート配線101(G)が、ソース電極にはソース配線102(Sx+1)が、ドレイン電極には画素電極105が夫々接続さている。また画素電極105は上記対向基板の電極である対向電極107との間に液晶層108を挟んで液晶容量を形成しており、ゲート配線101(G)に印加されるゲート選択信号が“High”レベル(活性化レベル)になるとTFT104がオンし、その時のソース配線102(Sx+1)の電位即ち画素書き込み電圧が画素電極105に書き込まれ、1H経過後ゲート選択信号が“Low”レベル(非活性化レベル)となり、TFT104がオフし書き込まれた電位を1フレーム周期以上前記容量に保持する。
一方、右側のTFT114のゲート電極にはゲート配線111(Gy+1)が、ソース電極にはソース配線102(Sx+1)が、ドレイン電極には画素電極115が夫々接続さている。さらに画素電極115は上記対向基板の電極である対向電極117との間に液晶層118を挟んで液晶容量を形成しており、ゲート配線111(Gy+1)に印加されるゲート選択信号が“High”レベルになるとTFT114がオンし、その時のソース配線102(Sx+1)の電位即ち画素書き込み電圧が画素電極115に書き込まれ、1H経過後ゲート選択信号が“Low”レベルとなり、TFT114がオフし、書き込まれた電位を1フレーム周期以上前記容量に保持する。ここで画素電極105または115は、液晶パネル10にて画像を表示するための最小単位として機能する。
さらに、図1で示したように液晶パネル10は、TFT104および114、画素電極105および115、ゲート配線101および111およびソース配線102とから成る画素群103が複数マトリクス状に配置されたマトリクス基板11と、対向電極107および117を設けた対向基板(非図示)との間に液晶を封入したm行n列の表示領域を持つ構成となっている。なお、対向電極107および117は、図2にて図示する便宜上分別々に表示されているが、対向基板に1体に配置された透明電極である。
次に本実施の形態の特徴である液晶パネル10の構成を詳しく説明する。液晶パネル10の一方の基板であるマトリクス基板11では、画素群103を構成する画素電極105および115に、それらに対応するTFT104および114のドレイン電極を夫々接続すると共に、上記TFT104および114のソース電極の両方をソース配線102に接続する(ソース配線共有構造)。また一方のTFT104のゲート電極をゲート配線101に接続すると共に、他方のTFT114のゲート電極をゲート配線111に接続する。また、図2から明らかなようにゲート配線101および111をマトリクス状に配置された複数の画素電極のうち、行方向に並ぶ画素電極105と115の上部と下部にゲート配線を配置することにより、ゲート電極への接続線とゲート配線101または111との配線交差の生じない構造となっている。
また、それぞれの画素電極105および115は、TFT104および114が接続されたゲート配線と画素電極105および115を挟んで反対側に位置する隣接ゲート配線(TFT104のゲート電極が上段のゲート配線101に接続されるものは下段のゲート配線111と、TFT114のゲートが下段のゲート配線111に接続されるものは上段のゲート配線101と)との間に保持容量106および116を形成する。さらに、図示していないが画素電極105とTFT104間および画素電極115とTFT114間には、夫々接続されたゲート配線や電極に対して寄生容量(ゲート・ドレイン容量:Cgd)が存在する。このようにして画素群103を構成し、同様の画素群103をマトリクス基板11全体にマトリクス状に配置する。上述の接続により画素群中の各々のTFTを独立してオン又はオフ状態に制御できる。
すなわち、図2および図3に示すように、ソース配線共有構造の液晶パネル10は、互いに異なるゲート配線G、‥‥、G、Gy+1、‥‥、G2mから供給される互いに異なるゲート選択信号により独立的に選択され、同一のソース配線S、‥‥、S、Sx+1、‥‥Sn/2からの画素書き込み電位を時分割して充電する画素群103を複数備える。
図2において、奇数列に配置される画素(第1の画素)は、各奇数ゲート配線(第1の走査配線)101(G、‥‥、G、Gy+2、Gy+4、‥‥G2m―1)に接続され、各ソース配線102(S、‥‥、S、Sx+1、Sx+2、‥‥、Sn/2)の左側に接続されたTFT104(第1のTFT)と、TFT104に接続された奇数列の第1の画素電極105とを含む。TFT104のソース電極は、各上記ソース配線102の左側から分岐して接続され、ドレイン電極は、第1の画素電極105に接続される。そして、TFT104のゲート電極は、各上記奇数ゲート配線101に接続される。
偶数列に配置される画素(第2の画素)は、各偶数ゲート配線(第2の走査配線)111(G、‥‥、Gy+1、Gy+3、‥‥、G2m)に接続され、各上記ソース配線102の右側に接続されたTFT114(第2のTFT)と、TFT114に接続された偶数列の第2の画素電極115とを含む。TFT114のソース電極は、各上記ソース配線102の右側から分岐して接続され、ドレイン電極は、第2の画素電極115に接続される。そして、TFT114のゲート電極は、各上記偶数ゲート配線111に接続される。
図1で示したように、各ゲート配線101および111(G、G、‥‥、G、Gy+1、Gy+2、Gy+3、Gy+4、‥‥、G2m−1、G2m)をゲートドライバIC群12の出力端子(非図示)に接続し、各上記ソース配線102をソースドライバIC群13の出力端子(非図示)に接続する。こうすることによりゲート配線,ソース配線各々に独立したソース配線駆動電圧(画素書き込み電圧)を印加することができる。
次に本実施の形態の液晶パネルの駆動方法を図3を用いて詳細に説明する。図3は本実施の形態に係わる液晶パネルの駆動タイミング図である。本実施の形態では、上述のゲート・オーバーラップスキャン法を採用しており、図3に示したように、各奇数ゲート配線101(G、‥‥、G、Gy+2、Gy+4、‥‥G2m―1)にはゲートドライバIC群12により1H“High”のTFTオン電圧を保持する奇数ゲート選択信号(第1のゲート選択信号)VG、‥‥、VG、‥‥、VGy+2、‥‥、VG2m−1が順次供給される。そして、各偶数ゲート配線111(G、‥‥、Gy+1、Gy+3、‥‥、G2m)には、ゲートドライバIC群12により1H“High”のTFTオン電圧を保持する偶数ゲート選択信号(第2のゲート選択信号)VG、‥‥、VGy+1、‥‥VG2m)が順次供給される。奇数ゲート選択信号の間(例えば信号VGとVGy+2の間)、あるいは偶数ゲート選択信号の間(例えば信号VGy+1とVGy+3の間)では、重畳期間はないが、隣り合う奇数ゲート選択信号と偶数ゲート選択信号との間(例えば図3の信号VGとVGy+1間、VGy+1とVGy+2間およびVGy+2とVGy+3間)では、H/2だけの重畳期間(重複選択期間)が存在する。
次にソース配線102の駆動について述べる。先ず液晶パネル10の、例えばy行目の画素を駆動するにはゲート配線101のy番目の出力(ゲート配線G)にゲート選択信号VGを印加してTFT104を少なくともH/2期間以上オン状態にする。実際には、上述したオーバーラップスキャン法の採用により、本来のy行目書き込み期間(「画素105書込期間」=t―t期間)よりも先行して、ゲート配線Gy−1(非図示)の活性化期間内であるt時点にてゲート選択信号Vgyが活性化されており、“High”時間長は1H期間である。この状態でゲート選択信号VGy―1がt時点で“Low”となった後、同時に次の偶数ゲート配線Gy+1のゲート選択信号VGy+1が“High”となり、次のt時点でソースドライバIC群がすべてのソース配線102にy行目の各奇数列画素に対応するソース配線駆動電圧(画素書き込み電圧)を一斉に印加し、y行目の全ての奇数列画素電極(第1の画素電極)に画素書き込み電圧を書き込む。t時点よりH/2経過後t時点でゲート選択信号VGが“Low”レベルとなり、TFT104(第1のTFT)がオフし、ソース配線の左側に配置された奇数列画素電極105に書き込まれた画素書き込み電圧を1フレーム周期以上前記液晶容量に保持する(図3に破線で示した「画素105の電位波形」参照)。この時、上述のようにy行目の全ての偶数列画素電極(第2の画素電極)に接続されたTFT114(第2のTFT)もゲート配線111のGy+1出力のゲート選択信号VGy+1が“High”であるのでオン状態であるが、TFT114はオフからオンへの過渡期であるため、偶数列画素電極115の電位は不定である(図3に破線で示した「画素115の電位波形」参照)。
次にt時点でゲート選択信号VGが“Low”レベルとなった後、同時に次の偶数ゲート選択信号VGy+1が“High”となり、t時点で各偶数列画素115に対応するソース配線駆動電圧(画素書き込み電圧)を一斉に印加し、y行目の全ての偶数列画素電極115(第2の画素電極)に画素書き込み電圧を書き込む(「画素115書込期間」=t―t期間)。その後t時点からH/2経過したt時点でゲート選択信号VGy+1が“Low”レベルとなり、TFT114(第2のTFT)がオフし、書き込まれた画素書き込み電圧を1フレーム周期以上前記液晶容量に保持する(図3に破線で示した「画素115の電位波形」参照)。このようにして1Hの期間において1行目のすべての画素を駆動する。以上を繰り返し、液晶パネル10のゲート配線101および111にH/2期間オーバーラップしながら順次ゲート選択電圧を印加し、全ての画素を駆動する(線順次駆動方法)。
この結果、上記手段を用いることにより、m行n列の画素をもつ液晶マトリクスパネルにおいてゲート配線数が従来例と比較して2倍(2m本)となり、一方のソース配線数が1/2倍(n/2本)となる。
次に、上述の液晶パネル10のソース配線102の駆動タイミングについて、その詳細を図3を用いて詳しく述べる。図3において、ソース配線102(Sx+1)の駆動波形である信号VSx+1は、そのソース配線を跨ぐようにしてy行目に配置された画素群103に対応している。図3では説明を簡易にするため、液晶パネル10には全画面に同極性の同一階調を書き込む場合を図示している。図3では一例として例えばフレーム反転駆動方法など、奇数フレームにて全画素に+極性を書き込む事例である。図示していないが次フレームでは、全画素に−極性を書き込む。上述したようにゲート配線のゲート選択方法は、本来書き込み開始すべきタイミングtのH/2前から“High”となるようにし、常に2本のゲート配線がH/2期間重複して“High”となるように制御されている。
図3において、一点鎖線で示された電位を表示データの画素書き込み目標電圧とすると、各奇数ゲート配線101(G、‥‥、G、Gy+2、Gy+4、‥‥G2m―1)にゲート電極が接続されているTFT104にて、そのドレイン電極に接続されている画素電極105に印加される電圧は、破線で表した「画素105、125の電位波形」でも明らかなようにTFT104のゲート・ドレイン容量Cgd(非図示)の影響による第1フィードスルー電圧Vfと、画素電極105と隣接する各偶数ゲート配線111(G、‥‥、Gy+1、Gy+3、‥‥、G2m)間に設けた保持容量106の影響で、次段のゲート選択信号の“Low”レベルへの立下り時に生じる第2フィードスルー電圧Vfが発生する。
一方、上記偶数ゲート配線111に接続されるTFT114にて、そのドレイン電極に接続されている画素電極115に印加される電圧は、上記第1フィードスルー電圧Vfは同様に発生するが、上記画素電極115と隣接する上記奇数ゲート配線101間に設けた保持容量116の影響による第2フィードスルーが発生しない(図3に破線で示した「画素115の電位波形」参照)。これは、画素電極115の保持容量116が、前段の上記奇数ゲート配線101との間で設けられた容量であり、この上記奇数ゲート配線101は画素電極115が駆動される前t時点で“Low”レベルとなり、その後1フレーム期間変化しないからである。
上記第1フィードスルー電圧Vfは、上記奇数ゲート配線101の活性化時、および上記偶数ゲート配線111の活性化時においてもほぼ同一の値となる電圧であり、対向電極に印加する対向電極電圧VcomのDC電圧をずらす周知の方法で補償される。
一方、図3にて破線で表した「画素105の電位波形」および「画素125の電位波形」で示された第2フィードスルー電圧Vfを補償するためは、上記奇数ゲート配線101の活性化によって駆動される画素電極105に対してのみ、上記第2フィードスルー電圧Vfを相殺するフィードスルー補償電圧を印加すればよい。そのため、第2フィードスルー電圧補償回路を設け、画素電極105駆動時のみ上記ソース配線102に画素書き込み目標電圧に加えて、ほぼ第2フィードスルー電圧Vfに相当する電圧(フィードスルー補償電圧)分増加させた画素書き込み電圧をかける。上記第2フィードスルー電圧補償回路は、図3の波形Vswで示した前述の階調制御信号20によって制御される。階調制御信号20が“High”時は第2フィードスルー電圧Vfの補償を行い、“Low”時は補償を行わない。従って階調制御信号20は、画素電極105の駆動に同期して“High”となる信号である。
本実施の形態では、図4に示したように、階調電圧設定回路17内にて1組のラダー抵抗201を用いて各階調電圧出力部Vref、Vref、Vref、‥‥、Vref(q―2)、Vref(q―1)、Vrefを設け、ソースドライバIC群13へ各階調基準電圧21を出力している。ここでqは1以上の自然数で、ソースドライバICの階調仕様に依存する。さらに階調制御信号20(波形Vsw)によって制御されるスイッチ素子としてアナログスイッチ200を用い、ラダー抵抗201の中点Vmから階調電圧電源へ抵抗体を介してプルアップを行うか否かの選択ができるようにしている。ここでは、アナログスイッチ200は、奇数ゲート配線101の活性化によって画素電極105がソース配線102に接続され、そのソース配線102に対応する画素書き込み電圧が印加されるときはオンされ、偶数ゲート配線111の活性化によって画素電極115がソース配線102に接続され、そのソース配線102に対応する画素書き込み電圧が印加されるとはオフである。
階調制御信号20(波形Vsw)が“High”となりアナログスイッチ200がオンとなった場合、すなわち奇数ゲート配線101の活性化時は上述の第2フィードスルー電圧Vfの補償を考慮して、各階調基準電圧21がほぼ第2フィードスルー電圧Vf分高めとなるように設定してある。ここで、本実施の形態ではノーマリーホワイト液晶モードを採用しており、高階調表示(白表示)時にはラダー抵抗201の中点Vm近傍の階調電圧出力部からの電圧が選択使用される駆動電圧が低い電圧であり、一方低階調表示(黒表示)時にはラダー抵抗201の両端部近傍の階調電圧出力部からの電圧が選択使用される高い駆動電圧を必要とする。
さらに、第2フィードスルー電圧Vfは、液晶容量が画素電極に印加される電圧に依存性を持っている(すなわち階調依存性を持っている)ため、第2フィードスルー電圧Vfが、低階調時のそれと比較して大きい電圧となるよう設定してある。
このようにして、画素電極105と画素電極115で異なるフィードスルー補償電圧を各画素に印加することによって、最終的な液晶印加電圧の交流成分(振幅)と直流成分(平均値)を同時に揃えることができ表示上の不均一性やフリッカ、焼き付きを解消することができる。
なお、上記階調電圧設定回路17の構成においては、階調制御信号20によって制御されるアナログスイッチ200を用い、ラダー抵抗201の中点Vmから階調電圧電源へ抵抗体を介してプルアップした回路構成を採用したが、他の実施の形態として、ラダー抵抗の中点から接地電源GNDへ抵抗体を介してプルダウンした回路構成を採り、階調制御信号の論理を上述の実施の形態1と反転した構成としてもよい。この場合は、アナログスイッチがオフとなった場合に、第2フィードスルー電圧Vfが補償され、オン時に補償されないようにラダー抵抗およびプルダウン抵抗体の抵抗値を設定する。
実施の形態2.
本実施の形態では、液晶パネル10の画素駆動スキームとして、1行×2列ドット反転駆動方法を採用した。その他の液晶表示装置1のシステム構成、液晶パネル10の構成などは、上述の実施の形態1と同一である。
本実施の形態の液晶パネルの駆動方法を図5を用いて詳細に説明する。図5は、本実施の形態に係わる液晶パネルの駆動タイミング図である。本実施の形態でも、上述の実施の形態2と同様にゲート・オーバーラップスキャン法を採用しており、各ゲート配線G、‥‥、G、Gy+1、‥‥、G2mに印加されるゲート選択信号VG、‥‥、VG、VGy+1、VGy+2、VGy+3、‥‥、VG2mは、上述の図3と同一であるので、詳細な説明は省略する。
次にソース配線102の駆動について述べる。上述にように、1行×2列ドット反転駆動方法を採用したので、ソース配線102(Sx+1)の極性は、図5の波形VSx+1で示したように1H毎に正極性・負極性が反転するよう駆動される。その他、画素書き込み電圧の信号切替わりタイミングなどは、上述の実施の形態1と同様であり、詳細は省略する。
図5において、一点鎖線で示された電位を表示データの画素書き込み目標電圧とすると、各奇数ゲート配線(第1の走査配線)101(G、‥‥、G、Gy+2、Gy+4、‥‥G2m―1)にゲート電極が接続されているTFT104を介して、そのドレイン電極に接続されている画素電極105に書き込まれる電圧には、TFT104のゲート・ドレイン容量Cgdの影響による第1フィードスルー電圧Vfと、画素電極と隣接する次段の各偶数ゲート配線(第2の走査配線)111(G、‥‥、Gy+1、Gy+3、‥‥、G2m)間に設けた保持容量106の影響で次段の偶数ゲート配線の“Low”レベルへの立下り時に生じる第2フィードスルー電圧Vfが発生する(図5に破線で示した「画素105、125の電位波形」参照)。
一方、上記偶数ゲート配線111に接続されるTFT114を介して、そのドレイン電極に接続されている画素電極115に書き込まれる電圧は、上記第1フィードスルー電圧Vfは同様に発生するが、上記画素電極と隣接する上記奇数ゲート配線101間に設けた保持容量116の影響による第2フィードスルーが発生しない(図5に破線で示した「画素115、135の電位波形」参照)。これは、画素電極115の保持容量116が、隣接する前段の奇数ゲート配線101との間で設けられた容量であり、この上記奇数ゲート配線101は画素電極115が駆動される前、t時点で“Low”レベルとなり、その後1フレーム期間変化しないからである。
上記第1フィードスルー電圧Vfは、上述の実施の形態1と同様に、上記奇数ゲート配線101活性化時および上記偶数ゲート配線111活性化時においてもほぼ同一の値となる電圧であり、対向電極に印加する対向電極電圧VcomのDC電圧をずらす周知の方法で補償される。
一方、図5にて破線で表した「画素105の電位波形」および「画素125の電位波形」で示された第2フィードスルー電圧Vfを補償するためは、上記奇数ゲート配線101の活性化によって駆動される画素電極105にのみ、上記第2フィードスルー電圧Vfを相殺する第2フィードスルー補償電圧を印加すればよい。そのため、第2フィードスルー電圧補償回路を設け、画素電極105駆動時のみ上記ソース配線102に画素書き込み目標電圧に加えてほぼ第2フィードスルー電圧Vfに相当する電圧(フィードスルー補償電圧)分増加させた画素書き込み電圧をかける。上記第2フィードスルー電圧補償回路は、図5の信号Vswで示した前述の階調制御信号20によって制御される。階調制御信号20が“High”時は第2フィードスルー電圧Vfの補償を行い、“Low”時は補償を行わない。従って階調制御信号20は、画素電極105の駆動に同期して“High”となる信号である。
本実施の形態における階調電圧設定回路17の構成図を図6に示す。図6で示したように、階調電圧設定回路17内にて2組のラダー抵抗201と202を配置し、ソースドライバIC群13への各階調電圧出力部Vref、Vref、‥‥、Vref(q―1)、Vref内に階調制御信号20(Vsw)によって制御されるスイッチ素子としてアナログスイッチ200を挿入し、ラダー抵抗201かラダー抵抗202かのいずれかで発生する階調電圧を選択することで階調電圧の切り替えを行い、異なる2種類の階調基準電圧21の電圧設定を発生する。ここでqは1以上の自然数で、ソースドライバICの階調仕様に依存する。また、ラダー抵抗201側が奇数ゲート配線101の活性化によって駆動される画素電極105用であり、ラダー抵抗202側が偶数ゲート配線111の活性化によって駆動される画素電極115用である。
ラダー抵抗202は、上述の第2フィードスルー電圧Vfの補償を考慮して、階調設定電圧がラダー抵抗201のそれと比較して第2フィードスルー電圧Vf分高めに設定してある。第2フィードスルー電圧Vfは、液晶容量が画素電極に印加される電圧に依存性を持っている(すなわち階調依存性を持っている)ため、階調毎に異なっており、それに対応してラダー抵抗201と201の抵抗値を適切に設定すれば、最適な階調基準電圧21の電圧設定および第2フィードスルー電圧Vf補償を実施することができる。その結果、最終的な液晶印加電圧の交流成分(振幅)と直流成分(平均値)を同時に揃えることができ表示上の不均一性やフリッカ、焼き付きを解消することができる。
変形例1.
図2は、あくまでアクティブマトリックス基板11の画素配列構成の1例であり、画素内におけるTFTの配置は図2ように上側配置と下側配置と交互に規則的に並ぶものもあれば、図7の(a)や(b)のように下側、下側、上側、上側と並ぶ場合もあり、限定されるものではない。
変形例2.
図8に液晶パネル10内にゲートドライバ回路部としてゲート配線駆動回路120を作りこみ、ゲートドライバICを使わない実施の形態を例示した。上述の実施の形態1および2で示した1本のソース配線を2つの画素で兼用してソース配線数を半減させるマトリクス配線の構成を採ると、ゲート配線数が逆に2倍必要になる。これはゲートドライバICの個数が倍になることを意味しており、ソースドライバICの半減によるコスト低減効果が小さくなることになる。ソースドライバIC削減のコスト低減効果を最大限生かすためには、図8に示したように液晶パネル10内にゲート配線駆動回路120を形成し、ゲートドライバICを不要とすることが考えられる。ゲート配線駆動回路120に関しては種々の駆動能力向上の取り組みがなされているが、結晶シリコンで作られたICと比較すると駆動能力が落ちてしまう。上述のゲート・オーバーラップ駆動方法を採用することにより、画素への書き込みを従来と比較して2倍の周期(書き込み期間はH/2となる)で行っても、画素への書き込み不足を回避することができる。
また、上述の実施の形態1においては、液晶パネルの画素駆動スキームの例として、フレーム反転駆動方式を例示した。さらに実施の形態2においては、1行×2列ドット反転駆動方法を例示したが、その他の駆動スキームも本発明が採用可能であり、さらに各画素に書き込む画素書き込み電圧自体は液晶パネルに表示する表示データに依存することは言うまでもない。
上述の実施の形態1および2では、画素電極が対向する対向電極が対向基板に配置された液晶パネルの構成を例示したが、対向電極は必ずしも対向基板に配置される必用はなく、いわゆるIPSやFFS構造など、対向電極がアクティブマトリックス基板側に配置された構成でもよい。
上述の実施の形態1および2では、画素電極はTFTの反対側に位置する隣接ゲート配線との間に保持容量Csを形成しているCsオンゲート方式の画素構造について例示したが、各画素の保持容量に共通に接続される共通配線をゲート配線またはソース配線と平行に配置し、この共通配線に対向電極電位Vcomを供給するようにした、保持容量電極共通配線方式の画素構造についても本発明が採用可能である。この場合、上記第2フィードスルー電圧は、画素電極と隣接する次段のゲート配線間の寄生容量が主要因となるため、補正する電圧は、上記Csオンゲート方式の場合と比較して小さくなる。
上述のオーバーラップスキャン法において、奇数ゲート配線と偶数ゲート配線間で重複して活性化される期間をH/2として説明したが、この期間としては特にH/2である必要はなく、TFTが画素電極を十分駆動できる所定の長さの以上の期間であればよい。
10 液晶パネル
11 マトリクス基板
12 ゲートドライバIC群
13 ソースドライバIC群
14 タイミングコントローラ
15 表示制御データ信号
16 水平走査制御信号
17 階調電圧設定回路
20 階調制御信号(Vsw)
21 階調基準電圧(Vref)
101、G、G、Gy+2、Gy+4、G2m−1 奇数ゲート配線(奇数ゲート配線)
102 ソース配線(データ配線)
103 画素群
104、114 薄膜トランジスタ(TFT)
105、115 画素電極
106、116 保持容量(Cs)
107、117 対向電極
108、118 液晶層
111、G、Gy+1、Gy+3、G2m 偶数ゲート配線(偶数ゲート配線)
120 ゲート配線駆動回路
200 アナログスイッチ
201、202 ラダー抵抗
VG、VG、VGy+1、VGy+2、VGy+3、VG2m―1、VG2m ゲート選択信号
VSx+1 画素書き込み電圧

Claims (4)

  1. 複数の走査配線および複数のデータ配線とで囲まれる複数の画素電極が行列状に配置され、該画素電極に接続された複数の薄膜トランジスタを前記走査配線により供給されるゲート選択信号によって導通制御し、前記薄膜トランジスタを介して、前記データ配線により供給される画素書き込み電圧を前記画素電極に供給するようにしたマトリクス基板と、
    該マトリクス基板に、液晶層を挟持して対向配置された対向基板と、
    前記走査配線に前記ゲート選択信号を供給するゲートドライバ回路部と、
    前記データ配線に前記画素書き込み電圧を供給するソースドライバ回路部と、
    該ソースドライバ回路部に対して表示制御データ信号を出力するとともに、前記ゲートドライバ回路部に水平走査制御信号を出力するタイミングコントローラと、
    該タイミングコントローラから階調制御信号を入力し、前記ソースドライバ回路部に階調基準電圧を出力する階調電圧設定回路と、を備えた液晶表示装置において、
    前記マトリクス基板は、行方向に配列された複数の前記画素電極が、任意の前記データ配線を挟んで行方向に隣接した第1の画素電極と第2の画素電極からなり、
    前記複数の薄膜トランジスタは、任意の前記データ配線のうちの1本に共通に接続され、前記第1の画素電極を駆動する第1の薄膜トランジスタと、前記第2の画素電極を駆動する第2の薄膜トランジスタとからなり、
    前記複数の走査配線は、前記第1の薄膜トランジスタを制御する第1の走査配線と、前記第2の薄膜トランジスタを制御する第2の走査配線とからなり、
    前記第1の画素電極は前記第2の走査配線に接続された保持容量を有し、前記第2の画素電極は前記第1の走査配線に接続された保持容量を有しており、
    前記ゲート選択信号は、前記第1の走査配線に供給される第1のゲート選択信号と、前記第2の走査配線に供給される第2のゲート選択信号とからなり、
    前記第1のゲート選択信号は前記第2のゲート選択信号の活性化に先行して活性化され、
    前記第1のゲート選択信号の活性化期間と、前記第2のゲート選択信号の活性化期間は、所定の期間同時に活性化される重複選択期間を有し、
    前記第1のゲート選択信号は前記第2のゲート選択信号の非活性化に先行して非活性化され、
    前記階調電圧設定回路は、2種類の前記階調基準電圧の設定を有し、前記重複選択期間に同期して前記設定を切り替えて、前記第2のゲート選択信号の前記非活性化に対応した前記第1の画素電極で保持される電位の変化を補償することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1の走査配線は奇数走査配線であり、前記第2の走査配線は偶数走査配線であり、前記第1の走査配線は行列状に配置された画素電極の行方向に並ぶ画素列に対し上側に配置され、前記第2の走査配線は下側に配置されることを特徴とする特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記階調基準電圧の設定は、前記タイミングコントローラから出力される前記階調制御信号によって切り替えられることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1のゲート選択信号の非活性化に対応した前記第2の画素電極で保持される電位の変化は補償しないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
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