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JP5416828B2 - 画像表示用発光装置および画像表示装置 - Google Patents

画像表示用発光装置および画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像表示用の光を発する画像表示用発光装置、およびこれを備えた画像表示装置に関する。
従来、液晶表示装置やPDP[Plasma Display Panel]表示装置など、各種の画像表示装置が考案されている。一般的に画像表示装置は、画像の表示に用いられる光を発する、画像表示用発光装置が備えられている。画像表示装置は、この光の透過度合や強度などを、与えられた画像データに基づいて適切に制御することで、画像を表示するようになっている。
例えば液晶表示装置は、バックライト(上述した画像表示用発光装置の一部に相当する)と液晶パネルを備えており、画像が表示されるように、液晶パネルによってバックライトの光の透過度合が制御される。またこのようなバックライトについても、種々の形態のものが考案されている。
一例としては、液晶パネルに対向するように配置される板状の部材が、複数のエリア(領域)に分割されており、各エリアに発光素子(LEDなど)が設けられたものが、バックライトとして考案されている。また更に、各エリアに設けられた発光素子の発光が、エリアごとに制御されるタイプ(以下、便宜的に「エリア駆動型」と称することがある)のものが、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている画像表示装置によれば、バックライトの明るさ(換言すれば、バックライトの発光素子に供給する発光電力)を、画像データに基づいてエリアごとに調整することが可能であり、コントラスト比の高い画像が得られるとされている。
特開2005−258403号公報 特開2007−34251号公報
上述したように、エリア駆動型のバックライトが適用されることにより、画像表示装置は、コントラスト比の高い画像を表示することが可能となる。ただし、通常、省電力化や発熱抑制などの観点により、バックライトの消費電力(一般的に、発光電力の総和とほぼ同視できる)には所定の制限値が設けられる。
このため各エリアの発光電力が決定される際には、バックライトの消費電力がこの制限値を超えないようにする必要がある。この点も考慮した各エリアの発光電力を制御する手法としては、例えば、画像データに基づいて発光電力のエリアごとの比を決定し、この比が維持されるように、かつ、発光電力の総和が制限値を超えないようにする手法が挙げられる。
ところで、バックライトの消費電力が、実際にどの程度に制限されるべきかについては、そのときの状況(例えば画像表示装置の使用環境など)に応じて変動する。一例を挙げれば、画像表示装置が比較的寒い場所で使用されている際には、そうでない場合に比べて装置の温度は高くなり難いため、発熱抑制の観点からは、バックライトの消費電力の制限が比較的緩くなっていても、問題は無いといえる。
しかしながら、上述した制限値をそのときの状況に関わらず固定とする場合には、種々の状況に万能的に対応可能とするべく、当該制限値を、最も厳しい条件に合わせて(つまり、最も小さくなるように)設定せざるを得ない。そうすると、バックライトの消費電力が必要以上に抑えられてしまい、本来であればより明るい画像の表示が可能な場面であっても、そのような画像の表示ができない事態が多発する。
また、省電力の観点から意図的に暗めの画像を表示させるべく、制限値を敢えて小さく設定することが望まれるケースなども考えられる。このような事情もあり、消費電力の制限の形態は、状況に応じて流動的に設定可能であることが望ましい。なお以上の説明では、画像表示用発光装置がバックライトである場合を例に挙げたが、その他の場合(例えば、PDP表示装置に用いられる装置である場合)であっても同様のことが問題となり得る。
本発明は上述した問題に鑑み、エリア駆動型でありながらも、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となる画像表示用発光装置の提供を目的とする。またこのような画像表示用発光装置が適用された画像表示装置の提供をも目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像表示用発光装置は、画像データに基づいた画像を表示させる画像表示装置に備えられるものであり、複数のエリアに分割されており、複数の発光素子の各々が、該エリアの各々に対応するように備えられた発光ユニットと、前記発光素子の各々に供給すべき発光電力を、前記画像データに基づいて、前記エリアごとに算出する電力算出部と、を備え、前記算出の結果に従って前記発光素子の各々に前記発光電力を供給することにより、前記画像の表示に用いられる光を発する画像表示用発光装置であって、前記電力算出部は、前記発光電力の総和が、現在設定されている電力リミット値を超えないように、前記算出を行うものであり、予め設定されているパターンに従って前記電力リミット値を更新する、制限値更新部を備えている構成とする。
本構成によれば、状況に応じて電力リミット値をどのように更新させるべきかを決めるパターン(一例として、温度が高いほど、電力リミット値を小さい値に更新させるパターン)を設定しておくことで、エリア駆動型でありながらも、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となる。
また上記構成において、前記制限値更新部は、環境を検知するセンサを備えており、該センサの検知結果に応じて、前記電力リミット値を更新する構成としてもよい。本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの環境に応じて流動的に制限することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記センサは、温度を検知する温度センサ、照度を検知する照度センサ、および人の存在を検知する人物検知センサのうちの、少なくとも一つのセンサである構成としてもよい。
また上記構成において、前記制限値更新部は、少なくとも前記照度センサを備えており、前記パターンは、該照度センサによって検知された照度が高いほど、前記電力リミット値が大きい値となるように前記更新を行わせるパターン、および、該照度センサによって検知された照度が高いほど、前記電力リミット値が小さい値となるように前記更新を行わせるパターンを含む複数のパターンのうちの何れかに、ユーザの指示に応じて切替可能に設定される構成としてもよい。
本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの照度に応じて流動的に制限することが可能となる。またユーザにとっては、何れのパターンを設定させるかの指示を与えることにより、照度が電力リミット値にどのように反映されるかを決めることが可能となる。
また上記構成において、前記制限値更新部は、少なくとも前記温度センサを備えており、該温度センサによって検知された温度が高いほど、前記電力リミット値を小さい値となるように更新する構成としてもよい。
本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの温度に応じて流動的に制限することが可能となる。また本構成によれば、装置の温度が高くなり易い場合には装置の温度上昇の抑制を優先させ、そうでない場合には画像の視認性を優先させるという方針に従って、電力リミット値を更新することが可能となる。
また上記構成において、前記制限値更新部は、少なくとも前記人物検知センサを備えており、前記パターンは、該人物検知センサによって人の存在が検知された場合に、そうでない場合に比べて前記電力リミット値が大きい値となるように前記更新を行わせるパターン、および、該人物検知センサによって人の存在が検知された場合に、そうでない場合に比べて前記電力リミット値が小さい値となるように前記更新を行わせるパターンを含む複数のパターンのうちの何れかに、ユーザの指示に応じて切替可能に設定される構成としてもよい。
本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの人物の存否に応じて流動的に制限することが可能となる。またユーザにとっては、何れのパターンを設定させるかの指示を与えることにより、人物の存否が電力リミット値にどのように反映されるかを決めることが可能となる。
また上記構成において、前記制限値更新部は、現在時刻が予め決められた時間帯に属しているか否かに応じて、前記電力リミット値を更新する構成としてもよい。
本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの時間帯に応じて流動的に制限することが可能となる。また環境状態を検知する各種センサの設置が省略される場合であっても、当該発光電力の制限を、そのときの状況に応じた流動的なものとすることが可能となる。
また上記構成において、前記制限値更新部は、前記画像データのAPLの値に応じて、前記電力リミット値を更新する構成としてもよい。本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの画像データ(画像表示装置において表示される画像)のAPLに応じて流動的に制限することが可能となる。
また上記構成において、前記電力算出部は、発光素子のピーク輝度が、現在設定されているピーク輝度リミット値に制限されるように、前記算出を行うものであり、前記制限値更新部は、予め設定されているパターンに従って、前記ピーク輝度リミット値を更新する構成としてもよい。
本構成によれば、状況に応じてピーク輝度リミット値をどのように更新させるべきかを決めるパターン(一例として、画像データのAPLが所定閾値より小さい場合に、ピーク輝度リミット値を所定値に更新させるパターン)を設定しておくことで、発光素子のピーク輝度(輝度の最大値)をも、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記制限値更新部は、前記画像データのAPLの値に応じて、前記ピーク輝度リミット値を更新する構成としてもよい。
また上記構成において、前記電力算出部は、前記画像データに基づいて、前記供給すべき発光電力の前記エリアごとの比を決定し、前記発光電力の総和が前記電力リミット値を超えないように、かつ、該決定された比に従って、前記算出を行う構成としてもよい。
本構成によれば、各発光素子に供給される発光電力がそのときに設定されている電力リミット値に従って制限されるようにしながらも、画像表示装置にコントラスト比の高い画像を表示させることが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記発光素子はLEDである構成としてもよい。また本発明に係る画像表示装置は、上記構成に係る画像表示用発光装置が発する光を用いて、画像を表示する構成とする。
また当該画像表示装置としてより具体的には、バックライトと、前記画像データに基づいて、画素ごとに光の透過度合が調整されるLCDパネルと、を備え、該バックライトの光を該LCDパネルに与えることによって、該LCDパネルの表示領域に画像を表示する画像表示装置であって、該バックライトとして、上記構成に係る画像表示用発光装置が適用された構成としてもよい。当該画像表示装置によれば、上記構成に係る画像表示用発光装置の利点を享受することが可能となる。
上述した通り、本発明に係る画像表示用発光装置によれば、状況に応じて電力リミット値をどのように更新させるべきかを決めるパターンを設定しておくことで、エリア駆動型でありながらも、各発光素子に供給される発光電力を、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となる。また本発明に係る画像表示装置によれば、本発明に係る画像表示用発光装置の利点を享受することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の構成図である。 LCDパネルに設定されたパートに関する説明図である。 LED実装基板に設定されたエリアに関する説明図である。 バックライトの輝度の制御手順に関するフローチャートである。 各エリアに対応するPWM値に関する説明図である。 各エリアに対応する修正されたPWM値に関する説明図である。 第1実施形態に係る電力関連設定情報に関する説明図である。 パラメータP1の決定手順に関する説明図である。 パラメータP2の決定手順に関する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示装置の構成図である。 第2実施形態に係る電力関連設定情報に関する説明図である。 本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の構成図である。 第3実施形態に係る電力関連設定情報に関する説明図である。 APLの値と電力リミット値との関係を表す説明図である。 APLの値とピーク輝度との関係を表す説明図である。
本発明の実施形態に係る画像表示装置(液晶表示装置)について、第1実施形態から第3実施形態までの各実施形態を挙げて、以下に説明する。なお詳しくは後述の説明で明らかとなるが、各実施形態は主に、バックライトに供給する電力の決定方法の点で相違している。
(1)第1実施形態
[画像表示装置の構成等について]
まず第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像表示装置の構成図である。本図に示すように、当該画像表示装置9は、画像データ取得部1、エリア駆動回路2、パネルユニット3、LEDコントローラ4、バックライトユニット5、センサ群6、および操作スイッチ7などを備えている。
画像データ取得部1は、外部から画像を表示させるための画像データを取得して、エリア駆動回路2に送出する。例えば画像表示装置9をテレビ放送受像機とする場合には、画像データ取得部1にはアンテナやチューナ等が備えられ、テレビ放送の受信によって画像データ(映像信号)が取得される。なお画像データは、各画素の輝度などをフレームごとに特定し、ひいては動画(或いは静止画)の内容を特定するデータである。
エリア駆動回路2は、画像データ取得部1から画像データを受け取り、この画像データに基づいて、LEDの発光電力を表すデータ(以下、「LEDデータ」という)を生成する。画像データにおける輝度が高いほど、LEDデータは、より大きい発光電力を表すように生成される。
LEDデータは、例えば12ビットのデジタル信号の形式が採用され、LEDコントローラ4に供給される。なお、本実施形態においては、各LEDはPWM(パルス幅変調)信号によって発光制御されるため、LEDデータは、PWM信号のPWM値(デューティ比)の形式で表現される。
またエリア駆動回路2は、画像データに基づいて、LCDパネル11の各画素の光透過率データであるLCDデータをも生成する。生成されたLCDデータは、パネルユニット3に供給される。
パネルユニット3は、画像を表示させるパネルとしての機能を有するユニットであり、LCDパネル31の他、LCDコントローラ32およびLCDドライバ33等が備えられている。LCDパネル31は、平面視矩形状をなしており、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされている。
また一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えば薄膜トランジスタ)と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、RGB(赤・緑・青)等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや共通電極、さらには配向膜等が設けられている。
また両基板の外側には、さらに偏光板が配されている。なお本実施形態では、LCDパネル31の表示領域には、ハイビジョン用の1920×1080ドットのカラー画素が形成されているとする。ただし画素の数や種類などについては、他の態様であっても構わない。
なおLCDパネル31の表示領域は、図2に示すように、24(=6×4)個のパート(第1パート〜第24パート)に等分される。なお図2に示す数字n(nは1から24までの整数)は、そのパートが第nパートであることを表している。例えば第1パートは、当該表示領域の左上の方における、320(=1920/6)×270(=1080/4)ドットの画素が属する部分である。
なおここでの「パート」の語は、表示領域の一部を指し示すために、便宜的に定義したものである。本実施形態ではパートの数は24個となっているが、これは一例であって、これより多くても少なくても構わない。また詳しくは後述するが、LCDパネル31の裏側に配置されるLED実装基板53は、LCDパネル31の各パートに対応するように24個のエリア(各エリアには、少なくとも一つのLEDが実装される)に分割され、エリアごとにLEDの発光状態が制御されるようになっている。
図1に戻り、LCDコントローラ32は、エリア駆動回路2から供給されたLCDデータに従って、LCDドライバ33を駆動させるための信号を生成し、LCDドライバ33に送出する。LCDドライバ33は、LCDコントローラ32から受取った信号に基づいて、LCDパネル31に備えられた各スイッチング素子の状態を切替える。
これにより、画像データに応じて、LCDパネル31に備えられた各画素電極の電圧が調整され、ひいては、各画素における光の透過度合が調整される。これにより画像表示装置9は、LCDパネル31の裏側からバックライトを照らして(バックライトの光を、LCDパネル31に与えることによって)、LCDパネル31の表示領域に画像を表示する。
LEDコントローラ4は、調整回路41、電力算出回路42、電力リミッタ回路43、PWM信号生成回路44、および制限値更新回路45などを備えている。調整回路41は、エリア駆動回路2から受取ったLEDデータに対して、ホワイトバランス、温度補正等の様々な調整を行う。
電力算出回路42は、調整されたLEDデータに基づいてエリア毎の発光電力を算出するとともに、発光電力の総和(以下、「発光総電力」と称することがある)をも算出する。電力リミッタ回路43は、電力リミット値が更新可能に設定(記録)され、発光総電力がこの電力リミット値を越えないように、エリア毎の発光電力を制限する。このような制限の加えられたエリア毎の発光電力の情報は、PWM信号生成回路44に送出される。
なお、バックライトユニット5が備える各LEDは、LEDコントローラ4から送出されるPWM信号によって制御される。また当該各LEDの消費電力とPWM信号のPWM値(デューティ比)との間には、ほぼ比例(相関)関係がある。そのため、本実施形態における電力を算出する各処理では、それぞれ先述したPWM生成データに基づいて、電力がPWM値(%)として算出される。
PWM信号生成回路44は、電力リミッタ回路43から受取ったエリア毎の発光電力の情報に従って、エリア毎のPWM値の情報を有するPWM信号を生成し、このPWM信号をバックライトユニット5に供給する。
制限値更新回路45は、センサ群6による検知情報に基づいて、電力リミッタ回路43に設定されている電力リミット値Plimit(詳しくは後述する)を適宜更新する。その他、LEDコントローラ4は、バックライトユニット5に設けられたLEDドライバ51を制御するためのドライバ制御信号を生成して、LEDドライバ21に供給する機能をも有している。なおLEDコントローラ4の動作内容については、改めて詳細に説明する。
バックライトユニット5は、LEDドライバ51、LED52、LED実装基板(LEDパネル)53、および拡散板や光学シートといったバックライトの形成に必要な各光学部材(不図示)などを備えており、液晶表示装置のバックライトとして機能する。LEDドライバ51は、LED52が接続される1個または複数個の制御チャンネルを有している。LEDドライバ51は、LEDコントローラ4から供給されたPWM信号に従って、各制御チャンネルに接続されているLED52を駆動させる。
すなわちLEDドライバ51は、PWM信号がHレベルである期間において、当該PWM信号に対応するエリアのLED52に所定の発光電力を供給し、そのLED52を点灯させる。一方LEDドライバ51は、PWM信号がLレベルである期間においては、当該PWM信号に対応するエリアのLED52への発光電力の供給を停止させ、そのLED52を消灯させる。
なおLED52の各々は、少なくともエリア毎に、異なる制御チャンネルに接続されている。これにより、LED52の点灯/消灯を、エリア毎に制御することが可能となっている。
またLED52は、例えばLEDチップとして形成されており、LED実装基板53の実装面に配置されて、LCDパネル31に対するバックライトの光源として機能するものである。LED実装基板53は、その実装面がLCDパネル31に向くように、LCDパネル31の裏側に取り付けられる。
なお先述したようにLED実装基板53は、図3に示すように、LCDパネル31の各パートに対応した24個のエリアに分割されている。なお図3に示す数字nは、そのパートが第nエリアであることを表している。LED実装基板53における第nエリアは、LCDパネル31における第nパートに対応している。
そしてLED52は、RGB(赤・緑・青)の各色に発光するものが集結したLEDユニットを形成しており、少なくとも一つのLEDユニットが、LED実装基板53における各エリアに配置されている。各LEDユニットは、RGB各色の光を発することにより、全体としてほぼ白色に発光する。なおLED52の形態(種類、色、および組み合わせ等)については、他の態様であっても構わない。例えば上述したLEDユニットの代わりに、白色LEDが用いられても良く、RGBW(赤・緑・青・白)の各色に発光するLEDが集結したLEDユニットが用いられても良い。
なお、LED実装基板53における第nエリアは、LCDパネル31における第nパートのほぼ真裏に配置されている。そのため、第nエリアにおけるLEDユニットの発光強度(換言すれば、供給される発光電力の大きさ)は、第nパートにおける画像表示の明るさに、特に大きな影響を与えることとなる。
センサ群6は、画像表示装置9にとっての環境を検出する各種のセンサ、より具体的には、温度センサ61、照度センサ62、および人物検知センサ63からなっている。温度センサ61は、例えばサーミスタもしくは熱電対によって形成され、画像表示装置9自体、或いはその周囲の温度(使用されている場所の温度)を検知する。なお通常は、LED実装基板53の温度を検知させるため、温度センサ61は、LED実装基板53上に取り付けられることが望ましい。
照度センサ62は、例えばフォトダイオードによって形成され、画像表示装置9の周囲の照度(使用されている場所の照度)を検知する。なお照度センサ62は、照度を出来るだけ適切に検知させるため、通常の使用状態で、画像表示装置9の上側にくる位置に(自機によって陰となる、底の位置などを避けて)取り付けられることが望ましい。
人物検知センサ63は、例えば超音波センサや赤外線センサ、或いはカメラを利用したセンサ装置(被写体に人の顔が含まれていれば、人が存在すると判断する)によって形成されており、映像表示装置9を基準とした所定の範囲内(感知エリア内)における、人の存在(存否)を検知する。センサ群6の各センサによる検知結果の情報は、制限値更新回路45へ継続的かつリアルタイムに伝送される。
操作スイッチ7は、ユーザによって操作されるスイッチ(例えば、押しボタンスイッチなど)であり、操作の内容を表す情報を制限値更新回路45に伝送する。これにより制限値更新回路45は、ユーザの意図を反映させた動作を行うことが可能となっている。
映像表示装置9は上述した構成となっており、画像データ取得部1によって取得される画像データに基づいてLCDデータとLEDデータを生成し、LCDパネル31の光の透過度合とLED52(バックライト)の輝度を制御することによって、画像を表示させる。ここで映像表示装置9における、バックライトの輝度の制御手順について、以下により詳細に説明する。
[バックライトの輝度の制御手順について]
次に、バックライトの輝度の制御手順について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
画像データ取得部1は、テレビ放送の受信などを通じて画像データを取得し(ステップS1)、取得された画像データは、エリア駆動回路2に入力される。これを受けてエリア駆動回路2は、この画像データに基づいて、各エリア(第1エリア〜第24エリア)のLEDデータを生成する(ステップS2)。
なお本実施形態においては、各エリアのLEDデータにおけるPWM値は、各エリアに対応する画像データの輝度の最大値に基づいて、決定されるものとする。つまり、各エリアに対応しているLCDパネル31の各パートには、複数の画素が存在する。そこで当該複数の画素に係る輝度の最大値に基づいて、各エリアのLEDデータにおけるPWM値が決定されるものとする。
なお、当該PWM値の決定方法はこれに限られず、例えば、各エリアに対応する複数の画素に係る輝度の平均値に基づいて、決定されるようにしてもよい。また本実施形態においては、各エリアのLEDデータにおけるPWM値の決定は、取得される画像データのフレーム周期に合わせて(つまり1フレーム毎に)行われるものとする。ただし当該PWM値の決定がなされる周期は、このような態様に限定されず、例えば、5フレーム毎や30フレーム毎であってもよい。また取得される画像データが静止画を表す場合には、画面が変わるときにのみ、当該PWM値の決定がなされるようにしてもよい。
ステップS2の処理によれば、例えば、各エリアに対応するPWM値が図5に示す値となるように、LEDデータが生成される。なお、図5における括弧内の数字nは、第nエリアであることを表しており、従って、例えば第7エリアのPWM値は100(%)ということになる。図5によれば、各エリアに対応するPWM値は、0(%)、50(%)、および100(%)の何れかに決定されている。
その後LEDコントローラ4の調整回路41は、エリア駆動回路2からLEDデータを受け取り、このLEDデータに対して、ホワイトバランスや温度補正等の調整を行う(ステップS3)。その後、電力算出回路42は、調整のなされたLEDデータに基づいて、発光総電力を算出する(ステップS4)。
ステップS4の処理によれば、例えば、LEDデータにおける各PWM値が図5に示す通りとなっている場合、発光総電力Psumは、
Psum= (第1エリアのPWM値)+(第2エリアのPWM値)+
・・・+(第24エリアのPWM値)
=1600(%)(エリア平均値は66.7%)
と算出される。
次に電力リミッタ回路43は、算出された発光総電力Psumが、現在設定されている電力リミット値Plimitを超えているか否かを判別する(ステップS5)。その結果、超えていないと判別された場合には(ステップS5のN)、電力リミッタ回路43は、LEDデータをそのままPWM信号生成回路44に送出する。
しかし超えていると判別された場合には(ステップS5のY)、電力リミッタ回路43は、発光総電力Psumが、電力リミット値Plimit以下となるように(換言すれば、発光総電力Psumの上限が、電力リミット値Plimitに制限されるように)、LEDデータを修正する(ステップS6)。LEDデータの修正の手順は、次の通りである。
まず電力リミッタ回路43は、電力リミット値Plimitを発光総電力Psumで除した値である制限率αを算出する。例えば、LEDデータにおける各PWM値が図5に示す通り(よって発光総電力Psumは1600(%))であり、かつ、電力リミット値Plimitが1200(%)に設定されている場合、制限率αは、1200/1600=0.75と算出される。
その後電力リミッタ回路43は、現在のLEDデータにおける各PWM値(エリア毎の発光電力)に制限率αを乗じることで、現在のLEDデータを修正する。これにより修正されたLEDデータが生成される。例えば、現状のLEDデータにおける各PWM値が図5に示す通りであり、かつ、制限率αが0.75である場合には、各エリアに対応するPWM値が図6に示す値となるように、修正されたLEDデータが生成される。
これにより、修正されたLEDデータによる発光総電力Psumは、電力リミット値Plimit以下(本実施形態の場合は、電力リミット値Plimitに等しい)となり、結果として、発光総電力Psumの上限は電力リミット値Plimitに制限される。また電力リミッタ回路43は、修正されたLEDデータを、PWM信号生成回路44に送出する。
なお、修正されたLEDデータにおける各エリアのPWM値は、修正前の値を、一律に制限率αで除した値となっている。そのため、修正されたLEDデータにおけるエリア毎のPWM値の比は、修正前の状態が維持される。換言すれば、各エリアの発光電力の算出は、まず画像データに基づいてエリア毎のPWM値の比が決定され、発光総電力Psumが電力リミット値Plimitを超えないように、かつ、当該決定された比に従って、実行される。その結果、画像表示装置9は、発光総電力Psum(バックライトの消費電力)を制限しつつ、コントラスト比の高い(ピーク輝度感のある)画像表示を、極力維持することが可能となっている。
次いで、PWM信号生成回路44は、電力リミッタ回路43から受取ったLEDデータ(該LEDデータに含まれている各エリアのPWM値)に従って、各エリアに対応するPWM信号を生成し、LEDドライバ51に送出する(ステップS7)。これにより、各エリアに属するLED52に供給される発光電力(点灯状態)は、そのエリアに対応するPWM信号に従って(PWM制御によって)制御される。
なお、上述したようなエリア毎のPWM制御は、例えばLED52の色(RGB)ごとに、別個に実施されるようにしても構わない。この場合、LEDデータはLED52の色(RGB)ごとに設定され、上述した各種の処理が実行されることとなる。
[電力リミット値の更新について]
電力リミッタ回路43に設定されている電力リミット値Plimitは、主に制限値更新回路45の動作によって、その値が更新されるようになっている。電力リミット値Plimitの更新手順について、以下により詳細に説明する。
制限値更新回路45は、所定のタイミングが到来すると、当該更新を実現させるための動作(以下、便宜的に「更新動作」と称する)を実行する。なおこのタイミングは、種々の態様に設定しておくことが可能であり、例えば、画像データの一または複数フレームが取得される度のタイミングとしても良く、一定時間ごとのタイミングとしても構わない。
なお制限値更新回路45は、バックライトの消費電力を画像表示装置9の使用環境に応じたものとするべく、更新する電力リミット値Plimitに、各センサ(61〜63)の検知結果を反映させるようになっている。また制限値更新回路45は、これらの検知結果をどのように反映させるかについて、適宜(例えばユーザの要求があったときに)、ユーザによる指示を受付けるようになっている。
より具体的には、制限値更新回路45は、電力に関連する各項目の設定情報(以下、「電力関連設定情報」と称する)をどのように設定すべきかについて、ユーザによる操作選択を受付けるようになっている。本実施形態では、電力関連設定情報は、図7に示す通りの内容となっている。
これによりユーザは、操作スイッチ7を操作して、「温度センサの検知結果」の項目については、「反映させる」および「反映させない」のうちの何れか一つを、「照度センサの検知結果」の項目については、「パターンAを適用」、「パターンBを適用」、および「反映させない」のうちの何れか一つを、「人物検知センサの検知結果」の項目については、「パターンCを適用」、「パターンDを適用」、および「反映させない」のうちの何れか一つを、それぞれ選択して設定させる(切替可能に設定させる)ことが可能となっている。
なお、ユーザの操作選択を受付ける態様については、実際に図7に示すような表示がなされるものに限られず、当該操作選択が可能となっている限り、種々の態様を採り得る。電力関連設定情報の最新の内容は、制限値更新回路45に保持され、更新動作の実行時に参照される。また、当該設定情報がどのように用いられるかについては、後述する説明で明らかとなる。
次に、更新動作の内容についてより詳細に説明する。制限値更新回路45は、まず下記の(1)式に従って、新たな電力リミット値Plimitを算出する。
Plimit=Pst+P1+P2+P3 ・・・・・(1)
ここでPstは、電力リミット値Plimitの基準値として予め決められている値である。またP1は、温度センサ61の検知結果に応じたパラメータである。またP2は、照度センサ62の検知結果に応じたパラメータである。またP3は、人物検知センサ63の検知結果に応じたパラメータである。
なおPstは、バックライトの消費電力における標準的な使用環境での許容範囲(省電力化や発熱抑制などの観点から、所定の範囲が規格として定められている)の上限に対応して、設定される。例えば、LED実装基板53における全エリアのPWM値が50(%)となる状態が、当該許容範囲の上限に相当する場合、Pstは、50(%)×24(全エリア数)=1200(%)に設定される。
またパラメータP1は、電力関連設定情報における「温度センサの検知結果」の項目が「反映させる」に設定されている場合、温度センサ61の検知結果(現在の温度)が高いほど、小さい値に(一例としては図8に示すグラフに従って)決定される。これにより、検知された温度が高いほど、電力リミット値Plimitは小さい値に更新されることとなる。ただし、「温度センサの検知結果」の項目が「反映させない」に設定されている場合、パラメータP1は温度センサ61の検知結果に関わらず、予め決められている一定値に固定される。
またパラメータP2は、電力関連設定情報における「照度センサの検知結果」の項目が「パターンAを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンAに従って、照度センサ62の検知結果(現在の照度)が高いほど、大きい値に決定される。一例としては図9に示すグラフに従って、照度センサ62の検知結果が比較的高い値C2(例えば画像表示装置9におけるピーク輝度が2500ルクスである場合、5000〜10000ルクス程度)より高い場合に、P2は比較的大きい値P2cに決定され、照度センサ62の検知結果が比較的低い値C1(例えば0〜500ルクス程度)より低い場合に、P2は、P2cより小さいP2aに決定される。
また照度センサ62の検知結果が、C1からC2の間である場合には、P2はP2aとP2cの間であるP2bに決定される。このようにパターンAは、検知された照度が高いほど、電力リミット値Plimitを大きい値に更新させるパターンとなっている。
またパラメータP2は、「照度センサの検知結果」の項目が「パターンBを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンBに従って、照度センサ62の検知結果が高いほど、小さい値に決定される。一例としては図9に示すグラフに従って、照度センサ62の検知結果が非常に高い値C3(例えば100000ルクス程度)より高い場合に、P2はP2aに決定され、照度センサ62の検知結果がC1より低い場合に、P2はP2cに決定される。
また照度センサ62の検知結果が、C1からC3の間である場合には、P2はP2bに決定される。このようにパターンBは、検知された照度が高いほど、電力リミット値Plimitを小さい値に更新させるパターンとなっている。ただし、「照度センサの検知結果」の項目が「反映させない」に設定されている場合、パラメータP2は照度センサ62の検知結果に関わらず、一定値(例えばP2bの値)に固定される。
またパラメータP3は、電力関連設定情報における「人物検知センサの検知結果」の項目が「パターンCを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンCに従って、その値が決定される。なおパターンCは、人の存在が検知された場合には、検知されていない場合に比べて、パラメータP3を大きい値に決定させる(電力リミット値Plimitを大きい値に更新させる)パターンである。
一方、「パターンDを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンDに従って、パラメータP3が決定される。なおパターンDは、人の存在が検知された場合には、検知されていない場合に比べて、パラメータP3を小さい値に決定させる(電力リミット値Plimitを小さい値に更新させる)パターンである。ただし、「人物検知センサの検知結果」の項目が「反映させない」に設定されている場合、パラメータP3は人物検知センサ63の検知結果に関わらず、予め決められている一定値に固定される。
制限値更新回路45は、各パラメータ(P1〜P3)を決定した上で、(1)式に従って電力リミット値Plimitを算出した後、この算出された電力リミット値Plimitの情報を、電力リミッタ回路43に送出する。これにより、電力リミッタ回路43における電力リミット値Plimitの設定は、制限値更新回路45から新たに受取ったものに更新される。以降、今回更新された電力リミット値Plimitの設定は、次の更新が行われるまで維持される。
なお上述したパターンAおよびパターンBは、検知照度とパラメータP2との関係を表すパターンの一例であり、同類のパターンとして、種々のものが採用され得る。また上述したパターンCおよびパターンDは、人物検知センサ63の検知結果とパラメータP3との関係を表すパターンの一例であり、同類のパターンとして、種々のものが採用され得る。
なお(1)式の内容から明らかなように、各パラメータ(P1〜P3)が大きい程、電力リミット値Plimitも大きくなり、ひいては、バックライトの消費電力の制限も緩和される。すなわち、各パラメータ(P1〜P3)が大きい程、バックライトを明るくして、表示される画像の輝度を上げることが可能となる。このことから、電力関連設定情報における各項目の設定は、概ね以下に説明する態様で実施される。
通常、画像表示装置9本体(筐体内)の温度が比較的高くなっている場合には、装置の温度上昇の抑制を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが望ましく、逆に当該温度が比較的低くなっている場合には、画像の視認性を優先させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましい。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような要望に沿ったものとする場合には、「温度センサの検知結果」の項目は「反映させる」の状態に設定される。一方、何らかの事情により、バックライトの発光電力の制御に検知温度を反映させないようにすべき場合には、「温度センサの検知結果」の項目は「反映させない」の状態に設定される。
また照度に関する一つの考え方として、周囲の照度が比較的高くなっている場合には、画像が見難くならないように(表示輝度が周囲の照度に負けないように)画像の視認性を優先させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましく、逆に周囲の照度が比較的低くなっている場合には、省電力を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、「照度センサの検知結果」の項目は「パターンAを適用」に設定されることとなる。
また別の考え方として、周囲の照度が非常に高くなっている場合(バックライトを最大限に明るくしたとしても、依然として画像が見難くなる場合(表示輝度が周囲の照度に負けてしまう場合))には、最適な画像の表示を諦めて省電力を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが望ましく、逆に周囲の照度が比較的低くなっている場合には、画像の視認性をより一層向上させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、「照度センサの検知結果」の項目は「パターンBを適用」に設定される。一方、何らかの事情により、バックライトの発光電力の制御に検知照度を反映させないようにすべき場合には、「照度センサの検知結果」の項目は「反映させない」に設定される。
また人物検知に関する一つの考え方として、人が近くに居る場合には、その人が画像を見ることを想定して画像の視認性を優先させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましく、人が近くに居ない場合には、省電力を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、「人物検知センサの検知結果」の項目は「パターンCを適用」に設定されることとなる。
また別の考え方として、人が近くに居ない場合には、例えば遠くの人に画像表示装置9の位置を分かり易くするために、画像表示装置9を明るく光らせる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましく、人が近くに居る場合には、眩しさを低減させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、「人物検知センサの検知結果」の項目は「パターンDを適用」に設定される。一方、何らかの事情により、バックライトの発光電力の制御に人物検知センサ63の検知結果を反映させないようにすべき場合には、「人物検知センサの検知結果」の項目は「反映させない」に設定される。
(2)第2実施形態
[画像表示装置の構成等について]
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態に係る画像表示装置は、センサ群6の代わりに時計部46が備えられるようにした点や、電圧リミット値Plimitの算出に関わる処理の内容などを除き、基本的には第1実施形態のものと同等であるため、重複した説明を省略することがある。
図10は、本実施形態に係る画像表示装置の構成図である。本図に示すように、当該画像表示装置9は、第1実施形態では設けられていたセンサ群6の設置が省略されている代わりに、時計部46が備えられている。なお時計部46は、例えば水晶振動子が備えられており、現在時刻をカウントする機能を有している。時計部46によって得られる現在時刻の情報は、制限値更新回路45へ継続的に伝送されるようになっている。
[電力リミット値の更新について]
本実施形態での更新動作によれば、現在時刻がどの時間帯に属しているかに応じて新たな電力リミット値Plimitが決定され、電力リミッタ回路43に設定されている電力リミット値Plimitが更新されるようになっている。より具体的には、以下の通りである。
制限値更新回路45は、所定のタイミングが到来すると更新動作を実行する。なおこのタイミングは、種々の態様に設定しておくことが可能であり、例えば、画像データの一または複数フレームが取得される度のタイミングとしても良く、一定時間ごとのタイミングとしても構わない。
また制限値更新回路45は、電力関連設定情報として、図11に示す設定情報をどのように設定すべきかについて、ユーザによる操作選択を受付けるようになっている。これによりユーザは、操作スイッチ7を操作し、現在時刻の反映の形態について「パターンEを適用」、「パターンFを適用」、および「反映させない」のうちの何れか一つを、選択して設定させる(切替可能に設定させる)ことが可能となっている。
なお、ユーザの操作選択を受付ける態様については、実際に図11に示すような表示がなされるものに限られず、当該操作選択が可能となっている限り、種々の態様を採り得る。電力関連設定情報の最新の内容は、制限値更新回路45に保持され、更新動作の実行時に参照される。なお当該設定情報がどのように用いられるかについては、後述する説明で明らかとなる。
次に、更新動作の内容についてより詳細に説明する。制限値更新回路45は、まず下記の(2)式に従って、新たな電力リミット値Plimitを算出する。
Plimit=Pst+P4 ・・・・・(2)
ここでPstは、電力リミット値Plimitの基準値として予め決められている値であり、第1実施形態に係るPstと同じ趣旨のものである。またP4は、時計部46による現在時刻のカウント結果に応じたパラメータである。
ここでパラメータP4は、電力関連設定情報の内容が「パターンEを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンEに従って決定される。パターンEは、現在時刻が昼間の時間帯(例えば午前6時から午後6時までの時間帯)に属しているときは、P4を所定値P4bに決定させ、現在時刻が当該時間帯に属していないときは、P4を、P4bより小さいP4aに決定させるパターンとなっている。
また一方で「パターンFを適用」に設定されている場合、パラメータP4は、予め決められたパターンFに従って決定される。パターンFは、現在時刻が、画像表示装置9が比較的頻繁に利用されると想定される時間帯(例えば人通りが多くなる、午前9時から午後5時までの時間帯)に属しているときは、P4をP4bに決定させ、現在時刻が当該時間帯に属していないときは、P4をP4aに決定させるパターンとなっている。ただし、電力関連設定情報の内容が「反映させない」に設定されている場合、パラメータP4は現在時刻の如何に関わらず、予め決められた一定値に固定される。
制限値更新回路45は、パラメータP4を決定した上で、上述の(2)式に従って電力リミット値Plimitを算出した後、この算出された電力リミット値Plimitの情報を、電力リミッタ回路43に送出する。これにより、電力リミッタ回路43における電力リミット値Plimitの設定は、制限値更新回路45から新たに受取ったものに更新される。
以降、今回更新された電力リミット値Plimitの設定は、次の更新が行われるまで維持される。なお上述したパターンEおよびパターンFは、時間帯とパラメータP4との関係を表すパターンの一例であり、同類のパターンとして種々のものが採用され得る。
なお(2)式の内容から明らかなように、パラメータP4が大きい程、電力リミット値Plimitも大きくなり、ひいては、バックライトの消費電力の制限も緩和される。すなわち、パラメータP4が大きい程、バックライトを明るくして、表示される画像の輝度を上げることが可能となる。このことから、電力関連設定情報の設定は、概ね以下に説明する態様で実施される。
一つの考え方として、昼間の時間帯(周囲が明るいと想定される時間帯)には、画像が見難くならないように(表示輝度が周囲の照度に負けないように)画像の視認性を優先させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましく、それ以外の時間帯(周囲が暗いと想定される時間帯)には、省電力を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、電力関連設定情報の内容は「パターンEを適用」に設定されることとなる。
また別の考え方として、画像表示装置9が比較的頻繁に利用されると想定される時間帯には、画像の視認性を優先させる(電力リミット値Plimitを大きくする)ことが望ましく、それ以外の時間帯には、省電力を優先させる(電力リミット値Plimitを小さくする)ことが、望ましいと言える。
そこで、バックライトの発光電力の制御方針を、このような考え方に沿ったものとする場合には、電力関連設定情報の内容は「パターンFを適用」に設定される。一方、何らかの事情により、バックライトの発光電力の制御に現在の時間帯を反映させないようにすべき場合には、電力関連設定情報の内容は「反映させない」に設定される。
(3)第3実施形態
[画像表示装置の構成等について]
次に第3実施形態について説明する。なお第3実施形態に係る画像表示装置は、センサ群6が設けられる代わりに、制限値更新回路45にAPL[Average Picture Level]データが入力されるようにした点や、電圧リミット値Plimitの算出に関わる処理の内容などを除き、基本的には第1実施形態のものと同等であるため、重複した説明を省略することがある。
図12は、本実施形態に係る画像表示装置の構成図である。本図に示すように、当該画像表示装置9は、第1実施形態では設けられていたセンサ群6の設置が省略されている代わりに、エリア駆動回路2から制限値更新回路45へAPLデータが伝送されるようになっている。また制限値更新回路45から電力リミッタ回路43へ、電力リミット値Plimitの情報だけでなく、ピーク輝度リミット値Plimit-UL(詳しくは後述する)の情報も送出されるようになっている。
エリア駆動回路2は、画像データ取得部1から受取った画像データに基づいて、LEDデータおよびLCDデータに加えて、APLデータをも生成する。なおAPLデータは、画像データの各フレーム関する、画像の平均輝度(APL)を表すデータである。エリア駆動回路2は、画像データの1フレーム或いは複数フレームを受取るごとに、その時点のフレームに係るAPLデータを生成して、制限値更新回路45に送出する。
また電力リミッタ回路43は、電力リミット値Plimitだけでなく、ピーク輝度リミット値Plimit-ULも、更新可能に設定(記録)されるようになっている。そして電力リミッタ回路43は、発光総電力Psumが電力リミット値Plimitを超えないように、かつ、LED52のピーク輝度(各LED52に対する輝度の最大値)がピーク輝度リミット値Plimit-ULに制限されるように、エリア毎の発光電力を制限する。このような制限の加えられたエリア毎の発光電力の情報は、PWM信号生成回路44に送出される。
なお、LED52の輝度とPWM信号のPWM値(デューティ比)との間には、ほぼ比例(相関)関係がある。そのためLED52の輝度やピーク輝度リミット値Plimit-ULは、PWM値(%)として表される。つまり、例えばピーク輝度リミット値Plimit-ULが80(%)に設定されている場合、各LED52のPWM値の最大値は80(%)に制限される。
[電力リミット値およびピーク輝度リミット値の更新について]
本実施形態における制限値更新回路45は、更新動作として、電力リミッタ回路43に設定されている電力リミット値Plimitおよびピーク輝度リミット値Plimit-ULを、APLデータに応じて更新するようになっている。より具体的には、以下の通りである。
制限値更新回路45は、エリア駆動回路2からAPLデータを受取る度に、更新動作を実行する。また制限値更新回路45は、電力関連設定情報として、図13に示す設定情報をどのように設定すべきかについて、ユーザによる操作選択を受付けるようになっている。これによりユーザは、操作スイッチ7を操作し、APLデータの反映の形態について「パターンGを適用」、「パターンHを適用」、「パターンIを適用」、および「パターンJを適用」のうちの何れか一つを、選択して設定させる(切替可能に設定させる)ことが可能となっている。
なお、ユーザの操作選択を受付ける態様については、実際に図13に示すような表示がなされるものに限られず、当該操作選択が可能となっている限り、種々の態様を採り得る。電力関連設定情報の最新の内容は、制限値更新回路45に保持され、更新動作の実行時に参照される。なお当該設定情報がどのように用いられるかについては、後述する説明で明らかとなる。
そして制限値更新回路45は、電力関連設定情報の内容が「パターンGを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンGに従って、電力リミット値Plimitを決定する。パターンGは、図14において実線で示されているように、APLデータの値が小さくなる程、電力リミット値Plimitを大きくさせるパターンである。
また制限値更新回路45は、電力関連設定情報の内容が「パターンHを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンHに従って、電力リミット値Plimitを決定する。なおパターンHは、図14において破線で示されているように、APLデータの値が小さくなる程、電力リミット値Plimitを小さくさせるパターンである。
また制限値更新回路45は、電力関連設定情報の内容が「パターンIを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンIに従って、電力リミット値Plimitを決定する。なおパターンIは、図14において一点鎖線で示されているように、APLデータの値に関わらず、電力リミット値Plimitが所定値Pstに固定されるパターンである。
つまりパターンIは、電力リミット値Plimitに、APLデータを反映させないパターンとなっている。なお電力関連設定情報の内容が「パターンGを適用」、「パターンHを適用」、または「パターンIを適用」に設定されている場合、ピーク輝度リミット値Plimit-ULは100%(つまり、ピーク輝度は特に制限されない)に決定される。
また制限値更新回路45は、電力関連設定情報の内容が「パターンJを適用」に設定されている場合、予め決められたパターンJに従って、電力リミット値Plimitを決定する。なおパターンJは、図14において点線で示されているように、APLデータの値が小さくなる程、電力リミット値Plimitが大きくさせるパターンである。
なお電力関連設定情報の内容が「パターンJを適用」に設定されている場合、制限値更新回路45は、APLデータの値が所定値D1%(例えば40%)より大きいときには、ピーク輝度リミット値Plimit-ULを100%(つまり、ピーク輝度は特に制限されない)に決定する。しかしAPLデータの値がD1以下であるときには、制限値更新回路45は、ピーク輝度リミット値Plimit-ULを所定値X%(例えば80%)に決定する。
制限値更新回路45は、上述した通り、電力関連設定情報とAPLデータに基づいて、電力リミット値Plimitとピーク輝度リミット値Plimit-ULを決定し、これらの決定された情報を電力リミッタ回路43に送出する。これにより、電力リミッタ回路43における電力リミット値Plimitおよびピーク輝度リミット値Plimit-ULの設定は、制限値更新回路45から新たに受取ったものに更新される。以降、今回更新された電力リミット値Plimitおよびピーク輝度リミット値Plimit-ULの設定は、次の更新が行われるまで維持される。
ここで、電力関連設定情報に係るパターンG〜パターンJの各々について、APLデータとピーク輝度との関係を表すグラフの一例を、図15に示す。本図に示すように、パターンG〜パターンJの何れが適用されるかによって、ピーク輝度の位置(ピーク輝度がある値となるときの、APLデータの値)やピーク輝度の高さ(ピーク輝度の最大値)が異なっている。
なおピーク輝度の高さについては、ピーク輝度リミット値Plimit-ULの設定内容が直接的に反映されている。またバックライトの輝度および消費電力の観点から見れば、ピーク輝度の高さが低くなるようにする程、バックライトの省電力が重視され、逆にピーク輝度の高さが高くなるようにする程、バックライトの輝度の向上が重視されることになる。
ユーザは、電力関連設定情報に係るパターンG〜パターンJの何れかを選択して、ピーク輝度の位置および高さが所望の状態となるように、バックライトを制御させることが可能となっている。このように画像表示装置9は、限られた電力を用いてピーク輝度の位置や高さを自由に設定できるものとなっている。
なお上述したパターンG〜パターンJは、APLデータと電力リミット値Plimitとの関係を表すパターンの一例であり、同類のパターンとして、種々のものが採用され得る。また各パターンの態様についても、APLデータと電力リミット値Plimitとの1次関数である態様には限定されず、また、LUT[Look Up Table]などによって定義されたものであっても構わない。
(4)まとめ
以上に説明した各実施形態に係る画像表示装置9は、エリア駆動回路2、LEDコントローラ4、およびバックライトユニット5を主な構成要素とした、バックライトを発光させる装置(画像表示用発光装置)を備えている。そして当該画像表示用発光装置は、複数のエリアに分割されており、複数のLED52(発光素子)の各々が、該エリアの各々に対応するように備えられたバックライトユニット5(発光ユニット)と、LED52の各々に供給すべき発光電力を、画像データに基づいて、エリアごとに算出する電力算出部(主に、電力算出回路42、電力リミッタ回路43、および制限値更新回路45によって形成される機能部)を備え、当該算出の結果に従ってLED52の各々に当該発光電力を供給することにより、バックライトを発光させるものとなっている。
そしてこの電力算出部は、当該発光電力の総和が、現在設定されている電力リミット値Plimitを超えないように、当該算出を行うものであり、予め設定されているパターンに従って電力リミット値Plimitを更新する制限値更新部(主に、センサ群6や制限値更新回路45によって形成される機能部)を備えている。
これにより当該画像表示用発光装置は、エリア駆動型でありながらも、LED52に供給される発光電力を、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となっている。なお何れの実施形態においても、電力リミット値Plimitの更新に用いられるパターンの内容は、省電力化や発熱抑制などの観点から、発光電力が過剰となってしまうことが無いように、十分に配慮されて決められている。
また第1実施形態に係る画像表示用発光装置は、環境を検知するセンサ群6(温度センサ6a、照度センサ6b、人物検知センサ6c)が備えられており、予め設定されているパターンに従いながらも、センサ群6の検知結果に応じて、電力リミット値Plimitを更新するようになっている。そのため、LED52に供給される発光電力を、そのときの環境に応じて流動的に制限することが可能となっている。
なお第1実施形態に係る画像表示用発光装置が有するセンサ群6において、何れか1種類或いは2種類のセンサの設置が、省略されるようにしても構わない。この場合、先述した(1)式において、省略されたセンサに対応するパラメータ(P1〜P3の何れか)が除外されるようにすれば良い。
また第2実施形態に係る画像表示用発光装置は、予め設定されているパターンに従いながらも、現在時刻が予め決められた時間帯に属しているか否かに応じて、電力リミット値Plimitを更新するようになっている。そのため、LED52に供給される発光電力を、そのときの時間帯に応じて流動的に制限することが可能となっている。
また第2実施形態に係る画像表示用発光装置は、第1実施形態のものと対比して見れば、環境状態を検知する各種センサの設置が省略されたものでありながらも、LED52に供給される発光電力についての制限を、そのときの状況に応じた流動的なものとすることが可能となっている。
また第3実施形態に係る画像表示用発光装置によれば、予め設定されているパターンに従いながらも、画像データのAPLの値に応じて、電力リミット値Plimitを更新するようになっている。そのため、LED52に供給される発光電力を、そのときの画像データ(画像表示装置において表示される画像)のAPLに応じて流動的に制限することが可能となっている。
また第3実施形態に係る画像表示用発光装置によれば、電力算出部は、LED52のピーク輝度が、現在設定されているピーク輝度リミット値Plimit-ULに制限されるように、LED52の各々に供給すべき発光電力を算出する。そしてこのピーク輝度リミット値Plimit-ULは、予め設定されているパターンに従って更新されるようになっている。
そのためLED52のピーク輝度をも、そのときの状況に応じて流動的に制限することが可能となっている。なお、このようにLED52のピーク輝度を制限することは、先述した第1実施形態や第2実施形態においても採用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。また各実施形態の内容は、矛盾のない限り、互いに組み合わせることが可能である。
本発明は、各種の画像表示装置などに利用することができる。
1 画像データ取得部
2 エリア駆動回路
3 パネルユニット
4 LEDコントローラ
5 バックライトユニット
6 センサ群
7 操作スイッチ
9 画像表示装置
31 LCDパネル
32 LCDコントローラ
33 LCDドライバ
41 調整回路
42 電力算出回路
43 電力リミッタ回路
44 PWM信号生成回路
45 制限値更新回路
46 時計部
51 LEDドライバ
52 LED(発光素子の一形態)
53 LED実装基板
61 温度センサ
62 照度センサ
63 人物検知センサ

Claims (14)

  1. 画像データに基づいた画像を表示させる画像表示装置に備えられるものであり、
    複数のエリアに分割されており、複数の発光素子の各々が、該エリアの各々に対応するように備えられた発光ユニットと、
    前記発光素子の各々に供給すべき発光電力を、前記画像データに基づいて、前記エリアごとに算出する電力算出部と、を備え、
    前記算出の結果に従って前記発光素子の各々に前記発光電力を供給することにより、前記画像の表示に用いられる光を発する画像表示用発光装置であって、
    前記電力算出部は、
    前記発光電力の総和が、現在設定されている電力リミット値を超えないように、前記算出を行うものであり、
    予め設定されているパターンに従って前記電力リミット値を更新する、制限値更新部を備えていることを特徴とする画像表示用発光装置。
  2. 前記制限値更新部は、
    環境を検知するセンサを備えており、該センサの検知結果に応じて、前記電力リミット値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像表示用発光装置。
  3. 前記センサは、
    温度を検知する温度センサ、照度を検知する照度センサ、および人の存在を検知する人物検知センサのうちの、少なくとも一つのセンサであることを特徴とする請求項2に記載の画像表示用発光装置。
  4. 前記制限値更新部は、
    少なくとも前記照度センサを備えており、
    前記パターンは、
    該照度センサによって検知された照度が高いほど、前記電力リミット値が大きい値となるように前記更新を行わせるパターン、および、該照度センサによって検知された照度が高いほど、前記電力リミット値が小さい値となるように前記更新を行わせるパターンを含む複数のパターンのうちの何れかに、ユーザの指示に応じて切替可能に設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像表示用発光装置。
  5. 前記制限値更新部は、
    少なくとも前記温度センサを備えており、
    該温度センサによって検知された温度が高いほど、前記電力リミット値を小さい値となるように更新することを特徴とする請求項3に記載の画像表示用発光装置。
  6. 前記制限値更新部は、
    少なくとも前記人物検知センサを備えており、
    前記パターンは、
    該人物検知センサによって人の存在が検知された場合に、そうでない場合に比べて前記電力リミット値が大きい値となるように前記更新を行わせるパターン、および、該人物検知センサによって人の存在が検知された場合に、そうでない場合に比べて前記電力リミット値が小さい値となるように前記更新を行わせるパターンを含む複数のパターンのうちの何れかに、ユーザの指示に応じて切替可能に設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像表示用発光装置。
  7. 前記制限値更新部は、
    現在時刻が予め決められた時間帯に属しているか否かに応じて、前記電力リミット値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像表示用発光装置。
  8. 前記制限値更新部は、
    前記画像データのAPLの値に応じて、前記電力リミット値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像表示用発光装置。
  9. 前記電力算出部は、
    発光素子のピーク輝度が、現在設定されているピーク輝度リミット値に制限されるように、前記算出を行うものであり、
    前記制限値更新部は、
    予め設定されているパターンに従って、前記ピーク輝度リミット値を更新することを特徴とする請求項1または請求項8に記載の画像表示用発光装置。
  10. 前記制限値更新部は、
    前記画像データのAPLの値に応じて、前記ピーク輝度リミット値を更新することを特徴とする請求項9に記載の画像表示用発光装置。
  11. 前記電力算出部は、
    前記画像データに基づいて、前記供給すべき発光電力の前記エリアごとの比率を決定し、
    前記発光電力の総和が前記電力リミット値を超えないように、かつ、該決定された比率に従って、前記算出を行うことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の画像表示用発光装置。
  12. 前記発光素子はLEDであることを特徴とする、請求項1から請求項11の何れかに記載の画像表示用発光装置。
  13. 請求項1から請求項12の何れかに記載の画像表示用発光装置が発する光を用いて、画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  14. バックライトと、
    前記画像データに基づいて、画素ごとに光の透過度合が調整されるLCDパネルと、を備え、
    該バックライトの光を該LCDパネルに与えることによって、該LCDパネルの表示領域に画像を表示する画像表示装置であって、
    該バックライトとして、請求項1から請求項12の何れかに記載の画像表示用発光装置が適用されたことを特徴とする画像表示装置。
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