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JP5414420B2 - 電流センサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電流センサ及びその製造方法に係り、特に、電流に応じてコアに発生する磁界を、コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する電流センサ及びその製造方法に関する。
電流センサとして、例えば、自動車などのバッテリに流出入する電流を検出する電流センサがある。このような電流センサは、バッテリに接続された導電線に流れる電流に応じてコアに発生する磁界を、コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する構成とされている。この電流センサは、被測定電流とコアギャップに発生する磁束密度とが比例することから磁気比例式電流センサと呼ばれる。
磁気比例式電流センサのコアは、軟磁性体から構成される。軟磁性体は、被測定電流で発生する磁界によりわずかながら着磁する。
しかし、コアが着磁すると、被測定電流が流れていないときでも、コアギャップに磁束が発生し、磁気センサの出力にオフセットが発生する。オフセットを低減するためには、電流センサのコア材として保磁力の小さな材料が必要となる。
保磁力が小さな磁性材料としては一般にパーマロイなどが知られている。
しかしながら、パーマロイは、ニッケル合金であり、鉄鋼材の価格に比べて約10〜50倍程度、高価である。
このため、コア材として安価な鉄鋼材を用いることが検討されている。鉄鋼材において、保磁力が比較的小さな材料として、方向性電磁鋼板と呼ばれるものが存在する。方向性電磁鋼板は、板状をなし、一定の方向に磁化容易軸を有し、磁化容易軸方向においては極めて保磁力が小さい鋼材である。
図23は方向性電磁板の磁化力に対する磁束密度の特性図、図24は方向性電磁鋼板の磁化容易軸と磁化容易軸に直交する方向における保磁力と飽和磁束密度を示す図である。図23において実線は方向性電磁鋼板の磁化容易軸方向の特性、破線は方向性電磁鋼板の磁化容易軸方向に直交する方向の特性を示す。なお、図23において、横軸の磁化力とグラフとの交点が保磁力を示している。
図24に示すように、ニッケル含有率78%のパーマロイの磁気特性は、保磁力Hcが1.6A/m、磁束密度が0.5T程度であり、また、ニッケル含有率45%のパーマロイの磁気特性は、保磁力Hcが7A/m、磁束密度1.5Tである。電流センサのコア材としてはニッケル含有率45%程度のパーマロイの磁気特性が必要である。
一方、方向性電磁鋼板は、図23及び図24に示すように磁化容易軸方向で保磁力Hcが5A/m、磁束密度が2.0T程度であり、磁化容易軸方向に直交する方向では保磁力Hcが180A/m、磁束密度が1.3T程度である。このため、方向性電磁鋼板は、磁化容易軸方向では電流センサのコアとして必要な磁気特性を持つことがわかる。
したがって、方向性電磁鋼板を用いてコアを構成するときには、磁化容易軸方向を磁路とする必要がある。
図25は方向性電磁鋼板を用いたコアの一例の構成図を示す。
方向性電磁鋼板を用いたコア300は、図25(A)に示すように方向性電磁鋼板を磁化容易方向に巻回する工程、巻回した方向性電磁鋼板301の端部302を溶接などにより固定した後、図25(B)に示すように巻回された方向性電磁鋼板301の一部を、カッター303などを用いて切断してギャップ304を形成することにより作成されている。
図26はパーマロイを用いたコアの一例の構成図を示す。
一方、パーマロイを用いたコア400は、パーマロイからなる板材をギャップ401、中心孔402などを含む形状にプレス加工し、複数枚、積層することにより作成される。
このように、方向性電磁鋼板を用いたコア300は、方向性電磁鋼板を巻回する工程、巻回した方向性電磁鋼板の端部を固定する工程、一部を切断してギャップを形成する工程などを含み、製造工程が複雑であった。これに対して、パーマロイを用いたコア400は、板材をプレス加工し、積層することにより作成できる。したがって、方向性電磁鋼板を用いたコア300は、材料は安価であるものの、パーマロイなどを用いたコア400に比べて作業工程が複雑となり、組み立て性が悪かった。
このため、方向性電磁鋼板を用いたコアの組み立て性を向上させることを望まれている。しかしながら、方向性電磁鋼板は、磁化容易軸を有するので、パーマロイを用いたコアと同じようにプレスして、積層した場合、磁化容易軸に直交する方向に磁束が流れるために着磁によるヒステリシスが大きい、最大測定電流が小さいという問題点があった。
方向性電磁鋼板を用いたコアをコアとして作用させるために、方向性電磁鋼板を磁化容易軸方向が直交する2種類のコア部材をプレスにより作成し、交互に積層し、全周に亘って平均の透磁率が等しくなるようにしたコアが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
方向性電磁鋼板を用いたコアをこのように作成することにより、パーマロイを用いたコアとほぼ同様な製造工程により作成を行える。
次に、方向性電磁鋼板を磁化容易軸方向が直交する2種類のコア部材をプレスにより作成し、交互に積層し、全周に亘って平均の透磁率が等しくなるようにしたコアの特性について説明する。
図27は、特許文献1、2に示される方向性電磁鋼板を積み重ねたコアの磁路を説明するための図を示す。コア部110'に形成される磁路を矢印、透磁率を濃淡で図式化したものである。なお、同図中、濃い部分は透磁率が低い部分、薄い部分は透磁率が高い部分を示す。
コア111'は長辺方向が磁化容易軸、短辺方向が磁化容易軸に対し直角方向となるように加工されている。
一方、コア112'は短辺方向が磁化容易軸、長辺方向が磁化容易軸に対して直角方向となるように加工されている。
このコア111'とコア112'とを重ね合わせて使用する。
図27(c)は、重ね合わせたコアをギャップGから反時計方向に展開した図である。
コアの中心部貫く電流による磁界により発生した磁束のコア111'、112'での分布を説明する。
点aにおいてコア111'とコア112'の透磁率を比較すると、コア112'の透磁率が圧倒的に高いために磁束の全てはコア112'を通る。点aと点cとの間の区間では、コア112'の透磁率は、低下傾向となるのに対し、コア111'の透磁率は、上昇傾向となる。
点bにおいて、コア111'とコア112'の透磁率は略同等となるから、点b付近ではコア111'とコア112'とで磁束は略均等に分布する。点cに近づくに従い、コア111'側の透磁率が高くなるため点cと点dの間の区間において、磁束はコア111'に移動する。
コア111'の点cと点dとの間の区間を通過した磁束は点dと点eの間の区間においてコア111'の透磁率の低下、コア112'の透磁率の上昇に伴って、磁束はコア112'側に移動し始める。点fと点gの間の区間において、全ての磁束は、コア112'側に移動する。同様に、点gと点iとの間の区間及び点kと点nとの間の区間においても磁束が同様に移動する。
このように、磁化容易軸方向が直交する方向性電磁鋼板からなるコア111'、コア112'を積み重ねた構成では、主に、コア111'、コア112'の磁化容易軸方向の部分を磁束が流れ、磁化容易軸方向に直角方向の部分には磁束は流れない。
特許第3790147号公報 特開2008−224488号公報
コア111'とコア112'とは密着して組み立てられることを理想とするが、実際には、微小な空隙は存在する。空隙の透磁率は、真空の透磁率と同等であるので、コア111'とコア112'との間に空隙があると、磁束にとって、この空隙がコア111'とコア112'との間で移動する際に抵抗となる。空隙が大きい程、磁気抵抗は大きくなるから、空隙が大きい場合には、一部の磁束がコア111'とコア112'との間で移動しない場合が懸念される。
これにより、電流センサに必要なコア全体としての磁気飽和特性、すなわち、最大測定電流が低下や、保磁率、すなわち、ヒステリシスの増大など悪影響が発生するなどの課題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、必要な磁気特性及び出力特性を確保しつつ、安価に、かつ、効率よく製造を行うことができる電流センサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、ギャップを有するコアに電流に応じて発生する磁束を、該コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する電流センサであって、前記コアは、一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなる第1のコア部材及び第2のコア部材を、前記磁化容易軸が互いに直交するように積層した構成とされており、前記第1のコア部材は、前記第1のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第1のトラップ部を有し、前記第2のコア部材は、前記第2のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第2のトラップ部を有する。
また、前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材に形成された貫通孔であり、前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材に形成された貫通孔である。
さらに、前記コアは、前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材を交互に積層した構成とされている。
また、前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材に形成される磁路のうち前記第1のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への入出力路部分に形成され、前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材に形成される磁路のうち前記第2のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への入出力路部分に形成されている。
前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材が一体的に連結されるように構成され、前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材が一体的に連結されるように構成される。
また、本発明は、ギャップを有するコアに電流に応じて発生する磁束を、該コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する電流センサの製造方法であって、前記コアは、一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなり、前記磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第1のトラップ部を有する第1のコア部材を作成する工程と、一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなり、前記第1のコア部材とは磁化容易軸が直交するように形成され、前記磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第2のトラップ部を有する第2のコア部材を作成する工程と、前記第1のコア部材と前記第2のコア部材とを前記磁化容易軸が互いに直交するように積層する工程により製造される。
本発明によれば、コアを、一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなる第1のコア部材及び第2のコア部材を磁化容易軸が互いに直交するように積層した構成とし、第1のコア部材に第1のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第1のトラップ部を設け、第2のコア部材に第2のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第2のトラップ部を設けることにより、非磁化容易軸方向への磁束流れを抑制し、第1のコア部材と第2のコア部材とで協働して、磁化容易軸部位に磁束を誘導する磁気回路を形成し、第一のコア部材と第二のコア部材の間に隙間があっても、被測定電流に対して理想の出力特性を得ることができる。
本発明の一実施例の斜視図である。 本発明の一実施例の組立図である。 第1のコア部材111、第2のコア部材112の斜視図である。 コア部110に形成される磁路を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の製造工程を説明するための図である。 コア部110の断面図である。 本発明の一実施例の磁気特性図である。 本発明の一実施例の磁気特性を説明するための図である。 本発明に一実施例の入力電流に対する出力電圧の特性を示す図である。 本発明の一実施例の変形例の斜視図である。 本発明の一実施例の変形例の組立図である。 第1のコア部材111、第2のコア部材112の変形例の斜視図である。 本発明の一実施例の他の変形例の分解斜視図である。 本発明の一実施例の他の変形例の組み立て斜視図である。 第1のコア部材311、第2のコア部材312の変形例の平面図である。 第1のコア部材311及び第2のコア部材312の磁束分布図である。 方向性電磁鋼板の保持力に対する磁束密度の特性を示す図である。 方向性電磁鋼板とパーマロイの保磁力と飽和磁束密度の特性を説明するための図である。 方向性電磁鋼板を用いたコアの一例の構成図である。 パーマロイを用いたコアの一例の構成図である。 特許文献1、2に示される方向性電磁鋼板を積み重ねたコアの磁路を説明するための図である。
図1は本発明の一実施例の分解斜視図、図2は本発明の一実施例の組立図を示す。
本実施例の電流センサ100は、コア部110及び磁気センサ120を含む構成とされている。
コア部110は、導電線が貫通している。コア部110は導電線に電流が流れると、流れる電流に応じた磁束が流れる。コア部110は、磁路を形成しており、途中にギャップ130を有する。ギャップ130には、磁気センサ120が挿入されている。
コア部110に流れる磁束は、ギャップ130で磁気センサ120を貫通する。磁気センサ120は、ホール素子などから構成されており、貫通する磁束に応じた電気信号を出力する。磁気センサ120から出力される電気信号は、導電線に流れる電流に比例した信号となる。
なお、コア部110は、第1のコア部材111と第2のコア部材112とを多数積層した構成とされている。
図3は第1のコア部材111、第2のコア部材112の斜視図を示す。
第1のコア部材111及び第2のコア部材112は、方向性電磁鋼板をプレス加工することにより作成されている。方向性電磁鋼板は、方向性珪素鋼板などとも呼ばれるものであり、一定方向に磁化容易軸Aを有するものである。
第1のコア部材111及び第2のコア部材112は、共に、略長方形状の環状に形成されており、一短辺の略中央部にギャップ130が形成されている。なお、第1のコア部材111と第2のコア部材112は、外形上が同一に形成されている。
第1のコア部材111は、ギャップ130が形成される辺に隣接する辺に平行な方向が磁化容易軸Aとなるように方向性電磁鋼板から切り出されている。第2のコア部材112は、ギャップ130が形成される辺に平行な方向が磁化容易軸Aとなるように方向性電磁鋼板から切り出されている。
第1のコア部材111と第2のコア部材112とは、ギャップ130が一致するように積層される。これによって、第1のコア部材111と第2のコア部材112とは、第1のコア部材111の磁化容易軸Aと第2のコア部材112の磁化容易軸Aとが互いに直交するように積層される。
第1のコア部材111には、第1のトラップ部141、142、143が形成されている。第1のトラップ部141は、ギャップ130が形成される一短辺部分に対向する他の短辺部分に形成されている。第1のトラップ部142、143は、ギャップ130が形成される一短辺部分の両端部に形成されている。第1のトラップ部141、142、143は、第1のコア部材111の短辺部分に平行な方向、すなわち、磁化容易軸Aに直交する方向への磁束の流入を抑制する。
第2のコア部材112には、第2のトラップ部151〜154が形成されている。第2のトラップ部151、152は、ギャップ130が形成される一短辺部分に隣接する一長辺部分の略両端部に形成されている。第2のトラップ部153、154は、ギャップ130が形成される一短辺に隣接する他の長辺の略両端部分に形成されている。第2のトラップ部151〜154は、磁束が第2のコア部材112の長辺方向、すなわち、磁化容易軸Aに直交する辺への流入を抑制する。
なお、コア部110は、例えば、第1のコア部材111と第2のコア部材112を交互に、11枚積層した構成とされている。このとき、第1のコア部材111と第2のコア部材112とは、角部で互いの磁化容易軸方向の辺が重なるように配置される。このとき、コア部110の角部において、第1のコア部材111に流れる磁束は第1のトラップ部141、142、143により、また、第2のコア部材112を流れる磁束は第2のトラップ部151〜154により、磁化容易軸方向に直交する方向への流れが抑制される。
図4は、コア部110に形成される磁路を説明するための図を示す。
図4において、濃淡は透磁率の差を図式化したものであり、濃い部分は透磁率が低く、薄い部分は透磁率が高いことを示している。
コア111は、長辺方向を磁化容易軸方向に、短辺を磁化容易軸方向に直角方向となるように加工されており、長辺方向の透磁率が高く、短辺方向の透磁率が低い構成とされている。一方、コア112は、短辺方向を磁化容易軸方向に、長辺を磁化容易軸方向に直角方向となるように加工されており、長辺方向の透磁率が低く、短辺方向の透磁率が高い構成とされている。
コア111とコア112を重ね合わせて使用する。
図5は、コア111、112を重ね合わせて反時計回りに展開した図を示す。
点aにおいてコア111とコア112の反時計回り方向磁束の透磁率を比較すると、コア112の透磁率が圧倒的に高いため、磁束の全てはコア112を通過する。
点aと点cとの間の区間では、コア112の透磁率は低下傾向となるのに対しコア111の透磁率は、増加傾向となる。なお、点bおいて、コア111の透磁率とコア112の等位率とは略同等となる。
このため、点b付近で、磁束は、コア111とコア112とで略均等に分布する。点cに近づくに従い、コア111側の透磁率が高くなるため、点cと点dとの間の区間においては、磁束は、コア111からコア112に移動する。
点dを通過した磁束は、点dと点eとの間の区間では、コア111の透磁率が低下し、コア112の透磁率が増加する。このため、磁束は、コア111側からコア112側に移動する。
点fと点gとの間の区間において全ての磁束はコア112側に移動する。同様に点gと点iとの間の区間、点kと点nとの間の区間において磁束の移動が生じる。
以上の現象をまとめると、被測定電流によって生じた磁束は、コア111とコア112の磁化容易軸部分を通り、磁化容易軸に直角方向の部分は流れない。また、コアの四隅にてコア111とコア112との間の磁束移動が生じる磁気回路を構成する。つまり、磁気特性の良好な部分を選択的に使用して磁気回路を構成する。
なお、コア111とコア112とは密着して組み立てられることを理想とする。コア111とコア112との間に微小な空隙が存在すると、空隙の透磁率は真空の透磁率と同等であるので、コア111とコア112との間を移動する磁束にとって抵抗となる。隙間が大きいほど磁気抵抗は大きくなる。隙間によって、磁束が移動しにくくなるので、電流センサの最大測定電流に影響する磁気飽和特性、ヒステリシスに影響する保磁力が劣化する。
そこで、コア111とコア112の磁化容易軸方向と磁化容易軸方向に直角方向の部位に貫通孔を設け断面積を減少させることにより、この区間、例えば、点cと点dとの間の区間への磁束の流入を防止している。これにより、磁束のコア間の移動を確実にし、磁気飽和特性、保磁力を改善している。
コア部110に流れる磁束は、第1のコア部材111のギャップ130に隣接する長辺部分、及び、第2のコア部材112のギャップ130が形成された短辺部分及び第2のコア部材112のギャップ130が形成された短辺部分に対向する短辺部分を流れる。
このとき、第1のトラップ部141〜143により磁束が第1のコア部材111の非磁化容易軸方向である短辺部分に供給されることを抑制し、第2のコア部材112の短辺部分に供給されることを促進できる。また、第2のトラップ部151〜154により磁束が第2のコア部材112の非磁化容易方向である長辺部分に供給されることを抑制し、第1のコア部材111の長辺部分に供給されることを促進できる。また、第1のコア部材111及び第2のコア部材112の磁化容易軸A方向の辺が重なる角部では、第1のトラップ部141〜143、第2のトラップ部151〜154により第1のコア部材111及び第2のコア部材112の厚さ方向に磁束が透過した後、互いの磁化容易軸A方向の辺部分に磁束が供給される。
これにより、磁束の流れを改善でき、誤差を低減することができる。
次に、本実施例のコア部110の製造方法について説明する。
図5乃至図12はコア部110の製造工程を説明するための図を示す。
まず、延長方向が磁化容易軸Aとされた帯状の方向性電磁鋼板をプレス加工する。このとき、方向性電磁鋼板には、第1のコア部材111が作成される領域a1と第2のコア部材112が作成される領域a2とが交互に設けられている。
領域a1には、第1のトラップ部141〜143、中心孔部144、ギャップ130、取付部145が形成される。
このとき、図5に示すように領域a1では、長辺の延長方向が方向性電磁鋼板の磁化容易軸Aの方向となるように第1のコア部材111が形成される。取付部145は、第1のコア部材111の外形状の4つの角部に表面側で凹状に、裏面側で凸状となるように形成される。なお、取付部145は、表面側の凹形状と裏面側の凸形状とは係合可能な形状とされている。
領域a2には、第2のトラップ部151〜154、中心孔部155、ギャップ130、取付部156が形成される。
領域a2では、図5に示すように短辺の延長方向が方向性電磁鋼板の磁化容易軸Aの方向となるように第2のコア部材112が形成される。
したがって、図5に示すように第1のコア部材111と第2のコア部材112とは、方向性電磁鋼板上で互いに90度回転した位置関係で形成される。
なお、取付部156は、第1のコア部材111の取付部145と同様に、第2のコア部材112の外形状の4つの角部に表面側で凹状に、裏面側で凸状となるように形成されており、第1のコア部材111の取付部145に対応するように形成されている。なお、取付部156は、表面側の凹形状と裏面側の凸形状とは係合可能な形状とされている。
次に図6に示すように領域a1を上型161と下型162との間に配置する。方向性電磁鋼板の領域a1を上型161と下型162とによりプレスすることにより、図7に示すように第1のコア部材111が下型162に抜き取られる。
次に、図8に示すように方向性電磁鋼板を矢印A1方向に移動させて領域a2が上型161と下型162との間に位置するように配置する。また、上型161及び下型162を矢印R1方向に90度回転させる。方向性電磁鋼板の移動は、送り出し機構163により行われる。送り出し機構163は、例えば、モータ及び送り機構などを含む構成とされている。送り出し機構163の送り機構は、方向性電磁鋼板に係合しており、モータの回転により方向性電磁鋼板を矢印A1方向に移動させる。
上型161及び下型162の回転は、回転機構164によって行われる。回転機構164は、モータ及び減速歯車機構などを含む構成とされている。上型161及び下型162は、フレームなどを介して減速歯車機構に噛合しており、モータの回転により減速歯車機構が回転することにより、上型161及び162が90度回転する構造とされている。
上型161と下型162により、方向性電磁鋼板の領域a2をプレスする。これにより、図9に示すように第2のコア部材112が下型162に抜き取られる。このとき、第2のコア部材112が先に抜き取られた第1のコア部材111を下型162に押し込むことになる。
第2のコア部材112により第1のコア部材111が押し込まれるときに、第1のコア部材111の取付部145の上面側の凹部に第2のコア部材112の取付部156の下面側の凸部が圧入し、第1のコア部材111と第2のコア部材112とが結合する。
また、このとき、上型161及び下型162が90度回転しているので、第1のコア部材111と第2のコア部材112とは、磁化容易軸Aが直交するように結合する。
次に、方正性電磁鋼板を矢印A1方向に移動させ、次の領域a1を上型161と下型162との間に位置させる。また、上型161及び下型162を回転機構164により矢印R2方向に90度回転させる。ここで、上型161と下型162により、方向性電磁鋼板の領域a1をプレスすることにより、下型162に第1のコア部材111が抜き取られ、第2のコア部材112の上に第1のコア部材111が積層される。
上記動作を繰り返えすことにより、図10に示すように下型162に第1のコア部材111と第2のコア部材112とが交互に積層される。最後に、図10に示すように領域a1を上型161と下型162との間に位置決めして、図11に示すように第1のコア部材111を抜き取り、下型162に押し込むことにより、コア部110が完成する。
図12はコア部110の断面図を示す。
このとき、積層された第1のコア部材111及び第2のコア部材112は、第1のコア部材111及び第2のコア部材112の抜き取り時のプレスにより、図12に示すように取付部145、156が連結し、互いに結合する。これにより、プレス加工により積層も同時に行えるので、製造効率が向上する。
次に、本実施例の構造による効果を説明する。
図13、図14は本発明の一実施例における磁気特性を説明するための図を示しており、図13は測定電流に対する磁束密度の特性、図14は図13の磁気特性のゼロ点付近の特性を拡大した図を示す。
図13において、実線は、本実施例におけるコア100のギャップ部の測定電流に対する磁束密度の特性を示す図、破線は、理想の測定電流に対する磁束密度の特性を示す図である。
測定電流−磁束密度に対する特性は、図13に示すようにゼロ点を通る直線であることが望ましい。しかし、コア部材の磁気飽和により曲がりが生じる。理想の磁束密度B0に対して0.99倍の磁束密度B1(0.99B0)、となる電流値を最大測定電流Imとして定義する。
図15は、コアの善し悪しを最大計測電流とヒステリシス幅により評価した結果を示す図である。
図15において「トラップ有り」とは、第1のトラップ部141〜143を形成した第1のコア部材111と第2のトラップ部151〜154を形成した第2のコア部材112を交互に積層して作成したコア100の特性である。また、図15において「トラップ無し」とは、第1のトラップ部141〜143が形成されていない第1のコア部材と第2のトラップ部151〜154が形成されていない第2のコア部材を交互に積層して作成したコアの特性である。なお、「トラップ有り」のコア100と「トラップ無し」のコアとは、材料、外形寸法、加工方法、熱処理方法などのトラップの有無以外の他の要素は、同一である。
図15において、トラップ有りのコア100とトラップ無しのコアの最大計測電流を比較すると、トラップ有りのコア100が338.1Aであるのに対し、トラップ無しのコアでは、322.9Aである。このように、トラップ有りのコア100は、トラップ無しのコアに対して5%有利となる。
ヒステリシス幅は、トラップ有りのコア100が、0.129mT(0.25Aに相当)であるのに対し、トラップ無しのコアは、0.109mT(0.218Aに相当)である。トラップ有りのコア100及びトラップ無しのコアの双方とも最大測定電流に対して、無視できる程度の量であり、大差はない。
このように、本実施例によれば、コア部110を、一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなる第1のコア部材111及び第2のコア部材112を磁化容易軸が互いに直交するように積層した構成とし、第1のコア部材111に第1のコア部材111の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流入を抑止する第1のトラップ部141〜143を設け、第2のコア部材112に第2のコア部材112の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流入を抑止する第2のトラップ部151〜154を設けることにより、磁化容易軸方向に直交する方向への磁束の流入を抑止し、第1のコア部材111と第2のコア部材112とで磁気特性が改善された磁気回路を構成できるため、コア全体としての磁気特性を改善することができる。
なお、本実施例では、第1のトラップ部141〜143及び第2のトラップ部151〜154の形状を四角形状としたが、円形状としてもよい。
図16は本発明の一実施例の変形例の斜視図、図17は本発明の一実施例の変形例の組立図、図18は第1のコア部材111、第2のコア部材112の変形例の斜視図を示す。同図中、図1乃至図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本変形例は、第1のトラップ部241〜244及び第2のトラップ部251〜254の形状が円形状とされている。第1のトラップ部241〜244及び第2のトラップ部251〜254を円形状とすることにより、強度を確保しやすく、変形などが生じ難くなる。
また、本実施例では、第1のトラップ部141〜143、241〜244及び第2のトラップ部151〜154、251〜254を貫通孔としたが、これに限定されるものではなく、切欠、あるいは、板厚を薄くするような構成であってもよく、要は、第1のコア部材111及び第2のコア部材112の各々で磁化容易軸方向に延長する部材への磁束の流れを抑止できるような形状、あるいは、構造であればこれに限定されるものではない。
また、透磁率は、第1のトラップ部141〜143、241〜244及び第2のトラップ部151〜154、251〜254が形成された部分とそれ以外の部分とでは必然的に異なる構成となっており、全周に亘って等しくはならない構成とされている。
図19は、本発明の一実施例の他の変形例の分解斜視図、図20は本発明の一実施例の他の変形例の組み立て斜視図、図21は、第1のコア部材311、第2のコア部材312の変形例の平面図を示す。
本変形例の電流センサ300は、コア部310の構成がコア部110、210とは相違する。本変形例の第1のコア部材311は、第1のコア部材111、211と、第2のコア部材312は第2のコア部材112、212と同じ材料、同じ外形状とされており、第1のトラップ部341、第2のトラップ部351、352の個数、形状、位置などが相違する。
第1のコア部材311には、第1のトラップ部341が形成され、第2のコア部材312には、第2のトラップ部351、352が形成された構成とされている。第1のトラップ部材341、第2のコア部材351、352は、円形状とされている。
第1のトラップ部材341、342は、第1のコア部材311の長辺のギャップGが形成されていない側の短辺に近接して形成されている。
第2のトラップ部材351は、第2のコア部材312の短辺のうちギャップGが形成されていない側の短辺の略中央部分に形成されている。
なお、トラップ部の数を第1のトラップ部341、342及び第2のトラップ部351の必要最小限の数で構成し、かつ、形状を円形状とすることにより、強度を確保しやすく、変形などが生じ難くなる。
図22は、第1のコア部材311及び第2のコア部材312の磁束分布図を示す。図22(A)は第1のコア部材311の磁束分布を濃淡で示しており、図22(B)は第2のコア部材312の磁束分布を濃淡で示している。
図22(A)、図22(B)は、第1のコア部材311と第2のコア部材312を積層し、中央部に略100Aの電流を貫通させたときの磁束分布を示しており、図22(A)、図22(B)に示すように第1のトラップ部341、第2のトラップ部351の周囲では、濃度が薄く、磁束密度が低くなっており、第1のトラップ部341、第2のトラップ部351の有効に働いていることが分かる。
なお、上記実施例では、第1のトラップ部141〜143、241〜244、341、342及び第2のトラップ部151〜154、251〜254、351を貫通孔としたが、これに限定されるものではなく、切欠、あるいは、板厚を薄くするような構成であってもよく、要は、第1のコア部材111、211、311及び第2のコア部材112、212、312の各々で磁化容易軸方向に延長する部材への磁束の流れを抑止できるような形状、あるいは、構造であればこれに限定されるものではない。
また、透磁率は、第1のトラップ部141〜143、241〜244、341、342及び第2のトラップ部151〜154、251〜254、351が形成された部分とそれ以外の部分とでは必然的に異なる構成となっており、全周に亘って等しくはならない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形例が考えられることは言うまでもない。
100、200、300 電流センサ
110、210、310 コア部
111、211、311 第1のコア部材、112、212、312 第2のコア部材
120 磁気センサ
130 ギャップ
141〜143、241〜244、341 第1のトラップ部、144 中心孔部
145、156 取付部
151〜154、251〜254、351、352 第2のトラップ部
161 上型、162 下型

Claims (6)

  1. ギャップを有するコアに電流に応じて発生する磁束を、該コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する電流センサであって、
    前記コアは、
    一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなる第1のコア部材及び第2のコア部材を、前記磁化容易軸が互いに直交するように積層した構成とされており、
    前記第1のコア部材は、前記第1のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第1のトラップ部を有し、
    前記第2のコア部材は、前記第2のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第2のトラップ部を有する電流センサ。
  2. 前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材に形成された貫通孔であり、
    前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材に形成された貫通孔である請求項1記載の電流センサ。
  3. 前記コアは、前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材を交互に積層した構成とされている請求項1又は2記載の電流センサ。
  4. 前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材に形成される磁路のうち前記第1のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への入出力路部分に形成され、
    前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材に形成される磁路のうち前記第2のコア部材の磁化容易軸に直交する方向への入出力路部分に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項記載の電流センサ。
  5. 前記第1のトラップ部は、前記第1のコア部材が一体的に連結されるように構成され、
    前記第2のトラップ部は、前記第2のコア部材が一体的に連結されるように構成される請求項1乃至4のいずれか一項記載の電流センサ。
  6. ギャップを有するコアに電流に応じて発生する磁束を、該コアに形成されたギャップに挿入された磁気センサにより検出することにより電流を検出する電流センサの製造方法であって、
    前記コアは、
    一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなり、前記磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第1のトラップ部を有する第1のコア部材を作成する工程と、
    一定の方向に磁化容易軸を有する方向性電磁鋼板からなり、前記第1のコア部材とは磁化容易軸が直交するように形成され、前記磁化容易軸に直交する方向への磁束の流れを抑制する第2のトラップ部を有する第2のコア部材を作成する工程と、
    前記第1のコア部材と前記第2のコア部材とを前記磁化容易軸が互いに直交するように積層する工程により製造される電流センサの製造方法。
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