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JP5402073B2 - 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法 - Google Patents

衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばGPS衛星等の位置情報衛星からの衛星信号を受信する衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法に関するものである。
自己位置を測位するためのシステムであるGPS(Global Positioning System)システムでは、地球を周回する軌道を有するGPS衛星が用いられており、この衛星から信号を受信して受信機の現在位置を測位する測位装置が実用化されている。
また、GPS衛星には、原子時計が備えられている。このため、GPS衛星は、極めて正確な時刻情報(GPS時刻、衛星時刻情報)を有している。
このため、GPS衛星からの信号(航法メッセージ)を受信して位置情報および時刻情報を取得して表示するGPS受信装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−279637号公報
前記特許文献1のGPS受信装置では、受信可能なGPS衛星が、測位に必要な衛星数(3個以上)無い場合は、タイムアウト時間(2〜3分)が経過するまで衛星サーチを継続している。
このため、特に、GPS受信装置側でGPS衛星の軌道情報(アルマナック情報)が存在しない状態で受信を開始するコールドスタートでは、受信開始から終了までのタイムアウト時間が2〜3分程度に設定されるが、測位に必要な衛星数に満たない状態で受信し続けると、電池の消耗が進んでしまうことになる。
例えば、受信可能なGPS衛星が一つしか無い状態で、測位処理を行った場合、測位に必要な数の衛星をサーチ(捕捉)できないため、タイムアウト時間である2〜3分間サーチし続けることになる。GPS受信装置において、衛星のサーチ処理は電力消費が大きく、2〜3分間サーチを継続して電力を消費し続けると、電池の消耗も進んでしまい、持続時間が短くなり、また、システムダウンが生じるおそれがある。
本発明の目的は、衛星信号の受信処理時に、無駄な衛星検索処理を続行することを防止して効率的な受信処理を行うことができ、電力消費も抑制できる衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法を提供することにある。
本発明の衛星信号受信装置は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信手段と、前記受信手段を制御して受信処理を行う受信制御手段と、時刻情報を計時する計時手段と、前記衛星信号を受信して取得された時刻情報により前記計時手段の内部時刻情報を修正する時刻修正手段と、を備え、前記受信制御手段は、前記受信手段により前記衛星信号を検索する衛星信号検索手段と、前記衛星信号検索手段で衛星信号を捕捉した衛星数に応じて、測位モードまたは測時モードの一方を選択する受信モード選択手段と、前記受信モード選択手段で測位モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して位置情報を取得する測位処理を行う測位処理手段と、前記受信モード選択手段で測時モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時処理を行う測時処理手段と、を備え、前記時刻修正手段は、前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が1個の場合は、前記衛星信号から取得された取得時刻情報と、前記計時手段で計時されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された範囲内にある場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正し、前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が2個の場合は、各衛星信号から取得された2つの取得時刻情報を比較して一致した場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正することを特徴とする。
本発明によれば、衛星信号検索手段によって位置情報衛星の検索(サーチ)処理を行い、捕捉できた衛星数に応じて、測位モードまたは測時モードを選択している。このため、捕捉できた衛星数が例えば3個以上の場合のみ測位モードを選択することで、測位処理に必要な数の位置情報衛星を捕捉できないために、衛星のサーチ処理をタイムアウト時間(例えば2〜3分)が経過するまで継続することを防止できる。
従って、衛星信号検索手段で捕捉できた衛星数に応じて、受信モードを選択することで、衛星信号の受信処理を効率的に行うことができ、消費電力も低減できる。
さらに、捕捉した衛星数が1個の場合に、その衛星からの衛星信号を受信して取得した時刻情報と、計時手段で計時されている内部時刻情報とを比較しているので、正しい取得時刻情報を受信できているのかを検証することができる。すなわち、内部時刻情報は、例えば時計の指針やディスプレイに表示されて、利用者が確認できるため、通常は、実際の時刻に対して所定の誤差量(例えば1分)程度の誤差に納まっている。従って、受信で取得した時刻情報が、内部時刻情報に比べて、例えば、1分以上ずれている場合には、衛星信号が弱いためなどで正しくデコードできなかった可能性が高い。従って、1個の衛星信号のみから時刻情報を取得した場合に、内部時刻情報と比較することで、取得時刻情報が正しいデータであるのかを検証することができる。
また、捕捉した衛星数が2個の場合には、各衛星信号から取得した2つの取得時刻情報を比較し、それらが一致すれば正しいデータであると推測できる一方、一致しない場合にはいずれか一方あるいは両方が誤ったデータであると推測できる。従って、2個の衛星信号から時刻情報を取得した場合に、各取得時刻情報同士を比較することで、取得時刻情報が正しいデータであるのかを検証することができる。
従って、取得時刻情報が正しいものであるのかを検証でき、この検証した取得時刻情報で内部時刻情報を修正できるため、内部時刻情報を正しい時刻に修正できる。
本発明の衛星信号受信装置において、前記受信モード選択手段は、前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が1または2個の場合には測時モードを選択し、捕捉された衛星数が3個以上の場合には測位モードを選択することが好ましい。
位置情報衛星から送信された衛星信号から時刻情報を取得して衛星信号受信装置内部の内部時刻情報を修正する測時モードは、最低1個の衛星からの信号を受信できれば処理できる。従って、捕捉衛星数が1、2個の場合に測時モードを選択して受信処理を行えば、それ以上の衛星をサーチして捕捉する必要がないため、衛星のサーチ処理をタイムアウト時間経過まで継続することを防止できる。
一方、衛星捕捉数が3個以上の場合は、測位モードを選択して受信処理を行うことができるので、この場合もそれ以上の衛星をサーチして捕捉する必要が無く、衛星のサーチ処理をタイムアウト時間経過まで継続することを防止できる。
従って、衛星信号検索手段で捕捉できた衛星数に応じて、受信モードを選択することで、衛星信号の受信処理を効率的に行うことができ、消費電力も低減できる。
本発明の衛星信号受信装置において、前記測位処理手段は、前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が3個の場合は、3個の衛星信号から測位計算を行い、前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が4個以上の場合は、4個の衛星信号から測位計算を行うことが好ましい。
3個の衛星信号を受信した場合には、測位処理手段は、3個の衛星軌道情報に基づく二次元測位処理によって位置情報を算出できる。
また、4個以上の衛星信号を受信した場合には、測位処理手段は、4個の衛星軌道情報に基づく三次元測位処理によって位置情報を算出できる。
従って、それぞれ捕捉した衛星からの信号で測位処理を実行できるため、衛星サーチ処理を継続する必要が無く、衛星信号の受信処理を効率的に行うことができ、消費電力も低減できる。
なお、三次元測位とは、衛星信号受信装置の現在位置を、緯度・経度・標高の三次元のデータで算出するものである。一方、二次元測位とは、標高は所定値に設定し、衛星信号受信装置の現在位置を、緯度・経度の二次元のデータで算出するものである。
本発明の衛星信号受信装置において、前記衛星信号検索手段は、受信した衛星信号の信号レベルが所定値以上の衛星を捕捉する対象とすることが好ましい。
信号レベルが所定値以上の衛星のみを捕捉対象とすれば、捕捉した衛星から送信される衛星信号の信号レベルも高いものとなるため、ノイズの影響を軽減できて、正しいデータを受信してデコードすることができる。
本発明の衛星信号受信装置において、前記衛星信号検索手段は、1つの衛星も捕捉できなかった場合には、前記受信手段による受信処理を中止することが好ましい。
衛星サーチ処理で衛星を捕捉できない場合には、衛星信号受信装置が、例えば窓のない室内に配置されているなど、位置情報衛星からの電波を受信できない状態にあると考えられる。このため、1つの衛星も捕捉できない場合に、受信処理を中止すれば、無駄な受信処理を行う必要がなくなり、消費電力を削減できる。
本発明の衛星信号受信装置において、前記衛星信号検索手段は、各衛星を順次検索する衛星サーチ処理を、所定回数繰り返して衛星を捕捉することが好ましい。
ここで、所定回数とは例えば3回等である。利用者が、衛星信号受信装置を装着して歩行している場合に、あるタイミングでは、ビルの陰などに入って衛星を捕捉できない場合もある。従って、各衛星を順次検索する衛星サーチ処理を1回のみ行った場合には、タイミングによっては衛星を捕捉できない可能性もあるが、複数回衛星サーチ処理を行えば、衛星を捕捉できる可能性を高くできる。
さらに、所定回数以上は衛星サーチ処理を繰り返さないので、衛星を捕捉できない環境にあるときに、無駄にサーチ処理を繰り返すこともなく、消費電力を削減できる。
本発明の衛星信号受信装置において、前記衛星信号検索手段は、各衛星を順次検索する衛星サーチ処理を、所定時間行って衛星を捕捉することが好ましい。
ここで、所定時間とは、例えば、10秒などである。衛星サーチ処理時間が非常に短い場合には、衛星信号受信装置がビルの陰などに入って衛星を捕捉できない場合もある。これに対し、衛星サーチ処理を複数回実施可能な所定時間(例えば10秒間)、サーチ処理を行えば、衛星を捕捉できる可能性を高くできる。
さらに、所定時間以上は衛星サーチ処理を繰り返さないので、衛星を捕捉できない環境にあるときに、無駄にサーチ処理を繰り返すこともなく、消費電力を削減できる。
本発明の衛星信号受信装置において、現在選択されている受信モードを表示する表示手段を備えることが好ましい。
表示手段で受信モードを表示することができれば、利用者が現在、どの受信モードで表示しているのかを把握でき、利便性を向上できる。
本発明は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信手段と、時刻情報を計時する計時手段と、前記衛星信号を受信して取得された時刻情報により前記計時手段の内部時刻情報を修正する時刻修正手段とを備えた衛星信号受信装置の制御方法であって、前記受信手段により前記衛星信号を検索する衛星信号検索工程と、前記衛星信号検索工程で衛星信号を捕捉した衛星数に応じて、測位モードまたは測時モードの一方を選択する受信モード選択工程と、前記受信モード選択工程で測位モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して位置情報を取得する測位処理を行う測位処理工程と、前記受信モード選択工程で測時モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時処理を行う測時処理工程と、前記衛星信号検索工程で捕捉された衛星数が1個の場合は、前記衛星信号から取得された取得時刻情報と、前記計時手段で計時されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された範囲内にある場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正する工程と、前記衛星信号検索工程で捕捉された衛星数が2個の場合は、各衛星信号から取得された2つの取得時刻情報を比較して一致した場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の衛星信号受信装置の制御方法においても、前記衛星信号受信装置と同じ作用効果を奏することができる。
GPSシステムの概要について説明するための図。 GPS衛星の配置の一例を示す図。 全天に存在する衛星数および受信可能な衛星数の推移を示す図。 航法メッセージの構成について説明するための図。 第1実施形態のGPS付き腕時計の回路構成について説明するための図。 第1実施形態のGPS付き腕時計の概略平面図。 第1実施形態のGPS付き腕時計の概略断面図。 第1実施形態の制御部の構成を示す図。 第1実施形態の受信処理手順を示すフローチャート。 タイムアウト時間を説明するための図。 第2実施形態の受信処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態の測時モードにおける手順を示すフローチャート。 第2実施形態の測位モードにおける手順を示すフローチャート。
以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
〔GPSシステム〕
[概要]
図1は、マイクロ波による通信システムであるGPSシステムの概要について説明するための図である。
GPS衛星10は、地球の上空の所定の軌道上を周回しており、1.57542GHzのマイクロ波(Ll波)に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。ここで、GPS衛星10は本発明における位置情報衛星の一例であり、航法メッセージが重畳された1.57542GHzのマイクロ波(以下、「衛星信号」という)は本発明における衛星信号の一例である。
現在、約30個のGPS衛星10が存在しており、衛星信号がどのGPS衛星10から送信されたかを識別するために、各GPS衛星10はC/Aコード(Coarse/Acquisition Code)と呼ばれる1023chip(1ms周期)の固有のパターンを衛星信号に重畳する。C/Aコードは、各chipが+1又は−1のいずれかでありランダムパターンのように見える。従って、衛星信号と各C/Aコードのパターンの相関をとることにより、衛星信号に重畳されているC/Aコードを検出することができる。
GPS衛星10は原子時計を搭載しており、衛星信号には原子時計で計時された極めて正確な時刻情報(以下、「GPS時刻情報」という)が含まれている。また、地上のコントロールセグメントにより各GPS衛星10に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号にはその時刻誤差を補正するための時刻補正パラメータも含まれている。そのため、GPS付き腕時計3に内蔵された衛星信号受信装置(以下、「GPS受信機」という)は、1つのGPS衛星10から送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメータを使用して内部時刻を正確な時刻に修正することができる。
衛星信号にはGPS衛星10の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。GPS受信機は、GPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行うことができる。測位計算は、GPS受信機の内部時刻にある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。すなわち、GPS受信機の3次元の位置を特定するためのx,y,zパラメータに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、GPS受信機は、一般的には4つ以上のGPS衛星からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行う。
このようなGPS衛星10は周回衛星であり、かつ衛星信号は直進性の強いマイクロ波であって地平線の下に隠れているGPS衛星10からの衛星信号は受信できないため、地球上のある地点で受信可能なGPS衛星10は刻々と変化する。
図2は、ある地点のある時刻におけるGPS衛星10の配置を示すスカイプロット図である。図2の上下左右のNSEWは、それぞれ北、南、東、西の方角を示す。また、図2の外側の円は地平線(仰角0°)を示し、その内側の円は外側から順に仰角30°、60°を示す。従って、円の中心は仰角90°つまり天頂を示す。
図1,2において、「G+数字」は、各GPS衛星10の衛星番号を示す。また、GPS付き腕時計3は、図1に示すように、建物5の室内に配置されている。建物5には東向きの窓6が設けられている。このため、GPS付き腕時計3は、窓6を介してのみGPS衛星10の衛星信号を受信できるようにされている。このため、図1,2の状態では、GPS付き腕時計3は、G29、G10、G28の3つのGPS衛星10からの衛星信号のみを受信可能であり、他のGPS衛星10からの信号は建物5の屋根や壁で遮られて受信することができない。図2の一点鎖線7で囲まれた範囲は、室内に置かれたGPS付き腕時計3が受信可能なGPS衛星10の位置(方位および仰角)を示すものであり、この範囲内に配置されたGPS衛星10を捕捉して信号を受信できる。
図3は、全天に存在するGPS衛星10の数と、前記建物5内のGPS付き腕時計3で受信可能なGPS衛星10の数つまり図2の一点鎖線7で囲まれた範囲内に存在するGPS衛星10の数とを、1時間毎にプロットしたものである。
この図3から分かるように、GPS付き腕時計3で受信可能なGPS衛星10の数は、時間経過に伴って変化し、最大で4個、最小で1個となる。
[航法メッセージ]
図4(A)〜図4(C)は、航法メッセージの構成について説明するための図である。
図4(A)に示すように、航法メッセージは、全ビット数1500ビットのメインフレームを1単位とするデータとして構成される。メインフレームは、それぞれ300ビットの5つのサブフレーム1〜5に分割されている。1つのサブフレームのデータは、各GPS衛星10から6秒で送信される。従って、1つのメインフレームのデータは、各GPS衛星10から30秒で送信される。
サブフレーム1には、週番号データ等の衛星補正データが含まれている。週番号データは、現在のGPS時刻情報が含まれる週を表す情報である。GPS時刻情報の起点は、UTC(協定世界時)における1980年1月6日00:00:00であり、この日に始まる週は週番号0となっている。週番号データは、1週間単位で更新される。
サブフレーム2、3には、エフェメリスパラメータ(各GPS衛星10の詳細な軌道情報)が含まれる。また、サブフレーム4、5には、アルマナックパラメータ(全GPS衛星10の概略軌道情報)が含まれている。
さらに、サブフレーム1〜5には、先頭から、30ビットのTLM(Telemetry word)データが格納されたTLM(Telemetry)ワードと30ビットのHOW(hand over word)データが格納されたHOWワードが含まれている。
従って、TLMワードやHOWワードは、GPS衛星10から6秒間隔で送信されるのに対し、週番号データ等の衛星補正データ、エフェメリスパラメータ、アルマナックパラメータは30秒間隔で送信される。
図4(B)に示すように、TLMワードには、プリアンブルデータ、TLMメッセージ、Reservedビット、パリティデータが含まれている。
図4(C)に示すように、HOWワードには、TOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)というGPS時刻情報が含まれている。Zカウントデータは毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、Zカウントデータは、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報である。このZカウントデータは、次のサブフレームデータの先頭ビットが送信されるGPS時刻情報を示す。例えば、サブフレーム1のZカウントデータは、サブフレーム2の先頭ビットが送信されるGPS時刻情報を示す。また、HOWワードには、サブフレームのIDを示す3ビットのデータ(IDコード)も含まれている。すなわち、図4(A)に示すサブフレーム1〜5のHOWワードには、それぞれ「001」、「010」、「011」、「100」「101」のIDコードが含まれている。
GPS受信機は、サブフレーム1に含まれる週番号データとサブフレーム1〜5に含まれるHOWワード(Zカウントデータ)を取得することで、GPS時刻情報を取得することができる。ただし、GPS受信機は、以前に週番号データを取得し、週番号データを取得した時期からの経過時間を内部でカウントしている場合は、週番号データを取得しなくてもGPS衛星の現在の過番号データを得ることができる。従って、GPS受信機は、Zカウントデータを取得すれば、日付以外の現在時刻が分かるようになっている。このため、GPS受信機は、通常、現在時刻としてZカウントデータのみを取得する。
なお、TLMワード、HOWワード(Zカウントデータ)、衛星補正データ、エフェメリスパラメータ、アルマナックパラメータ等は、本発明における衛星情報の一例である。
次に、このようなGPS受信機を内蔵するGPS装置付き腕時計3(以下、「GPS付き腕時計3」という)について説明する。
〔GPS付き腕時計〕
[GPS付き腕時計の回路構成]
図5は、第1実施形態のGPS付き腕時計3の回路構成について説明するための図である。
GPS付き腕時計3は、少なくとも1つのGPS衛星10からの衛星信号を受信してGPS時刻情報に基づいて内部時刻情報の修正を行うモード(測時モード)と、複数のGPS衛星10からの衛星信号を受信して測位計算を行い現在地を求めて、現在地から特定される時差及びGPS時刻情報に基づいて内部時刻情報の修正を行うモード(測位モード)のいずれかに設定される。すなわち、GPS付き腕時計3は、測時モードによる時刻修正処理と測位モードによる時刻修正処理(時差修正処理)のいずれかの処理を行う。
GPS付き腕時計3は、受信手段である受信モジュール30、GPSアンテナ27、時刻表示装置80及び電源供給装置90を含んで構成されている。
[受信モジュールの構成]
受信モジュール30は、GPSアンテナ27が接続される。GPSアンテナ27は、複数のGPS衛星10からの衛星信号を受信するアンテナである。
また、受信モジュール30は、SAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルタ31と、RF(Radio Frequency:無線周波数)部50と、ベースバンド部60を含んで構成されている。SAWフィルタ31は、GPSアンテナ27が受信した信号から衛星信号を抽出する処理を行う。すなわち、SAWフィルタ31は、1.5GHz帯の信号を通過させるバンドパスフィルタとして構成される。
以下に説明するように、RF部50とベースバンド部60は、SAWフィルタ31が抽出した1.5GHz帯の衛星信号から航法メッセージに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得する処理を行う。
RF部50は、LNA(Low Noise Amplifier)51、ミキサ52、VCO(Voltage Controlled Oscillator)53、PLL(Phase Locked Loop)回路54、IFアンプ55、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)フィルタ56、ADC(A/D変換器)57等を含んで構成されている。
SAWフィルタ31が抽出した衛星信号は、LNA51で増幅される。LNA51で増幅された衛星信号は、ミキサ52でVCO53が出力するクロック信号とミキシングされて中間周波数帯の信号にダウンコンバートされる。PLL回路54は、VCO53の出力クロック信号を分周したクロック信号と基準クロック信号を位相比較してVCO53の出力クロック信号を基準クロック信号に同期させる。その結果、VCO53は基準クロック信号の周波数精度の安定したクロック信号を出力することができる。なお、中間周波数として、例えば、数MHzを選択することができる。
ミキサ52でミキシングされた信号は、IFアンプ55で増幅される。ここで、ミキサ52でのミキシングにより、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も生成される。そのため、IFアンプ55は、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も増幅する。IFフィルタ56は、中間周波数帯の信号を通過させるとともに、この数GHzの高周波信号を除去する(正確には、所定のレベル以下に減衰させる)。IFフィルタ56を通過した中間周波数帯の信号はADC(A/D変換器)57でデジタル信号に変換される。
ベースバンド部60は、DSP(Digital Signal Processor)61、CPU(Central Processing Unit)62、SRAM(Static Random Access Memory)63、RTC(リアルタイムクロック)64を含んで構成されている。また、ベースバンド部60には、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)65やフラッシュメモリ66等が接続されている。
温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65は、温度に関係なくほぼ一定の周波数の基準クロック信号を生成する。
フラッシュメモリ66には時差情報が記憶されている。時差情報は、地理情報が分割された複数の領域の各々の時差が定義された情報である。
ベースバンド部60は、測時モード又は測位モードに設定されると、RF部50のADC57が変換したデジタル信号(中間周波数帯の信号)からベースバンド信号を復調する処理を行う。
また、ベースバンド部60は、測時モード又は測位モードに設定されると、後述する衛星信号検索工程において、各C/Aコードと同一のパターンのローカルコードを発生し、ベースバンド信号に含まれる各C/Aコードとローカルコードの相関をとる処理を行う。そして、ベースバンド部60は、各ローカルコードに対する相関値がピークになるようにローカルコードの発生タイミングを調整し、相関値が閾値以上となる場合にはそのローカルコードのGPS衛星10に同期(すなわち、GPS衛星10を捕捉)したものと判断する。
ここで、GPSシステムでは、すべてのGPS衛星10が異なるC/Aコードを用いて同一周波数の衛星信号を送信するCDMA(Code Division Multiple Access)方式を採用している。従って、受信した衛星信号に含まれるC/Aコードを判別することで、捕捉可能なGPS衛星10を検索することができる。
さらに、ベースバンド部60は、捕捉したGPS衛星10のC/Aコードと同一のパターンのローカルコードとベースバンド信号をミキシングして航法メッセージを復調し、航法メッセージに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得してSRAM63に記憶する。
航法メッセージに含まれる軌道情報やGPS時刻情報は、本発明における位置情報、時刻情報の一例であり、受信モジュール30は、本発明における受信手段として機能する。
なお、ベースバンド部60の動作は、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65が出力する基準クロック信号に同期する。RTC64は、衛星信号を処理するためのタイミングを生成するものである。このRTC64は、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65から出力される基準クロック信号でカウントアップされる。
[時刻表示装置の構成]
時刻表示装置80は、制御部(CPU)40及び水晶振動子43を含んで構成されている。
制御部40は、記憶部41、発振回路42、駆動回路44を備え、各種制御を行う。
制御部40は、受信モジュール30を制御する。すなわち、制御部40は、制御信号を受信モジュール30に送り、受信モジュール30の受信動作を制御する。
また、制御部40内の駆動回路44を介して指針12の駆動を制御する。
記憶部41には内部時刻情報が記憶されている。内部時刻情報は、GPS付き腕時計3の内部で計時される時刻の情報である。内部時刻情報は、水晶振動子43および発振回路42によって生成される基準クロック信号によって更新される。従って、受信モジュール30への電力供給が停止されていても、内部時刻情報を更新して指針12の運針を継続することができるようになっている。
制御部40は、測時モードに設定されると、受信モジュール30の動作を制御し、GPS時刻情報に基づいて内部時刻情報を修正して記憶部41に記憶する。より具体的には、内部時刻情報は、取得したGPS時刻情報にUTCパラメータ(GPS時刻とUTCとの差である累積うるう秒で現在は−14秒)を加算することで求められるUTC(協定世界時)に修正される。また、制御部40は、測位モードに設定されると、受信モジュール30の動作を制御し、GPS時刻情報とUTCパラメータ及び現在地から求められる時差データに基づいて、内部時刻情報を修正して記憶部41に記憶する。
[電源供給装置の構成]
電源供給装置90は、充電制御回路28、二次電池24、レギュレ一夕29及び時刻表示装置80に組み込まれているソーラーセル22を含んで構成されている。
二次電池24は、レギュレ一夕29を介して、受信モジュール30及び時刻表示装置80等に駆動電力を供給する。ソーラーセル22の光発電により発生した電流が、充電制御回路28を通じて二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
充電制御回路28は、ソーラーセル22の電極と二次電池24の電極の間に接続され、制御信号40Aに基づいて、ソーラーセル22の電極と二次電池24の電極の間を電気的に接続又は切断する。
[GPS付き腕時計の構造]
図6及び図7は、第1実施形態のGPS付き腕時計3の構造について説明するための図である。図6はGPS付き腕時計3の概略平面図であり、図7は図6のGPS付き腕時計3の概略断面図である。
図6に示すように、GPS付き腕時計3は、文字板11及び指針12を備えている。指針12は、秒針、分針、時針等により構成されており、歯車を介してステップモータで駆動される。
GPS付き腕時計3は、リューズ14やボタン15(Aボタン)、ボタン16(Bボタン)を手動操作することにより、受信処理および受信結果表示処理を行うことができるように構成されている。
例えば、ボタン15(Aボタン)が数秒(例えば3秒)以上押されると、GPS付き腕時計3は受信処理を行う。この際、測時モードまたは測位モードは、衛星サーチの結果、捕捉できた衛星数に応じて、制御部40で自動的に選択される。
一方、ボタン15(Aボタン)が短い時間押されると、GPS付き腕時計3は文字板11及び指針12により直前の受信モードにおける受信結果を表示する。例えば、測時モードで受信成功の場合には、秒針が「Time」の位置(5秒位置)に移動し、測位モードで受信成功の場合には、秒針が「Fix」の位置(10秒位置)に移動する。また、受信失敗の場合には秒針が「N」の位置(20秒位置)に移動する。
なお、これらの秒針による指示は受信中も行われる。すなわち、測時モードで受信中は秒針が「Time」の位置(5秒位置)に移動し、測位モードで受信中は秒針が「Fix」の位置(10秒位置)に移動する。また、GPS衛星10が捕捉できない場合は秒針が「N」の位置(20秒位置)に移動する。
図7に示すように、GPS付き腕時計3は、ステンレス鋼(SUS)、チタン等の金属で構成された外装ケース17を備えている。
外装ケース17は、略円筒状に形成され、表面側の開口にはベゼル18を介して表面ガラス19が取り付けられている。ベゼル18は、衛星信号の受信性能を向上させるためにセラミック等の非金属材料で構成される。外装ケース17の裏面側の開口には裏蓋26が取り付けられている。
外装ケース17の内部には、ムーブメント13、ソーラーセル22、GPSアンテナ27、二次電池24等が配置されている。
ムーブメント13は、ステップモータや輪列21を含んで構成されている。ステップモータは、モータコイル20、ステータ、ロータ等で構成されており、輪列21を介して指針12を駆動する。
ムーブメント13の裏蓋側には回路基板25が配置され、回路基板25は、コネクタ32を介してアンテナ基板23及び二次電池24と接続されている。
回路基板25には、GPSアンテナ27で受信した衛星信号を処理する受信回路を含む受信モジュール30、ステップモータの駆動制御等を行う制御部(CPU)40等が取り付けられている。受信モジュール30や制御部(CPU)40は、シールド板33に覆われており、二次電池24から供給される電力で駆動される。
二次電池24はリチウムイオン電池等の充電可能な二次電池であり、ソーラーセル22が発電した電力を蓄えられるようになっている。すなわち、ソーラーセル22の電極と二次電池24の電極の間を電気的に接続することにより、ソーラーセル22が光発電を行い、二次電池24が充電される。なお、本実施形態では、二次電池24としてリチウムイオン電池等の二次電池を用いているが、二次電池24は蓄電体であればよく、例えば、コンデンサ等であってもよい。
ソーラーセル22は、受光面22A(図7では上面)が文字板11の裏面11B(表面(時刻表示面)11Aの反対側の面)の一部と対向するように配置され、表面ガラス19及び文字板11を通過した光を受光して光発電を行う。
文字板11は、外部から視認できるため、透過率の低い材料を用いて出来るだけ光を透過させつつ見栄えをよくすることが望ましい。そのため、文字板11は、光を透過させるプラスチックやガラス等の非金属の材料で構成されている。
アンテナ基板23に実装されたGPSアンテナ27は、複数のGPS衛星10からの衛星信号を受信するアンテナであり、パッチアンテナ、ヘリカルアンテナ、チップアンテナ、逆Fアンテナ等により実現される。なお、GPS衛星10から送信される1.57542GHzのマイクロ波は円偏波であるので、GPSアンテナ27は円偏波を受信可能なパッチアンテナにより実現することは、好ましい。
本実施形態では、GPS付き腕時計3の装飾性や装着性を向上させるために、GPSアンテナ27は文字板11の裏面11Bの側に配置される。そのため、文字板11は、1.5GHz帯のマイクロ波を通す材料、例えば導電率及び透磁率の低い材料であるプラスチックやガラス等の非金属で構成されているのが好ましい。
GPSアンテナ27は、上面や側面を含む表面全体からマイクロ波(衛星信号)を受信する。そのため、ソーラーセル22内の金属性部材がマイクロ波をシールドしないように、本実施形態では、文字板11の裏面11BとGPSアンテナ27の受信面27A(図7では上面)の間には、ソーラーセル22が配置されていない。しかし、GPSアンテナ27とソーラーセル22の距離が近いほどGPSアンテナ27とソーラーセル22内の金属性部材が電気的に結合してロスが発生する。また、GPSアンテナ27とソーラーセル22の距離が近いほどGPSアンテナ27の放射パターンがソーラーセル22に遮られてGPSアンテナ27の放射パターンが小さくなってしまう。そして、ソーラーセル22の構成要素である透明電極及び金属電極が金属性の部材で構成されているので、導電率が大きい、ソーラーセル22内の透明電極及び金属電極が受信性能を劣化させる大きな要因になっている。そのため、受信性能が劣化しないように、本実施形態では、GPSアンテナ27とソーラーセル22の透明電極及び金属電極との距離が所定値以上になるように配置されている。
また、GPSアンテナ27は、ソーラーセル22以外の金属部材により電気的に結合してロスが発生しないようにすることと、GPSアンテナ27の放射パターンが金属部材に遮られてGPSアンテナ27の放射パターンが小さくなり、GPSアンテナ27の受信性能が劣化しないように、金属部材との距離が所定倍以上になるように配置されている。例えば、外装ケース17やムーブメント13が金属部材で構成されている場合、GPSアンテナ27は、外装ケース17との距離及びムーブメント13との距離がともに所定値以上になるように配置される。
[受信処理]
以下、第1実施形態のGPS付き腕時計3における受信処理の手順について説明する。制御部(CPU)40は、専用回路により実現してこれらの処理の各種制御を行うようにすることもできるが、記憶部41に記憶された制御プログラムを実行することによりこれらの処理の各種制御を行うようにすることもできる。すなわち、図8に示すように、制御プログラムにより、制御部(CPU)40は、受信制御手段400として機能し、受信制御手段400は、衛星信号検索手段401、受信モード選択手段402、測時処理手段403、測位処理手段404を備えている。
次に、受信制御手段400による受信処理について、図9を参照して説明する。
GPS付き腕時計3の制御部40は、定時の受信時刻になった場合、あるいは、Aボタン15が一定時間押されて手動で受信操作が行われた場合には、受信制御手段400によって受信モジュール30を制御し、受信処理を行う。すなわち、受信制御手段400が受信モジュール30を起動し、受信モジュール30はGPS衛星10から送信される衛星信号の受信を開始する(ステップ1、以下ステップを「S」と略す)。
次に、受信制御手段400は、衛星信号検索手段401によって衛星信号検索工程(衛星サーチ工程)を開始する(S2)。衛星サーチ工程において、受信モジュール30は、捕捉可能なGPS衛星10を検索する処理を行う。
具体的には、例えば30個のGPS衛星10が存在する場合、まず、ベースバンド部60において、衛星番号SVを1から30まで順次変更しながら衛星番号SVのC/Aコードと同一のパターンのローカルコードを発生させる。次に、ベースバンド部60は、ベースバンド信号に含まれるC/Aコードとローカルコードの相関値を計算する。ベースバンド信号に含まれるC/Aコードとローカルコードが同じコードであれば相関値は所定のタイミングでピークを持つが、異なるコードであれば相関値はピークをもたず常にほぼゼロとなる。
ベースバンド部60は、ベースバンド信号に含まれるC/Aコードとローカルコードの相関値が最大になるようにローカルコードの発生タイミングを調整し、相関値が所定の閥値以上の場合には衛星番号SVのGPS衛星10を捕捉したものと判断する。この際、衛星信号が所定レベル以上のGPS衛星10のみを捕捉対象としている。
そして、ベースバンド部60は、捕捉した各GPS衛星10の情報(例えば衛星番号)をSRAM63に記憶する。
なお、ローカルコードのコード長は1msであり、ローカルコードの発生タイミングを調整しながら約30個のGPS衛星10のサーチ処理を行った場合でも、約2秒ですべてのGPS衛星10のサーチを完了することができる。
そして、本実施形態では、衛星サーチ工程S2において、約30個のGPS衛星10のサーチ処理を所定回数、例えば3回、繰り返して実行している。
次に、衛星信号検索手段401は、衛星サーチ工程で捕捉できた衛星数(衛星捕捉数)が、0個、1〜2個、3個以上のいずれであるかを判定する(S3)。
ここで、衛星捕捉数が0個の場合、受信制御手段400は、受信モジュール30の受信動作を強制的に終了させる(S4)。GPS付き腕時計3が、受信できない環境に配置されている場合、例えば、窓のない室内に配置されているような場合には、衛星サーチ工程を継続しても、GPS衛星10を捕捉できない。この場合、受信制御手段400は、衛星サーチ工程を強制的に終了することにより無駄に電力が消費されることを防止することができる。
一方、衛星捕捉数が1〜2個の場合、受信モード選択手段402によって測時モードが選択され、受信制御手段400の測時処理手段403は測時モードでの受信処理を行う(S11)。
[測時モード(時刻修正処理)]
測時モードが選択されると、測時処理手段403は、捕捉したGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報)の取得を開始する(S12)。具体的には、ベースバンド部60は、捕捉した各GPS衛星10からの航法メッセージをそれぞれ復調して3サブフレーム分のZカウントデータを取得する処理を行う。そして、ベースバンド部60は、取得したGPS時刻情報をSRAM63に記憶する。測時処理手段403は、取得した3サブフレーム分のZカウントデータがすべて正しい場合は、衛星情報の取得を終了する。
次に、測時処理手段403は、所定の時間(タイムアウト時間)内に、1つ以上のGPS衛星10の衛星情報を取得できたか否かを判定する(S13)。そして、測時処理手段403は、タイムアウト時間内に時刻情報を取得できなかった場合(S13でNoの場合)、受信を終了する(S4)。例えば、GPS衛星10からの衛星信号の受信レベルが低いために、1つ以上のGPS衛星10の衛星情報を正しく復調することができないままタイムアウトすることが考えられる。
一方、タイムアウト時間内に1つ以上のGPS衛星10の衛星情報の取得を終了することができた場合(S13でYesの場合)、測時処理手段403は、少なくとも1つのGPS衛星10の衛星情報(GPS時刻情報)をSRAM63から読み出して受信モジュール30の受信動作を終了させる(S14)。
ここで、前記タイムアウト時間とは、図10に示すように、受信を開始してから受信終了までの時間として設定されている。本実施形態では、測時モードのタイムアウト時間は30秒に設定され、測位モードのタイムアウト時間は180秒に設定されている。
従って、測時モードの場合には、衛星サーチ時間と、衛星信号をデコードして衛星情報を取得する時間とを加算した時間(情報取得時間)が、タイムアウト時間(30秒)内であれば、S13でYesと判定され、前記情報取得時間が、タイムアウト時間(30秒)を超えた場合には、S13でNoと判定される。
そして、時刻修正手段410は、受信モジュール30から取得したGPS時刻情報と、記憶部41に記憶されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された比較誤差(許容範囲)内であるかを判定する(S15)。ここで、前記比較誤差は、例えば1分などと設定され、要求される精度や受信間隔などに応じて設定すればよい。
時刻修正手段410は、S15でNoの場合、つまりGPS時刻情報と内部時刻情報の差が前記比較誤差よりも大きい場合には、正しいGPS時刻情報を受信できなかった可能性があるため、時刻修正を行わずに処理を終了する。
一方、時刻修正手段410は、S15でYesの場合、正しいGPS時刻情報を受信できたと考えられるため、受信モジュール30から取得したGPS時刻情報に基づいて記憶部41に記憶されている内部時刻情報を修正し、この修正した内部時刻情報に基づいて駆動回路44を制御し、時刻表示を修正する(S16)。
[測位モード(時差修正処理)]
一方、S3で衛星捕捉数が3個以上の場合、受信モード選択手段402によって測位モードが選択され、受信制御手段400の測位処理手段404は測位モードでの受信処理を行う(S21)。
測位モードが選択されると、測位処理手段404は、捕捉したGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報および軌道情報)の取得を開始する(S22)。具体的には、ベースバンド部60は、捕捉した各GPS衛星10からの航法メッセージをそれぞれ復調してZカウントデータとエフェメリスパラメータ(軌道情報)を取得する処理を行う。そして、ベースバンド部60は、取得したGPS時刻情報及び軌道情報をSRAM63に記憶する。
次に、ベースバンド部60は、捕捉したGPS衛星10からN個(例えば4個)のGPS衛星10の組を選択して測位計算を開始する(S23)。
具体的には、ベースバンド部60は、選択したN個(例えば4個)のGPS衛星10の衛星情報(GPS時刻情報及び軌道情報)をSRAM63から読み出して測位計算を行い、位置情報(GPS付き腕時計3が位置する場所の緯度及び経度)を生成する。
なお、GPS付き腕時計3の3次元の位置(x,y,z)を特定するためには、前述したように、x,y,zパラメータに加えて時刻誤差も未知数であるため、4個以上のGPS衛星10のGPS時刻情報及び軌道情報が必要である。但し、標高zを予め決められた所定値(例えば平均海水面)に設定して二次元の位置(x,y)のみを特定する場合には、3個のGPS衛星10のGPS時刻情報及び軌道情報でも可能である。従って、ベースバンド部60は、捕捉したGPS衛星10が3個の場合には二次元の測位計算を行い、4個以上の場合には三次元の測位計算を行う。
測位処理手段404は、タイムアウト時間(180秒)内に、受信開始S1から測位計算S23までの処理が完了したか否かを判断する。すなわち、測位処理手段404は、図10に示す、衛星サーチ時間と、衛星信号をデコードし、測位計算を行って衛星情報を取得する時間とを加算した時間(情報取得時間)が、タイムアウト時間(180秒)以内であればS24で「Yes」と判定し、タイムアウト時間になっても測位計算が終了していない場合にはS24で「No」と判定する。
そして、測位処理手段404は、S24で「No」と判定した場合、受信を終了する(S4)。例えば、GPS衛星10からの衛星信号の受信レベルが低いために、3個以上のGPS衛星10の衛星情報を正しく復調することができないままタイムアウトした場合には、受信を終了する(S4)。
一方、測位処理手段404は、S24で「Yes」と判定した場合、受信モジュール30の受信動作を終了させる(S25)。
この際、ベースバンド部60は、フラッシュメモリ66に記憶されている時差情報を参照し、受信した位置情報に基づいてGPS付き腕時計3が位置する場所の時差データを取得する。
そして、時刻修正手段410は、受信モジュール30からGPS時刻情報と時差データ取得し、これらに基づいて記憶部41に記憶されている内部時刻情報を修正し、この修正した内部時刻情報に基づいて駆動回路44を制御し、時刻表示を修正する(S26)。
[第1実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、衛星信号検索手段401によって衛星サーチ処理を行い、受信モード選択手段402は、捕捉できた衛星数に応じて測位モードまたは測時モードを選択している。このため、捕捉できた衛星数が3個以上の場合のみ測位モードを選択することで、測位処理に必要な数の位置情報衛星を捕捉できないために、衛星サーチ処理をタイムアウト時間が経過するまで継続することを防止できる。従って、捕捉衛星数に応じて受信モードを選択することで、衛星信号の受信処理を効率的に行うことができ、消費電力も低減できる。
このため、GPS付き腕時計3のように、限られた電力(電池容量)の電源で駆動される衛星信号受信装置において、電力を有効に使うことができ、電池寿命も延ばすことができる。
例えば、図1の建物5内でGPS付き腕時計3を使用した場合、受信可能なGPS衛星10は、図3に示すように、受信する時間によって1〜4個に変化する。このような場合でも、本実施形態では、捕捉できたGPS衛星10の数に応じて最適な受信モードを選択できるため、無駄な電力を消費することなく、衛星信号を受信することができる。また、屋外でGPS付き腕時計3を使用した場合も捕捉したGPS衛星10の数で受信モードを自動的に選択することで、衛星信号を効率よく受信することができる。例えば、広く空が開けている場所で受信したために、3個以上のGPS衛星10を捕捉できた場合には、測位モードで受信し、ビルの谷間のようにあまり空が開いていない場所で受信したために、1〜2個のGPS衛星10のみを捕捉した場合には、測時モードで受信して、受信モードを自動的に選択することで効率の良い受信処理を行うことができる。
また、捕捉衛星数が0個の場合には、直ちに受信を終了しているので、無駄な受信処理を継続することがなく、この点でも、消費電力を低減でき、電池寿命を延ばすことができる。
測時処理手段403は、受信により取得した取得時刻情報を内部時刻情報と比較し、その差が予め設定された比較誤差内であるか否かを判断しているので、取得時刻情報が正しいデータであるか検証することができる。このため、時刻修正手段410で時刻修正を行う際に、内部時刻情報を正しい時刻に修正できる。
衛星サーチ工程では、予め設定された所定回数サーチを繰り返しているので、GPS付き腕時計3と各GPS衛星10との間にビルなどがあって、タイミングによっては衛星10を捕捉できない場合でも、衛星サーチ処理を複数回繰り返しているので、GPS衛星10を捕捉できる可能性を高くできる。
さらに、所定回数以上は衛星サーチ処理を繰り返さないので、GPS衛星10を捕捉できない環境にあるときに、無駄にサーチ処理を繰り返すこともなく、消費電力を削減できる。
さらに、秒針によって受信モードを表示しているので、利用者が現在、どの受信モードで表示しているのかを把握でき、利便性を向上できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態のGPS付き腕時計3の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、説明を省略する。
[第2実施形態の受信モード]
第2実施形態のGPS付き腕時計3は、捕捉衛星数に応じて、表1に示すような、受信モードで制御される。
Figure 0005402073
すなわち、表1に示すように、捕捉衛星数が0個の場合は、衛星サーチ処理のみで終了する。
また、捕捉衛星数が1個の場合は、測時モードが選択され、前記第1実施形態と同様に、取得時刻情報は内部時刻情報(内部時計)と比較して検証する。
一方、捕捉衛星数が2個の場合は、測時モードが選択され、2つの衛星の取得時刻情報同士を比較して取得時刻情報を検証する。
また、捕捉衛星数が3個の場合は、測位モードが選択され、2次元測位処理が行われる。
一方、捕捉衛星数が4個以上の場合は、測位モードが選択され、3次元測位処理が行われる。
また、測時モードにおけるタイムアウト時間は30秒、測位モードにおけるタイムアウト時間は180秒に設定されている。
この表1に示す第2実施形態の受信処理について、図11〜13のフローチャートに基づいて説明する。
GPS付き腕時計3の制御部40は、図11に示すように、前記第1実施形態と同様に、受信制御手段400で受信を開始すると(S1)、衛星信号検索手段401で衛星サーチ処理を行う(S2)。
そして、捕捉衛星数が0個の場合は、受信を終了し(S4)、1,2個の場合は、受信モード選択手段402は測時モードを選択して測時モード受信処理S30を実施し、3個以上の場合は、測位モードを選択して測位モード受信処理S50を実施する。
[測時モード]
測時モードが選択されると、測時処理手段403は、図12に示すように、捕捉衛星数が1個であるか2個であるかを判定する(S31)。
[測時モード:1衛星受信]
S31で捕捉衛星数が1個と判定された場合、前記第1実施形態と同様の処理が行われる。すなわち、測時処理手段403は、1衛星受信の測時モードを選択する(S32)。そして、測時処理手段403は、捕捉した1個のGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報)の取得を開始し(S33)、所定の時間(タイムアウト時間)内に衛星情報を取得できたか否かを判定する(S34)。そして、S34でNoの場合、受信を終了する(S38)。
一方、S34でYesの場合、測時処理手段403は、受信モジュール30から取得したGPS時刻情報と、記憶部41に記憶されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された比較誤差(許容範囲)内であるかを判定する(S35)。そして、S35でNoの場合、受信を終了する(S38)。
また、S35でYesの場合、測時処理手段403は受信を終了し(S36)、時刻修正手段410は取得したGPS時刻情報で内部時刻を修正する(S37)。
[測時モード:2衛星受信]
S31で捕捉衛星数が2個と判定された場合、測時処理手段403は、2衛星受信の測時モードを選択する(S42)。そして、測時処理手段403は、捕捉した2個のGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報)の取得を開始し(S43)、所定の時間(タイムアウト時間)内に衛星情報を取得できたか否かを判定する(S44)。そして、S44でNoの場合、受信を終了する(S38)。
一方、S44でYesの場合、測時処理手段403は、受信モジュール30から取得した各衛星のGPS時刻情報同士を比較して一致するかを判定する(S45)。そして、S45でNoの場合、受信を終了する(S38)。
また、S45でYesの場合、測時処理手段403は受信を終了し(S46)、時刻修正手段410は取得したGPS時刻情報で内部時刻を修正する(S47)。
なお、S45の判定時に、2つの衛星のGPS時刻情報同士が一致し、かつ、そのGPS時刻情報と内部時刻情報との差が比較誤差内であるかを判定してもよい。この場合、取得時刻情報が正しい時刻であるかをより各確実に判定できる。
[測位モード]
一方、S3で衛星捕捉数が3個以上の場合、受信モード選択手段402によって測位モードが選択され、測位処理手段404は、図13に示すように、捕捉衛星数が3個であるか4個以上であるかを判定する(S51)。
[測位モード:2次元測位]
S51で捕捉衛星数が3個と判定された場合、測位処理手段404は、2次元測位受信の測位モードを選択する(S52)。
そして、測位処理手段404は、捕捉したGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報および軌道情報)の取得を開始する(S53)。
また、ベースバンド部60は、捕捉した3個のGPS衛星10の組を選択して2次元測位計算を開始する(S54)。
次に、測位処理手段404は、タイムアウト時間(180秒)内に測位計算処理まで完了して測位できたか否かを判断する(S55)。そして、タイムアウト時間内に測位処理が完了しなかった場合(S55でNoの場合)、受信を終了する(S58)。
一方、測位処理手段404は、タイムアウト時間内に測位処理が完了した場合(S55でYesの場合)、受信モジュール30の受信動作を終了させる(S56)。
この際、ベースバンド部60は、フラッシュメモリ66に記憶されている時差情報を参照し、位置情報に基づいてGPS付き腕時計3が位置する場所の時差データを取得する。
時刻修正手段410は、受信モジュール30からGPS時刻情報と時差データを取得し、これらに基づいて記憶部41に記憶されている内部時刻情報を修正し、この修正した内部時刻情報に基づいて駆動回路44を制御し、時刻表示を修正する(S57)。
[測位モード:3次元測位]
S51で捕捉衛星数が4個以上と判定された場合、測位処理手段404は、3次元測位受信の測位モードを選択する(S62)。
そして、測位処理手段404は、捕捉したGPS衛星10の衛星情報(特にGPS時刻情報および軌道情報)の取得を開始する(S63)。
また、ベースバンド部60は、捕捉した中から4個のGPS衛星10の組を選択して3次元測位計算を開始する(S64)。
次に、測位処理手段404は、タイムアウト時間(180秒)内に測位計算処理まで完了して測位できたか否かを判断する(S65)。そして、タイムアウト時間内に測位処理が完了しなかった場合(S65でNoの場合)、受信を終了する(S58)。
一方、測位処理手段404は、タイムアウト時間内に測位処理が完了した場合(S65でYesの場合)、受信モジュール30の受信動作を終了させる(S66)。
この際、ベースバンド部60は、フラッシュメモリ66に記憶されている時差情報を参照し、位置情報に基づいてGPS付き腕時計3が位置する場所の時差データを取得する。
時刻修正手段410は、受信モジュール30からGPS時刻情報と時差データを取得し、これらに基づいて記憶部41に記憶されている内部時刻情報を修正し、この修正した内部時刻情報に基づいて駆動回路44を制御し、時刻表示を修正する(S67)。
以上の第2実施形態においても、受信モードは秒針で示される。
すなわち、1衛星の測時モードで受信中および受信成功結果の表示は秒針を1秒位置に移動する。2衛星の測時モードで受信中および受信成功結果の表示は秒針を2秒位置に移動する。
また、3衛星の測位モード(2次元測位)で受信中および受信成功結果の表示は秒針を3秒位置に移動する。4衛星以上の測時モード(3次元測位)で受信中および受信成功結果の表示は秒針を4秒位置に移動する。
そして、衛星が存在しない場合や受信失敗の場合は、秒針を20秒位置に移動する。
このような第2実施形態においても、前記第1実施形態と同じ作用効果を奏することができる。
さらに、測時モードを処理する測時処理手段403は、捕捉衛星数が1個の場合と、2個の場合とで処理を変えているので、捕捉した衛星数に応じた最適な受信制御を行うことができる。すなわち、捕捉衛星数が2個の場合には、2つのGPS時刻情報同士を比較して一致した場合に時刻修正を行うようにしたので、取得したGPS時刻情報が正しいデータであるかをより確実に検証でき、正しい時刻で内部時刻情報を修正できる。
同様に、測位モードを処理する測位処理手段404は、捕捉衛星数が3個の場合には2次元測位計算を行い、4個以上の場合には3次元測位計算を行っているので、捕捉した衛星数に応じて最適な測位モード処理を行うことができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、前記各実施形態において、衛星サーチ工程では、衛星サーチ処理を所定回数繰り返す処理を行っていたが、衛星サーチ処理を所定時間行うようにしてもよい。さらには、衛星サーチ処理を1回のみ行うようにしてもよい。
また、前記各実施形態では、Aボタン15を所定時間押した際に受信処理を行っていたが、例えば、Aボタン15を所定時間押すと測時モードが選択され、Bボタン16を所定時間押すと測位モードが選択されるようにしてもよい。そして、この手動操作で測位モードが選択された場合に、前記各実施形態の衛星捕捉数に基づく受信モードの自動選択処理を実行するようにすればよい。
また、上述の実施形態は、位置情報衛星の例としてGPS衛星について説明したが、本発明の位置情報衛星としては、GPS衛星だけではなく、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)などの他の全地球的航法衛星システム(GNSS)や、SBASなどの静止衛星や準天頂衛星などの時刻情報を含む衛星信号を発信する位置情報衛星でも良い。
本発明の衛星信号受信装置は、指針を有するアナログ時計に限らず、指針およびディスプレイを有するコンビネーション時計や、ディスプレイのみを有するデジタル時計に適用してもよい。さらに、本発明は、腕時計に限らず、懐中時計などの各種時計や、携帯電話機、デジタルカメラや各種携帯情報端末等に適用してもよい。
3…衛星信号受信装置を備えるGPS付き腕時計、10…GPS衛星、12…指針、27…GPSアンテナ、30…受信手段である受信モジュール、40…制御部、400…受信制御手段、401…衛星信号検索手段、402…受信モード選択手段、403…測時処理手段、404…測位処理手段、410…時刻修正手段。

Claims (9)

  1. 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段を制御して受信処理を行う受信制御手段と、
    時刻情報を計時する計時手段と、
    前記衛星信号を受信して取得された時刻情報により前記計時手段の内部時刻情報を修正する時刻修正手段と、を備え、
    前記受信制御手段は、
    前記受信手段により前記衛星信号を検索する衛星信号検索手段と、
    前記衛星信号検索手段で衛星信号を捕捉した衛星数に応じて、測位モードまたは測時モードの一方を選択する受信モード選択手段と、
    前記受信モード選択手段で測位モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して位置情報を取得する測位処理を行う測位処理手段と、
    前記受信モード選択手段で測時モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時処理を行う測時処理手段と、を備え
    前記時刻修正手段は、
    前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が1個の場合は、前記衛星信号から取得された取得時刻情報と、前記計時手段で計時されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された範囲内にある場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正し、
    前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が2個の場合は、各衛星信号から取得された2つの取得時刻情報を比較して一致した場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正する
    とを特徴とする衛星信号受信装置。
  2. 請求項1に記載の衛星信号受信装置において、
    前記受信モード選択手段は、
    前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が1または2個の場合には測時モードを選択し、捕捉された衛星数が3個以上の場合には測位モードを選択する
    ことを特徴とする衛星信号受信装置。
  3. 請求項1または請求項に記載の衛星信号受信装置において、
    前記測位処理手段は、
    前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が3個の場合は、3個の衛星信号から測位計算を行い、
    前記衛星信号検索手段で捕捉された衛星数が4個以上の場合は、4個の衛星信号から測位計算を行う
    ことを特徴とする衛星信号受信装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の衛星信号受信装置において、
    前記衛星信号検索手段は、受信した衛星信号の信号レベルが所定値以上の衛星を捕捉する対象とすることを特徴とする衛星信号受信装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の衛星信号受信装置において、
    前記衛星信号検索手段は、1つの衛星も捕捉できなかった場合には、前記受信手段による受信処理を中止することを特徴とする衛星信号受信装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の衛星信号受信装置において、
    前記衛星信号検索手段は、各衛星を順次検索する衛星サーチ処理を、所定回数繰り返して衛星を捕捉することを特徴とする衛星信号受信装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の衛星信号受信装置において、
    前記衛星信号検索手段は、各衛星を順次検索する衛星サーチ処理を、所定時間行って衛星を捕捉することを特徴とする衛星信号受信装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の衛星信号受信装置において、
    現在選択されている受信モードを表示する表示手段を備えることを特徴とする衛星信号受信装置。
  9. 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信手段と、時刻情報を計時する計時手段と、前記衛星信号を受信して取得された時刻情報により前記計時手段の内部時刻情報を修正する時刻修正手段とを備えた衛星信号受信装置の制御方法であって、
    前記受信手段により前記衛星信号を検索する衛星信号検索工程と、
    前記衛星信号検索工程で衛星信号を捕捉した衛星数に応じて、測位モードまたは測時モードの一方を選択する受信モード選択工程と、
    前記受信モード選択工程で測位モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して位置情報を取得する測位処理を行う測位処理工程と、
    前記受信モード選択工程で測時モードが選択された場合に、前記受信手段により前記衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時処理を行う測時処理工程と、
    前記衛星信号検索工程で捕捉された衛星数が1個の場合は、前記衛星信号から取得された取得時刻情報と、前記計時手段で計時されている内部時刻情報とを比較し、その差が予め設定された範囲内にある場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正する工程と、
    前記衛星信号検索工程で捕捉された衛星数が2個の場合は、各衛星信号から取得された2つの取得時刻情報を比較して一致した場合に、前記取得時刻情報で前記内部時刻情報を修正する工程と、
    を備えることを特徴とする衛星信号受信装置の制御方法。
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