JP5399331B2 - ワークの研削加工方法及び研削盤、それに用いる移動経路データの演算プログラム並びにその記憶媒体 - Google Patents
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Description
(作用)
この発明は、砥石車の先端形状データ及びワークの加工形状データに基づいて、移動経路データ演算手段によって、ワークの被研削斜面に対する砥石車の移動経路データが演算される。即ち、移動経路データ演算手段によって、ワークの被研削斜面に対して、砥石車の傾斜研削面が適正に線接触されるように、つまり、砥石車の傾斜研削面のうち正規に前記被研削斜面に接触される傾斜研削面以外の傾斜研削面が前記被研削斜面と干渉するのを回避するように、移動経路データが演算される。
動作指令手段としての制御装置41には、中央演算処理装置(CPU)42が備えられている。このCPU42には、研削作業の各種の動作プログラムを予め記録した読み出し専用のリードオンリーメモリ(ROM)43が接続されている。又、CPU42には、各種のデータを記憶するための読み出し書き込み可能な記憶媒体としてのランダムアクセスメモリ(RAM)44が接続されている。このRAM44は、前記砥石車23の先端形状データD23(傾斜研削面23a及び頂面研削面23bの形状データを総称して言う)を記憶するための先端形状データメモリ45を備えている。又、RAM44は、外側金型の被研削面の加工形状データD15(斜面18a,19a、頂面18b,19bの加工形状データを総称して言う)を記憶するための加工形状データメモリ46を備えている。
前記CPU42には、前記先端形状データメモリ45に記憶された砥石車23の先端形状データD23を、先端形状三次元座標データD23Aに変換するための先端形状三次元座標データ変換部51が設けられている。又、CPU42には、加工形状データメモリ46に記憶された砥石車23の加工形状データD15を、加工形状三次元座標データD15Aに変換するための加工形状三次元座標データ変換部52が設けられている。
最初に、図1に示す入力装置47を用いて、前記砥石車23の傾斜研削面23a、頂面研削面23bの側面形状データD23a、頂面形状データD23bを、砥石車23の先端形状データD23として、前記先端形状データメモリ45に予め記憶させる。又、図6に示すストレート部18の斜面18a及び頂面18bの斜面形状データD18a及び頂面形状データD18bを、加工形状データメモリ46に予め記憶させる。さらに、傾斜部19の被研削斜面19a及び頂面19bの加工形状データD19a及び加工形状データD19bを、前記加工形状データメモリ46に予め記憶させる。
(1)上記実施形態では、図7に示すように、先端形状データメモリ45に記憶された砥石車23の先端形状データD23と、加工形状データメモリ46に記憶された外側金型の加工形状データD15とを、それぞれ先端形状三次元座標データD23A及び加工形状三次元座標データD15Aに変換する。そして、両座標データD23A,D15Aに基づいて、砥石車23の移動経路データD23B(第1〜第3移動経路データD231〜D233)を演算するようにした。即ち、外側金型15の傾斜部19の前記傾斜角βが三次元曲面的に変化する被研削斜面19aに対して、砥石車23の傾斜研削面23aが適正に線接触されるように、つまり、砥石車23の傾斜研削面23aのうち正規に前記被研削斜面19aに接触される傾斜研削面23a以外の傾斜研削面23aが前記被研削斜面19aと干渉するのを回避するように行われる。このため、前記傾斜角βが三次元曲面的に変化する被研削斜面19aの砥石車23による研削作業を容易に行うことができる。
・図11(a)に示すように砥石車23の先端形状を半円弧研削部23cにしたり、図11(b)に示すように傾斜研削面23aによって山形状にしたり、図11(c)に示すように、一つの傾斜研削面23aと一つの頂面研削面23bとにより形成したりしてもよい。このように前記砥石車23の先端形状を、それぞれ複数種類用意し、それらの複数種の先端形状データを予め記憶媒体に記憶させるとともに、砥石車23が変更になった場合に、複数種の先端形状データの中から選択できるようにしてもよい。
Claims (7)
- ワークテーブルに支持され、3次元曲面的に傾斜角が変化する被研削斜面を有するワークと、先端に傾斜研削面を有する砥石車とを相対移動させてワークの研削を行う研削加工方法において、
前記ワークは筒状をなす金型であって、その金型本体の内周面には、スプライン軸を成形するための複数の突条が所定のピッチで形成され、前記各突条は横断面が台形状に形成され、各突条は横断面形状が変化しないストレート部と、高さが低くなるとともに、左右両側の被研削斜面の傾斜角が先端に行くに従い小さくなる傾斜部とによって形成されており、
砥石車の先端形状データを、記憶媒体に記憶する工程と、
ワークの前記被研削斜面の加工形状データを、記憶媒体に記憶する工程と、
前記先端形状データ及び加工形状データに基づいて、ワークに対する砥石車の移動経路データを演算する工程と、
前記移動経路データに基づいて、ワークテーブル及び砥石車の相対移動を制御してワークの研削加工を行う工程と
を備え、
前記移動経路データの演算は、一つの突条に対するストレート部の一側の被研削斜面と傾斜部の一側の被研削斜面を連続して研削する第1移動経路データと、ストレート部の頂面と傾斜部の頂面を連続して研削する第2移動経路データと、ストレート部の他側の被研削斜面と傾斜部の他側の被研削斜面を連続して研削する第3移動経路データとに区分されて演算が行われ、ワークの前記被研削斜面に対して、砥石車の傾斜研削面が適正に線接触されるように、つまり、砥石車の傾斜研削面のうち正規に前記被研削斜面に接触される傾斜研削面以外の傾斜研削面が前記被研削斜面と干渉するのを回避するように行われるものであることを特徴とするワークの研削加工方法。 - ワークテーブルに支持され、3次元曲面的に傾斜角が変化する被研削斜面を有するワークと、先端に傾斜研削面を有する砥石車とを相対移動させてワークの研削を行う研削盤において、
前記ワークは筒状をなす金型であって、その金型本体の内周面には、スプライン軸を成形するための複数の突条が所定のピッチで形成され、前記各突条は横断面が台形状に形成され、各突条は横断面形状が変化しないストレート部と、高さが低くなるとともに、左右両側の被研削斜面の傾斜角が先端に行くに従い小さくなる傾斜部とによって形成されており、
砥石車の先端形状データを記憶する記憶媒体と、
ワークの被研削斜面の加工形状データを記憶する記憶媒体と、
前記先端形状データ及び加工形状データに基づいて、ワークに対する砥石車の移動経路データを演算する移動経路データ演算手段と、
移動経路データに基づいて、ワークテーブル及び砥石車の相対移動を制御してワークの研削加工を行う動作指令手段と
を備え、
前記移動経路データ演算手段は、一つの突条に対するストレート部の一側の被研削斜面と傾斜部の一側の被研削斜面を連続して研削する第1移動経路データと、ストレート部の頂面と傾斜部の頂面を連続して研削する第2移動経路データと、ストレート部の他側の被研削斜面と傾斜部の他側の被研削斜面を連続して研削する第3移動経路データとに区分されて演算が行われ、ワークの前記被研削斜面に対して、砥石車の傾斜研削面が適正に線接触されるように、つまり、砥石車の傾斜研削面のうち正規に前記被研削斜面に接触される傾斜研削面以外の傾斜研削面が前記被研削斜面と干渉するのを回避する機能を備えていることを特徴とする研削盤。 - 請求項2において、前記ストレート部の被研削斜面及び傾斜部の被研削斜面と、前記ストレート部の頂面及び傾斜部の頂面がワークの加工形状データとして記憶媒体に記憶され、砥石車の先端の左右両側の前記被研削斜面を研削する傾斜研削面が先端形状データとして記憶媒体に記憶されていることを特徴とする研削盤。
- 請求項2又は3において、前記砥石車の先端形状データは、三次元座標データ変換部によって、先端形状三次元座標データに変換され、ワークの加工形状データは加工形状三次元座標データ変換部によって、加工形状三次元座標データに変換され、前記移動経路データ演算手段は、前記先端形状三次元座標データ及び加工形状三次元座標データに基づいて移動経路データを演算するように構成されていることを特徴とする研削盤。
- 請求項2〜4のいずれか一項において、ベッドの上面には、X軸移動体が水平X軸方向の往復動可能に装着され、該X軸移動体の上面には、ワークテーブルが水平X軸方向と直交する垂直Z軸の周りでC軸方向に旋回移動可能に装着され、砥石車は前記X軸及びZ軸と直交する水平Y軸方向に往復動可能に装着されるとともに、Y軸の周りでB軸方向に旋回移動可能に装着されていることを特徴とする研削盤。
- 請求項2〜5のいずれか一項に記載の研削盤に用いるプログラムであって、
砥石車の先端形状データを、記憶媒体に記憶する工程と、
ワークの前記被研削斜面の加工形状データを、記憶媒体に記憶する工程と、
前記先端形状データ及び加工形状データに基づいて、ワークに対する砥石車の移動経路データを演算する工程と、
前記移動経路データの演算は、一つの突条に対するストレート部の一側の被研削斜面と傾斜部の一側の被研削斜面を連続して研削する第1移動経路データと、ストレート部の頂面と傾斜部の頂面を連続して研削する第2移動経路データと、ストレート部の他側の被研削斜面と傾斜部の他側の被研削斜面を連続して研削する第3移動経路データとに区分されて演算が行われ、ワークの前記被研削斜面に対して、砥石車の傾斜研削面が適正に線接触されるように、つまり、砥石車の傾斜研削面のうち正規に前記被研削斜面に接触される傾斜研削面以外の傾斜研削面が前記被研削斜面と干渉するのを回避するように行われるものであることを特徴とする研削盤に用いる移動経路データの演算プログラム。 - 請求項6の移動経路データの演算プログラムを記憶した記憶媒体。
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