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JP5394487B2 - アミノテトラヒドロインダゾロ酢酸 - Google Patents

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Description

本発明は、新規なアミノテトラヒドロインダゾロ酢酸、その製造、それを含む医薬組成物及びCRTH2アンタゴニストとしてのその使用に関する。
プロスタグランジンD(PGD2)は、活性化された肥満細胞により産生される主要なプロスタノイドであり、アレルギー疾患(例えば、アレルギー性喘息及びアトピー性皮膚炎)の病因への関与が示されている。Tヘルパー型細胞上で発現される化学誘引物質受容体相同分子(CRTH2)は、プロスタグランジンD受容体の一種であり、アレルギー性炎症に関与するエフェクター細胞(例えば、Tヘルパー2型(Th2)細胞、好酸球、及び好塩基球)上で発現される(Nagata et al., FEBS Lett 459: 195-199, 1999)。それは、PGD2により刺激された、Th2細胞、好酸球、及び好塩基球の走化性を仲介することが示された(Hirai et al., J Exp Med 193: 255-261, 2001)。その上、CRTH2は、好酸球の呼吸性バースト及び脱顆粒を仲介し(Gervais et al., J Allergy Clin Immunol 108: 982-988, 2001)、Th2細胞における前炎症性サイトカインの産生を誘導し(Xue et al., J Immunol 175: 6531-6536)、そして好塩基球からのヒスタミン放出を高める(Yoshimura-Uchiyama et al., Clin Exp Allergy 34: 1283-1290)。mRNA安定性に異なる影響を及ぼす、CRTH2をコード化する遺伝子の配列変異体が、喘息に関連することが示された(Huang et al., Hum Mol Genet 13, 2691-2697, 2004)。CRTH2を発現する循環T細胞数の増加は、アトピー性皮膚炎の重症度にも相関した(Cosmi et al., Eur J Immunol 30, 2972-2979, 2000)。これらの結果から、CRTH2が、アレルギー疾患において前炎症的役割を担うことが示唆される。それゆえ、CRTH2のアンタゴニストが、障害(例えば、喘息、アレルギー性炎症、COPD、アレルギー性鼻炎、及びアトピー性皮膚炎)を処置するのに有用になると考えられる。
本発明は、式I:
Figure 0005394487
(式中、Q、R1〜R3及びnは、詳細な説明及び特許請求の範囲に定義される)で示される化合物、並びに薬学的に許容しうるその塩及びエステルに関係する。加えて本発明は、式Iで示される化合物を製造及び使用する方法、並びにそのような化合物を含む医薬組成物に関する。式Iで示される化合物は、CRTH2受容体でのアンタゴニストであり、そしてその受容体に関連する疾患及び障害(例えば、喘息)を処置するのに有用となりうる。
他に断りがなければ、本明細書及び特許請求の範囲で用いられる以下の特有の用語及び語句は、以下のとおり定義される。
用語「部分」は、1つ以上の化学結合により他の原子又は分子に結合し、それにより分子の一部を形成する、原子又は化学結合した原子の群を指す。例えば、式Iの変数R1、R2、及びR3は、示されたとおり1つ以上の化学結合により式Iの核構造に結合する部分を指す。
1個以上の水素原子を有する特定の部分に関連する用語「置換されている」は、その部分の水素原子の少なくとも1個が、他の置換基又は部分により置換されていることを指す。例えば、用語「ハロゲンにより置換されている低級アルキル」は、低級アルキル(以下に定義される)の1個以上の水素原子が、ハロゲン原子1個以上により置換されていること(即ち、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、クロロメチルなど)を指す。同様に、用語「低級アルキルにより置換されている低級シクロアルキル」は、低級シクロアルキル(以下に定義される)の1個以上の水素原子が、低級アルキル1個以上により置換されていること(即ち、1−メチル−シクロプロピル、1−エチル−シクロプロピルなど)を指す。
用語「場合により置換されている」は、部分(水素原子を1個以上含む)の1個以上の水素原子が、他の置換基で置換されている可能性があるが、必ずしもそうでなくてもよいことを指す。
用語「アルキル」は、炭素原子を1〜20個有する脂肪族直鎖又は分枝鎖飽和炭化水素部分を指す。特定の実施態様において、アルキルは、1〜10個の炭素原子を有する。
用語「低級アルキル」は、1〜7個の炭素原子を有するアルキル部分を指す。特定の実施態様において、低級アルキルは、1〜4個の炭素原子を有し、そして別の特定の実施態様において、低級アルキルは、1〜3個の炭素原子を有する。低級アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチルを含む。
用語「低級シクロアルキル」は、一緒に結合して環構造を形成する3〜7個の炭素原子を有する飽和又は部分不飽和非芳香族炭化水素環部分を指す。シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルを含む。
用語「低級アルケニル」は、2〜7個の炭素原子を有し、そして少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する脂肪族直鎖又は分枝鎖炭化水素部分を指す。特定の実施態様において、低級アルケニルは、2〜4個の炭素原子を有し、そして別の実施態様において、2〜3個の炭素原子を有する。低級アルケニルの例は、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル及びイソブテニルを含む。
用語「低級アルキニル」は、2〜7個の炭素原子を有し、そして少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する脂肪族直鎖又は分枝鎖炭化水素部分を指す。特定の実施態様において、低級アルキニルは、2〜4個の炭素原子を有し、そして別の実施態様において、2〜3個の炭素原子を有する。低級アルキニルの例は、エチニル、1−プロピニル、及び2−プロピニルを含む。
用語「低級アルコキシ」は、部分−O−R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルコキシ部分の例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ及びtert−ブトキシを含む。
用語「低級シクロアルコキシ」は、部分−O−R(ここで、Rは、先に定義された低級シクロアルキルである)を指す。低級シクロアルコキシ部分の例は、シクロブトキシ及びシクロペントキシを含む。
用語「低級アルカノイル」は、部分−C(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルカノイルの例は、アセチルである。
用語「ヘテロ原子」は、窒素、酸素、又は硫黄を指す。
用語「低級ヘテロシクロアルキル」は、一緒に結合して環構造を形成する3〜7個の環原子を有し、1、2又は3個の環原子がヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素原子である、飽和又は部分不飽和非芳香族環部分を指す。低級ヘテロシクロアルキルの例は、テトラヒドロピラン−4−イルである。
用語「低級ヘテロシクロアルキルオキシ」は、部分R’−O−(ここで、R’は、先に定義された低級ヘテロアルキルである)を指す。低級ヘテロシクロアルキルオキシの例は、テトラヒドロピラン−4−イルオキシである。
用語「低級アルキルスルファニル」は、部分−S−R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルキルスルファニルの例は、メチルスルファニル及びエチルスルファニルを含む。
用語「低級シクロアルキルスルファニル」は、部分−S−R(ここで、Rは、先に定義された低級シクロアルキルである)を指す。低級シクロアルキルスルファニルの例は、シクロプロピルスルファニル、シクロブチルスルファニル及びシクロペンチルスルファニルが挙げられる。
用語「低級ヘテロシクロアルキルスルファニル」は、部分−S−R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指す。低級ヘテロシクロアルキルスルファニルの例は、ピロリジン−1−イルスルファニルである。
用語「低級アルキルスルフィニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルキルスルフィニルの例は、メチルスルフィニル及びエチルスルフィニルを含む。
用語「低級シクロアルキルスルフィニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級シクロアルキルである)を指す。低級シクロアルキルスルフィニルの例は、シクロプロピルスルフィニル、シクロブチルスルフィニル及びシクロペンチルスルフィニルを含む。
用語「低級ヘテロシクロアルキルスルフィニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指す。低級ヘテロシクロアルキルスルフィニルの例は、ピロリジン−1−イルスルフィニルである。
用語「低級アルキルスルホニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルキルスルホニルの例は、メチルスルホニル及びエチルスルホニルを含む。
用語「低級シクロアルキルスルホニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級シクロアルキルである)を指す。低級シクロアルキルスルホニルの例は、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル及びシクロペンチルスルホニルを含む。
用語「低級ヘテロシクロアルキルスルホニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指す。低級ヘテロシクロアルキルスルホニルの例は、ピロリジン−1−イルスルホニルである。
用語「低級アルキルカルボニルアミノ」は、部分−N(H)C(O)R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルキルカルボニルアミノの例は、メチルカルボニルアミノ及びエチルカルボニルアミノを含む。
用語「低級アルキルスルホニルアミノ」は、部分−N(H)S(O)R(ここで、Rは、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級アルキルスルホニルアミノの例は、メチルスルホニルアミノ及びエチルスルホニルアミノを含む。
用語「低級ジアルキルアミノ」は、部分−N(R)(R’)(ここで、R及びR’は、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級ジアルキルアミノの例は、ジメチルアミノである。
用語「低級トリアルキルシリル」は、部分−Si(R)(R’)(R”)(ここで、R、R’及びR”は、先に定義された低級アルキルである)を指す。低級トリアルキルシリルの例は、トリメチルシリルである。
用語「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードの部分を指す。
他に断りがなければ、用語「水素」又は「ヒドロ」は、水素原子の部分(−H)を指し、Hを指すのではない。
他に断りがなければ、用語「式で示される化合物」は、式により定義される化合物類から選択される任意の化合物(任意のそのような化合物の任意の薬学的に許容しうる塩又はエステルを含む)を指す。
用語「薬学的に許容しうる塩」は、遊離塩基又は遊離酸の生物学的有効性及び特性を保持し、生物学的にも他についても不適切でないそれらの塩を指す。塩は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など、好ましくは塩酸)及び有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、サリチル酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、N−アセチルシステインなど)で形成されていてもよい。更に、塩は、無機塩基又は有機塩基を遊離酸に添加することにより製造してもよい。無機塩基から誘導される塩としては、非限定的に、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、及びマグネシウムの塩などを含む。有機塩基から誘導される塩としては、非限定的に、第一級、第二級及び第三級アミン、天然由来の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、並びに塩基性イオン交換樹脂の塩を含み、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リシン、アルギニン、N−エチルピペリジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂の塩である。
本発明の化合物は、薬学的に許容しうる塩の形態で存在することができる。本発明の化合物は、両性イオンの形態で存在することもできる。本発明の化合物の特に好ましい薬学的に許容しうる塩は、塩酸塩である。本発明の化合物は、薬学的に許容しうるエステル(即ち、プロドラッグとして用いられる式Iで示される酸のメチル及びエチルエステル)の形態で存在することもできる。本発明の化合物は、溶媒和、即ち水和させることもできる。溶媒和は、製造工程の途中で実行してもよく、又は、即ち、最初は無水の式Iで示される化合物の吸湿特性の結果として起こってもよい(水和)。
同じ分子式を有するが、原子の結合の性質もしくは順序、又は空間における原子の配列が異なる化合物は、「異性体」と呼ばれる。空間における原子の配列が異なる異性体は、「立体異性体」と呼ばれる。ジアステレオマーは、一つ以上のキラル中心で反対の配列を有し、鏡像異性体でない立体異性体である。一つ以上の不斉中心を担い、互いに重ね合わせることのできない鏡像である立体異性体は、「鏡像異性体」と呼ばれる。化合物が不斉中心を有する場合、例えば、炭素原子が4個の異なる基に結合していれば、一対の鏡像異性体が可能である。鏡像異性体は、不斉中心の絶対配置によって特徴づけることができ、Cahn、Ingold及びPrelogのR−及びS−順位則により、又は分子が偏光の平面を回転するような方法により説明され、そして右旋性又は左旋性(即ち、それぞれ(+)又は(−)−異性体)と表す。キラル化合物は、単独の鏡像異性体又はその混合物のいずれかとして存在することができる。同じ割合の鏡像異性体を含む混合物は、「ラセミ混合物」と呼ばれる。
用語、化合物の「治療上有効な量」は、疾患の症状を予防、緩和もしくは寛解するのに、又は処置される対象の生存を延長するのに効果的である化合物量を意味する。治療上有効な量の決定は、当該技術の範囲内である。本発明の化合物の治療上有効な量又は投与量は、広い限界内で変動させることができ、当該技術分野で公知の手法で決定してもよい。そのような投与量は、投与される具体的な化合物、投与経路、処置される病状、及び処置される患者を含む各症例の各要件に調整される。一般に、体重約70kgの成人への経口又は非経口投与の場合、約0.1mg〜約5000mg、1mg〜約1000mg、又は1mg〜100mgの一日用量が適切となりうるが、必要ならば、下限及び上限を超えてもよい。一日用量を単回投与もしくは分割投与で投与することができ、又は非経口投与では、連続注入で投与してもよい。
用語「薬学的に許容しうる担体」は、溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌剤及び抗真菌剤、等張剤及び吸収遅延剤並びに医薬投与に適合する他の材料及び化合物をはじめとする医薬投与に適合する任意の、そして全ての材料を含むものとする。任意の従来の媒体又は薬剤が、活性化合物と不適合である場合を除き、本発明の組成物中でのその使用が予期される。補足的活性化合物も、該組成物に組み入れることができる。
本明細書の組成物の製造に有用な医薬担体は、固体、液体、又は気体であってもよく、つまり該組成物は、錠剤、ピル、カプセル、坐剤、粉末、腸溶性コーティング又は他の保護配合剤(例えば、イオン交換樹脂に結合しているか、又は脂質−タンパク質賦形剤中に封入されている)、徐放性配合剤、液剤、懸濁剤、エリキシル、エアロゾルなどの形態であってもよい。担体は、石油、動物、植物、又は合成起源のもの(例えば、ピーナッツ油、大豆油、鉱物油、ゴマ油など)を含む様々な油から選択することができる。特に注射可能な液剤では(血液と等張の場合)、水、生理食塩水、水性デキストロース、及びグリコール類が、好ましい液状担体である。例えば、静脈内投与用の製剤は、有効成分の滅菌水溶液を含んでおり、それは固体活性成分を水に溶解して水溶液を生成させ、溶液を滅菌することにより製造される。適切な医薬賦形剤は、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、タルク、ゼラチン、麦芽、米、小麦、石灰、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルク、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノールなどを含む。該組成物を、従来の医薬添加剤、例えば、防腐剤、安定化剤、湿潤剤又は乳化剤、浸透圧を調整する塩、緩衝剤などに供してもよい。適切な医薬担体及びその製剤は、E. W. MartinによるRemington's Pharmaceutical Sciencesに記載されている。そのような組成物は、任意の事象で、受容者に適切に投与するための適切な投与形態が製造するために、有効量の活性化合物を適切な担体と共に含有する。
本発明の方法の実践において、本発明の化合物の任意の1種もしくは本発明の任意の化合物の組合わせ、又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルの有効量を、通常の許容しうる当該技術分野で公知の方法により単独又は併用のいずれかで投与する。つまり、該化合物又は組成物を経口(例えば、頬側口腔)、舌下、非経口(例えば、筋肉内、静脈内、又は皮下)、直腸内(例えば、坐剤又は洗液による)、経皮(例えば、皮膚へのエレクトロポレーション)、又は吸入(例えば、エアロゾルによる)で、そして錠剤及び懸濁剤を含む、固体、液体、又は気体投与の形態で投与することができる。適宜に、連続療法又は単回投与療法により、一つの単位投与形態で、投与を実施することができる。治療組成物は、親油性塩(例えば、パモ酸)を組み合わせた油性エマルジョンもしくは分散液の形態、又は皮下もしくは筋肉内投与用の生分解性徐放性組成物の形態であってもよい。
詳細には、本発明は、式I:
Figure 0005394487
(式中、
Qは、炭素又は窒素であり;
R1は、水素又はハロゲンで場合により置換されている低級アルキルであり;
R2及びR3は、環炭素原子の水素原子の置換により、Qを含む環に結合しており;そしてR2及びR3は、独立して、
(1)水素;
(2)ハロゲン;
(3)−NH
(4)−NO
(5)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;
(6)低級アルキルで場合により置換されている低級シクロアルキル;
(7)低級アルケニル;
(8)低級アルキニル;
(9)低級アルカノイル;
(10)低級アルコキシ;
(11)低級シクロアルコキシ;
(12)低級ヘテロシクロアルキル;
(13)低級ヘテロシクロアルキルオキシ;
(14)低級アルキルスルファニル、低級シクロアルキルスルファニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルファニル;
(15)低級アルキルスルフィニル、低級シクロアルキルスルフィニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルフィニル;
(16)低級アルキルスルホニル、低級シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル;
(17)低級アルキルカルボニルアミノ;
(18)低級アルキルスルホニルアミノ;
(19)低級ジアルキルアミノ;及び
(20)低級トリアルキルシリル、
からなる群から選択され;
ここで、R2又はR3の少なくとも一方は、Qを含む環の環炭素原子に結合している水素以外の部分であり;そして
nは、1又は2である)で示される化合物、並びに薬学的に許容しうるその塩及びエステルに関する。
他に断りがなければ、用語「Qは、炭素又は窒素である」は、(1)Qが、式I内に示された炭素である場合、その炭素が、水素へ結合していることにより非置換であるか(C−H)、又は部分R2に結合していること(C−R2)、もしくは部分R3に結合していることにより置換されており(C−R3);そして(2)Qが、窒素である場合、その窒素が、水素又はR2又はR3のいずれかに結合していないことを示す。
他に断りがなければ、用語「R2及びR3は、環炭素原子の水素原子の置換により、Qを含む環に結合している」は、式Iに示されたR2及びR3が(互いに独立して)、R2又はR3により置換されていなければ炭素原子に結合しているはずの水素原子の代わりに、環炭素原子の(Qを含む式I内の芳香族環の)一つに結合していることを指すが、R2及びR3が、同じ炭素原子に同時に結合していないことを理解されたい。
他に断りがなければ、式Iの属及びその任意の亜属は、可能な立体異性体(即ち、(R)−鏡像異性体及び(S)−鏡像異性体)に加え、そのラセミ及びスケールミック混合物の全てを包含する。本発明の一実施態様において、式Iで示される化合物は、式Iの(R)−鏡像異性体に関する以下の亜属の構造式:
Figure 0005394487
(式中、Q及びR1〜R3及びnは、先に定義されたとおりである)で示されたその(R)−鏡像異性体又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルである。
別の実施態様において、式Iで示される化合物は、式Iの(S)−鏡像異性体に関する以下の亜属の構造式:
Figure 0005394487
(式中、Q及びR1〜R3及びnは、先に定義されたとおりである)に示されたその(S)−鏡像異性体又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルである。
別の実施態様において、本発明は、式Iで示される化合物の(R)−鏡像異性体と(S)−鏡像異性体との混合物(ラセミ体又はその他)を含む組成物を指す。
幾つかの実施態様において、本発明は、以下に示された式IA:
Figure 0005394487
(式中、R1〜R3及びnは、先の式Iに関して定義されたとおりである)で示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステル(Qが、CHを表す、式Iの亜属)を指す。
別の実施態様において、本発明は、以下に示された式IB:
Figure 0005394487
(式中、R1〜R3及びnは、先の式Iに関して定義されたとおりである)で示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステル(Qが、Nを表す、式Iの亜属)を指す。
一実施態様において、本発明は、R1が、水素である、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R1が、低級アルキルである、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R1が、メチルである、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、nが、1である、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、nが、2である、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、互いに独立して、3、4、又は5位で、Qを含む環に結合しているが、互いに同じ位置になく、そのような位置が以下に示される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
Figure 0005394487
別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、独立して、
(1)ハロゲン;
(2)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;
(3)低級アルキルで場合により置換されている低級シクロアルキル;
(4)低級アルケニル;
(5)低級アルキニル;
(6)低級アルカノイル;
(7)低級アルコキシ;
(8)低級シクロアルコキシ;
(9)低級アルキルスルホニル、低級シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル;
(10)低級アルキルカルボニルアミノ;
(11)低級アルキルスルホニルアミノ;
(12)低級ジアルキルアミノ;及び
(13)低級トリアルキルシリル、
からなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、独立して、
(1)ハロゲン;
(2)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;
(3)低級アルキルで場合により置換されている低級シクロアルキル;
(4)低級アルケニル;
(5)低級アルキニル;
(6)低級アルカノイル;
(7)低級アルコキシ;
(8)低級シクロアルコキシ;及び
(9)低級アルキルスルホニル、低級シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル、
からなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、独立して、
(1)ハロゲン;
(2)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;
(3)低級アルキルで場合により置換されている低級シクロアルキル;
(4)低級アルコキシ;
(5)低級シクロアルコキシ;及び
(6)低級アルキルスルホニル又は低級シクロアルキルスルホニル、
からなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、独立して、
(1)ハロゲン;
(2)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;及び
(3)低級アルキルスルホニル又は低級シクロアルキルスルホニル、
からなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2及びR3が、独立して、トリフルオロメチル、低級アルキルスルホニル及び低級シクロアルキルスルホニルからなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2又はR3の少なくとも一方が、トリフルオロメチルである、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2又はR3の一方が、トリフルオロメチルであり、そして他方が、
(1)ハロゲン;
(2)ハロゲンで場合により置換されている低級アルキル;
(3)低級アルキルで場合により置換されている低級シクロアルキル;
(4)低級アルケニル;
(5)低級アルキニル;
(6)低級アルカノイル;
(7)低級アルコキシ;
(8)低級シクロアルコキシ;及び
(9)低級アルキルスルホニル、低級シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル、
からなる群から選択される、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2又はR3の一方が、Qを含む環上の3位に結合しており(Qが炭素である場合)、他方が、5位に結合している、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R2又はR3の両方が、水素でない、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、R1が、メチルであり、そしてnが、1である、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、化合物が、(R)−鏡像異性体であり、ここで、R1が、メチルであり、そしてnが、1である、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、化合物が、(R)−鏡像異性体であり、ここで、R1が、メチルであり、そしてnが、1であり、ここで、R2又はR3の一方が、Qを含む環上の3位に結合しており、他方が、5位に結合しており、そしてR2又はR3の両方が、水素でない、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
別の実施態様において、本発明は、化合物が、(R)−鏡像異性体であり、ここで、R1が、メチルであり、nが、1であり、R2又はR3の一方が、Qを含む環上の3位に結合しており、他方が、5位に結合しており、そしてR2又はR3の少なくとも一方が、トリフルオロメチルである、式Iで示される化合物又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステルを指す。
より具体的な実施態様において、本発明は、
[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3,5−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(4−ブロモ−3−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(4−メトキシ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3,5−ビス−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−クロロ−4−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
3−[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−プロピオン酸メチルエステル;
[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3,5−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(4−ブロモ−3−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[(R)−4−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(4−メトキシ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[(R)−4−(3,5−ビス−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−クロロ−4−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
3−[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−プロピオン酸;
{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(4−ブロモ−2−クロロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3,5−ジブロモ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
3−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸メチルエステル;
{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(4−ブロモ−2−クロロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3,5−ジブロモ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
3−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸;
[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(5−ブロモ−6−エトキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(5−ブロモ−6−シクロペンチルオキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(5−ブロモ−6−エトキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(5−ブロモ−6−シクロペンチルオキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(5−ブロモ−6−シクロブトキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(5−ブロモ−6−イソプロポキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{[5−ブロモ−6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−ピリジン−3−スルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(5−ブロモ−6−シクロブトキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(5−ブロモ−6−イソプロポキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
((R)−4−{[5−ブロモ−6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−ピリジン−3−スルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
[(R)−4−(3−エタンスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[(R)−4−(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル −ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
3−((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル;
3−{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸エチルエステル;
3−((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル;
{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
3−((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸;
3−{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸;
3−((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸;
[(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチレン−プロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
[4−(3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−アミノ−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[メチル−(3−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
((R)−4−{[3−(イソプロピル−メチル−アミノ)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
{(R)−4−[(3−ジメチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
{(R)−4−[(3−ジエチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
[4−(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
[4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル;
{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
からなる群から選択される式Iで示される化合物、及び任意の薬学的に許容しうるその塩又はエステルを指す。
本発明の別の実施態様は、
2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸メチルエステル;
2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸;及び
[4−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニルエチニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
からなる群から選択される化合物である。
本発明の化合物は、任意の従来の手段により製造することができる。これらの化合物を合成する適切な方法を、実施例に示す。一般に、式Iで示される化合物は、以下に示すスキームにより製造することができる。
Figure 0005394487
対象化合物を合成するための式IIa及びIIbで示される重要な中間体を、スキーム1により製造することができる。この方法において、市販の材料、シクロヘキサン−1,3−ジオン(IV)、エチルヒドラジノアセタート塩酸塩(V)、及びジメトキシメチル−ジメチル−アミン(VI)を含む環化反応により式VIIで示される中間体を得て、続いてそれをヒドロキシルアミン塩酸塩(VIII)で処理して、オキシムIXを製造する。その後、化合物IXを対応するアミノ類縁体XIIIに変換し、カルバマート誘導体XVaとXVbとのラセミ混合物に更に官能性を持たせる。その後、XVa又はXVbのいずれか一方(又はその2種の混合物)の水素化分解により、対応するIIa又はIIbを別々に(又はその2種の混合物として)得る。
スキーム1に概説された第一のステップにおいて、シクロヘキサン−1,3−ジオン(IV)を不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)中、等モル量のエチルヒドラジノアセタート塩酸塩(V)で、室温で約5分間処理した後、ジメトキシメチル−ジメチル−アミン(VI)を添加し、続いてマイクロ波照射の下、190℃で2時間加熱することにより、中間体VIIを製造することができる(参考文献:Molteni. V. et al., Synthesis(2002) 1669)。
ケトンVIIをヒドロキシルアミン塩酸塩(VIII)と縮合してオキシムIXを得るのは、反応混合物をアルコール溶媒(例えば、メタノール、エタノール又はn−ブタノール)中、70〜90℃(還流温度)の温度で1〜3時間加熱することにより達成することができる。その反応は、塩基(例えば、ピリジン、水酸化ナトリウム、又は酢酸ナトリウム)の存在下、又は非存在下で実施することができる。
オキシムIXを対応するアミンXIIIに還元するのは、塩化チタン(III)(X)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(XI)、及び酢酸アンモニウム(XII)を用いることにより達成することができる。その反応は、不活性気体(例えば、窒素又はアルゴン)の雰囲気下、室温で数時間実施することができる(参考文献:Leeds, J. P. et al., Synth. Comm. 18(1988) 777)。
中間体XIIIを、無機塩基(例えば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、又は水酸化ナトリウム)又は有機塩基(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、クロロギ酸ベンジル(XIV)と縮合することにより、カルバマートXVaとXVbとのラセミ混合物を製造することができる。反応溶媒は、適切な不活性溶媒(例えば、有機塩基が用いられる場合には、テトラヒドロフラン、トルエン、もしくは1,4−ジオキサン、又は無機塩基が用いられる場合には、上記溶媒と水との混合物)であってもよい。その反応は、最初、0℃で実施し、その後、数時間で室温まで緩やかに上昇させる。こうして製造されたラセミ混合物から、鏡像異性体を、Gilson機器のキラルカラム(CHIRALPAK AS-H, 5μm, 20×250mm)を用いて、この段階でXVa及びXVbに分離することができる。
それぞれの単独の鏡像異性体XVa又はXVb(又はその2種のラセミ混合物)を、キラリティーを保持しながら式IIa又はIIbの対応するアミンに水素化分解するのは、簡便には、有機溶媒(例えば、酢酸エチル、メタノール、又はエタノール)中、10%パラジウム炭素の存在下、大気圧の水素の下、室温で数時間で、実施することができる。
Figure 0005394487
あるいは、スキーム2に示された不斉合成アプローチにより、鍵中間体IIa又はIIbを製造することができる。この方法により、構造IIaで示される鏡像異性体が主に得られ、それが本発明においてより好ましい。ケトンVIIをヒドロキシル化合物XVIIIに還元するのは、ギ酸−トリエチルアミン共沸混合物(XVII)の存在下、式XVIで示されるキラル触媒を用いることにより、鏡像選択的に実施することができる。その後、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)(XIX)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−ウンデカ−7−エン(DBU)(XX)を用いて、ヒドロキシル化合物XVIIIを、そのアジド類縁体XXIa及びXXIbに変換するが、XXIaの形成が非常に好ましい。XXIa又はXXIbのいずれかの水素化により、キラリティーを損なわずに対応するアミンIIa又はIIbを得る。
ケトンVIIのヒドロキシル化合物XVIIIへの還元は、触媒(例えば、クロロ−[(1S,2S)−N−(p−トルエンスルホニル)−1,2−ジフェニルエタン−ジアミン](メシチレン)ルテニウム()(XVI))を、ギ酸−トリエチルアミン共沸混合物(トリエチルのモル分率:0.2857)中、室温で数時間、そして45℃で更に数時間用いることにより、鏡像選択的に実施することができる(参考文献:Fuji, A. et al., J. Am. Chem. Soc. 118 (1996) 2521; Wagner, K. Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 9 (1970), 50)。
構造XVIIIのヒドロキシル基の置換によりアジド類縁体XXIa及びXXIb(XXIaへの選択性が高い)を得るのは、化合物XVIIIとジフェニルホスホリルアジド(DPPA)(XIX)との混合物を、不活性溶媒(例えば、トルエン又はN,N−ジメチルホルムアミド)中、無水条件下、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−ウンデカ−7−エン(DBU)(XX)で、−6〜10℃の温度で16時間処理することにより達成することができる。こうして製造された混合物の鏡像異性体を、CHIRALPAK IAカラムを用いた分取HPLCにより分離することができる(参考文献:Ho, W-B. et al. J. Org. Chem. 65 (2000) 6743)。
各鏡像異性体XXIa又はXXIbの水素化により、キラリティーを保持しながら対応するアミンIIa又はIIbを得るのは、有機溶媒(例えば、酢酸エチル、メタノール、又はエタノール)中、10%パラジウム炭素の存在下、水素圧30psiの下、室温で1時間実施することができる。
Figure 0005394487
スキーム3により、中間体XVa(スキーム1に示された合成)を用いて出発すれば、鍵中間体IIIを製造することができる。水素化ホウ素ナトリウムの還元により、対応するヒドロキシル化合物XXIIIを得る。アルコールXXIIIをメシル化した後、シアン化ナトリウム(XXVI)で処理して、シアノ誘導体XXVIIを生成させる。シアン化物XXVIIのメチルエステル類縁体XXVIIIへの変換は、容易には、加アルコール分解により実施することができる。カルバミン酸ベンジルXXVIIIの水素化分解により、化合物IIIを得る。
エステルXVaの対応するアルコールXXIIIへの還元は、簡易には、水素化物供与体試薬(例えば、水素化ホウ素ナトリウム)をアルコール性溶媒(例えば、メタノール又はエタノール)中、溶媒の還流温度で数時間用いて実施することができる。
アルコールXXIIIと塩化メタンスルホニルXXIVとの反応により、メシラートXXVが形成される。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン、又はテトラヒドロフラン)中、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、0℃〜室温の温度で数時間実施することができる。
メシラートXXVのシアノ誘導体XXVIIへの変換は、シアン化ナトリウム又はシアン化カリウムを極性溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、又はエタノールと水との混合物)中、55〜80℃の温度で2〜4時間用いることにより達成することができる。
シアノ誘導体XXVIIを、メタノール中の塩化水素の溶液中、室温で30時間又はより高温(還流温度)でより短時間、酸触媒で加アルコール分解することにより、メチルエステルXXVIIを製造することができる。
カルバミン酸ベンジルXXVIIIの水素化分解により、鍵中間体IIIを得る。その反応は、溶媒(例えば、エタノール、酢酸エチル、又はメタノール)中、10%パラジウム炭素の存在下、大気圧の水素の下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
式Ia又はIbで示される対象化合物を、スキーム4により製造することができる。アミンIIa、IIb又はIIIのスルホニル化により、対応するスルホンアミドXXXを導く。エステルXXXの加水分解により、対象化合物Iaを得る。中間体XXXをメチル化した後、加水分解反応により、N−メチル化合物Ibを得ることができる。
アミンIIa、IIb又はIIIを塩化スルホニルXXIXでスルホニル化してスルホンアミドXXXを得るのは、簡易には、当業者に周知の方法を用いて果たすことができる。その反応は、典型的には、適切な不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、又はテトラヒドロフラン、及びそれらの混合物)中、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン、又はジメチル−ピリジン−4−イル−アミン)の存在下、室温で16時間実施する。
式Iaで示される対象化合物は、簡便には、エステルXXXの加水分解により製造することができる。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
化合物XXXをN−メチル化して誘導体XXXIIを製造するのは、化合物XXXを、不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又はN,N−ジメチルホルムアミド)中、弱塩基(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)の存在下、ヨウ化メチル(XXXI)で65℃で5時間処理することにより達成することができる。
化合物XXXIIの加水分解により、式Ibで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
スキーム5により、化合物XXXIII(XXX又はXXXIIと同様に製造)をアルキルアルコールXXXIVで求核置換することから出発して、エーテルXXXVを得た後、塩基触媒で加水分解することにより、アルキル基(R4)が、エーテル結合により芳香族環に結合している、化合物Icを製造することができる。
化合物XXXIIIの化合物XXXVへの変換は、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)中、塩基(例えば、水素化ナトリウム又は炭酸カリウム)の存在下、アルキルアルコールと、マイクロ波照射の下、100〜150℃で15〜60分間、当業者に周知の求核置換反応を行うことにより達成することができる。
化合物XXXVの加水分解により、式Icで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
対象化合物Idの合成を、スキーム6に示す。この方法は、遷移金属(例えば、パラジウム)触媒でのカップリング反応(例えば、鈴木カップリング、根岸カップリング、Stilleカップリング、又は触媒シリル化)により、より多様化された対象化合物を得ることができる。この系列では、ハロゲン化アリール化合物XXXVI(化合物XXX、又はXXXIIと同様に製造)と適切な反応体XXXVII(ボロン酸、有機スズ、有機亜鉛、ヘキサメチルジシラン)とのパラジウム触媒反応の後、加水分解することにより、対象化合物Idを得ることができる。
この系列の最初のステップでは、当業者に周知である様々な金属触媒でのカップリング反応を用いて、芳香族スルホンアミド環上の置換基を多様化することができる。例えば、アルキルボロン酸XXXVIIaとハロゲン化アリール化合物XXXVIとの鈴木カップリング反応により化合物XXXVIIIを得るのは、適切な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、トルエン、テトラヒドロフラン、水、又はそれらの混合物)中、パラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh)、又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(PdCl(dppf)))、及び塩基(例えば、カリウムtert−ブトキシド、炭酸ナトリウム、又は水酸化ナトリウム)の存在下、マイクロ波照射の下、130〜180℃の温度で15〜30分間実施することができる。あるいはその反応は、マイクロ波を用いずに、130℃などの加熱温度でより長い反応時間で実施することができる。
化合物XXXVIIIは、ハロゲン化アリールXXXVI及び有機亜鉛化合物XXXVIIa’及びニッケル又はパラジウム触媒を含む根岸カップリング反応により製造することもできる。典型的には、その触媒は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh)、酢酸パラジウム(Pd(OAc))、ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロニッケル(NiCl(PPh)である。リガンド(例えば、トリフェニルホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、トリス(tert−ブチル)ホスフィン)も、場合により必要となる。その反応は、適切な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセチルジメチルアミン、又はトルエン)中、0℃〜還流温度までの温度で数時間実施することができる(参考文献:Wooten, A. et al., J. Am. Chem. Soc. 128 (2006) 4624)。
あるいは、ハロゲン化アリールXXXVIと有機スズ誘導体XXXVIIa”とのStilleカップリング反応でも、化合物XXXVIIIを得る。その反応は、典型的には、適切な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、又はヘキサメチルホスホルアミド)中、パラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh))の存在下、室温〜100℃の温度で実施する(参考文献:Sturino, C. F. et al., J. Med. Chem., 50 (2007) 794)。
化合物XXXVIを、極性溶媒(例えば、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)、又はN,N−ジメチルホルムアミド)中、ホスフィン(例えば、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(P(t−Bu)Ph)又はジフェニル−2’−ピリジルホスフィン(PPhPy))と併用したパラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba)))及び無機塩基(例えば、炭酸カリウム又はフッ化カリウム)の存在下、ヘキサメチルジシランXXXVIIa”'で、100℃で数時間処理することにより、ハロゲン化アリール化合物XXXVIのシリル化を実施することができる(Gooβen, L. J. et al. Synlett (2000) 1801)。
化合物XXXVIIIの加水分解により、式Idで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
構造Ie及びIfで示される対象化合物を、スキーム7に示す。フルオロで置換されている化合物XXXIX(化合物XXX又はXXXIIの製造に関して先に記載された反応を用いて製造してもよい)を低級アルキルチオールXLで求核置換した後、加水分解反応を行うことにより、芳香族環上にアルキルスルファニル基が存在する化合物Ieを製造することができる。芳香族環上にアルキルスルフィニル基又はアルキルスルホニル基が存在する化合物Ifは、スルファニル化合物XLIを対応するスルホキシド又はスルホンに酸化した後、加水分解反応を行うことにより製造することができる。
フルオロで置換されている化合物XXXIXを低級アルキルチオールXLで求核置換して3−アルキルスルファニル類縁体XLIを得るのは、溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、エタノール、水、又はそれらの混合物)中、塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、又はトリエチルアミン)の存在下、マイクロ波照射の下、100〜150℃の温度で約30〜60分間実施することができる。あるいはその反応は、マイクロ波を使用せずに、穏やかな昇温でより長時間実施することもできる。
化合物XLIの加水分解により、式Ieで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
スルファニル化合物XLIをスルフィニル又はスルホニル類縁体XLIIIに酸化するのは、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン又はジクロロエタン)(又は過酸化水素が用いられる場合には水性溶媒)中、酸化剤(例えば、過酸化水素又はm−クロロ過安息香酸(m−CPBA)(XLII))を用いて、0℃〜室温の温度で数時間で達成することができる。
化合物XLIIIの加水分解により、式Ifで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
あるいは化合物Ig及びIhを、スキーム8により製造することができる。市販のスルフィン酸ナトリウム塩(XLV)で、3−ブロモ化合物XLIVを置換した後、塩基触媒加水分解により、化合物Igを得ることができる。中間体XLVIをメチル化した後、加水分解反応を行うことにより、N−メチル化合物Ihを得ることができる。
この方法では、ブロモ誘導体XLVIとメタンスルフィン酸ナトリウム塩(XLV)とのヨウ化銅(I)触媒反応により、中間体スルホニル化合物XLVIを形成させることができる。その反応は、極性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、1−メチルピロリジン、又は1,4−ジオキサン)中、触媒ヨウ化銅(I)及びL−プロリンナトリウム塩の存在下、マイクロ波照射の下、150℃の温度で30分間実施することができる(Zhu, W. et al., J. Org. Chem. 70 (2005) 2696)。
化合物XLVIの加水分解により、式Igで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
化合物XLVIをN−メチル化して誘導体XLVIIを製造するのは、化合物XLVIを、不活性溶媒(例えば、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、又はテトラヒドロフラン)中、弱塩基(例えば、炭酸カリウム、又は炭酸ナトリウム)の存在下、ヨウ化メチル(XXXI)で、65℃で5時間処理することにより達成することができる。
化合物XLVIIの加水分解により、式Ihで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
スキーム9により、フルオロで置換されている誘導体XLVIIIを第一級又は第二級アミンXLIXで求核置換することにより、芳香族環上にアミノ基を有する構造Iiで示される化合物を製造することができる。その反応は、簡易には、極性溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミド)中、マイクロ波照射の下、150〜180℃の高温で50〜60分間実施することができる。
Figure 0005394487
化合物Ij〜Imの製造を、スキーム10に示す。スキーム6に概説されたとおり得ることができる化合物Lを用いて出発し、オレフィンLを二ヨウ化メチレン(LI)及びジエチル亜鉛(LII)で処理した後、加水分解反応を行うことにより、シクロプロピル誘導体Ijを形成させることができる。化合物Lを水素化した後、エステル加水分解反応を行うことにより、化合物Ikを得る。化合物LIIIをヨウ化メチルXXXIでN−メチル化し、続いて加水分解することにより、化合物IIを得る。オレフィンLをN−メチル化した後、中間体LIVを生成させる。中間体LIVをジアゾメタン(LV)で処理した後、エステル加水分解反応を行うことにより、シクロプロピル誘導体Imを得ることができる。
オレフィンLを、不活性溶媒(例えば、トルエン、テトラヒドロフラン、又は塩化メチレン)中、二ヨウ化メチレン(LI)及びジエチル亜鉛(LII)で、0℃〜室温の温度で数時間処理することにより、シクロプロピル環の形成を達成することができる(参考文献:Lacasse, M. C. et al., J. Am. Chem. Soc. 127 (2005) 12440)。不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間、塩基触媒加水分解することにより、最終化合物Ijを得ることができる。
水素化による、オレフィンLの対応する飽和中間体LIIIへの変換は、溶媒(例えば、エタノール、酢酸エチル、又はメタノール)中、10%パラジウム炭素の存在下、水素圧30psiの下、室温で数時間実施することができる。不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間、塩基触媒加水分解することにより、最終化合物Ikを得ることができる。
化合物LIIIのヨウ化メチル(XXXI)でのN−メチル化は、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、又はテトラヒドロフラン)中、弱塩基(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)の存在下、65℃で数時間で達成することができる。不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間、塩基触媒加水分解することにより、最終化合物IIを得ることができる。
同じ様式で、ヨウ化メチル(XXXI)を、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、又はテトラヒドロフラン)中、弱塩基(例えば、炭酸カリウム、又は炭酸ナトリウム)の存在下、65℃で5時間使用することにより、化合物LからN−メチル化合物LIVを得ることができる。その二重結合化合物LIVの対応するシクロプロピル環誘導体への変換は、化合物LIVを、溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、又はそれらの混合物)中、パラジウム触媒(例えば、酢酸パラジウム、パラジウム(II)アセチルアセトン、又は二塩化パラジウムビス(ベンゾニトリル))の存在下、ジアゾメタン(LV)で0℃〜室温の温度で数時間処理することにより、実施することができる(参考文献:Staas, D. D. et al. Bioorg. Med. Chem. 14 (2006) 6900)。製造されたシクロプロピル化合物の更なる加水分解により、最終化合物Imを得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
構造Inで示されるアセチレン誘導体の合成を、スキーム11に示す。ブロモ誘導体LVIとトリメチルシリルアセチレン(LVII)との薗頭カップリング反応の後、フッ化カリウムによりトリメチルシラニルを除去し、次にエステル加水分解を行うことにより、化合物Inの形成を達成することができる。
この系列の第一のステップにおいて、パラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、又はビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)、及び銅(I)触媒(例えば、ヨウ化銅(I))の存在下での臭化アリール化合物LVIとトリメチルシラニルアセチレン(LVII)とのカップリング反応により、中間体LVIIIを生成させることができる。その反応は、不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、又はトルエン)中、塩基(例えば、トリエチルアミン、又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、マイクロ波照射の下、80℃で約20分間実施することができる(Baldwin, K. P. et al., Synlett 11 (1993) 853)。
化合物LVIIIのトリメチルシラニル基を除去して末端アセチレンLIXを得るのは、簡便には、フッ化カリウム又はフッ化テトラブチルアンモニウムを、適切な溶媒(例えば、水、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メタノール、又はそれらの混合物)中、室温で数時間用いることにより達成することができる。あるいは塩基(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)を、トリメチルシラニル基除去に用いることができる。その反応は、適切な溶媒(例えば、メタノール、テトラヒドロフラン、水、又はそれらの混合物)中、室温で数時間実施することができる。
化合物LIXの加水分解により、式Inで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
化合物Ioは、スキーム12により製造することができる。化合物LXを強塩基条件下でメチル化することにより、中間体LXIを形成させる。エステルLXIの更なる加水分解により、化合物Ioを得る。
化合物LXの過アルキル化誘導体LXIへの変換は、ヨウ化メチル(XXXI)を、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン又はジクロロメタン)中、過量の強塩基(例えば、水素化ナトリウム)の存在下で数時間用いて、達成することができる。
化合物LXIの加水分解により、式Ioで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
化合物Ip及びIqは、スキーム13により得ることができる。ブロモ誘導体LXIIと適切なビニルスタンナン誘導体とのStilleカップリングの後、エステル加水分解反応を行うことにより、対象化合物Ipを得ることができる。ケトンLXIVの対応するgem−ジフルオリドLXVIへの変換は、求核フッ素化源を用いて果たすことができる。エチルエステルLXVIの加水分解により、化合物Iqを得る。
対応するブロモ誘導体LXIIと適切なビニルスタンナン誘導体(例えば、トリブチル(1−エトキシアルケニル)スズ)とのStilleカップリング反応、そしてその後、水又は水とテトラヒドロフランとの混合物中、塩酸で室温〜70℃で30分〜18時間、酸加水分解を行うことにより、ケトンLXIVを得ることができる。Stilleカップリングは、不活性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、トルエン、ジオキサン、アセトニトリル、又はそれらの混合物)中、パラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh)、又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(PdCl(dppf))の存在下、アルゴン雰囲気下、80〜150℃の温度で1〜18時間実施することができる。あるいはその反応は、パラジウム触媒のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba)、及びリガンドのトリフェニルアルシン(PhAs)の存在下で実施することができる。
化合物LXIVの加水分解により、式Ipで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
ケトンLXIVのgem−ジフルオリドLXVIへの転換は、求核フッ素化源(例えば、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST)、ビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド、(CHOCHCHNSF(Deoxo-Fluor試薬)、α,α−ジフルオロアミン、又はN,N−ジエチル−α,α−ジフルオロ−(m−メチルベンジル)アミン(DFMBA))を、適切な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、又はそれらの混合物)中、室温〜180℃の温度で数時間用いることにより実施することができる(参考文献:Lal, G. S. et al., J. Org. Chem. 64 (1999) 7048)。
化合物LXVIの加水分解により、式Iqで示される対象化合物を得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
化合物Ir及びIsは、スキーム14に示されたとおり合成することができる。化合物XIIIを塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(LXVII)で処理した後、ニトロ基を対応するアミン基に還元することにより、アニリン中間体LXIXを生成させることができる。アニリンLXIXをスルホニル化した後、エステルを加水分解して、対象化合物Irを製造する。あるいは、化合物LXIXをアセチル化した後、加水分解することにより、対象化合物Isを得る。
アミン化合物XIIIを塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(LXVII)でスルホニル化してスルホンアミドLXVIIIを得るのは、簡易には、当業者に周知の方法を用いて果たすことができる。例えばその反応は、適切な不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、又はテトラヒドロフラン及びそれらの混合物)中、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン、又はジメチル−ピリジン−4−イル−アミン)の存在下、室温で16時間実施することができる。
ニトロ化合物LXVIIIの対応するアミン誘導体LXIXへの還元は、当業者に周知の方法を用いて実施することができる。例えば、亜鉛還元を利用することができる。その反応は、典型的には、適切な溶媒(例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水又はそれらの混合物)中て、酢酸、塩酸、又は塩化アンモニウムを用いることにより酸性条件下で、室温〜溶媒の還流温度までの温度で数時間実施する。
この順序のステップ1と同じ手順に従い、アミン化合物LXIXを塩化メタンスルホニル(LXX)でスルホニル化して、対応するメチルスルホンアミドを得る。このスルホンアミドの加水分解により、対象最終化合物Irを得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
同じ様式で、アミン化合物LXIXの塩化アセチル(LXXI)でのアセチル化は、適切な不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン、及びそれらの混合物)中、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン、又はジメチル−ピリジン−4−イル−アミン)の存在下、室温で16時間実施することができる。上記アセチル化化合物の更なる加水分解により、対象化合物Isを製造する。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
Figure 0005394487
対象化合物Itは、スキーム15に示されたとおり化合物LXXIIから直接生成させることができる。この場合に生成物である酸を鈴木カップリング反応から直接生成させることを除けば、この方法は、スキーム6に概説されたものと同様である。水の存在下でのブロモ化合物LXXIIとシクロプロピルボロン酸(LXXIII)とのカップリング反応により、化合物Itを製造する。
シクロプロピルボロン酸(LXXIII)と化合物LXXII(スキーム4により製造することができる)との反応により化合物Itを得るのは、簡易には、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフラン、水又はそれらの混合物)中、パラジウム触媒(例えば、酢酸パラジウム、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(PdCl(dppf))又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh))の存在下、ホスフィンリガンド(例えば、トリフェニルホスフィン、又はトリシクロヘキシルホスフィン)及び塩基(例えば、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウム、炭酸ナトリウム、又は水酸化ナトリウム)とマイクロ波照射の下、130〜180℃の温度、15〜30分間の鈴木カップリング条件下で実施することができる。あるいはその反応は、マイクロ波を使用せずに、低温(例えば、130℃)でより長い反応時間で実施することができる(参考文献:Wallace, D. J. et al., Tetrahedron Lett. 43 (2002) 6987)。
Figure 0005394487
対象化合物Iuは、スキーム16により製造することができる。この順序では、N−メチル化誘導体の形成は、出発原料がエステルの代わりに酸であることのみが、スキーム4と異なる。LXXIVのヨウ化メチル(XXXI)でのN−メチル化により、対応するN−メチル化されたメチルエステルLXXVを得る。LXXXVの加水分解により、化合物Iuを製造する。
酸化合物LXXIVのN−メチル化によりN−メチル化されたメチルエステルLXXVを製造するのは、LXXIVを、不活性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル又はテトラヒドロフラン)中、弱塩基(例えば、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム)の存在下、ヨウ化メチル(XXXI)で、65℃で数時間処理することにより達成することができる。
エステルLXXVの加水分解により、対象化合物Iuを得る。その反応は、不活性溶媒(例えば、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフラン)中、水性無機塩基(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の存在下、室温で数時間実施することができる。
実施例
特定の例示的実施態様を本明細書に図示及び記述しているが、本発明の化合物は、本明細書に一般的に記載された方法及び/又は当業者に利用されうる方法により、適切な出発原料を用いて製造することができる。
一般的な材料及び器具
フラッシュクロマトグラフィー及び/又は分取HPLC(高速液体クロマトグラフィー)のいずれかにより、中間体及び最終化合物を精製した。フラッシュクロマトグラフィーは、他に断りがなければ、(1)Biotage SP1(商標)システム及びQuad 12/25 Cartrigeモジュール(Biotage ABより)又は(2)ISCO CombiFlash(登録商標)クロマトグラフィー機器(Teledyne Isco, Inc.より)を用いて実施した。使用したシリカゲルの商品名及び孔径は、(1)KP-SIL(商標)60Å、粒度:40〜60ミクロン(Biotage ABより);(2)Silica Gel CAS登録番号:63231−67−4、粒子径47〜60ミクロン;又は(3)Qingdao Haiyang Chemical Co., Ltd,のZCX、粒子径:200〜300メッシュもしくは300〜400メッシュ、であった。分取HPLCは、Xbridge(商標) Prep C18(5μm、OBD(商標)30×100mm)カラム(Waters Corporationより)、又はSunFire(商標)Prep C18(5μm、OBD(商標)30×100mm)カラム(Waters Corporationより)を用いた逆相カラムで実施した。
質量分析(MS)は、Waters(登録商標)Alliance(登録商標)2795-ZQ(商標)2000(Waters Corporationより)を用いて実施した。質量スペクトルデータは、他に断りがなければ、一般に、親イオンのみを示す。指示されていれば、特定の中間体又は化合物に関するMSデータを示す。
核磁気共鳴分光法(NMR)は、Bruker Avance(商標)400 MHZ Digital NMR Spectromter(400MHzで得られたH NMRスペクトル)(Bruker BioSpin AG Ltdより)を用いて実施した。NMRデータは、特定の中間体又は示された化合物に関して示される。
マイクロ波で補助された反応は、Biotage Initiator(商標)Sixty(又はその初期モード)(Biotage ABより)で実施した。
キラル分離を、分取HPLCにより実施した。分取HPLCは、CHIRALPAK(登録商標)IA(5μm、20×250mm)カラム及びCHIRALPAK(登録商標)AS-H(5μm、20×250mm)カラム(両者ともDaicel Chiral Technologies (中国) Co., Ltdより)を含むAgilent 1200 HPLCを用いて実施した。
空気に敏感な試薬を含む反応は全て、不活性雰囲気下で実施した。試薬は、他に断りがなければ、商業的な供給業者から受け取った状態で使用した。
パートI: 好ましい中間体の調製例
((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIa)及び((S)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIb)の調製例
Figure 0005394487
(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(VII)
Figure 0005394487
N,N−ジメチルホルムアミド(700ml)中のシクロヘキサン−1,3−ジオン(50.7g、452mmol)の溶液に、ヒドラジノ酢酸エチル塩酸塩(70g、452mmol)を加えた。反応混合物を5分間撹拌した後、ジメトキシメチル−ジメチル−アミン(53.9g、452mmol)を添加した。反応混合物を50バイアルに分け入れ、これをマイクロ波中で190℃にて2分間加熱した。室温に冷ました後、合わせた反応混合物を減圧下で濃縮して、大部分のN,N−ジメチルホルムアミドを除去した。水(200ml)を加え、得られた暗褐色の混合物を酢酸エチル(200ml×3)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(600ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、褐色の油状物を得て、これを冷蔵庫の中に一晩置いた。得られた黄色の沈殿物を濾過し、石油エーテルで洗浄して、(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(79g、79%)を黄色の結晶として得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ ppm 7.92 (s, 1 H), 4.89 (s, 2 H), 4.26 (m, 2 H), 2.80 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.51 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.20 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1114の計算値222、実測値(ESI)(M+H)223。
(4−ヒドロキシイミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IX)
Figure 0005394487
エタノール(10ml)中の4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(222mg、1.0mmol)の撹拌した溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(74mg、1.05mmol)を加えた。反応混合物を1時間加熱還流した。室温に冷ました後、濃アンモニアと飽和塩化アンモニウムの溶液(10ml、1:5、v/v)を反応混合物に加えた。得られた溶液を酢酸エチル(25ml×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、4−ヒドロキシイミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(203mg、85%)を白色の固体として得て、これを更に精製しないで次の工程で使用した。上記白色の固体は、HNMRにより測定されるように10対1の比で一対の異性体を含有していた。主要な異性体に関して、1H NMR (400MHz, CDCl3) δ ppm 8.29 (s, 1 H), 4.89 (s, 2 H), 4.26 (m, 2 H), 2.73 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.58 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.10 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1115の計算値237、実測値(ESI)[(M+H)]:238。
(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XIII)
Figure 0005394487
メタノール(10ml)中の(4−ヒドロキシイミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(132mg、0.59mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(110mg、1.76mmol)、及び酢酸アンモニウム(0.5g、7.2mmol)の溶液に、塩化チタン(III)(0.99ml、水中20%wt、1.68mmol)を滴下した。反応混合物を、アルゴン雰囲気下、室温で2時間撹拌した。上記混合物に、水(10ml)及び濃アンモニアと飽和塩化アンモニウムの溶液(10ml、1:5、v/v)を加えた。得られた混合物をCelite(登録商標)パッド(World Minerals Inc.製の珪藻土フィルター)を通して濾過し、ジクロロメタン(30ml)で洗浄した。分離した水層をジクロロメタン(20ml×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(131mg、99%)を粘性明褐色の油状物として得た。1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 7.76 (s, 1 H), 5.34 (s, 2 H), 4.60 (m, 2 H), 4.34 (m, 2 H), 2.70 (m, 2 H), 2.20 (m, 1 H), 1.98 (m, 3 H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1117の計算値223、実測値(ESI)[(M+H)]224。
((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XVa)及び((S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XVb)
Figure 0005394487
5%炭酸ナトリウム(0.57ml)及び1,4−ジオキサン(1ml)中の(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(60mg、0.27mmol)の溶液に、クロロギ酸ベンジル(58μL、0.40mmol)を0℃で加えた。反応物を室温にゆっくりと温まるにまかせ、一晩撹拌した。反応混合物を、水(10ml)とジクロロメタン(20ml×3)に分配した。合わせた有機層を回収し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の50%酢酸エチル)により精製して、ラセミ体4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(94.2mg、98.2%)を白色の固体として得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ ppm 7.54 (s, 1 H), 7.49-7.35 (m, 4 H), 5.18 (s, 2 H), 5.23 (s, 2 H), 4.92-4.80 (m, 3 H), 4.23 (dd, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.52 (m, 2 H), 2.05-1.88 (m, 4 H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1923の計算値357、実測値(ESI)[(M+H)]358。キラル分離(Gilson instrument:カラム:Daicel CHIRALPAK(登録商標)AS-H; 流速:15ml/分; 勾配:プロパン−2−オール中の55%ヘキサン)により、((R)−4−ベンジルオキシカルボニル−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(保持時間7.2分間)及び((S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(保持時間8.7分間)を得た。異性体の回収は、双方で70%であった。本発明の中間体及び化合物のR−配置の絶対立体化学は、(R)−[4−(3−ブロモ−5−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(これは、結晶化が可能である)のX線結晶構造解析で更に確認された。
((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIa)
Figure 0005394487
エタノール中の((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(357mg、1.0mmol)の溶液を、10%パラジウム担持炭(40mg)を用いて大気圧下で室温にて3時間水素化した。次に反応混合物をCelite(登録商標)パッド(珪藻土フィルター)を通して濾過した。濾液を回収し、減圧下で濃縮して、((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(224mg、99%)を明黄色の油状物として得た。MS C1117の計算値223、実測値(ESI)[(M+H)]224。
((S)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIb)
Figure 0005394487
エタノール中の((S)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(357mg、1.0mmol)の溶液を、10%Pd/C(40mg)を用いて大気圧下で室温にて3時間水素化した。次に反応混合物を、Celite(登録商標)パッド(珪藻土フィルター)を通して濾過した。濾液を回収し、減圧下で濃縮して、((S)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(224mg、99%)を得た。MS C1117の計算値223、実測値(ESI)[(M+H)]224。
或いは、((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIa)及び((S)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIb)は、スキーム2に従って合成することができる。詳細な実験手順は、下記に記載されている。
((S)−4−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XVIII)
Figure 0005394487
ギ酸−トリエチルアミンの共沸混合物(トリエチルアミンのモル分率:0.2857、45ml)中の(4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(16.7g、75.0mmol)の撹拌した溶液に、クロロ−[(1S,2S)−N−(p−トルエンスルホニル)−1,2−ジフェニルエタンジアミン](メシチレン)ルテニウム(II)(1.86g、3.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次に時折換気をしながら45℃で2.5時間撹拌した。室温に冷ました後、1N 塩酸(50ml)を加え、続いて酢酸エチル(200ml×3)で抽出した。分離した有機層を合わせ、ブライン(300ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(勾配溶離、ジクロロメタン中の0〜4%メタノール)により精製して、((S)−4−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(14.3g、85%)を、Chiralpak(商標)IAカラムによる測定で鏡像異性体純度≧99%を有する白色の固体として得た(条件: 勾配:エタノール中の50%ヘキサン、流速:15ml/分、保持時間:5.8分(鏡像異性体A)及び8.1分(鏡像異性体B))。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.47 (s, 1 H), 4.89 (d, 4 H), 4.76 (d, 1 H), 4.20 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.52 (m, 2 H), 2.06-1.84 (m, 4 H), 1.29 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1116の計算値224、実測値(ESI)[(M+H)]225。
((R)−4−アジド−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XXIa)及び((S)−4−アジド−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(XXIb)
Figure 0005394487
オーブンで乾燥させフラスコに、((S)−4−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(14.3g、63.8mmol)、ホスホルアジド酸ジフェニルエステル(DPPA)(15.1ml、70.1mmol)及び無水トルエン(100ml)を入れた。混合物を氷浴中で−6℃に冷却した。反応物の内部温度を5℃未満に維持しながら、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−ウンデカ−7−エン(DBU)(9.53ml、63.8mmol)を滴下した。反応混合物を10℃未満で16時間撹拌した。反応が完了した後、飽和塩化アンモニウムの溶液(50ml)を加え、水層をジクロロメタン(100ml×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(勾配溶離、石油エーテル中の15〜30%酢酸エチル)により精製して、2個の鏡像異性体の混合物(10.7g、67.4%、(R)−鏡像異性体:(S)−鏡像異性体の比は、8:2であった(これは、Chiralpak(商標)IAカラムを用いたHPLCにより測定した))を得た。
2個の鏡像異性体を、Chiralpak(商標)IAカラムを使用するHPLCにより更に分離(分離条件: 勾配:エタノール中の70%ヘキサン; 流速:15ml/分; 保持時間:7.4分((R)−鏡像異性体)及び8.9分((S)−鏡像異性体))して、((R)−4−アジド−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(7.1g、e.e.%(鏡像体過剰率)≧99%)を、粘性油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.51 (s, 1 H), 4.91(s, 4 H), 4.63 (s, 1 H), 4.20 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.52 (m, 2 H), 1.97-1.88 (m, 4 H), 1.29 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。MS C1115の計算値249、実測値(ESI)[(M+H)]250。
((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(IIa)
Figure 0005394487
エタノール(40ml)中の((R)−4−アジド−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(1.25g、5.0mmol)の溶液を、10%Pd/C(130mg)と用いて、30psi下、150mlパール(Parr)瓶中、室温で1時間水素化した。反応混合物をCelite(登録商標)パッド(珪藻土フィルター)を通して濾過した。濾液を回収し、減圧下で濃縮して、((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステルを油状物(1.10g、98%)として得て、これを更に精製しないで次の工程で使用した。MS C1117の計算値223、実測値(ESI)[(M+H)]224。
(R)−3−(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(III)の調製例
Figure 0005394487
(R)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(XXIII)
Figure 0005394487
メタノール(150ml)中の((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(2.00g、5.60mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.61g、39.5mmol)を加えた。混合物を70℃で2時間撹拌した。室温に冷ました後、5N 塩酸を用いて反応混合物をpH7に酸性化し、次に濃縮してメタノールを除去した。得られた混合物をジクロロメタン(20ml)で抽出した。有機層からの不溶性物質を濾取した後、濾液を減圧下で濃縮して、(R)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(1.68g、95%)を白色の固体として得た。MS C1721の計算値315、実測値(ESI)[(M+H)]316。
メタンスルホン酸2−((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール−1−イル)−エチルエステル(XXV)
Figure 0005394487
ジクロロメタン中の(R)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(755mg、2.40mmol)及びピリジン(1.45ml、18.0mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(1.40ml、18mmol)を0℃で滴下した。混合物を室温に温め、6時間撹拌した。得られた混合物を氷(10g)に注いだ。次に有機層を分離し、0.1N 塩酸及び飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の10%メタノール)により精製して、メタンスルホン酸2−((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール−1−イル)−エチルエステル(880mg、90%)を白色の固体として得た。MS C1823Sの計算値393、実測値(ESI)[(M+H)]394。
(R)−[1−(2−シアノ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(XXVII)
Figure 0005394487
ジメチルスルホキシド(20ml)中のメタンスルホン酸2−((R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール−1−イル)−エチルエステル(850mg、2.16mmol)の溶液に、シアン化ナトリウム(540mg、10.8mmol)を加えた。混合物を55℃で4時間撹拌した。冷ました後、混合物に水を加え、水層を酢酸エチル(20ml×4)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、次に減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の10%メタノール)により精製して、(R)−[1−(2−シアノ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(600mg、85%)を白色の固体として得た。MS C1820の計算値324、実測値(ESI)[(M+H)]325。
(R)−3−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(XXVIII)
Figure 0005394487
メタノール中の塩化水素の2M 溶液(60ml)中の(R)−[1−(2−シアノ−エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−イル]−カルバミン酸ベンジルエステル(700mg、1.96mmol)の溶液を、室温で32時間撹拌した。反応が完了した後、固体の重炭酸ナトリウムを用いて、反応混合物のpHを7.5〜8に調整し、次に溶媒を減圧下で除去した。残留物にジクロロメタンを加えた。濾過及び濃縮により、(R)−3−(4−ベンジルオキシカルボニル−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(770mg、99%)を黄色の固体として得た。MS C1923の計算値357、実測値(ESI)[(M+H)]358。
(R)−3−(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(III)
Figure 0005394487
メタノール中の(R)−3−(4−ベンジルオキシカルボニル−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(150mg、0.42mmol)の溶液を、10%パラジウム担持炭(30mg)を用いて大気圧下で室温にて3時間水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、(R)−3−(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル(93mg、99%)を黄色の油状物として得た。MS C1117の計算値223、実測値(ESI)[(M+H)]224。
3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルクロリドの調製例
Figure 0005394487
3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−フェニルアミン(10g、54mmol)を、250mlのフラスコ中でトリフルオロ酢酸(100ml)と混合した。0℃に冷却した後、混合物に、濃塩酸(10ml)をゆっくりと加え、次に水(5ml)中の亜硝酸ナトリウム(4.7g、68mmol)の溶液を20分間かけて0℃で滴下した。添加の後、混合物を更に10分間撹拌し、次に酢酸(120ml)、亜硫酸(0.94N 二酸化硫黄水溶液,120ml)、塩化銅(II)(9.2g)及び塩化銅(I)(100mg)の撹拌した混合物に0℃で注いだ。反応混合物を室温に温まるにまかせ、15時間撹拌し、次に水(200ml)を加えた。水層を酢酸エチル(100ml×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ガラス漏斗を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中の20%酢酸エチル)により精製して、3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルクロリド(3.9g、26.4%)を白色の固体として得た(参照: Cherney, R.J. et al., J. Med. Chem. 46 (2003) 1811)。 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.89 (s, 1 H); 7.70 (s, 1 H); 7.50 (s, 1 H); 4.00 (s, 3 H)。
下記実施例を、3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルクロリドについての記載と同様の方法で、市販の置換フェニルアミンから出発して調製した。
Figure 0005394487
3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルクロリドの調製例
Figure 0005394487
クロロスルホン酸(4ml)を、既に0℃に冷却した1,3,5−トリ−tert−ブチル−ベンゼン(1.5g、6.1mmol)に加えた。0℃で30分間撹拌した後、混合物を室温に温め、1時間撹拌した。次に混合物を氷水(50ml)に注ぎ、ジクロロメタン(20ml×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(勾配溶離:石油エーテル中の0〜20%酢酸エチル)により精製して、3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルクロリド(880mg、50%)を黄色の固体として得た(参照: Guthrie, R. D. et al. Aust. J. Chem. 40 (1987) 2133)。
パートII: 特定の化合物の調製例
実施例1−1
[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
テトラヒドロフラン(5ml)中の((R)−4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(446mg、2.0mmol)及び3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルクロリド(970mg、3.0mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン(5ml)中のジメチル−ピリジン−4−イル−アミン(489mg、4.0mmol)の溶液を滴下した。室温で一晩撹拌した後、混合物を濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(750mg、63.6%)を白色の固体として得た。MS C1819BrFSの計算値509、実測値(ESI)[(M+H)]510。
実施例1−2〜1−21
下記実施例1−2〜1−18を、実施例1−1についての記載と同様の方法で、(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル又はそのR体、3−(4−ベンジルオキシカルボニル−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル又はそのR体、及び適切な市販のベンゼンスルホニルクロリドを使用して調製した。
Figure 0005394487

Figure 0005394487

Figure 0005394487

Figure 0005394487
実施例1−1a
[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
テトラヒドロフラン(2ml)中の[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(18.0mg、0.035mmol)の溶液に、水酸化ナトリウムの水溶液(1N、2ml)を加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、次にジエチルエーテル(6ml)で抽出した。有機層を廃棄した。濃塩酸で水層をpH4に酸性化し、次にジエチルエーテル(2ml)及び石油エーテル(6ml)と一緒に室温で2時間撹拌した。得られた混合物を濾過して、[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(13.3mg、78.8%)を白色の粉末として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.34 (s, 1 H), 8.20 (s, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 4.48 (t, 1 H), 2.50 (m, 2 H), 2.00-1.72 (m, 4 H)。MS C1615BrFSの計算値481、実測値(ESI)[(M+H)]482。
実施例1−2a〜1−18a
下記実施例1−2a〜1−18aを、実施例1−1aについての記載と同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487

Figure 0005394487

Figure 0005394487

Figure 0005394487

*: H NMR用に使用した溶媒は、DMSO−d6であった。
実施例2−1
{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
アセトニトリル(3ml)中の(R)−{[4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−5,実施例1−1について記載された方法と同様の方法により調製した、48.6mg、0.100mmol)の溶液に、炭酸カリウム(27.6mg、0.200mmol)及びヨウ化メチル(9.5μL、0.150mmol)を加えた。70℃にてアルゴン雰囲気下で6時間加熱した後、反応混合物を室温に冷まし、ガラス漏斗を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(42.6mg、83%)を白色の固体として得た。MS C2021Sの(計算値)513、(実測値)(ESI)[(M+H)]514。
実施例2−2〜2−8
下記実施例2−2〜2−8を、実施例2−1についての記載と同様の方法で、適切なエステル中間体を使用して調製した。
Figure 0005394487

Figure 0005394487
実施例2−1a
{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(10.2mg、68.6%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.46 (s, 2 H), 8.35 (s, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 5.21 (t, 1 H), 4.82 (s, 2 H), 2.67 (s, 3 H), 2.52 (m, 2 H), 2.00-1.64 (m, 4 H)。MS C1817Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]486。
実施例2−2a〜2−8a
下記実施例2−2a〜2−8aを、実施例1−1aについての記載と同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487

Figure 0005394487
実施例3−1
[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−1と同様の方法により調製した、200mg、0.44mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、89mg、2.22mmol)及びエタノール(202mg、4.4mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。混合物をマイクロ波オーブン中で150℃にて40分間加熱した。0.1N 塩酸を用いて、得られた混合物をpH5に酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラム(勾配溶離、ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(180mg、78%)を得た。MS C2024Sの計算値475、実測値(ESI)[(M+H)]476。
実施例3−2〜3−4
下記実施例3−2〜3−4を、実施例3−1についての記載と同様の方法で、[4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル又は4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルのいずれか、及び適切な市販のアルコールを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例3−1a
[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(12.0mg、50.8%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.75 (s, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 4.78 (s, 2 H), 4.41 (t, 2 H), 4.21 (q, 2 H), 2.57 (t, 2 H), 1.83-1.78 (m, 4 H), 1.47 (s, 3 H)。MS C1820Sの計算値447、実測値(ESI)[(M+H)]448。
実施例3−2a〜3−4a
下記実施例3−2a〜3−4aを、実施例1−1aについて記載された同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例4−1
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
(R)−[4−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−1について先に記載された方法と同様の方法により調製した)及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(56mg、83.8%)を白色の固体として調製した。MS C1821ClFNSの計算値429、実測値(ESI)[(M+H)]430。
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル及びシクロペンタノールから出発し、実施例3−1について先に記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルを得た。MS C2330ClNSの計算値495、実測値(ESI)[(M+H)]496。
実施例4−2〜4−4
下記実施例4−2〜4−4を、実施例4−1についての記載と同様の方法で、[4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル及び適切な市販のアルキルアルコールを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例4−1a
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(68.3mg、39.8%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.90 (d, 1 H), 7.83 (dd, 1 H), 7.30 (d, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 5.06 (m, 2 H), 4.79 (s, 2 H), 2.63 (s, 3 H), 2.55 (m, 2 H), 2.07-1.68 (m, 12 H)。MS C2126ClNSの計算値467、C2226Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]468。
実施例4−2a〜4−4a
下記実施例4−2a〜4−4aを、実施例1−1aについての記載と同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487

*; H NMRについて使用する溶媒は、CDClであった。
実施例5−1
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(118.0mg、0.20mmol)、メタンスルフィン酸ナトリウム塩(24.5mg、0.24mmol)、ヨウ化銅(I)(4.0mg、0.02mmol)及びL−プロリンナトリウム塩(3.2mg、0.04mmol)を、ジメチルスルホキシド(1.5ml)及び水(0.3ml)に溶解した。混合物をマイクロ波オーブン中で150℃にて30分間加熱した。得られた混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(勾配溶離、ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(52.0mg、51.1%)を白色の固体として得た。MS C1922の計算値509、実測値(ESI)[(M+H)]510。
実施例5−1a
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラ−ヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(26.8mg、54.6%)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.67 (s, 1 H), 8.50 (d, 2 H), 7.00 (s, 1 H), 4.50 (s, 1 H), 3.34 (s, 3 H), 2.50 (m, 2 H), 2.01-1.72 (m, 4 H)。MS C1718の計算値481、実測値(ESI)[(M+H)]482。
実施例6−1
{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例5−1)及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルを得た。MS C2024の計算値523、実測値(ESI)[(M+H)]:524。
実施例6−1a
{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(45mg、90%)をオフホワイトの固体として調製した。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.69 (s, 1 H), 8.57 (s, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.22 (t, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 3.29 (s, 3 H), 2.70 (s, 3 H), 2.55 (m, 2 H), 2.05-1.66 (m, 4 H)。MS C1820の計算値495、実測値(ESI)[(M+H)]496。
実施例7−1
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−エタンスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
N,N−ジメチルホルムアミド(1.0ml)中の[(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(45.0mg、0.10mmol)、エタンチオール(50μL)、及び炭酸カリウム(55.0mg、0.40mmol)の混合物を、マイクロ波オーブン中で150℃にて30分間加熱した。室温に冷ました後、1N 塩酸を用いて、得られた混合物を中和し、酢酸エチル(20ml×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、[(R)−4−(3−エタンスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(35.1mg、71.2%)を粘性油状物として得た。MS C2024の計算値491、実測値(ESI)[(M+H)]492。
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
ジクロロメタン中の{(R)−4−[(3−エタンスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ)]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(35.1mg、0.07mmol)の溶液に、m−クロロ過安息香酸(m−CPBA)(34.7mg、0.20mmol)を0℃で加えた。室温で3時間撹拌した後、得られた混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の5%メタノール)により精製して、[(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ)]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(20.0mg、54.6%)を半固体として得た。MS C2024の計算値523、実測値(ESI)[(M+H)]524。
実施例7−2
下記実施例7−2を、実施例7−1についての記載と同様の方法で、[(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル及びシクロペンタンチオールを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例7−1a
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(5.7mg、30.2%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.66 (s, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 4.52 (s, 1 H), 3.50 (q, 2 H), 2.60 (m, 2 H), 2.01-1.72 (m, 4 H), 1.30 (t, 3 H)。MS C1820の計算値495、実測値(ESI)[(M+H)]496。
実施例7−2a
下記実施例7−2aを、実施例1−1aについての記載と同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例8−1
{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラ−ヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−1について先に記載された方法により調製した)及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(500mg、94%)を白色の固体として調製した。LC−MS C1921Sの計算値463、実測値(ESI)[(M+H)]464。
{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル及びエタンチオールから出発し、実施例7−1の第1工程について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(136mg、86%)を白色の固体として得た。MS C2126の計算値505、実測値(ESI)[(M+H)]506。
{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
ジクロロメタン中の{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(50.6mg、0.10mmol)の溶液に、3−クロロ−過安息香酸(m−CPBA)(19.1mg、0.11mmol)を0℃で加えた。室温で3時間撹拌した後、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラム(勾配溶離,ジクロロメタン中の5%メタノール)により精製して、{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(39.6mg、76.2%)を半固体として得た。MS C2126の計算値521、実測値(ESI)[(M+H)]522。
実施例8−1a
{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(13mg、34.6%)白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.50 (s, 1 H), 8.35 (d, 2 H), 6.57 (d, 1 H), 5.20 (t, 1 H), 4.82 (s, 2 H), 3.27 - 3.16 (m, 1 H), 2.99 - 2.88 (m, 1 H), 2.71 (s, 3 H), 2.62 - 2.48 (m, 2 H), 2.09 - 1.99 (m, 1 H), 1.88 - 1.76 (m, 2 H), 1.73 - 1.63 (m, 1 H),1.17 (t, 3 H)。MS C1922の計算値493、実測値(ESI)[(M+H)]494。
実施例9−1
{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例8−1の第1工程の中間体)及びシクロペンタンチオールから出発し、実施例7−1の第1工程について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(20.2mg、83%)を得た。MS C2430の計算値545、実測値(ESI)[(M+H)]546。
実施例9−1a
{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−スルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラ−ヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(13.2mg、68.7%)を明黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.04 (s, 1 H), 7.91 (d, 2 H), 6.51 (s, 1 H), 5.13 (s, 1 H), 4.81 (s, 2 H), 3.90 (m,1 H), 2.67 (q, 2 H), 2.56 (m, 2 H), 2.23-2.04 (m, 4 H), 1.83-1.63 (m, 8 H)。MS C2226の計算値517、実測値(ESI)[(M+H)]518。
実施例10−1
{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例8−1の第1工程の中間体)から出発し、実施例7−1について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルを白色の固体として得た。MS C2126の計算値537、実測値(ESI)[(M+H)]538。
実施例10−2〜10−7
下記実施例10−2〜10−7を、実施例10−1についての記載と同様の方法で、[(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル又は(R)−3−[4−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−プロピオン酸メチルエステル、ヨウ化メチル、及び市販のアルキルチオールを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例10−1a
{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−エチルスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(10.9mg、36.6%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.62 (s, 1 H), 8.52 (d, 2 H), 6.64 (s, 1 H), 5.21 (q, 1 H), 4.82 (s, 2 H), 3.37 (q, 2 H), 2.68 (s, 3 H), 2.50 (m, 2 H), 2.06-1.82 (m, 4 H), 1.27 (t, 3 H)。MS C1922の計算値509、実測値(ESI)[(M+H)]510。
実施例10−2a〜10−7a 下記実施例10−2a〜10−7aを、実施例1−1aについての記載と同様の方法で、対応するエステルを使用して調製した。
Figure 0005394487

Figure 0005394487
実施例11−1
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
マイクロ波用バイアル(5ml)中のN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)中の[(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−1、100mg、0.196mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(22mg、0.19mmol)、カリウムtert−ブトキシド(45mg、0.4mmol)及びイソプロペニルボロン酸ピナコールエステル(55μL、0.294mmol)を加えた。マイクロ波オーブン(130℃、15分間)中で加熱した後、混合物を塩化アンモニウム水溶液(10ml)に注ぎ、ジクロロメタン(20ml×3)で抽出した。合わせた有機層を水(10ml×3)及びブライン(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(34mg、36.8%)を白色の固体として得た。MS C2124Sの計算値471、実測値(ESI)[(M+H)]472。
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
トルエン(10ml)中のジヨードメタン(1.0ml、16mmol)の溶液に、ジエチル亜鉛(ヘキサン中15%、10ml、8.8mmol)をアルゴン雰囲気下、0℃で加え、混合物を15分間撹拌した。混合物に、トルエン(4ml)中の[(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(0.2g、0.46mmol)を加え、混合物を0℃で、次に室温で4時間撹拌した。混合物を塩化アンモニウム水溶液(20ml)に注ぎ、ジクロロメタン(30ml×3)で抽出した。合わせた有機層を水(20ml×3)で、次にブライン(30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(40mg、18%)を白色の固体として得た。MS C2226Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]486。
実施例11−1a
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(10mg、53%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.04 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.79 (s, 2 H), 4.40 (t, 1 H), 2.60-2.45 (m, 2 H), 1.93-1.74 (m, 4 H), 1.50 (s, 3 H), 0.94 (m, 4 H)。MS C2022Sの計算値457、実測値(ESI)[(M+H)]458。
実施例12−1
(R)−[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
メタノール中の(R)−[4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例11−1の第1工程の中間体について記載された方法と同様の方法を使用して)(34mg、0.072mmol)の溶液を、10%Pd/C(6mg)を用いて30psi下で室温にて3時間水素化した。反応混合物を、ガラス漏斗を通して濾過し、濃縮して、(R)−[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(33mg、96.8%)を白色の固体として得た。MS C2126Sの計算値473、実測値(ESI)[(M+H)]474。
実施例12−1a
(R)−[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
(R)−[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法により調製して、(R)−[4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(28.1mg、89.8%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.00 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 5.16 (q, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 3.18 (m, 1 H), 2.60-2.51 (m, 2 H), 2.02-1.65 (m, 4 H)。MS C1922Sの計算値445、実測値(ESI)[(M+H)]446。
実施例13−1
{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例12−1)及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(30mg、82.9%)をオフホワイトの半固体として得た。MS C2228Sの計算値487、実測値(ESI)[(M+H)]488。
実施例13−1a
{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(23.0mg、81.6%)をオフホワイトの半固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.06 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 5.16 (q, 1 H), 4.81 (s, 2 H), 3.18(m, 1 H), 2.60-2.50 (m, 2 H), 2.66 (s, 3 H), 2.05-1.63 (m, 4 H), 1.34 (d, 6 H)。MS C1922Sの計算値459、実測値(ESI)[(M+H)]460。
実施例14−1
(R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について先に記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(70.7mg、89%)を調製した。MS C2226Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]486。
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
テトラヒドロフラン(2ml)中の{(R)−4−[(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(70.7mg、0.15mmol)の溶液に、ジエチルエーテル中のジアゾメタンの溶液(1M、8ml)を、0℃にてアルゴン雰囲気下でゆっくりと加え、次に酢酸パラジウムの一部(5mg)を加えた。混合物を10分間撹拌した後、酢酸パラジウムの第2の部分(5mg)を加え、混合物を更に20分間撹拌し、続いてジエチルエーテル中のジアゾメタンの溶液の第2の部分(1M、5ml)を添加した。0℃で2時間撹拌した後、アルゴン雰囲気下、次に反応混合物を数滴の酢酸の添加によりクエンチし、次にガラス漏斗を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜10%メタノール)により精製して、((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(74.5mg、99%)を無色の半固体として得た。MS C2328S計算値499、実測値(ESI)[(M+H)]500。
実施例14−1a
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸
Figure 0005394487
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸(35mg、61.9%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.00 (s, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 5.11 (q, 1 H), 4.78 (s, 2 H), 2.63 (s, 3 H), 2.60-2.45 (m, 2 H), 2.03-1.63 (m, 4 H), 1.48 (s, 3 H), 0.94 (m, 4 H)。MS C2124Sの計算値471、実測値(ESI)[(M+H)]472。
実施例15−1
(R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチレン−プロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
テトラヒドロフラン(5ml)中の{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例2−5)(実施例2−1について記載されている方法と同様の方法により調製した)(130mg、0.25mmol)及びビス−(1−メチレン−プロピル)−亜鉛(174.6mg、1.0mmol)の溶液に、ビス(ジベンジリデン−アセトン)パラジウム(7.2mg、0.013mmol)及びトリス(tert−ブチル)ホスフィン(80μL、0.025mmol)をアルゴン雰囲気下、加えた。50℃で18時間撹拌した後、混合物を室温に冷まし、次に飽和塩化アンモニウムに注ぎ、酢酸エチル(20ml×3)で抽出した。有機層を合わせ、飽和ブライン洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離:ジクロロメタン中の0〜20%メタノール)により精製して、((R)−4−{メチル−[3−(1−メチレン−プロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステルを黄色の固体(100mg、80.1%)として得た。MS C2328Sの計算値499、実測値(ESI)[(M+H)]500。
((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
((R)−4−{メチル−[3−(1−メチレン−プロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラ−ヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル及びジエチルエーテル中のジアゾメタンの溶液から出発して、実施例14−1の第2工程について先に記載された方法と同様の方法を使用して、((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(82mg、83%)を白色の固体として得た。MS C2430S計算値513、実測値(ESI)[(M+H)]514。
実施例15−1a
(R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸
Figure 0005394487
((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸(41mg、70.2%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.07 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 6.39 (s, 1 H), 5.51 (q, 1 H), 4.82 (s, 2 H), 2.65 (s, 3 H), 2.60-2.51 (m, 2 H), 2.05-1.67 (m, 6 H), 1.48 (s, 3 H), 0.94 (m, 4 H), 0.90 (m, 7 H)。MS C2226Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]486。
実施例16−1
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[4−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニルエチニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
トリエチルアミン(0.5ml)及びトルエン(0.5ml)中の[4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−7)(51mg、0.10mmol)とエチニル−トリメチル−シラン(20mg、0.20mmol)の混合物に、ヨウ化銅(I)(0.6mg、0.003mmol)及び塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(2.4mg、0.003mmol)を加えた。混合物をマイクロ波オーブン中で80℃にて20分間加熱した。得られた混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[4−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニルエチニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(50mg、94.8%)を褐色の油状物として得た。MS C2328SSiの計算値527、実測値(ESI)[(M+H)]528。
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
N,N−ジメチルホルムアミド及び水(3ml、150:1)中の[4−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニルエチニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(40.0mg、0.076mmol)の溶液に、フッ化カリウム(23.0mg、0.30mmol)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。得られた混合物を氷に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(34.0mg、98.2%)を白色の固体として得た。MS C2020Sの計算値455、実測値(ESI)[(M+H)]456。
実施例16−1a
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(7.6mg、23.7%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.22 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 7.13 (s, 1 H), 4.46 (t, 1 H), 3.93 (s, 1 H), 2.50 (m, 2 H), 2.00-1.62 (m, 4 H)。MS C1816Sの計算値427、実測値(ESI)[(M+H)]428。
実施例17−1
{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
還流冷却器及び磁気撹拌棒を備えた10mlの丸底フラスコに、トリス(ジベンジリデンアクトン)ジパラジウム(14mg、0.01mmol)、{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例2−5)(実施例2−1について記載された方法と同様の方法により調製した)(52.4mg、0.10mmol)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−ビフェニル(3.0mg、0.01mmol)及びフッ化カリウム(58mg、0.50mmol、Celite担持50wt%)を入れ、アルゴンでパージした。次に脱気した1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)(3ml)を、シリンジにより加えた。混合物を室温で5分間撹拌した後、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジシラン(58.1mg、0.41mmol)をシリンジにより加えた。100℃で4時間撹拌した後、混合物を飽和塩化ナトリウムに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離:ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(30mg、58%)を白色の固体として得た。MS C2230SSiの計算値517、実測値(ESI)[(M+H)]518。
実施例17−1a
{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(8.2mg、56%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.27 (s, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 6.42 (s, 1 H), 5.16 (q, 1 H), 4.83 (s, 2 H), 2.65 (s, 3 H), 2.53 (m, 2 H), 2.05-1.66 (m, 4 H), 0.39 (s, 9 H)。MS C2026SSiの計算値489、実測値(ESI)[(M+H)]490。
実施例18−1
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例2−5)(実施例2−1について記載されている方法と同様の方法により調製した)(290mg、0.556mmol)とテトラヒドロフラン中のシクロペンチル臭化亜鉛の溶液(0.5M、10.0ml、5.0mmol)の混合物に、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(16.7mg、0.028mmol)及びトリス(tert−ブチル)ホスフィン(178μL、0.056mmol)をアルゴン雰囲気下で加えた。50℃で1時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチル(20ml×3)で抽出した。有機層を合わせ、飽和塩化アンモニウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(220mg、77%)を粘性油状物として得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS C2430Sの計算値513、実測値(ESI)[(M+H)]514。
実施例18−1a
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(68.2mg、25.3%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.05 (s, 1 H), 7.98(s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 5.15 (t, 1 S), 4.79 (t, 1 H), 2.60 (s, 1 H), 2.50 (m, 2 H), 2.20-1.60 (m, 13 H)。MS C2226Sの計算値485、実測値(ESI)[(M+H)]486。
実施例19−1
{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
N,N−ジメチルホルムアミド(8ml)中の{(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例2−5)(実施例2−1について記載されている方法と同様の方法により調製した)(1.0g、1.9mmol)の溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba))(175mg、0.19mmol)、トリフェニルアルシン(PhAs)(175mg、5.72mmol)及び1−エトキシ−ビニルトリブチルスズ(1ml、2.86mmol)を加えた。80℃にてアルゴン雰囲気下で2時間撹拌した後、反応混合物を室温に冷まし、4N 塩酸(1ml)を加え、混合物を室温で20分間撹拌した。得られた混合物を水(40ml)に注ぎ、酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層を水(20ml)及びブライン(20ml)で洗浄し、次に減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離:石油エーテル中の15〜30%酢酸エチル)により精製して、{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルを黄色の油状物(800mg、86.4%)として得た。MS C2124Sの計算値487、実測値(ESI)[(M+H)]488。
実施例19−1a
{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(17mg、76%)を無色の粘性油状物として調製した。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm8.66 (s, 1 H), 8.55 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 5.20 (q, 1 H), 4.84 (s, 2 H), 2.74 (s, 3 H), 2.69 (s, 3 H), 2.55 (m, 2 H), 2.05-1.62 (m, 4 H)。MS C1920Sの計算値459、実測値(ESI)[(M+H)]460。
実施例20−1
(R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
ボムボトル(bomb bottle)(5ml)中の無水ジクロロメタン(3ml)中の{(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例19−1)(300mg、0.616mmol)の溶液に、ビス(2−メトキシ−エチル)アミノ三フッ化硫黄(400μL、2.17mmol)をアルゴン雰囲気下で加えた。70℃で4時間撹拌した後、混合物を室温に冷まし、飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ、ジクロロメタン(20ml×3)で抽出した。合わせた有機層を水(20ml)及びブライン(20ml)で洗浄し、次に減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離:石油エーテル中の15〜30%酢酸エチル)により精製して、((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル(250mg、79.7%)を黄色の油状物として得た。MS C2124Sの計算値509、実測値(ESI)[(M+H)]510。
実施例20−1a
((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸
Figure 0005394487
((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸(80mg、42.6%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.32 (d, 2 H), 8.19 (s, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.20 (q, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 2.68 (s, 3 H), 2.55 (m, 2 H), 2.09 (m, 4 H), 1.85-1.66 (m, 3 H)。MS C1920Sの計算値481、実測値(ESI)[(M+H)]482。
実施例21−1
2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸メチルエステル
Figure 0005394487
N,N−ジメチルホルムアミド(2ml)中の{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(50mg、0.10mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(17mg、0.48mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物に、ヨウ化メチル(80mg、0.56mmol)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。濾過の後、濾液を分取HPLCにより精製して、2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸メチルエステル(50mg、89%)を白色の固体として得た。MS C2123Sの計算値527、実測値(ESI)[(M+H)]528。
実施例21−1a
2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸
Figure 0005394487
2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸メチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸(15mg、77%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.48 (s, 2 H), 8.35 (s, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.21 (s, 1 H), 2.65 (s, 3 H), 2.50 (m, 2 H), 1.85 (m, 4 H), 1.75 (d, 6 H)。MS C2021Sの計算値513、実測値(ESI)[(M+H)]514。
実施例22−1
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[4−(3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
(4−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル及び3−ニトロ−ベンゼンスルホニルクロリドから出発し、実施例1−1について先に記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(519mg、63.6%)を白色の固体として得た。MS C1720Sの計算値408、実測値(ESI)[(M+H)]409。
[4−(3−アミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
酢酸(3ml)及びエタノール(15ml)中の[4−(3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(390mg、0.96mmol)の溶液に、亜鉛粉末を少しずつ加えた。2時間加熱還流した後、混合物を室温に冷まし、ジクロロメタン(30ml)で希釈し、ガラス漏斗を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離,ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[4−(3−アミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(300mg、83%)を半固体として得た。MS C1722Sの計算値378、実測値(ESI)[(M+H)]379。
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
テトラヒドロフラン(3ml)中の[4−(3−アミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(30mg、0.079mmol)及び塩化アセチル(9.2mg、0.119mmol)の溶液に、トリエチルアミン(16mg、0.158mmol)を0℃で加えた。室温で一晩撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(勾配溶離、ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)により精製して、[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(24mg、72%)を白色の固体として得た。MS C1924Sの計算値、420実測値(ESI)[(M+H)]421。
実施例22−1a
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(11.0mg、50%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 8.30 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.67 (d, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 4.77 (s, 2 H), 4.38 (s, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 2.60-2.45 (m, 2 H), 1.90-1.75 (m, 4 H)。MS C1720Sの計算値392、実測値(ESI)[(M+H)]393。
実施例23−1
[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0005394487
[4−(3−アミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル及び塩化メタンスルホニルから出発し、実施例22−1について記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(15mg、70%)を白色の固体として得た。MS C1824の計算値456、実測値(ESI)[(M+H)]:457。
実施例23−1a
[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステルから出発し、実施例1−1aについて記載された方法と同様の方法を使用して、[4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(10mg、50%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.82 (t, 1 H), 7.75 (d, 2 H), 6.02 (s, 1 H), 5.08 - 4.99 (m, 1 H), 4.79 (s, 2 H), 2.60 (s, 3 H), 2.57 - 2.44 (m, 2 H), 2.08 - 1.95 (m, 1 H), 1.91 - 1.73 (m, 2 H), 1.71 - 1.62 (m, 1 H), 1.40 - 1. 37 (m, 18 H)。MS C1620の計算値428、実測値(ESI)[(M+H)]429。
実施例24−1a
{(R)−4−[メチル−(3−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(25mg、0.066mmol)及びピロリジン(47mg、0.66mmol)を、ジメチルスルホキシド(1.5ml)に溶解した。混合物をマイクロ波オーブン中で180℃にて50分間加熱した。酢酸を用いて、得られた混合物をpH4に酸性化し、次に濾過し、分取HPLCにより精製して、{(R)−4−[メチル−(3−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸(15mg、48.5%)を白色の粉末として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.24 (s, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 5.05 (t, 1 H), 4.75 (s, 2 H), 3.35 (t, 4 H), 2.61 (s, 3 H), 2.45 (m, 2 H), 2.08-1.61 (m, 8 H)。MS C2125Sの計算値486、実測値(ESI)[(M+H)]487。
実施例24−2a〜24−4a
下記実施例24−2a〜24−4aを、実施例24−1についての記載と同様の方法で、{(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸及び適切な市販のアミンを使用して調製した。
Figure 0005394487
実施例25−1a
[4−(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸
Figure 0005394487
[4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(51.0mg、0.10mmol、実施例1−8)、シクロプロピルボロン酸(10.4mg、0.12mmol)、酢酸パラジウム(II)(1.2mg、0.005mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(2.8mg、0.010mmol)及びリン酸カリウム(76.4mg、0.36mmol)を、トルエン(0.5ml)及び水(0.1ml)に溶解した。混合物を、マイクロ波オーブン中で180℃にてアルゴン雰囲気下で30分間加熱した。得られた混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、次に酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、分取HPLCにより精製して、[4−(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(4.2mg、18.9%)を白色の粉末として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.97 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 4.41 (t, 1 H), 2.50 (m, 2 H), 2.20 (m, 1 H), 2.00-1.73 (m, 4 H), 1.15 (, 2 H), 0.85 (m, 2 H)。MS C1920Sの計算値443、実測値(ESI)[(M+H)]444。
実施例25−2a〜25−3a
下記実施例25−2a〜25−3aを、実施例25−1aについての記載と同様の方法で、[4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例1−8)及び適切な市販のアルキルボロン酸から出発して調製した。
Figure 0005394487
実施例26−1
{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル
Figure 0005394487
[(R)−4−(3−シクロプロピル−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸(実施例25−1aついて先に記載された方法と同様の方法により調製した)及びヨウ化メチルから出発し、実施例2−1について記載された手順と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル(45mg、86%)を黄色の固体として得た。MS C2124Sの計算値471、実測値(ESI)[(M+H)]472。
実施例26−1a
{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
Figure 0005394487
{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル(実施例26−1)から出発し、実施例1−1aについて記載された手順と同様の方法を使用して、{(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル(24.5mg、83.2%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.97 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 5.15 (q, 1H), 4.80 (s, 2 H), 2.65 (s, 3 H), 2.50 (m, 2 H), 2.20 (m, 1 H), 2.00-1.73 (m, 4 H), 1.15 (m, 2 H), 0.85 (m, 2 H)。MS C2022Sの計算値457、実測値(ESI)[(M+H)]458。
化合物の活性及び使用
式Iで示される化合物は、貴重な薬理学的性質を有する。前記化合物が、CRTH2受容体でのアンタゴニストであり、その受容体に関連する疾患及び障害(例えば、喘息)を処置するのに有用となりうることが見出された。本発明の化合物の、CRTH2受容体アンタゴニストとしての活性を、以下の生物学的アッセイにより実証した。
ヒトCRTH2受容体結合アッセイ
H]ラマトロバンを競合する放射性リガンドとして用いる全細胞受容体結合アッセイを利用して、ヒトCRTH2への化合物結合活性を評価した。放射性リガンド[H]ラマトロバンを、Sugimoto et. al.(Eur. J. Pharmacol. 524, 30-37, 2005)により、比活性42Ci/mmolになるように合成した。
FuGene(登録商標)6 トランスフェクション試薬(Rocheより)を用いて、CHO−K1細胞を、それぞれヒトCRTH2及びG−α16 cDNAを含む2種のホ乳類発現ベクターでトランスフェクトすることにより、ヒトCRTH2を安定発現する細胞系を作製した。各クローンを、ヒトCRTH2へのラットモノクローナル抗体であるBM16(Becton, Dickinson and Companyの一部門であるBD BiosciencesのBD Pharmingen(商標))で染色することにより、CRTH2を発現する安定したクローンを選択した。10%ウシ胎仔血清、100U/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン、2mMグルタミン、0.5mg/mL CRTH2用のG418(ゲネチシン)、及び0.2mg/mLハイグロマイシン−B(G−α16用)を含むHam's F−12培地で、細胞を単層培養として保持した。全細胞受容体結合アッセイでは、単層細胞をPBS(リン酸緩衝生理食塩水)で1回すすぎ、エチレンジアミン四酢酸(Lonza Inc.のVersene(商標)EDTA)を用いて解離させて、10mM MgCl及び0.06% BSA(ウシ血清アルブミン)を含むPBSで、1.5×10細胞/mLに懸濁させた。
結合反応(0.2mL)を、96穴プレートで、細胞1.5×10個、10mM MgCl、0.06% BSA、20nM[H]ラマトロバン、及び様々な濃度の試験化合物を含むPBS中、室温で実施した。結合反応の1時間後に、Filtermate(商標)Harvester(PerkinElmer, Inc.のマイクロプレートから細胞を回収及び洗浄するセルハーベスタ)を用いて、細胞をGF(商標)/Bフィルターマイクロプレート(PerkinElmer, Inc.の埋設型ガラス繊維を含むマイクロタイタープレート)に回収し、PBSで5回洗浄した。Microscint(商標)20シンチレーション液50μL(PerkinElmer, Inc.より)をフィルタープレートの各ウェルに添加した後、細胞に結合した放射能をマイクロプレートシンチレーションカウンタ(PerkinElmer, Inc.のTopCount(登録商標)NXT)を用いて測定した。非特異的結合の放射能は、化合物を反応混合物中の15(R)−15−メチルPGD(Cayman Chemical Companyより)に置き換えることにより測定した。化合物を含まない細胞に結合した放射能(全結合)は、反応混合物中の化合物を0.25%DMSO(ジメチルスルホキシド)に置き換えることにより測定した。特異的結合データは、各結合データから非特異的結合の放射能を差し引くことにより得た。
IC50値は、全ての特異的結合の50%阻害に必要となる試験化合物の濃度と定義した。IC50値を計算するために、%阻害のデータを、各化合物ごとに7種の濃度で測定した。各濃度の化合物の%阻害を、以下の式、[1−(化合物の存在下での特異的結合)/(全ての特異的結合)]×100により計算した。その後、%阻害データを、XLfit(登録商標)ソフトウエアExcelアドインソフト[ID Business Solutions Ltd., 205モデル、ここで、F(x)=(A+(B−A)/(1+((C/x)^D)))]のシグモイド型用量相関(4パラメータロジスティック)モデルへあてはめることにより、IC50値を得た。
前述の実施例の酸化合物は全て、先のヒトCRTH2受容体結合アッセイを用いて試験した(実施例1−1a〜1−18a、2−1a〜2−8a、3−1a〜3−4a、4−1a〜4−4a、5−1a、6−1a、7−1a、7−2a、8−1a、9−1a、10−1a〜10−7a、11−1a、12−1a、13−1a、14−1a、15−1a、16−1a、17−1a、18−1a、19−1a、20−1a、21−1a、22−1a、23−1a、24−1a〜24−4a、25−1a〜25−3a、及び26−1a)。アッセイの結果から、これらの化合物全てが、結合活性を有し、0.0021μM〜0.4307μMの範囲内のIC50値を呈することが示された。例えば、以下の表に、これらの化合物の幾つかの具体的IC50値を示す。
Figure 0005394487

Figure 0005394487

Figure 0005394487
蛍光測定画像プレートリーダ(FLIPR)を用いたカルシウムフラックスアッセイ
細胞培養条件:
それまでにG−α16でトランスフェクトされたCHO−KI細胞を、続いてヒトCRTH2受容体及びネオマイシン耐性遺伝子でトランスフェクトした。800μg/mL G418(ゲネチシン)中での選択の後、各クローンを、抗ヒトCRTH2 IgGでの染色に基づきそれらの受容体発現に関してアッセイした後、Ca2+フラックスアッセイで、13,14−ジヒドロ−15−ケトプロスタグランジンD(DK−PDG)(リガンド)への応答に関してアッセイした。その後、制限希釈クローニングにより、陽性クローンをクローニングした。10%ウシ胎仔血清、2mMグルタミン、100U/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン、200μg/mLハイグロマイシンB、及び800μg/mL G418(ゲネチシン)を補足したHam’s F−12培地で、トランスフェクトした細胞を培養した。細胞をトリプシン−EDTA(トリプシン−エチレンジアミン四酢酸)で回収し、そしてViaCount(登録商標)試薬(ユーザに生存細胞と非生存細胞とを区別させる2種のDNA結合染色剤を含む。Guava Technologies, Inc.より)を用いてカウントした。細胞懸濁液の容量を、完全増殖培地で2.5×10細胞/mLに調整した。一定分量50μLを、BD Falcon(商標)384穴黒色/透明マイクロプレート(Becton, Dickinson and Companyの一部門であるBD Biosciencesより)に分注し、マイクロプレートを37℃のCOインキュベータに一晩静置した。翌日、マイクロプレートをアッセイに使用した。
染色剤添加及びアッセイ
20mM HEPES(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸)及び2.5mMプロベネシドを含むHank's Balanced Salt Solution200mLに、一瓶の内容物を溶解することにより、染色剤を含む添加緩衝液(MDS Analytical Technologies and MDS Inc.の一部門であるMolecular DevicesのFLIPR(登録商標)Calcium 3 Assay Kitより)を調製した。増殖培地を細胞プレートから除去し、20mM HEPES、0.05% BSA及び2.5mMプロベネシドを含むHank's Balanced Salt Solution(HBSS)25μLを各ウェルに添加した後、Multidrop分注器を用いて希釈した染色剤25μLを添加した。その後、プレートを37℃で時間インキュベートした。
インキュベートの間、段階希釈した化合物2μLにHBSS 20mM HEPES/0.005% BSA緩衝液90mLを添加することにより、試験化合物のプレートを調製した。段階希釈した化合物を調製するために、化合物の原液20mMを100%DMSOに溶解した。化合物希釈プレートを以下のとおり設定した:ウェル1番には、化合物5μL+DMSO 10μLを入れた。ウェル2〜10番には、DMSO10μLを入れた。5μLを混合して、ウェル1番からウェル2番へ移した。1:3段階希釈を10段階まで続けた。希釈された化合物2μLを384穴「アッセイプレート」の二重測定用ウェルに移し、その後、緩衝液90μLを添加した。
インキュベーションの後、細胞及び「アッセイプレート」の両方を、蛍光測定画像プレートリーダ(FLIPR(登録商標))に移動させて、希釈した化合物20μLをFLIPR(登録商標)により細胞プレートに移した。その後、プレートを室温で1時間インキュベートした。1時間インキュベートした後、プレートをFLIPR(登録商標)に戻して、4.5倍濃縮したリガンド20μLを細胞プレートに添加した。アッセイの間、1.5秒ごとに細胞プレートの384穴全てで同時に、蛍光読み取りを行った。5回読み取りを行って、安定したベースラインを作成し、その後、試料20μLを迅速に(30μL/秒)、そして同時に細胞プレートの各ウェルに添加した。試料添加前、添加時及び添加後の経過時間の全100秒間に、蛍光を連続してモニタリングした。アゴニスト添加後の各ウェルでの反応(ピーク蛍光の増加)を測定した。リガンド刺激前の各ウェルの初期蛍光読み取りを、そのウェルのデータのゼロベースライン値として用いた。応答を緩衝液対照の%阻害として表した。Genedata Screener(登録商標)Condoseo ソフトウエアプログラム[Genedata AG、205モデル、ここで、F(x)=(A+(B−A)/(1+((C/x)^D)))]を用いて、10の濃度の%阻害データを、シグモイド型用量相関(4パラメータロジスティック)モデルへあてはめることにより、緩衝液対照の50%阻害に必要な化合物濃度として定義されたIC50値を計算した。
結合アッセイで試験された代表的化合物を、上記FLIPR(登録商標)アッセイを用いて試験した。FLIPR(登録商標)アッセイの結果から、このアッセイで試験された代表的化合物の全てが、活性を有し、0.0003μM〜34.815μMの範囲内のIC50値を呈することが示された。
Th2細胞におけるDK−PGD誘導性IL−13産生アッセイ
Tヘルパー2型(Th2)細胞における13,14−ジヒドロ−15−ケトプロスタグランジンD(DK−PDG)誘導性IL−13産生の阻害を用いて、化合物の細胞内効力を評価した。
Th2細胞の培養物を、以下の手順により、健常なヒト志願者の血液から作製した。末梢血単核細胞(PBMC)を、最初、Ficoll-Hypaque密度勾配遠心分離により新鮮な血液50mLから単離した後、CD4+ T Cell Isolation Kit II(Miltenyi Biotec Inc.より)を用いて、CD4細胞を精製した。その後、10%ヒトAB血清(Invitrogen CorporationのAB型血液の血清)、50U/mL組換えヒトインターロイキン−2(rhIL−2)(Pepro Tech Inc.より)及び100ng/mL組換えヒトインターロイキン−4(rhIL−4)(Pepro Tech Inc.より)を含むX-VIVO 15(登録商標)培地(Cambrex BioScience Walkersville Inc.より)で、CD4T細胞を7日間培養することにより、その細胞をTh2細胞に分化させた。CD294(CRTH2) MicroBead Kit(Miltenyi Biotec Inc.より)を用いてTh2細胞を単離し、10%ヒトAB血清及び50U/mL rhIL−2を含むX-VIVO 15(登録商標)培地で2〜5週間、増幅させた。フィコエリスリン(PE)に結合されたBM16抗体(上記のもの)を用いた蛍光標示式細胞分取器により分析すると、一般に、アッセイで用いたTh2細胞の70%〜80%が、CRTH2陽性となる。
細胞阻害能を測定するために、様々な濃度の化合物を、10%ヒトAB型血清を含むX-VIVO 15(登録商標)培地200μL中で、Th2細胞2.5×10個及び500nM DK−PGDと共に37℃で4時間インキュベートした。培地へのIL−13産生を、供給業者により示唆された手順に従い、「Instant ELISA(商標)」キット(Bender MedSystems Inc.より)を用いて、ELISA(酵素免疫測定法)により検出した。Th2細胞によるIL−13の自然産生を、DK−PGD刺激を行わずに測定し、%阻害及びIC50の計算では、その値を各化合物の存在下での値から差し引いた。
様々な濃度の化合物でのインターロイキン13(IL−13)産生の%阻害を、以下の式により計算した:[1−(化合物の存在下での1L−13産生)/(0.15%DMSOの存在下でのIL−13産生)]×100。7種の濃度の%阻害データを、XLfit(登録商標)ソフトウエアExcelアドインソフト[ID Business Solutions Ltd., 205モデル、ここで、F(x)=(A+(B−A)/(1+((C/x)^D)))]のシグモイド型用量相関(4パラメータロジスティック)モデルにあてはめることにより、IL−13産生の50%阻害に必要な化合物濃度として定義されたIC50値を計算した。
結合アッセイで試験された代表的化合物を、上述のDK−PGD誘導性IL−13産生アッセイを用いて試験した。DK−PGD誘導性IL−13産生アッセイの結果から、このアッセイで試験された代表的化合物の全てが、IL−13産生の阻害における活性を有し、0.0003μM〜0.309μMの範囲内のIC50値を呈することが示された。
従って、試験された化合物が、上記3種のアッセイの少なくとも1種(即ち、CRTH2受容体での結合)においてある程度の活性を示したことから、本発明の化合物は、特異的及び実質的で信頼できる有用性を有し、それゆえ、この受容体に関連する疾患及び障害(例えば、喘息)を処置する際のアンタゴニストとして有用となりうる。
一実施態様において、本発明は、式Iで示される化合物の治療上有効な量を、ヒト又は動物に投与することを含む、CRTH2受容体の調節に関連する疾患及び障害の治療及び/又は予防の方法に関する。炎症性又はアレルギー性疾患又は障害の治療及び/又は予防の方法が、好ましい。そのような疾患又は障害としては(非限定的に)、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性炎症、アレルギー性鼻炎、及びアトピー性皮膚炎が挙げられる。
本発明は、炎症性又はアレルギー性疾患又は障害の処置のために、式Iで示される化合物の治療上有効な量を、他の薬物又は活性剤と併用又は関連して投与することを指す。一実施態様において、本発明は、治療上有効な量の式Iで示される化合物及び他の薬物又は活性剤(例えば、他の抗炎症又は抗アレルギー性薬物又は薬剤)を、ヒト又は動物に、同時に、連続して、又は別々に投与することを含む、そのような疾患又は障害の治療及び/又は予防の方法に関する。これらの他の薬物又は活性剤は、同一、類似、又は完全に異なる作用機序を有しうる。適切な他の薬物又は活性剤としては、非限定的に、β2−アドレナリン作動性アゴニスト(例えば、アルブテロール又はサルメテロール);コルチコステロイド(例えば、デキサメタゾン又はフルチカゾン);抗ヒスタミン剤(例えば、ロラチジン);ロイコトリエンアンタゴニスト(例えば、モンテルカスト又はザフィルルカスト);抗IgE抗体治療(例えば、オマリズマブ);抗感染薬(例えば、フシジン酸)(特に、アトピー性皮膚炎の処置用);抗真菌剤(例えば、クロトリマゾール)(特に、アトピー性皮膚炎の処置用);免疫抑制剤(例えば、タクロリムス及びピメクロリムス);他の受容体で作用するPGD2の他のアンタゴニスト(例えば、DPアンタゴニスト);ホスホジエステラーゼ4型の阻害剤(例えば、シロミラスト);サイトカイン産生を調節する薬物(例えば、TNFα変換酵素(TACE)の阻害剤);Th2サイトカインIL−4及びIL−5の活性を調節する薬物(例えば、遮断モノクロ−ナル抗体及び可溶性受容体);PPARγアゴニスト(例えば、ロシグリタゾン);並びに5−リポキシゲナーゼ阻害剤(例えば、ジレウトン)が挙げられる。
他に断りがなければ、これらの実施例の化合物は全て、記載されたとおり製造し、そして特徴づけた。本明細書に引用された特許及び発行物は全て、本明細書に全体が参考として援用されている。

Claims (25)

  1. 式I:
    Figure 0005394487

    (式中、
    Qは、炭素又は窒素であり;
    R1は、水素又はハロゲンで場合により置換されている 1−7 アルキルであり;
    R2及びR3は、環炭素原子の水素原子の置換により、Qを含む環に結合しており;そしてR2及びR3は、独立して、
    (1)水素;
    (2)ハロゲン;
    (3)−NH
    (4)−NO
    (5)ハロゲンで場合により置換されている 1−7 アルキル;
    (6) 1−7 アルキルで場合により置換されている 3−7 シクロアルキル;
    (7) 2−7 アルケニル;
    (8) 2−7 アルキニル;
    (9) 1−7 アルカノイル;
    (10) 1−7 アルコキシ;
    (11) 3−7 シクロアルコキシ;
    (12)低級ヘテロシクロアルキル;
    (13)低級ヘテロシクロアルキルオキシ;
    (14) 1−7 アルキルスルファニル、 3−7 シクロアルキルスルファニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルファニル;
    (15) 1−7 アルキルスルフィニル、 3−7 シクロアルキルスルフィニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルフィニル;
    (16) 1−7 アルキルスルホニル、 3−7 シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル;
    (17) 1−7 アルキルカルボニルアミノ;
    (18) 1−7 アルキルスルホニルアミノ;
    (19) 1−7 ジアルキルアミノ;及び
    (20) 1−7 トリアルキルシリル、
    からなる群から選択され;
    ここで、R2又はR3の少なくとも一方は、水素以外の部分であり;そして
    nは、1又は2であり、
    ここで、
    「低級ヘテロシクロアルキル」は、一緒に結合して環構造を形成する3〜7個の環原子を有し、1、2又は3個の環原子がヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素原子である、飽和又は部分不飽和非芳香族環部分を指し、
    「低級ヘテロシクロアルキルオキシ」は、部分R’−O−(ここで、R’は、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指し、
    「低級ヘテロシクロアルキルスルファニル」は、部分−S−R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指し、
    「低級ヘテロシクロアルキルスルフィニル」は、部分−S(O)−R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指し、そして
    「低級ヘテロシクロアルキルスルホニル」は、部分−S(O) −R(ここで、Rは、先に定義された低級ヘテロシクロアルキルである)を指す
    で示される化合物、又は薬学的に許容しうるその塩もしくはエステル。
  2. 化合物が、(R)−鏡像異性体である、請求項1記載の化合物。
  3. Qが、炭素を表す、請求項1又は2記載の化合物。
  4. Qが、窒素を表す、請求項1又は2記載の化合物。
  5. R1が、水素又は非置換の 1−7 アルキルである、請求項1〜4の1項記載の化合物。
  6. R1が、水素である、請求項1〜4の1項記載の化合物。
  7. R1が、メチルである、請求項1〜4の1項記載の化合物。
  8. nが、1である、請求項1〜7の1項記載の化合物。
  9. R2及びR3が、独立して、
    (1)ハロゲン;
    (2)ハロゲンで場合により置換されている 1−7 アルキル;
    (3) 1−7 アルキルで場合により置換されている 3−7 シクロアルキル;
    (4) 2−7 アルケニル;
    (5) 2−7 アルキニル;
    (6) 1−7 アルカノイル;
    (7) 1−7 アルコキシ;
    (8) 3−7 シクロアルコキシ;
    (9) 1−7 アルキルスルホニル、 3−7 シクロアルキルスルホニル、又は低級ヘテロシクロアルキルスルホニル;
    (10) 1−7 アルキルカルボニルアミノ;
    (11) 1−7 アルキルスルホニルアミノ;
    (12) 1−7 ジアルキルアミノ;及び
    (13) 1−7 トリアルキルシリル、
    からなる群から選択される、請求項1〜8の1項記載の化合物。
  10. R2及びR3が、独立して、
    (1)ハロゲン;
    (2)ハロゲンで場合により置換されている 1−7 アルキル;
    (3) 1−7 アルキルで場合により置換されている 3−7 シクロアルキル;
    (4) 1−7 アルコキシ;
    (5) 3−7 シクロアルコキシ;及び
    (6) 1−7 アルキルスルホニル又は 3−7 シクロアルキルスルホニル、
    からなる群から選択される、請求項1〜8の1項記載の化合物。
  11. R2及びR3が、独立して、
    (1)ハロゲン;
    (2)ハロゲンで場合により置換されている 1−7 アルキル;及び
    (3) 1−7 アルキルスルホニル又は 3−7 シクロアルキルスルホニル、
    からなる群から選択される、請求項1〜8の1項記載の化合物。
  12. R2及びR3が、独立して、トリフルオロメチル、 1−7 アルキルスルホニル及び 3−7 シクロアルキルスルホニルからなる群から選択される、請求項1〜8の1項記載の化合物。
  13. R2又はR3の一方が、トリフルオロメチルである、請求項1〜8の1項記載の化合物。
  14. R2及びR3が、互いに独立して、3、4又は5位で、Qを含む環に結合しているが、互いに同じ位置にない、請求項1〜13の1項記載の化合物。
  15. R2又はR3の一方が、Qを含む環上の3位に結合しており、他方が、5位に結合している、請求項1〜13の1項記載の化合物。
  16. R2又はR3の一方が、Qを含む環上の3位に結合しており、他方が、5位に結合しており、そしてR2又はR3の少なくとも一方が、トリフルオロメチルである、請求項1〜13の1項記載の化合物。
  17. [(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3,5−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(4−ブロモ−3−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [(R)−4−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(4−メトキシ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [(R)−4−(3,5−ビス−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−クロロ−4−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    3−[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−プロピオン酸;
    {(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(4−ブロモ−2−クロロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3,5−ジブロモ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    3−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸;
    [4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(5−ブロモ−6−エトキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(5−ブロモ−6−シクロペンチルオキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(5−ブロモ−6−シクロブトキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(5−ブロモ−6−イソプロポキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    ((R)−4−{[5−ブロモ−6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−ピリジン−3−スルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    [(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    [(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [(R)−4−(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    ((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    ((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    3−((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸;
    3−{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸;
    3−((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸;
    {(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    [4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    ((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    ((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    [4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    ((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    [4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼン−スルホニル−アミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    {(R)−4−[メチル−(3−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    ((R)−4−{[3−(イソプロピル−メチル−アミノ)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸;
    {(R)−4−[(3−ジメチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    {(R)−4−[(3−ジエチルアミノ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸;
    [4−(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;
    [4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸;及び
    {(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸
    からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
  18. 請求項17記載の化合物の薬学的に許容しうる塩。
  19. [(R)−4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3,5−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(4−ブロモ−3−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(4−メトキシ−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3,5−ビス−メタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−クロロ−4−メチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    3−[(R)−4−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−プロピオン酸メチルエステル;
    {(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(4−ブロモ−2−クロロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3,5−ジブロモ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3,5−ジ−tert−ブチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    3−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸メチルエステル;
    [4−(3−エトキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(5−ブロモ−6−エトキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(5−ブロモ−6−シクロペンチルオキシ−ピリジン−3−スルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−クロロ−4−シクロペンチルオキシ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(5−ブロモ−6−シクロブトキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(5−ブロモ−6−イソプロポキシ−ピリジン−3−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{[5−ブロモ−6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−ピリジン−3−スルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3−エタンスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(R)−4−(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−フルオロ−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−エタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−シクロペンチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−エタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    3−((R)−4−{メチル−[3−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル;
    3−{(R)−4−[(3−シクロペンタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−プロピオン酸エチルエステル;
    3−((R)−4−{メチル−[3−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステル;
    [(R)−4−(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−イソプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−イソプロペニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{メチル−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{メチル−[3−(1−メチレン−プロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{[3−(1−エチル−シクロプロピル)−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−エチニル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[メチル−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニル−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    {(R)−4−[(3−アセチル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸エチルエステル;
    ((R)−4−{[3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−トリフルオロ−メチル−ベンゼンスルホニル]−メチル−アミノ}−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル)−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−アミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [4−(3−メタンスルホニルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;及び
    {(R)−4−[(3−シクロプロピル−5−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−酢酸メチルエステル
    からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
  20. 2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸メチルエステル;
    2−{(R)−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼン−スルホニル)−メチル−アミノ]−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸;及び
    [4−(3−トリフルオロメチル−5−トリメチルシラニルエチニル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4,5,6,7−テトラヒドロ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
    からなる群から選択される化合物。
  21. 治療上有効な量の請求項1記載の化合物及び薬学的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
  22. 治療活性物質として使用される、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物。
  23. CRTH2受容体アンタゴニストにより処置しうる疾患の治療及び/又は予防用の治療活性物質として使用される、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物。
  24. CRTH2受容体アンタゴニストにより処置しうる疾患の治療及び/又は予防的処置用の医薬を製造するための、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物の使用。
  25. 疾患が、喘息、慢性閉塞性肺疾患、アレルギー性炎症、アレルギー性鼻炎又はアトピー性皮膚炎である、請求項24記載の使用。
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