JP5393657B2 - パッチクランプシステムにおける使用のためのサブシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
本出願は、米国仮特許出願第60/927,810号(2007年5月4日出願)、米国仮特許出願第60/969,275号(2007年8月31日出願)、米国仮特許出願第60/969,378号(2007年8月31日出願)、および米国仮特許出願第61/025,650号(2008年2月1日出願)に対する優先権および利益を主張し、これら米国仮特許出願を本明細書において参考として援用する。
本発明は、種々の実施形態において、パッチクランプシステムにおける使用のためのサブシステムおよび方法に関する。
例えば、本明細書は以下の項目を提供する。
(項目1)
電気生理学実験において使用されるパッチクランプシステムを補正するための方法であって、
少なくとも1つの第1の較正値によって、該パッチクランプシステムの少なくとも一部をモデル化するモデル回路網によって導入される非理想性を補正するために、補正回路網を較正することと、
少なくとも1つの細胞の特徴を測定することと、その一方で、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正するために、少なくとも1つの第2の較正値によって再較正される補正回路網を採用することと、
該特徴を測定することに続いて、該少なくとも1つの第1の較正値によってさらに再較正される該補正回路網が、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正することを検証することと
を包含する、方法。
(項目2)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、前記モデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、単一細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、項目2に記載の方法。
(項目5)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、複数細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記少なくとも1つの第1の較正値によって前記補正回路網を較正するステップに先立って、前記モデル回路網を有効化することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って、前記モデル回路網を無効化することをさらに包含する、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに続いて、前記モデル回路網を再有効化することをさらに包含する、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って再較正され、前記パッチクランプシステムによって導入される浮遊容量を補正する、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の単一細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の複数細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、項目9に記載の方法。
(項目13)
前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って再較正され、前記パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正する、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記パッチクランプシステム内の少なくとも1つの構成要素によって導入される浮遊容量を測定することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記少なくとも1つの構成要素は、長ケーブルを備える、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記少なくとも1つの構成要素は、単一細胞と直列の長ケーブルを備える、項目14に記載の方法。
(項目17)
前記少なくとも1つの構成要素は、複数細胞と直列の長ケーブルを備える、項目14に記載の方法。
(項目18)
前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するために、前記測定された浮遊容量を前記モデル回路網によってモデル化される静電容量と比較することをさらに包含する、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記測定された浮遊容量が、前記モデル回路網によってモデル化される静電容量から所定量を超えて異なる場合には、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することを中止することをさらに包含する、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するために、前記第1と第2の較正値とを比較することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記少なくとも1つの細胞の前記測定された特徴は、電流である、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記補正回路網が、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正された後に、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することにおいて採用される、増幅器のゲインを増加させることをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目23)
電気生理学実験において使用されるパッチクランプシステムを補正するためのサブシステムであって、
該パッチクランプシステムの少なくとも一部をモデル化するように構成される、モデル回路網と、
非理想性を補正するための補正回路網であって、該補正回路網は、少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正し、かつ、少なくとも1つの第2の較正値によって較正され、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正する、ように構成される、補正回路網と、
少なくとも1つの細胞の特徴を測定し、その一方で、該補正回路網から入力を受信し、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正するように構成される、測定回路網と、
該特徴の測定に続いて、該少なくとも1つの第1の較正値によって再較正される補正回路網が、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正することを、検証するように構成される、検証モジュールと
を備える、サブシステム。
(項目24)
前記補正回路網は、前記モデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目25)
前記補正回路網は、長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目24に記載のサブシステム。
(項目26)
前記補正回路網は、単一細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目24に記載のサブシステム。
(項目27)
前記補正回路網は、複数細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目24に記載のサブシステム。
(項目28)
前記モデル回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって前記補正回路網を較正することに先立って、有効化されるようにさらに構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目29)
前記モデル回路網は、前記測定回路網によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って、無効化されるようにさらに構成される、項目28に記載のサブシステム。
(項目30)
前記モデル回路網は、前記測定回路網によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに続いて、再有効化されるようにさらに構成される、項目29に記載のサブシステム。
(項目31)
前記補正回路網は、前記パッチクランプシステムによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目32)
前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目31に記載のサブシステム。
(項目33)
前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の単一細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目31に記載のサブシステム。
(項目34)
前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の複数細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、項目31に記載のサブシステム。
(項目35)
前記補正回路網は、前記パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正するために、較正されるように構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目36)
前記検証モジュールは、前記パッチクランプシステムから測定された浮遊容量値を前記モデル回路網によってモデル化された静電容量値と比較して、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するようにさらに構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目37)
前記測定された浮遊容量値が、前記モデル回路網によってモデル化される静電容量値から所定量を超えて異なる場合には、前記測定回路網は、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することを中止するようにさらに構成される、項目36に記載のサブシステム。
(項目38)
前記検証モジュールは、前記第1と第2の較正値とを比較して、前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するようにさらに構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目39)
前記少なくとも1つの細胞の前記測定された特徴は、電流である、項目23に記載のサブシステム。
(項目40)
前記測定回路網は、ゲインを有する増幅器を備え、該ゲインは、前記補正回路網が前記少なくとも1つの第2の較正値によって較正された後に、増加されるように構成される、項目23に記載のサブシステム。
(項目41)
前記サブシステムは、テストヘッド、主増幅器、およびその間に長ケーブルを備えるパッチクランプシステムと併用されるように適合され、前記モデル回路網、前記補正回路網、および前記測定回路網は、すべて該主増幅器内に配置される、項目23に記載のサブシステム。
(項目42)
前記主増幅器の中に超低静電容量スイッチをさらに備える、項目41に記載のサブシステム。
(項目43)
細胞の特徴を決定するための方法であって、
細胞の自然静止電位を測定することと、
該測定された自然静止電位をメモリ内に格納することと、
該測定された自然静止電位と実質的に等しい第1の電圧と、該測定された自然静止電位とステップ電圧との合計と実質的に等しい第2の電圧とを交互に該細胞に印加することと、
該細胞の特徴を測定することと
を備える、方法。
(項目44)
異なるステップ電圧が、前記第2の電圧の印加の度に印加される、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記細胞の特徴は、前記第2の電圧の印加の度に測定される、項目43に記載の方法。
(項目46)
前記測定された細胞の特徴は、電流である、項目43に記載の方法。
(項目47)
単一プローブを使用して、前記細胞の自然静止電位を測定し、そして該細胞の特徴を測定する、項目43に記載の方法。
(項目48)
細胞の特徴を決定するためのサブシステムであって、
細胞の自然静止電位を測定するように構成される、感知回路と、
該測定された自然静止電位を格納するように構成される、メモリと、
i)該測定された自然静止電位と実質的に等しい第1の電圧と、該測定された自然静止電位とステップ電圧との合計と実質的に等しい第2の電圧とを交互に該細胞に印加し、ii)該細胞の特徴を測定するように構成される、クランプ回路と
を備える、サブシステム。
(項目49)
異なるステップ電圧が、前記第2の電圧の印加の度に印加される、項目48に記載のサブシステム。
(項目50)
前記クランプ回路は、前記第2の電圧の印加の度に前記細胞の特徴を測定するように構成される、項目48に記載のサブシステム。
(項目51)
前記測定された細胞の特徴は、電流である、項目48に記載のサブシステム。
(項目52)
前記感知回路および前記クランプ回路は、それぞれ、共通の単一プローブに連結される、項目48に記載のサブシステム。
(項目53)
電気生理学実験において、細胞を保持するために使用されるデバイスの静電容量を決定するための方法であって、
力増幅器を介して該デバイスに刺激を印加することと、
別個のセンス増幅器によって、該刺激に対する応答を測定することと、
該刺激に対する応答を分析することによって、該デバイスの静電容量を決定することと
を備える、方法。
(項目54)
補正回路を使用して、前記デバイスの静電容量を補正することをさらに備える、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記デバイスの静電容量を決定することは、前記刺激に対する応答のRC時定数を計算することを備える、項目53に記載の方法。
(項目56)
電気生理学実験において、細胞を保持するために使用されるデバイスの静電容量を決定するためのサブシステムであって、
該デバイスに刺激を印加するように構成される、力増幅器と、
該刺激に対する応答を測定するように構成される、別個のセンス増幅器と、
該刺激に対する応答を分析することによって、該デバイスの静電容量を決定するように構成される、決定モジュールと
を備える、サブシステム。
(項目57)
前記デバイスの静電容量を補正するように構成される、補正回路をさらに備える、項目56に記載のサブシステム。
(項目58)
前記決定モジュールは、前記デバイスの静電容量を決定することにおいて、前記刺激に対する応答のRC時定数を計算するように構成される、項目56に記載のサブシステム。
(項目59)
電気生理学実験において、少なくとも1つの細胞の特徴を決定するための方法であって、
パッチクランプシステム内のデバイスを介して、該細胞に刺激を印加することと、
測定回路網によって該細胞の特徴を測定しつつ、該測定回路網に第1の補正信号を印加して、該パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正し、第2の補正信号を印加して、該デバイスによって導入される直列抵抗を補正することと
を備え、該第2の補正信号は、該測定された細胞の特徴と、該測定された細胞の特徴からそれに及ぼす該第1の補正信号の影響を除去する第3の補正信号とに関連する、方法。
(項目60)
前記デバイスは、電極である、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記測定された特徴は、電流である、項目59に記載の方法。
(項目62)
電気生理学実験において、少なくとも1つの細胞の特徴を決定するためのパッチクランプシステムであって、
該細胞に刺激を印加するためのデバイスと、
該細胞の特徴を測定するための測定回路網と、
該測定回路網に第1の補正信号を印加して、該パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正するための第1の補正回路網と、
該測定回路網に、該測定された細胞の特徴と第3の補正信号とに関連する、第2の補正信号を印加して、該デバイスによって導入される直列抵抗を補正するための第2の補正回路と、
該第2の補正回路に、該測定された細胞の特徴からそれに及ぼす該第1の補正信号の影響を除去する、該第3の補正信号を印加するための第3の補正回路と
を備える、システム。
(項目63)
前記デバイスは、電極である、項目62に記載のシステム。
(項目64)
前記測定された特徴は、電流である、項目62に記載のシステム。
(項目65)
電気生理学実験において、少なくとも1つの細胞の特徴を測定することにおいて使用されるデバイスの直列抵抗を補正するためのシステムであって、
i)該デバイスを介して、該細胞に刺激を印加し、ii)該細胞の特徴を測定するように構成される、クランプ回路と、
該クランプ回路の入力に連結される出力を有する演算増幅器と
を備え、該演算増幅器の反転端子への入力は、該測定された細胞の特徴に比例する信号だけ少ない該演算増幅器の出力と実質的に等しい、システム。
(項目66)
前記デバイスは、電極である、項目65に記載のシステム。
(項目67)
前記測定された特徴は、電流である、項目65に記載のシステム。
(項目68)
パッチクランプシステム内に存在する静電容量波形を補正する方法であって、
複数回の各々において、該静電容量波形の強度を測定することと、
複数の補正回路の各々から増幅率調整補正波形を出力し、該静電容量波形を補正することと
を備え、各補正回路は、一意の時定数を有する、方法。
(項目69)
前記複数の補正回路の各々から、未調整補正波形を出力することをさらに備える、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記複数回の各々において、各未調整補正波形の強度を測定することをさらに備える、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記複数の補正回路の各々に対して、増幅率調整を計算することをさらに備える、項目70に記載の方法。
(項目72)
各増幅率調整は、前記複数回の各々において測定された前記静電容量波形の強度と、該複数回の各々において測定された前記各未調整補正波形の強度とに基づいて計算される、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記パッチクランプシステム内に存在する漏れ抵抗を計算することをさらに備える、項目68に記載の方法。
(項目74)
前記静電容量波形の測定を調整して、前記漏れ抵抗の補正に続いて、該静電容量波形に導入される仮想ピークを考慮することをさらに備える、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記パッチクランプシステム内に存在する漏れ抵抗を補正することをさらに備える、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記漏れ抵抗が補正されつつ、前記複数回の各々において前記静電容量波形の強度を再測定することをさらに備える、項目75に記載の方法。
(項目77)
パッチクランプシステム内に存在する静電容量波形を補正するためのサブシステムであって、
複数回の各々において、該静電容量波形の強度を測定するための測定回路網と、
複数の補正回路であって、各補正回路は、一意の時定数を有し、そして増幅率調整補正波形を出力して、該静電容量波形を補正するように構成される、複数の補正回路と
を備える、サブシステム。
(項目78)
各補正回路は、未調整補正波形を出力するようにさらに構成される、項目77に記載のサブシステム。
(項目79)
前記測定回路網は、前記複数回の各々において、各未調整補正波形の強度を測定するようにさらに構成される、項目78に記載のサブシステム。
(項目80)
前記複数の補正回路のそれぞれに対して、増幅率調整を計算するための計算回路をさらに備える、項目79に記載のサブシステム。
(項目81)
各増幅率調整は、前記複数回の各々における前記静電容量波形の前記測定された強度と、前記複数回の各々における各未調整補正波形の前記測定された強度とに基づいて計算される、項目80に記載のサブシステム。
(項目82)
前記パッチクランプシステム内に存在する漏れ抵抗を計算するための計算回路をさらに備える、項目77に記載のサブシステム。
(項目83)
前記計算回路網は、前記静電容量波形の測定を調整して、前記漏れ抵抗の補正に続いて、該静電容量波形に導入される仮想ピークを考慮するようにさらに構成される、項目82に記載のサブシステム。
(項目84)
前記パッチクランプシステム内に存在する漏れ抵抗を補正するための漏れ抵抗補正回路網をさらに備える、項目82に記載のサブシステム。
(項目85)
前記漏れ抵抗補正回路網は、前記漏れ抵抗を補正しつつ、前記測定回路網は、前記複数回の各々において、前記静電容量波形の強度を再測定するようにさらに構成される、項目84に記載のサブシステム。
概観として、本発明の実施形態によると、サブシステムおよび方法は、電気生理学実験において使用され得る、比較的大きなパッチクランプシステムを補正するために採用される。サブシステムは、較正され、パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正する、補正回路網を含んでもよい。例えば、補正回路網は、パッチクランプシステム内の1つ以上の構成要素によって導入される浮遊容量、パッチクランプシステム内に存在する漏れ抵抗、および/またはパッチクランプシステムによって導入される別の非理想性を補正してもよい。一実施形態では、サブシステムは、パッチクランプシステムによって導入される非理想性の補正を検証するように構成される。以下に詳述されるように、サブシステムは、本目的のために、パッチクランプシステムの少なくとも一部をモデル化するモデル回路網を採用してもよい。
図3は、第1、第2、および第3のチャネル138を有する例示的パッチクランプシステム100を示すが、任意の数のチャネル138が、パッチクランプシステム100内で採用されてもよい。図4は、単一チャネル138の一実施形態を詳細に示す。単一チャネル138内の各構成要素は、アナログ構成要素であってもよい。図3および4に図示されるように、各チャネル138は、アナログマルチプレクサ135、アナログ/デジタル変換器136、およびコントローラ133を介して、ソフトウェア132への出力を提供してもよい。加えて、ソフトウェア132は、コントローラ133およびデジタル/アナログ変換器134、またはコントローラ133およびデジタル/アナログ変換器137のいずれかを介して、任意のチャネル138への入力を提供してもよい。加えて、ソフトウェア132は、コントローラ133を介して、アナログマルチプレクサ135を制御してもよい。
Corporation(日本/東京)社製TLP3116スイッチ等)によって、実装されてもよい。
R141=(Reff*Vout/Vref)−Reff
次いで、電流/電圧増幅率抵抗器129、141に対するこれらの実際の抵抗値を使用して、例えば、細胞109の膜を通して流れる電流等、本明細書に記載される値および特徴をより正確に計算してもよい。
図7は、パッチクランプシステム100内に存在する静電容量波形を補正するためのサブシステム400の別の実施形態を示す。図7に示されるサブシステム400の実施形態は、図5に示されるサブシステム200の実施形態と同一の全要素を含むが、2つのサブシステム200、400の補正回路網は異なる。より具体的には、長ケーブル107(すなわち、構成要素125)、単一細胞109(すなわち、構成要素126)、および複数細胞109(すなわち、構成要素127)によって導入される静電容量スパイクを補正するように構成されたサブシステム200の個々の構成要素は、サブシステム400では、複数の異なる静電容量補正回路網404によって置換される。本発明の一実施形態では、複数の静電容量補正回路網404はそれぞれ、補正波形を出力し、パッチクランプシステム100内に存在する静電容量スパイクを補正する。さらに、本明細書に記載されるように、各静電容量補正回路網404は、一意の時定数を有してもよい。サブシステム200と同様に、サブシステム400は、パッチクランプシステム100内に存在する漏れ抵抗を補正するための漏れ抵抗補正回路網111と、測定回路網(例えば、電圧クランプ増幅器130、電流/電圧増幅率抵抗器129および141、ならびに差動増幅器131)とを含む。加えて、サブシステム200と同様に、サブシステム400は、単一細胞構成から生じる静電容量スパイクと、複数細胞構成から生じる異なる静電容量スパイクの両方を補正可能である。
図13は、図3および4に示されるパッチクランプシステム100のサブシステム700を示す。図4および13を参照すると、一般に、一実施形態では、サブシステム700が採用され、電気生理学実験において、1つ以上の細胞109を保持するために使用されるホルダデバイス(または、チップ)113の静電容量を判定する。図示されるように、サブシステム700は、力増幅器101と、既知の値の整合抵抗器102と、別個のセンス増幅器105と、ソフトウェア132等のソフトウェアあるいはASICまたはFPGA等のハードウェア内に実装され得る、判定モジュール704とを含む。動作時、スイッチ108は、最初、開放され、テストヘッド140から電圧クランプ増幅器130を切断し、スイッチ103および104は閉鎖され、長ケーブル107はテストヘッド140から切断され、接地に接続される。次いで、図14Aに示されるように、強度X1の刺激(例えば、力波形)が、力増幅器101および整合抵抗器102を介して、長ケーブル107に印加され、刺激に対する応答が、別個のセンス増幅器105によって測定され、判定モジュール704が、刺激に対する応答の第1のRC時定数(τ1)を計算する(例えば、応答波形が、ゼロ電圧からその最大強度X2に上昇する所要時間を測定することによって)。次いで、第1のRC時定数(τ1)は、判定モジュール704によって、メモリ内に格納されてもよい。
さらに、刺激に対する応答の第1および第2のRC時定数(τ1およびτ2)を計算することによって、決定モジュール704は、以下のように、デバイス113の静電容量を決定してもよい。
当業者に理解されるように、デバイス113の静電容量を計算することによって、後述のように、構成要素がパッチクランプシステム100の補正回路網に追加され、デバイス113の静電容量を補正し、それによって、より正確な細胞の特徴の測定をもたらしてもよい。
図15は、図3および4に示されるパッチクランプシステム100のサブシステム800を示す。図4および15を参照すると、一般に、一実施形態では、サブシステム800が採用され、1つ以上の細胞109の特徴を決定する。図示されるように、サブシステム800は、細胞109の自然静止電位を測定するように構成される感知回路(例えば、センス増幅器105)と、測定された細胞109の自然静止電位を格納するように構成されるメモリ804(例えば、ハードウェア内かつソフトウェア132によってアクセス可能)と、クランプ回路(例えば、電圧クランプ増幅器130、電流/電圧増幅率抵抗器129および141、ならびに差動増幅器131)とを含んでもよい。
一実施形態では、細胞109の特徴(例えば、細胞の膜を通して流れる電流)を測定するために、本明細書に記載される方法およびシステムは、図2Aおよび2Bを参照して上述のRs補正(または、図19および20を参照して後述のRs補正)等のRs補正、加えて、漏れ抵抗補正(または、漏れ電流補正)を行なう。漏れ電流補正が行なわれ、パッチクランプシステム100によって導入される漏れ抵抗を補正する一方、細胞109の特徴を測定する。
図19は、電気生理学実験において、細胞109のうちの1つ以上等の被検体の特徴を測定する際に使用される、電極110等のデバイスの直列抵抗を補正するためのシステム1100の一実施形態を示す。図示されるように、システム1100は、上述のように、クランプ回路1105を含んでもよい(すなわち、電圧クランプ増幅器130、電流/電圧増幅率抵抗器141、および差動増幅器131)。クランプ回路1105は、当業者に理解されるように、感知電極110を介して、細胞109に刺激(すなわち、Vc'と実
質的に等しい電圧)を印加し、細胞109の特徴、すなわち電流iを測定する。
Claims (42)
- 電気生理学実験において使用されるパッチクランプシステムを補正するための方法であって、
少なくとも1つの第1の較正値によって、該パッチクランプシステムの少なくとも一部をモデル化するモデル回路網によって導入される非理想性を補正するために、補正回路網を較正することと、
少なくとも1つの細胞の特徴を測定することと、その一方で、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正するために、少なくとも1つの第2の較正値によって再較正される補正回路網を採用することと、
該特徴を測定することに続いて、該少なくとも1つの第1の較正値によってさらに再較正される該補正回路網が、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正することを検証することと
を包含する、方法。 - 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、前記モデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、請求項1に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、請求項2に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、単一細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、請求項2に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、複数細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正する、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの第1の較正値によって前記補正回路網を較正するステップに先立って、前記モデル回路網を有効化することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って、前記モデル回路網を無効化することをさらに包含する、請求項6に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに続いて、前記モデル回路網を再有効化することをさらに包含する、請求項7に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って再較正され、前記パッチクランプシステムによって導入される浮遊容量を補正する、請求項1に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、請求項9に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の単一細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、請求項9に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正され、前記パッチクランプシステム内の複数細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正する、請求項9に記載の方法。
- 前記補正回路網は、前記少なくとも1つの第2の較正値によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って再較正され、前記パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正する、請求項1に記載の方法。
- 前記パッチクランプシステム内の少なくとも1つの構成要素によって導入される浮遊容量を測定することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの構成要素は、長ケーブルを備える、請求項14に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの構成要素は、単一細胞と直列の長ケーブルを備える、請求項14に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの構成要素は、複数細胞と直列の長ケーブルを備える、請求項14に記載の方法。
- 前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するために、前記測定された浮遊容量を前記モデル回路網によってモデル化される静電容量と比較することをさらに包含する、請求項14に記載の方法。
- 前記測定された浮遊容量が、前記モデル回路網によってモデル化される静電容量から所定量を超えて異なる場合には、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することを中止することをさらに包含する、請求項18に記載の方法。
- 前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するために、前記第1と第2の較正値とを比較することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの細胞の前記測定された特徴は、電流である、請求項1に記載の方法。
- 前記補正回路網が、前記少なくとも1つの第2の較正値によって再較正された後に、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することにおいて採用される、増幅器のゲインを増加させることをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
- 電気生理学実験において使用されるパッチクランプシステムを補正するためのサブシステムであって、
該パッチクランプシステムの少なくとも一部をモデル化するように構成される、モデル回路網と、
非理想性を補正するための補正回路網であって、該補正回路網は、少なくとも1つの第1の較正値によって較正され、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正し、かつ、少なくとも1つの第2の較正値によって較正され、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正する、ように構成される、補正回路網と、
少なくとも1つの細胞の特徴を測定し、その一方で、該補正回路網から入力を受信し、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性を補正するように構成される、測定回路網と、
該特徴の測定に続いて、該少なくとも1つの第1の較正値によって再較正される補正回路網が、該モデル回路網によって導入される非理想性を補正することを、検証するように構成される、検証モジュールと
を備える、サブシステム。 - 前記補正回路網は、前記モデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項24に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、単一細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項24に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、複数細胞と直列の長ケーブルのモデル回路網によって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項24に記載のサブシステム。
- 前記モデル回路網は、前記少なくとも1つの第1の較正値によって前記補正回路網を較正することに先立って、有効化されるようにさらに構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記モデル回路網は、前記測定回路網によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに先立って、無効化されるようにさらに構成される、請求項28に記載のサブシステム。
- 前記モデル回路網は、前記測定回路網によって前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することに続いて、再有効化されるようにさらに構成される、請求項29に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、前記パッチクランプシステムによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項31に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の単一細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項31に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、前記パッチクランプシステム内の複数細胞と直列の長ケーブルによって導入される浮遊容量を補正するために、較正されるように構成される、請求項31に記載のサブシステム。
- 前記補正回路網は、前記パッチクランプシステムによって導入される漏れ抵抗を補正するために、較正されるように構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記検証モジュールは、前記パッチクランプシステムから測定された浮遊容量値を前記モデル回路網によってモデル化された静電容量値と比較して、該パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するようにさらに構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記測定された浮遊容量値が、前記モデル回路網によってモデル化される静電容量値から所定量を超えて異なる場合には、前記測定回路網は、前記少なくとも1つの細胞の前記特徴を測定することを中止するようにさらに構成される、請求項36に記載のサブシステム。
- 前記検証モジュールは、前記第1と第2の較正値とを比較して、前記パッチクランプシステムによって導入される非理想性に対する補正を検証するようにさらに構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記少なくとも1つの細胞の前記測定された特徴は、電流である、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記測定回路網は、ゲインを有する増幅器を備え、該ゲインは、前記補正回路網が前記少なくとも1つの第2の較正値によって較正された後に、増加されるように構成される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記サブシステムは、テストヘッド、主増幅器、およびその間に長ケーブルを備えるパッチクランプシステムと併用されるように適合され、前記モデル回路網、前記補正回路網、および前記測定回路網は、すべて該主増幅器内に配置される、請求項23に記載のサブシステム。
- 前記主増幅器の中に超低静電容量スイッチをさらに備える、請求項41に記載のサブシステム。
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