JP5392763B2 - カーテンウォールユニット及びカーテンウォール - Google Patents
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Description
そして、前述のように窓部とスパンドレル部を備えたカーテンウォールユニットにおいては、例えば特許文献1に開示したように、窓部の室外側面とスパンドレル部の室外側面とが面外方向に同一位置であるのが、一般的である。
前記カーテンウォールユニットは、ユニット枠における窓部用枠部の室内側部に窓部用窓を取り付けて窓部とし、前記ユニット枠におけるスパンドレル部用枠部の室外側部にスパンドレル部用窓を取り付けてスパンドレル部とし、前記窓部用窓の室外側面をスパンドレル部用窓の室内側面よりも室内寄りとし、窓部用枠の内周面と窓部用窓の室外側面とで凹陥部を有し、
前記ユニット枠におけるスパンドレル部用枠部の室内側部に耐火パネルを取り付けたことを特徴とするカーテンウォールユニットである。
このようにすれば、居室に入射する日射を制限できる。
しかも、窓部用枠部の室外側部には窓がないから、日射遮蔽部材をスパンドレル部の室外側面と面外方向に同一位置とすることができる。
このようにすれば、上部に取り付けたルーバーで居室に入射する日射を制限できると共に、下部に取り付けたルーバーで室外から室内が見えないようにできる。
前記中間横枠材は空気流通部を有し、その空気流通部は中間横枠材の下面から室外に開口すると共に、中間横枠材の室内側面から空調機器に連通することができる。
このようにすれば、中間横枠材の空気流通部を通して空調機器に外気を吸い込んだり、排出することができる。
しかも、中間横枠材の空気流通部は、下面に開口しているから、その空気流通部が室外から見えにくい。
前記縦枠材における窓部用枠部を形成する部分は本体のみとし、
前記縦枠材におけるスパンドレル部用枠部を形成する部分は、本体にパネル支持体を取り付けてパネル取付凹部を有し、このパネル取付凹部にスパンドレル部用窓のパネルの縦縁部が取り付けることができる。
このようにすれば、縦枠材の本体を窓部とスパンドレル部に連続した一体ものにでき、その本体にパネル支持体を取り付けることでスパンドル部用窓のパネルを取り付けできるので、縦枠材を単純で強固なものにできる。
しかも、前記ユニット枠におけるスパンドレル部用枠部の室内側部に耐火パネルを取り付けしたので、火災時に上下階に延焼することを耐火パネルで防止できる。
さらに、スパンドレル部用枠部の室内側部には耐火パネルを取り付けるスペースがあり、余分な部材を用いることなく耐火パネルを取り付けることができる。
本発明のカーテンウォールであれば、カーテンウォールを設置した外壁を室外から見た際、カーテンウォールユニットの窓部が凹んだ凹凸状に見え、外観が凹凸がある変化に富んだデザインとなる。
前記カーテンウォールユニット1は、建物の居室3と対向した窓部1aと、建物の上下階の境界部4と対向するスパンドレル部1bを有している。
前記居室3は床5と天井6との間の部分で、前記境界部4は下の階の天井6と上の階の床5との間の部分である。
図2と図3に示すように、前記窓部用枠部10aの室内側部に窓部用窓7を取り付けて窓部1aとしてある。
図2と図4に示すように、前記スパンドレル部用枠部10bの室外側部にスパンドレル部用窓8を取り付けてスパンドレル部1bとしてある。
これによって、火災時に上下階に亘って延焼することを防止できる。
しかも、スパンドレル部用枠部10bの室外側部にスパンドレル部用窓8を取り付けたので、室内側部に耐火パネル9を取り付けるスペースを確保でき、スパンドレル部用枠部10bの室内側部に耐火パネル取付用の余分な部材、例えば増し材等を設ける必要がなく、スパンドレル部1bに耐火パネル9をコスト安で、簡単に取り付けできる。
このように、窓部1aの室内側部に窓部用窓7を取り付けたことによって、その窓部1aの室外側部に日射遮蔽部材、例えばルーバー20の取り付けるスペースを確保でき、その取り付けスペースを有効利用してルーバー20を取り付けることで、そのルーバー20がスパンドレル部1bの室外側面よりも室外側に突出しないようにできる。
しかも、ルーバー20を取り付けるための余分な部品を用いずにルーバー20を取り付けることができる。
前記上ルーバー20aは、主として日射が居室3内に入ることを規制する。
前記下ルーバー20bは、主として室外から居室3の下部が見えないように目隠しの役目を果たす。
前記ルーバー20は窓部1aの上部と下部のいずれか一方にのみ取り付けても良い。
前記ユニット枠10は、窓部用枠部10aを形成するユニット枠と、スパンドレル部用枠部10bを形成するユニット枠で構成しても良い。
例えば、左右の縦枠材に上横枠材と下横枠材を連結して窓部用枠部を形成する窓部用のユニット枠とし、左右の縦枠材に上横枠材と下横枠材を連結してスパンドレル部用枠部を形成するスパンドレル部用のユニット枠とする。
例えば、左右の縦枠材11の窓用枠部10aを形成する部分の下部寄りに亘って横材15を連結し、この横材15と中間横枠材14とに亘って縦材16を連結して嵌め殺し枠部17aと開閉用枠部17bを形成する。
前記嵌め殺し枠部17aにガラス等のパネル18を装着し、開閉用枠部17bに障子19を開閉自在に取り付ける。
前記窓部用窓7は嵌め殺し部のみとしても良いし、開閉部7bのみとしても良い。
この空気流通部30は、中間横枠材14の下面と室内側面とにそれぞれ開口している。例えば、中間横枠材14の下面に流入口31が形成されていると共に、中間横枠材14の室内側面に流出口32が形成してある。
前記流出口32はダクト33で空調機器などに連通してある。
このようであるから、カーテンウォールユニットの正面上に流入口31が表出されることなく、中間横枠材14の下面を有効利用すれば、その空気流通部30が室外から目立つことがない。
なお、前述の空気流通部30は空気を室外に排出するものとしても利用できる。この場合には、中間横枠材14の室内側面に流入口を形成すると共に、下面に流出口を形成すれば良い。
前記ユニット枠10を形成する縦枠材11は、本体11aと、この本体11aの室外側部に取り付けたパネル支持体11bを備え、その本体11aの室内側部がファスナー2aで建物躯体2に連結している。
この縦枠材11における窓部1aを形成する部分(窓部用枠部10aを形成する部分)は、前述の本体11aのみとしてある。
前記縦枠材11におけるスパンドレル部1bを形成する部分(スパンドレル部用枠部10bを形成する部分)は、前述の本体11aにパネル支持体11bを取り付け、縦枠材11の室外側部にパネル取付凹部11cを有している。
そして、このパネル取付凹部11cにスパンドレル部用窓8のパネル8aの左右縦縁部が取り付けてある。
この取付部40にパネル支持体11bが図8に示すように取り付けられると共に、この取付部40に図7に示すように、取付補助材21を取り付け、その取付補助材21にルーバー20を連結してある。
例えば、本体11aの室外側部に、面内方向の外側に向かう外向片41を設けると共に、この外向片41の端部に面外方向の室内側に向かう取付片42を設け、この取付片42に係止受片42aを設けることで、取付片42と外向片41で鉤形状の取付部40としてある。この外向片41の室外側面が本体11aの室外側面11dである。
前記取付補助材21は、係止片21aを有したプレート形状で、その係止片21aを前記係止受片42aに係止して取り付けることで、取付補助材21が本体11aの室外側面11dよりも室外側に突出する。
そして、取付補助材21からビスをルーバー20のビスホール20cに螺合してルーバー20を本体11aの室外側部に取り付ける。
前記取付補助材21を取付部40の取付片43にビスで固着しても良い。この場合には、取付補助材21を係止片21aを有しないものとし、ビスのみで固着して取り付けるようにしても良い。
前記ルーバー20は、その長手方向端面を縦枠材11の本体11aの内面に接し、ビスで固着して取り付けるようにしても良い。
このようにすれば、取付補助材21などのルーバーを取り付けるための余分な部品を必要としないようにできる
そして、前述のパネル取付凹部12cに、前記スパンドレル部用窓8のパネル8aの上縁部が取り付けられる。
前記下横枠材13は図5に示すように、前記上横枠材12の本体12aと面外方向寸法(見込み寸法)が同一で、その室外側面13aは前述の本体12aの室外側面12dと面外方向に同一である。
前記本体14aは、上横材50と下横材51と複数の横材52を備えている。
前記上横材50は、左右の縦枠材11の本体11aの室内側から室外側に亘って取り付けられ、その室内側部50aが上方に位置し、かつ室外側部50bが室内側部50aよりも下方に位置している。
前記下横材51は上横材50よりも見込み寸法が小さく、前記左右の縦枠材11の本体11aの室内側部間に亘って取り付けられ、この下横材51は上横材50と上下方向及び見込み方向に離隔している。
前記横材52は、上横材50の室外側部50bと下横材51との間に室内外側方向に間隔を置いて設けられ、前記左右の縦枠材11の本体11a間に亘って取り付けてある。
この各中間内向片60は室内外側方向にそれぞれ同一位置である。
前記縦枠材11の本体11aの内側面における室内側寄り、下横枠材13の上面における室内側寄り、中間横枠材14の下面における室内側寄り(下横材51の下面)に第1・第2係止受片61,62がそれぞれ設けてある。
この第1係止受片61は第2係止受片62よりも室内側寄りで、その各第1係止受片61、各第2係止受片62は、それぞれ室内外側方向に同一位置である。
この押縁63と中間内向片60とで窓部用窓7のパネル(嵌め殺し部7aのパネル18)の縦縁部と下縁部を支持している。
前記縦枠材11の本体11aの内側面、上横枠材12の本体12aの下面、中間横枠材14の上面に支持片64をそれぞれ取り付け、この支持片64と中間内向片60とで耐火パネル9の縦縁部、上縁部、下縁部をそれぞれ支持している。
このようであるから、縦枠材11の本体11aを窓部1aとスパンドレル部1bとに亘って連続したものにできると共に、その本体11aのスパンドレル部1bを形成する部分に耐火パネル9を取り付けできる。
この場合には、居室の下部寄りに腰部を有するものとし、その腰部の室外側に下のスパンドレル部を設けることが好ましい。
また、各カーテンウォールユニットを窓部1aを凹んだものとしても良いが、いずれかのカーテンウォールユニットの窓部1aを凹んだものとし、残りのカーテンウォールユニットは窓部1aとスパンドレル部1bの室外側面が同一となるようにしても良い。
Claims (6)
- 窓部とスパンドレル部を備えたカーテンウォールユニットであって、
前記カーテンウォールユニットは、ユニット枠における窓部用枠部の室内側部に窓部用窓を取り付けて窓部とし、前記ユニット枠におけるスパンドレル部用枠部の室外側部にスパンドレル部用窓を取り付けてスパンドレル部とし、前記窓部用窓の室外側面をスパンドレル部用窓の室内側面よりも室内寄りとし、窓部用枠の内周面と窓部用窓の室外側面とで凹陥部を有し、
前記ユニット枠におけるスパンドレル部用枠部の室内側部に耐火パネルを取り付けたことを特徴とするカーテンウォールユニット。 - 前記ユニット枠における窓部用枠部の室外側部に、日射遮蔽部材を取り付けた請求項1記載のカーテンウォールユニット。
- 前記ユニット枠における窓部用枠部の室外側部の上部と下部のいずれか一方、又は上部と下部の両方にルーバーを取り付けて日射遮蔽部材とした請求項2記載のカーテンウォールユニット。
- 前記ユニット枠は、左右の縦枠材と上横枠材と下横枠材と中間横枠材を有し、その左右の縦枠材の下方寄りと下横枠材と中間横枠材で窓部用枠部を形成すると共に、前記左右の縦枠材の上方寄りと上横枠材と中間横枠材でスパンドレル部用枠部を形成し、
前記中間横枠材は空気流通部を有し、その空気流通部は中間横枠材の下面から室外に開口すると共に、中間横枠材の室内側面から空調機器に連通している請求項1〜3いずれか1項記載のカーテンウォールユニット。 - 前記縦枠材は、本体と、その本体の室外側部に取り付けられるパネル支持体を有し、
前記縦枠材における窓部用枠部を形成する部分は本体のみとし、
前記縦枠材におけるスパンドレル部用枠部を形成する部分は、本体にパネル支持体を取り付けてパネル取付凹部を有し、このパネル取付凹部にスパンドレル部用窓のパネルの縦縁部が取り付けてある請求項4記載のカーテンウォールユニット。 - 請求項1〜5いずれか1項記載のカーテンウォールユニットを、建物躯体に複数取り付けたことを特徴とするカーテンウォール。
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JP2009202180A JP5392763B2 (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | カーテンウォールユニット及びカーテンウォール |
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- 2009-09-02 JP JP2009202180A patent/JP5392763B2/ja active Active
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