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JP5391664B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

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JP5391664B2
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Description

本発明は、排気ガス浄化用触媒に関する。
排気ガス浄化用触媒にはCe含有酸化物が添加されることが多い。例えば、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)及びNOx(窒素酸化物)を浄化する三元触媒に関しては、Ce含有酸化物が、ストイキより酸素過剰の雰囲気では酸素を吸蔵し、酸素不足の雰囲気になると酸素を放出することにより、その触媒が有効に働くA/Fウィンドウ(空燃比領域)を拡大することが知られている。ディーゼルエンジン等の希薄燃焼エンジン用の排気ガス浄化用触媒にあっては、排気ガス中に比較的多く含まれるNOxをCe含有酸化物が吸着することが知られている。ディーゼルパティキュレートフィルタに担持させるパティキュレート燃焼用の排気ガス浄化用触媒にあっては、Ce含有酸化物がCeイオンの価数変化によって排気ガス中の酸素を取り込んで内部の酸素を活性酸素として放出する酸素交換反応を起こし、その活性酸素によってパティキュレートの燃焼を促進することが知られている。
ところで、代表的なCe含有酸化物であるセリアは、その耐熱性が低い。そこで、その耐熱性を改善すべく、セリアにZrを固溶させたCeZr系複合酸化物が開発され、さらに最近では、触媒性能の改善のために、CeZr系複合酸化物に触媒金属を固溶させることも行われている。
例えば、特許文献1には、排気ガス浄化用触媒として、Ce等の希土類金属と、Ba等のアルカリ土類金属と、Zrと、貴金属とを含有する複合酸化物を用いることが記載されている。例えば、(Ce,Zr)Oで表される複合酸化物と、BaCeOで表される複合酸化物と、BaZrOで表される複合酸化物と、Ba(Zr,Ce)Oで表されれる複合酸化物とを含有し、Ptが固溶した粉末が開示されている。
但し、上記Baを含有する複合酸化物は、CeZr複合酸化物を酢酸バリウム溶液に添加し、得られたスラリーを乾燥・焼成することによって得るようにされている。また、Ba以外のアルカリ土類金属を含有する複合酸化物についての実施例は開示されていない。当該粉末にPdやRhを担持する実施例も開示されていない。
また、特許文献2には、排気ガス浄化用触媒として、Zrと、希土類金属及びアルカリ土類金属から選択され且つCeを含む少なくとも一つの金属元素との複合酸化物にPtを担持させたものを用いることが記載されている。例えば、Pt/CeO−ZrO−Y−BaOなる排気ガス浄化用触媒が開示されている。アルカリ土類金属としては、貴金属及びその酸化物との相互作用が強く親和性が大きい傾向にあるという観点からMg、Ca、Baが好ましいとされ、このような電気陰性度の低いアルカリ土類金属元素は、貴金属との相互作用が強いため、酸化雰囲気において酸素を介して貴金属と結合し、貴金属の蒸散やシンタリングを抑制し、活性点である貴金属の劣化を十分に抑制することができるとされている。
但し、上記Baを含有する複合酸化物は、CeO−ZrO−Y複合酸化物に酢酸バリウム溶液に含浸させ、焼成することによって得るようにされている。また、Ba以外のアルカリ土類金属を含有する複合酸化物についての実施例は開示されていない。複合酸化物にPdやRhを担持した実施例も開示されていない。
特開2006−346587号公報 特開2007−289921号公報
上述の如く、Baを含有する複合酸化物は知られ、また、そのような複合酸化物に貴金属を担持することも特許文献2に記載されているように知られている。しかし、CeZr系複合酸化物にBa溶液を含浸して焼成した場合、イオン半径の大きなBaは、CeZr系複合酸化物粒子の表面に、Ba酸化物となって担持され、或いはBaとCe又はZrとの複合酸化物となって担持され、粒子内部に分散固溶するとは考えられない。また、貴金属といっても、その種類によって触媒機能は異なり、Pdは酸化状態(PdO)と還元状態(金属Pd)と間で変化することにより、主としてHCやCOの酸化浄化に寄与し、Rhは還元状態(金属Rh)であるときに、主としてNOxの還元浄化に寄与する。
従って、特許文献2に記載されているような電気陰性度の小さなBaに酸素を介してPtを結合させる、つまり複合酸化物粒子表面においてPt酸化物を形成するという触媒構成は、Ptには妥当するとしても、PdやRhでは、これを必ずしも好ましいとは云うことができない。
そこで、本発明は、触媒金属としてPd及びRhを採用し、それらをCeZr系の複合酸化物に担持してなる排気ガス浄化用触媒に関し、その触媒性能の改善を図ることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、CeZr系複合酸化物にアルカリ土類金属を固溶させた。
すなわち、本発明は、担体上に積層された複数の触媒層を備えている排気ガス浄化用触媒であって、
上記複数の触媒層として、CeとZrとNdとを含む第一複合酸化物と、該第一複合酸化物に担持されたPdとを含有する下触媒層と、CeとZrとNdとを含む第二複合酸化物と、該第二複合酸化物に担持されたRhとを含有する上触媒層とを備え、
上記第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方にはCa、Sr及びMgのうちから選ばれる少なくとも1種のアルカリ土類金属が固溶していることを特徴とする。
従って、本発明によれば、第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方は、上記アルカリ土類金属が酸素の出し入れを促進するように働くことにより、また、このアルカリ土類金属の固溶によって結晶歪みが大きくなることにより、酸素吸蔵放出性能や酸素交換反応性が高くなる。
そうして、本発明の重要な特徴は、上記アルカリ土類金属の固溶によって、当該複合酸化物のNOx吸着特性が改善され、低温度域でのNOxの脱離量が増大する点にある。すなわち、NOxは、複合酸化物にNO又はNO となって吸着するが、NOとして脱離するので、NOが脱離した後の複合酸化物の粒子表面には酸素が残存吸着した状態になり、低温度域でも、複合酸化物粒子表面の酸化能力ないしは活性が高くなる。
その結果、第一複合酸化物にアルカリ土類金属が固溶しているケースでは、ストイキよりも酸素が不足した雰囲気でも、Pdは第一複合酸化物から放出される活性の高い酸素によって酸化され易くなり、また、ストイキよりも酸素過剰の雰囲気でも、電気陰性度が小さいアルカリ土類金属からPdへの電子供与により、該Pdは、その電子密度が増大して酸素(O)原子との共有結合性が強くなり、酸化された状態を保ちやすくなる。このため、酸化状態のPdは、HCやCOを酸化することによって一旦は還元状態となっても、NOxを還元することにより、酸化された状態に戻ろうとする。つまり、Pdは、PdO(酸化された状態)と金属Pd(還元された状態)との間で状態変化を生じ易くなり、活性が高い状態が維持される。その結果、比較的低い温度域であっても、HC及びCOの酸化とNOxの還元とが効率良く進み、触媒の早期活性化が図れる。
一方、第二複合酸化物にアルカリ土類金属が固溶しているケースでは、ストイキよりも酸素が不足した雰囲気において還元状態にある金属Rhは、酸素過剰の雰囲気になっても、電気陰性度が小さいアルカリ土類金属の働きにより、活性が高い還元状態を保ち易くなり、比較的低い温度域であっても、NOxの脱離によって活性が高くなった複合酸化物粒子表面において、RhによるNOxの還元が効率良く進み、触媒の早期活性化が図れることになる。
上記アルカリ土類金属としては、Baに比べてイオン半径が小さなCa、Sr及びMgのうちから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。Baの場合は、Ca、Sr及びMgに比べてイオン半径が大きいので、第一及び第二の複合酸化物へ固溶し難く、複合酸化物の塩基性を高める効果が低いことから、Pdの酸化状態又はRhの還元状態を作り難いためである。
上記上触媒層の上記Rhが担持された上記第二複合酸化物に上記アルカリ土類金属が固溶しており、該アルカリ土類金属の固溶量がアルカリ土類金属酸化物に換算して3質量%以上9質量%以下であることが、触媒の早期活性化を確実に達成する上で好ましい。
上記第一複合酸化物及び第二複合酸化物が共にZrを主成分として含み、各々のCeOに対するZrOの質量比は、第一複合酸化物よりも第二複合酸化物の方が大きいことが好ましい。すなわち、Ce及びZrを含む複合酸化物は、そのZrOの含有率が高くなるほど、その耐熱性が高くなる。そうして、上触媒層は下触媒層に比べて排気ガスによって加熱され易いところ、上触媒層の第二複合酸化物は耐熱性が高いことから、熱劣化を生じ難く、また、下触媒層は上触媒層によって排気ガスの熱から保護されるため、熱劣化を生じ難く、全体として触媒の耐久性が高くなる。
以上のように本発明によれば、下触媒層では、CeとZrとNdとを含む第一複合酸化物にPdが担持され、上触媒層では、CeとZrとNdとを含む第二複合酸化物にRhが担持され、この第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方に、Ca、Sr及びMgのうちから選ばれる少なくとも1種のアルカリ土類金属が固溶している触媒構成を採用したから、第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方では、酸素吸蔵放出性能や酸素交換反応性が高くなるとともに、低温度域でNOxの脱離量が増大して複合酸化物粒子表面の活性が高くなり、排気ガス浄化性能が高くなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1において、1は自動車の排気ガスを浄化するための三元触媒を構成するハニカム担体のセル壁であり、その表面に下触媒層2と上触媒層3とが積層されている。下触媒層2は、CeとZrとNdとを含む第一複合酸化物粒子と、該第一複合酸化物粒子に担持されたPdとを含有し、上触媒層3は、CeとZrとNdとを含む第二複合酸化物粒子と、該第二複合酸化物粒子に担持されたRhとを含有する。第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方にはアルカリ土類金属が固溶している。
<酸素吸蔵放出性能>
CeとZrとNdとを含む複合酸化物CZNにPdを担持させてなるPd/CZN触媒粉末と、上記CZNにアルカリ土類金属としてのCaが固溶した複合酸化物CZN−CaにPdを担持させてなるPd/CZN−Ca触媒粉末とを準備し、各々をコージェライト製ハニカム担体(容量25mL)に担持させた供試触媒を調製した。上記CZN及びCZN−Caの担持量はそれぞれ73g/Lであり、触媒粉末のPd担持量は複合酸化物に対して2.7質量%である。CZN及びCZN−Caの各複合酸化物は共沈法によって調製した。以下、CZN−Caの調製法を説明する。
すなわち、オキシ硝酸ジルコニウム、硝酸第一セリウム、硝酸ネオジム(III)含水、及び硝酸カルシウム各々の所定量と水とを混合して原料溶液(酸性)とした。この原料溶液に塩基性溶液として濃度7%のアンモニア水を添加し(苛性ソーダ水溶液など他の塩基性溶液を採用することもできる。)、白濁した溶液を一昼夜放置し、生成したケーキを遠心分離器にかけ、十分に水洗した。この水洗したケーキを約150℃の温度で乾燥させた後、400℃の温度に5時間保持し、次いで500℃の温度に2時間保持するという条件で焼成した。以上により得られたCZN−Caは、Caが複合酸化物の結晶格子、原子間又は酸素欠損部に配置された構造となる。このCZN−CaのCaを除く組成比は、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)である。Caの固溶量は、CaOに換算してCZN−Ca全体の10質量%とした。
上記CZNは、CZN−Caの調製法において、硝酸カルシウムを添加せずに同様の共沈法で調製したものであり、組成比はCeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)である。
上記各供試触媒にエージング(O;2質量%,HO;10質量%,残;Nの雰囲気において、800℃の温度に24時間保持)を行なった後、酸素吸蔵放出性能を調べた。すなわち、供試触媒を固定床ガス流通装置に取り付け、その触媒前後にOセンサーを配置し、初めはA/F=14.4(ストイキ)の模擬排気ガスを流しておき、その模擬排気ガスをA/F=13.2(リッチ)に変化させたときの、触媒前(上流側)のA/F値の変化に対する触媒後(下流側)のA/F値の変化の応答性を調べた。模擬排気ガス温度は450℃とし、空間速度は60000h−1とした。結果を図2に示す。
同図によれば、いずれの供試触媒も、触媒前A/F値の下降変化に対して、触媒後のA/F値が応答遅れをもって下降変化しているが、その応答遅れの程度が相違する。すなわち、Caを含むPd/CZN−Caは、Caを含まないPd/CZNよりも大きな応答遅れをもって触媒後のA/F値が下降変化している。応答遅れが大きいということは、雰囲気の酸素濃度が低下したときに、CeZr系複合酸化物粒子から酸素が速やかに放出されていること、つまり、酸素放出速度が速いことを意味する。
A/Fが14.4から13.2に切り換わった後における触媒前後のA/F値の差は酸素放出速度の指標となる。そこで、上記A/Fの切換えから1秒間の触媒前後のA/F値の差を積算すると、Pd/CZN−Ca=4.88、Pd/CZN=4.58となった。Pd/CZN−Caの値はPd/CZNの約1.07倍である。つまり、Pd/CZN−Caの酸素放出速度はPd/CZNの約1.07倍であるということができる。この差は、CeZr系複合酸化物にCaが固溶したことによる効果である。
また、図2によれば、上記A/Fの切換えから、触媒後A/F値が触媒前A/F値に略等しくなるまでの間の上記A/F値の差を積算した場合でも、その積算値は、Pd/CZN−Caの方がPd/CZNよりも大きいことが明らかであるから、Pd/CZN−Caの触媒粉末は、CaのCeZr系複合酸化物粒子への固溶により、酸素吸蔵量も多くなっていると認められる。
<NOx吸着脱離性能>
上記CaO量の割合が3質量%であるPd/CZN−Caの触媒粉末と、上記Pd/CZN触媒粉末とを準備した。それらのCZNの組成比は、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)である。さらに、組成比がCeO:ZrO:Nd=10:80:10(質量比)である複合酸化物CZNにRhを担持させてなるRh/CZN触媒粉末と、同組成比のCZNにCaが固溶した複合酸化物CZN−CaにRhを担持させてなるRh/CZN−Ca触媒粉末とを準備した。いずれもRh担持量は、CZN、CZN−Ca各々に対して1.2質量%である。また、Rh/CZN−Ca触媒粉末のCaの固溶量は、CaOに換算してCZN−Ca全体の3質量%とした。
そうして、上記4種類の触媒粉末のNOx吸着脱離性能を調べた。まず、触媒粉末50mgに還元性ガス(H;0.45%,残He,流量;100mL/分)を供給しながら、そのガス温度を30℃/分の速度で室温(25℃)から上昇させ、600℃の温度に10分間保持した後、ガス温度を室温に戻した。次に触媒粉末にNO含有ガス(NO;4000ppm,O;3.0%,残He,流量;100mL/分)を室温で15分間供給し、その後に、Heガス(流量;100mL/分)を供給しながら、ガス温度を20℃/分の速度で600℃まで上昇させることにより、触媒粉末からNOxを脱離させ、その脱離量を測定した。結果を図3及び図4に示す。
図3によれば、Pd/CZN−Caの場合、Pd/CZNよりも、210℃以下でのNO脱離量が格段に多くなっており、210℃を越えるとNO脱離量が逆転して、Pd/CZN−CaのNO脱離量は少なくなっている。図4によれば、Rh/CZN−CaとRh/CZNの場合、290℃付近のNO脱離量は略同じであるが、290℃よりも低い温度域及び290℃よりも高い温度域(450℃付近まで)のいずれにおいても、Rh/CZN−CaはRh/CZNよりも、NO脱離量が格段に多くなっている。
Pd/CZN−Caの場合、全NO吸着量は364a.u.であり、温度230℃までのNO脱離量は全NO吸着量の19.6%、すなわち、71.2a.u.であった。これに対して、Pd/CZNの場合は、全NO吸着量は390a.u.であり、温度230℃までのNO脱離量は全NO吸着量の3.2%、すなわち、12.6a.u.であった。
一方、Rh/CZN−Caの場合、全NO吸着量は972a.u.であり、温度230℃までのNO脱離量は全NO吸着量の45.3%、すなわち、440a.u.であった。これに対して、Rh/CZNの場合は、全NO吸着量は608a.u.であり、温度230℃までのNO脱離量は全NO吸着量の34.5%、すなわち、210a.u.であった。
以上から、CeZr系複合酸化物粒子にCaを固溶すると、少なくとも低温度域でのNO脱離量が増大することがわかる。また、Caが固溶したCeZr系複合酸化物粒子にRhを担持すると、高温度域でのNO脱離量も増大している。
ここに、排気ガス中のNOxはCeZr系複合酸化物粒子にNO又はNO となって吸着するが、脱離するときはNOとなるので、該複合酸化物粒子の表面には酸素が残存吸着した状態になり、該粒子表面の酸化能力ないしは活性が高くなる。従って、Pd/CZN−Ca及びRh/CZN−Caのいずれも、低温度域での複合酸化物粒子表面の酸化能力ないしは活性が高くなり、HC及びCOの酸化浄化が促進され、触媒の早期活性化が図れることになる。また、Rh/CZN−Caの場合、300℃〜400℃付近でもNOの活発な脱離が見られるから、触媒のライトオフ後においても、複合酸化物粒子表面の酸化能力ないしは活性が高く、HC、CO及びNOxの浄化が効率良く行なわれることが推測される。
<排気ガス浄化性能>
図1に示す下触媒層2及び上触媒層3に種々の触媒粉末を適用した実施例1〜9及び比較例1〜3の各触媒を調製した。なお、これらの触媒の担体としては、セル壁厚さ3.5mil(8.89×10−2mm)、1平方インチ(645.16mm)当たりのセル数600のコージェライト製ハニカム担体(容量1L)を用いた。
−実施例1−
下触媒層2には、Pd担持OSC材としてのPd/23CZN−3%Caと、Pd担持アルミナとを混合して配置した。Pd/23CZN−3%Caは、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)の組成比を有し、CaがCaOに換算して3質量%固溶した複合酸化物(23CZN−3%Ca)に、Pdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。Pd担持アルミナは、活性アルミナにPdを8.6質量%担持させた触媒粉末である。担体1L当たりの各触媒粉末の担持量は、Pd/23CZN−3%Caが75g/Lであり、Pd担持アルミナが65g/Lである。
上触媒層3には、Rh担持OSC材としてのRh/10CZNと、Rh担持ZrO被覆アルミナとを混合して配置した。Rh/10CZNは、組成比がCeO:ZrO:Nd=10:80:10(質量比)である複合酸化物(10CZN)にRhを1.2質量%担持させてなる触媒粉末である。Rh担持ZrO被覆アルミナは、Laを4質量%含有する活性アルミナ粒子の表面を10質量%の酸化ジルコニウムで被覆してなるサポート材に、Rhを1.2質量%担持させてなる触媒粉末である。担体1L当たりの各触媒粉末の担持量は、Rh/10CZNが35g/Lであり、Rh担持ZrO被覆アルミナが25g/Lである。
−実施例2−
下触媒層2のPd担持OSC材をPd/23CZN−3%Srとする他は、実施例1と同じ構成した。Pd/23CZN−3%Srは、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)の組成比を有し、SrがSrOに換算して3質量%固溶した複合酸化物(23CZN−3%Sr)に、Pdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。
−実施例3−
下触媒層2のPd担持OSC材をPd/23CZNとし、上触媒層3のRh担持OSC材をRh/10CZN−3%Caとする他は、実施例1と同じ構成した。Pd/23CZNは、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)の複合酸化物(23CZN)に、Pdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。Rh/10CZN−3%Caは、CeO:ZrO:Nd=10:80:10(質量比)の組成比を有し、CaがCaOに換算して3質量%固溶した複合酸化物(10CZN−3%Ca)に、Rhを1.2質量%担持させてなる触媒粉末である。
−実施例4−
上触媒層3のRh担持OSC材をRh/10CZN−6%Caとする他は、実施例3と同じ構成した。Rh/10CZN−6%Caは、上記Rh/10CZN−3%Caにおいて、そのCa固溶量をCaOに換算して6質量%とした触媒粉末である。
−実施例5−
上触媒層3のRh担持OSC材をRh/10CZN−9%Caとする他は、実施例3と同じ構成した。Rh/10CZN−9%Caは、上記Rh/10CZN−3%Caにおいて、そのCa固溶量をCaOに換算して9質量%とした触媒粉末である。
−実施例6−
上触媒層3のRh担持OSC材をRh/10CZN−3%Mgとする他は、実施例3と同じ構成した。Rh/10CZN−3%Mgは、上記Rh/10CZN−3%Caにおいて、Caに代えてMgをMgOに換算して3質量%固溶させた触媒粉末である。
−実施例7−
上触媒層3のRh担持OSC材をRh/10CZN−3%Srとする他は、実施例3と同じ構成した。Rh/10CZN−3%Srは、上記Rh/10CZN−3%Caにおいて、Caに代えてSrをSrOに換算して3質量%固溶させた触媒粉末である。
−実施例8−
上触媒層3のRh担持OSC材として上記Rh/10CZN−3%Caを採用する他は実施例1と同じ構成とした。
−実施例9−
下触媒層2のPd担持OSC材としてPd/10CZN−3%Caを採用し、上触媒層3のRh担持OSC材としてRh/23CZN−3%Caを採用する他は実施例1と同じ構成とした。Pd/10CZN−3%Caは、10CZN−3%Ca複合酸化物にPdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。Rh/23CZN−3%Caは、23CZN−3%Ca複合酸化物にRhを1.2質量%担持させた触媒粉末である。
−比較例1−
下触媒層2のPd担持OSC材として上記Pd/23CZNを採用する他は実施例1と同じ構成とした。
−比較例2−
下触媒層2のPd担持OSC材としてPd/Ca含浸23CZNを採用する他は実施例1と同じ構成とした。Pd/Ca含浸23CZNは、23CZN複合酸化物に硝酸カルシウム溶液をCaOに換算して3質量%含浸させて乾燥・焼成してなる複合酸化物(Ca含浸23CZN)にPdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。
−比較例3−
上触媒層3のRh担持OSC材としてRh/Ca含浸10CZNを採用する他は実施例3と同じ構成とした。Rh/Ca含浸10CZNは、10CZN複合酸化物に硝酸カルシウム溶液をCaOに換算して3質量%含浸させて乾燥・焼成してなる複合酸化物(Ca含浸10CZN)にRhを1.2質量%担持させた触媒粉末である。
−比較例4−
下触媒層2に関し、Pd担持OSC材に代えてPt担持OSC材とする他は実施例1と同じ構成とした。Pt担持OSC材は、23CZN−3%CaにPtを2.7質量%担持させた触媒粉末である。
−比較例5−
下触媒層2のPd担持OSC材としてPd/23CZN−3%Baを採用する他は実施例1と同じ構成とした。Pd/23CZN−3%Baは、CeO:ZrO:Nd=23:67:10(質量比)の組成比を有し、BaがBaOに換算して3質量%固溶した複合酸化物(23CZN−3%Ba)に、Pdを2.7質量%担持させた触媒粉末である。
[排気ガス浄化性能の評価]
実施例1〜9及び比較例1〜3の各触媒にベンチエージング処理を施した。これは、各触媒をエンジン排気系に取り付け、(1)A/F=14の排気ガスを15秒間流す→(2)A/F=17の排気ガスを5秒間流す→(3)A/F=14.7の排気ガスを40秒間流す、というサイクルが合計50時間繰り返されるように、且つ触媒入口ガス温度が800℃となるように、エンジンを運転するというものである。
しかる後、各触媒から担体容量25mLのコアサンプルを切り出し、これをモデルガス流通反応装置に取り付け、HC、CO及びNOxの浄化に関するライトオフ温度T50(℃)を測定した。T50(℃)は、触媒に流入するモデルガス温度を常温から漸次上昇させていき、浄化率が50%に達したときの触媒入口のガス温度である。モデルガスは、A/F=14.7±0.9とした。すなわち、A/F=14.7のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所定量の変動用ガスを1Hzでパルス状に添加することにより、A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させた。空間速度SVは60000h−1、昇温速度は30℃/分である。A/F=14.7、A/F=13.8及びA/F=15.6のときのガス組成を表1に示し、ライトオフ温度T50の測定結果を表2に示す。なお、表2において、下触媒層の「Pd担持OSC材」欄及び上触媒層の「Rh担持OSC材」欄各々にはOSC材の種類のみを記載した。
Figure 0005391664
Figure 0005391664
下触媒層のPdを担持するCeZr系複合酸化物について検討するに、実施例1,2では、比較例1に比べて、ライトオフ温度T50が数十℃低下しており、実施例1のライトオフ温度T50の低下が特に大きい。これから、当該CeZr系複合酸化物にCaやSrを固溶すると、触媒の早期活性化が図れること、そして、その固溶による効果はCaが特に大きいことがわかる。また、比較例2はCeZr系複合酸化物にCaを含浸担持させたものであるが、比較例1よりもライトオフ温度が高くなっている。このことと実施例1の結果とから、アルカリ土類金属はCeZr系複合酸化物粒子の表面に担持させただけでは、触媒の早期活性化の効果はなく、その効果を得るにはアルカリ土類金属を固溶させる必要があることがわかる。さらに、比較例5はCeZr系複合酸化物にBaを固溶させたものであるが、ライトオフ温度T50は比較例1と大差がない結果になっている。これは、BaはCeZr系複合酸化物への固溶によってその塩基性を高める効果が低いためであると考えられる。
また、下触媒層のCeZr系複合酸化物に担持させる貴金属について検討するに、比較例4は、Caを固溶したCeZr系複合酸化物にPtを担持させたものであるが、そのライトオフ温度T50は、貴金属としてPdを採用した実施例1〜9及び比較例1〜3,5のいずれよりも高くなっている。これは、Ptの場合、アルカリ土類金属による電子供与効果によって酸素(O)と結合した酸化状態に安定化してしまい、活性な状態である還元状態を発現し難くなったためと考えられる。すなわち、Ptでは、CeZr系複合酸化物に対するアルカリ土類金属の固溶による触媒活性向上の効果が得られない。
次に、上触媒層のRhを担持するCeZr系複合酸化物について検討するに、実施例3〜7は、比較例1に比べて、ライトオフ温度T50が数十℃低下している。従って、当該CeZr系複合酸化物にCa、Sr又はMgを固溶すると、触媒の早期活性化が図れることがわかる。また、比較例3はCeZr系複合酸化物にCaを含浸担持させたものであるが、比較例1よりもライトオフ温度が高くなっている。このことと実施例3の結果とから、アルカリ土類金属はCeZr系複合酸化物粒子の表面に担持させただけでは、触媒の早期活性化の効果はなく、その効果を得るにはアルカリ土類金属を固溶させる必要があることがわかる。
また、実施例3,6,7の比較から、Caを固溶させた実施例3のライトオフ温度T50の低下が最も大きく、これにSrを固溶させた実施例7が続いている。実施例3〜5のCaO固溶量で比較すると、CaO固溶量が6質量%の実施例4のライトオフ温度が最も低いが、実施例3〜5間に大差はない。これから、アルカリ土類金属の固溶量を酸化物に換算して3質量%以上9質量%以下にすると、触媒の早期活性化を確実に達成できることがわかる。
実施例8,9は共に、下触媒層及び上触媒層各々のCeZr系複合酸化物にCaを固溶させているが、実施例8は、下触媒層の複合酸化物のCeOに対するZrOの質量比(67/23)よりも上触媒層の複合酸化物の同質量比(80/10)の方が大きく、実施例9は逆に、下触媒層の同質量比の方が上触媒層の同質量比よりも大きくなっている。そうして、ライトオフ温度T50は、実施例8の方が実施例9よりも数十℃低くなっている。
これは、上触媒層は下触媒層に比べて排気ガスによって加熱され易いところ、実施例8の上触媒層では、そのCeZr系複合酸化物のZrO質量比が大きく、従って、その耐熱性が高いことから、上記ベンチエージングによる熱劣化が軽度になり、また、下触媒層は上触媒層によって排気ガスの熱から保護されて、熱劣化が軽度になったためと認められる。
本発明に係る排気ガス浄化用触媒の断面図である。 Pd/CZN−Ca触媒粉末及びPd/CZN触媒粉末各々について触媒前A/Fを変化させたときの触媒後A/Fの変化を示すグラフ図である。 Pd/CZN−Ca触媒粉末及びPd/CZN触媒粉末各々のNO吸着脱離特性を示すグラフ図である。 Rh/CZN−Ca触媒粉末及びRh/CZN触媒粉末各々のNO吸着脱離特性を示すグラフ図である。
1 担体
2 下触媒層
3 上触媒層

Claims (3)

  1. 担体上に積層された複数の触媒層を備えている排気ガス浄化用触媒であって、
    上記複数の触媒層として、CeとZrとNdとを含む第一複合酸化物と、該第一複合酸化物に担持されたPdとを含有する下触媒層と、CeとZrとNdとを含む第二複合酸化物と、該第二複合酸化物に担持されたRhとを含有する上触媒層とを備え、
    上記第一複合酸化物及び第二複合酸化物の少なくとも一方にはCa、Sr及びMgのうちから選ばれる少なくとも1種のアルカリ土類金属が固溶していることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1において、
    上記上触媒層の上記Rhが担持された上記第二複合酸化物に上記アルカリ土類金属が固溶しており、該アルカリ土類金属の固溶量がアルカリ土類金属酸化物に換算して3質量%以上9質量%以下であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  3. 請求項1において、
    上記第一複合酸化物及び第二複合酸化物は共にZrを主成分として含み、各々のCeOに対するZrOの質量比は、第一複合酸化物よりも第二複合酸化物の方が大きいことを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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