JP5385527B2 - 減速装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記の課題に対策するものであり、夫々のモータにセンサを付加することなく、いずれかのモータの配線が断線したときに、被駆動部材を異常な状態で駆動し続けることを回避できるモータユニットを実現することを目的とする。
本発明は、複数のモータを並列に接続することによって、いずれかのモータの配線が断線しても残りのモータで被駆動部材を駆動させ続けられる並列接続の利点を放棄するという斬新な発想によって、夫々のモータにセンサを付加することなく、上記の課題を解決する。
本発明は、出力軸がひとつの被駆動部材に係合している複数のモータを電気的に直列に接続するモータユニットに具現化できる。以下の説明では、「電気的に直列」を単に「直列」と称する。
本発明のモータユニットは、複数のモータを直列に接続しているので、いずれかのモータの配線(典型的には電磁石の巻線)が断線すると、直ちに全てのモータが停止する。したがって、いずれかのモータの配線が断線したときに、他のモータが回転し続けることを防止できる。被駆動部材を異常な状態で駆動し続けることを防止することができる。本発明は、複数のモータでひとつの被駆動部材を駆動するモータユニットに好適な技術を提供する。
3相以上の巻線を有する多相モータの場合、直列に接続される最後のモータの各巻線の端が短絡していてもよい。
夫々のモータの出力軸は、ひとつの被駆動部材に直接に係合していてもよいし、ギア等の中間部材を介して係合していてもよい。換言すると、このモータユニットは、複数のモータの出力軸がひとつの被駆動部材を介して相互に拘束されている。
この減速装置は、内歯部材とキャリアと複数のクランクシャフトと外歯歯車と複数のモータを備える。内歯部材には、内歯歯車が形成されている。キャリアは、内歯部材の内側で内歯歯車と同軸に配置されており、内歯部材に回転可能に支持されている。クランクシャフトは、キャリアの軸線に沿って伸びているとともにキャリアに回転可能に支持されている。クランクシャフトには、偏心部が固定されている。
外歯歯車は、夫々のクランクシャフトの偏心部に係合している複数の貫通孔が形成されているとともに内歯部材の内歯歯車と噛み合っている外歯が形成されている。外歯歯車は、クランクシャフトの回転に伴って内歯歯車と噛み合いながらキャリアの軸線の周りを偏心回転する。
複数のモータは、内歯部材とキャリアのいずれか一方に固定されており、夫々の出力軸が夫々のクランクシャフトに係合している。
減速装置では、外歯歯車が、前記モータユニットが係合している被駆動部材に相当する。夫々のモータは、その出力軸がクランクシャフトを介してひとつの被駆動部材(外歯歯車)に係合している。外歯歯車とキャリアは一体になって回転するので、キャリアを「被駆動部材」と呼ぶこともできる。
上記の減速装置は、偏心揺動型と呼ばれる減速装置である。複数のモータが内歯部材に固定されていれば、キャリアが減速装置の出力部材(モータを固定する部材に対して相対的に回転する部材)となる。複数のモータがキャリアに固定されていれば、内歯部材が減速装置の出力部材となる。
(第1特徴) 夫々のモータは、同一のトルク特性を有している。被駆動部材を安定して回転させることができる。
(第2特徴) キャリアの軸線に沿って減速装置を貫通している貫通孔が形成されている。その貫通孔内を、配線や配管等を通過させることができる。
(第1実施例)
図1は、本実施例の減速装置100の断面図を示している。図2は、図1のII−II線に沿った断面図を示している。図3は、減速装置100を、図1とは異なる方向から見たときの断面図を示している。図1の断面図は図2のI−I線に沿った断面に相当し、図3の断面図は図2のIII−III線に沿った断面に相当する。なお、図面の明瞭化のため、図3では、図3の断面図に特有な箇所にのみ符号を付し、図1と実質的に同じ部品については符号を省略している。
図1に示すように、減速装置100は、ギアユニット102とモータユニット59を備えている。モータユニット59は、複数のモータ57a〜57dを備えている。なお、図1にはモータ57aと57cのみを図示し、他のモータ57b、57dの図示を省略している。まず、ギアユニット102について説明する。
ギアユニット102は、内歯部材18と外歯歯車20X、20Yと複数のクランクシャフト49とキャリアを備えている。後述するように、キャリアは、キャリア上部4Xとキャリアベース4Yから形成されている。以下の説明では、キャリア上部4Xとキャリアベース4Yを併せて、キャリア4と称することがある。また、後述するように、内歯部材18をギアユニット102の出力部を称することがある。内歯部材18を回転自在に支持する部分を固定部と称することがある。具体的には、キャリア4(キャリア上部4Xとキャリアベース4Y)が、ギアユニット102の固定部に相当する。なお、以下の説明では、複数個が存在する実質的に同一種類の部品に共通した事象を説明する場合には、アルファベットの添え字を省略することがある。
図2に示すように、内歯部材18はリング状であり、その内周に沿って多数の内歯が形成されている。内歯部材18は、外歯歯車(被駆動部材)20と異なる歯数を有している。内歯部材18の内周に沿って、多数の内歯ピン(内歯)22が配置された内歯歯車が形成されている。換言すると、内歯部材18そのものが内歯歯車を構成しているということもできる。
外歯歯車20は、内歯部材18の内歯ピン22と噛み合いながら偏心回転する。すなわち、外歯歯車20は、内歯部材18の軸線18Mの周りを公転する。なお、軸線18Mは、内歯ピン22群によって形成される内歯歯車の軸線ということができるし、後述するキャリア4の軸線ということもできる。外歯歯車20の中心に第1貫通孔60が形成されており、第1貫通孔60内を円筒部材64が通過している(図1も参照)。外歯歯車20の第1貫通孔60の周囲に、複数の第2貫通孔68a〜68hが形成されている。夫々の第2貫通孔68は、同一円周上に形成されている。なお詳細は後述するが、第2貫通孔68a、68c、68e、68gにはクランクシャフト49の偏心部50が嵌合しており、第2貫通孔68b、68d、68f、68h内をキャリア4の柱状部5が通過している。
図1に示すように、キャリア4と内歯部材18の間に、一対の円錐ころ軸受16X、16Yが配置されている。円錐ころ軸受16X、16Yによって、内歯部材18はキャリア4に対して回転可能であるとともにスラスト方向に変位不能に支持されている。なお、キャリア4が内歯部材18に対して回転可能であるとともにスラスト方向に変位不能に支持されているということもできる。本実施例ではキャリア4と内歯部材18の間に一対の円錐ころ軸受16X、16Yを配置したが、円錐ころ軸受の代わりにアンギュラ玉軸受等を使用してもよい。
偏心部50は、針状ころ軸受46を介して第2貫通孔68a、68c、68e、68g(図2を参照)に嵌合している。なお、針状ころ軸受46において、符号44は転動体を示しており、符号42は、転動体44を保持する保持器を示している。
外歯歯車20Yの第2貫通孔68b、68d、68f、68hと柱状部5b、5d、5f、5hの間には、外歯歯車20Yが軸線18Mの周りを偏心回転することを許容する間隔が確保されている。同様に、外歯歯車20Xの第2貫通孔69と対応する柱状部5の間には、外歯歯車20Xが軸線18Mの周りを偏心回転することを許容する間隔が確保されている。
図1に示すように、偏心部50Xと円錐ころ軸受40Xの間に止め部材48が配置されており、偏心部50Yと円錐ころ軸受40Yの間に止め部材52が配置されている。止め部材48、52によって、偏心部50X、50Yが軸線54M方向に変位することを防止している。
ここで、ギアユニット102の「固定部」と「出力部」という用語について説明する。後述するように、減速装置100では、モータ57が、キャリアベース4Yに固定され、モータ57のロータ56が回転すると、内歯部材18がキャリア4とモータ57に対して回転する。本実施例では、キャリア4がギアユニット102の筐体に相当する。したがって、内歯部材18をギアユニット102の出力部と称することができ、キャリア4を、ギアユニット102の固定部と称することができる。
モータユニット59は、モータ57a、57b、57c及び57dを備えている。複数のモータ57a〜57dの夫々は、ステータ58とロータ(モータの出力軸)56を備えており、ロータ56がクランクシャフト49のシャフト54に連結されている。換言すると、減速装置100は、4本のクランクシャフト49を備えており、全てのクランクシャフト49に、対応するモータ57a〜57dが連結されている。
モータ57a〜57dのうちの1つのモータ57cに、ロータ56の回転角を検出するエンコーダ(回転角センサ)26が取り付けられている。他の3つのモータ57a、57b及び57dにはエンコーダ26が連結されていない。他の3つのモータ57a、57b及び57dには、エンコーダ26に代えて、ブレーキが連結されている。図1には、モータ57aにブレーキ28aが接続されていることが図示されている。モータ57b、57dにも同様にブレーキ(図示省略)が接続されている。すなわち、エンコーダ26が連結されていないモータ57にのみブレーキ28が連結されている。そのため、モータ57にエンコーダ26とブレーキ28の双方を連結する場合と比較すると、減速装置100は、軸方向の長さが短くなっている。
なお、全てのモータ57にブレーキを連結しないで、モータ57のサーボロックをブレーキの代わりにしてもよい。
モータ57のロータ56が回転し、クランクシャフト49が軸線54Mの周りに回転すると、偏心部50が偏心回転する。換言すると、偏心部50の回転軸線が、軸線54Mの周りを公転する。偏心部50が偏心回転すると、外歯歯車20が内歯部材18の軸線18Mの周りを偏心回転する。換言すると、外歯歯車の中心が、内歯部材18の軸線18Mの周りを公転する。
外歯歯車20と内歯部材18は噛み合っているので、外歯歯車20が公転すると、内歯部材18は外歯歯車20に対して自転する。上記したように、外歯歯車20は固定部(キャリア4)に対して自転が拘束されているため、内歯部材18は固定部(キャリア4)に対して自転する。内歯部材18が、減速装置100の出力部材に相当する。モータ57を駆動すると、内歯歯車18が固定部(キャリア4)に対して回転する。モータ57の回転が、ギアユニット100によって減速されて内歯歯車18に伝達される。換言すると、モータ57の出力トルクが、ギアユニット100によって増幅されて内歯歯車18に伝達される。
図2に示すように、減速装置100では、外歯歯車20の歯数が51本であり、内歯部材18の歯数(内歯ピン22の数)が26本である。また、外歯歯車20の外歯は、1つおきに内歯ピン22と噛み合っている。そのため、外歯歯車20が軸線18Mの周りを52回(26×2)公転すると、内歯部材18が軸線18Mの周りを1回自転する。また、図2から明らかなように、外歯歯車20の全ての外歯が内歯ピン22に接している。そのため、外歯歯車20と内歯部材18の間にバックラッシが発生しにくい構造を実現している。また、図1に示すように、外歯歯車20X、20Yの双方が1つの内歯ピン22と噛み合っている。そのため、外歯歯車20と内歯部材18の間によりバックラッシが発生しにくい。なお、内歯ピン22は内歯部材18に固定されていない。内歯ピン22は内歯部材18に形成された溝に嵌め込まれており、その溝内で自転することができる。
なお、外歯歯車20の歯数と内歯部材18の歯数(内歯ピン22の数)を調整することによって、減速装置100の減速比を適宜変更することができる。
図4に、モータユニット59の回路図を示す。上記したように、モータユニット59は、モータ57a〜57dを備えている。モータ57a〜57dは3相モータであり、全て同一のトルク特性を有している。モータ57a〜57dの夫々は、巻線80U、巻線80V、巻線80Wを備えている。巻線80Uの両端部のうち、一方の端部を符号82Uで表し、他方の端部を符号84Uで表す。同様に、巻線80Vの一方の端部を符号82Vで表し、他方の端部を符号84Vで表す。巻線80Wの一方の端部を符号82Wで表し、他方の端部を符号84Wで表す。符号82が表す端部は、ひとつのモータをモータドライバに接続する場合、モータドライバの出力端に接続される側の端部である。符号84が表す端部は、モータドライバのグランド側に接続される端部である。ひとつのモータをモータドライバに接続する場合、符号84が表す3つの端部(84U、84V、及び84W)は、モータドライバのグランド側に接続される代わりに短絡させてもよい。
モータ57aの巻線80U、80V、80Wの一端82U、82V、82Wが、夫々、モータドライバ70のU相、V相、W相の出力端に接続している。モータ57aの巻線80U、80V、80Wの他端84U、84V、84Wが、夫々、モータ57bの巻線80U、80V、80Wの一端82U、82V、82Wに接続している。モータ57bの巻線80U、80V、80Wの他端84U、84V、84Wが、夫々、モータ57cの巻線80U、80V、80Wの一端に接続している。モータ57cの巻線80U、80V、80Wの他端84U、84V、84Wが、夫々、モータ57dの巻線80U、80V、80Wの一端82U、82V、82Wに接続している。モータ57dの巻線80U、80V、80Wの他端84U、84V、84Wが、スター結線(短絡)している。簡潔にいうと、モータ57a〜57dは、モータ57a、モータ57b、モータ57c、モータ57dの順に電気的に直列に接続されている。
図6に従来のモータユニット159を示す。モータユニット159は、モータ157a〜157dを備えている。モータ157a〜157dは3相モータであり、全て同一のトルク特性を有している。また、モータ157a〜157dは、モータ57a〜57dと同一のトルク特性を有している。
モータユニット159では、モータ157a〜157dの巻線80Uの一端82Uが、モータドライバ70のU相に接続している。モータ157a〜157dの巻線80Vの一端82Vが、モータドライバ70のV相に接続している。モータ157a〜157dの巻線80Wの一端82Wが、モータドライバ70のW相に接続している。さらに、モータ157aの他端84U、84V、84Wがスター結線している。同様に、モータ157b〜157dの夫々も、他端84U、84V、84Wがスター結線している。簡潔にいうと、モータ157aとモータ157bとモータ157cとモータ157dが電気的に並列に接続されている。
モータ157aは自ら回転しないので、外歯歯車20の駆動にとって負荷となる。その結果、外歯歯車20に加えられるトルクに偏りが生じ、外歯歯車20が所望する回転をしない。その結果、減速装置100の回転精度が悪化する。
従来のモータユニット159では、モータドライバ70が、モータ157a〜157dの二次電流の合計を演算処理し、モータ157a〜157dの出力トルクを調整している。例えば、モータ157aの巻線80Uが断線すると(あるいは、端部82U、84Uで接続不良が生じると)、他のモータ157b、157c及び157dの巻線に、通常時よりも過大な電流が流れる。そのため、モータドライバ70が、モータ157a〜157dの二次電流の合計を演算処理しても、モータ157aの巻線80U等が断線していることを検出することは困難である。並列接続された夫々のモータ157a〜157dの断線を個別に検知するためには、夫々のモータ157a〜157dに、断線を検知するセンサをつけなくてはいけない。
他方、モータユニット59では、例えば、モータ57aの配線80Uが断線すると(あるいは、端部82U、84Uで接続不良が生じると)、他のモータ57b、57c及び57dの巻線80Uにも電流が流れない。モータ57a〜57dの二次電流の合計を演算処理すれば、モータ57a〜57dのいずれかのU相が断線していることを検出することができる。夫々のモータ57a〜57dに断線を検知するセンサをつけなくても、モータドライバ70が、モータ57a〜57dのいずれかに異常(断線等)が生じていることを検知することができる。そして、モータ57a〜57dを停止することができる。
また、上記したように、従来のモータユニット159では、例えば、モータ157aの巻線80Uが断線すると、他のモータ157b、157c及び157dの巻線に、通常時よりも過大な電流が流れる。そのため、他のモータ157b、157c及び157dの巻線も断線する虞がある。
他方、上記したように、モータユニット59では、例えば、モータ57aの巻線80Uが断線すると、他のモータ57b、57c及び57dの巻線にも電流が流れない。そのため、他のモータ57b、57c及び57dの巻線までもが断線することを防止することができる。
図5に、図1のV−V線に沿った断面図を示している。なお、図面の明瞭化のため、一部のハッチングを省略している。モータ57a〜57dは、内歯部材18の軸線18M(図1も参照)の周りに等間隔に配置されている。符号54Mは、ロータ56の軸線を示しており、符号90は、軸線18Mと軸線54Mを半径とする仮想円を示している。上記したように、モータ57a〜57dは同一の仕様である。なお、以下の説明では、モータ57a〜57dに共通の部品については、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
モータ57aは、リング状のステータ58と、ステータ58内に配置されたロータ56を備えている。スタータ58は、9個のポールピース58a〜58iを備えている。ポールピース58a、58e及び58fには、巻線80U(図4も参照)が巻き付けられている。ポールピース58b、58c及び58gには、巻線80Wが巻き付けられている。ポールピース58d、58h及び58iには、巻線80Vが巻き付けられている。ロータ56には、8極の永久磁石N1〜N4、S1〜S4が配置されている。永久磁石N1〜N4は、同一の磁極(N極)を外側に向けて配置されている。永久磁石S1〜S4は、S極を外側に向けて配置されている。永久磁石N1〜N4、S1〜S4の夫々は、外側に向いている磁極が周方向に交互になるように配置されている。モータユニット59では、ロータ56とステータ58の位相角が、全てのモータ57a〜57dで等しい。例えば、全てのモータ57a〜57dにおいて、巻線80Uが巻き付けられているポールピース58aと永久磁石N1の中間部が対向している。
ロータ56とステータ58の位相角が全てのモータ57a〜57dで等しくない場合、被回転部材(外歯歯車20)に加えられるトルクに偏りが生じたり、モータ57a〜57dの回転方向が所望する方向と反対になったり、モータ57a〜57dの回転を停止するときに遅れが生じたりしてしまう可能性がある。
図5に示すように、ロータ56とステータ58の位相角が全てのモータ57a〜57dで等しければ、上記した不具合が生じることを防止することができる。
上記実施例では、ギアユニットの基部側から出力側に通じる中心貫通孔が形成されている。中心貫通孔は必ずしも必須の構成ではなく、必要に応じて形成すればよい。
上記実施例では、モータユニットを備えている減速装置について説明した。しかしながら、実施例のモータユニットを使用して、他の被駆動部材を駆動することもできる。例えば、ベルトコンベアのローラやプーリ等を駆動することができる。
また、モータユニットが備えているモータは、4個に限定されるものではない。モータは2個でもよいし、3個でもよい。また、5個以上でもよい。
夫々のモータは、3相モータでなくてもよい。単相モータであってもよいし、4相以上のモータでもよい。
18:内歯部材
20:外歯歯車(被駆動部材)
22:内歯ピン(内歯)
26:回転角検出装置(センサ)
49:クランクシャフト
50:偏心部
56:ロータ(モータの出力軸)
57a〜57d:モータ
59:モータユニット
58:ステータ
68a〜68h:貫通孔
100:減速装置
102:ギアユニット
Claims (2)
- 内周に内歯歯車が形成されている内歯部材と、
内歯部材の内側で内歯歯車と同軸に配置されており、内歯部材に回転可能に支持されているキャリアと、
キャリアの軸線に沿って伸びているとともにキャリアに回転可能に支持されており、偏心部が固定されている複数のクランクシャフトと、
各々のクランクシャフトの偏心部に係合している複数の貫通孔が形成されているとともに前記内歯歯車と噛み合っている外歯が形成されており、クランクシャフトの回転に伴ってキャリアの軸線の周りを偏心回転する外歯歯車と、
内歯部材とキャリアのいずれか一方に固定されているモータユニットと、
を備えており、
前記モータユニットは、
クランクシャフトと同数のモータを含んでおり、
各々のモータの出力軸は、各々のクランクシャフトに連結しており、各々のクランクシャフトを介してひとつの外歯歯車に係合されており、
各々のモータは電気的に直列に接続されており、
複数のモータのうちのひとつのモータのみに、前記出力軸の回転角又は回転角速度を検出するセンサが取り付けられており、
前記ひとつのモータが、前記センサの出力に基づいてフィードバック制御されることを特徴とする減速装置。 - 夫々のモータは多相モータであり、ロータとステータの位相角が、全てのモータで等しいことを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
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