JP5375004B2 - 部材取付用ブラケットの締結構造 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第1の発明に係る部材取付用ブラケットの締結構造は、シールド等の部材を取り付けるための部材取付用ブラケットを、車両用シートのフレームに締結させる部材取付用ブラケットの締結構造であって、前記部材取付用ブラケットに設けられたブラケット側取付孔と前記フレームに既に設けられているフレーム側取付孔とにカシメピンを挿通させて、該カシメピンをかしめることにより前記部材取付用ブラケットと前記フレームとを締結させることを特徴とする。
これによって、この部材取付用ブラケットとフレームとの締結個所周辺は変形せずに滑らかなままとなっているので、この締結個所周辺で他の部材の摺動等の機能に影響を与えることがない。
加えて、この部材取付用ブラケットの締結構造によれば、カシメピンを挿通させるフレーム側取付孔は、フレームに既に設けられているものであるので、新たに取付孔を設けるような作業を省略することができ、作業性の向上を図ることができる。
これによって、部材点数が削減できることにより製品単価を安価とすることができ、作業工程を削減できることにより作業性の向上も図れる。
これによって、フレームに強固に固定した部材取付用ブラケットに、シールド等の部材を取り付けることができるので、この取り付けられた部材も、フレームに対して強固に固定することができる。つまり、各部の組付けを確かなものにすることができる。
第2の発明に係る部材取付用ブラケットの締結構造によれば、部材点数が削減できることにより製品単価を安価とすることができ、作業工程を削減できることにより作業性の向上も図れる。
第3の発明に係る部材取付用ブラケットの締結構造によれば、フレームに強固に固定した部材取付用ブラケットに、シールド等の部材を取り付けることができるので、この取り付けられた部材も、フレームに対して強固に固定することができる。
図1は、部材取付用ブラケットの締結構造の一例であるシールド取付用ブラケットの締結構造10を示す斜視図である。図2は、図1のシールド取付用ブラケットの締結構造10を側面視した側面図である。図3は、図2のシールド取付用ブラケットの締結構造10をIII−III断面矢視した断面図である。
図1〜図3に示すシールド取付用ブラケットの締結構造10は、シールド取付用ブラケット20がフレーム11の前部にて締結されている構造である。このシールド取付用ブラケット20は、図3に示すように、シールドSを取り付けるために、フレーム11に締結されるものである。
なお、フレーム11は、その全体についての図示を省略したが、車両用シートの骨組みをなすものであり、図示されるフレーム11は、車両用シートの骨組みのうち前部のみを示している。また、このシールド取付用ブラケット20に対するシールドSの取付けは、適宜の螺子部材等を用いて行うものとなっているが、その取付けに関する詳細な図示および説明については省略するものとする。
なお、リンク部材30は、一方はフレーム11に回転可能に取り付けられ、他方は別の固定部材に取り付けられ、カシメピン40を回転中心としてフレーム11に対して回転するように摺動する部材である。つまり、このリンク部材30は、シールド取付用ブラケット20の締結個所周辺で回転するように摺動するものとなっている。
ここで、これらフレーム11、シールド取付用ブラケット20、リンク部材30のうち、フレーム11およびリンク部材30は、従前の通り互いに一体化するように締結されるものである。したがって、これらフレーム11およびリンク部材30に設けられるフレーム側取付孔12およびブラケット側取付孔21は、従前の通り既に設けられた取付孔となっている。なお、ブラケット側取付孔21は、上記したフレーム側取付孔12およびブラケット側取付孔21とは異なり新たに設けられる取付孔である。
また、シールド取付用ブラケット20には、図3等に示すように、上記ブラケット側取付孔21の前方位置において、フレーム11に向かって突出する回転規制用凸部22が形成されている。これに対し、フレーム11には、上記フレーム側取付孔12の前方位置において、シールド取付用ブラケット20を締結させた際に、この回転規制用凸部22が嵌め合わされる回転規制用孔13が形成されている。
なお、各取付孔31,12,21に挿通されたカシメピン40をかしめる前に、フレーム11に設けられた回転規制用孔13に、シールド取付用ブラケット20に設けられた回転規制用凸部22を嵌め合わせておき、この状態で各取付孔31,12,21に挿通されたカシメピン40をかしめて、リンク部材30、フレーム11、シールド取付用ブラケット20を一体化するように締結させている。
このようにして、このシールド取付用ブラケットの締結構造10では、シールド取付用ブラケット20は、フレーム11に設けられた回転規制用孔13に、シールド取付用ブラケット20に設けられた回転規制用凸部22を嵌め合わせた状態で、シールド取付用ブラケット20のフレーム11に対する回転を規制するようにしながら、カシメピン40により、リンク部材30、フレーム11、シールド取付用ブラケット20を一体化するように締結させている。
すなわち、上記実施の形態のシールド取付用ブラケットの締結構造10によれば、シールド取付用ブラケット20に設けられたブラケット側取付孔21とフレーム11に既に設けられているフレーム側取付孔12とにカシメピン40を挿通させて、カシメピン40をかしめることによりシールド取付用ブラケット20とフレーム11とを締結させるので、このシールド取付用ブラケット20とフレーム11との締結個所周辺にあっては、溶接熱等によって変形してしまうことがない。これによって、カシメピン40を回転中心としてフレーム11に対して回転するように摺動させるリンク部材30の摺動個所となる、シールド取付用ブラケット20とフレーム11との締結個所周辺においては、変形せずに滑らかなままとなっているので、この締結個所周辺でリンク部材30を摺動させる場合に、このリンク部材30を滑らかに動かすことができる。
加えて、このシールド取付用ブラケットの締結構造10によれば、カシメピン40を挿通させるフレーム側取付孔12は、フレーム11に既に設けられているものであるので、新たに取付孔を設けるような作業を省略することができ、作業性の向上を図ることができる。
また、シールド取付用ブラケットの締結構造10によれば、カシメピン40は、フレーム側取付孔12およびブラケット側取付孔21のほか、リンク部材30のリンク部材側取付孔31にも挿通され、カシメピン40をかしめることにより、リンク部材30、フレーム11、シールド取付用ブラケット20を一体化するように締結させるので、フレーム11に設けられているフレーム側取付孔12を、シールド取付用ブラケット20を締結させる際の取付孔と、リンク部材30を締結させる際の取付孔とを兼ねさせることとなり、フレーム11にリンク部材30を締結させるための新たに取付孔を設ける必要がなくなる上、フレーム11にリンク部材30を締結させるための締結用の部材(新たなカシメピン等)を削減することができる。また、一つの作業工程で、二つの部材を締結させることができるので、作業工程の削減にも繋がる。これによって、部材点数が削減できることにより製品単価を安価とすることができ、作業工程を削減できることにより作業性の向上も図れる。
また、シールド取付用ブラケットの締結構造10によれば、フレーム11に設けられた回転規制用孔13に、シールド取付用ブラケット20に設けられた回転規制用凸部22が嵌め合わせられ、シールド取付用ブラケット20のフレーム11に対する回転を規制するので、シールド取付用ブラケット20をフレームに強固に固定することができる。これによって、フレーム11に強固に固定したシールド取付用ブラケット20に、シールドSを取り付けることができるので、この取り付けられたシールドSも、フレーム11に対して強固に固定することができる。つまり、各部の組付けを確かなものにすることができる。
例えば、上記実施の形態におけるシールド取付用ブラケットの締結構造10では、部材取付用ブラケットとしてシールド取付用ブラケット20を例示し、説明するものであった。しかしながら、本発明に係る部材取付用ブラケットの締結構造における部材取付用ブラケットとしては、シールドSを取り付けるためのシールド取付用ブラケット20に限定されるものではなく、適宜の部材を取り付けるために用いられるブラケットで構成されるものであってよいものである。
また、上記実施の形態におけるシールド取付用ブラケットの締結構造10では、シールド取付用ブラケット20がフレーム11の前部にて締結されている構造を挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る部材取付用ブラケットの締結構造は、フレームの前部にて締結される構造に限定されるものではなく、フレームの中間部あるいは後部にて締結される構造として用いられるものであってよいものである。
11 フレーム
12 フレーム側取付孔
13 回転規制用孔
20 シールド取付用ブラケット(部材取付用ブラケット)
21 ブラケット側取付孔
22 回転規制用凸部
30 リンク部材(他の部材)
31 リンク部材側取付孔
40 カシメピン
S シールド
Claims (1)
- シールド等の部材を取り付けるための部材取付用ブラケットを、車両用シートのフレームに締結させる部材取付用ブラケットの締結構造であって、
前記部材取付用ブラケットに設けられたブラケット側取付孔と前記フレームに既に設けられているフレーム側取付孔とにカシメピンを挿通させて該カシメピンをかしめることにより前記部材取付用ブラケットと前記フレームとを締結させ、
前記カシメピンは、前記フレーム側取付孔および前記ブラケット側取付孔のほか、他の部材の取付孔にも挿通され、該カシメピンをかしめることにより、前記フレーム、前記部材取付用ブラケット、該他の部材を一体化するように締結させ、
前記他の部材は、一方が前記フレームに回転可能に取り付けられ且つ他方が別の部材に取り付けられるリンク部材にて構成されており、
前記部材取付用ブラケットあるいは前記フレームの一方に設けられた回転規制用孔に、前記部材取付用ブラケットあるいは前記フレームの他方に設けられた回転規制用凸部が嵌め合わせられ、前記部材取付用ブラケットの前記フレームに対する回転を規制するようになっており、
前記回転規制用凸部の突出し量は、前記回転規制用孔が貫通して設けられる箇所の部材の厚み量よりも小さく設定されており、
前記回転規制用孔に嵌め合わされた前記回転規制用凸部は、前記リンク部材に対して対面するように、該回転規制用孔と該回転規制用凸部と該リンク部材とが配置設定されている、ことを特徴とする部材取付用ブラケットの締結構造。
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JP2008250256A JP5375004B2 (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 部材取付用ブラケットの締結構造 |
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