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JP5363423B2 - Cmosアナログスイッチ回路、負電圧サンプリング回路 - Google Patents

Cmosアナログスイッチ回路、負電圧サンプリング回路 Download PDF

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Description

本発明は、CMOSアナログスイッチ回路と、これを備えた負電圧サンプリング回路に関し、より詳細には、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとを組み合わせた相補構成のCMOSアナログスイッチ回路を正電源電圧と負電源電圧で動作制御するCMOSアナログスイッチ回路と、これを備えたスイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路に関する。
近年、LSIの分野では、その実装面積を低減するため、DCカットコンデンサがない回路への対応(キャップレス対応化)が要求されている。すなわち、正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの単電源が供給されるLSIのDCカットコンデンサを削除した場合には、グランド電圧VSSに対して正電圧側と負電圧側に振幅する入力信号を処理する必要がある。この処理では、スイッチトキャパシタ構成のサンプリング回路において、一般的にはグランド電圧VSSに対して正電圧側と負電圧側に振幅する入力信号を、正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの範囲内にレベル・シフトし、そのレベル・シフトした信号に対して信号サンプリングを行う。
通常、サンプリング回路に要求されるS/N比及び歪み特性は、信号振幅が大きいほどノイズ及び高調派歪みに優位であり、また、サンプリングスイッチは、オン抵抗が小さいほど信号振幅誤差による歪み劣化を抑制できる。すなわち、サンプリングスイッチとして用いられるCMOSアナログスイッチには、入力信号の範囲が広く、かつ導通状態でのオン抵抗が小さいことが求められる。
図10は、従来の正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの電源下で動作するCMOSアナログスイッチ回路を説明するための図である。このようなCMOSアナログスイッチ回路では、入力レベルに対するオン抵抗の増加特性が反対のPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとを組み合わせ、相補構成にするものがある。なお、このような構成のCMOSアナログスイッチ回路は、例えば、非特許文献1に記載されている。
以下、図10に示したCMOSアナログスイッチ回路の動作を、この回路がNウェル(N−well)を備えたP型基板上に構成されるものとして説明する。図10に示したCMOSアナログスイッチ回路では、PMOSトランジスタ1のソースとNMOSトランジスタ2のソースが互いに接続されると共に、信号入力端子3に接続されている。また、PMOSトランジスタ1のドレインとNMOSトランジスタ2のドレインが信号出力端子4に接続される。PMOSトランジスタ1のバックゲートは正電源電圧VDDに接続され、NMOSトランジスタ2のバックゲートはグランド電圧VSSに接続されている。
図10に示したCMOSアナログスイッチ回路は、PMOSトランジスタ1のゲートに接続される制御端子1aに正電源電圧VDDを、NMOSトランジスタ2のゲートに接続される制御端子2aにグランド電圧VSSを相補印加することによって制御される。CMOSアナログスイッチ回路を導通状態とすると、制御端子1aにはグランド電圧VSSが、制御端子2aには正電源電圧VDDが印加される。CMOSアナログスイッチ回路を非導通状態にすると、制御端子1aには正電源電圧VDDが、制御端子2aにはVSSが印加される。CMOSアナログスイッチ回路の制御可能な入力信号範囲は、正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSとするのが一般的である。
図11は、正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの電源下で動作制御する、一般的なサンプリング回路とその周辺回路図を示した図である。図示したサンプリング回路は、スイッチトキャパシタ構成を有している。以下、図11に示した回路が、負電源電圧を内部で生成する場合の動作を説明する。
図11に示したサンプリング回路は、図10で説明したCMOSアナログスイッチ回路3と、NMOSトランジスタで構成されるSW1、SW2、SW3と、キャパシタ4、5と、オペアンプ6によって構成されている。
CMOSアナログスイッチ回路3の信号入力範囲は、正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSである。このため、グランド電圧VSSに対して正電圧側と負電圧側に振幅する信号が入力されるとき、その入力信号を正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの範囲で振幅する信号にレベル・シフトする必要がある。信号のレベル・シフトは、CMOSアナログスイッチ回路3の手前に設けられた信号レベル・シフト回路7によって行われる。レベル・シフト回路7は、正電源電圧VDDと負電圧生成回路8から出力される負電圧を電源電圧としたオペアンプによって構成されている。
第1制御信号にグランド電圧VSS、第2制御信号に正電源電圧VDDが印加されると、SW1とSW2は非導通状態となり、CMOSアナログスイッチ回路3とSW3とが導通状態となる。CMOSアナログスイッチ回路3とSW3とが導通状態となることにより、キャパシタ4には正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの範囲にレベル・シフトされた入力信号電圧と接地電圧の電位差分の電荷が蓄積される。電荷の蓄積により、信号サンプリングが行われる。
第1制御信号に電源電圧VDDが、第2制御信号にグランド電圧VSSが印加されるとき、SW1とSW2とは導通状態となり、CMOSアナログスイッチ回路3とSW3とが非導通状態となる。このとき、キャパシタ4に蓄積されていた電荷は、キャパシタ5に転送される。
「アナログCMOS集積回路の設計 応用編」Behzad Razavi 著、黒田忠広 監訳、平17.7.30 第6刷発行、 P504〜P507
しかしながら、図11に示したサンプリング回路では、入力可能な信号振幅レベルが電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの範囲の振幅レベルに制限される。このため、S/N比と歪み特性で基準となる信号レベルも制限されることになる。また、CMOSアナログスイッチ回路の導通状態におけるオン抵抗は、電源電圧VDD〜グランド電圧VSSに依存する。このことから、よりオン抵抗を小さくするためには、CMOSアナログスイッチ回路3を構成するPMOSトランジスタ1とNMOSトランジスタ2のサイズを大きくする必要がある。さらに、レベル・シフト回路自身7が持つS/N比と歪み特性を考慮する必要があるため、図11に示したサンプリング回路には、回路の実装面積と消費電流が増大するという問題点がある。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの電源下において、低いオン抵抗の導通状態で、グランド電圧に対して正電圧側と負電圧側に振幅する大信号入力を可能とするCMOSアナログスイッチ回路と、これを備えた信号レベル・シフト回路を不要とするスイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路と、を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明のCMOSアナログスイッチ回路は、PMOSトランジスタ(例えば図1に示したPMOSトランジスタ101)と、NMOSトランジスタ(例えば図1に示したNMOSトランジスタ102)とを含み、前記PMOSトランジスタのソースと前記NMOSトランジスタのソースとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の入力端子(例えば図1に示した入力端子106)に接続し、前記PMOSトランジスタのドレインと前記NMOSトランジスタのドレインとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の出力端子(例えば図1に示した出力端子107)に接続して構成される、相補構成のCMOSアナログスイッチ回路(例えば図1に示したCMOSアナログスイッチ回路103)であって、第1クロック信号を入力して負昇圧することにより第1負昇圧クロック信号を出力する第1クロック負昇圧回路部(例えば図4に示したクロック負昇圧回路部401)、前記第1クロック信号と位相が反転した第2クロック信号を入力して負昇圧することにより第2負昇圧クロック信号を出力する第2クロック負昇圧回路部(例えば図4に示したクロック負昇圧回路部403)を含むクロック負昇圧回路(例えば図3に示したクロック負昇圧回路301)を有し、前記第1クロック負昇圧回路部は前記第1クロック負昇圧回路部に含まれる第1トランジスタ素子(例えば図5に示したクロック負昇圧回路部401のNMOSトランジスタ507)のウェルに電圧を供給する第1ウェル・バイアス電圧発生器(例えば、図5に示したクロック負昇圧回路部401のクロック負昇圧回路部401のNMOSトランジスタ504、電圧ライン402、キャパシタ510)を含み、前記第2クロック負昇圧回路部は前記第2クロック負昇圧回路部に含まれる第1トランジスタ素子(例えば図5に示したクロック負昇圧回路部403のNMOSトランジスタ507)のウェルに電圧を供給する第2ウェル・バイアス電圧発生器(例えば、図5に示したクロック負昇圧回路部403のNMOSトランジスタ504、電圧ライン402、キャパシタ510)を含み、前記第1ウェル・バイアス電圧発生器の出力部と前記第2ウェル・バイアス電圧発生器の出力部とが接続され、前記第1負昇圧クロック信号が第1制御信号として前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第2負昇圧クロック信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第1ウェル・バイアス電圧発生器出力と第2ウェル・バイアス電圧発生器出力が負電源電圧として供給され、前記PMOSトランジスタのバックゲートに正電源電圧が供給され、前記NMOSトランジスタのバックゲートに負電源電圧が供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動する第1制御信号(例えば図1に示した負電圧制御信号S1)が前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動し、前記第1制御信号と位相が逆の第2制御信号(例えば図1に示した負電圧制御信号S2)が前記NMOSトランジスタのゲートに供給されることを特徴とする。
また、本発明は、PMOSトランジスタ(例えば図1に示したPMOSトランジスタ101)と、NMOSトランジスタ(例えば図1に示したNMOSトランジスタ102)とを含み、前記PMOSトランジスタのソースと前記NMOSトランジスタのソースとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の入力端子(例えば図1に示した入力端子106)に接続し、前記PMOSトランジスタのドレインと前記NMOSトランジスタのドレインとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の出力端子(例えば図1に示した出力端子107)に接続して構成される、相補構成のCMOSアナログスイッチ回路(例えば図1に示したCMOSアナログスイッチ回路103)であって、第1クロック信号(例えば図7に示したクロックCK1)と、当該第1クロック信号と位相が反転した第2クロック信号(例えば図7に示したクロックCK2)を入力し、負昇圧側にレベル・シフトして第1レベル・シフト・クロック信号(例えば図8に示したシフト・クロックCKS1)と第2レベル・シフト・クロック信号(例えば図8に示したシフト・クロックCKS2)とを出力するクロック・レベル・シフト回路(クロック・レベル・シフト回路701)と、前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号を入力し、負昇圧された前記第1レベル・シフト・クロック信号の電圧から電源電圧の範囲で周期的に変動する第1負昇圧クロック信号を出力する第1クロック負昇圧回路部(例えば、図7に示したクロック負昇圧回路部702)と、前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号を入力し、負昇圧された前記第2レベル・シフト・クロック信号の電圧から電源電圧の範囲で周期的に変動する第2負昇圧クロック信号を出力する第2クロック負昇圧回路部(例えば図7に示したクロック負昇圧回路部704)と、を含むクロック負昇圧回路をさらに有し、前記第1クロック負昇圧回路部及び前記第2クロック負昇圧回路部は、前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号の負昇圧された電圧を全波整流する第2トランジスタ素子(例えば、図8に示したNMOSトランジスタ804、814)を有するウェル・バイアス電圧発生器を備え、前記第1負昇圧クロック信号が第1制御信号として前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第2負昇圧クロック信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給され、前記ウェル・バイアス電圧発生器出力が負電源電圧として供給され、前記PMOSトランジスタのバックゲートに正電源電圧が供給され、前記NMOSトランジスタのバックゲートに負電源電圧が供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動する第1制御信号(例えば図1に示した負電圧制御信号S1)が前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動し、前記第1制御信号と位相が逆の第2制御信号(例えば図1に示した負電圧制御信号S2)が前記NMOSトランジスタのゲートに供給されることを特徴とする。
また、本発明は、上記した発明において、前記ウェル・バイアス電圧発生器は、前記第2トランジスタ素子(例えば、図8に示したNMOSトランジスタ804、814)と、前記第2トランジスタ素子と基準電圧源とを接続する電圧ライン(例えば図8に示した電圧ライン703)と、前記電圧ラインに接続されたキャパシタ素子(例えば図8に示したキャパシタ811)と、を含むことが望ましい。
また、本発明は、上記した発明において、前記ウェル・バイアス電圧発生器によって発生されたウェル・バイアス電圧が、前記負電源電圧として供給されることが望ましい。
また、本発明は、上記した発明において、前記負電源電圧は、CMOSアナログスイッチ回路内部に設けられた集積回路(例えば図1に示した負電圧生成回路104)によって生成されることが望ましい。
また、本発明は、上記した発明において、スイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路が、請求項1から5のいずれか1項に記載されたCMOSアナログスイッチ回路を備えることが望ましい。
以上説明した本発明によれば、CMOSアナログスイッチを正電源電圧と負電源電圧で、直接動作制御することにより、スイッチを構成するMOSトランジスタを高いゲート・ソース電圧で駆動することができるようになる。このため、低いオン抵抗の導通状態で、グランド電圧に対して正電圧側と負電圧側に振幅する大信号入力を可能とするCMOSアナログスイッチ回路を提供することができる。
また、負電圧を内部のLSI回路によって発生することにより、CMOSアナログスイッチを含む回路を小型化し、その実装面積を小さくすることができる。
また、負電圧及び制御信号をクロック負昇圧回路によって生成することにより、CMOSアナログスイッチを含む回路をいっそう小型化し、その実装面積をより小さくすることができる。
また、安定したウェル・バイアス電圧を負電圧としてCMOSアナログスイッチ回路に出力することができる。
さらに、このようなCMOSアナログスイッチをスイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路に適用することにより、CMOSアナログスイッチが低いオン抵抗の導通状態で、大信号入力が可能な負電圧サンプリング回路を提供することができる。
本発明の実施形態1のCMOSアナログスイッチ回路及び、その周辺回路を説明するための図である。 実施形態1の負電圧サンプリング回路を説明するための図である。 実施形態2の負電圧サンプリング回路を説明するための図である。 実施形態2のクロック負昇圧回路を説明するための図である。 図4に示したクロック負昇圧回路をより詳細に説明するための図である。 図5に示したクロック負昇圧回路の動作を説明するためのタイミング・チャートである。 実施形態2の負電圧サンプリング回路のクロック負昇圧回路の構成を示した図である。 図7に示したクロック負昇圧回路をより詳細に説明するための図である。 実施形態3のクロック負昇圧回路の動作を説明するためのタイミング・チャートである。 従来の正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの電源下で動作するCMOSアナログスイッチ回路を説明するための図である。 正電源電圧VDDとグランド電圧VSSの電源下で動作制御する、一般的なサンプリング回路とその周辺回路図を示した図である。
以下、本発明の実施形態1、実施形態2、実施形態3について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
(1) CMOSアナログスイッチ回路
図1は、実施形態1のCMOSアナログスイッチ回路103及び、その周辺回路を説明するための図である。CMOSアナログスイッチ回路103は、PMOSトランジスタ101、NMOSトランジスタ102を有している。PMOSトランジスタ101、NMOSトランジスタ102は、それぞれソース同士、ドレイン同士が接続され、ソースは共通の入力端子106に接続されている。また、ドレインは、共通の出力端子107に接続されている。このような構成は、相補構成とも呼ばれている。
PMOSトランジスタ101のバックゲートは正電源電圧VDDに接続され、NMOSトランジスタ102のバックゲートは負電圧生成回路104の出力に接続される。なお、負電圧生成回路104は、周辺回路内に設けられた集積回路(LSI)として構成される。
実施形態1のCMOSアナログスイッチ回路103は、PMOSトランジスタ101のゲートに入力される負電圧制御信号S1と、NMOSトランジスタ102のゲートに入力される負電圧制御信号S2とによって制御される。負電圧制御信号S1、S2は、制御信号レベル・シフト回路から出力される逆極性の制御信号である。負電圧制御信号S1、S2の極性は、正電源電圧VDDをハイ、負電圧生成回路104から出力される負電圧をローとして定められる。
また、CMOSアナログスイッチ回路103の周辺回路としては、負電圧生成回路104、レベル・シフト回路105が設けられる。負電圧生成回路104、レベル・シフト回路105の構成については、図2において詳述する。
CMOSアナログスイッチ回路103が導通状態のとき、負電圧生成回路104で生成された負電圧が負電圧制御信号S1としてPMOSトランジスタ101のゲートに印加される。負電圧制御信号S2は電源電圧VDDとなり、NMOSトランジスタ102のゲートに印加される。
CMOSアナログスイッチ回路103が非導通状態のとき、負電圧制御信号S1は正電源電圧VDDとなり、PMOSトランジスタ101のゲートに印加される。負電圧制御信号S2は負電圧生成回路で出力された負電圧となり、NMOSトランジスタ102のゲートに印加される。なお、本実施形態では、PMOSトランジスタ101、NMOSトランジスタ102のゲートの両方を指して、単に「CMOSアナログスイッチ回路のゲート」とも記す。
CMOSアナログスイッチ回路103は、導通状態と非道通状態のいずれの場合にあっても、CMOSアナログスイッチ回路のゲートに負電圧生成回路104から出力される負電圧〜グランド電圧VSSの範囲内とする負電圧信号が入力された場合、NMOSトランジスタ102のバックゲートとソース間に形成される寄生ダイオードがオンすることはない。これは、NMOSトランジスタ102のバックゲート電圧が負電圧生成回路から出力される負電圧であるためである。
寄生ダイオードがオンしなければ、NMOSトランジスタ102のソースからバックゲートに流れる電流によってCMOSアナログスイッチ回路103とその周辺回路に形成されているNPN型とPNP型のバイポーラ・トランジスタのサイリスタ構成によるラッチアップが誘発されることはない。したがって、CMOSアナログスイッチ回路103は、正常に導通状態と非導通状態とに制御されることになる。
上述したように、CMOSアナログスイッチ回路103が正常な導通状態を維持し、出力端子107には入力された負電圧信号が出力できる。このことから、CMOSアナログスイッチ回路103の入力端子106には、正電源電圧VDD〜負電圧生成回路104によって出力される負電圧の範囲の振幅を持った信号を入力させることが可能になる。正電源電圧VDD〜負電圧生成回路104によって出力される負電圧の範囲は、正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの2倍であるから、実施形態1のCMOSアナログスイッチ回路は、入力信号の振幅の範囲を、従来のCMOSアナログスイッチ回路の2倍にすることができる。
また、実施形態1のCMOSアナログスイッチ回路は、導通状態において、PMOSトランジスタ101のゲート電圧が負電圧生成回路104から出力される負電圧であり、NMOSトランジスタ102のゲート電圧が正電源電圧VDDである。このことから、PMOSトランジスタ101、NMOSトランジスタ102は、入力される信号に対し、それぞれ高いゲート、ソース間電圧を得ることになる。そのため、低いオン抵抗で導通状態になることから、CMOSアナログスイッチ回路103を構成するMOSトランジスタのサイズを、正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSで駆動するCMOSアナログスイッチ回路のMOSトランジスタのサイズよりも小さくすることができる。
(2) 負電圧サンプリング回路の構成
次に、上記したCMOSアナログスイッチ回路103を備えた負電圧サンプリング回路について説明する。実施形態1の負電圧サンプリング回路は、スイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路である。
図2は、実施形態1の負電圧サンプリング回路を説明するための図である。この負電圧サンプリング回路は、図1で説明したCMOSアナログスイッチ回路103及び負電圧生成回路104、レベル・シフト回路105と、NMOSトランジスタによって構成されるスイッチ204、205、206と、キャパシタ202、203と、オペアンプ207と、によって構成されている。
CMOSアナログスイッチ回路は、負電圧制御信号S1、S2によって制御される。負電圧制御信号S1は、正電源電圧をハイ、グランド電圧VSSをローとする信号で、負電圧制御信号S2は、これと逆極性の信号である。
レベル・シフト回路105は、図1に示したように、制御端子105a、105bを備えている。制御端子105a、105bにはそれぞれ制御信号S1’、S2’が入力される。制御信号S1’、S2’は、レベル・シフト回路105によって負電圧制御信号S1、S2にレベル・シフトされる。負電圧制御信号S1、負電圧制御信号S2は矩形波であるため、レベル・シフト回路105は、面積の小さい簡単なインバータ構成によって実現することができる。
(3) 負電圧サンプリング回路の動作。
負電圧制御信号S1がグランド電圧VSS、負電圧制御信号S2が正電源電圧VDDである場合、スイッチ204とスイッチ205は非導通状態となり、CMOSアナログスイッチ103とスイッチ206とが導通状態となることで、キャパシタ202には入力信号電圧と接地電圧の電位差分の電荷が蓄積されることにより信号サンプリングが行われる。負電圧制御信号S1に電源電圧VDD、負電圧制御信号S2にグランド電圧VSSが印加されるとき、スイッチ204とスイッチ205とが導通状態となり、CMOSアナログスイッチ回路103とスイッチ206とが非導通状態となる。このとき、キャパシタ202に蓄積されていた電荷は、キャパシタ203に転送される。
このような負電圧サンプリング回路は、グランド電圧VSSに対して正電圧側と負電圧側に振幅する信号を直接入力することが可能になる。このため、従来の負電圧サンプリング回路のように、入力信号を正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSの範囲にレベル・シフトする信号レベル・シフト回路(図11に示したレベル・シフト回路7)は不要となる。
なお、実施形態1の負電圧サンプリング回路では、図11に示したレベル・シフト回路7に代えて信号レベル・シフト回路105を備えている。しかし、図11に示したレベル・シフト回路7はオペアンプで構成する必要があり、図1、2に示した信号レベル・シフト回路105のように小型のインバータ構成によって実現することはできない。このため、実施形態1によれば、図11に示した従来の負電圧サンプリング回路よりも回路の面積と消費電流が小さい負電圧サンプリング回路を実現することができる。
また、実施形態1の負電圧サンプリング回路では、正電源電圧VDD〜負電圧生成回路によって出力される負電圧の範囲の信号が入力可能になる。図11に示した従来の負電圧サンプリング回路が正電源電圧VDD〜グランド電圧VSSで動作することから、実施形態1によれば、従来の負電圧サンプリング回路の2倍の信号入力範囲を持つ負電圧サンプリング回路を提供することができる。
さらに、実施形態1では、CMOSアナログスイッチ回路103を構成するPMOSトランジスタ101とNMOSトランジスタ102が、それぞれ高いゲート・ソース電圧を得ることができる。このため、実施形態1では、CMOSアナログスイッチ回路103のオン抵抗が低い導通状態で信号サンプリングが可能となる。
以上のことから、入力信号振幅を大きくとれる実施形態1の負電圧サンプリング回路は、対ノイズ、及び対高調波歪みが優位になる。また、実施形態1の負電圧サンプリング回路は、サンプリングスイッチのオン抵抗が小さいことにより、信号振幅誤差による歪み劣化を抑えることができる。
(実施形態2)
(1) 負電圧サンプリング回路の構成
図3は、実施形態2の負電圧サンプリング回路を説明するための図である。なお、実施形態2では、実施形態1で説明した構成と同様の構成には同様の符号を付し、その説明を一部略すものとする。実施形態2の負電圧サンプリング回路も、実施形態1の負電圧サンプリング回路と同様に、図1、2に示したCMOSアナログスイッチ回路103を備えたスイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路である。
実施形態2の負電圧サンプリング回路は、クロック負昇圧回路301を含んでいる。後に詳述するが、クロック負昇圧回路301は、互いに位相が反転する制御信号S3’、S4’を入力し、互いに位相が反転する2つの負昇圧クロックS3、S4を負電圧制御信号として出力するとともに、安定したウェル・バイアス電圧を負電圧としてCMOSアナログスイッチ回路103に出力する。
実施形態2の負電圧サンプリング回路は、このようなクロック負昇圧回路301と、図1に示したCMOSアナログスイッチ回路103と、スイッチ204〜206、キャパシタ202、203、オペアンプ207によって構成されている。
(2) 負電圧サンプリング回路の動作
実施形態2の負電圧サンプリング回路は、実施形態1の負電圧サンプリング回路と同様に動作する。すなわち、実施形態2の負電圧サンプリング回路は、負電圧制御信号S3がグランド電圧VSS、負電圧制御信号S4が正電源電圧VDDであるとき、スイッチ204、205が非導通状態となり、CMOSアナログスイッチ回路103とスイッチ206とが導通状態となる。このとき、キャパシタ202に入力信号の電圧と接地電圧の電位差分の電荷が蓄積されて信号サンプリングが行われる。
次に、負電圧制御信号S3が電源電圧VDD、負電圧制御信号S4がグランド電圧VSSになると、スイッチ204、205が導通状態となり、CMOSアナログスイッチ回路103とスイッチ206とが非導通状態となる。このとき、キャパシタ202に蓄積されていた電荷がキャパシタ203に転送される。
実施形態2の負電圧サンプリング回路は、図2に示した実施形態1の負電圧サンプリング回路が負電圧生成回路104及びレベル・シフト回路105を備えているのに対し、これに代えてクロック負昇圧回路301を備えている。このため、実施形態2の負電圧サンプリング回路は、実施形態1の負電圧サンプリング回路よりも回路素子数を低減でき、回路面積と消費電流をさらに低減することができる。
(3) クロック負昇圧回路
図4は、図3に示したクロック負昇圧回路301を説明するための図である。クロック負昇圧回路301は、2つのクロック負昇圧回路を備えている。2つのクロック昇圧回路は、クロック負昇圧回路301を構成することから、実施形態2ではクロック負昇圧回路部401、403と記す。クロック負昇圧回路部401、403は、電圧ライン402によって接続されていて、電圧ライン402は、クロック負昇圧回路部401、403内のウェル・バイアス電圧発生器に含まれる。つまり、電圧ライン402は、クロック負昇圧回路部401、403のウェル・バイアス電圧発生器が発生する電圧が互いに接続されていることを示している。
クロック負昇圧回路部401には、クロックCK1が入力され、クロック負昇圧回路部403にはクロックCK2が入力される。クロックCK1、CK2は、互いに位相が反転したクロック信号である。
ウェル・バイアス電圧発生器は、入力されるクロックCK1がハイのときに、電圧ライン402に負電圧を発生させて、図5に示すキャパシタを充電する。このような動作は、言い換えれば、入力クロックCK1の位相反転されたシフト信号を半波整流することになる。ただし、図4に示した実施形態2のクロック負昇圧回路では、クロック負昇圧回路部401、403中のウェル・バイアス電圧発生器それぞれクロックCK1、CK2のシフト信号を半波整流する。クロックCK1、CK2が互いに位相反転しているため、半波整流されたシフト信号は、合成すると全波整流された信号になる。
すなわち、図4に示した電圧ライン402には、基本的に、全期間に渡って電圧が生成されることになる。ただし、実際には、クロックCK1、CK2の位相差や立ち上がり/立ち下がり時間が存在する。その間の電圧を維持するためには、図4に示した電圧ライン402にキャパシタを設ければよい。
図5は、図4に示したクロック負昇圧回路をより詳細に説明するための図である。実施形態2のクロック負昇圧回路は、図4に示したように、クロック負昇圧回路部401と403とを備えている。クロック負昇圧回路部401にはクロックCK1が入力され、クロック負昇圧回路403にはクロックCK1の位相反転クロックであるクロックCK2が入力される。
クロック負昇圧回路部401からは、クロックCK1を負昇圧したクロック出力信号DCK1が出力される。クロック負昇圧回路部403からは、クロックCK2を負昇圧したクロック出力信号DCK2が出力される。クロック負昇圧回路部401、403は電圧ライン402によって接続され、電圧ライン402にはキャパシタ510が接続されている。
クロック負昇圧回路部401、403は、いずれもクロックCK1、CK2の位相反転クロックCKN1、CKN2を作るインバータ509、キャパシタ501、501、PMOSトランジスタ505、506、508、NMOSトランジスタ504、507によって構成されている。
ただし、クロック負昇圧回路部401において、NMOSトランジスタ504のゲートとPMOSトランジスタ505のゲートとが接続されるノードをノードN17、NMOSトランジスタ504のドレインとPMOSトランジスタ505のソースとが接続されるノードをノードN18と記す。一方、クロック負昇圧回路部403において、NMOSトランジスタ504のゲートとPMOSトランジスタ505のゲートとが接続されるノードをノードN27、NMOSトランジスタ504のドレインとPMOSトランジスタ505のソースとが接続されるノードをノードN28と記す。
クロック負昇圧回路部401、403において、キャパシタ510、NMOSトランジスタ504、電圧ライン402は、ウェル・バイアス電圧発生器を構成している。ウェル・バイアス電圧発生器は、クロック出力信号DCK1、DCK2を出力するNMOSトランジスタ507の、ウェル(P−well)に電圧を供給している。
図6(a)〜(i)は、図5に示したクロック負昇圧回路の動作を説明するためのタイミング・チャートである。図6(a)はクロック負昇圧回路部401に入力されるクロックCK1を示す。図6(b)はクロック負昇圧回路部401のノードN17の電圧を、図6(c)はクロック負昇圧回路部401のノードN18の電圧を示す。図6(d)はクロック負昇圧回路部401のクロック出力信号DCK1を示す。
また、図6(e)はクロック負昇圧回路部403に入力されるクロックCK2を示す。図6(f)はクロック負昇圧回路403のノードN27の電圧を、図6(g)はクロック負昇圧回路403のノードN28の電圧を示す。図6(h)はクロック負昇圧回路403のクロック出力信号DCK2を示す。図6(i)はクロック負昇圧回路部401、403を接続する電圧ライン402に発生する電圧(ウェル・バイアス電圧:VB)を示している。
以下、図6のタイミング・チャートを使って実施形態2のクロック負昇圧回路の動作を説明する。なお、この説明において、クロック負昇圧回路にクロックCK1あるいはクロックCK2が入力される以前(クロック入力前の初期状態)では、キャパシタ501、502の充電電圧は0Vとする。
クロックCK1の入力開始直後の区間(1)では、クロックCK1はVSS、インバータ509によって反転されたクロックCK1である位相反転クロックCKN1はVDDとなる。また、ノードN17の電圧はVSS、ノードN18の電圧はVDDとなる。このとき、PMOSトランジスタ505ソースがVDD、ゲートがVSSとなるため、PMOSトランジスタ505がオンし、キャパシタ501が充電される。
キャパシタ501の充電により、ノードN18の電圧がVDDから徐々に下降する。この下降分を−V18とする。このとき、PMOSトランジスタ506はゲートが逆バイアスされており、オフされている。
次に、区間(2)では、クロックCK1はVDD、位相反転クロックCKN1はVSSとなる。このとき、ノードN18の電圧は、位相反転クロックCKN1の電圧変化VSSとPMOSトランジスタ505の充電電圧−V18と合わせたVSS+(−V18)となる。そして、ノードN18がゲートにつながるPMOSトランジスタ506がオンし、キャパシタ502が充電される。キャパシタ502の充電により、ノードN17の電位はVDDから徐々に下降する。この下降分を−V17とする。なお、このときPMOSトランジスタ505はオフしている。
次に、区間(3)では、クロック負昇圧回路部401のノードN17の電圧が、キャパシタ502の充電電圧−V17と合わせてVSS+(−V17)となる。このとき、PMOSトランジスタ505がオンし、キャパシタ501が充電される。
以上の動作は、クロックCK1、CK2が位相反転するごとに繰り返され、キャパシタ501、502に充電される電圧が上昇する。充電電圧は最終的に−VDDとなり、ノードN17、ノードN18には、逆の位相で、かつ、−VDD〜VSSの電圧範囲で周期的に変動(スイング)するクロックが発生する。
また、実施形態2では、クロック出力信号DCK1を−VDD〜VDDでスイングさせるため、クロック出力信号DCK1の出力端子とノードN17とを、NMOSトランジスタ507をはさんで接続している。そして、区間(1)においてPMOSトランジスタ508をオフし、クロック出力信号DCK1として−VDDの電圧を出力する(通す)ため、NMOSトランジスタ507をオンする。そして、区間(2)においてはPMOSトランジスタ508をオンし、クロック出力信号DCK1を電源電圧VDDにフォースする。
このとき、電源電圧VDDからノードN17へ流れる電流をカットするため、NMOSトランジスタ507はオフされている。ただし、NMOSトランジスタ507が−VDDの電圧を出力するためには、NMOSトランジスタ507のP-well電圧を−VDDに下げる必要がある。
このため、実施形態2では、NMOSトランジスタ504が用いられる。NMOSトランジスタ504は、区間(1)でオフ、(2)でオンし、オンしたときにノードN18の電圧が電圧ライン402にウェル・バイアス電圧VBとして供給されてキャパシタ510が充電される。以上の動作はクロックCK1がVDDになるたびに繰り返されてキャパシタ510の充電が起こる。つまり、ウェル・バイアス電圧VBは時間経過とともに−VDDまで負昇圧され、NMOSトランジスタ507から−VDDの電圧を出力させる(通す)ことができるようになる。
また、クロック負昇圧回路部403は、クロックCK1の位相反転クロックであるクロックCK2を入力し、上記したクロック負昇圧回路部401と同様に動作する。
以上説明したように、実施形態2では、クロック負昇圧回路部401、403のNMOSトランジスタ507のP−well同士を電圧ライン402で接続し、電圧ライン402にクロック負昇圧回路部401、403に共通のキャパシタ510を設けている。また、ウェル・バイアス電圧VBが−VDDになった後は、クロック負昇圧回路部401のNMOSトランジスタ504とクロック負昇圧回路部403のNMOSトランジスタ504が交互にオンし、互いに相手のウェル・バイアス電圧VBの上昇を補うように動作する。
このため、実施形態2は、キャパシタの電圧維持機能への依存が少なく、NMOSトランジスタ504のウェル・バイアス電圧VBが上昇し難くなる。また、電圧ライン402そのものが低インピーダンス化され、外部ノイズ等による影響を受けなくなる。
さらに、基本的には、クロック負昇圧回路がウェル・バイアス電圧VBを負電圧として出力するときに、その負電圧を供給するNMOSトランジスタ507のソース電位からウェル・バイアス電圧VBを生成するので、ウェル・バイアス電圧VBとNMOSトランジスタ507のソース電位との間に電位差は生じないことになる。
(実施形態3)
実施形態3は、実施形態2と同様に、クロック負昇圧回路を用いる負電圧サンプリング回路の実施形態である。ただし、実施形態3は、用いられるクロック負昇圧回路の具体的な構成が実施形態2と相違する。そのため、実施形態3では、負電圧サンプリング回路に用いられるクロック負昇圧回路についてのみ説明する。
図7は、実施形態2の負電圧サンプリング回路のクロック負昇圧回路の構成を示した図である。図7に示したクロック負昇圧回路は、図6に示したクロック負昇圧回路の信号ラインを共通にして整理し、全体の素子数を低減したものである。したがって、実施形態3によれば、実施形態2の負電圧サンプリング回路と同様の機能(作用、効果)を有しながらも、素子数を低減し、回路規模を小さくすることができる。
図7に示したクロック負昇圧回路は、クロック・レベル・シフト回路701、クロック負昇圧回路部702、704によって構成されている。クロック・レベル・シフト回路701には、クロックCK1、CK2が入力される。クロック・レベル・シフト回路701は、入力されたクロックCK1、CK2をそれぞれレベル・シフトしてシフト・クロックCSS1、CKS2を出力する。クロック負昇圧回路部702は、シフト・クロックCKS1、CKS2を入力してクロック出力信号DCK1を生成し、出力する。クロック負昇圧回路部704は、シフト・クロックCKS1、CKS2を入力してクロック出力信号DCK2を生成し、出力する。
図8は、図7に示したクロック負昇圧回路をより詳細に説明するための図である。クロック・レベル・シフト回路701は、キャパシタ801、802、PMOSトランジスタ805、806を備えている。そして、このような構成を使ってクロックCK1、CK2をレベル・シフトする。クロック負昇圧回路部702は、レベル・シフト後のシフト・クロックCKS1を入力し、−VDD〜VDDでスイングするクロック出力信号DCK1を出力する。また、クロック負昇圧回路部704は、レベル・シフト後のシフト・クロックCKS2を入力し、−VDD〜VDDでスイングするクロック出力信号DCK2を出力する。
クロック負昇圧回路部702は、PMOSトランジスタ808、NMOSトランジスタ807、804によって構成されている。NMOSトランジスタ807、804はP−well上に形成されていて、このウェルには、NMOSトランジスタ804、キャパシタ811、電圧ライン703によってウェル・バイアス電圧VBが供給される。このため、NMOSトランジスタ804、キャパシタ811、電圧ライン703は、クロック負昇圧回路部702においてウェル・バイアス電圧発生器を構成する。
クロック負昇圧回路部704は、PMOSトランジスタ818、NMOSトランジスタ817、814によって構成されている。NMOSトランジスタ817はP−well上に形成されていて、このウェルには、NMOSトランジスタ814、キャパシタ811、電圧ライン703によってウェル・バイアス電圧VBが供給される。このため、NMOSトランジスタ814、キャパシタ811、電圧ライン703は、クロック負昇圧回路部704においてウェル・バイアス電圧発生器を構成する。
クロック負昇圧回路部702、704のそれぞれのウェル・バイアス電圧発生器は、ウェル・バイアス電圧VBの出力部である電圧ライン703によって接続されている。
図9(a)〜(g)は、実施形態3のクロック負昇圧回路の動作を説明するためのタイミング・チャートである。図9(a)はクロックCK1の電圧を示している。図9(b)はシフト・クロックCKS1の電圧を、(c)はシフト・クロックCKS2の電圧を示す。また、図9(d)はクロック負昇圧回路部702のクロック出力信号DCK1の電圧を示している。図9(e)はクロックCK2、(f)はクロック負昇圧回路部704のクロック出力信号DCK2を、図9(g)は電圧ライン703からNMOSトランジスタ807のP−wellに供給されるウェル・バイアス電圧VBを示している。
次に、図9を用い、図8に示した負昇圧回路の動作を説明する。なお、この説明において、クロック負昇圧回路の初期状態では、キャパシタ801、802の充電電圧は0Vであるものとする。
クロックCK1、CK2の入力開始直後の区間(1)では、クロックCK1の電圧がVSS、クロックCK2の電圧がVDDとなる。このとき、シフト・クロックCKS1はVSS、シフト・クロックCKS2はVDDとなる。PMOSトランジスタ805は、そのソースがVDD、ゲートがVSSとなるためオンされる。PMOSトランジスタ805のオンにより、キャパシタ801が充電される。キャパシタ801が充電されることにより、シフト・クロックCKS2が供給されるノード(ノードCKS2とも記す)の電圧がVDDから徐々に下降する。ここでは、この下降分を−V8とする。このとき、PMOSトランジスタ806はゲートが逆バイアスされているため、オフしている。
次の区間(2)では、クロックCK1の電圧がVDD、クロックCK2の電圧がVSSとなる。このとき、シフト・クロックCKS2の電圧はクロックCK2の電圧変化VSSとキャパシタ801の充電電圧−V8と合わせてVSS+(−V8)となり、シフト・クロックCKS2がゲートに印加されるPMOSトランジスタ806がオンしてキャパシタ802が充電される。キャパシタ802の充電により、ノードCKS1の電位がVDDから徐々に下降する。この下降分を、−V7とする。このときPMOSトランジスタ805はオフされている。
さらに、次の区間(3)では、クロック負昇圧回路部701から出力されるシフト・クロックCKS1の電圧が、キャパシタ802の充電電圧−7Vと合わせてVSS+(−V7)となる。このとき、PMOSトランジスタ805がオンし、キャパシタ801が充電される。このような動作は、クロックCK1、CK2が位相反転するごとに繰り返される。
キャパシタ801、802に充電される電圧は次第に上昇し、最終的に−VDDとなる。この結果、シフト・クロックCKS1、CKS2は逆相で−VDD〜VSSの電圧範囲でスイングするクロックになる。
また、実施形態3では、クロック負昇圧回路部702において、クロック出力信号DCK1を−VDD〜VDDでスイングさせるため、クロック出力信号DCK1とシフト・クロックが供給されるノード(ノードCKS1とも記す)とを、NMOSトランジスタ807をはさんで接続する。そして、区間(1)においてPMOSトランジスタ808をオフし、クロック出力信号DCK1に−VDDの電圧を通すためにNMOSトランジスタ807がオンされる。また、区間(2)においては、PMOSトランジスタ808をオンし、クロック出力信号DCK1をVDDにフォースする。また、このとき、電源電圧VDDからノードCKS1へ流れる電流をカットするため、NMOSトランジスタ807はオフされる。
ただし、NMOSトランジスタ807が−VDDの電圧を通すためには、NMOSトランジスタ807のP-well電圧を−VDDにまで下げる必要がある。このために、実施形態3では、NMOSトランジスタ804が用いられる。すなわち、NMOSトランジスタ804は区間(1)においてオフ、区間(2)においてオンする。NMOSトランジスタ804がオンしたときに、シフト・クロックCKS2の電圧が電圧ライン703にウェル・バイアス電圧VBとして供給される。
このような動作は、クロックCK1がVDDになるたびに繰り返されて、キャパシタ811が充電される。つまり、ウェル・バイアス電圧VBは時間経過とともに−VDDまで負昇圧され、NMOSトランジスタ807に−VDDの電圧を通すことができるようになる。
また、実施形態3では、クロック負昇圧回路部704において、クロック出力信号DCK2を−VDD〜VDDでスイングさせるため、クロック出力信号DCK2の出力端子とノードCKS2とを、NMOSトランジスタ817をはさんで接続する。区間(1)においては、PMOSトランジスタ818がオンしてクロック出力信号DCK2がVDDにフォースされる。
このとき、電源電圧VDDからノードCKS2へ流れる電流をカットするため、NMOSトランジスタ817をオフし、区間(2)においてPMOSトランジスタ818がオフされる。このとき、クロック出力信号DCK2として−VDDの電圧を通すため、NMOSトランジスタ817がオンされる。
ただし、NMOSトランジスタ817が−VDDの電圧を通すためには、NMOSトランジスタ817のP-well電圧を−VDDにまで上げる必要がある。このために、実施形態3では、NMOSトランジスタ814が用いられる。NMOSトランジスタ814は区間(1)でオン、区間(2)でオフする。NMOSトランジスタ814がオンしたとき、シフト・クロックCKS1の電圧が電圧ライン703にウェル・バイアス電圧VBとして供給される。
このような動作は、クロックCK2がVDDになるたびに繰り返されて、キャパシタ811が充電される。つまり、ウェル・バイアス電圧VBは時間経過とともに−VDDまで負昇圧される。したがって、NMOSトランジスタ807のP−well電圧が−VDDとなり、これに関連する寄生回路が構成されることなく、またラッチアップを発生させずに、NMOSトランジスタ817は−VDDの電位を通すことができるようになる。
また、実施形態3では、NMOSトランジスタ804と814のP−wellを接続し、共通のキャパシタ811を用いることが可能になる。また、ウェル・バイアス電圧VBが−VDDになった後、NMOSトランジスタ804とNMOSトランジスタ814とは交互にオンし、互いにウェル・バイアス電圧VBの電圧上昇を補うように動作する。このため、ウェル・バイアス電圧VBの上昇を無視可能な程度に抑えることができる。
さらに、実施形態3では、互いに位相反転の関係にあるレベル・シフト・クロックCKS1、CKS2を使用し、全波整流の形でウェル・バイアス電圧VBを発生させている。すなわち、位相の互いに異なる負電圧クロックを生じさせるNMOSトランジスタ804、814のソース電圧それぞれからウェル・バイアス電圧VBを生成するので、ウェル・バイアス電圧VBとNMOSトランジスタ804、814のソース電位との間に電位差は生じないことになる。
なお、本発明の実施形態2、3は、以上説明した構成に限定されるものではない。すなわち、実施形態2、3では、クロック負昇圧回路を、Pウェル(P−well)を備えたN型基板上として構成された例を挙げて説明した。しかし、同様な思想が、Nウェル(N−well)を備えたP型基板上に構成された回路にも適用可能であることはいうまでもない。
また、実施形態2、実施形態3の説明では、CMOSアナログスイッチを制御駆動する負電源電圧が、内部に設置される負電圧生成回路、またはクロック負昇圧回路から出力される負電圧であるものとした。しかし、本発明の実施形態は、負電圧を外部供の負電源電圧から供給するものとしても実現することができる。
また、実施形態1ないし実施形態3では、CMOSアナログスイッチ回路を構成するトランジスタ素子にMOSトランジスタを使用している。しかし、本発明の実施形態は、このような構成に限定されるものでなく、回路の一部分がMOSトランジスタ以外の回路要素、たとえばバイポーラ・トランジスタ等の素子を使って実現することもできる。
本発明のCMOSアナログスイッチ回路及び負電圧サンプリング回路は、どのような機器にも適用可能であり、実装面積の小規模化が要求される分野において特に効果的である。
101、505、506、508、805、806、808、818 PMOSトランジスタ
102、504、507、804、807、814、817 NMOSトランジスタ
103 CMOSアナログスイッチ回路
104 負電圧生成回路
105 レベル・シフト回路
106 入力端子
107 出力端子
202、203、501、502、510、801、802、811 キャパシタ
204〜206 スイッチ
207 オペアンプ
301 クロック負昇圧回路
401、403、702、704 クロック負昇圧回路部
402、703 電圧ライン
509 インバータ
701 クロック・レベル・シフト回路

Claims (6)

  1. PMOSトランジスタと、NMOSトランジスタとを含み、前記PMOSトランジスタのソースと前記NMOSトランジスタのソースとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の入力端子に接続し、前記PMOSトランジスタのドレインと前記NMOSトランジスタのドレインとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の出力端子に接続して構成される、相補構成のCMOSアナログスイッチ回路であって、
    第1クロック信号を入力して負昇圧することにより第1負昇圧クロック信号を出力する第1クロック負昇圧回路部、前記第1クロック信号と位相が反転した第2クロック信号を入力して負昇圧することにより第2負昇圧クロック信号を出力する第2クロック負昇圧回路部を含むクロック負昇圧回路を有し、
    前記第1クロック負昇圧回路部は前記第1クロック負昇圧回路部に含まれる第1トランジスタ素子のウェルに電圧を供給する第1ウェル・バイアス電圧発生器を含み、前記第2クロック負昇圧回路部は前記第2クロック負昇圧回路部に含まれる第1トランジスタ素子のウェルに電圧を供給する第2ウェル・バイアス電圧発生器を含み、前記第1ウェル・バイアス電圧発生器の出力部と前記第2ウェル・バイアス電圧発生器の出力部とが接続され、前記第1負昇圧クロック信号が第1制御信号として前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第2負昇圧クロック信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第1ウェル・バイアス電圧発生器出力と前記第2ウェル・バイアス電圧発生器出力が負電源電圧として供給され、
    前記PMOSトランジスタのバックゲートに正電源電圧が供給され、前記NMOSトランジスタのバックゲートに負電源電圧が供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動する第1制御信号が前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動し、前記第1制御信号と位相が逆の第2制御信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給されることを特徴とするCMOSアナログスイッチ回路。
  2. PMOSトランジスタと、NMOSトランジスタとを含み、前記PMOSトランジスタのソースと前記NMOSトランジスタのソースとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の入力端子に接続し、前記PMOSトランジスタのドレインと前記NMOSトランジスタのドレインとを、前記PMOSトランジスタ、前記NMOSトランジスタに共通の出力端子に接続して構成される、相補構成のCMOSアナログスイッチ回路であって、
    第1クロック信号と、当該第1クロック信号と位相が反転した第2クロック信号を入力し、負昇圧側にレベル・シフトして第1レベル・シフト・クロック信号と第2レベル・シフト・クロック信号とを出力するクロック・レベル・シフト回路と、
    前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号を入力し、負昇圧された前記第1レベル・シフト・クロック信号の電圧から電源電圧の範囲で周期的に変動する第1負昇圧クロック信号を出力する第1クロック負昇圧回路部と、
    前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号を入力し、負昇圧された前記第2レベル・シフト・クロック信号の電圧から電源電圧の範囲で周期的に変動する第2負昇圧クロック信号を出力する第2クロック負昇圧回路部と、を含むクロック負昇圧回路をさらに有し、
    前記第1クロック負昇圧回路部及び前記第2クロック負昇圧回路部は、前記第1レベル・シフト・クロック信号及び前記第2レベル・シフト・クロック信号の負昇圧された電圧を全波整流する第2トランジスタ素子を有するウェル・バイアス電圧発生器を備え、
    前記第1負昇圧クロック信号が第1制御信号として前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記第2負昇圧クロック信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給され、前記ウェル・バイアス電圧発生器出力が負電源電圧として供給され、
    前記PMOSトランジスタのバックゲートに正電源電圧が供給され、前記NMOSトランジスタのバックゲートに負電源電圧が供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動する第1制御信号が前記PMOSトランジスタのゲートに供給され、前記正電源電圧と前記負電源電圧との間で周期的に変動し、前記第1制御信号と位相が逆の第2制御信号が前記NMOSトランジスタのゲートに供給されることを特徴とするCMOSアナログスイッチ回路。
  3. 前記ウェル・バイアス電圧発生器は、前記第2トランジスタ素子と、前記第2トランジスタ素子と基準電圧源とを接続する電圧ラインと、前記電圧ラインに接続されたキャパシタ素子と、を含むことを特徴とする請求項に記載のCMOSアナログスイッチ回路。
  4. 前記ウェル・バイアス電圧発生器によって発生されたウェル・バイアス電圧が、前記負電源電圧として供給されることを特徴とする請求項2または3に記載のCMOSアナログスイッチ回路。
  5. 前記負電源電圧は、CMOSアナログスイッチ回路内部に設けられた集積回路によって生成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のCMOSアナログスイッチ回路。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたCMOSアナログスイッチ回路を備えたことを特徴とするスイッチトキャパシタ構成の負電圧サンプリング回路。
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