JP5359860B2 - 案内情報配信システム及び案内情報配信方法 - Google Patents
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Description
本発明は、施設を利用する利用者が所持する携帯端末の位置情報を取得し、利用者に対する案内情報を配信する技術に関するものである。
昨今では多くの病院等の施設では電子カルテシステムが導入されいるが、これらの電子カルテシステムはカルテの電子化に留まらず機能が大幅に拡充されたシステムとなっている。その内の一つに外来患者に対して案内情報を配信するシステムがある。このシステムは、患者1人1人に無線通信が可能な携帯端末を所持して貰い、その携帯端末の位置を検知して患者の病院内の位置を把握し、診察待ちの人数や診察室への呼び込み、あるいは検査室への行く等患者の成すべき誘導情報を配信したりするシステムである。このようなシステムでは、患者の位置をできるだけ細かく取得する必要があるため、小さな領域を通信エリアとする無線送受信装置(以降、アクセスポイント、またはAPと言う)を病院内に複数台を設置している。また、一定の通信量とレスポンスを確保するため複数台のAPに対して1台の制御を行うコンピュータ(以降、配信装置と言う)により管理することが行われている。大きな病院では広い領域をサービスエリアとする必要があり、それらをカバーするためにAPの台数もサービスエリアに応じて増やす必要がある。このため、複数台の配信装置でAPを制御する必要が出てくる。
図10は、電子カルテシステムの一つの機能としての案内情報配信システム10の構成を示しており、電子カルテサーバを兼ねる案内情報配信サーバ100を頂点として複数の配信装置200、さらに配信装置200の配下に複数のアクセスポイント300と言った階層構造を成している。各アクセスポイント300は、無線通信可能な小範囲の通信エリア301を受け持っており、患者の所持する携帯端末400がこの通信エリア301に入ると、その通信エリア301のアクセスポイント300と携帯端末400との間で通信が行われる。この通信により、配信装置200はアクセスポイント300を介して患者の位置情報を取得できる。配信装置200は、一定時間通信エリア301に入った携帯端末400の位置情報を蓄積する。所定の時間、位置情報の蓄積を行うと配信装置200は蓄積した位置情報を案内情報配信サーバ100に送信する。直ちに案内情報配信サーバ100にその情報を送ることをせずに纏めて送るのは、電子カルテサーバでもある案内情報配信サーバ100の負荷を軽減するためである。
案内情報配信システムの技術として、携帯端末として電子ペーパー端末を用いて案内情報を表示することが知られている(例えば、特許文献1)。
上記したように案内情報システムでは、案内情報配信サーバの負荷が一般に高いため、負荷を緩和するために配信装置は端末から取得した位置情報を一定時間蓄積した後に纏めて送っていた。携帯端末から受け取った位置情報をリアルタイムに上位の案内情報配信サーバに送信すれば、その位置情報の信頼性について問題視することはないが、位置情報を蓄積する配信装置の機能に何らかの問題が発生していた場合は、真に正しい情報と言えるかどうか疑問である。
図11は案内情報配信サーバ100と配信装置200の構成を示したものであるが、配信装置200内の位置情報受信部220や位置情報蓄積部230が正常動作していなければ、位置情報記憶部240に蓄積された位置情報は正しいとは言えない。配信装置200は、アクセスポイント300から受信した位置情報の通知に対して、正常にデータを受信したことを示すACK(ACKnowledgement)をアクセスポイント300に返すことで正常に通信が行われたことになる。しかし、例えば位置情報受信部220が正常処理を行っておらずACKを返していない状態では、位置情報記憶部240にあるデータは正常なデータとは言えない。このように、蓄積した位置情報を基に案内情報を配信した場合に、不確かな位置情報のために必要な情報の配信が行われなかった、という問題があった。このため、携帯端末から取得した位置情報が正しい情報(信頼性のある情報)であることを確認した上で施設の利用者に案内情報を配信することが課題となっていた。
本発明は、上述した課題を解決するために成されるもので、携帯端末への案内情報の配信に当たって、信頼性の高い位置情報を用いて確実に案内情報を携帯端末に配信できる案内情報配信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の案内情報配信システムは、案内情報配信サーバが複数のアクセスポイントを配下に置く複数の配信装置を介して携帯端末に案内情報を配信するものであって、配信装置及び案内情報配信サーバが以下の要件を備えることを特徴とする。
配信装置は、アクセスポイントを介して携帯端末の滞在するエリアである位置情報を取得して第1の記憶部に蓄積する位置情報取得手段と、配信装置を構成する所定の機能の状態を自己診断する自己診断手段と、第1の記憶部に蓄積された位置情報と自己診断手段における自己診断の結果とを所定の時間間隔で案内情報配信サーバに送信する位置情報送信手段とを備えるものである。
また、案内情報配信サーバは、配信装置から送信された位置情報と自己診断の結果とを受信する受信手段と、受信した自己診断の結果を基に、位置情報が正常な配信装置の下で取得されたものであるかの信頼性判定を行う信頼性判定手段と、その信頼性判定の結果に基づいて、正常な配信装置の下で取得された位置情報を第2の記憶部に記憶する位置情報記憶手段と、第2の記憶部に記憶された位置情報に基づいて携帯端末に案内情報を配信する配信手段とを備えるものである。
配信装置の状態を自己診断した自己診断結果を用いてアクセスポイントから取得した携帯端末の位置情報の信頼性判定を行い、信頼性があると判定された位置情報を用いるようにしたので確実に案内情報を携帯端末に配信できる。
本発明の案内情報配信システムを図1〜図9を用いて説明する。本実施の形態は病院における案内情報配信システム20として説明する。
(第1の実施例)
本発明の案内情報配信システム20の全体構成は図1に示す通りである。図1は従来例と示した図10に合わせて描いた図で、全体のシステム構成は従来例と基本的に同じである(従来例と同一の構成要素には同じ符号を用いている)。図1に示す構成要素の概要は以下の通りである。
(第1の実施例)
本発明の案内情報配信システム20の全体構成は図1に示す通りである。図1は従来例と示した図10に合わせて描いた図で、全体のシステム構成は従来例と基本的に同じである(従来例と同一の構成要素には同じ符号を用いている)。図1に示す構成要素の概要は以下の通りである。
・電子カードホルダ401:患者が各々持ち歩く携帯端末で、無線を介して受信したデータ(案内情報)を表示したり、現在の位置情報を無線でアクセスポイント300に送信するエンドデバイスである。
・アクセスポイント300:病院施設内に複数設置され、電子カードホルダ401と無線を用いてデータのやり取りを行う無線ポイントである。各アクセスポイント300は、狭い通信エリア301を管理する。自己が管理する通信エリア301に電子カードホルダ401が所在することで、案内情報配信システム20はそのエリア内に患者がいることが認識できる。アクセスポイント300と電子カードホルダ401との無線通信手段は、例えばZigBee等の無線通信規格によるものである。
・配信装置201:複数のアクセスポイント300を管理し、上位である案内情報配信サーバ101から通知されるデータ(案内情報)をアクセスポイント300経由で電子カードホルダ401に送信したり、アクセスポイント300経由で受信した電子カードホルダ401の現在の位置情報を案内情報配信サーバ101に通知する装置である。配信装置201は1−Nまで複数台ある。
・案内情報配信サーバ101:患者の所持する電子カードホルダ401の位置情報に基づいて案内情報を配信するサーバである。案内情報配信サーバ101は電子カルテサーバとしての機能も有している。
なお、案内情報配信サーバ101と配信装置201間、配信装置201とアクセスポイント300間は有線によるLAN(Local Area Network)で接続されているものとする。
次に、図1に示した各装置の構成を図2を用いてより詳細に説明する。まず、アクセスポイント300は、配信装置201から案内情報を受信するAP案内情報受信部310、受信した案内情報を電子カードホルダ401に送信するAP案内情報送信部320、電子カードホルダ401の現在位置を取得するAP位置情報受信部330、配信装置201に取得した位置情報を通知(送信)する位置情報通知部340および配信装置201から通知した位置情報が正しく受信されたことを示すACK情報を受信するACK受信部350から成る。
配信装置201は、案内情報配信サーバ101から案内情報を受信する案内情報受信部211、受信した案内情報をアクセスポイント300に送信する案内情報送信部210、アクセスポイント300の位置情報通知部340から通知された位置情報を受信する位置情報受信部220、アクセスポイント300から送信された情報を正常に受信したことを示すACK情報をアクセスポイント300に通知するACK通知部221、位置情報受信部220で受信した位置情報を位置情報記憶部240に蓄積する位置情報蓄積部230、位置情報受信部220とACK通知部221および位置情報蓄積部230の各モジュールが正常に機能しているかどうか自己診断を行い、診断結果を自己診断結果記憶部262に記憶するモジュール自己診断部260、自己診断対象のモジュールや自己診断を行う回数等を定義した自己診断定義部261、定期通知の通知時刻を定義した定期通知定義部251、定期通知定義部251の通知時刻に基づいて位置情報記憶部240に蓄積した位置情報と自己診断結果記憶部262に記憶した自己診断結果を用いて定期通知情報を作成する定期通知情報作成部252、および定期通知情報作成部252で作成された定期通知情報を案内情報配信サーバ101に送信する定期通知送信部250から成る。
案内情報配信サーバ101は、配信装置201からの定期通知を受信する定期通知受信部110、定期通知された自己診断結果に基づいて位置情報の信頼性を判定し、配信装置201が正常動作にあることが確認された位置情報のみを患者位置情報記憶部120に格納する位置情報信頼性判定部140、患者に対して案内情報の配信要求が他のシステム(例えば電子カルテシステム)からなされた場合に、その案内情報を患者位置情報記憶部120に格納された位置情報に基づいて該当するアクセスポイント300に配信装置201を介して送信する案内情報通知部130から成る。
次に、図1および図2を用いた構成で、患者に対してどのように案内情報を通知するか説明する。まず前提として、患者は患者IDを記憶した電子カードの診察券を電子カードホルダ401に装着し所持しているものとする。電子カードホルダ401は常時電波を発信し、患者が院内を移動してアクセスポイント300の通信エリア301に入るとアクセスポイント300と通信を行い、電子カードに記憶された患者IDがアクセスポイント300のAP位置情報受信部330によって受信される(読み取られる)。読み取った患者IDの情報は、位置情報通知部340を介して配信装置201の位置情報受信部220に送られ、位置情報蓄積部230によりアクセスポイント300のID(アクセスポイントID)と患者ID、および取得した時刻とを対応付けて位置情報として位置情報記憶部240に記憶される。即ち、配信装置201は、アクセスポイント300から取得した位置情報をそのままリアルタイムに案内情報配信サーバ101に通知するのではなく、一旦位置情報記憶部240に蓄積しておく。また、配信装置201はアクセスポイント300から通知された位置情報を受信したとき、正常に受信したことをアクセスポイント300に通知するため、一般的な通信のネゴシエーションであるACK情報をアクセスポイント300に返信する(アクセスポイント300はACK受信部350でこのACK情報を受け取る)。
位置情報記憶部240に蓄積した情報の例を図3に示す。アクセスポイント300を識別するアクセスポイントID、電子カードホルダ401から取得した患者IDおよび取得時刻を対応付けて記憶している。ここでは、電子カードホルダ401がアクセスポイント300の通信エリア301に入って来たときの情報を取得、蓄積するようにしている。従って、図3の1行目は、AP0001のIDを持つアクセスポイント300の通信エリア301にP980116の患者IDの患者が13時20分00秒に入ってきたことを示している。
このようにして位置情報記憶部240に蓄積した位置情報は、定期通知定義部251で定義された定期通知の時間間隔の値(例えば、数10秒)に従い、蓄積した位置情報をまとめて案内情報配信サーバ101に通知する。案内情報配信サーバ101は電子カルテサーバをも兼ねており、診察・投薬・検査・カルテ管理・会計等の医療における様々な業務をも担うもので負荷が大きいため、位置情報をリアルタイムに送信することを行わずに定期通知するようにしている。定期通知することで、電子カルテサーバを兼ねる案内情報配信サーバ101にかかる負荷を軽減している。また、この定期通知は、アクセスポイント300から位置情報の通知がない場合でも一定の時間間隔で通知するようにしており、案内情報配信サーバ101は定期通知を受けることで配信装置201の生存確認をしている。
前述の電子カードホルダ401からアクセスポイント300経由で位置情報を取得する処理の流れとは別に、配信装置201内で稼働しているモジュールが正常かどうかの自己診断を行っている。本実施例では、定期通知の間に複数回の自己診断を行い、その結果と自己診断を行った診断時刻とを対応させて保存している。この処理を次に説明する。
まず、配信装置201では、自己診断するモジュールのリストと、定期通知の間にどのモジュールに対して何回の自己診断を行うかを予め定義し、自己診断定義部261に記憶しておく。ここで定義された自己診断対象のモジュールリストの例を図4に示す。図4では、アクセスポイント300からのデータを受信するモジュール(位置情報受信部220)であるRecvData_from_Ap.exe、アクセスポイント300から受信したデータの蓄積処理を行うモジュール(位置情報蓄積部230)であるStoreData_from_APexe、アクセスポイント300にACKを送信するモジュール(ACK通知部221)であるSendData_to_AP.exeを定義している。図2のモジュール自己診断部260に示す点線は自己診断対象のモジュールを示している。なお、これらのモジュールはあくまでもリストの一例として説明するものであり、さらに診断すべきモジュールを増やしてもよい。正常に稼働しているかどうかの診断は、例えばOS(Operation System)が基本機能として提供しているタスク生存確認でも良いし、独自のI/F(Interface)を構築して生存確認を行っても良い。また自己診断の周期は、例えば定期通知の間隔の値が30秒のとき、10秒毎(30秒間に3回)に自己診断を行うように定義する。
こうして、自己診断を行った結果は自己診断結果記憶部262に格納され、そのデータ例を図5に示す。診断対象のモジュールが正常に実行しているのであれば診断を行った時刻を格納し、アプリケーションからの応答がないなどでエラーと認識した時には、「NULL」を格納している。図5では、13時20分25秒の診断において、アクセスポイントからのデータを受信するモジュールであるRecvData_from_Ap.exeが正常に動作していないことを示している。
次に、配信装置201における定期通知の処理について説明する。定期通知情報作成部252は、定期通知定義部251に記憶された定期通知間隔の値に基づいて、位置情報記憶部240に蓄積された位置情報と自己診断結果記憶部262に記憶された自己診断結果を用いて通知データを作成する。図6は定期通知情報作成部252で作成した定期通知のデータ(定期通知情報)の例を示すもので、図6(a)はデータフォーマットを示す。最初にアクセスポイント300から取得した位置情報数(位置情報のデータ数)、続いて自己診断結果数(自己診断結果のデータ数)、以降に自己診断結果1〜自己診断結果k、続いて位置情報1〜位置情報nである。
図6(b)は、図6(a)のデータフォーマットに基づいたデータ例を示す。ここでは、位置情報数は5個、自己診断結果数は3個、1回目の自己診断は13時20分05秒に行われ、診断結果は正常(True)であった。2回目は13時20分15秒に行われ、このときの診断結果も正常であった。しかし、13時20分25秒に行われた3回目の自己診断結果は異常(False)であった。また、位置情報1は、P980116の患者IDの患者が13時20分00秒にAP0001のアクセスポイントの通信エリア301に入ったことを示している。位置情報2〜位置情報5も同様に見ればよい。図6(b)に示すデータを、定期通知送信部250は定期通知として案内情報配信サーバ101に送信する。
案内情報配信サーバ101では、こうして通知されたデータを定期通知受信部110で受信し、位置情報信頼性判定部140で受信した位置情報に対して信頼性の判定を行い、信頼性が高いと判定された位置情報のみを患者位置情報記憶部120に格納する。次に位置情報の信頼性判定の例を図7のフローを用いて説明する。このフローにおける定期通知のデータは図6(b)のデータ例を用いることとする。
図7において、まずステップS1(以降、単にS1と言う)において、定期通知で受信したデータから位置情報数nと自己診断結果数kとを取り出す。即ち、図6(b)からn=5、k=3である。「i」は位置情報を逐次処理するためのカウンタ制御変数であり、「j」は自己診断結果を逐次処理するカウンタ制御変数であり、初期値として共に「1」と設定する。
続いて、まず図6(b)の最初の位置情報である「位置情報1」の信頼性判定を行う。S2、S3でi(=1)とj(=1)はそれぞれの個数n(=5)とk(=3)を満足しないのでS4に進み、自己診断結果が「正常」であるかどうかを調べる。図6(b)の1回目(即ちj=1)の自己診断結果は「True」、即ち「正常」であるのでS5に進む。
S5とS6において1回目の自己診断の診断時刻「ts」と位置情報の取得時刻「tp」とを求める。図6(b)からts=13時20分05秒、tp=13時20分00秒である。
S7においてtp<tsを満足するので、S8に進み「位置情報1」を患者位置情報記憶部120に記憶する。具体的には、患者IDに対応して位置を示すアクセスポイントIDおよび時刻を記憶する。
位置情報のカウンタ制御変数iをカウントアップし、S2に戻って2番目の位置情報である「位置情報2」に対して信頼性判定を同様に行う。S7においてtp<tsを満足しない場合は、S10に進んで自己診断のカウンタ制御変数jをカウントアップしてS3に戻り、以降同様に信頼性判定を行う。また、S4で自己診断結果が「正常」でない場合は、S9に進みiをカウントアップし、S2に戻る。即ち、この場合の位置情報の信頼性が低いと判断され、患者位置情報記憶部120に記憶せず破棄していることになる。
このように、位置情報を取得した時刻より後に自己診断が正常(True)になっているかどうかで判断していく。図6(b)の通知データでは、13時20分15秒に実施された自己診断結果2までは、全てのモジュールは正常に動作しているが、13時20分25秒に実施された自己診断結果はエラー(False)となっている。すなわち、13時20分15秒以前に通知された位置情報1、位置情報2、位置情報3は、信頼性の高いデータと判定し、患者位置として患者位置情報記憶部120に登録する。13時20分15秒より後に取得した位置情報4と位置情報5は、信頼性の低いデータとして破棄する。
図8は、患者位置情報記憶部120のデータ例を示したものである。上記したように、信頼性判定を経て配信装置201が「正常」と判定されたことを確認した上での位置情報である。患者IDに対応して患者の移動したアクセスポイントIDと情報を取得したときの時刻とを位置情報として記憶している。
案内情報配信サーバは、電子カルテサーバから患者に対して案内情報を通知する要求が成されたとき、患者位置情報記憶部120に記憶された位置情報を用いて案内情報を電子カードホルダ401に送信することになる。
(第2の実施例)
第1の実施例では、案内情報配信サーバ101において配信装置201から定期通知された位置情報の信頼性を調べ、信頼性の高い位置情報のみを記憶するようにした。第2の実施例は、第1の実施例に加えて暗号化した位置情報を用いる例である。
(第2の実施例)
第1の実施例では、案内情報配信サーバ101において配信装置201から定期通知された位置情報の信頼性を調べ、信頼性の高い位置情報のみを記憶するようにした。第2の実施例は、第1の実施例に加えて暗号化した位置情報を用いる例である。
第2の実施例では電子カードホルダ401において患者IDに対して暗号化処理が行われおり、配信装置がアクセスポイントを介して患者IDを取得したとき暗号化されているものとする。
図9は暗号化した患者IDを含む位置情報を扱う案内情報配信システム30の各装置の構成を示したもので、案内情報配信サーバ101、配信装置202、アクセスポイント300、電子カードホルダ402から成る。案内情報配信サーバ101およびアクセスポイント300は、暗号化の有無に関わらず第1の実施例と同じ処理を行うため同一の符号としている。
配信装置202は、第1の実施例に較べて暗号解読部222と暗号部212とを追加している。暗号解読部222は、位置情報受信部220が受信した位置情報を解読し、解読した位置情報を位置情報蓄積部230に渡すことを行う。また、暗号部212は、案内情報受信部211で受信した案内情報を暗号化し、案内情報送信部210に渡すことを行う。
電子カードホルダ402とアクセスポイント300間は無線にてデータの送受信が行われ第三者に傍受されやすいため、この間のデータの送受信に対して暗号化するようにしている。従って、配信装置202ではアクセスポイント300を介して電子カードホルダ402から受け取った(受信した)情報の暗号解読を行い、アクセスポイント300を介して電子カードホルダ402に渡す(送信する)情報に対して暗号化を行うものである。
電子カードホルダ402とアクセスポイント300間は無線にてデータの送受信が行われ第三者に傍受されやすいため、この間のデータの送受信に対して暗号化するようにしている。従って、配信装置202ではアクセスポイント300を介して電子カードホルダ402から受け取った(受信した)情報の暗号解読を行い、アクセスポイント300を介して電子カードホルダ402に渡す(送信する)情報に対して暗号化を行うものである。
なお、暗号化の方式に関しては、本発明で定めるものではなく、一般的に公知である暗号化方式を用いればよい。暗号化方法の例としては、共通鍵方式のDES(Data Encryption Standard)や、公開鍵方式のRSA暗号(Rivest, Shamir, Adleman's method)が一般的である。これらをシステムが実現すべき堅牢性に合わせて採用すればよい。
10 案内情報配信システム
20 案内情報配信システム
100 案内情報配信サーバ
101 案内情報配信サーバ
110 定期通知受信部
120 患者位置情報記憶部
130 案内情報通知部
140 位置情報信頼性判定部
200 配信装置
201 配信装置
202 配信装置
210 案内情報送信部
211 案内情報受信部
212 暗号部
220 位置情報受信部
221 ACK通知部
222 暗号解読部
230 位置情報蓄積部
240 位置情報記憶部
250 定期通知送信部
251 定期通知定義部
252 定期通知情報作成部
260 モジュール自己診断部
261 自己診断定義部
262 自己診断結果記憶部
300 アクセスポイント(AP)
301 通信エリア
310 AP案内情報受信部
320 AP案内情報送信部
330 AP位置情報受信部
340 位置情報通知部
350 ACK受信部
400 携帯端末
401 電子カードホルダ
402 電子カードホルダ
20 案内情報配信システム
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101 案内情報配信サーバ
110 定期通知受信部
120 患者位置情報記憶部
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201 配信装置
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251 定期通知定義部
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400 携帯端末
401 電子カードホルダ
402 電子カードホルダ
Claims (4)
- 案内情報配信サーバが、複数のアクセスポイントを配下に置く複数の配信装置を介して携帯端末に案内情報を配信する案内情報配信システムであって、
前記配信装置は、
前記アクセスポイントを介して前記携帯端末の滞在するエリアである位置情報を取得して第1の記憶部に蓄積する位置情報取得手段と、
前記配信装置を構成する所定の機能の状態を自己診断する自己診断手段と、
前記蓄積された位置情報と前記自己診断の結果とを所定の時間間隔で前記案内情報配信サーバに送信する位置情報送信手段とを備え、
前記案内情報配信サーバは、
前記配信装置から送信された前記位置情報と前記自己診断の結果とを受信する受信手段と、
前記自己診断の結果を基に、前記位置情報が正常な前記配信装置の下で取得されたものであるかの信頼性判定を行う信頼性判定手段と、
前記信頼性判定の結果に基づいて、正常な前記配信装置の下で取得された位置情報を第2の記憶部に記憶する位置情報記憶手段と、
前記第2の記憶部に記憶された位置情報に基づいて前記携帯端末に前記案内情報を配信する配信手段と
を備えることを特徴とする案内情報配信システム。 - 前記自己診断手段は、前記所定の時間間隔内に少なくとも1回以上自己診断を行い、
前記信頼性判定手段は、時系列に得られた前記自己診断の結果に基づいて、前記位置情報が正常な前記配信装置の下で取得されたものであるかの信頼性判定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の案内情報配信システム。 - 前記位置情報取得手段は暗号化された位置情報を取得し、該位置情報の暗号を解読して前記第1の記憶部に蓄積し、
前記配信手段は、前記案内情報配信を暗号化して前記携帯端末に配信する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の案内情報配信システム。 - 案内情報配信サーバが、複数のアクセスポイントを配下に置く複数の配信装置を介して携帯端末に案内情報を配信する案内情報配信方法であって、
前記配信装置において、前記アクセスポイントを介して前記携帯端末の滞在するエリアである位置情報を取得して第1の記憶部に蓄積すると共に、該配信装置を構成する所定の機能の状態を所定時間内に少なくとも1回以上自己診断し、該蓄積された位置情報と該自己診断の結果とを該所定時間毎に前記案内情報配信サーバに送信し、
前記案内情報配信サーバにおいて、前記配信装置から送信された前記位置情報と前記自己診断の結果とを受信し、該自己診断の結果を基に該位置情報が正常な該配信装置の下で取得されたものであるかの信頼性判定を行い、該信頼性判定の結果に基づいて正常な該配信装置の下で取得された位置情報を第2の記憶部に記憶し、該第2の記憶部に記憶された位置情報に基づいて前記携帯端末に前記案内情報を配信する
ことを特徴とする案内情報配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009296812A JP5359860B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 案内情報配信システム及び案内情報配信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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