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JP5344847B2 - 冷却装置 - Google Patents

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JP5344847B2
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Description

本件は、ループヒートパイプを備えた冷却装置に関する。
今日の社会では、工業技術の進歩に伴い多種多様な電子機器が開発されており、複雑な構成を有する電子機器も数多く存在している。特に近年では、情報化社会の進展とともに、コンピュータをはじめ情報処理を行う電子機器に関する技術が急速に発展しており、複雑な構成を有する高性能の電子機器が次々と開発されている。
電子機器では、電子機器内部に複雑な電子回路が備えられていることが一般的であり、電子機器として動作する際には、こうした電子回路が発熱することが多い。例えば、コンピュータでは、コンピュータの動作制御の中枢を担うCPUが、コンピュータの動作に伴って発熱する。電子回路が発熱すると、その熱により、その電子回路やその周囲にある他の電子部品に不具合が生じることがあるため、発生した熱を電子回路から他の場所に逃がすための熱輸送の機構が必要になることが少なくない。
熱輸送の機構としては、従来から、ループヒートパイプと呼ばれる熱輸送デバイスが知られている。ループヒートパイプは、パイプなどの容器の内部に作動流体が封入された構成を備えており、熱を吸収した作動流体がヒートパイプ内を移動することにより熱の輸送が行われる(例えば、特許文献1参照)。ここで、ループヒートパイプの構成と作動原理とについて説明する。
図1は、ループヒートパイプの構成と作動原理とを表した模式構成図である。
図1に示すループヒートパイプは、液相の作動流体100が発熱体(不図示)からの熱を吸収して気化する蒸発器101と、気相の作動流体100が熱を放出して液化する凝縮器105とを有している。このループヒートパイプでは、蒸発器101で気化した作動流体100が蒸気管104中を通って図の上向き矢印方向に移動して凝縮器105において液化し、その液化した作動流体100が液管102中を通って図の下向き矢印方向に移動して蒸発器101に戻る。このような作動流体100の移動により熱の輸送が行われる。ここで、蒸発器101の内部には、多孔質の材料で構成されたウィック1003が設けられており、蒸発器101に戻ってきた液相の作動流体100は、毛細管力によりウィック103内部に浸透しながら周囲からの熱を受けて気化し、その気化した作動流体100は、蒸気管104を介して凝縮器105に向かう。
図2は、作動流体100がウィック103中を進んで液相から気相に変化する様子を模式的に表した図である。
実際には、液相の作動流体100が浸透するウィック3’中の通過路(空洞部分)は曲がりくねって複雑なものであるが、この図では、ウィック3’中の複数の通過路は、左右方向に互いに平行に延びた円柱状の通過路として模式的に表されている。この図では、液相の作動流体100は、毛細管力によりウィック103内部を右方向に進み、周囲からの熱を受けて気化する。ここで、作動流体100が液相となっている側(液側)と、作動流体100が気相となっている側(蒸気側)との境界面は、図に示すように、蒸気側から液側に向かって凸の形状となっており、毛細管力ΔPcは、下記の式で表される。
ΔPc = (2×ρ×cosθc)/rc ・・・(1)
上記の(1)において、「ρ」は、作動流体100の表面張力であり、「θc」は、円柱状の通過路の壁面と境界面とがなす接触角(図2参照)、「rc」は、円柱状の通過路の半径である。
次に、図1に作動原理を示したループヒートパイプを用いて、コンピュータのCPUの冷却を行う従来の冷却装置について説明する。
図3は、コンピュータ1000’に設けられた従来の冷却装置200’を示す図である。
図3に示す従来の冷却装置200’は、コンピュータ1000’のCPU20から熱を吸収してコンピュータ1000’外部にその熱を放出するこことでCPU20の冷却を行う冷却装置200’であり、この冷却装置200’は、この熱の輸送のために、図1に作動原理を示したループヒートパイプを用いている。具体的には、冷却装置200’には、液相の作動流体100(図3では不図示)がCPU20からの熱を吸収して気化する蒸発器1’と、気相の作動流体100が熱を放出して液化する凝縮器5’とが備えられており、蒸発器1’で気化した作動流体100は蒸気管4’中を通って図の上方向に移動して凝縮器5’において液化する。ここで、この冷却装置200’には、凝縮器5’に向かって送風するファン6’が設けられており、このファン6’の送風を受けて凝縮器5’を通過する作動流体100が熱を放出して液化する。なお、この熱を含んで温風となった風は、コンピュータ1000’外部に放出される。凝縮器5’で液化した作動流体100は、液管2’中を通って図の下向き矢印方向に移動してリザーバタンク7’を介して蒸発器1’に戻る。ここで、蒸発器1’の内部には、多孔質の材料で構成されたウィック(図3では不図示)が設けられており、蒸発器1’に戻ってきた液相の作動流体100は、図1で説明したのと同様に、ウィックによる毛細管力によってウィック中に浸透して液相から気相に変化する。
図3の従来の冷却装置では、以上のような作動流体100による熱の運搬が繰り返され、これによりCPU20が冷却される。
米国特許4765396号公報
一般に、ループヒートパイプを用いた冷却装置では、蒸発器中のウィックによる毛細管力は、発熱体から蒸発器に供給される熱量が少ないほど小さくなり、作動流体の循環速度が低下する傾向がある。
図4は、発熱体の発熱量に応じた、液側と蒸気側との境界面の様子を表した図である。
ここで、図4のパート(a)には、発熱体の発熱量が大きい状況における、作動流体の液側と蒸気側との境界面の様子が表されている。また、図4のパート(b)には、発熱体の発熱量が小さい状況における、作動流体の液側と蒸気側との境界面の様子が表されている。
円柱状の通過路の壁面と境界面とがなす接触角θcは、発熱体から蒸発器に供給される熱量が小さい図4のパート(b)の状況では、発熱体から蒸発器に供給される熱量が大きい図4のパート(a)の状況と比べて大きくなっており、毛細管力ΔPcは小さくなっている。このように毛細管力ΔPcが小さい状況では作動流体の循環速度が低下するため、発熱量が小さいといえども発熱体周囲の温度が徐々に上昇して発熱体周囲の電子部品に不具合が生じるおそれがある。特に、作動流体の循環速度が完全にゼロになってしまった状況では、蒸発器に供給される作動流体が不足する、いわゆるドライアウトが発生し、発熱体周囲の温度上昇が深刻なものとなる。
上記事情に鑑み、ループヒートパイプを用いて発熱体の冷却を行う際に、発熱体の発熱量が小さい状況下でも作動流体の循環速度の低下を抑えることができる冷却装置を提供する。
上記目的を達成する冷却装置の基本形態は、
多孔質の材料で構成されたウィックを有し、該ウィックを通過中の液相の作動流体を、発熱体から受け取った熱によって蒸発させる蒸発器と、
気相の作動流体の熱を放出させて該作動流体を凝縮させる凝縮器と、
上記蒸発器と上記凝縮器を連結し、該蒸発器で蒸発した気相の作動流体を該蒸発器から上記凝縮器まで移動させる蒸気管と、
上記蒸発器と上記凝縮器を連結し、該凝縮器で凝縮した液相の作動流体を該凝縮器から上記蒸発器まで移動させる液管とを有し、それぞれの蒸発器が共通の発熱体に熱的に結合されてなる複数のループヒートパイプと、
上記発熱体の発熱量を検出する発熱量検出手段と、
上記発熱量検出手段により検出された発熱量に応じて、上記複数のループヒートパイプの作動と停止とを切替制御する切替制御部を備えている。
この基本形態によれば、発熱体の発熱量に応じて、複数のループヒートパイプの作動と停止が切替制御されることで、発熱体の発熱量が小さいときには、例えば、その小さい発熱量に応じたループヒートパイプだけを作動させることができる。この結果、上記の冷却装置の基本形態によれば、発熱体の発熱量が小さい状況下でも、作動流体の循環速度の低下を抑えることが可能となる。
ここで、このような冷却装置を備え、良好に動作する電子機器の基本形態は、
動作により発熱する発熱電子部品を備えた電子機器であって、
多孔質の材料で構成されたウィックを有し、該ウィックを通過中の液相の作動流体を、上記発熱電子部品から受け取った熱によって蒸発させる蒸発器と、
気相の作動流体の熱を放出させて該作動流体を凝縮させる凝縮器と、
上記蒸発器と上記凝縮器を連結し、該蒸発器で蒸発した気相の作動流体を該蒸発器から上記凝縮器まで移動させる蒸気管と、
上記蒸発器と上記凝縮器を連結し、該凝縮器で凝縮した液相の作動流体を該凝縮器から上記蒸発器まで移動させる液管とを有し、それぞれの蒸発器が共通の発熱体に熱的に結合されてなる複数のループヒートパイプと、
上記発熱電子部品の発熱量を検出する発熱量検出手段と、
上記発熱量検出手段により検出された発熱量に応じて、上記複数のループヒートパイプの作動と停止とを切替制御する切替制御部を備えている。
上記の電子機器の基本形態は、上述した冷却装置の基本形態を備えているため、発熱体の発熱量が小さい状況下でも作動流体の循環速度の低下が抑えられる。この結果、良好に動作する電子機器が実現する。
以上説明したように、冷却装置の基本形態によれば、ループヒートパイプを用いて発熱体の冷却を行う際に、発熱体の発熱量が小さい状況下でも作動流体の循環速度の低下を抑えることができる。
以下、基本形態について上述した冷却装置および電子機器に対する具体的な実施形態を説明する。ここで説明する電子機器の実施形態は、CPUを有するコンピュータであり、このコンピュータは、コンピュータの動作に伴って発熱したCPUを冷却するために、冷却装置を備えている。この冷却装置が、基本形態について上述した冷却装置の一実施形態に相当する。
図5は、電子機器の実施形態であるコンピュータ1000と、このコンピュータ1000に備えられている冷却装置200とを示す図である。
このコンピュータ1000はCPU20の制御の下で動作し、CPU20は、コンピュータの動作に伴って発熱する。CPU20は、一辺の長さが50mmの正方形の形状を有しており、CPU20の発熱量は、10W〜120Wの間である。
冷却装置200は、CPU20から熱を吸収してコンピュータ1000外部にその熱を放出するこことでCPU20の冷却を行う役割を担っており、このときの熱の輸送のために、この冷却装置200には、図1に作動原理を示したループヒートパイプが2つ備えてられている。ここで、この2つのループヒートパイプのうちの1つは、第1蒸発器1aと、第1凝縮器5aと、第1液管2aと、第1蒸気管4aとを有する図の左側のループヒートパイプであり、もう1つのループヒートパイプは、第2蒸発器1bと、第2凝縮器5bと、第2液管2bと、第2蒸気管4bとを有する図の右側のループヒートパイプである。
第1蒸発器1aおよび第2蒸発器1bには、発熱したCPU211の熱が伝導して、この熱により、第1蒸発器1aおよび第2蒸発器1b内の液相の作動流体100(図1参照・図5では不図示)が気化する。作動流体100としては、具体的には水が採用されている。また、第1蒸発器1aおよび第2蒸発器1bの外郭部分はφ15mm×50mmの円筒状の銅材料で構成されており、その円筒の内側には、多孔質のステンレス焼結材で構成されたウィック(この図では不図示)が設けられている。第1蒸発器1aおよび第2蒸発器1b内のそれぞれのウィックでは、このステンレス焼結材の表面の平均的な孔の半径と、このステンレス焼結材の表面の開口率と、水の蒸発潜熱量とに基づき、それぞれの蒸発器に供給されるCPU20の発熱量が60Wのときに、図2に示す接触角θが最も小さく毛細管力ΔPが最も大きくなるように、ウィックの表面積が調節されている。
図の左側のループヒートパイプの第1蒸発器1aには、内部が空洞の管であって、第1蒸発器1aから出て第1蒸発器1に戻るループ状の銅製の管が接続しており、この管の内部を熱輸送材となる作動流体が移動できる構成が実現されている。この管の途中の部分は、φ60mmの第1ファン6aからの送風を受ける箇所となっており、この箇所の管の内部には銅製の放熱フィンが設置されている。このように、第1ファン6aからの送風を受ける箇所の管が第1凝縮器5aであり、第1蒸発器1aで気化し上記の管の一部である第1蒸発管4aを通って第1凝縮器5aまで移動してきた作動流体100は、第1ファン6aからの送風で冷却されて液化する。なお、冷却に使用されて温風となった第1ファン6aからの風は、コンピュータ1000の外部に放出される。ここで、作動流体100が流れる方向に沿った第1凝縮器5aの長さは80mmであり、第1蒸発器1aと第1凝縮器5aとの間の距離は、約300mmである。第1凝縮器5aで液化した作動流体100は、上記の管の一部である第1液管2aを通って第1蒸発器1aに戻る。そして、第1蒸発器1aのウィックにおいて、図2で上述したのと同様にして再び気化する。ここで、第1蒸発管4aの途中には、銅製の第1熱伝導ブロック9aが設けられており、第1液管2aの途中には、第1リザーバタンク7aが設けられている。さらに、第1熱伝導ブロック9aと第1リザーバタンク7aとの間には、第1ぺルチェモジュール8aが設けられている。
図6は、図5の左側のループヒートパイプに備えられている第1ぺルチェモジュール8aを表した図である。
第1ぺルチェモジュール8aは、平面形状の電気素子モジュールであって、電流が流れると一方の面から熱を吸収して他方の面から放熱するぺルチェ素子を備えている。一般に、ぺルチェ素子では、熱を吸収する熱吸収面と、熱を放出する熱放出面とは、ぺルチェ素子に流される電流の向きに応じて決定され、電流の向きを変えることで熱吸収面と熱放出面とが入れ替わる。図6の第1ぺルチェモジュール8aでは、第1ぺルチェモジュール8aの2つの面のうちの蒸気管側を向いた面(蒸気管側面)81aが、熱伝導ブロック9aに接しており、2つの面のうちの液管側を向いた面(液管側面)82aが、リザーバタンク7aに接しており、これら蒸気管側面81aと液管側面82aとが、熱吸収面、あるいは熱放出面として機能する。蒸気管側面81aが熱放出面となり液管側面82aが熱吸収面となっている状況では、熱伝導ブロック9aを介して第1蒸気管4aが加熱されるとともに、リザーバタンク7aを介して第1液管2aが冷却される。一方、蒸気管側面81aが熱吸収面となり液管側面82aが熱放出面となっている状況では、熱伝導ブロック9aを介して第1蒸気管4aが冷却されるとともに、リザーバタンク7aを介して第1液管2aが加熱される。
図5に戻って説明を続ける。
図5の右側のループヒートパイプにも、上述した左側のループヒートパイプと同じ構成が備えられている。すなわち、右側のループヒートパイプの第2蒸発器1bにも、第1蒸発器1aから出て第1蒸発器1に戻る、上述した左側のループヒートパイプの管と同じ管が備えられており、この管が、第1蒸発器1aで気化した作動流体100が移動する第2蒸気管4b、第2ファン6bからの送風を受けて作動流体100が気相から液相に変化する第2凝縮器5b、第2蒸発器5bで液化した作動流体100が移動する第2液管2bとして機能する。図5の右側のループヒートパイプにも、第2蒸発管4bの途中に第2熱伝導ブロック9bが設けられ、第2液管2bの途中に第2リザーバタンク7bが設けられており、第2熱伝導ブロック9bと第2リザーバタンク7bとの間には、第2ぺルチェモジュール8bが設けられている。これら第2熱伝導ブロック9b、第2リザーバタンク7b、および第2ぺルチェモジュール8bは、上述した左側のループヒートパイプの、第1熱伝導ブロック9a、第1リザーバタンク7a、および第1ぺルチェモジュール8aと同じものである。
次に、図5の冷却装置200で行われる2つのループヒートパイプの制御について説明する。
この冷却装置200には、CPU20の発熱量を検知するワットメータ11と、2つのループヒートパイプの作動と停止を制御する制御回路10とが備えられている。ワットメータ11は、CPU20に供給される電圧と、動作時におけるCPU20のクロック数とを取得し、これらの情報に基づきCPU20の発熱量(単位はW(ワット))を求める電子回路である。制御回路10は、ワットメータ11の検知結果に応じて第1ぺルチェモジュール8aおよび第2ぺルチェモジュール8bに流される電流の向きを制御することで、2つのループヒートパイプの作動と停止を実現させる。具体的には、制御回路10は、ワットメータ11の検知結果が、CPU20の発熱量が60Wを超えていることを示している場合には、図5の左側のループヒートパイプと図5の右側のループヒートパイプの両方を作動させ、ワットメータ11の検知結果が、CPU20の発熱量が60W以下であることを示している場合には、図5の左側のループヒートパイプの作動を停止させて右側のループヒートパイプのみを作動させる。
ここで、図5の左側のループヒートパイプの作動を停止させる際には、制御回路10は、図6の蒸気管側面81aが熱吸収面となり液管側面82aが熱放出面となるように、第1ペルチェモジュール8aに流れる電流を制御する。この状況では、熱伝導ブロック9aを介して第1蒸気管4aが冷却されることで、第1蒸気管4a中を通過する気相の作動流体100の一部は第1凝縮器5aに到達する前に液相に変わるようになる。さらにこの状況では、リザーバタンク7aを介して第1液管2aが加熱されることで、第1液管1a中を通過する液相の作動流体100の一部は第1蒸発器5aに到達する前に気相に変わるようになる。この結果、作動流体100が一方向に流れにくくなり、やがて作動流体100の循環が停止する。
また、左側のループヒートパイプを作動させる際には、制御回路10は、図6に示す蒸気管側面81aが熱放出面となり液管側面82aが熱吸収面となるように、第1ペルチェモジュール8aに流れる電流を制御する。この状況では、熱伝導ブロック9aを介して第1蒸気管4aが加熱されることで第1蒸気管4aを気相の作動流体100が流れやすくなるとともに、リザーバタンク7aを介して第1液管2aが冷却されることで第1液管2aを液相の作動流体100が流れやすくなる。この結果、図1に示すような、作動流体100が一方向に流れる状況が実現する。
次に、CPU20の発熱量に応じて行われる上述の制御の下での、第1蒸発器5aおよび第2蒸発器5b中のウィックにおける、気相の作動流体100と液相の作動流体100との間の境界面の様子について説明する。
図7は、CPU20の発熱量に応じて行われる上述の制御の下で、作動流体100がウィック3中を進んで液相から気相に変化する様子を模式的に表した図である。
図7のパート(a)には、CPU20の発熱量が60Wを超えている、発熱量が大きい状況での、気相の作動流体100と液相の作動流体100との間の境界面の様子が示されており、図7のパート(b)には、CPU20の発熱量が60W以下となっている、発熱量が小さい状況での、気相の作動流体100と液相の作動流体100との間の境界面の様子が示されている。なお、実際には、液相の作動流体100が浸透するウィック3中の通過路(空洞部分)は曲がりくねって複雑なものであるが、図7では、ウィック3’中の複数の通過路は、左右方向に互いに平行に延びた円柱状の通過路として模式的に表されており、この図では、液相の作動流体100は、毛細管力によりウィック3内部を右方向に進み、周囲からの熱を受けて気化する。ここで、毛細管力ΔPcと、円柱状の通過路の壁面と境界面とがなす接触角θとの間には、上述した式(1)の関係が成立する。
CPU20の発熱量が60Wを超えている、発熱量が大きい状況では、第1蒸発器1aおよび第2蒸発器1bに供給される熱量が大きく、各蒸発器内のウィック3においては、図7のパート(a)に示すように、接触角θは小さく、毛細管力ΔPcは充分に大きくなっている。
一方、CPU20の発熱量が60W以下の、発熱量が小さい状況では、第1蒸発器1aを有する図5の左側のループヒートパイプは作動を停止しており、左側のループヒートパイプでは熱量の運搬は行われない。このため、CPU20から供給される熱量は、ほぼ全て図5の右側のループヒートパイプが有する第2蒸発器1bに供給されることとなる。この結果、CPU20からの小さい発熱量を、第1蒸発器1aと第2蒸発器1bとで分配したときに比べ、第2蒸発器1b内のウィック3では、図7のパート(b)に示すように、接触角θが小さく毛細管力ΔPcが大きい状態が実現されることとなる。
仮に、CPU20からの小さい発熱量を、第1蒸発器1aと第2蒸発器1bとで分配したとすると、両方の蒸発器のウィック3で、接触角θが大きく毛細管力ΔPcが小さい状態となり、ウィック3付近で作動流体100が移動しにくく作動流体100の循環速度が低下する。このような状態では、CPU20の発熱量が小さいといえどもCPU20周囲の温度が徐々に上昇してCPU20周囲の電子部品に不具合が生じるおそれがある。特に、2つのループヒートパイプの両方で作動流体の循環速度が完全にゼロになってしまった状況では、各蒸発器に供給される作動流体が不足する、いわゆるドライアウトが発生し、CPU20周囲の温度上昇が深刻なものとなる。
そこで、上述したように、図5の右側のループヒートパイプの作動を停止させて、図5の右側のループヒートパイプが有する第2蒸発器1bにCPU20からの小さい発熱量を集中させることで、図5の右側のループヒートパイプに関しては、ウィック3付近での作動流体100の移動性低下が回避され、作動流体の循環速度の低下が抑えられる。このとき、右側のループヒートパイプの作動により、CPU20からの熱は、コンピュータ1000外部に効率よく運び出され、コンピュータ1000の動作は、良好な状態に維持される。
ここで、図5の右側のループヒートパイプを集中して使用すると、図5の左側のループヒートパイプに比べ、右側のループヒートパイプの磨耗が進むことがある。このため、右側のループヒートパイプの役割と左側のループヒートパイプの役割を入れ替えて使用することで、こうした磨耗の進行を弱めることができる。図5に示すように、冷却装置200には、図5の左側のループヒートパイプと右側のループヒートパイプの両方に、ペルチェモジュールが備えられているので、上記の入れ替えは、制御回路10の制御対象となるペルチェモジュールを入れ替えることで実現する。なお、ループヒートパイプの磨耗が充分遅い場合には、上述したように図5の左側のループヒートパイプの第1ペルチェモジュール8aを制御対象とし、図5の右側のループヒートパイプから第2ペルチェモジュール8bが取り外された状態で冷却装置200が使用されてもよい。
次に、以上説明してきた実施形態とは別の実施形態について説明する。
図8は、電子機器の別の実施形態であるコンピュータ2000と、このコンピュータ2000に設けられた冷却装置300とを示す図である。
図8の冷却装置300では、図5に示す冷却装置200の構成要素と同じ構成要素については同じ符号が付されており、その構成要素についての重複説明は省略する。ここで、図8の冷却装置300が、基本形態について上述した冷却装置の別の一実施形態に相当する。
図8のコンピュータ2000と冷却装置300が、図5のコンピュータ1000と冷却装置200と異なる点は、図8のコンピュータ2000と冷却装置300では、図5の第1ペルチェモジュール8aおよび第2ペルチェモジュール8bが備えられておらず、制御回路10が、第1ペルチェモジュール8a(および第2ペルチェモジュール8b)の制御に代えて、第1ファン6a(および第2ファン6b)の制御を行う点である。この点を除けば、図5のコンピュータ1000と冷却装置200は、図8のコンピュータ2000と冷却装置300と同じであり、以下では、異なる点に焦点を絞って説明を行う。
図8の冷却装置300では、制御回路10は、ワットメータ11の検知結果が、CPU20の発熱量が60Wを超えていることを示している場合には、図8の第1ファン6aおよび第2ファン6bの両方を回転させ、ワットメータ11の検知結果が、CPU20の発熱量が60W以下であることを示している場合には、第1ファン6aの回転を停止させて第2ファン6bのみを回転させる。
第1ファン6aの回転が停止した状況では、図8の左側のルートヒートパイプの第1凝縮器5aにおいて気相の作動流体100が充分に冷却されないために第1凝縮器5aで液化しない作動流体100が存在するようになり、液相の作動流体100の不足によりやがて作動流体100の循環が停止する。この結果、図8の右側のルートヒートパイプだけが作動している状況が実現する。
また、図8の左側のループヒートパイプを作動させる際には、制御回路10は、図8の第1ファン6aを回転させて第1凝縮器5aの冷却を行う。こうすることで、第1凝縮器5aにおいて気相の作動流体100の冷却が進んで作動流体100が一方向に流れやすくなり、左側のループヒートパイプが作動する。
ここで、図8の冷却装置300では、各ファンの回転時の風量は、CPU20の発熱量に応じて変化するよう制御される。
図9は、CPU20の発熱量に応じた各ファンの風量の変化を表した図である。
この図に示すように、CPU20の発熱量が60W以下である場合には、第2ファン6bのみが回転し、その風量は、CPU20の発熱量に比例して増加する。CPU20の発熱量が60Wを超えている場合には、第2ファン6bの風量は、CPU20の発熱量が60Wのときの風量に維持され、一方、第1ファン6aの風量は、CPU20の全発熱量から60Wを引いた差分の熱量に比例して増加する。
このように、制御回路10が、CPU20の発熱量に応じて第1ファン6aおよび第2ファン6bの風量を制御することで、図8の冷却装置300では、その発熱量に応じた循環速度でCPU20の冷却が行われる。また、この制御では、CPU20の発熱量が小さいときでも、ウィック3付近での作動流体100の移動性低下が回避されて作動流体の循環速度の低下が抑えられる。この結果、コンピュータ2000の動作は、良好な状態に維持される。
次に、以上説明した図5の冷却装置200と図8の冷却装置300の冷却効果を、具体的な実験結果に基づき説明する。
この実験では、図2の従来の冷却装置200’、図5の冷却装置200、および、図8の冷却装置300を用いて、CPU50の発熱量の増加に対する蒸発器の温度上昇の割合(熱抵抗)を、CPU50の発熱量を変えながら測定した。なお、この実験では、図2の従来の冷却装置200’の蒸発器中のウィックの表面積は、図5の冷却装置200や図8の冷却装置300の2つの蒸発器中のウィックの表面積を合わせた表面積とし、従来の冷却装置200’の液管、蒸気管、凝縮器としては、図5の冷却装置200や図8の冷却装置300の液管、蒸気管、凝縮器と同じ材質で同じ大きさのものを採用した。
図10は、実験結果を表す図である。
この図に示すように、図5の冷却装置200や図8の冷却装置300では、CPU50の発熱量が増加しても、熱抵抗の値はほぼ一定の低い値に保たれているのに対し、図2の従来の冷却装置200’では、CPU50の発熱量が60W以下では、熱抵抗の値が急上昇している。この熱抵抗の急上昇は、従来の冷却装置200’では蒸発器でドライアウトが生じていることに対応している。この実験結果より、CPU50の発熱量が低いときには、図5の冷却装置200や図8の冷却装置300のように、一部のヒートループパイプの作動を停止して残りのヒートループパイプのみを作動させることで、ドライアウトが回避されることがわかる。
以上が実施形態の説明である。
以上の説明では、2つのヒートループパイプを備えた冷却装置について説明したが、基本形態で上述した冷却装置および電子機器は、3つ以上のヒートループパイプを備えた冷却装置および電子機器であってもよい。
以下、本件の種々の形態について付記する。
(付記1)
多孔質の材料で構成されたウィックを有し、該ウィックを通過中の液相の作動流体を、発熱体から受け取った熱によって蒸発させる蒸発器と、
気相の作動流体の熱を放出させて該作動流体を凝縮させる凝縮器と、
前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該蒸発器で蒸発した気相の作動流体を該蒸発器から前記凝縮器まで移動させる蒸気管と、
前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該凝縮器で凝縮した液相の作動流体を該凝縮器から前記蒸発器まで移動させる液管とを有し、それぞれの蒸発器が共通の発熱体に熱的に結合されてなる複数のループヒートパイプと、
前記発熱体の発熱量を検出する発熱量検出手段と、
前記発熱量検出手段により検出された発熱量に応じて、前記複数のループヒートパイプの作動と停止とを切替制御する切替制御部を備えたことを特徴とする冷却装置。
(付記2)
前記複数のループヒートパイプのうちの少なくとも1つのループヒートパイプが、当該ループヒートパイプの蒸気管の加熱と冷却、および/または、当該ループヒートパイプの液管の加熱と冷却を行う温度調節部を備えたものであり、
前記切替制御部は、前記温度調節部を制御して、該温度調節部を備えたループヒートパイプの蒸気管の冷却、および/または、当該ループヒートパイプの液管の加熱を行わせることで当該ループヒートパイプの作動を停止させ、当該ループヒートパイプの蒸気管の加熱、および/または、当該ループヒートパイプの液管の冷却を行わせることで当該ループヒートパイプを作動させるものであることを特徴とする付記1記載の冷却装置。
(付記3)
前記温度調節部が、ペルチェ素子を備えたことを特徴とする付記2記載の冷却装置。
(付記4)
前記ペルチェ素子は、熱を吸収する吸熱面と、熱を放出する熱放出面との2面を有し、該ペルチェ素子に流される電流の向きに応じてこれら吸熱面と熱放出面とが切り替わるものであって、該ペルチェ素子の一方の面は、前記温度調節部を備えたループヒートパイプの蒸気管に接し、該ペルチェ素子の他方の面が、前記温度調節部を備えたループヒートパイプの液管に接しているものであり、
前記切替制御部は、該ペルチェ素子に流す電流の向きを制御することにより、前記温度調節部を備えたループヒートパイプの作動と停止を切替制御するものであることを特徴とする付記3記載の冷却装置。
(付記5)
前記切替制御部は、前記発熱量検出手段により検出された発熱量が少ないほど、少ない数のループヒートパイプのみ作動させることを特徴とする付記1記載の冷却装置。
(付記6)
前記複数のループヒートパイプのうちの少なくとも1つのループヒートパイプが、当該ループヒートパイプの凝縮器に向かって送風する送風器を備えたものであり、
前記切替制御部は、前記送風器の風量を制御することにより、該送風器を備えたループヒートパイプの作動と停止を切替制御するものであることを特徴とする付記1記載の冷却装置。
(付記7)
前記切替制御部は、前記発熱量検出手段により検出された発熱量が少ないほど、少ない数のループヒートパイプのみ作動させることを特徴とする付記6記載の冷却装置。
(付記8)
動作により発熱する発熱電子部品を備えた電子機器であって、
多孔質の材料で構成されたウィックを有し、該ウィックを通過中の液相の作動流体を、前記発熱電子部品から受け取った熱によって蒸発させる蒸発器と、
気相の作動流体の熱を放出させて該作動流体を凝縮させる凝縮器と、
前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該蒸発器で蒸発した気相の作動流体を該蒸発器から前記凝縮器まで移動させる蒸気管と、
前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該凝縮器で凝縮した液相の作動流体を該凝縮器から前記蒸発器まで移動させる液管とを有し、それぞれの蒸発器が共通の発熱体に熱的に結合されてなる複数のループヒートパイプと、
前記発熱電子部品の発熱量を検出する発熱量検出手段と、
前記発熱量検出手段により検出された発熱量に応じて、前記複数のループヒートパイプの作動と停止とを切替制御する切替制御部を備えたことを特徴とする電子機器。
ループヒートパイプの構成と作動原理とを表した模式構成図である。 作動流体がウィック中を進んで液相から気相に変化する様子を模式的に表した図である。 コンピュータに設けられた従来の冷却装置を示す図である。 発熱体の発熱量に応じた、液側と蒸気側との境界面の様子を表した図である。 電子機器の実施形態であるコンピュータと、このコンピュータに備えられている冷却装置とを示す図である。 図5の左側のループヒートパイプに備えられている第1ぺルチェモジュールを表した図である。 CPUの発熱量に応じて行われる上述の制御の下で、作動流体がウィック中を進んで液相から気相に変化する様子を模式的に表した図である。 電子機器の別の実施形態であるコンピュータと、このコンピュータに設けられた冷却装置とを示す図である。 CPUの発熱量に応じた各ファンの風量の変化を表した図である。 実験結果を表す図である。
符号の説明
101,1’ 蒸発器
1a 第1蒸発器
1b 第2蒸発器
102,2’ 液管
2a 第1液管
2b 第2液管
103,3’,3 ウィック
104,4’ 蒸気管
4a 第1蒸気管
4b 第2蒸気管
105,5’ 凝縮器
5a 第1凝縮器
5b 第2凝縮器
6’ ファン
6a 第1ファン
6b 第2ファン
7’ リザーバタンク
7a 第1リザーバタンク
7b 第2リザーバタンク
8a 第1ペルチェモジュール
81a 蒸気管側面
82a 液管側面
8b 第2ペルチェモジュール
9a 第1熱伝導ブロック
9b 第2熱伝導ブロック
10 制御回路
11 ワットメータ
20 CPU
200’,200,300 冷却装置
1000’,1000,2000 コンピュータ

Claims (1)

  1. 多孔質の材料で構成されたウィックを有し、該ウィックを通過中の液相の作動流体を、発熱体から受け取った熱によって蒸発させる蒸発器と、
    気相の作動流体の熱を放出させて該作動流体を凝縮させる凝縮器と、
    前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該蒸発器で蒸発した気相の作動流体を該蒸発器から前記凝縮器まで移動させる蒸気管と、
    前記蒸発器と前記凝縮器を連結し、該凝縮器で凝縮した液相の作動流体を該凝縮器から前記蒸発器まで移動させる液管とを有し、それぞれの蒸発器が共通の発熱体に熱的に結合されてなる複数のループヒートパイプと、
    前記発熱体の発熱量を検出する発熱量検出手段と、
    前記複数のループヒートパイプのうちの少なくとも1つのループヒートパイプの凝縮器に向かって送風する送風器と、
    前記発熱量検出手段により検出された発熱量に応じて前記送風器の風量を制御することにより、該送風器により送風される凝縮器を備えたループヒートパイプの動作と停止とを切替制御する切替制御部を備えたことを特徴とする冷却装置。
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