JP5343885B2 - 防水機能付き端子金具及び防水コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、インシュレーションバレルの圧着位置におけるゴム栓の抜けに抗した保持力を高めるところにある。
<参考例>
本発明の参考例を図1ないし図10によって説明する。
本実施形態では、被覆電線10の端末に雌側の端子金具20(以下、雌端子20)が接続され、同雌端子20が雌側のコネクタハウジング50(以下、雌ハウジング50)のキャビティ51内に挿入され、それとともにゴム栓30でキャビティ51の後端部を塞いでシールするようにした防水コネクタが例示されている。
被覆電線10は、図6に示すように、銅合金製等の金属素線を複数本を撚り合せた撚り線によって芯線11が形成され、この芯線11の回りが合成樹脂製の絶縁被覆12で覆われた構造となっている。
接続部21の内部には、底板22の前縁から折り返されるようにして弾性接触片23が設けられており、同接続部21に対して上記した相手の雄端子のタブが前方から挿入され、弾性接触片23と弾性的に接触することにより、雄端子と雌端子20とが電気的に接続されるようになっている。接続部21の底面には、ランス孔(図示せず)が形成されている。
一方、被覆電線10の残された絶縁被覆12の端末には、後記するゴム栓30が嵌装され、上記したインシュレーションバレル26は、絶縁被覆12の端末並びにゴム栓30の取付筒部40に亘ってかしめ圧着されるものである。インシュレーションバレル26は、両バレル片26Aがそれぞれの突出端を突き合わせるようにして、底板26Bも含めて取付筒部40の外周面のほぼ全周に巻き付くようにしてかしめられるようになっている。
ゴム栓30は、後側の略2/3の長さ領域が、大径(厚肉)の本体部32となっているとともに、前側の残りの長さ領域が、上記したように雌端子20のインシュレーションバレル26がかしめられる取付筒部40となっている。取付筒部40の先端縁には、抜け止め用のフランジ41が形成されている。
ゴム栓30の中心孔31は、取付筒部40内では被覆電線10の絶縁被覆12がほぼ緊密に挿通される径を有し、本体部32の後半部分内ではさらに小径であり、またその間の位置には、図示2条の内リップ35が前後に間隔を開けて形成されている。
また、キャビティ51の後部側には、全長の半分弱の領域に亘り断面円形をなすシール部55が形成されている。このシール部55は詳細には、上記したゴム栓30の外リップ34の外径よりも所定寸法小さい内径を持った等径部56により構成されている。また、シール部55の後端には、開口縁に向けて先開きのテーパ状をなす誘い込み用のガイド部57が、等径部56と連設された形態で形成されている。
被覆電線10の端末に、雌端子20並びにゴム栓30が圧着される。それには、被覆電線10の端末に対してゴム栓30が先通しされ、ゴム栓30が一旦後方に退避された状態で被覆電線10の絶縁被覆12の端末が皮剥きされ、芯線11の端末が所定長さに亘って露出状態とされる。そののちゴム栓30が前方に移動されて、取付筒部40が残された絶縁被覆12の端末の外周に嵌められた状態とされる。
また、ゴム栓30の取付筒部40の外周部における円周方向に間隔を開けた5箇所を突起60で係止することになるから、取付筒部40の全周に亘ってバランス良く保持力を得ることができる。
本発明の一実施形態を図11ないし図13によって説明する。
この実施形態では、ゴム栓30A側の形状に変更が加えられており、図11及び図12に示すように、ゴム栓30Aにおける取付筒部40Aの外周面に、インシュレーションバレル26の内面に設けられた突起60がほぼ緊密に嵌る係止溝65が全周に亘って凹み形成されている。係止溝65の断面形状は詳細には、突起60の側面形状に倣い、前縁側が最深部となった断面略三角形状をなし、前側の切り立った溝面が被係止面66となっている。
その他の構造については、上記参考例と同様であって、同一機能を有する部材、部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
ここで、ゴム栓30Aの取付筒部40Aに対して、インシュレーションバレル26から後方に抜け出ようとする力が生じた場合、インシュレーションバレル26の突起60の係止面61に対して係止溝65の被係止面66が係止されて引っ掛かりとなり、そのため、取付筒部40Aすなわちゴム栓30Aが雌端子20から後方に外れることに抗した保持力が高められる。
特に突起60は係止溝65に嵌められているだけであるから、取付筒部40が比較的薄肉の場合でも、係止力が作用したときに突起60が取付筒部40Aの外周部を切り裂くことが回避される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)インシュレーションバレルの形態としては、1片のバレル片のみが設けられていてもよく、また、複数のバレル片が雌端子の軸線方向にずれて配されていてもよい。
(2)インシュレーションバレルに設ける突起の数は任意であり、また、底板側とバレル片側に振り分ける数も任意である。
(3)突起の形状についても、前端側に切り立った係止面が形成されれば、適宜に変更し得る。
(4)本発明は、雄端子に電線の端末ともどもゴム栓を圧着する場合にも、同様に適用可能である。
11…芯線
12…絶縁被覆
20…雌端子(端子金具)
21…接続部
25…ワイヤバレル
26…インシュレーションバレル
26A…バレル片
26B…底板
30,30A…ゴム栓
40,40A…取付筒部(取付部)
50…雌ハウジング(コネクタハウジング)
51…キャビティ
55…シール部
60…突起
61…係止面
65…係止溝
66…被係止面
Claims (2)
- 相手端子と接続される接続部の後方にはワイヤバレルとインシュレーションバレルとが設けられ、電線における芯線の端末が前記ワイヤバレルに圧着されるとともに、電線における絶縁被覆の端末にゴム栓が嵌装されて同ゴム栓に設けられた取付部並びに絶縁被覆の端末に対して前記インシュレーションバレルが巻き付くように圧着された端子金具であって、当該端子金具がコネクタハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されることに伴い前記ゴム栓が前記キャビティの後端部に嵌着されてシールするようにしたものにおいて、
前記インシュレーションバレルにおける前記ゴム栓の前記取付部と対向した内面には、前端側が切り立った係止面となる突起が切り起こしにより形成され、
かつ、前記インシュレーションバレルは、底板の側縁からバレル片が立ち上がり形成された形状であって、前記底板並びに前記バレル片が前記ゴム栓の前記取付部に対してほぼ全周に亘って巻き付くようにかしめ圧着されるようになっており、前記底板から前記バレル片に亘って複数の前記突起が周方向に間隔を開けて形成されており、
さらに、前記ゴム栓の前記取付部の外周面には、前記突起がほぼ緊密に嵌る係止溝が周方向に沿って形成されていることを特徴とする防水機能付き端子金具。 - 相手端子と接続される接続部の後方にはワイヤバレルとインシュレーションバレルとが設けられた端子金具が具備され、電線における芯線の端末が前記ワイヤバレルに圧着されるとともに、電線における絶縁被覆の端末にゴム栓が嵌装されて同ゴム栓に設けられた取付部並びに絶縁被覆の端末に対して前記インシュレーションバレルが巻き付くように圧着されており、前記端子金具がコネクタハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されることに伴い前記ゴム栓が前記キャビティの後端部に嵌着されてシールするようにした防水コネクタにおいて、
前記端子金具の前記インシュレーションバレルにおける前記ゴム栓の前記取付部と対向した内面には、前端側が切り立った係止面となる突起が切り起こしにより形成され、
かつ、前記端子金具の前記インシュレーションバレルは、底板の側縁からバレル片が立ち上がり形成された形状であって、前記底板並びに前記バレル片が前記ゴム栓の前記取付部に対してほぼ全周に亘って巻き付くようにかしめ圧着されるようになっており、前記底板から前記バレル片に亘って複数の前記突起が周方向に間隔を開けて形成されており、
さらに、前記ゴム栓の前記取付部の外周面には、前記突起がほぼ緊密に嵌る係止溝が周方向に沿って形成されていることを特徴とする防水コネクタ。
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