JP5339723B2 - 経口投与用組成物のマーキング方法 - Google Patents
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Description
[1] 経口投与用組成物へのマーキング方法であって、変色誘起酸化物を経口投与用組成物に分散させる工程と、前記変色誘起酸化物の粒子を凝集させて変色させるように、波長が200nm〜1100nmであり、平均出力が0.1W〜50Wであるレーザー光を、前記経口投与用組成物の表面に走査させる工程と、を含むマーキング方法、
[2] 前記走査工程が、20mm/sec〜20000mm/secで実行される、前項[1]に記載のマーキング方法、
[3] 前記走査工程が、単位面積当たりのエネルギーが、390〜21000mJ/cm2で実行される、前項[1]又は[2]に記載のマーキング方法、
[4] 前記レーザー光が、固体レーザーの波長、前記固体レーザーからの第二高調波の波長、第三高調波の波長及び第四高調波の波長から選択される光である、前項[1]ないし[3]に記載のマーキング方法、
[5] 前記変色誘起酸化物が、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種である、前項[1]ないし[4]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
[6] 前記経口投与用組成物が、10〜500Nの硬度を有する、前項[1]ないし[5]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
[7] 前記経口投与用組成物が、成型物である、前項[1]ないし[6]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
[8] 前記経口投与用組成物が、被覆層を有する、前項[1]ないし[6]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
[9] 前記被覆層を有する組成物が、フィルムコート錠である、前項[8]に記載のマーキング方法、
[10] 前記酸化チタンの配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.01質量部〜20質量部である、前項[7]ないし[9]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
[11] 前記黄色三二酸化鉄又は前記三二酸化鉄の配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.001質量部〜5質量部である、前項[7]ないし[9]のうち何れか一項に記載のマーキング方法、
を提供する。
[12] マークを施された経口投与用組成物の製造方法であって、変色誘起酸化物を経口投与用組成物に分散させる工程と、前記経口投与用組成物の表面に、前記変色誘起酸化物の粒子を凝集させて変色させるように、波長が200nm〜1100nmであり、平均出力が0.1W〜50Wであるレーザー光を、前記経口投与用組成物の表面に走査させる工程と、を含む製造方法、
[13] 前記走査工程は、20mm/sec〜20000mm/secで実行される、前項[12]に記載の製造方法、
[14] 前記走査工程が、単位面積当たりのエネルギーが、390〜21000mJ/cm2で実行される、前項[12]又は[13]に記載の製造方法、
[15] 前記レーザー光が、固体レーザーの波長、前記固体レーザーからの第二高調波の波長、第三高調波の波長及び第四高調波の波長から選択される光である、前項[12]ないし[14]に記載の製造方法、
[16] 前記変色誘起酸化物が、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種である、前項[12]ないし[15]のうち何れか一項に記載の製造方法、
[17] 前記経口投与用組成物が、10〜500Nの硬度を有する、前項[12]ないし[16]のうち何れか一項に記載の製造方法、
[18] 前記経口投与用組成物が、成型物である、前項[12]ないし[17]のうち何れか一項に記載の製造方法、
[19] 前記経口投与用組成物が、被覆層を有する、前項[12]ないし[17]のうち何れか一項に記載の製造方法、
[20] 前記被覆層を有する組成物が、フィルムコート錠である、前項[19]に記載の製造方法、
[21] 前記酸化チタンの配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.01質量部〜20質量部である、前項[18]ないし[20]のうち何れか一項に記載の製造方法、
[22] 前記黄色三二酸化鉄又は前記三二酸化鉄の配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.001質量部〜5質量部である、前項[18]ないし[20]のうち何れか一項に記載の製造方法、
を提供する。
[23] 前項[12]ないし[22]の何れか一項に記載の製造方法により製造された、マークが施された経口投与用組成物、
[24] 前記経口投与用組成物が、錠剤又はカプセル剤である、前項[23]に記載の経口投与用組成物、
を提供する。
(1)酸化チタン及び/又は黄色三二酸化鉄を経口投与用組成物に分散させ、波長が200nm〜1100nmであるレーザー光を平均出力0.1W〜50Wで走査することにより経口投与用組成物に識別性マークを施す方法、
(2)経口投与用組成物が成型物である前項(1)に記載の識別性マークを施す方法、
(3)経口投与組成物が被覆層を有する前項(1)に記載の識別性マークを施す方法、
(4)酸化チタンの配合量が、成型物または被覆層100質量部に対して0.01質量部〜10質量部である前項(2)または前項(3)に記載の経口投与用組成物に識別性マークを施す方法、
(5)黄色三二酸化鉄の配合量が、成型物または被覆層100質量部に対して0.001質量部〜5質量部である前項(2)または前項(3)に記載の経口投与用組成物に識別性マークを施す方法、
(6)酸化チタン及び/または黄色三二酸化鉄を経口投与用組成物に分散させる工程及び、前記組成物に波長が200〜1100nmであるレーザー光を平均出力0.1W〜50Wで走査して識別性マークを施す工程を含む経口投与用組成物の製造方法、
(7)経口投与用組成物が成型物である前項(6)に記載の製造方法、
(8)経口投与組成物が被覆層を有する前項(6)に記載の製造方法、
(9)酸化チタンの配合量が、成型物または被覆層100質量部に対して0.01質量部〜10質量部である前項(7)または前項(8)に記載の経口投与用組成物の製造方法、
(10)黄色三二酸化鉄の配合量が、成型物または被覆層100質量部に対して0.001質量部〜5質量部である前項(7)または前項(8)に記載の経口投与用組成物の製造方法、
(11)前項(6)〜前項(10)のいずれか一項に記載の製造方法により識別性マークが施された経口投与用組成物、
(12)経口投与用組成物がカプセル剤または錠剤である前項(11)に記載の経口投与組成物、
を提供する。
図1は、本発明に係るマーキング方法を実施するための一の装置の概略図を示す。本発明に係るマーキング方法を実施する装置を図1に例示するが、これに限定されるものではない。例えば、CADデザインの情報を制御装置にインプットすると、その情報がレーザー発振器及びガルバノミラーにもたらされる。続いて、発振器からレーザー光が照射され、ガルバノミラー等を介してレンズで集光され、目的とする経口投与用組成物の表面に照射される。本発明に用いる経口投与用組成物では、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の変色誘起酸化物を分散させており、本発明によるレーザー照射によって、分散された酸化チタン等が一部凝集し変色する作用を見出したものである。本発明に用いる組成物中においては、他の金属酸化物では得られない効果である。本発明においては、後述する経口投与用組成物の他の成分への影響もなく、さらに前記組成物の外観品質を劣化させることもなく、識別性あるマークを施すことができるマーキング方法である。なお、本発明に係るマーキング方法では、照射状態を観察しながら、制御装置に入力した情報を直ぐに変更できるため、デザインの修正も容易である。
本発明に係るマーキング方法に用いるレーザーは、特に限定されるものではなく、レーザー媒質(レーザー発振の元)が、固体、液体、気体の各状態でレーザー発振できるものを使用することができるが、好ましくは固体レーザーである。固体レーザーとしては、YLFレーザー、YAGレーザー、YVO4レーザー等が挙げられるが、特に、基本・第2・第3・第4・第5高調波YVO4レーザー発振器が好ましい。具体的には、第2高調波発振器として、Coherent社 Prismaシリーズ(モデル名:532-12-V)、第3高調波発振器としてYVO4 Laser DS20H-355(Photonics Industries International, Inc)や、第4高調波発振器として、AVIA266-3000(COHERENT社)を利用することができる。
また、本発明に用いるレーザーは、その波長が200〜1100nmを有するものを用いることができ、好ましくは1060〜1064nm、527〜532nm、351〜355nm、263〜266nm又は210〜216nmの波長であり、より好ましくは527〜532nm、351〜355nm又は263〜266nmの波長である。
本発明において、レーザーを走査する際の平均出力は、対象とする経口投与用組成物の表面がほとんど食刻されない範囲で使用することができる。例えば、その平均出力は、0.1W〜50Wであり、好ましくは1W〜35Wであり、より好ましくは5W〜25Wである。単位時間あたりのレーザー照射エネルギーが強すぎると、アブレーションにより錠剤表面で食刻が発生し、変色部分まで剥がれてしまう。また、出力が弱いと変色が十分ではない。
レーザーを、経口投与用組成物の表面に照射する際のレーザーの走査方式としては、特に限定されるものではないが、例えば、電気信号に応じてミラーの回転角を変えることができる偏向器を用いたガルバノミラー型、共振周波数の正弦波で駆動させて用いる共振型の偏向器であるレゾナントスキャン型、複数のミラーを利用するポリゴンミラー型等が挙げられ、好ましくはガルバノミラー型である。スキャニング速度は、特に限定されるものではないが、20mm/sec〜20000mm/secであり、好ましくは60mm/sec〜8000mm/secであり、より好ましくは80mm/sec〜8000mm/secである。例えば、その下限値は、レーザー出力が0.3Wの場合20mm/sec以上である。8mm/secでは食刻が生じ、2mm/secではレーザー照射部が焼焦げる場合がある。また、レーザー出力が5Wの場合で例示すれば、下限値は80mm/sec以上であり、好ましくは100mm/sec以上である。なお、スキャニング速度が60mm/sec以下では、食刻現象が生じたり、又はレーザー照射部が焼焦げることがある。なお、スキャニング速度は、高いほどマークの識別性に影響を与えることなく生産性を上げることができる。したがって、例えば、レーザー出力5Wでは、スキャニング速度は、80mm/sec〜10000mm/secであり、好ましくは90mm/sec〜10000mm/secであり、より好ましくは100mm/sec〜10000mm/secである。また、レーザー出力が8Wの場合には、スキャニング速度は、250mm/sec〜20000mm/secであり、好ましくは500mm/sec〜15000mm/secであり、より好ましくは1000mm/sec〜10000mm/secである。
本発明において、レーザーを経口投与用組成物の表面に走査して照射する際、単位面積当たりのとしてはレーザーのエネルギーは、マーキングの可否及び経口投与用組成物の食刻の有無の観点から、390〜21000mJ/cm2であり、好ましくは400〜20000mJ/cm2であり、より好ましくは450〜18000mJ/cm2である。単位面積当たりのエネルギーが390mJ/cm2より低い場合には、マークを施すことができないのに対し、該エネルギーが21000mJ/cm2より大きい場合には、食刻が生じるため、好ましくない。本発明において、速崩壊性錠や腸溶性皮膜を有する経口投与用組成物では、前記範囲のエネルギーで照射することが好ましい。
図2は、本発明に用いる経口投与用組成物の製造方法を示すフロー図である。なお、本発明に係る製造方法は、図2にて経口投与用医薬組成物を例として説明するが、本発明に係る製造方法は、かかる経口投与用医薬組成物に限定されるものではない。例えば、裸錠の場合は、各成分を混合し、必要に応じて造粒したのち、圧縮成型して成型物とした後、レーザー照射するものである。その後、経口投与用組成物は、文字検査機、金属検査機などの検査を経て搬送用ドラムに排出されるか、あるいは包装容器に充填することができる。したがって、経口投与用組成物に、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の変色誘起酸化物が添加された後であれば、レーザー照射するタイミングは特に限定されるものではなく、食品や医薬品の製造工程において自由に組み込むことができる。例えば、包装充填前の搬送ライン上を移動中の錠剤に対して、レーザー照射することができるため、いわゆる連続生産にも利用できる。または、その搬送ラインの途中で、一定数量の錠剤が納まる平型パン内に錠剤を自動的に敷き詰めた後、静止してから照射してもよい。あるいは、レーザー発振器を有する自動マーキング装置を利用してバッチ処理することもできる。具体的には、マーキング装置の錠剤ホッパーに装填された錠剤等が、そのホッパーから順次、検査部に供給される。続いて、その検査部では、錠剤の表裏面を、外観検査機を用いて、汚れや欠け、割れの有無を確認した後、レーザー照射位置に1錠もしくは複数の錠剤を移動させてマーキングすることができる。
本発明によるマークとは、識別性のあるマークであることが好ましい。マークの記載内容によって、他の医薬品との識別性を確保するために医薬品に表示されたものであるが、特に限定されるものではなく、使用者の設計要求に応じて自由に選択され得るものである。本発明に係るマーキング方法によって付されたマークは、従来の方法に比べてマークの設計自由度が高いことが特徴である。マークのデザインは、特に限定されるものではなく、文字、数字、図形、記号などを単独であるいは組合せて使用することができる。例えば、商品名、商品の略号、販売会社の社章やロゴマーク、あるいは医薬品に使用される各種コード、例えば、日本標準商品分類番号、薬効分類番号、薬価基準収載医薬品コード、統一商品コード等を用いることができる。
本発明に用いられる変色誘起酸化物は、マーキングするために使用される金属酸化物であって、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の変色誘起酸化物を用いることができる。本発明に用いる酸化チタンは、特に限定されるものではなく、ルチル型、アナターゼ型またはそれらの混合物、あるいはシリカ等を内包する加工又は改質した酸化チタンも含まれる。例えば、日本薬局方収載の製品、例えば、商品名 酸化チタン(川津産業)を使用することができる。
本発明に用いる黄色三二酸化鉄は、天然に存在する顔料であり、医薬品添加物規格2003(以下、「薬添規」とする)にも収載され、着色剤として使用されている。例えば、黄色三二酸化鉄は日本カラコン株式会社の商品名 黄色酸化鉄カラコンや純正化学株式会社の商品名 黄色三二酸化鉄を使用できる。黄色三二酸化鉄は黄色から帯褐黄色の粉末であり、水にほとんど溶けない。
本発明に用いる三二酸化鉄は、天然に存在する顔料であり、薬添規に収載され、着色剤として使用されている。例えば、純正化学株式会社の商品名 三二酸化鉄を使用できる。三二酸化鉄は赤色から赤褐色又は暗赤紫色の粉末であり、水にほとんど溶けない。
本発明に用いられる変色誘起酸化物は、経口投与用組成物の剤形の関係なく、経口投与用組成物の表面に分散させることが好ましい。
本発明に用いる経口投与用組成物の一の態様としての成型物は、薬物、矯味剤または後記する他の添加剤とともに、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の変色誘起酸化物とを含む混合物を用いて成型されたものである。ここで、成型物とは、粉末状のものとは異なり、一定の形状を有していてものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、V型混合機(株式会社徳寿工作所、不二パウダル株式会社、株式会社ダルトン)、タンブラー混合機(株式会社ダルトン、ダイコー精機株式会社)又は高速攪拌混合機(岡田精工株式会社、株式会社奈良機械、株式会社パウレック)等で得られた薬物を含む粉末状又は顆粒状の混合物を、単発打錠機、ロータリー式打錠機、有核打錠機など打錠機で圧縮成型し、又はモールド成型機を利用して、水等の溶媒に分散させた懸濁液やスラリーをモールドに充填し、その溶媒を乾燥させることにより成型することができる。具体的には、本発明に用いる経口投与用組成物の一の態様としての成型物は、当業者には容易に理解できる、いわゆる裸錠、口腔内速崩壊性錠剤、トローチ剤、チュアブル剤、丸剤等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明に用いる経口投与用組成物の別の態様としての成型物は、当業者には容易に理解できる、ラムネ菓子、ガム、飴、口中清涼食品などの食品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの成型物は、識別性マークを施した後に、識別性を損なうものでないように、透明性のあるコート層を設けてもよい。
本発明に用いる経口投与用組成物の一の態様としての被覆層は、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の変色誘起酸化物が、少なくともマーキング部位では均一に分散している。さらに、本発明に用いる経口投与用組成物の一の態様としての被覆層は、レーザーを照射する際にレーザー光のエネルギーが届く範疇に位置していれば、特に限定されるものではないが、好ましくはレーザー照射時には経口投与用組成物中において最外層に位置する。例えば、カプセル被膜層、フィルムコート層、糖衣層等が挙げられる。また、マーキング後に、その識別性を損なわない程度に透明性を有する層でコーティングすることも可能である。本発明に用いる経口投与用組成物の一の態様としての被覆層もしくは被覆層を有する組成物の製造方法は、公知の方法を単独または組み合わせることができる。カプセル被膜層の場合は、ロータリーダイ法や滴下法等のソフトカプセル剤の製造法おいてカプセル被膜層を製造することができ、硬カプセル剤は、経口投与用組成物の製造とは別に予め製造することもできる。また、フィルムコート層や糖衣層等の場合は、被覆造粒法、フィルムコーティング法、糖衣コーティング法、圧縮コーティング法などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に用いる被覆層を有する経口投与用組成物は、好ましくは、薬物、矯味成分を含む核を、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物が分散した被覆層で被覆された組成物であり、その被覆層の表面にマークが施された経口投与用組成物である。医薬品の剤形としては、フィルムコート錠、糖衣錠、丸剤等が挙げられ、フィルムコート錠が好ましい。もちろん、チョコレートや口中清涼剤等の被覆層を有する食品でもよい。ここで、核の形態も特に限定されるものではない。例えば、薬物や矯味成分等と、必要に応じて、他の賦形剤や結合剤等とを均一に混合したのち、湿式造粒法や乾式造粒法等により造粒し顆粒状としたり、糖核やセルロース核等のノンパレルに層状に薬物を含む層を被覆して顆粒状とすることができる。さらに、これらの顆粒を圧縮成型して、錠状の核とすることができる。あるいは、丸剤のように、層を複数重ねて得られる丸剤様の核とすることもできる。
本発明に用いる被覆層を有する経口投与用組成物としては、カプセル剤も挙げられる。薬物、食用油脂、香料等を含む内容物を、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物を含むカプセル被膜層に充填し、さらに、そのカプセル被膜層に識別性マークが施されたカプセル剤である。このカプセル剤は、硬カプセル剤及び軟カプセル剤の何れにも限定されるものではない。ここで薬物等を含む内容物は、それらの単独でもよいが、必要に応じて、その他の添加物と混合することにより、粉末状、顆粒状またはそれらを成型したもの、あるいは液状またはスラリー状としたものを用いることができる。また、カプセル被膜層は、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物を含む限り、ゼラチンカプセル、寒天カプセル、HPMCカプセル,プルランカプセル、スターチカプセル等を用いることができるが、これらに限定されるものではない。カプセルを充填する場合には、通常用いられるロータリーダイ式カプセル充填機、シームレスカプセル充填機、ハードカプセル充填機(クリオカプス)等を用いることができる。
本発明において、薬物とは、治療薬、診断薬、医薬部外品、特定健康食品や保健食品などの有効成分を含む。治療薬は、合成化合物、タンパク質およびペプチドなどの生物由来薬物を含む医薬であってもよく、診断薬は、X線造影剤またはその他の診断に使用される薬物である。本発明に用いる薬物の種類は、特に限定されないが、例えば、抗腫瘍薬、抗生物質、抗炎症薬、鎮痛薬、骨粗しょう症薬、抗高脂血症薬、抗菌薬、鎮静薬、精神安定薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、消化器系疾患治療薬、アレルギー性疾患治療薬、高血圧治療薬、動脈硬化治療薬、糖尿病治療薬、ホルモン薬、脂溶性ビタミン薬、生薬などが挙げられる。また、医薬部外品などの有効成分は、作用が緩和なものであり、アミノ酸、ビタミン類、ポリフェノールなどが挙げられる。本発明の経口投与用組成物に含まれる薬物や有効成分は、1種類でも2種以上を含むことができる。
本発明に用いる他の添加剤は、薬理学的に許容される物質である。添加剤の具体例としては、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、コーティング剤、可塑剤、懸濁剤又は乳化剤、着香剤、矯味剤、糖衣剤、流動化剤、着色剤、溶剤等が挙げられる。賦形剤の具体例としては、D−マンニト-ル、乳糖、白糖、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、沈降炭酸カルシウムなどが挙げられる。結合剤の具体例としては、ポビドン、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルファー化デンプンなどが挙げられるが、特に限定されるものではない。滑沢剤の具体例としては、硬化油、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウムなどが挙げられ、崩壊剤の具体例としては、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスポビドンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。さらに、コーティング剤の具体例としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルメロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液、メタクリル酸コポリマーLなどのアクリル酸系高分子、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどの合成高分子物質、ゼラチン、アラビアゴムなどの天然系高分子物質等が挙げられる。可塑剤の具体例としては、アジピン酸ジオクチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、グリセリン、濃グリセリン、プロピレングリコールなどが挙げられ、懸濁剤または乳化剤の具体例として、レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリソルベート、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合物などが挙げられ、着香剤の具体例として、メントール、はっか油、オレンジ油などが挙げられ、矯味剤の具体例として、食用植物、果物類、種子類、茶葉類の抽出物、もしくはそれらの風味を有する香料成分が挙げられ、糖衣剤の具体例としては、白糖、乳糖、水アメ、沈降炭酸カルシウム、アラビアゴム、カルナウバロウなどが挙げられ、流動化剤の具体例として、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸カルシウム、タルク、トウモロコシデンプンなどが挙げられ、着色剤の具体例としては、食用黄色4号、食用黄色5号、食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用青色2号(インジゴカルミン)、食用黄色4号、アルミニウムレーキなどのタール系色素、三二酸化鉄(ベンガラ)、タルク、リボフラビンなどが挙げられ、溶剤の具体例としては、水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、プロピレングリコール、落花生油、ひまし油、ゴマ油、グリセリン、ポリエチレングリコールなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
乳糖80g、コーンスターチ20g、ステアリン酸マグネシウム0.5g、酸化チタン1g又は黄色三二酸化鉄0.2gを混合し、打錠機またはオートグラフ材料試験機で圧縮成型して錠剤を得た。
表1に示すレーザー装置(Photonics Industries International, Inc.)を用いて、10cm×10cmのパン上に敷き詰めた錠剤100錠にレーザーを表1に示した条件で照射した。その結果、酸化チタン又は黄色三二酸化鉄を含有する場合、視認性が優れたマークを有する錠剤を得た。一方で、その表面は、食刻されていなかった。
乳糖80g、コーンスターチ20g、ステアリン酸マグネシウム0.5g、酸化チタン0.01g又は黄色三二酸化鉄0.006gを混合し、打錠機またはオートグラフ材料試験機で圧縮成型して錠剤を得た。これらのサンプルに、表1に示すレーザー装置及び照射条件でマーキングした。その結果、変色が観測され、視認性が若干劣るマーキングが得られた。
酸化チタン及び黄色三二酸化鉄の代わりに、表2に示した添加剤(0.2g)を配合した裸錠を実施例1と同様の方法で調製した。また、実施例1と同様の条件で、レーザー光を走査した。
その結果、これらの成分を配合した裸錠では、変色しなかった。そのため、比較例1〜10にて用いた添加剤は、経口投与用組成物の変色誘起剤として効果が得られないことが確認された。
ゼラチン100質量部に対して、濃グリセリン20質量部、D−ソルビトール10質量部及び酸化チタン1質量部を含むゼラチン被膜層を有するソフトカプセル剤をロータリーダイ法で調製した。このソフトカプセル剤(白色)に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、ソフトカプセル剤の長径軸方向に、E268の文字をマーキングした。その結果、灰色で視認性に優れたマーキングを施したソフトカプセル剤を得ることができた。一方、炭酸レーザー(キーエンス社製ML−G9300シリーズ;10600nm)を用いて、同じ文字をマーキングすることを試みたが、ソフトカプセル剤の表面に発泡現象による白色の文字を描くことができたが、白地に白文字では視認性は悪かった。
糖衣コーティング装置を用いて、1錠あたり約55mgの糖衣層;沈降炭酸カルシウム2mg、タルク8mg、酸化チタン4.8mg、含水二酸化ケイ素1mg、ポビドン0.4mg、アラビアゴム末1.6mg、トウモロコシデンプン1.4mg、マクロゴール 6000 0.2mg、精製白糖36mgを素錠に施し、紡錘型の糖衣錠(直径7.15mm、厚さ3.95mm)を得た。また、この糖衣コーティングの際に、コーティングが終了するまで一定時間毎にサンプリングし、糖衣層の厚さが異なる白色糖衣錠を得た(完全に糖衣層が施されたものを含め8種類のサンプル)。これらのサンプルに、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、糖衣錠の端から端まで錠剤の中心点を通るように、中心線をマーキングした。その結果、糖衣層の厚さに関係なく、濃灰色の中心線を描くことができた。また、錠剤の中央部、錠剤の端部での色調に違いは認められなかった。
錠剤(主成分として、D−マンニトール(日局))重量100質量部に対して0.18質量部の黄色三二酸化鉄を含む円筒型の口腔内速崩壊性錠剤に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、錠剤の平表面の端から端まで錠剤の中心点を通るように、中心線をマーキングした。同様に、表3に示すレーザー装置及び照射条件でレーザー照射した。その結果、どちらのレーザーでも、濃灰色の中心線をマーキングすることができた。表1のレーザー照射よりも表3のレーザー照射の方が、濃い灰色を示した。また、どちらの照射でも錠剤表面の食刻は認められなかった。
実施例5に準じて、錠剤重量100質量部に対して0.04質量部(実施例6)、0.08質量部(実施例7)及び0.18質量部(実施例8)の黄色三二酸化鉄を含む円筒型の口腔内速崩壊性錠剤に、表4に示すレーザー装置及び照射条件で、錠剤の平表面の端から端まで錠剤の中心点を通るように、中心線をマーキングした。錠剤表面には食刻は認められず、黄色の錠剤に灰色のマークを有する口腔内崩壊性錠剤が得られた。
乳糖80g、コーンスターチ20g、ステアリン酸マグネシウム0.5g、酸化チタン0.006gを混合し、打錠機またはオートグラフ材料試験機で圧縮成型して錠剤を得た。表1に示すレーザー装置及び条件で照射した結果、視認性が認められる錠剤を得た。一方で、その表面は、食刻されていなかった。
実施例5に準じて、錠剤重量100質量部に対して0.025質量部(実施例10)及び0.18質量部(実施例11)の三ニ酸化鉄を含む円筒型の口腔内速崩壊性錠剤に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、錠剤の平表面の端から端まで錠剤の中心点を通るように、中心線をマーキングした。錠剤表面には食刻は認められず、赤色の錠剤に水色のマークを有する口腔内崩壊性錠剤が得られた。
黄色三二酸化鉄、酸化チタン又は三二酸化鉄を含まず、その他の組成成分は実施例5の口腔内速崩壊性錠剤と同一にした口腔内速崩壊性錠剤に、実施例5と同様の方法でレーザー照射した。その結果、マーキングを施すことはできなかったし、食刻も起こらなかった。
自動フィルムコーティング装置を用いて、コーティング層(主成分として、ヒドロキシプロピルメチルセルローステレフタレート(日局))100質量部あたり、酸化チタン3.4質量部及び黄色三二酸化鉄0.4質量部を含むコーティング層を素錠に施し、曲面及び円柱部を有するフィルム錠を得た。この錠剤に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、フィルム錠の曲部の周囲部に円を描くように11文字をマーキングした。全ての文字で認識性が高く、円周の端部でも十分にマーキングできることが確認できた。
自動フィルムコーティング装置を用いて、コーティング層(主成分として、ヒドロキシプロピルメチルセルローステレフタレート(日局))100質量部あたり、酸化チタン4質量部を含むコーティング層を素錠に施し、曲面及び円柱部を有するフィルム錠を得た。この錠剤に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、フィルム錠の曲面に3段書きの文字をマーキングした。同様に、YVO4レーザーの基本波長1064nm(キーエンス社:MD−V9600)のレーザー装置でマーキングした。その結果、前者の装置では、濃灰色の文字をマーキングすることができた。後者は、微淡灰色であり、前者と比較すると識別性が若干劣ることが確認された。
実施例12及び13に準じて、コーティング層100質量部あたり、三二酸化鉄0.6質量部及び酸化チタン12.9質量部を含むコーティング層を素錠に施し、曲面及び円柱部を有するフィルム錠を得た。この錠剤に、表1に示すレーザー装置及び照射条件で、フィルム錠の曲面に3段書きの文字をマーキングした。その結果、濃灰色の文字をマーキングすることができた。
糖衣コーティング装置を用いて、1錠あたり約40mgの糖衣層;プルラン0.3mg、沈降炭酸カルシウム1.4mg、タルク5.7mg、酸化チタン3.9mg、ポリビニルピロリドン0.6mg、トウモロコシデンプン1.0mg、マクロゴール 6000 0.2mg、無水ケイ酸水加物0.7mg、精製白糖26mgを素錠に施し、紡錘型の糖衣錠(直径6.2mm、厚さ3.4mm)。を得た。これらのサンプルに、表4に示すレーザー装置及び照射条件で、糖衣錠の端から端まで錠剤の中心点を通るように、中心線をマーキングした。その結果、変色は見られ、視認性が若干劣るマーキングが得られた。
自動フィルムコーティング装置を用いて、コーティング層(主成分として、ヒドロキシプロピルメチルセルローステレフタレート(日局))100質量部あたり、酸化チタン3.4質量部及び黄色三二酸化鉄0.4質量部を含むコーティング層を素錠に施し、曲面及び円柱部を有するフィルム錠を得た。この錠剤に、表4に示すレーザー装置及び照射条件で、フィルム錠の曲部の周囲部に円を描くように11文字をマーキングした。全ての文字で認識性が高く、円周の端部でも十分にマーキングできることが確認できた。
Claims (22)
- 経口投与用組成物へのマーキング方法であって、
変色誘起酸化物を経口投与用組成物に分散させる工程と、
前記変色誘起酸化物の粒子を凝集させて変色させるように、波長が200nm〜1100nmであり、平均出力が0.1W〜50Wであるレーザー光を、前記経口投与用組成物の表面に走査させる工程と、
を含み、
前記変色誘起酸化物が、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記走査工程が、80mm/sec〜8000mm/secで実行される、マーキング方法。 - 前記走査工程が、単位面積当たりのエネルギーが、390〜21000mJ/cm2で実行される、請求項1に記載のマーキング方法。
- 前記レーザー光が、固体レーザーの波長、前記固体レーザーからの第二高調波の波長、第三高調波の波長及び第四高調波の波長から選択される少なくとも1種の光である、請求項1又は2に記載のマーキング方法。
- 前記走査工程においてガルバノミラーを用いる、請求項1ないし3のうち何れか一項に記載のマーキング方法。
- 前記経口投与用組成物が、10〜500Nの硬度を有する、請求項1ないし4のうち何れか一項の記載のマーキング方法。
- 前記経口投与用組成物が、成型物である、請求項1ないし5のうち何れか一項に記載のマーキング方法
- 前記経口投与用組成物が、被覆層を有する、請求項1ないし5のうち何れか一項に記載のマーキング方法。
- 前記被覆層を有する組成物が、フィルムコート錠である、請求項7に記載のマーキング方法。
- 前記酸化チタンの配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.01質量部〜20質量部である、請求項6ないし8のうち何れか一項に記載のマーキング方法。
- 前記黄色三二酸化鉄又は前記三二酸化鉄の配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.001質量部〜5質量部である、請求項6ないし8のうち何れか一項に記載のマーキング方法。
- マークを施された経口投与用組成物の製造方法であって、
変色誘起酸化物を経口投与用組成物に分散させる工程と、
前記経口投与用組成物の表面に、前記変色誘起酸化物の粒子を凝集させて変色させるように、波長が200nm〜1100nmであり、平均出力が0.1W〜50Wであるレーザー光を、前記経口投与用組成物の表面に走査させる工程と、
を含み、
前記変色誘起酸化物が、酸化チタン、黄色三二酸化鉄及び三二酸化鉄からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記走査工程が、80mm/sec〜8000mm/secで実行される、製造方法。 - 前記走査工程が、単位面積当たりのエネルギーが、390〜21000mJ/cm2で実行される、請求項11に記載の製造方法。
- 前記レーザー光が、固体レーザーの波長、前記固体レーザーからの第二高調波の波長、第三高調波の波長及び第四高調波の波長から選択される少なくとも1種の光である、請求項11又は12に記載の製造方法。
- 前記走査工程においてガルバノミラーを用いる、請求項11ないし13のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 前記経口投与用組成物が、10〜500Nの硬度を有する、請求項11ないし14のうち何れか一項の記載の製造方法。
- 前記経口投与用組成物が、成型物である、請求項11ないし15のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 前記経口投与用組成物が、被覆層を有する、請求項11ないし15のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 前記被覆層を有する組成物が、フィルムコート錠である、請求項17に記載の製造方法。
- 前記酸化チタンの配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.01質量部〜20質量部である、請求項16ないし18のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 前記黄色三二酸化鉄又は前記三二酸化鉄の配合量が、前記成型物又は前記被覆層100質量部に対して、0.001質量部〜5質量部である、請求項16ないし18のうち何れか一項に記載の製造方法。
- 請求項11ないし20の何れか一項に記載の製造方法により製造された、マークが施された経口投与用組成物。
- 前記経口投与用組成物が、錠剤又はカプセル剤である、請求項21に記載の経口投与用組成物。
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