JP5337033B2 - 異種タンパク質の製造方法 - Google Patents
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Description
近年、抗体や生理活性タンパク質などの多くのバイオ医薬品が輩出されているが、組換えタンパク質を効率よく動物細胞に生産させる技術は、バイオ医薬品の低コスト化につながり、患者への安定な供給を約束するものである。
従って、より生産効率の高いタンパク質の製造方法が望まれている。
アラニンは、蛋白質構成アミノ酸のひとつで、非必須アミノ酸である。生体内では、ピルビン酸にグルタミン酸のアミノ基が転移することにより生合成される。また、逆反応で分解する。
このように、アラニンアミノトランスフェラーゼは肝機能のマーカーとして利用されているが、アラニンアミノトランスフェラーゼを強発現させたCHO細胞などの宿主細胞がどのような挙動を示すのかについては知られていない。
(1)アラニンアミノトランスフェラーゼを強発現し、且つ所望のポリペプチドをコードするDNAを導入した細胞を培養し、所望のポリペプチドを産生させることを含む、ポリペプチドの製造方法。
(2)アラニンアミノトランスフェラーゼを強発現する細胞が、アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAを導入した細胞である(1)記載の製造方法。
(3)アラニンアミノトランスフェラーゼを強発現する細胞がさらにタウリントランスポーターを強発現する(1)又は(2)記載の製造方法。
(4)タウリントランスポーターを強発現する細胞が、タウリントランスポーターをコードするDNAを導入した細胞である(3)記載の製造方法。
(5)細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞である(2)又は(4)記載の製造方法。
(6)所望のポリペプチドが抗体である(1)〜(5)のいずれかに記載の製造方法。
(a) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするDNA
(b) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列において、1又は複数のアミノ酸が置換、欠失、付加又は/及び挿入されたアミノ酸配列を有し、かつアラニンアミノトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(c) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列と70%以上の同一性を有し、かつアラニンアミノトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(d) 配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59の塩基配列を有するDNA
(e) 配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59の塩基配列を有するDNAに相補的なDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつアラニンアミノトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(9)アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAと所望のポリペプチドをコードするDNAが導入されている細胞。
(10)さらにタウリントランスポーターをコードするDNAが導入されている(9)記載の細胞。
(11)アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAとタウリントランスポーターをコードするDNAが導入されている細胞。
(12)アラニンアミノトランスフェラーゼを強発現し、且つ所望のポリペプチドをコードするDNAを導入した細胞を、α−ケトグルタル酸を含有する培地で培養し、所望のポリペプチドを産生させることを含む、ポリペプチドの製造方法。
本明細書は、本願の優先権の基礎である日本国特許出願、特願2007‐205158の明細書および/または図面に記載される内容を包含する。
本発明は、ALTを強発現し、且つ所望のポリペプチドをコードするDNAを導入した細胞を培養し、所望のポリペプチドを産生させることを含む、ポリペプチドの製造方法を提供する。
本発明の方法において、細胞は、所望のポリペプチドを産生できる天然の細胞であっても、所望のポリペプチドをコードするDNAを導入した形質転換細胞であってもよいが、所望のポリペプチドをコードするDNAを導入した形質転換細胞が好ましい。
ALTは、本来、アラニンのアミノ基を2-オキソグルタル酸に転移させ、グルタミン酸を生成させる酵素として知られている。本発明者らは、CHO細胞などの宿主細胞内で強発現させることにより、アラニンからピルビン酸やグルタミン酸を生合成する反応を促進できれば、TCA回路での代謝や、糖新生によるグルコース生成に利用されて、細胞の培養挙動が改善し、所望のポリペプチドの高生産が期待されると考えた。
ALTを強発現する細胞は、天然の細胞と比較してALTの発現量が増加している細胞であれば特に限定されない。天然の細胞は特に限定されないが、例えばCHO細胞など組換えタンパク質を製造する際に宿主として用いられている細胞を挙げることができる。
(a) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするDNA
(b) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列において、1又は複数(例えば、数個)のアミノ酸が置換、欠失、付加又は/及び挿入されたアミノ酸配列を有し、かつALT活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(c) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列と70%以上の同一性を有し、かつALT活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(d) 配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59の塩基配列を有するDNA
(e) 配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59の塩基配列を有するDNAに相補的なDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつALT活性を有するポリペプチドをコードするDNA
タウリントランスポーターは、タウリン、β-アラニンや各種アミノ酸を細胞内に取り込むことができる、浸透圧調節機能をもつ膜タンパク質である。
タウリントランスポーターを強発現する細胞は、天然の細胞と比較してタウリントランスポーターの発現量が増加している細胞であれば特に限定されない。天然の細胞は特に限定されないが、例えばCHO細胞など組換えタンパク質を製造する際に宿主として用いられている細胞を挙げることができる。
(a1) 配列番号62、64、66または68のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするDNA
(b1) 配列番号62、64、66または68のアミノ酸配列において、1又は複数(例えば、数個)のアミノ酸が置換、欠失、付加又は/及び挿入されたアミノ酸配列を有し、かつタウリントランスポーター活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(c1) 配列番号62、64、66または68のアミノ酸配列と70%以上の同一性を有し、かつタウリントランスポーター活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(d1) 配列番号61、63、65または67の塩基配列を有するDNA
(e1) 配列番号61、63、65または67の塩基配列を有するDNAに相補的なDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつタウリントランスポーター活性を有するポリペプチドをコードするDNA
また、培地には、ALTの基質となるα-ケトグルタル酸を添加してもよい。α-ケトグルタル酸の添加により、所望のポリペプチド(例えば、抗体)の産生量が増加しうる。この際のα-ケトグルタル酸の添加量は、通常0.01〜1000mMの範囲であればよく、0.1〜100mが好ましく、さらに1〜10mMが好ましい。
培地は、市販の動物細胞培養用培地、例えば、D-MEM (Dulbecco's Modified Eagle Medium)、 D-MEM/F-12 1:1 Mixture (Dulbecco's Modified Eagle Medium : Nutrient Mixture F-12)、 RPMI1640、CHO-S-SFM II(Invitrogen社)、 CHO-SF (Sigma-Aldrich社)、 EX-CELL 301 (JRH biosciences社)、IS CHO-V (Irvine Scientific社)、 PF-ACF-CHO (Sigma-Aldrich社)などの培地を用いることも可能である。
又、培地は、無血清培地、例えば、CD-CHO (Invitrogen社)であってもよい。
さらには培養細胞で抗体などの所望のポリペプチドを産生する場合、培養後期においては細胞がかなり高密度の状態(およそ1 x 107cells/ml)となり、乳酸などの老廃物の影響が極めて高くなる。ALTを強発現する細胞により所望のポリペプチドを製造すれば、培養後期においても高い生存率を維持し、所望のポリペプチドの産生量の向上についても期待できる。
また、動物細胞培養用の各種の培養装置としては、例えば発酵槽型タンク培養装置、エアーリフト型培養装置、カルチャーフラスコ型培養装置、スピンナーフラスコ型培養装置、マイクロキャリアー型培養装置、流動層型培養装置、ホロファイバー型培養装置、ローラーボトル型培養装置、充填槽型培養装置等を用いて培養することができる。
さらに、ALTを強発現する細胞(タウリントランスポーターを強発現してもよい)を強発現する細胞を培養する際に、細胞へのタウリンの取り込みを促進するために培地中にタウリンを添加してもよい。培地に添加するタウリンの濃度は特に限定されないが、通常0g/L〜100g/L、好ましくは0g/L〜20g/L、さらに好ましくは0g/L〜10g/Lである。
本発明の方法により製造されたポリペプチドが医薬として利用可能な生物学的活性を有する場合には、このポリペプチドを医薬的に許容される担体又は添加剤と混合して製剤化することにより、医薬品を製造することができる。
ポリペプチドの有効投与量は、ポリペプチドの種類、治療や予防の対象とする疾患の種類、患者の年齢、疾患の重篤度などにより適宜選択される。例えば、ポリペプチドが抗グリピカン抗体である場合、抗グリピカン抗体の有効投与量は、一回につき体重1kgあたり0.001mgから1000mgの範囲で選ばれる。あるいは、患者あたり0.01〜100000mg/bodyの投与量を選ぶことができる。しかしながら、これらの投与量に制限されるものではない。
ポリペプチドの投与方法は、経口、非経口投与のいずれでも可能であるが、好ましくは非経口投与であり、具体的には、注射(例えば、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射、皮下注射などによる全身又は局所投与)、経鼻投与、経肺投与、経皮投与などが挙げられる。
また、あるポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドを調製する当業者によく知られた他の方法としては、ハイブリダイゼーション技術(Sambrook,J et al., Molecular Cloning 2nd ed., 9.47-9.58, Cold Spring Harbor Lab. press, 1989)を利用する方法が挙げられる。即ち、当業者であれば、ヒト等のALTをコードするDNA配列(例えば、配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59のDNA配列)もしくはその一部を基に、これと相同性の高いDNAを単離して、該DNAからヒト等のALTと機能的に同等なポリペプチドを単離することも通常行いうることである。
天然のポリペプチドであれば、当業者に周知の方法、例えば、ヒトALTと同等の機能を有しているポリペプチドを発現している組織や細胞の抽出物に対し、ヒトALTに結合する抗体が結合したアフィニティーカラムを作用させて精製することにより単離することができる。抗体はポリクローナル抗体であってもモノクローナル抗体であってもよい。
具体的には、次のようにすればよい。まず、ALTを発現する細胞、組織などから、mRNAを単離する。mRNAの単離は、公知の方法、例えば、グアニジン超遠心法(Chirgwin, J. M. et al., Biochemistry (1979) 18, 5294-5299) 、AGPC法 (Chomczynski, P. and Sacchi, N., Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159) 等により全RNAを調製し、mRNA Purification Kit (Pharmacia) 等を使用して全RNAからmRNAを精製する。また、QuickPrep mRNA Purification Kit (Pharmacia) を用いることによりmRNAを直接調製することもできる。
ALTをコードするDNAはベクターに挿入されるとよい。
天然のポリペプチドであれば、当業者に周知の方法、例えば、ポリペプチドを発現している組織や細胞の抽出物に対し、ハムスター等のタウリントランスポーターに結合する抗体が結合したアフィニティーカラムを作用させて精製することにより単離することができる。抗体はポリクローナル抗体であってもモノクローナル抗体であってもよい。
具体的には、次のようにすればよい。まず、タウリントランスポーターを発現する細胞、組織などから、mRNAを単離する。mRNAの単離は、公知の方法、例えば、グアニジン超遠心法(Chirgwin, J. M. et al., Biochemistry (1979) 18, 5294-5299) 、AGPC法 (Chomczynski, P. and Sacchi, N., Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159) 等により全RNAを調製し、mRNA Purification Kit (Pharmacia) 等を使用して全RNAからmRNAを精製する。また、QuickPrep mRNA Purification Kit (Pharmacia) を用いることによりmRNAを直接調製することもできる。
タウリントランスポーターをコードするDNAはベクターに挿入されるとよい。
これらの細胞を目的とする遺伝子により形質転換し、形質転換された細胞をin vitroで培養することにより、目的とする遺伝子がコードするポリペプチドが得られる。培養は、公知の方法に従い行うことができる。例えば、動物細胞の培養液として、例えば、DMEM、MEM 、RPMI1640、IMDMを使用することができる。その際、牛胎児血清(FCS)等の血清補液を併用することもできるし、無血清培養してもよい。培養時のpHは、約6〜8であるのが好ましい。培養は、通常、約30〜40℃で約15〜200時間行い、必要に応じて培地の交換、通気、攪拌を加える。
〔実施例1〕ヒト肝細胞アラニンアミノトランスフェラーゼ(Alanine aminotransferase)遺伝子クローニング
市販のHuman Liver QUICK-Clone cDNA(Clontech社)を鋳型にして、ヒト肝由来Alanine aminotransferase(ALT1)遺伝子をPCR法によって得た。クローニングされた遺伝子は塩基配列を決定し、公開されているヒトALT1との相同性からALT1をコードしていることを確認した。得られたALT1遺伝子は、1488塩基中、5箇所(c157a,a215g,c765t,t857c,t995a)に変異がみられ、コードするアミノ酸は、496個中、4アミノ酸(R53S、Q72R, F286S, M332K)が異なっていたが、ヒト肝由来ALT1 PCRクローンとして細胞改変に用いた。
実施例1のクローニングにより取得したヒトALT1(以下ALT1)遺伝子にKozak配列を加え、CMVプロモーター発現プラスミドpPur-ALT1(図1)、pHyg-ALT1(図2)を構築した。pPur-ALT1あるいはALT1遺伝子を含まないpPur発現プラスミドを、親株である抗グリピカン-3抗体産生CHO細胞(国際公開第WO 2006/006693号パンフレットを参照)にエレクトロポレーション法で導入し、Puromycin(6μg/ml)存在下、静置培養で高増殖であった細胞株(pPur-ALT1:7株, pPur:3株)を選抜した。拡大後、pPur-ALT1細胞株からTotal RNAを調製し、TaqMan法によってヒトALT1を高発現していた6株を選抜し、さらに、振とう培養下で、コントロールであるpPur導入細胞(3株)と同程度に増殖する4株をヒトALT1導入細胞とし、抗体産生量比較をおこなった。初発密度2x105cells/mLの50mlシェーカーフラスコによる流加培養において、シェーカー培養後期17日目のpPur-ALT1導入細胞(4株)の抗グリピカン-3抗体産生量は、pPur導入細胞(3株)に対して優位であった(t検定 P<0.01, 図3)。シェーカー流加培養検討において、それぞれ最も抗体高産生であったpPur-ALT1発現株A72およびPur発現株P41を初発10x105cells/mLで1Lジャー流加培養をおこなうと、A72の抗体産生量は、培養19日目で2.9g/Lであり、P41の抗体産生量(2.2g/L)以上に高産生であった(図4)。培養14日目以降にP41の産生量増加がみられないことから、A72の抗体高産生は生存率維持効果によるものと考えられた(図5)。また、Hygromycin(200μg/ml)存在下で上記と同様の手法で薬剤選抜されたpHyg/ALT導入細胞(3株)を親株とともに、初発密度1x105cells/mLで15mlチューブによる流加培養をおこなうと、チューブ培養後期10日目におけるpHyg-ALT導入細胞の抗グリピカン-3抗体産生量は、471mg/L、544mg/L、588mg/Lと、いずれも親株(400mg/L)以上であった(data not shown)。
シェーカー流加培養検討において最も抗体高産生であり、且つ、ALT1 mRNAを最も発現していたTauT/ALT1共発現株TA41 (881mg/L/4days)を初発10x105cells/mLで1Lジャー流加培養をおこなうと、その抗体産生量は、培養7日目で1.3g/L、培養10日目で3.0g/L、培養12日目で3.5g/L、培養17日目で4.6g/L、培養21日目で5.3g/Lと高く(図7)、TauT/pPur共発現株中で最も産生量が高かったコントロール株TP08 (656mg/L/4days)に対しても明らかに高かった(培養10日目で2.4g/L)。
TauT/ALT1共発現株であるTA41の 50ml シェーカーフラスコ流加培養14日目における抗グリピカン-3 抗体産生量は、アラニンと共にALTの基質となるα-ケトグルタル酸を添加すると増加した(図22)。培養14日目の抗グリピカン-3 抗体産生量は、2.5 mM α-ケトグルタル酸存在下で1452 mg/L、α-ケトグルタル酸非存在下で1239 mg/Lであった。
本発明は、あらゆる抗体産生細胞へ応用可能である。
CHO DXB11細胞に抗IL-6レセプター抗体遺伝子を導入した抗IL-6レセプター抗体産生細胞(特開平8-99902号公報)からtotal RNA抽出をおこなったのち、ポリAに依存するcDNAを合成した。SalI、XhoI、EcoRIの三種類の制限酵素で断片化したcDNAを鋳型することで、Hamsterタウリントランスポーター(TauT)遺伝子をPCRにより得た。PCRプライマーは 既知であるRat/Mouse TauT間で遺伝子配列が保存されている5’,3’を含むものを設計して用いた。クローニングされた遺伝子は塩基配列を決定し、既知の生物種のTauT との相同性から Hamster TauTをコードしていることを確認した(図8)。Hamster TauTアミノ酸配列はMouse(96% Identity)、Rat(96% Identity)、Human(93% Identity) TauTに対して高い相同性を有しており、12の膜貫通領域をもつトランスポーターであることが予想された(図9)。
参考例1のクローニングにより取得したHamster TauT(以下TauT)遺伝子にKozak配列を加え、CMVプロモーター発現プラスミドpHyg/TauT(図10)を構築した。pHyg/TauTあるいはTauT遺伝子を除いたコントロールプラスミドpHygを、親株である抗グリピカン-3抗体産生CHO細胞(国際公開第WO 2006/006693号パンフレットを参照)にエレクトロポレーション法で導入した。発現プラスミド導入細胞をHygromycin(400μg/ml)存在下で選抜したのち、安定して増殖する細胞株すべてを拡大した(pHyg/TauT:8株, pHyg:7株)。TauT mRNAを調製ののちTaqMan法により、親株に対して優位な発現を確認できる7株をpHyg/TauT導入細胞とした。導入細胞(7株)のmRNA平均発現量はコントロール(7株)の約40倍であった。計14株の細胞は2x105cells/mLの初発密度で50mlシェーカーフラスコによるバッチ(batch)培養および流加(fed-batch)培養をおこない、培養後期7日目における生細胞密度、乳酸産生量、抗グリピカン-3抗体産生量を比較した。バッチ培養においては細胞増殖にともない培養液中に乳酸などの生育阻害物質が蓄積し、増殖が抑制されるが、pHyg/TauT導入細胞の生細胞密度(図11)および乳酸産生量(図12)はpHyg導入細胞に対して優位であった(t検定 P<0.05)。抗グリピカン-3抗体産生量に関しては、pHyg/TauT導入細胞の7株中4株がpHyg導入細胞の最高値以上であった(図13)。さらにpHyg/TauT導入細胞の抗グリピカン-3抗体産生量の優位性(t検定 P<0.01, 図14)が流加培養により明らかになったため、上記4株中で最も増殖能が高かったpHyg/TauT導入細胞(T10)と親株の1L ジャーによる流加培養をおこなったところ、T10は培養32日目においても生存率が80%以上に維持されており(図15)、乳酸産生が抑制されていた。その結果、抗グリピカン-3抗体産生量は、培養35日目において2.9g/L(図16)を達成した。TauT導入T10細胞が細胞膜上にTauT分子を発現していることはフローサイトメトリー分析(図17)で確認した。以上の結果は、Hamster TauTを人為的に発現させることによって抗体産生細胞のポテンシャルが上がり、抗体高産生株が得られることを示唆している。
親株及びpHyg/TauT導入株を、初発2x105cells/mLで1Lジャー流加培養し、適時、培養槽から450x105 細胞を含む培養液を採取した。遠心により、培養上清を分取したのち、細胞ペレットにプロテアーゼ阻害剤(Complete Mini、 Roche Diagnostics社、Protease inhibitor cocktail tablets)を含む1mLの冷却滅菌水を加え、氷上にて、超音波細胞破砕機(MISONIX ASTRASON MODEL XL2020を用いて5秒パルス操作後、5秒休止を1セットとし、計12セット、処理を繰り返し、細胞を完全に破砕した。処理後の溶液は全量を遠心式ろ過ユニットにアプライすることで、分子量5000以下のろ液を調製して、細胞内アミノ酸測定用の試料とした。各試料は、さらに、ニンヒドリン試液-L8500セット(和光純薬工業)および、日立製全自動アミノ酸分析装置(L-8500)の改良型を用いて、570nmの吸光度を検出、比較し、試料中の各種アミノ酸濃度を求めた。培養液中の各種アミノ酸およびアンモニア等の濃度は直接測定した値であるので、μMオーダーの濃度比較をおこない、一方、細胞内濃度は、細胞ペレットに冷却滅菌水1mLを加えたのち、超音波細胞破砕をおこなっていることから、各種アミノ酸およびアンモニア等の測定値を細胞あたりの値に換算し、その換算値の比較をおこなった。 図18のアンモニア濃度比は、1Lジャー流加培養開始時の450x105個当たりの親株のアンモニア検出値を1と規定し、培養開始時、6日目、12日目、18日目の検出値と比較し、比を求めた。また、図19、図20のタウリンとグルタミン酸も、上記アミノ酸分析により測定した。
その結果、pHyg/TauT導入株は、培養後期において、細胞内アンモニアが低濃度に維持されており、抗体高産生に寄与していると考えられた(図18)。
その結果、pHyg/TauT導入株は、タウリン添加量に依存してタウリンを取り込んでおり、その取り込み量は親株と同等であった。しかし、図20に示すように、pHyg/TauT導入株のグルタミン消費量は、親株にたいして顕著であり、初発タウリン濃度に依存しなかった。グルタミンがハイブリドーマの細胞増殖や生存率、および抗体産生能を改善し、抗体産生量を上げる働きをすることは報告されている(Enzyme and Microbial Technology 17:47-55, 1995)。よって、pHyg/TauT導入株の抗体産生増強効果は、タウリントランスポーターを介した、タウリン以外の他のアミノ酸(グルタミンなど)の取り込みによる可能性も考えられる。なお、グルタミン濃度は、図19における培養4日目の培養液をアミノ酸分析した測定値を、1x105細胞あたりに換算した値である。
以上の結果は、培養開始時の培地中にタウリンを含んでいなくともTauT強発現株が高い抗体産生能を有することを示唆しており、タウリン以外のアミノ酸等の取り込みについても促進している可能性も考えられる。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。
配列番号1は、ヒトアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Homo sapiens (human): 2875)を示す。
<配列番号2>
配列番号2は、ヒトアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Homo sapiens (human): 2875)を示す。
<配列番号3>
配列番号3は、ヒトアラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2) をコードする遺伝子(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Homo sapiens (human): 84706)の塩基配列を示す。
<配列番号4>
配列番号4は、ヒトアラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Homo sapiens (human): 84706)を示す。
<配列番号5>
配列番号5は、マウスアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)をコードする遺伝子(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Mus musculus (mouse): 76282)の塩基配列を示す。
<配列番号6>
配列番号6は、マウスアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Mus musculus (mouse): 76282)を示す。
<配列番号7>
配列番号7は、マウスアラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Mus musculus (mouse): 108682)を示す。
<配列番号8>
配列番号8は、マウスアラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Mus musculus (mouse): 108682)を示す。
<配列番号9>
配列番号9は、ラットアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1) をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Rattus norvegicus (rat): 81670)を示す。
<配列番号10>
配列番号10は、ラットアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Rattus norvegicus (rat): 81670)を示す。
<配列番号11>
配列番号11は、イヌアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Canis familiaris (dog): 609510)を示す。
<配列番号12>
配列番号12は、イヌアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Canis familiaris (dog): 609510)を示す。
<配列番号13>
配列番号13は、アフリカツメガエルアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列 (KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Xenopus laevis (African clawed frog): 444533)を示す。
<配列番号14>
配列番号14は、アフリカツメガエルアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列 (KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Xenopus laevis (African clawed frog): 444533)を示す。
<配列番号15>
配列番号15は、ショウジョウバエアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Drosophila melanogaster (fruit fly): Dmel_CG1640)を示す。
<配列番号16>
配列番号16は、ショウジョウバエアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Drosophila melanogaster (fruit fly): Dmel_CG1640)を示す。
<配列番号17>
配列番号17は、センチュウアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Caenorhabditis elegans (nematode): C32F10.8)を示す。
<配列番号18>
配列番号18は、センチュウアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Caenorhabditis elegans (nematode): C32F10.8)を示す。
<配列番号19>
配列番号19は、日本米アラニンアミノトランスフェラーゼ (2種のうちの1つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Oryza sativa japonica (Japanese rice): 4342210)を示す。
<配列番号20>
配列番号20は、日本米アラニンアミノトランスフェラーゼ (2種のうちの1つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Oryza sativa japonica (Japanese rice): 4342210)を示す。
<配列番号21>
配列番号21は、日本米アラニンアミノトランスフェラーゼ (2種のうちの1つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Oryza sativa japonica (Japanese rice): 4348524)を示す。
<配列番号22>
配列番号22は、日本米アラニンアミノトランスフェラーゼ (2種のうちの1つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Oryza sativa japonica (Japanese rice): 4348524)を示す。
<配列番号23>
配列番号23は、原始紅藻シアニディオシゾン アラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Cyanidioschyzon merolae: CMM066C)を示す。
<配列番号24>
配列番号24は、原始紅藻シアニディオシゾン アラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Cyanidioschyzon merolae: CMM066C)を示す。
<配列番号25>
配列番号25は、パン酵母アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT1)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Saccharomyces cerevisiae: YLR089C)を示す。
<配列番号26>
配列番号26は、パン酵母アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT1)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Saccharomyces cerevisiae: YLR089C)を示す。
<配列番号27>
配列番号27は、パン酵母アラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Saccharomyces cerevisiae: YDR111C)を示す。
<配列番号28>
配列番号28は、パン酵母アラニンアミノトランスフェラーゼ変異体(ALT2)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Saccharomyces cerevisiae: YDR111C)を示す。
<配列番号29>
配列番号29は、糸状菌Ashbya gossypiiアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Ashbya gossypii (Eremothecium gossypii): AGOS_AGR085W)を示す。
<配列番号30>
配列番号30は、糸状菌Ashbya gossypiiアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Ashbya gossypii (Eremothecium gossypii): AGOS_AGR085W)を示す。
<配列番号31>
配列番号31は、真菌Candida albicansアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Candida albicans: CaO19_346)を示す。
<配列番号32>
配列番号32は、真菌Candida albicansアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Candida albicans: CaO19_346)を示す。
<配列番号33>
配列番号33は、分裂酵母アラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Schizosaccharomyces pombe: SPBC582.08)を示す。
<配列番号34>
配列番号34は、分裂酵母アラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Schizosaccharomyces pombe: SPBC582.08)を示す。
<配列番号35>
配列番号35は、真菌Aspergillus nidulansアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus nidulans: AN1923.2)を示す。
<配列番号36>
配列番号36は、真菌Aspergillus nidulansアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus nidulans: AN1923.2)を示す。
<配列番号37>
配列番号37は、真菌Aspergillus fumigatusアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus fumigatus: AFUA_6G07770)を示す。
<配列番号38>
配列番号38は、真菌Aspergillus fumigatusアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus fumigatus: AFUA_6G07770)を示す。
<配列番号39>
配列番号39は、清酒麹菌Aspergillus oryzae アラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus oryzae: AO090003000164)を示す。
<配列番号40>
配列番号40は、清酒麹菌Aspergillus oryzae アラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Aspergillus oryzae: AO090003000164)を示す。
<配列番号41>
配列番号41は、真菌Cryptococcus neoformansアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Cryptococcus neoformans JEC21: CNG01490)を示す。
<配列番号42>
配列番号42は、真菌Cryptococcus neoformansアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Cryptococcus neoformans JEC21: CNG01490)を示す。
<配列番号43>
配列番号43は、細胞性粘菌 Dictyostelium discoideumアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Dictyostelium discoideum: DDB_0232139)を示す。
<配列番号44>
配列番号44は、細胞性粘菌 Dictyostelium discoideumアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Dictyostelium discoideum: DDB_0232139)を示す。
<配列番号45>
配列番号45は、Trypanosoma bruceiアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma brucei: Tb927.1.3950)を示す。
<配列番号46>
配列番号46は、Trypanosoma bruceiアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma brucei: Tb927.1.3950)を示す。
<配列番号47>
配列番号47は、細胞内寄生性原虫Leishmania majorアラニンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Leishmania major: LmjF12.0630)を示す。
<配列番号48>
配列番号48は、細胞内寄生性原虫Leishmania majorアラニンアミノトランスフェラーゼのアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Leishmania major: LmjF12.0630)を示す。
<配列番号49>
配列番号49は、赤痢アメーバEntamoeba histolyticaアラニンアミノトランスフェラーゼ(2種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 /Entamoeba histolytica: 233.t00009)を示す。
<配列番号50>
配列番号50は、赤痢アメーバEntamoeba histolyticaアラニンアミノトランスフェラーゼ(2種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 /Entamoeba histolytica: 233.t00009)を示す。
<配列番号51>
配列番号51は、赤痢アメーバEntamoeba histolyticaアラニンアミノトランスフェラーゼ(2種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 /Entamoeba histolytica: 24.t00016)を示す。
<配列番号52>
配列番号52は、赤痢アメーバEntamoeba histolyticaアラニンアミノトランスフェラーゼ(2種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 /Entamoeba histolytica: 24.t00016)を示す。
<配列番号53>
配列番号53は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 506529.420)を示す。
<配列番号54>
配列番号54は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 506529.420)を示す。
<配列番号55>
配列番号55は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 506529.430)を示す。
<配列番号56>
配列番号56は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 506529.430)を示す。
<配列番号57>
配列番号57は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 510889.120)を示す。
<配列番号58>
配列番号58は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 510889.120)を示す。
<配列番号59>
配列番号59は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)をコードする遺伝子の塩基配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 510889.140)を示す。
<配列番号60>
配列番号60は、細胞内寄生性原虫Trypanosoma cruziアラニンアミノトランスフェラーゼ(4種のうちの一つ)のアミノ酸配列(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 510889.140)(KEGG / ENZYME: 2.6.1.2 / Trypanosoma cruzi: 510889.140)を示す。
<配列番号61>
配列番号61は、ハムスタータウリントランスポーターをコードする遺伝子の塩基配列を示す。
<配列番号62>
配列番号62は、ハムスタータウリントランスポーターのアミノ酸配列を示す。
<配列番号63>
配列番号63は、ラットタウリントランスポーターをコードする遺伝子の塩基配列(GenBank NM_017206)を示す。
<配列番号64>
配列番号64は、ラットタウリントランスポーターのアミノ酸配列(GenBank NM_017206)を示す。
<配列番号65>
配列番号65は、マウスタウリントランスポーターをコードする遺伝子の塩基配列(GenBank NM_009320)を示す。
<配列番号66>
配列番号66は、マウスタウリントランスポーターのアミノ酸配列(GenBank NM_009320)を示す。
<配列番号67>
配列番号67は、ヒトタウリントランスポーターをコードする遺伝子の塩基配列(GenBank NM_003043)を示す。
<配列番号68>
配列番号68は、ヒトタウリントランスポーターのアミノ酸配列(GenBank NM_003043)を示す。
Claims (10)
- アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNA及び所望のポリペプチドをコードするDNAが導入され、且つ当該アラニンアミノトランスフェラーゼを発現する細胞を培養し、所望のポリペプチドを産生させることを含む、ポリペプチドの製造方法。
- アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNA及び所望のポリペプチドをコードするDNAが導入され、且つ当該アラニンアミノトランスフェラーゼを発現する細胞が、更にタウリントランスポーターをコードするDNAが導入され、且つ当該タウリントランスポーターを発現する細胞である請求項1記載の製造方法。
- 細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞である請求項1又は2記載の製造方法。
- 所望のポリペプチドが抗体である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAが以下の(a)〜(d)のいずれかである請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
(a) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするDNA
(b) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列において、1個以上10個以下のアミノ酸が置換、欠失又は/及び付加されたアミノ酸配列を有し、かつアラニンアミノトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(c) 配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58又は60のアミノ酸配列と97%以上の同一性を有し、かつアラニンアミノトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA
(d) 配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57又は59の塩基配列を有するDNA - 以下の工程を含む、所望のポリペプチドを含有する医薬品を製造する方法;
(i)請求項1〜5のいずれかに記載の方法で所望のポリペプチドを製造する工程、
(ii)当該ポリペプチドを医薬的に許容される担体又は添加剤と混合する工程。
- アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAと所望のポリペプチドをコードするDNAが導入されている培養細胞。
- さらにタウリントランスポーターをコードするDNAが導入されている請求項7記載の培養細胞。
- アラニンアミノトランスフェラーゼをコードするDNAとタウリントランスポーターをコードするDNAが導入されている培養細胞。
- α−ケトグルタル酸を含有する培地で培養することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドの製造方法。
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