JP5334537B2 - 車両のドアミラー - Google Patents
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Description
また、各ウォームホイールには、樹脂製の作動軸が螺合されており、この作動軸の先端がピボットプレートの背面側と回動可能に係合されている。そして、各作動軸が電動モータの駆動に伴って軸方向に進退運動することでピボットプレート、およびミラーが傾動するようになっている。
リモコンユニットのケースには、揺動支点を通る45度方向基準線を中心にして上下方向にミラーを傾動させる作動軸と、左右方向にミラーを傾動させる作動軸とが線対称に配置されている。また、ケースには、ブラケットにリモコンユニットを固定するための取り付け部が3箇所設けられており、これら取り付け部の1つを45度方向基準線上に配置すると共に、残り2つの取り付け部を45度方向基準線を中心にして線対称に配置している。このように構成することで、左右のドアミラーにそれぞれ用いられるリモコンユニットを共通化している。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、左右のドアミラーに用いられるリモコンユニット、およびブラケットをそれぞれ共通化できる点では優れているが、左用のドアミラーと右用のドアミラーとでミラーハウジング内に形成される空間の位置が異なってしまう。このため、左右のドアミラーに対称に各種装置を取り付けることが困難でドアミラーの多機能化に対応し難いという課題がある。また、ドアミラーの多機能化に対応しようとする場合、各種装置を左右対称に取り付けるための空間を余分に確保する必要があるため、ミラーハウジングが大型化し、結果的にドアミラーが大型化してしまうおそれがあるという課題がある。
このように構成することで、左用のドアミラーと右用のドアミラーとに用いられるリモコンユニットを容易に共通化することができる。また、リモコンユニットを共通化しつつ左用のミラーハウジング内に形成される空間の位置と、右用のミラーハウジング内に形成される空間の位置とを対称にすることができる。
また、例えば、ケースを製造ライン上で搬送する場合、ケースの位置決めを容易に行うことができ、各リブの先端とケースの一辺とを押さえることでケースの自転を防止することができる。
また、例えば、ケースを製造ライン上で搬送する場合、ケースの位置決めを容易に行うことができ、各リブの先端とケースの一辺とを押さえることでケースの自転を防止することができる。このため、製造コストの増大を抑制することができ、安価なドアミラーを提供することが可能になる。
図1は、例えば、右ハンドルタイプの車両の進行方向左側(助手席側)のドアミラー1の構成を示す平面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、ドアミラー1は、車体の側面に設けられたミラーベース2に前後に可倒可能に支持されたものである。ドアミラー1は、湾曲した樹脂製の容器であるミラーハウジング3を備えている。このミラーハウジング3の車体後方側(図1における手前側、図2における右側)には開口部4が形成され、この開口部4にミラー本体5が収納されている。
各調整機構11,11は、ウォームギヤ21と、ウォームギヤ21に噛合う作動軸18とを有している。各調整機構11,11も2つの電動モータ14,14と同様に、ケース40の幅方向の中心線Z(図4参照)を中心にして線対称となるように並列配置されている。
ウォームホイール17は、ホイール本体19とホイール本体19の中央に設けられた筒部20とが一体成形されたものである。この筒部20と作動軸18とが螺合されている。具体的には、筒部20の先端側から作動軸18に螺合する爪部20aが三箇所突出して設けられ、これら三つの爪部20aを介して作動軸18と筒部20、つまり、ウォームホイール17とが螺合されている。
したがって、ウォームホイール17が回転すると、作動軸18が軸方向(図3において左右方向)に向かって進退するが、ミラー本体5をある程度の力で手動で傾動すると、爪部20aが作動軸18の雄ネジ部18a(後述)の山を乗り越えてミラー本体5の傾斜角を手動で調整できるようになっている。
取付け座51は、フロントハウジング12をブラケット10に締結固定するためのものであって、脚部50の先端から脚部50の厚さ方向外側に向かって屈曲延出している。取付け座51には、ネジ59を挿通するための挿通孔51aが形成されている。
また、ギヤ収納部82には、作動軸18,18に対応する部分に、作動軸18,18の後退移動を許容する凹部24,24が中心線Zを中心にして対称位置に形成されている。
より具体的には、図4において、紙面左側の脚部49、および取付け座48の形成位置よりも紙面右側の脚部49、および取付け座48の形成位置がやや下側に設定されている。なお、フロントハウジング12の脚部50,50もリヤハウジング13の脚部49,49に対応する位置に形成されているので、中心線Zを中心にして左右で非対称となるように形成されていることになる。
より具体的には、図4において、紙面左側の脚部49のリブ47には、第一組み付け用リブ47aが突設されている一方、紙面右側の脚部49のリブ47には、第二組み付け用リブ47bが突設されている。そして、第二組み付け用リブ47bの突出長さは、第一組み付け用リブ47aの突出長さよりもやや長くなるように設定されている。
コネクタ受部85には、電動モータ14の接続端子14aに対応する位置に、貫通孔87が4箇所形成されている。すなわち、貫通孔87は2対形成され、それぞれ各電動モータ14の接続端子14a,14aに対応している。また、これら2対の貫通孔87は、電動モータ14,14に対応するように、並列形成された状態になっている。
また、エンド部81aの外面側には、開口部88よりもギヤ収納部82寄りに、係止爪89が立設されている。係止爪89は、コネクタ61を係止するために用いられるものであって、エンド部81aから立ち上がる壁89aと、壁89aから開口部88側に向かって突出する爪部89bとで構成されている。
また、ベース部63には、対となるコネクタ端子64、各々対応するフック部65、および係止爪受部67を取り囲むように、防水壁68,68がそれぞれ立ち上がり形成されている。防水壁68,68は、コネクタ61をコネクタ受部85に固定した状態で、コネクタ受部85の防水壁90の内側に沿うように配置されている。
この開口部69,69は、リード線62を配索させるために必要なものであると共に、コネクタ61を金型成型する場合において、金型の製作上、必要なものとなる。
まず、仮組みした調整機構11と、電動モータ14とをフロントハウジング12とリヤハウジング13との間に収納し、両者12,13を重ね合わせて勘合する。このとき、電動モータ14は、この接続端子14aをリヤハウジング13側に向けてセットする。そして、リヤハウジング13の脚部49にフロントハウジング12の脚部50を重ね合わせるようにしてフロントハウジング12とリヤハウジング13とを重ね合わせる。
続いて、フロントハウジング12にピボットプレート9を組み付ける。この後、コネクタ61をリヤハウジング13のコネクタ受部85に組み付ける。
ここで、ブラケット10は、リモコンユニット8を取り付けた状態で、ミラーハウジング3内の下方車体側(図1における下方右側)と、車体とは反対側(図1における左側)に2点鎖線で示す空間Kが確保できるようにネジ孔10aが形成されている。より詳しくは、図1に示すように、リモコンユニット8をフロントハウジング12側からみて紙面右側の調整機構11(上下傾動用機構)の作動軸18と筒ピボット32(ネジ33)の中心とを結ぶ直線L3が鉛直方向に沿うようにリモコンユニット8が取り付けられる。このため、空間Kに、サイドターンランプ、車両の周囲の状況を撮影する撮像装置、および車両周辺の物体を検知する物体検知センサなどを設けることが可能になる。
同図に示すように、ドアミラー100はミラーハウジング103を備えており、この内部に右側専用のブラケット110が設けられている。このブラケット110には、リモコンユニット8を左側に取り付けた場合と線対称になるように取り付けた状態で、ミラーハウジング103内の下方車体側(図10における下方左側)と、車体とは反対側(図1における右側)に2点鎖線で示す空間Kが確保できるようにネジ孔110aが形成されている。
左側専用のブラケット10にリモコンユニット8を取り付ける場合にあっては、2つの電動モータ14,14のうち、例えば、図3における紙面左側の電動モータ14を左右駆動用モータとして、図3における紙面右側の電動モータ14を上下駆動用モータとして用いている。また、図3における紙面左側の調整機構11を左右傾動用機構として、図3における紙面右側の調整機構11を上下傾動用機構として用いている。
まず、不図示の制御部の信号に基づいて電動モータ14が正回転、または逆回転する。すると、電動モータ14の回転軸15にウォームギヤ21を介して連係されている作動軸18が軸方向沿って移動する。そして、ピボットプレート9が筒ピボット32を中心に傾動する。
3 ミラーハウジング(左用のミラーハウジング)
5 ミラー本体
6 ミラープレート
7 ミラーホルダ
8 リモコンユニット
9 ピボットプレート
10 ブラケット(左用被固定部材)
10a,110aネジ孔
11 調整機構
12 フロントハウジング(ケース)
13 リヤハウジング(ケース)
14 電動モータ
40 ケース
47a 第一組み付け用リブ(第一リブ)
47b 第二組み付け用リブ(第二リブ)
48,51 取付け座
49,50 脚部
78,79 取り付けボス
103 ミラーハウジング(右用のミラーハウジング)
110 ブラケット(右用被固定部材)
K 空間
Z 中心線
Claims (1)
- 車両の進行方向左側に設けられた左用のミラーハウジング内に、左用被固定部材を設けると共に、前記車両の進行方向右側に設けられた右用のミラーハウジング内に、右用被固定部材を設け、これら左用被固定部材、および右用被固定部材に、それぞれミラー本体を傾動可能に支持する共通のリモコンユニットを取り付け、
前記リモコンユニットは、
前記ミラー本体を傾動可能に支持するケースと、
前記ケースに内装された電動モータと、
前記ケース内に設けられ、前記電動モータの駆動力を前記ミラー本体に伝達させて前記ミラー本体の傾斜角度を調整する調整機構とを備え、
前記調整機構は、
前記ミラー本体を上下方向に傾動させるための上下傾動用機構と、
前記ミラー本体を左右方向に傾動させるための左右傾動用機構とで構成され、
前記電動モータは、
前記上下傾動用機構に連係される上下駆動用モータと、
前記左右傾動用機構に連係される左右駆動用モータとの2つのモータで構成され、
前記ケースに、前記左用被固定部材、および前記右用被固定部材に取り付けるための一対の取り付けボスを設けた車両のドアミラーであって、
前記ケースを、その幅方向中央を中心にして線対称に形成し、
前記ケースの幅方向中央を中心にして、前記上下傾動用機構と前記左右傾動用機構とを線対称に配置すると共に、前記上下駆動用モータと前記左右駆動用モータとを線対称に配置し、
前記一対の取り付けボスを前記ケースの幅方向中央を挟んで両側にそれぞれ配置すると共に、それぞれ前記幅方向中央を中心にして非対称となるように配置し、
前記一対の取り付けボスのうちの一方に第一リブを突設すると共に、他方に第二リブを突設し、これら第一リブと第二リブとを各取り付けボスの同一面にそれぞれ配置し、
前記第一リブの突出長さと、前記第二リブの突出長さは、
各々リブの先端を結ぶ直線と前記ケースの一辺とが略並行になるような長さにそれぞれ設定されており、
前記左用被固定部材、および前記右用被固定部材は、
これらにそれぞれ前記リモコンユニットを取り付けた際、前記左用のミラーハウジング内に形成される空間の位置と、前記右用のミラーハウジング内に形成される空間の位置とが対称となるように形成されていることを特徴とする車両のドアミラー。
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