[go: up one dir, main page]

JP5320860B2 - 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置 - Google Patents

印刷物製造方法、及び印刷物製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5320860B2
JP5320860B2 JP2008171457A JP2008171457A JP5320860B2 JP 5320860 B2 JP5320860 B2 JP 5320860B2 JP 2008171457 A JP2008171457 A JP 2008171457A JP 2008171457 A JP2008171457 A JP 2008171457A JP 5320860 B2 JP5320860 B2 JP 5320860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
printing
printed
medium
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008171457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010006028A (ja
Inventor
昌彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008171457A priority Critical patent/JP5320860B2/ja
Publication of JP2010006028A publication Critical patent/JP2010006028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320860B2 publication Critical patent/JP5320860B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷物製造方法、及び印刷物製造装置に関する。
長尺状の媒体に多数の印刷物を印刷する印刷物製造装置として、例えば特許文献1に記載された印刷物製造装置が知られている。
この印刷物製造装置では、印刷領域に位置する媒体に複数の画像を印刷する印刷動作と、媒体を搬送方法に搬送する搬送動作と、を繰り返し行うことで、媒体上に、多数の印刷物が印刷される。
特開2003−118136号公報
媒体上に複数の画像を重ねて印刷したい場合がある。複数の画像を重ねて印刷する場合、先に印刷した画像を完全に定着させてから次の画像を印刷しないと画像が滲んでしまう。つまり、画像を重ねて印刷する場合、先に印刷した画像が定着するまで待機する待機動作(待機時間)が必要になる。
このように、画像を重ねて印刷する場合に、待機動作によって印刷時間が長くなるおそれがあった。
そこで、本発明は、画像の印刷時間の短縮を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、ヘッドから液体を吐出して媒体に印刷物を印刷する印刷物製造方法であって、印刷領域のうちの第1領域に印刷するための第1画像を有し、前記印刷領域のうちの前記第1領域よりも搬送方向下流の第2領域に印刷するための第2画像を有する画像データに基づいて、前記ヘッドを前記搬送方向に沿って移動させながら、前記第1領域に位置する媒体に前記第1画像を印刷し、前記第2領域に位置する前記媒体に前記第2画像を印刷する印刷ステップと、前記印刷ステップによって前記第1領域に印刷された前記第1画像を前記第2領域に搬送する搬送ステップと、前記印刷ステップで前記第1領域に印刷された前記第1画像と、前記第2領域に印刷された前記第2画像とを前記媒体に定着させる定着ステップと、を有し、前記印刷ステップと前記搬送ステップを交互に行うことによって前記媒体に前記第1画像と前記第2画像が重ねて印刷された印刷物を製造することを特徴とする印刷物製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
印刷領域に位置する媒体に第1画像を印刷する第1印刷ステップと、定着部によって前記第1画像を定着させる定着ステップと、前記第1画像の上に第2画像を印刷する第2印刷ステップと、を有し、前記媒体に前記第1画像と前記第2画像が重ねて印刷された印刷物を製造することを特徴とする印刷物製造方法が明らかとなる。
このような印刷物製造方法によれば、第1画像を印刷してから第2画像を印刷するまでの時間を短く設定できるので、印刷時間の短縮を図ることができる。
かかる印刷物製造方法であって、前記印刷領域のうちの第1領域に前記第1画像を有し、前記印刷領域のうちの前記第1領域よりも搬送方向下流の第2領域に前記第2画像を有する画像データに基づいて、前記第1印刷ステップにおいて、前記第1画像及び前記第2画像を印刷し、前記第1印刷ステップで前記第1領域に印刷された前記第1画像を前記第2領域に搬送する搬送ステップを有し、前記搬送ステップの後、前記第2印刷ステップにおいて、前記画像データに基づいて、前記第1画像及び前記第2画像を印刷してもよい。
このような印刷物製造方法によれば、画像データの量を軽減することができる。
かかる印刷物製造方法であって、前記定着ステップと前記搬送ステップを同時に行なう期間があることが望ましい。
このような印刷物製造方法によれば、印刷時間の短縮を図ることができる。
かかる印刷物製造方法であって、前記定着ステップによって前記第1画像を定着させる時間が、前記搬送ステップによって前記第1画像を前記第1領域から前記第2領域まで搬送する時間よりも短いことが望ましい。
このような印刷物製造方法によれば、印刷時間を最も短くすることができる。
かかる印刷物製造方法であって、前記第1画像は、紫外線によって硬化する紫外線硬化型インクで印刷され、前記定着部は、前記第1印刷ステップで印刷された前記第1画像に前記紫外線を照射する、ことが望ましい。
このような印刷物製造方法によれば、第1画像を短時間で媒体に定着させることができる。
また、印刷領域に位置する媒体に画像を印刷する印刷部と、印刷した前記画像を定着させる定着部と、前記印刷部によって第1画像を印刷させ、前記定着部によって前記第1画像を定着させた後、前記印刷部によって前記第1画像の上に第2画像を印刷させるコントローラと、を有し、前記媒体に前記第1画像と前記第2画像が重ねて印刷された印刷物を製造することを特徴とする印刷物製造装置が明らかとなる。
以下、本発明の実施形態を印刷物製造装置の一つであるプリンタを用いて説明する。
===プリンタの構成===
<プリンタの構成について>
図1は、プリンタ1の全体構成のブロック図である。また、図2は、プリンタ1の全体構成の概略図である。図3は、印刷領域付近の説明図である。以下、本実施形態のプリンタの基本的な構成について説明する。
プリンタ1は、搬送ユニット10、キャリッジユニット20、ヘッドユニット30、ヒータユニット40、検出器群50、及びコントローラ60を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット10、キャリッジユニット20、ヘッドユニット30、ヒータユニット40)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。コントローラ60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット10は、ロール状の媒体(例えば、ロール紙、ロール状シール用紙など)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送する。この搬送ユニット10は、供給機構11と、搬送ローラ12A〜12Fと、巻取機構13とを有する。搬送ローラ12A〜12Bは、供給機構11から供給される媒体を印刷領域まで搬送し、印刷領域で印刷された媒体を巻取機構13まで搬送する。コントローラ60が不図示の搬送モータを制御することによって、搬送ローラ12A〜12Fの回転量が制御され、媒体の搬送量が制御される。
キャリッジユニット20は、ヘッドを移動方向に移動させるものであり、所定の方向(移動方向)に移動するキャリッジ21と、キャリッジ21を移動方向に案内するガイド22とを有する。コントローラ60が不図示のキャリッジモータを制御することによって、キャリッジ21の移動が制御される。なお、本実施形態のプリンタでは、キャリッジ21の移動方向は、搬送ユニット10の媒体の搬送方向と同じ方向である。
ヘッドユニット30は、媒体にインクを吐出するヘッド31を有する。ヘッド31はキャリッジ21に搭載されているため、キャリッジ21が移動方向に移動すると、ヘッド31も移動方向に移動する。ヘッド31の下面には、媒体幅方向に沿ってノズル列が設けられている。このノズル列は、媒体の幅に相当する長さに亘って設けられている。ヘッド31が移動方向に移動中にインクを吐出することによって、印刷領域で媒体が印刷される。
不図示であるが、ヘッド31の下面には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどのカラーインクを吐出するノズル列が設けられている。更に、ヘッド31の下面には、白インクを吐出するノズル列、定着剤を吐出するノズル列、及び、コーティング剤を吐出するノズル列なども設けられている。なお、上記の各液体の一部あるいは全てはUV硬化タイプのUVインクであってもよい。
ヒータユニット40は、ホットプラテン41(定着部に相当する)と、下流定着機構42と、UV光源43(定着部に相当する)とを有する。ホットプラテン41は、印刷領域において媒体を支持する。また、ホットプラテン41は、ヒータを内蔵しており、印刷領域上の媒体を加熱することによって、印刷領域上で印刷画像の乾燥により定着を促進させる。下流定着機構42は、印刷領域よりも下流側に設けられており、印刷領域で印刷された媒体を加熱することによって、印刷領域外で印刷物の乾燥つまり定着を促進させる。下流定着機構42の最大加熱範囲は、印刷領域に相当する範囲以上である。但し、下流定着機構42の加熱範囲は、コントローラ60によって切り替え可能となっている。例えば、2個の領域(例えば図3の領域A〜領域B)に相当する範囲だけで印刷物を加熱することができる。印刷領域(図3の6個の領域)に相当する範囲が加熱される場合と比べて、2個の領域に相当する範囲だけが加熱される場合の方が、下流定着機構42の消費電力は小さい。
UV光源43は、ヘッド31よりも移動方向上流側になるようにキャリッジ21に設けられている。よって、印刷動作の際にキャリッジ21及びヘッド31が移動方向に移動すると、UV光源43も移動方向に移動する。キャリッジ21の移動の際、UV光源43は、媒体に向けてUV光(紫外線)を照射する。なお、UV硬化タイプの液体をUV硬化させることにより、媒体上で液体が液体の状態から定着した状態になるが、このことを媒体上で液体を乾燥させるとも呼ぶ。また、UV光源43は、本実施形態のようなもの以外にもプラテン付近においてUV光を媒体に照射するものであればよい。例えば、ヘッド31を搭載したキャリッジ21とは別のキャリッジに設けられたUV光源であってもよいし、キャリッジには搭載されていないUV光源であってもよい。
また、ホットプラテン41及び下流定着機構42は、媒体上の印刷画像や印刷物を乾燥させることができる装置であれば良く、例えば温風、赤外線、UV、マイクロ波などの電磁波を媒体に付与するような装置であって良い。
また、上記の吐出する各液体がUV硬化タイプのものではない場合は、UV光源43は無くてもよい。一方、吐出する液体がUV硬化タイプのものであり、UV光源43が設けられている場合は、プラテンにおけるホットプラテン41のような定着部は設けず単なるプラテン(後述する通常プラテン)であってもよい。この場合、UV光源43が定着部に相当する。またこの場合、下流定着機構42はUVを照射するものでもよい。
検出器群50には、例えばマーク検出センサ51が含まれる。マーク検出センサ51は媒体に印刷されたマークを検出するのに用いられ、この検出結果に基づいて搬送ユニット10による媒体の搬送量が制御される。なお、検出器群50は、他にも、搬送ローラ12A〜12Fの回転量を検出するためのエンコーダや、キャリッジ21の移動方向の位置を検出するためのリニア式エンコーダなども備えている。
コントローラ60は、プリンタの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。また、メモリ63には、印刷対象となる画像データが格納される。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御し、後述する印刷処理を実行させる。また、CPU62は、メモリ63に格納された画像データに従ってヘッド31の各ノズル(不図示)からインク等を吐出させることによって、画像データの示す画像を媒体上に印刷する。
印刷処理が実行されると、プリンタ1は、搬送ユニット10によって媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、キャリッジユニット20によってヘッド31を移動させつつ画像データに基づいてヘッド31からインクを吐出して媒体に画像を印刷する印刷動作とを行い、媒体に印刷物を等間隔に印刷する。後述するとおり、印刷物は、複数の画像を重ねて印刷される。
また、以下の説明では、印刷領域を6個の領域に分けて各領域に画像が印刷される。6個の領域は、搬送方向上流側の領域から順に、領域A、領域B、領域C、領域D、領域E、領域Fである(図3参照)。
なお、印刷領域の分割数は6個に限られるものではない。また、印刷領域の範囲は印刷物の大きさに応じて可変であり、必ずしもプリンタ1の最大印刷可能範囲(キャリッジ21の移動可能範囲)である必要は無い。
===第1実施形態===
<第1実施形態の印刷物>
図4は、第1実施形態の印刷物の説明図である。
媒体は、一方が被印刷面であり他方が粘着面であるシール部材(基材)と、シール部材の粘着面を覆う剥離部材とから構成されている。シール部材は透明なフィルムから構成されている。但し、シール部材は透明である必要は無く、半透明な部材でも良いし、不透明な部材でも良い。また、媒体は、シール用紙でなくても良く、粘着面の無い透明フィルムであっても良いし、紙でも良い。
この印刷物は、媒体上に2個の画像を重ねて印刷することによって得られる。媒体上に最初に印刷される画像は、白インクを塗布することによって形成される矩形の画像(以下、「白画像」)である。また、白画像の上に印刷される画像は、「ABC」の文字画像(以下、「画像ABC」)である。言い換えると、この印刷物は、媒体上に白画像の第1層と、画像ABCの第2層とを重ねて形成することによって得られる。
<第1実施形態の印刷方法>
第1実施形態では、後述するように、奇数回目の印刷動作に用いる画像データと、偶数回目の印刷動作に用いる画像データとが異なる。このため、プリンタ1のメモリ63には、2種類の画像データが記憶される。
図5Aは、第1実施形態の奇数回目の印刷動作のための画像データの説明図である。図5Bは、第1実施形態の偶数回目の印刷動作のための画像データの説明図である。奇数回目の印刷動作のための画像データは、領域A〜領域Fに印刷するための6個の白画像を有する。また、偶数回目の印刷動作のための画像データは、領域A〜領域Fに印刷するための6個の画像ABCを有する。
図6は、第1実施形態の印刷方法の説明図である。
第1実施形態では、1回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、ヘッド31を移動方向に移動させながら、6個の白画像を各領域にそれぞれ印刷する。
1回目の印刷動作の後(白画像を印刷した後)、プリンタ1は、媒体上に印刷された白画像が乾燥するまで待機する(待機動作)。白画像が乾燥する前に画像ABCを印刷すると、画像ABCが滲んでしまうためである。なお、本実施形態のプリンタ1は、ホットプラテン41を備えており、ホットプラテン41によって印刷領域上に位置する媒体が加熱される。これにより、白画像の乾燥が促進される。
待機動作の後、プリンタ1は、2回目の印刷動作を行う。2回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、ヘッド31を移動方向に移動させながら、6個の画像ABCを各領域にそれぞれ印刷する。各領域には既に白画像が印刷されているため、画像ABCは白画像の上に重ねて印刷される。この2回目の印刷動作によって、印刷領域では、6個の印刷物が完成する。なお、2回目の印刷動作の際に、領域Bにマークも印刷される。
2回目の印刷動作の後、プリンタ1は、6個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する(搬送動作)。前述の2回目の印刷動作の際に領域Bに印刷されたマークをセンサが検出するまで媒体を搬送すれば、6個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作が行われたことになる。この搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が印刷領域に搬送される。このため、待機動作を行わずに、次の印刷動作を行うことができる。
搬送動作の後、プリンタ1は、奇数回目(例えば3回目)の印刷動作を行う。奇数回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、6個の白画像を各領域にそれぞれ印刷する。奇数回目の印刷動作の後(白画像を印刷した後)、プリンタ1は、待機動作を行う。このとき、ホットプラテン41によって、奇数回目の印刷動作で印刷された白画像の乾燥が促進される。待機動作の後、プリンタ1は、偶数回目(例えば4回目)の印刷動作を行う。偶数回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、6個の画像ABCを各領域にそれぞれ印刷する。偶数回目の印刷動作の後、プリンタ1は、6個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する搬送動作を行う。このような動作を繰り返すことによって、媒体上に等間隔で印刷物が印刷される。
第1実施形態では、偶数回目の印刷動作のたびに、6個の印刷物が完成することになる。つまり、1回の印刷動作のたびに、平均3個の印刷物が完成することになる。
<印刷時間について>
画像を重ねて印刷する場合、先に印刷した画像が乾かないうちに次の画像を印刷すると画像が滲んでしまう。よって、先に印刷した画像を乾燥させてから次の画像を印刷する必要がある。言い換えると、画像を重ねて印刷する場合、先に印刷した画像を乾燥させる待機動作が必要になり、次の印刷動作がすぐに行えない。
もし仮に、乾燥を促進させる機能が無く、印刷領域上の媒体を支持するだけのプラテン(不図示:以下、通常プラテンともいう)を使用して図6の印刷処理を行うとすると、奇数回目の印刷動作の後、印刷された白画像を自然乾燥させることになるので、待機動作の時間(待機時間)が長くなる。このため、印刷時間が長くなる。
これに対し、本実施形態のプリンタ1は、印刷領域上の媒体を支持するとともに、印刷領域上の媒体を加熱するホットプラテン41を備えている。ホットプラテン41は、奇数回目の印刷動作の後、偶数回目の印刷動作までの間に、奇数回目の印刷動作で印刷領域に印刷された6個の白画像の乾燥を促進させる。これにより、奇数回目の印刷動作によって印刷された白画像は、通常プラテンを使用する場合と比べて、早く乾燥する。
このように本実施形態では、画像を重ねて印刷する際、ホットプラテン41によって印刷領域における媒体上の画像の乾燥を促進させている。よって、先の画像(白画像)を印刷してから、次の画像(画像ABC)を印刷するまでの待機時間を短く設定することができる。これにより、印刷時間を短縮させることができる。
なお、第1実施形態では2種類の画像データを用いて2つの画像を重ねて印刷することとしたが、3種類以上の画像データを用いて、3つ以上の画像を重ねて印刷するようにしてもよい。また、同じ画像を複数重ねて印刷して、さらに別の画像を重ねて印刷してもよい。例えば白画像を複数回重ねて印刷して、その上に画像ABCを印刷するようにしてもよい。こうすると、画像ABCがより見やすくなる。
このように、3つ以上の画像を重ねて印刷する場合、重ねる画像の数(印刷動作の数)が多いほど、待機動作の回数が増加する。よって、その分、印刷時間が長くなる。しかし、本実施形態ではホットプラテン41を用いているので、各々の待機動作を短くすることができる。従って、重ねて印刷する画像の数が多いほど、通常プラテンを使用する場合と比べて、印刷時間をより短縮させることができる。
また、本実施形態ではホットプラテン41によって乾燥を促進させているが、印刷領域上の媒体を乾燥させることができる装置であればよい。例えば温風を媒体に付与する装置であってもよい。この場合も、印刷時間の短縮を図ることができる。
===第2実施形態===
<第2実施形態の印刷物>
第2実施形態で製造される印刷物は第1実施形態の印刷物(図4)と同じ構成である。つまり、第2実施形態の印刷物は、媒体上に白画像の第1層と、画像ABCの第2層を重ねて形成することによって得られる。
ただし、印刷方法及び印刷に用いる画像データは、第1実施形態と異なる。以下、図面を参照しつつ第2実施形態の印刷物の印刷方法について説明する。
<第2実施形態の印刷方法>
図7は第2実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。第2実施形態の印刷動作のための画像データは、領域A〜領域Cに印刷するための3個の白画像と、領域D〜領域Fに印刷するための3個の画像ABCとを有する。また、画像データは、領域Eに印刷するためのマークも有する。
図8は、第2実施形態の印刷動作の説明図である。以下に説明する通り、第2実施形態では、プリンタは、領域A〜領域Cにそれぞれ白画像を印刷し領域D〜領域Fに画像ABCをそれぞれ印刷する印刷動作と、3個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作とを繰り返す。つまり、第2実施形態の搬送量は第1実施形態の搬送量の1/2である。
まず、1回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、ヘッド31を移動方向に移動させながら、領域A〜領域Cにそれぞれ白画像を印刷し、領域A〜領域Cよりも搬送方向下流側の領域D〜領域Fにそれぞれ画像ABCを印刷する。なお、1回目の印刷動作の際に、領域Eにマークが印刷される。
1回目の印刷動作の後、プリンタ1は、3個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する(搬送動作)。前述の1回目の印刷動作の際に領域Eに印刷されたマークをセンサが検出するまで媒体を搬送すれば、3個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作が行われたことになる。この搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A〜領域Cに搬送され、1回目の印刷動作の際に領域A〜領域Cで印刷された白画像が領域D〜領域Fに搬送される。この搬送動作は、白画像を乾燥させるための待機動作も兼ねている。なお、本実施形態では、印刷領域上に位置する媒体はホットプラテン41によって加熱される。これにより、1回目の印刷動作において領域A〜領域Cに印刷された白画像の乾燥が促進される。
2回目の印刷動作においても、プリンタ1は、1回目の印刷動作と同様に、領域A〜領域Cにそれぞれ白画像を印刷し、領域D〜領域Fにそれぞれ画像ABCを印刷する。但し、2回目の印刷動作では、領域D〜領域Fには1回目の印刷動作で印刷された白画像がある。このため、2回目の印刷動作によって、領域D〜領域Fで3個の印刷物が完成する。
2回目の印刷動作の後、同様の搬送動作と印刷動作とを交互に繰り返すことによって、媒体上に等間隔で印刷物が印刷される。なお、2回目以降の印刷動作によって、領域A〜領域Cでは白画像が印刷され、領域D〜領域Fでは3個の印刷物が完成する。また、2回目以降の搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A〜領域Cに搬送され、直前の印刷動作の際に領域A〜領域Cで印刷された白画像が領域D〜領域Fに搬送される。また、搬送動作(兼待機動作)の際に、ホットプラテン41によって、その直前の印刷動作において領域A〜領域Cに印刷された白画像の乾燥が促進される。
第2実施形態では、印刷動作のたびに、3個の印刷物が完成することになる。
<印刷時間について1(第1実施形態との比較)>
以下、第2実施形態の印刷処理による印刷時間と、第1実施形態の印刷処理による印刷時間との比較について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態における待機時間をTとし、搬送時間をHとする。また、第2実施形態における待機時間をT´とし、搬送時間をH´とする。また、搬送速度は一定であることとする。
図6及び図8からわかるように、第2実施形態の搬送動作の搬送量は、第1実施形態の搬送動作の搬送量の半分である。搬送速度が一定なので、搬送時間Hと搬送時間H´との関係は、H´=1/2Hとなる。
また、第1実施形態と第2実施形態とでは、1回の印刷動作で印刷される白画像の数は異なるが、各々の白画像についての乾燥時間は等しい。言い換えると、白画像を印刷してから画像ABCを印刷するまでに必要な待機時間(乾燥時間)は第1実施形態も第2実施形態もほぼ同じである。よって、待機時間Tと待機時間T´との関係は、T´=Tとなる。
図9Aは、第1実施形態において待機時間Tが搬送時間Hよりも短い場合(T<H)の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。上述したように、T=T´なので待機時間T´も搬送時間Hよりも短くなる(T´<H)。また、搬送時間H´は搬送時間Hの半分である(H´=1/2H)。よって、図に示すように、第2実施形態の印刷処理の方が、第1実施形態の印刷処理よりも、短時間で多くの印刷物を印刷できる。
図9Bは、第1実施形態において待機時間Tと搬送時間Hが同じ場合(T=H)の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。T=T´であるので、待機時間T、搬送時間H、待機時間T´は等しく(T=T´=H)、搬送時間H´はその半分になる。この場合、図に示すように、第1実施形態の印刷処理の速度と第2実施形態の印刷処理の速度は同程度である。
図9Cは、第1実施形態において待機時間Tが搬送時間Hよりも長い場合(T>H)の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。上述したように、T=T´なので待機時間T´も搬送時間Hよりも長くなる(T´>H)。また、搬送時間H´は搬送時間Hの半分である(H´=1/2H)。よって、図に示すように、第1実施形態の印刷処理の方が、第2実施形態の印刷処理よりも、短時間で多くの印刷物を印刷できる。
このように、第1実施形態において待機時間Tが搬送時間Hよりも短い場合(T<H)には、第2実施形態の印刷処理が有効である(第2実施形態の方が第1実施形態よりも印刷時間を短縮できる)。一方、第1実施形態において待機時間Tが搬送時間Hよりも長い場合(T>H)には、第1実施形態の印刷処理が有効である(第1実施形態の方が第2実施形態よりも印刷時間を短縮できる)。
<印刷時間について2(ホットプラテン41を使用することによる効果)>
次に、第2実施形態の印刷処理においてホットプラテン41を使用することによる効果について説明する。
第2実施形態では、図8及び図9A〜図9Cに示すように印刷動作と搬送動作を交互に繰り返し行う。また各搬送動作は、その前の印刷動作で印刷した画像を乾燥させるための待機動作を兼ねている。言い換えると、第2実施形態では、印刷動作の合間に、媒体を搬送する搬送動作と、印刷した画像を乾燥させるための待機動作を同時に行う期間がある。こうすることで、印刷時間を短縮させることが可能になる。
しかし、第2実施形態において、待機時間T´が搬送時間H´よりも長いと、搬送動作後後、すぐに次の印刷動作を行うことができない。つまり、第2実施形態の場合、待機時間T´が搬送時間H´よりも短いこと(T´<H´)が望ましい。この条件を満たすとき、搬送動作後すぐに次の印刷動作を行えることになり、印刷時間を最も短くすることができる。
ここで、もし仮に通常プラテンを用いて第2実施形態の印刷処理を行うとすると、印刷動作によって印刷した画像(白画像)を自然乾燥させることになる。よって、待機時間T´が長くなる。また、第2実施形態では搬送時間H´が短い(第1実施形態の搬送時間Hの半分である)。このように、通常プラテンを用いる場合、上記条件(T´<H´)を満たすことが困難である。つまり、搬送動作後、すぐに印刷動作を行えない可能性が高くなる。
これに対し、本実施形態ではホットプラテン41を用いて、印刷領域上の媒体を加熱している。これにより、印刷動作によって印刷された画像(白画像)の乾燥が促進される。よって、ホットプラテン41を用いることで、通常プラテンを用いる場合よりも、上記条件(T´<H´)を満たしやすくすることができる。仮に、T´<H´を満たせない場合でも、通常プラテンを使用する場合と比べて待機時間T´を短くすることができる。このように、印刷動作と搬送動作(兼待機動作)を交互に繰り返す第2実施形態の印刷処理においても、ホットプラテン41を用いることにより、印刷時間の短縮を図ることができる。
<その他(第1実施形態との比較)>
第2実施形態の搬送動作の搬送量は、第1実施形態の搬送動作の搬送量の半分である。このため、第1実施形態では、下流定着機構42(図2参照)は印刷領域に相当する範囲(印刷物6個の領域)において媒体を加熱する必要があるが、第2実施形態では、下流定着機構42は3個の領域(例えば領域A〜領域C)に相当する範囲において媒体を加熱できれば良いので、省電力化を図ることができる。
また、第1実施形態では、画像データが2種類必要であったのに対し、第2実施形態では、画像データが1種類でよい。つまり、印刷領域に印刷すべき画像データを記憶するための容量を小さくすることができる。
===第3実施形態===
<第3実施形態の印刷物>
図10は、第3実施形態の印刷物の説明図である。第1実施形態の印刷物と比べると、白画像と画像ABCの順序が異なる。また、これに伴って、画像ABCは鏡像になっている。
媒体は、一方が被印刷面であり他方が粘着面であるシール部材と、シール部材の粘着面を覆う剥離部材とから構成されている。シール部材は透明なフィルムから構成されている。但し、シール部材は透明である必要は無く、半透明な部材でも良い。また、媒体は、シール用紙でなくても良く、粘着面の無い透明フィルムであっても良い。
この印刷物は、媒体上に2個の画像を重ねて印刷することによって得られる。媒体上に最初に印刷される画像は、「ABC」の文字の鏡像の画像(以下、「鏡像ABC」)である。また、鏡像ABCの上に印刷される画像は、白画像である。言い換えると、この印刷物は、鏡像ABCの第1層と、白画像の第2層とを重ねて形成することによって得られる。
なお、この印刷物の剥離部材を外し、シール部材の粘着面を例えば室内側から窓に貼れば、室外側からシール部材越しに文字「ABC」を見ることができる(シール部材の被印刷面と反対側から文字「ABC」を見ることができる)。印刷物をこのように使用する場合には、シール部材は透明又は半透明な部材にし、第1層の画像は鏡像にすると良い。
<第3実施形態の印刷方法>
図11は、第3実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。図に示す通り、画像データは、領域A〜領域Cに印刷するための3個の鏡像ABCと、領域D〜領域Fに印刷するための3個の白画像とを有する。また、画像データは、領域Eに印刷するためのマークも有する。
図12は、第3実施形態の印刷方法の説明図である。以下に説明する通り、第3実施形態では、プリンタは、図11の画像データに基づく印刷動作(領域A〜領域Cにそれぞれ鏡像ABCを印刷し領域D〜領域Fに白画像をそれぞれ印刷する印刷動作)と、3個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作とを繰り返す。
まず、1回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、ヘッド31を移動方向に移動させながら、領域A〜領域Cにそれぞれ鏡像ABCを印刷し、領域A〜領域Cよりも搬送方向下流側の領域D〜領域Fにそれぞれ白画像を印刷する。なお、1回目の印刷動作の際に、領域Eにマークが印刷される。
1回目の印刷動作の後、プリンタ1は、3個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する(搬送動作)。前述の1回目の印刷動作の際に領域Eに印刷されたマークをセンサが検出するまで媒体を搬送すれば、3個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作が行われたことになる。この搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A〜領域Cに搬送され、1回目の印刷動作の際に領域A〜領域Cで印刷された鏡像ABCが領域D〜領域Fに搬送される。この搬送動作は、鏡像ABCを乾燥させるための待機動作も兼ねている。なお、本実施形態では、印刷領域上に位置する媒体はホットプラテン41によって加熱される。これにより、1回目の印刷動作において領域A〜領域Cに印刷された鏡像ABCの乾燥が促進される。
2回目の印刷動作においても、プリンタ1は、1回目の印刷動作と同様に、領域A〜領域Cにそれぞれ鏡像ABCを印刷し、領域D〜領域Fにそれぞれ白画像を印刷する。但し、2回目の印刷動作では、領域D〜領域Fには1回目の印刷動作で印刷された鏡像ABCがある。このため、2回目の印刷動作によって、領域D〜領域Fで3個の印刷物が完成する。
2回目の印刷動作の後、同様の搬送動作と印刷動作とを交互に繰り返すことによって、媒体上に等間隔で印刷物が印刷される。なお、2回目以降の印刷動作によって、領域A〜領域Cでは鏡像ABCが印刷され、領域D〜領域Fでは3個の印刷物が完成する。また、2回目以降の搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A〜領域Cに搬送され、直前の印刷動作の際に領域A〜領域Cで印刷された鏡像ABCが領域D〜領域Fに搬送される。また、搬送動作(兼待機動作)の際に、ホットプラテン41によって、その直前の印刷動作において領域A〜領域Cに印刷された鏡像ABCの乾燥が促進される。
第3実施形態では、印刷動作のたびに、3個の印刷物が完成することになる。第3実施形態では、第2実施形態と同様の効果を得ながら、別の印刷物を印刷することができる。
なお、第3実施形態の印刷処理において搬送動作と兼ねて行われる待機動作は、第1層の画像(領域A〜領域Cに印刷された画像)を乾燥させるためのものである。ここで、第2実施形態と第3実施形態の第1層の画像を比べると、第2実施形態では第1層が白画像であったのに対し、第3実施形態では第1層が鏡像ABCである。この場合、一般に、いわゆるベタ画像である白画像よりも、鏡像ABCの方が乾燥しやすい。よって、第3実施形態では第2実施形態よりも待機時間を短くできる可能性が高い。
===第4実施形態===
<第4実施形態の印刷物>
図13は、第4実施形態の印刷物の説明図である。第1実施形態の印刷物と比べると、画像ABCの下の画像は、白画像ではなく、別の画像である。
媒体は、一方が被印刷面であり他方が粘着面であるシール部材と、シール部材の粘着面を覆う剥離部材とから構成されている。シール部材は透明なフィルムから構成されている。但し、シール部材は透明である必要は無く、半透明な部材でも良いし、不透明な部材でも良い。また、媒体は、シール用紙でなくても良く、粘着面の無い透明フィルムであっても良いし、紙でも良い。
この印刷物は、媒体上に2個の画像を重ねて印刷することによって得られる。媒体上に最初に印刷される画像は、定着剤を塗布することによって形成される矩形の画像(以下、「下地画像」)である。また、下地画像の上に印刷される画像は、画像ABCである。言い換えると、この印刷物は、媒体上に下地画像の第1層と、画像ABCの第2層とを重ねて形成することによって得られる。
定着剤は、インクの吸収を促進する働きがある。このような定着剤によって下地画像を媒体上に印刷することによって、インクを吸収しにくい媒体上に画像(ここでは画像ABC)を印刷し易くなる。なお、他の作用のある定着剤を用いても良い。
<第4実施形態の印刷方法>
図14は、第4実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。図に示す通り、画像データは、領域A〜領域Cに印刷するための3個の下地画像と、領域D〜領域Fに印刷するための3個の画像ABCとを有する。また、画像データは、領域Eに印刷するためのマークも有する。
図15は、第4実施形態の印刷方法の説明図である。以下に説明する通り、第4実施形態では、プリンタは、図14の画像データに基づく印刷動作(領域A〜領域Cにそれぞれ下地画像を印刷し領域D〜領域Fに画像ABCをそれぞれ印刷する印刷動作)と、3個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作とを繰り返す。
図15より、第4実施形態の印刷方法は第2実施形態(図8)や第3実施形態(図12)と同様であることがわかる。よって印刷方法についての説明を省略する。第4実施形態においても、印刷動作のたびに、3個の印刷物が完成することになる。また、第4実施形態では、第2実施形態と同様の効果を得ながら、別の印刷物を印刷することができる。
===第5実施形態===
<第5実施形態の印刷物>
図16は、第5実施形態の印刷物の説明図である。前述の実施形態の印刷物と比べると、媒体上に印刷される画像の数(層の数)及び画像の種類が異なる。
媒体は、一方が被印刷面であり他方が粘着面であるシール部材と、シール部材の粘着面を覆う剥離部材とから構成されている。シール部材は透明なフィルムから構成されている。但し、シール部材は透明である必要は無く、半透明な部材でも良いし、不透明な部材でも良い。また、媒体は、シール用紙でなくても良く、粘着面の無い透明フィルムであっても良いし、紙でも良い。
この印刷物は、媒体上に3個の画像を重ねて印刷することによって得られる。媒体上に最初に印刷される画像は、白画像である。また、白画像の上に印刷される画像は、画像ABCである。また、画像ABCの上に印刷される画像は、コーティング剤を塗布することによって形成される矩形の画像(以下、「コーティング画像」)である。言い換えると、この印刷物は、媒体上に、白画像の第1層と、画像ABCの第2層と、コーティング画像の第3層とを重ねて形成することによって得られる。
コーティング剤は、光沢性を向上させる作用や、耐水性を向上させる作用などがある。すなわち、このようなコーティング剤を第3層として形成することにより、白画像や画像ABCの光沢性を向上させたり、印刷物の耐水性を向上させたりすることができる。なお、その他の作用のあるコーティング剤を用いても良い。
<第5実施形態の印刷方法>
図17は、第5実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。図に示す通り、画像データは、領域A及び領域Bに印刷するための2個の白画像と、領域C及び領域Dに印刷するための2個の画像ABCと、領域E及び領域Fに印刷するための2個のコーティング画像とを有する。また、画像データは、領域Fに印刷するためのマークも有する。
図18は、第5実施形態の印刷方法の説明図である。以下に説明する通り、第5実施形態では、プリンタは、図17の画像データに基づく印刷動作と、2個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作とを繰り返す。
まず、1回目の印刷動作の際に、プリンタ1は、ヘッド31を移動方向に移動させながら、領域A及び領域Bにそれぞれ白画像を印刷し、領域A及び領域Bよりも搬送方向下流側の領域C及び領域Dにそれぞれ画像ABCを印刷し、領域C及び領域Dよりも搬送方向下流側の領域E及び領域Fにそれぞれコーティング画像を印刷する。なお、1回目の印刷動作の際に、領域Fにマークが印刷される。
1回目の印刷動作の後、プリンタ1は、2個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する(搬送動作)。前述の1回目の印刷動作の際に領域Fに印刷されたマークをセンサが検出するまで媒体を搬送すれば、2個の印刷物の長さに相当する搬送量の搬送動作が行われたことになる。この搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A及び領域Bに搬送され、1回目の印刷動作の際に領域A及び領域Bで印刷された白画像が領域C及び領域Dに搬送され、1回目の印刷動作の際に領域C及び領域Dで印刷された画像ABCが領域E及び領域Fに搬送される。この搬送動作は、白画像や画像ABCを乾燥させるための待機動作を兼ねている。なお、本実施形態では、印刷領域上に位置する媒体はホットプラテン41によって加熱される。これにより、白画像や画像ABCの乾燥が促進される。
2回目の印刷動作においても、プリンタ1は、1回目の印刷動作と同様に、領域A及び領域Bにそれぞれ白画像を印刷し、領域C及び領域Dにそれぞれ画像ABCを印刷し、領域E及び領域Fにそれぞれコーティング画像を印刷する。但し、2回目の印刷動作では、領域C及び領域Dには1回目の印刷動作で印刷された白画像があり、領域E及び領域Fには1回目の印刷動作で印刷された画像ABCがある。このため、2回目の印刷動作によって、領域C及び領域Dでは白画像上に画像ABCが印刷され、領域E及び領域Fでは画像ABC上にコーティング画像が印刷される。
2回目の印刷動作の後、プリンタ1は、2個の印刷物の長さに相当する搬送量で媒体を搬送する(搬送動作)。この搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A及び領域Bに搬送され、2回目の印刷動作の際に領域A及び領域Bで印刷された白画像が領域C及び領域Dに搬送され、2回目の印刷動作の際に領域C及び領域Dで白画像上に印刷された画像ABCが領域E及び領域Fに搬送される。この搬送動作は、白画像や画像ABCを乾燥させるための待機動作を兼ねている。なお、本実施形態では、印刷領域上に位置する媒体はホットプラテン41によって加熱される。これにより、白画像や画像ABCの乾燥が促進される。
3回目の印刷動作においても、プリンタ1は、1回目及び2回目の印刷動作と同様に、領域A及び領域Bにそれぞれ白画像を印刷し、領域C及び領域Dにそれぞれ画像ABCを印刷し、領域E及び領域Fにそれぞれコーティング画像を印刷する。但し、3回目の印刷動作では、領域C及び領域Dには白画像があり、領域E及び領域Fには白画像上に印刷された画像ABCがある。このため、3回目の印刷動作によって、領域C及び領域Dでは白画像上に画像ABCが印刷され、領域E及び領域Fでは2個の印刷物が完成する。
3回目の印刷動作の後、同様の搬送動作と印刷動作とを交互に繰り返すことによって、媒体上に等間隔で印刷物が印刷される。なお、3回目以降の印刷動作によって、領域A及び領域Bでは白画像が印刷され、領域C及び領域Dでは白画像上に画像ABCが印刷され、領域E及び領域Fでは2個の印刷物が完成する。また、3回目以降の搬送動作によって、未だ画像の印刷されていない媒体が領域A及び領域Bに搬送され、直前の印刷動作の際に領域A及び領域Bで印刷された白画像が領域C及び領域Dに搬送され、直前の印刷動作の際に領域C及び領域Dで白画像上に印刷された画像ABCが領域E及び領域Fに搬送される。 第5実施形態では、印刷動作のたびに、2個の印刷物が完成することになる。
<印刷時間について>
第5実施形態では、第2実施形態と同様に、印刷動作と搬送動作(兼待機動作)を交互に繰り返している。このように、印刷動作と搬送動作(兼待機動作)を交互に繰り返して画像を印刷する場合、第2実施形態で説明したように、各印刷動作の合間における待機時間が搬送時間よりも短いことが望ましい。
ここで、第5実施形態による印刷処理と第2実施形態による印刷処理を比較する。なお、白画像は画像ABCよりも乾燥しにくいとする。つまり第5実施形態における待機時間は、白画像を乾燥させるために必要な時間であることとなり、これは、第2実施形態における待機時間と等しい。
また、第5実施形態の搬送量(2個の印刷物に相当)は、第2実施形態の搬送量(3個の印刷物に相当)よりも短い。つまり、第5実施形態の搬送時間は第2実施形態の搬送時間よりも短い。
このように、第5実施形態の印刷処理と、第2実施形態の印刷処理を比べると、待機時間は同じだけ必要であるにもかかわらず、搬送時間は第5実施形態の方が第2実施形態よりも短い。よって、第5実施形態において待機時間を搬送時間よりも短くするのは、第2実施形態の場合よりも困難であることになる。
ここで、もし仮に通常プラテンを用いて第5実施形態の印刷処理を行うとすると、印刷動作によって印刷した画像(白画像)を自然乾燥させることになるので、待機時間が長くなる。
これに対し、本実施形態ではホットプラテン41を用いて印刷領域上の媒体を加熱することで、印刷動作によって印刷した画像(白画像)の乾燥が促進される。これにより、通常プラテンを用いる場合よりも、待機時間を短くすることができる。よって、第5実施形態のように3つの画像を重ねて印刷する場合においても、ホットプラテン41を用いることで、各印刷動作の合間の待機時間を短くすることができ、印刷時間の短縮を図ることができる。
なお、4つ以上の画像を有する画像データに基づいて、印刷動作と搬送動作を交互に行うことにより4つ以上の画像を重ねて印刷する場合においても同様に、ホットプラテン41によって印刷領域の印刷画像の乾燥を促進させることにより、印刷時間の短縮を図ることができる。
===第6実施形態===
前述した実施形態の各画像(例えば画像ABC)の印刷を、UV光によって硬化するUVインクとUV光を照射するUV光源43(定着部に相当する)を用いて行うようにしてもよい。図2において、印刷動作の際にキャリッジ21が移動方向に移動すると、ヘッド31及びUV光源43も移動方向に移動する。UV光源43は、この移動の際に、媒体に向けてUV光を照射する。
ヘッド31から吐出されるUVインクは、媒体に着弾した後、UV光源43からのUV光で照射される。これにより、UVインクは短時間で硬化して媒体に定着する。
このように、UVインクとUV光源43を用いた印刷を行うことによって、媒体上に印刷された画像を短時間で媒体に定着させることができる。これにより、待機時間をさらに短くすることができ、印刷時間の短縮を図ることができる。
なお、UV光源43によって媒体上のUVインクにUVを照射することによりUVインクのUV硬化が開始されるが、その後所定時間かけて硬化(定着)が進むため、UV照射後に定着時間を確保することが望ましいことがある。その場合、印刷動作とUV照射の為のキャリッジ移動の終了後、所定の待機時間を設けることとしてもよい。あるいは、この待機時間中に、UV硬化を更に促進する為に、UV照射をさらに行ってもよい。例えば、印刷をせずUV照射を行うためのキャリッジ移動をさらに行ってもよい。これらの場合であっても待機時間は短時間でよい。
また、本実施形態では、印刷動作の際にUV光源43を移動方向に移動させることとしたが、印刷動作の際にはUV照射をせず、印刷動作後、UV照射をしてもよい。例えば、印刷動作後に、UV照射のためにUV光源43を移動方向に移動させる走査を行うようにしてもよい。この場合、印刷後にUV照射のために要する時間が待機時間となる。つまり、印刷後にUVインクを定着させるために設ける時間が待機時間となる。この場合も、UV硬化により、印刷した画像を短時間で媒体に定着させることができる。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、記録装置、液体の吐出装置、印刷方法、記録方法、液体の吐出方法、印刷システム、記録システム、コンピュータシステム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体、印刷物の製造方法、等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<印刷装置について>
前述の実施形態では、画像データをプリンタ1のメモリ63に記憶している。但し、画像データを記憶するメモリは、プリンタ1のメモリ63でなくても良い。例えば、外部のコンピュータ110のメモリ(不図示)に画像データを記憶しても良い。
<プリンタについて>
前述のプリンタ1では、キャリッジを搬送方向に1回移動させることによって、印刷領域の全面を印刷する一回の印刷動作を行うことが可能である。但し、このようなプリンタに限られるものではない。例えば、キャリッジを搬送方向に複数回移動させることによって、印刷領域の全面を印刷する一回の印刷動作を行ってもよい。また、印刷領域上でキャリッジを2次元的に移動させて、印刷領域を印刷をする一回の印刷動作を行うプリンタであっても良い。このようなプリンタであれば、前述のプリンタと比べて、印刷動作に時間がかかるものの、例えば、ヘッドの大きさを小さくすることもできる。
<画像について>
前述の実施形態では、画像ABC、鏡像ABCなどが印刷されている。但し、印刷される画像は文字画像に限られるものではなく、図形などでも良い。
また、前述の実施形態では、画像ABC等を見やすくするための背景用の画像として白画像が印刷されている。但し、背景用の画像は、白画像(白色)に限られるものではなく、他の色の画像であっても良い。なお、透明な媒体に画像ABCを印刷するような場合には、背景用の画像があることによって、画像ABCが特に見やすくなり、この背景を厚く形成することで、画像ABCがさらに見やすくなる。
また、前述の実施形態では、背景画像・下地画像・コーティング画像等のような下塗り画像は矩形であったが、矩形に限られるものではない。例えば、このような下塗り画像は画像ABCに合わせて、ABCと同様の形状であっても良いし、ABCを縁取るような形状であっても良い。
また、前述の実施形態では、インクの吸収性や光沢性や耐水性を向上させる加工を行うために下地画像やコーティング画像が形成されているが、加工を行うための加工用画像は前述の下地画像やコーティング画像に限られるものではない。例えば、加工用画像は、接着層を形成するための接着層用画像でも良いし、スクラッチカード(コインで銀色の隠蔽層を削ると画像が現れるカード)の隠蔽層を形成するための隠蔽層用画像であってもよい。
<印刷物について>
鏡像ABCが印刷された印刷物の使用例として、窓などに貼ることを説明したが、印刷物の使用方法は、これに限られるものではない。例えば、タグとして使用することもできる。そして、印刷物をタグのように使用することを想定すれば、媒体がシール用紙のように粘着面を有しなくても良いことは理解できるであろう。
<下流定着機構について>
前述の実施形態では、下流定着機構42の加熱範囲は、コントローラ60によって切り替え可能であった。但し、例えば1回の印刷動作で2個の印刷物が完成するような場合、加熱範囲を最初から小さい下流定着機構42(例えば2個の領域に相当する加熱範囲の下流定着機構42)を用意してもよい。これにより、省スペース及び低コスト化を図ることができる。
プリンタ1の全体構成のブロック図である。 プリンタ1の全体構成の概略図である。 印刷領域付近の説明図である。 第1実施形態の印刷物の説明図である。 図5Aは、第1実施形態の奇数回目の印刷動作のための画像データの説明図である。図5Bは、第1実施形態の偶数回目の印刷動作のための画像データの説明図である。 第1実施形態の印刷方法の説明図である。 第2実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。 第2実施形態の印刷方法の説明図である。 図9Aは、第1実施形態において待機時間が搬送時間よりも短い場合の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。図9Bは、第1実施形態において待機時間搬送時間が同じ場合の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。図9Cは、第1実施形態において待機時間が搬送時間よりも長い場合の第1実施形態と第2実施形態の処理時間の説明図である。 第3実施形態の印刷物の説明図である。 第3実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。 第3実施形態の印刷方法の説明図である。 第4実施形態の印刷物の説明図である。 第4実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。 第4実施形態の印刷方法の説明図である。 第5実施形態の印刷物の説明図である。 第5実施形態の印刷動作のための画像データの説明図である。 第5実施形態の印刷方法の説明図である。
符号の説明
1 プリンタ、10 搬送ユニット、11 供給機構、
12A〜12F 搬送ローラ、13 巻取機構、
20 キャリッジユニット、21 キャリッジ、22 ガイド、
30 ヘッドユニット、31 ヘッド、
40 ヒータユニット、41 ホットプラテン、42 下流定着機構、43 UV光源
50 検出器群、51 マーク検出センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路、
110 コンピュータ

Claims (5)

  1. ヘッドから液体を吐出して媒体に印刷物を印刷する印刷物製造方法であって、
    印刷領域のうちの第1領域に印刷するための第1画像を有し、前記印刷領域のうちの前記第1領域よりも搬送方向下流の第2領域に印刷するための第2画像を有する画像データに基づいて、前記ヘッドを前記搬送方向に沿って移動させながら、前記第1領域に位置する媒体に前記第1画像を印刷し、前記第2領域に位置する前記媒体に前記第2画像を印刷する印刷ステップと、
    前記印刷ステップによって前記第1領域に印刷された前記第1画像を前記第2領域に搬送する搬送ステップと、
    前記印刷ステップで前記第1領域に印刷された前記第1画像と、前記第2領域に印刷された前記第2画像とを前記媒体に定着させる定着ステップと、
    を有し、前記印刷ステップと前記搬送ステップを交互に行うことによって前記媒体に前記第1画像と前記第2画像が重ねて印刷された印刷物を製造することを特徴とする印刷物製造方法。
  2. 請求項1に記載の印刷物製造方法であって、
    前記定着ステップに用いられる定着部は、前記印刷領域において前記媒体を支持しつつ加熱するホットプラテンと、前記搬送方向に沿って移動しながら前記媒体に紫外線を照射するUV光源とを有し、前記定着ステップにおいて、前記ホットプラテン及び前記UV光源によって前記第1画像及び前記第2画像を定着させる
    ことを特徴とする印刷物製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷物製造方法であって、
    前記定着ステップと前記搬送ステップを同時に行なう期間がある、
    ことを特徴とする印刷物製造方法。
  4. 請求項3に記載の印刷物製造方法であって、
    前記定着ステップによって前記第1画像を乾燥させる時間が、前記搬送ステップによって前記第1画像を前記第1領域から前記第2領域まで搬送する時間よりも短い、ことを特徴とする印刷物製造方法。
  5. 搬送方向に沿って移動しながら、印刷領域に位置する媒体に画像を印刷するヘッドと、
    印刷した前記画像を定着させる定着部と、
    前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送ローラと、
    印刷領域のうちの第1領域に印刷するための第1画像を有し、前記印刷領域のうちの前記第1領域よりも搬送方向下流の第2領域に印刷するための第2画像を有する画像データに基づいて、前記ヘッドを前記搬送方向に沿って移動させながら、前記第1領域に位置する媒体に前記第1画像を印刷し、前記第2領域に位置する前記媒体に前記第2画像を印刷する印刷動作を前記ヘッドに行わせ、
    前記印刷動作によって前記第1領域に印刷された前記第1画像を前記第2領域に搬送する搬送動作を前記搬送ローラに行わせ、
    前記印刷動作で前記第1領域に印刷された前記第1画像と、前記第2領域に印刷された前記第2画像とを前記媒体に定着させる定着動作を前記定着部に行わせるコントローラと、
    を有し、前記媒体に前記第1画像と前記第2画像が重ねて印刷された印刷物を製造することを特徴とする印刷物製造装置。
JP2008171457A 2008-06-30 2008-06-30 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置 Expired - Fee Related JP5320860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171457A JP5320860B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171457A JP5320860B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010006028A JP2010006028A (ja) 2010-01-14
JP5320860B2 true JP5320860B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=41587044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008171457A Expired - Fee Related JP5320860B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320860B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212912A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 記録装置、記録装置の制御プログラム、記録物
JP2011212909A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 記録装置、記録装置の制御プログラム、記録物
JP5705028B2 (ja) * 2011-05-27 2015-04-22 ローランドディー.ジー.株式会社 ラインプリンタ
JP5957868B2 (ja) * 2011-12-15 2016-07-27 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置及びそのプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH091830A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2672481B2 (ja) * 1995-06-20 1997-11-05 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP2003285427A (ja) * 2002-01-25 2003-10-07 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP2005014445A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Konica Minolta Holdings Inc ライン型インクジェットプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010006028A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5266847B2 (ja) 印刷物製造方法及び印刷装置
JP5195040B2 (ja) 印刷装置
JP5402497B2 (ja) 印刷装置
JP7065568B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP2010012751A (ja) 印刷物製造方法
JP5555984B2 (ja) 印刷物製造方法及び印刷装置
CN101941331B (zh) 液体喷射装置
JP6135139B2 (ja) 液体吐出装置
JP6932331B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP5320860B2 (ja) 印刷物製造方法、及び印刷物製造装置
JP7031274B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出システム、及び液体吐出装置のリフレッシュ方法
JP2005254806A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5277748B2 (ja) 印刷装置
JP7251221B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP5696505B2 (ja) プリンター
JP2009292019A (ja) 印刷物製造方法
JP2009214497A (ja) インクジェット記録装置
JP5315805B2 (ja) 印刷物製造方法、及び、プリンタ
JP5668822B2 (ja) 印刷装置
JP2013039838A (ja) 印刷装置
JP4961728B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4715471B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2023088081A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP6965801B2 (ja) 乾燥装置および画像形成装置
JP2021066131A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees