JP5316104B2 - 筆記情報処理装置及びプログラム - Google Patents
筆記情報処理装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5316104B2 JP5316104B2 JP2009055035A JP2009055035A JP5316104B2 JP 5316104 B2 JP5316104 B2 JP 5316104B2 JP 2009055035 A JP2009055035 A JP 2009055035A JP 2009055035 A JP2009055035 A JP 2009055035A JP 5316104 B2 JP5316104 B2 JP 5316104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- medium
- identification information
- writing
- read
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Description
請求項2に記載の発明は、前記生成手段は、前記第1の識別情報が読み取られてから前記第2の識別情報が読み取られるまでの時間が予め定められた時間内であることを更なる条件として、前記関連付け情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記生成手段は、前記第1の識別情報が前記第1の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうか、又は、前記第2の識別情報が前記第2の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうかに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の重なりの順序を更に示す前記関連付け情報を生成する請求項1に記載の筆記情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられ、かつ、当該読取りが成功しなかったことを条件として、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記生成手段は、前記第1の識別情報が読み取られた前記第1の媒体の位置と、前記第2の識別情報が読み取られた前記第2の媒体の位置と、筆記に用いた電子筆記具の移動速度とに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の離れ度合いを更に示す前記関連付け情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の筆記情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記関連付け情報に基づいて、前記第1の媒体、前記第2の媒体、前記第1の筆記情報、前記第2の筆記情報を表す画像が表示されるように制御する制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の筆記情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により連続して取得されると、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが重ねて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記生成手段は、前記第1の識別情報が前記第1の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうか、又は、前記第2の識別情報が前記第2の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうかに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の重なりの順序を更に示す前記関連付け情報を生成する請求項7に記載の筆記情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により不連続に取得され、かつ、当該第1の識別情報が取得されてから当該第2の識別情報が取得されるまでの時間が予め定められた時間内である場合に、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する機能と、前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する機能と、第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられなかったことを条件として、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが重ねて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する機能と、前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する機能と、第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられ、かつ、当該読取りが成功しなかったことを条件として、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体がある程度離れていれば、一方の媒体に対する筆記情報と他方の媒体に対する筆記情報を関連付けないようにすることができる。
請求項3の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体の重なり順序を示すことができる。
請求項4の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体が離れて配置されていることを示すことができる。
請求項5の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体の離れ度合いを示すことができる。
請求項6の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記を表示画像として再現することができる。
請求項7の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体が重ねて配置されていることを示すことができる。
請求項8の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体の重なり順序を示すことができる。
請求項9の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体が離れて配置されていることを示すことができる。
請求項10の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体が重ねて配置されていることを示すことができる。
請求項11の発明によれば、互いに異なる媒体にまたがる筆記が行われた場合に、これらの媒体が離れて配置されていることを示すことができる。
まず、本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このコンピュータシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、端末装置50とがネットワーク80に接続されることにより構成されている。また、端末装置50には、デジタルペン60が通信装置70を介して接続されている。
文書サーバ20は、電子文書を記憶し管理するコンピュータ装置である。また、端末装置10から電子文書の印刷要求があると、電子文書の画像と、識別情報及び位置情報を表す符号画像とを生成し、これらを合成した合成画像を媒体に印刷する印刷命令を画像形成装置40に対して出力する。この場合、識別情報とは、媒体を一意に特定するための情報であり、位置情報とは、媒体上の座標位置を特定するための情報である。ここで、文書サーバ20としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
画像形成装置40は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置40は、単体のプリンタや印刷機であってもよいし、他にスキャナや通信の機能を備えた所謂複合機であってもよい。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。尚、以下では、媒体に付与する識別情報を識別情報サーバ30が発行するものとして説明するが、システム内で重複なく発行できるのであれば識別情報はどの装置で発行してもよく、この画像形成装置40で発行するようにしてもよい。その場合は、例えば、画像形成装置40の機械番号と画像形成装置40におけるプリントカウントの値とを結合したものを識別情報として用いるとよい。
通信装置70は、デジタルペン60から筆跡情報を取得して端末装置50に送信する装置である。例えば、デジタルペン60を差し込む差込口を設け、この差込口にデジタルペン60が差し込まれると、デジタルペン60に記憶された筆跡情報を端末装置50に送信するようにするとよい。ここで、端末装置50との間の通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信機能等、種々の方式が考えられる。また、図では、通信装置70をデジタルペン60と別体のものとして示しているが、必ずしも別体である必要はなく、一体に構成してもよい。
また、本明細書において、「媒体」は、画像を印刷可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であっても構わない。
更に、本明細書では、電子文書、媒体、更にはデジタルペン60やユーザについて、それぞれを一意に識別するための識別情報を用いて処理を行うが、単に「識別情報」というときは、このうち、媒体の識別情報を意味するものとする。
このような場合に、筆記を行った印刷文書ごとに筆跡情報を管理したのでは、例えば、PC(Personal Computer)等で筆跡情報を確認する際に、1つの連続した画像として見ることができない。
そこで、本実施の形態では、複数の印刷媒体にまたがった筆跡情報を関連付けて管理し、1つの連続した画像として再現する。
(a)は、符号画像付きの2つの紙文書を重ねた状態で、2つの紙文書にまたがる筆記を行った場合の例である。この場合、(a−1)のように、紙文書Aと紙文書Bを重ねて、(a−2)のように、デジタルペン60でそれらにまたがる筆記を行う。その後、例えば、PCで紙文書Aを呼び出すと、(a−3)のように、紙文書Bと共に一連の筆跡情報が1つの画像として表示される。具体的には、紙文書Aに対する筆記とそれに連続して行われた筆記とを関連付けた連続筆記管理情報を照会することにより、紙文書Bに対する筆記が表示される。尚、このとき、筆跡情報の境界が自然な形で接するように表示位置が調整される。
本実施の形態では、文書サーバ20が筆跡情報を管理し、筆跡情報の表示が指示されると、識別情報サーバ30が筆跡情報を表示するための表示情報を生成する。
このように、本実施の形態では、文書サーバ20及び識別情報サーバ30が中心となって動作するので、これらのサーバの構成について詳細に説明する。
まず、文書サーバ20の構成について説明する。
図3は、文書サーバ20の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、文書サーバ20は、受信部21と、識別情報取得部22と、筆跡管理部23と、筆跡管理情報記憶部24とを備える。また、識別符号生成部25aと、位置符号生成部25bと、符号配置部25cと、パターン画像記憶部25dと、符号画像生成部25eとを備える。更に、文書画像生成部26と、画像合成部27と、送信部29とを備える。
識別情報取得部22は、受信部21から文書ID及び印刷設定を取得し、これを送信部29に渡して識別情報の発行要求の送信を指示し、これを文書画像生成部26に渡して文書画像の生成を指示する。また、受信部21から識別情報を取得し、これを識別符号生成部25aに渡して識別符号の生成を指示する。
筆跡管理情報記憶部24は、筆跡管理部23によって管理される筆跡管理情報を記憶する。
位置符号生成部25bは、媒体上の座標位置を示す位置情報を符号化して位置符号を生成する。
符号配置部25cは、識別符号生成部25aにて生成された識別符号や、位置符号生成部25bにて生成された位置符号等を所定のレイアウトに従って2次元平面に配置し2次元の符号配列を生成する。
パターン画像記憶部25dは、符号配列に格納される各符号の符号値に対応するパターン画像を記憶する。
符号画像生成部25eは、符号配置部25cが生成した2次元の符号配列を参照し、各符号値に対応したパターン画像を選択して符号画像を生成する。
画像合成部27は、符号画像生成部25eが生成した符号画像と、文書画像生成部26が生成した文書画像とを合成し、合成画像を生成する。
送信部29は、識別情報サーバ30に対して識別情報の発行要求を送信する。また、画像形成装置40に対して媒体に対する画像の印刷命令を送信する。更に、筆跡情報の表示が指示された際には、識別情報サーバ30に対して、電子文書と筆跡情報とを送信する。
図4は、識別情報サーバ30の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、識別情報サーバ30は、受信部31と、媒体管理部32と、媒体管理情報記憶部33と、表示情報生成部34と、関連付け情報記憶部35と、送信部39とを備える。
表示情報生成部34は、筆跡情報の表示が指示された際に、文書サーバ20から取得した情報に基づいて、筆跡情報を表示するための表示情報を生成する。この表示情報としては、例えば、端末装置50で表示するイメージを生成する元となるデータを生成する。本実施の形態では、画像が表示されるように制御する制御手段の一例として、表示情報生成部34を設けている。
本実施の形態における動作は、大きく、印刷文書の出力と、印刷文書への筆記と、筆跡情報の表示とに分けられるので、以下ではこれらを分けて説明する。
図5は、このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作を示したシーケンス図である。
文書サーバ20では、まず、受信部21が、電子文書の印刷要求を端末装置10から受信する(ステップ211)。このうち、電子文書の印刷要求には、文書IDと印刷設定とが含まれる。ここで、文書IDとしては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)を用いるとよいが、電子文書を一意に特定することができるものであれば他の情報を用いてもよい。また、印刷設定は、ページ、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、Nアップ(電子文書のNページを媒体の1ページに割り付ける印刷)、余白等の設定を含む。
受信部21は、これらの情報を受信すると、識別情報取得部22に受け渡す。すると、識別情報取得部22は、受け渡された情報のうち、文書IDと印刷設定とを送信部29に渡し、送信部29が、これらの情報を識別情報サーバ30に送信することで、識別情報の発行を要求する(ステップ212)。
次に、媒体管理部32は、識別情報と文書IDと印刷設定とを関連付けて媒体管理情報記憶部33に記憶する(ステップ313)。そして、ステップ312で発行された識別情報は送信部39に渡され、送信部39が、文書サーバ20に対し、識別情報を送信する(ステップ314)。
すると、文書サーバ20は、識別情報と位置情報とを表す符号画像を生成する(ステップ214)。この符号画像の生成は、具体的には、次のような処理により行われる。
即ち、まず、識別情報取得部22が、ステップ213で取得した識別情報を識別符号生成部25aに渡し、識別符号生成部25aが、識別情報を符号化することで識別符号を生成する。尚、識別情報の符号化の詳細については後述する。
また、位置符号生成部25bは、受信部21から印刷設定を受け取り、印刷設定に応じた範囲の位置情報を符号化することで位置符号を生成する。尚、位置情報の符号化の詳細についても後述する。
その後、符号配置部25cが、識別符号と位置符号とを所定のレイアウトに従って配置し、これを符号画像生成部25eが、パターン画像記憶部25dに記憶されたパターン画像を用いて画像化することで符号画像を生成する。
そして、画像合成部27は、ステップ214で生成された符号画像と、ステップ215で生成された文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ216)。
その後、合成画像は送信部29に渡され、送信部29が、合成画像の印刷命令を画像形成装置40に送信する(ステップ217)。ここで、合成画像の印刷命令は、例えば、文書画像の印刷命令の列からなるPDL(Page Description Language)ファイルに対し、符号画像として印刷する内容をPDLコマンドとして設定したPDLの形式で送信される。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷文書における画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが人間の目で認識し難いものも、「不可視」に含める。
図6は、符号画像を構成する画像等の一例を示した図である。
まず、符号画像を構成する単位パターンについて説明する。
図6(a)は、単位パターンの一例を示したものである。
単位パターンとは、情報埋め込みの最小単位である。図では、黒塗りの領域と斜線の領域をドット配置可能な領域とし、その間にある白色の領域をドット配置不可能な領域としている。そして、ドット配置可能な領域のうち、黒塗りの領域にドットが配置され、斜線の領域にはドットが配置されていないことを示している。即ち、図は、ドットを配置可能な9箇所の中から選択した2箇所にドットを配置することで単位パターンを構成した例を示したものである。ここで、9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは36(=9C2)通りなので、単位パターンは、36種類存在する。このうち、4種類の単位パターンは、同期パターンとして使用される。同期パターンとは、画像の回転を検出したり、識別符号及び位置符号の相対的な位置を特定したりするためのパターンである。特に、画像の回転を検出する必要があることから、4種類の同期パターンとしては、そのうちの1つの同期パターンを90度回転するとそのうちの別の同期パターンになるようなものが選ばれる。また、この4種類の単位パターンを除く32種類の単位パターンは、識別符号及び位置符号を表現する情報パターンとして使用され、5ビットの情報が表現される。
図6(b)に、符号ブロックのレイアウトの一例を示す。尚、ここでは、画像ではなく、パターン画像によって置き換えられる直前の符号配列で示している。即ち、図6(b)の最小の四角(以下、「単位ブロック」という)に、図6(a)のような単位パターン(36通りの単位パターンのいずれか)が配置され、その画像が媒体に形成されることになる。
図6(b)のレイアウトでは、符号ブロックの左上の1つの単位ブロックに、同期符号が配置されている。また、同期符号が配置された単位ブロックの右側の4つの単位ブロックにX位置符号が配置され、同期符号が配置された単位ブロックの下側の4つの単位ブロックにY位置符号が配置されている。更に、これらの位置符号が配置された単位ブロックに囲まれた16(=4×4)個の単位ブロックに識別符号が配置されている。
識別情報を符号化する場合、識別情報を構成するビット列は、RS符号化を行うために複数のブロックに分割される。符号化には、いくつかの方法があるが、本実施の形態では、RS符号化が適している。RS符号は多値の符号法であり、この場合、単位ブロックで表現される値がRS符号の多値に対応するからである。例えば、1つの単位ブロックで5ビットの情報を表現する場合、60ビットの識別情報は、ブロック長が5ビットの12個のブロックに分割される。そして、2ブロックの誤りを訂正可能なRS符号を採用したとすると、符号長は16ブロックとなり、図6(b)の符号ブロックにおける識別符号が配置される単位ブロックに収まることになる。尚、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用してもよい。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、ある長さのシフトレジスタとフィードバックによって生成される符号系列のうち、その周期が最長になる系列をいう。Kをシフトレジスタの段数とすると、M系列の系列長は2K−1となる。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用して位置情報を符号化する。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。この場合、位置符号も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。
図7は、媒体管理情報の具体例を示した図である。
図示するように、媒体管理情報は、識別情報と、文書IDと、印刷設定とが関連付けて記憶される。
このうち、識別情報は、既に述べた通り、媒体を一意に識別するための情報である。
また、文書IDは、既に述べた通り、電子文書を一意に識別するための情報である。
更に、印刷設定は、既に述べた通り、端末装置10で電子文書の印刷が要求された際に設定されたページ、用紙サイズ、拡大縮小率等の情報である。
また、文書ID「DocC」の電子文書の1ページ目を、識別情報「000103」のA4サイズの媒体に100%で印刷し、文書ID「DocD」の電子文書の2ページ目を、識別情報「000104」のA4サイズの媒体に100%で印刷したことも示されている。
本実施の形態では、印刷文書に対する筆跡情報がデジタルペン60から通信装置70を介して端末装置50に伝えられ、文書サーバ20へ登録される。
そこで、まず、デジタルペン60の機構について説明する。
図8は、デジタルペン60の構成例を示した図である。
図示するように、デジタルペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
また、制御回路61には、デジタルペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。更に、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS64も接続されている。更にまた、識別情報及び位置情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
図9は、制御回路61の機能構成例を示したブロック図である。尚、図では、制御回路61内の画像処理部61aとデータ処理部61bとに分けて、機能構成例を示している。
図示するように、画像処理部61aは、画像取得部611と、ドット配列生成部612とを備える。また、データ処理部61bは、符号配列生成部613と、識別情報取得部614と、位置情報取得部615と、筆跡情報生成部616とを備える。そして、更に、関連付け情報生成部617と、通信制御部619とを備える。
ドット配列生成部612は、符号画像におけるドットの位置を参照して、ドット配列を生成する。即ち、2次元の配列上で、例えば、ドットがある位置に「1」を、ドットがない位置に「0」を記憶することにより、画像として検出したドットをデジタルデータに置き換える。そして、この2次元の配列をドット配列として出力する。
位置情報取得部615は、符号配列から同期符号の位置を基準にして位置符号を検出する。そして、位置符号からM系列の部分系列を取り出し、画像生成時に使用したM系列におけるこの部分系列の位置を参照し、この位置を同期符号によるオフセットで補正した値を位置情報として取得する。尚、オフセットで補正するのは、位置符号の間に同期符号が配置されているためである。本実施の形態では、位置情報を取得する位置情報取得手段の一例として、位置情報取得部615を設けている。
関連付け情報生成部617は、複数の印刷文書にまたがる筆記を行った場合に、複数の印刷文書を関連付けると共にそれらの位置関係を示す関連付け情報を生成する。ここで、筆跡情報は印刷文書に関連付けられるので、印刷文書を関連付けることにより、筆跡情報も関連付けられることになる。即ち、本実施の形態では、筆跡情報が関連していることを示す関連付け情報を生成する生成手段の一例として、関連付け情報生成部617を設けている。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。そして、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆跡情報生成部616が、位置情報を連結して筆跡情報を生成する。更に、本実施の形態では、関連付け情報生成部617が、またがった筆記が行われている複数の媒体を関連付ける関連付け情報を生成する。
関連付け情報生成部617は、まず、識別情報取得部614から識別情報を受け取り、位置情報取得部615から位置情報を受け取る(ステップ621)。そして、ここで受け取った識別情報又は位置情報に関する幾つかの条件を判定することにより、2つの媒体をまたがる筆記がどの位置にどのようになされたかを認識する。
即ち、第一に、関連付け情報生成部617は、直近に識別情報及び位置情報の読取りが成功した時点からの経過時間が予め定められた時間内であるかどうかを判定する(ステップ622)。直近の読取り成功からある程度時間が経過して識別情報及び位置情報の読取りが再度成功した場合、2つの媒体は大きく離れて配置されており、もはや2つの媒体にまたがって筆記しているとは言えないので、このような条件を判定している。尚、識別情報及び位置情報の読取りが成功しなかった場合、ドット配列生成部612や符号配列生成部613の処理が不能となるので、その旨を伝えてもらうことにより、読取りが成功したかは判定可能である。
即ち、第二に、関連付け情報生成部617は、ステップ621で受け取った識別情報が、直近に読取りが成功したときに受け取った識別情報と同じであるかどうかを判定する(ステップ623)。今回読み取った識別情報が前回読み取った識別情報と異なるかどうかを検証することにより、前回の読取りから今回の読取りまでの間に媒体が切り替わったことが分かるので、このような条件を判定している。
即ち、第三に、関連付け情報生成部617は、ステップ621で受け取った位置情報と、直近に読取りが成功したときに受け取った位置情報の少なくとも一方が、媒体の端部の位置情報であるかどうかを判定する(ステップ624)。2つの媒体にまたがる筆記は、必ず何れかの媒体の端部を通るので、このような条件を判定している。尚、媒体の端部としては、媒体の縁の部分の予め定めた領域を用いればよい。
即ち、第四に、関連付け情報生成部617は、直前の識別情報及び位置情報の読取りが成功したかどうかを判定する(ステップ625)。尚、識別情報及び位置情報の読取りが成功しなかった場合、ドット配列生成部612や符号配列生成部613の処理が不能となるので、その旨を伝えてもらうことにより、読取りが成功したかは判定可能である。
そして、ステップ621で受け取った位置情報が媒体の端部の位置情報であれば、ある媒体からその媒体の上に置かれた別の媒体への筆記と判断し、そのような筆記の場合の関連付け情報を生成する(ステップ627)。具体的には、先に筆記されていた媒体のレイヤ番号よりも1つ大きなレイヤ番号を含む関連付け情報を生成する。尚、レイヤ番号は、重なり順序を示す情報の一例である。
尚、ここでは、ステップ621で受け取った位置情報、つまり、今回の媒体の位置情報が媒体の端部の位置情報であるかどうかを判定しているが、前回の媒体の位置情報が媒体の端部の位置情報であるかどうかを判定するようにしてもよい。
そして、関連付け情報生成部617は、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ630)、受信していれば、ステップ621に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
図11−1(a)は、関連付け情報の具体例を示した図である。
図示するように、関連付け情報は、識別情報と、関連識別情報と、位置関係情報とを対応付けたものとなっている。
このうち、識別情報は、既に述べた通り、媒体を一意に識別するための情報である。
また、関連識別情報は、既に述べた通り、識別情報で特定される媒体に関連付けられた媒体を一意に識別するための情報である。
図11−2(b)は、これらの値の算出方法について説明するための図である。尚、ここでは、識別情報「000101」の媒体(基準媒体)を「印刷文書A」とし、識別情報「000102」の媒体を「印刷文書B」とする。また、座標系としては、印刷文書Aを基準とした基準座標系を用いるが、説明のために、印刷文書Bを基準としたx軸及びy軸も示している。
図において、太線で示した筆跡は、点(X1,Y1)において、印刷文書A上から印刷文書B上へと移っている。このとき、点(X1,Y1)の直前の予め定めた範囲内で印刷文書Aから取得した位置情報により、筆跡のY軸に対する方向角が分かる。また、点(X1,Y1)の直後の予め定めた範囲内で印刷文書Bから取得した位置情報により、筆跡のy軸に対する方向角も分かる。そこで、前者の方向角と、後者の方向角をY軸に対する方向角に変換して得られた方向角とが等しくなるという条件により、αを算出することができる。
図11−2(c)は、これらの値の算出方法について説明するための図である。尚、ここでは、識別情報「000103」の媒体(基準媒体)を「印刷文書C」とし、識別情報「000104」の媒体を「印刷文書D」とする。また、座標系としては、印刷文書Cを基準とした基準座標系を用いるが、説明のために、印刷文書Dを基準としたx軸及びy軸も示している。
図において、太線で示した筆跡は、点(X2,Y2)において、印刷文書C上からなくなり、点(X2’,Y2’)において、印刷文書D上に現れている。このとき、点(X2,Y2)の直前の予め定めた範囲内で印刷文書Cから取得した位置情報により、筆跡のY軸に対する方向角が分かる。また、点(X2’,Y2’)の直後の予め定めた範囲内で印刷文書Dから取得した位置情報により、筆跡のy軸に対する方向角も分かる。そこで、印刷文書Cを離れてから印刷文書Dに接するまでの筆跡が直線であることが保証されているとすると、前者の方向角と、後者の方向角をY軸に対する方向角に変換して得られた方向角とが等しくなるという条件により、βを算出することができる。
尚、この例において、(Xb,Yb)、β、(X2,Y2)から(X2’,Y2’)へのベクトル等、印刷文書Cと印刷文書Dのこれらを含む平面上での位置関係は、印刷文書Cと印刷文書Dの離れ度合いの一例である。
本実施の形態では、上記の関連付け情報に基づいて、ある印刷媒体と別の印刷媒体にまたがる筆跡情報を表示する。
その場合、ユーザは、まず、印刷媒体をデジタルペン60で指示する。すると、デジタルペン60は、識別情報を読み取り、通信装置70を介して端末装置50に出力する。
すると、端末装置50は、デジタルペン60から伝えられた識別情報を識別情報サーバ30に送信する。
識別情報サーバ30では、まず、受信部31が、端末装置50から識別情報を受信する(ステップ331)。次に、識別情報は媒体管理部32に渡され、媒体管理部32が、関連付け情報を参照し、識別情報に対応する関連識別情報を取得する(ステップ332)。また、媒体管理部32は、ステップ331で取得した識別情報とステップ332で取得した関連識別情報をキーとして媒体管理情報及び関連付け情報を検索し、これらの識別情報にそれぞれ対応する複数の文書ID及び印刷設定を媒体管理情報から取得すると共に、これらの識別情報にそれぞれ対応する複数の位置関係情報を関連付け情報から取得する(ステップ333)。そして、複数の印刷設定及び位置関係情報は、表示情報生成部34に渡され、複数の文書ID及びページ番号(印刷設定に含まれる)は送信部39に渡され、送信部39がこれらの文書ID及びページ番号を文書サーバ20に送信する(ステップ334)。
その後、表示情報生成部34が、ステップ333で媒体管理部32によって取り出され渡された印刷設定及び位置関係情報を考慮して、個々の電子文書の印刷イメージを表すオブジェクトからなる表示情報を生成し、その上に、ステップ335で受信した筆跡情報を追加する(ステップ336)。この場合、印刷設定には、各媒体のサイズや色等の属性が含まれるので、各媒体に対する電子文書の印刷イメージを表すオブジェクトにも、これらの属性が反映される。また、左上点の座標、傾き角、レイヤといった位置関係もオブジェクトに反映される。
そして、表示情報生成部34は、このようにして生成した表示情報を送信部39に渡し、送信部39が、表示情報を端末装置50に送信する(ステップ337)。
これにより、端末装置50では、個々の電子文書のイメージを独立したオブジェクトとして操作可能となる。
以上により、本実施の形態の動作の説明を終了する。
そこで、これらの処理をコンピュータ90で行うものとして、コンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
Claims (11)
- 媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられなかったことを条件として、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが重ねて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記第1の識別情報が読み取られてから前記第2の識別情報が読み取られるまでの時間が予め定められた時間内であることを更なる条件として、前記関連付け情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の筆記情報処理装置。
- 前記生成手段は、前記第1の識別情報が前記第1の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうか、又は、前記第2の識別情報が前記第2の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうかに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の重なりの順序を更に示す前記関連付け情報を生成する請求項1に記載の筆記情報処理装置。
- 媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられ、かつ、当該読取りが成功しなかったことを条件として、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記第1の識別情報が読み取られた前記第1の媒体の位置と、前記第2の識別情報が読み取られた前記第2の媒体の位置と、筆記に用いた電子筆記具の移動速度とに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の離れ度合いを更に示す前記関連付け情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の筆記情報処理装置。
- 前記関連付け情報に基づいて、前記第1の媒体、前記第2の媒体、前記第1の筆記情報、前記第2の筆記情報を表す画像が表示されるように制御する制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の筆記情報処理装置。
- 媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により連続して取得されると、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが重ねて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記第1の識別情報が前記第1の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうか、又は、前記第2の識別情報が前記第2の媒体の端部として定められた領域から読み取られたかどうかに基づいて、当該第1の媒体と当該第2の媒体の重なりの順序を更に示す前記関連付け情報を生成する請求項7に記載の筆記情報処理装置。
- 媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する筆記情報取得手段と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、前記識別情報取得手段により不連続に取得され、かつ、当該第1の識別情報が取得されてから当該第2の識別情報が取得されるまでの時間が予め定められた時間内である場合に、前記筆記情報取得手段により取得された前記筆記情報のうち、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する生成手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。 - コンピュータに、
媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する機能と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する機能と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられなかったことを条件として、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが重ねて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
媒体の識別情報と当該媒体上の位置情報とが印刷された当該媒体から読み取られた当該識別情報を取得する機能と、
前記媒体から読み取られた前記位置情報に基づいて生成された当該媒体に対する筆記情報を取得する機能と、
第1の識別情報と、当該第1の識別情報とは異なる第2の識別情報とが、取得され、かつ、当該第1の識別情報が読み取られてから当該第2の識別情報が読み取られるまでの間に識別情報の読取りが試みられ、かつ、当該読取りが成功しなかったことを条件として、当該第1の識別情報が印刷された第1の媒体に対する第1の筆記情報と、当該第2の識別情報が印刷された第2の媒体に対する第2の筆記情報とが関連していることと、当該第1の媒体と当該第2の媒体とが離れて配置されていることとを示す関連付け情報を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055035A JP5316104B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 筆記情報処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055035A JP5316104B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 筆記情報処理装置及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010212866A JP2010212866A (ja) | 2010-09-24 |
JP5316104B2 true JP5316104B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=42972619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009055035A Expired - Fee Related JP5316104B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 筆記情報処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5316104B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5971098B2 (ja) * | 2012-12-03 | 2016-08-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
WO2022050786A1 (ko) * | 2020-09-07 | 2022-03-10 | 주식회사 네오랩컨버전스 | 서로 다른 미디엄 연결 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4687324B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2011-05-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及び関連付け方法 |
JP4561549B2 (ja) * | 2005-09-14 | 2010-10-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像生成装置、印刷方法、プログラム、及び印刷媒体群 |
JP2008009833A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書管理装置、及びプログラム |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009055035A patent/JP5316104B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010212866A (ja) | 2010-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007286698A (ja) | 筆記情報処理装置、筆記情報処理方法、及びプログラム | |
JP2012103776A (ja) | 軌跡情報処理装置、軌跡情報処理システム及びプログラム | |
JP5444946B2 (ja) | 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム | |
JP5316104B2 (ja) | 筆記情報処理装置及びプログラム | |
JP2008009833A (ja) | 文書管理装置、及びプログラム | |
JP5206538B2 (ja) | 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム及びプログラム | |
JP2009181243A (ja) | 筆跡情報処理装置、及びプログラム | |
JP5387086B2 (ja) | 情報照合支援システム及びプログラム | |
JP5109377B2 (ja) | 筆記情報処理装置、及びプログラム | |
JP5293304B2 (ja) | 媒体位置管理装置及びプログラム | |
JP2008021120A (ja) | 筆記情報処理システム、筆記情報処理方法およびプログラム | |
JP4548426B2 (ja) | 筆記情報管理装置、筆記情報管理システム、及びプログラム | |
JP5169369B2 (ja) | 筆跡情報処理装置、及びプログラム | |
JP5141616B2 (ja) | 貼付状態管理装置及びプログラム | |
JP5024007B2 (ja) | 文書管理システム、文書管理装置およびプログラム | |
JP2009170979A (ja) | 文書管理システム、文書管理装置およびプログラム | |
JP2009252063A (ja) | 筆記情報生成装置及びプログラム | |
JP2008077218A (ja) | 筆記情報処理システム、ペンデバイスおよびプログラム | |
JP2009282700A (ja) | 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム | |
JP2011048491A (ja) | 筆記情報処理装置、筆記情報処理システム、及びプログラム | |
JP2009181519A (ja) | 文書管理装置及びプログラム | |
JP2009181518A (ja) | 文書管理装置及びプログラム | |
JP2008048285A (ja) | 文書管理装置、筆記処理装置、及びプログラム | |
JP2008071247A (ja) | 印刷情報管理装置、及びプログラム | |
JP2009277006A (ja) | 情報処理装置、文書管理システム、情報処理システム、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130305 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130611 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5316104 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |