[go: up one dir, main page]

JP5315938B2 - 防護柵 - Google Patents

防護柵 Download PDF

Info

Publication number
JP5315938B2
JP5315938B2 JP2008284865A JP2008284865A JP5315938B2 JP 5315938 B2 JP5315938 B2 JP 5315938B2 JP 2008284865 A JP2008284865 A JP 2008284865A JP 2008284865 A JP2008284865 A JP 2008284865A JP 5315938 B2 JP5315938 B2 JP 5315938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary rod
auxiliary
deformable member
ring
strut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008284865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010112047A (ja
Inventor
佐智夫 中村
Original Assignee
日本サミコン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本サミコン株式会社 filed Critical 日本サミコン株式会社
Priority to JP2008284865A priority Critical patent/JP5315938B2/ja
Publication of JP2010112047A publication Critical patent/JP2010112047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5315938B2 publication Critical patent/JP5315938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

本発明は、雪崩・落石等における防護柵に関する。
従来、この種の防護柵では、所定の間隔で支柱を設け、各支柱の間に水平ロープ材を水平方向のスライドを許容した状態で係留し、水平ロープの両端は固定し、各支柱間を水平ロープ材に掛止されたワイヤ製のネットで遮蔽し、各水平ロープ材の途上に水平ロープ材を重合させて形成した余長部と、余長部を一定の力で挟持する挟持具とにより、水平ロープ材に所定張力以上の張力が作用したとき、水平ロープ材が一定の摩擦力を保持したまま余長部が伸長して張力を吸収する緩衝部を設けており、衝撃吸収柵の網面に作用する衝撃力が緩衝部の設定摩擦抵抗を越えると、水平ロープ材の途上に形成した緩衝部が耐えられず、ロープ材と挟持具との摺動の間で摺動を開始し、大きな衝撃力を受けてもループの縮径により効果的にエネルギーを吸収することができる(例えば特許文献1)。
また、ガードロープの他端部相互を重ね合わせて重複部を形成し、この重複部を複数間隔を置いて設けられた締付部材により緊結すると共に、前記締付部材に係止可能な端末突部を前記ガードロープの他端部の端部に設け、前記ガードロープに加わる引張力によって前記重複部の他端部相互が摩擦摺動するように構成(例えば特許文献2)している。
さらに、支柱間に張り渡された保持ロープの中途に、同保持ロープに及んでくる衝撃エネルギーを吸収するためのブレーキ装置が設けてあり、このブレーキ装置が、重ね合わされた両端部を緊締部材によって固定したループ管を有しており、当該保持ロープがこのループ管内を通り、他方端部の管口から出て延びて(例えば特許文献3)おり、緊締部でのループ管重畳部の摩擦及びループ管と緊締部材との間の摩擦によりエネルギー吸収が行われる。
特公平7−18134号公報 特許第2503929号公報 特開平10−88527号公報
上記の防護柵のように、支柱をコンクリート基礎などに立設したものでは、支柱の上部に落石が衝突した場合、支柱自体が変形して落石エネルギーを吸収することができるが、支柱の下部に落石が衝突した場合は、支柱が変形する前にコンクリート基礎が崩壊してしまい、エネルギー吸収効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、支柱下部に落石が衝突した場合にも支柱により落石エネルギーを効果的に吸収することができる防護柵を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、所定の間隔で複数の支柱を設け、前記支柱間に防護面を設け、前記支柱に補助杆を設けた防護柵であって、前記支柱の前方に、落石を受ける前面を有する前記補助杆を設けると共に、この補助杆と前記支柱との間に間隔を設け、前記支柱と前記補助杆とを連結する連結材を備え、前記連結材が前記支柱の高さ方向中央より上部側に配置され、落石により前記補助杆又は/及び前記連結材が変形するように構成したものである。
また、請求項2の発明は、所定の間隔で複数の支柱を設け、前記支柱間に防護面を設け、落石により変形する変形部材を設けた防護柵であって、前記支柱の前方に、落石を受ける前面を有する補助杆を設けると共に、この補助杆と前記支柱との間に間隔を設け前記補助杆と前記支柱との間に前記変形部材を上下に間隔を置いて複数段に配置すると共に、下段の前記変形部材の強度を上段の前記変形部材の強度より大きく設定したものである。
また、請求項3の発明は、前記変形部材がリング材であり、前記リング材の外周を前記支柱と補助杆により挟んだものである。
また、請求項4の発明は、前記変形部材が、前記支柱と前記補助杆との間で屈曲した屈曲材である。
また、請求項の発明は、前記リング材の軸心を縦方向に向け、前記支柱と補助杆の少なくとも一方の前記リング材側の面の幅が、前記リング材の直径より小さいものである。
また、請求項の発明は、前記補助杆の下部と前記支柱との間に、落石により変形する変形部材を設けたものである。
請求項1の構成によれば、支柱下部に向った落石が補助杆に衝突すると、補助杆又は/及び連結材が変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。
請求項2の構成によれば、支柱下部に向った落石が補助杆に衝突すると、変形部材が変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、請求項3の構成によれば、補助杆が衝撃力を受けると、リング材が押し潰され、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、請求項4の構成によれば、補助杆が衝撃力を受けると、屈曲部が更に屈曲し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、請求項の構成によれば、補助杆が衝撃力を受けると、補助杆の下端を支柱に近づける力により補助杆又は/及び連結材が変形し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、請求項の構成によれば、補助杆が衝撃力を受けると、複数のリング材が押し潰され、これらの変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、請求項の構成によれば、リング材の変形により衝撃力を効率よく吸収することができる。
また、請求項の構成によれば、補助杆又は/及び連結材の変形に加えて、変形部材が変形し、これらの変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、請求項の構成によれば、変形部材が変形してから支柱が変形できるように設定することができ、これにより、小さい衝撃エネルギーでは支柱が変形し難くなる。そして、下段側に衝撃力を受けた場合、強度が大きな変形部材が変形することにより大きな衝撃エネルギーを吸収できる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な防護柵を採用することにより、従来にない防護柵が得られ、その防護柵について記述する。
参考例1
以下、本発明の参考例を添付図面を参照して説明する。図1〜図3は本発明の基本構成を説明する参考例1を示し、同図に示すように、防護柵は、斜面あるいは斜面に並んで基礎たるコンクリート基礎1を設け、このコンクリート基礎1に複数の支柱2…を立設し、その支柱2の下端を前記コンクリート基礎1に固着している。前記支柱2の前面には間隔をおいて支柱2の一部を構成する補助杆3が設けられ、この補助杆3は前記支柱2と略平行に配置されている。そして、それら支柱2及び補助杆3は、H型鋼,コンクリート柱,鋼管あるいはコンクリート充填鋼管などからなり、特に鋼製のものを用いることが好ましく、この例ではH形鋼を用い、H型鋼は、前後のフランジ部F,Fを中央のウエブ部Uにより連結した断面形状を有する。
前記支柱2間には水平主線材たる水平ロープ材4,4が上下段に設けられ、この水平ロープ材4を係止する係止部5が前記補助杆3の前面に設けられ、この係止部5は、水平ロープ材4を係止する係止用フックなどにより構成される。また、前記水平ロープ材4の両端は、それぞれ前記補助杆3や他の部材に固定されている。
前記支柱2間には、該支柱2間を遮蔽する防護面たる網体6が設けられており、この網体6は前記水平ロープ材4に掛止され、前記補助杆3の前面に張設されている。
前記支柱2と補助杆3との間には、変形部材たるリング材11が設けられている。また、前記支柱2は、フランジ部Fにより平坦な前面21を有し、前記補助杆3は、フランジ部Fにより平坦な後面22を有し、それら前面21と後面22との間に前記リング材11が挟まれている。尚、前記補助杆3の前面が落石受面8である。
前記リング材11は鋼管からなり、その軸心を横方向にして上下多段に設けており、この例では、間隔を置いて上中下に配置されている。尚、リング材11の長さはフランジ部Fの幅より長い。また、リング材11の少なくとも1つは、支柱2及び補助杆3に固定され、例えば固定には溶着などが用いられ、残りのリング材11は、支柱2又は補助杆3の少なくとも一方に固定されていればよい。尚、この例では、全てのリング材11を支柱2及び補助杆3に固定している。
次に、前記構成につき、その作用を説明する。支柱2に向かう落石Rは、前方の補助杆3の下部に衝突する。補助杆3の下部に落石Rが衝突すると、下段のリング材11が押し潰されて変形し、この変形により衝撃エネルギーが吸収され、コンクリート基礎1の崩壊が防止される。この場合、下段のリング材11と共に、中段及び上段のリング材11も変形し、衝突位置に近いリング材11の変形量が大となる。また、補助杆3の上部に落石Rが衝突した場合も、上段のリング材11が押し潰されて変形し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
このように本参考例では、所定の間隔で複数の支柱2,2を設け、支柱2,2間に防護面たる網体6を設け、落石Rにより変形する変形部材を設けた防護柵であって、支柱2の前方に、落石を受ける前面である落石受面8を有する補助杆3を設けると共に、補助杆3と支柱2との間に落石Rの衝突により変形する変形部材たるリング材11を設けたから、支柱2の下部に向った落石Rが補助杆3に衝突すると、リング材11が変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、このように本参考例では、変形部材がリング材11であり、リング材11の外周を支柱2と補助杆3により挟んだから、補助杆3が衝撃力を受けると、リング材11が押し潰され、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、このように本参考例では、変形部材たるリング材11を、上下に間隔を置いて複数段に配置したから、補助杆が衝撃力を受けると、複数のリング材が押し潰され、これらの変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、参考例上の効果として、落石Rを受けると、網体6が撓んで落石Rを止め、この撓み位置が山側に近いほど反山側の防護領域を広く取ることができるが、本参考例では、支柱2の前面に網体6を設ける場合に比べて、リング材11及び補助杆3の分だけ網体6が前方に位置するから、落石Rを捕捉した場合の網体6の撓み位置を山側にすることができる。
参考例2
図4〜図6は本発明の参考例2を示し、上記参考例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。尚、以下の実施例及び参考例では、補助杆3の前面に設けた水平ロープ材4,係止部5及び網体6を図示省略する。
この例では、変形部材たるリング材11は、その軸心を縦方向にして配置されている。また、前記前面21及び後面22には、載荷部材たる載荷板23,23がそれぞれ設けられ、これら載荷板23,23の載荷面23M,23Mの間に前記リング材11を挟むようにして配置している。
また、両載荷面23M,23M間でリング材11を潰し、少なくとも一方の載荷面23Mのリング材11の直径方向における幅Wは、リング材11の直径Dより狭いから、同一出願人の特許第4053058号公報に記載されているように、支柱2と補助杆3との間でリング材11を押し潰すと、リング材11は対向する内面が当接する略∞状に変形するが、載荷面23M,23Mの幅Wがリング材11の直径Dより狭いから、載荷面23Mがその略∞状の湾曲突部11D,11Dを押し潰すことが無く、リング材11がスムーズに変形して衝撃エネルギーを吸収する。
このように本参考例においても、上記参考例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本参考例では、リング材11の軸心を縦方向に向け、支柱2と補助杆3の少なくとも一方のリング材11側の面たる載荷面23Mの幅が、リング材11の直径Dより小さいから、リング材11の変形により衝撃エネルギーを効率よく吸収することができる。
参考例3
図7は本発明の参考例3を示し、上記各参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の変形部材は、前記支柱2と補助杆3との間で屈曲した屈曲材12であり、この屈曲材12は、H型鋼からなる前,後片12A,12Bを備え、これら前,後片12A,12Bを交差方向に配置すると共に、それら中央で連結して、略へ字上に形成し、両端側を前記支柱2と補助杆3に連結している。尚、屈曲材12は、上下に設けられ、上の屈曲材12は下側に凸に屈曲し、下の屈曲材12は上側に凸に屈曲している。
したがって、補助杆3の下部に落石Rが衝突すると、下部の屈曲材12が変形して衝撃エネルギーを吸収し、補助杆3の上部に落石Rが衝突すると、上部の屈曲材12が変形して衝撃エネルギーを吸収する。
このように本参考例では、上記参考例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本参考例では、前記変形部材が、支柱2と補助杆3との間で屈曲した屈曲材12であるから、補助杆3が衝撃力を受けると、屈曲12が更に屈曲し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
参考例4
図8は本発明の参考例4を示し、上記各参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の変形部材は、2つの前記屈曲材12を組み合わせてなり、屈曲方向を平面方向に合わせると共に左右外側に凸とした2つの屈曲材12,12の両側を、それぞれ支柱2の前面21と補助杆3の後面22に連結してなる。
そして、補助杆3に落石Rが衝突すると、2つの屈曲材12,12が更に屈曲し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。また、2つの屈曲材12,12が左右に配置されているから、図に示したように、補助杆3と支柱2の前後方向に対して落石Rの向きが斜めに前面21に衝突しても、左右の屈曲材12が異なる形に変形して落石Rの衝撃エネルギーを確実に吸収することができる。
このように本参考例では、上記参考例と同様な作用・効果を奏する。
図9は本発明の実施例を示し、上記各参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の変形部材は、軸心を縦方向にして上下多段に設けたリング材11A,11B,11C,11Dであり、上段から下段に向かってリング材11A,11B,11C,11Dの長さをくして、上段側より下段側の方が大きな衝撃エネルギーを吸収できるように設定している。
このように本実施例では、上記参考例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、下段の変形部材たるリング材11Dの強度を上段の変形部材たるリング材11Aの強度より大きく設定したから、下段側に衝撃力を受けた場合、強度が大きなリング材11Dが変形することにより大きな衝撃エネルギーを吸収でき、リング材11Dの変形後、支柱2を変形させる力が加わるから、先にリング材11Dが変形し、これにより、小さい衝撃エネルギーでは支柱2が変形し難くなる。
また、この例では、直径、肉厚及び材質の同じ鋼管からなる長さの異なるリング材11A,11B,11C,11Dを用いたが、肉厚又は/及び材質などを変えて、強度即ち変形による衝撃エネルギー吸収量の異なるリング材11A,11B,11C,11Dを用いてもよい。
図10は本発明の実施例を示し、上記各実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、支柱2と補助杆3との間に所定の間隔を置き、この例の変形部材は、その支柱2の上部と補助杆3の上部とを連結する連結材13又は/及び補助杆3であり、この連結材13は、支柱2及び補助杆3と同一のH型鋼からなり、補助杆3の下端を自由端としている。
したがって、補助杆3の下部に落石Rが衝突すると、補助杆3と連結材13との連結箇所、補助杆3、連結材13と支柱2との連結箇所の少なくとも1つが変形し、この変形により落石Rの衝撃エネルギーを吸収することができる。
このように本実施例では、所定の間隔で複数の支柱2,2を設け、支柱2,2間に防護面たる網体6を設け、落石Rにより変形する変形部材を設けた防護柵であって、支柱2の前方に、落石を受ける前面である落石受面8を有する補助杆3を設けると共に、この補助杆3と支柱2との間に間隔を設け、変形部材が連結材13又は/及び補助杆3であるから、支柱2の下部に向った落石Rが補助杆3に衝突すると、連結材13又は/及び補助杆3が変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、このように本実施例では、支柱2と補助杆3とを連結する連結材13を備え、連結材13は補助杆3の下端より上方に位置するから、補助杆3が衝撃力を受けると、補助杆3の下端を支柱2に近づける力により連結材13又は/及び補助杆3が変形し、この変形により衝撃エネルギーが吸収される。
また、実施例上の効果として、支柱2と補助杆3と上部側を連結13のみによって連結しているが、補助杆3が落石Rを受けた場合、支柱2の下部側にその衝撃力が直接伝わることがない。
図11は本発明の実施例を示し、上記各実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の変形部材は、支柱2の上部と補助杆3の上部とを連結する前記連結材13又は/及び補助杆3であり、補助杆3は、下端を前側に出して斜設されている。
したがって、実施例に比べて、補助杆3の下端が支柱2の前面21に衝突するまでの変形量を大きく取ることができ、衝撃吸収効果が向上する。尚、言い換えれば、衝突前と衝突後の補助杆3の角度を大きく取ることができる。
図12は本発明の実施例を示し、上記各実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の変形部材は、支柱2と補助杆3とを連結する前記連結材13又は/及び補助杆3であって、支柱2の高さ方向中央より上部側に連結材13が配置されている。
このように本実施例では、上記実施例及び参考例と同様な作用・効果を奏する。
図13及び図14は本発明の実施例を示し、上記各実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、実施例などにおいて、補助杆3の下部と支柱2の下部との間に、前記屈曲材12を配置している。尚、補助杆3の後面22と屈曲材12の先端とを固定せずに、当接するようにしてもよいし、補助杆3の後面22に対して屈曲12の先端をスライド可能に連結してもよい。
したがって、この例では、補助杆3に落石Rを受けると、下部の屈曲材12及び上部の連結材13又は/及び補助杆3が変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。
このように本実施例では、上記実施例及び参考例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、補助杆3の下部と支柱2との間に、落石Rにより変形する変形部材たる屈曲材12を設けたから、この例では、連結材13又は/及び補助杆3の変形に加えて、屈曲材12が変形し、これらの変形により衝撃エネルギーを吸収することができる。
参考例5
図15は本発明の参考例5を示し、上記各実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、支柱2の前面21に前記水平ロープ材4と前記網体6とを設けており、上記各実施例及び参考例において同様の構成を採用することができ、補助杆3を設けることにより、防護面の設置箇所を増やすことができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、各実施例の変形部材を適宜組み合わせて使用することができる。また、補助杆3は落石受面が平坦なものが好ましいが、これに限定されず、落石受面が曲面などでもよく、支柱2に円形などの鋼管を用いてもよい。さらに、補助杆,支柱及び変形部材は鋼製に限らず、コンクリート製や強化プラスチック製などもよい。また、支柱は必ずしもコンクリート基礎に固定して設ける必要はなく、支柱を地盤に建て込んだり、適宜手段により設定場所に固定すればよい。また、屈曲材は湾曲状に屈曲していてもよい。
本発明の参考例1を示す要部の側面図である。 同上、要部の平面図である。 同上、防護柵の正面図である。 本発明の参考例2を示す要部の側面図である。 同上、要部の平面図である。 同上、変形部材の変形状態を説明する要部の平面図である。 本発明の参考例3を示す要部の側面図である。 本発明の参考例4を示す要部の平面図である。 本発明の実施例を示す要部の側面図である。 本発明の実施例を示す要部の側面図である。 本発明の実施例を示す要部の側面図である。 本発明の実施例を示す要部の側面図である。 本発明の実施例を示す要部の側面図である。 同上、要部の平面図である。 本発明の参考を示す要部の側面図である。
1 コンクリート基礎(基礎・被固定部)
2 支柱
3 補助杆
6 網体(防護面)
7 防護体
8 落石受面(落石を受ける前面)
11 リング材(変形部材)
12 屈曲材(変形部材)
13 連結部(変形部材)
21 前面
22 後面

Claims (6)

  1. 所定の間隔で複数の支柱を設け、前記支柱間に防護面を設け、前記支柱に補助杆を設けた防護柵であって、前記支柱の前方に、落石を受ける前面を有する前記補助杆を設けると共に、この補助杆と前記支柱との間に間隔を設け、前記支柱と前記補助杆とを連結する連結材を備え、前記連結材が前記支柱の高さ方向中央より上部側に配置され、落石により前記補助杆又は/及び前記連結材が変形するように構成したことを特徴とする防護柵。
  2. 所定の間隔で複数の支柱を設け、前記支柱間に防護面を設け、落石により変形する変形部材を設けた防護柵であって、前記支柱の前方に、落石を受ける前面を有する補助杆を設けると共に、この補助杆と前記支柱との間に間隔を設け前記補助杆と前記支柱との間に前記変形部材を上下に間隔を置いて複数段に配置すると共に、下段の前記変形部材の強度を上段の前記変形部材の強度より大きく設定したことを特徴とする防護柵。
  3. 前記変形部材がリング材であり、前記リング材の外周を前記支柱と補助杆により挟んだことを特徴とする請求項2記載の防護柵。
  4. 前記変形部材が、前記支柱と前記補助杆との間で屈曲した屈曲材であることを特徴とする請求項2記載の防護柵。
  5. 前記リング材の軸心を縦方向に向け、前記支柱と前記補助杆の少なくとも一方の前記リング材側の面の幅が、前記リング材の直径より小さいことを特徴とする請求項3記載の防護柵。
  6. 前記補助杆の下部と前記支柱との間に、落石により変形する変形部材を設けたことを特徴とする請求項記載の防護柵。
JP2008284865A 2008-11-05 2008-11-05 防護柵 Active JP5315938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284865A JP5315938B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 防護柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284865A JP5315938B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 防護柵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010112047A JP2010112047A (ja) 2010-05-20
JP5315938B2 true JP5315938B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=42300806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008284865A Active JP5315938B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 防護柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5315938B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322710Y1 (ja) * 1969-07-31 1978-06-13
JPS518745Y2 (ja) * 1972-03-03 1976-03-09
JP2001164521A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Nisshoku Corp 落下物防護柵
JP3831776B2 (ja) * 2002-09-09 2006-10-11 株式会社花井製作所 ガードレールの衝撃吸収構造体
JP4185877B2 (ja) * 2004-03-31 2008-11-26 新日本製鐵株式会社 落石防止壁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010112047A (ja) 2010-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4188998B2 (ja) 衝撃吸収防護柵
JP4590485B1 (ja) 防護柵の網体用緩衝装置
JP6228946B2 (ja) 防護柵
JP2011047154A (ja) 落石防護柵
JP5595325B2 (ja) 防護柵
JP4549427B1 (ja) 防護柵
JP5818213B2 (ja) 防護柵とその施工方法
JP2907214B1 (ja) 衝撃吸収柵
JP5557166B2 (ja) 防護柵
JP5953281B2 (ja) 防護柵
JP5414555B2 (ja) 防護柵
JP2004162486A (ja) 防護柵
TW201435181A (zh) 落石防護柵
JP4213839B2 (ja) 緩衝装置およびこの緩衝装置を備えた防護柵
JP4156556B2 (ja) 防護柵
JP5315938B2 (ja) 防護柵
JP2008106450A (ja) 衝撃吸収フェンス
JP2006097274A (ja) 衝撃力吸収ワイヤー構造及び該構造を用いた衝撃力吸収構造
JP5597934B2 (ja) 防護柵
JP5923058B2 (ja) 防護柵
JP4053058B2 (ja) 衝撃吸収体とその衝撃エネルギー吸収量設定方法
JP2002322616A (ja) 防護ネット及び防護柵
KR101704771B1 (ko) 낙석 방지 장치
JP2007023566A (ja) 衝撃吸収構造体
JP2010229629A (ja) 防護柵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5315938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250