JP5315227B2 - 軸部品 - Google Patents
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Description
以下、本発明を電磁弁に設けられる軸部品としてのロッドに具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
まず、主弁部11について説明する。
ソレノイド部31は、磁性材料で形成された磁気カバー32を備えるとともに、磁気カバー32の一端は開口されている。また、磁気カバー32の他端には底部が設けられるとともに、この底部には挿入孔32aが形成されている。磁気カバー32の内側には、コイル33aが複数巻回された円筒状のボビン33が配設されている。また、磁気カバー32の内部であって、ボビン33よりもボディ12側には、ガイドリング34が設けられるとともに、磁気カバー32の他端内面とボディ12の他端面との間にボビン33及びガイドリング34が挟持されている。
図2(a)に示すように、ロッド41は、第1の軸形成部材としての略円筒状をなす第1ロッド42と、第2の軸形成部材としての円筒状の第2ロッド46とを一体化して形成されるとともに、第1ロッド42が第2ロッド46に対して圧入されてなる。第1ロッド42及び第2ロッド46は金属材料からなる。なお、以下の説明では、第1ロッド42における第2ロッド46への圧入方向(図2(a)に示す矢印Xの方向)において、第1ロッド42及び第2ロッド46の一端側を「前端側」とし、他端側を「後端側」とする。
第1ロッド42の前端側は、第2ロッド46に圧入される圧入部になっている。この圧入部は、第2ロッド46への圧入方向の前端から後端に向かって、段部としての小径部43a、小径部43aよりも大径をなす中径部43b、及び中径部43bよりも大径をなす大径部43cがこの順序で形成されてなる。
第2ロッド46において、第1ロッド42が挿入される開口側は、第1ロッド42の圧入部が圧入される被圧入部になっている。この被圧入部は、開口側から奥側に向かって凹部としての大径部47a、大径部47aよりも小径をなす中径部47b、及び中径部47bよりも小径をなす小径部47cがこの順序で形成されてなる。
図2(b)に示すように、まず、第1ロッド42の圧入部及び第2ロッド46の被圧入部の少なくとも一方に潤滑油が塗布された状態で、第1ロッド42の前端側を第2ロッド46内に挿入する。このとき、第1ロッド42における小径部43aの外周面431aは、第2ロッド46の大径部47a及び中径部47bの内周面471a,471bの内側を通過するように案内される。また、第1ロッド42における中径部43bの外周面431bは、第2ロッド46における大径部47a及の内周面471aの内側を通過するように案内される。すなわち、第1ロッド42の小径部43a及び中径部43bは、第1ロッド42を第2ロッド46内に挿入する際に案内する案内代として機能する。
(1)第1ロッド42の前端側には、小径部43a、中径部43b、及び大径部43cにより形成される圧入部が設けられるとともに、第2ロッド46における第1ロッド42が挿入される開口側には、大径部47a、中径部47b、及び小径部47cにより形成される被圧入部が設けられている。そして、第1ロッド42の小径部43a及び中径部43bは、第1ロッド42の圧入部を第2ロッド46内に挿入する際の案内代として機能する。さらに、第1ロッド42を第2ロッド46内に対して強制的に挿入すると、圧入部が被圧入部に対して圧入され、第1ロッド42の小径部43a、中径部43b及び大径部43cは、第2ロッド46の小径部47c、中径部47b及び大径部47aに対して圧入される。したがって、第1ロッド42の小径部43a、中径部43b及び大径部43cは、第2ロッド46の小径部47c、中径部47b及び大径部47aに対して圧入される圧入代として機能し、第1ロッド42の小径部43a及び中径部43bは、案内代としての機能、及び圧入代としての機能の二つの機能を兼ねている。よって、圧入部に形成された案内代が圧入代として機能しないような圧入部と比較して、圧入部の長さを短くしても圧入箇所が十分確保されているために抜け強度を低下させることがない。したがって、第1ロッド42が第2ロッド46内に挿入される部位の長さを短くすることができ、第1ロッド42が第2ロッド46内に挿入される部位の長さが長い場合に比べて、圧入部と被圧入部との間での潤滑切れを抑制することができる。その結果として、圧入部と被圧入部とが互いに齧り付くことを抑制することができ、さらには、シール性を確保することができる。
以下、本発明を電磁弁に設けられる軸部品としてのロッドに具体化した第2の実施形態を図3にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
第1ロッド62の前端側は、第2ロッド66に圧入される圧入部になっている。この圧入部は、第2ロッド66への圧入方向の前端から後端に向かって、段部としての小径部63aと、小径部63aよりも大径をなす大径部63bとからなる。
第2ロッド66において、第1ロッド62が挿入される開口側は、第1ロッド62の圧入部が圧入される被圧入部になっている。この被圧入部は、開口側から奥側に向かって凹部としての大径部67aと、大径部67aよりも小径をなす小径部67bとからなる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を電磁弁に設けられる軸部品としてのロッドに具体化した第3の実施形態を図4にしたがって説明する。
(7)第1ロッド62の膨出部71は、第2ロッド66の大径部67aに線接触して圧入されている。よって、大径部67aに対応する第1ロッド62の部位が面接触している場合に比べて、局部的にシール応力を大きく取ることができるため、安定したシール性能を得ることができる。したがって、第1ロッド62の膨出部71と第2ロッド66の大径部67aとの間で潤滑切れが起こり難くなり、圧入部を被圧入部に圧入する際に、第1ロッド62の膨出部71が第2ロッド66の大径部67aに対して齧り付いてしまうことを抑制することができる。
○ 第1の実施形態において、中径部43bにおける圧入方向に沿った長さL2は、小径部43a及び大径部43cにおける圧入方向に沿った長さL1,L3よりも短くなっていたが、これに限らず、中径部43bにおける圧入方向に沿った長さL2が、小径部43a及び大径部43cにおける圧入方向に沿った長さL1,L3以上の長さであってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(ロ)前記段部及び前記凹部が2段に亘って形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の軸部品。
Claims (3)
- 第1の軸形成部材に突設された圧入部を第2の軸形成部材に凹設された被圧入部に圧入して一体化される軸部品であって、
前記圧入部は、前記被圧入部への圧入方向における前端から後端に向かうにつれて外形が大きくなる複数の段部を備えた段付き形状に形成されるとともに、
前記被圧入部は、開口側から奥側に向かうにつれて狭くなる複数の凹部を備えた段付き形状に形成され、
前記圧入部における前端側の段部が前記被圧入部内で案内される案内代として機能するとともに、前記圧入部における前記案内代よりも後端側の段部と前記案内代とが、前記被圧入部に対して圧入される際の圧入代として機能し、
前記圧入部は、前記段部の外面全体が前記凹部の内面に接する小径部と、
前記小径部よりも前記第1の軸形成部材の外方に向かって膨出し前記凹部の内面に周方向で線接触する膨出部とを備えることを特徴とする軸部品。 - 前記小径部と前記膨出部とは連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸部品。
- 前記圧入部は、前記膨出部よりも後端に段部としての大径部を設けてなる請求項1又は請求項2に記載の軸部品。
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