JP5311654B2 - 映像鑑賞設備 - Google Patents
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Description
このような外光の反射を防止するため、図7に示すように、視認側から順に、偏光フィルム50と、λ/4板60と、自発光パネル80と、を有する自発光型ディスプレイが知られている(特許文献1)。
この自発光型ディスプレイにおいては、外光k1のうち、偏光フィルム50の吸収軸方向Aに振動する直線偏光(外光k1の約半分)が偏光フィルム50に吸収され、且つ、前記吸収軸方向Aと直交する方向に振動する直線偏光k2(外光k1の残り半分)が偏光フィルム50を透過する。偏光フィルム50を透過した直線偏光k2は、λ/4板60によって右回りの円偏光k3(又は左回りの円偏光)に変換される。右回りの円偏光k3(又は左回りの円偏光)は、自発光パネル80の表面で反射して、左回りの円偏光k4(又は右回りの円偏光)に変わる。この左回りの円偏光k4(又は右回りの円偏光)は、λ/4板60によって、吸収軸方向Aに振動する直線偏光k5に変換され、この直線偏光k5は、偏光フィルム50に吸収される。このような原理で、上記従来の自発光型ディスプレイは、外光の反射を防止する。
具体的には、図7に示すように、自発光パネル80から出射された表示光m1は、λ/4板60を透過し、偏光フィルム50へと入射する。偏光フィルム50は、直交する偏光成分の一方のみを透過させ、直交する偏光成分の他方を吸収する。すなわち、図7に示すように、自然光を直交する2つの成分(直線偏光m2及びm3)に分けて表した場合、偏光フィルム50の透過軸方向に振動する直線偏光m3は、偏光フィルム50を透過する。しかしながら、吸収軸方向Aに振動する直線偏光m2は、偏光フィルム50に吸収されるため、鑑賞者の目に入らない。従って、従来の自発光型ディスプレイは、その画面が暗くなる。さらに、従来の自発光型ディスプレイは、外光の反射防止効果が十分でないため、高品位な映像を鑑賞するためには、室内を暗くする必要もある。
図1は、本発明の映像鑑賞設備の一実施形態を表す。図1の一部省略断面図は、自発光型ディスプレイの層構成を表す。
図1において、本発明の映像鑑賞設備1は、自発光型ディスプレイ2と、前記自発光型ディスプレイ2の外部に設けられた円偏光光源3と、を有する。前記円偏光光源3は、それから出射する円偏光が自発光型ディスプレイ2の画面(視認面2a)を照らすように設けられている。
前記円偏光光源は、円偏光を出射する光源である。1つの実施形態における円偏光光源は、右回りの円偏光及び左回りの円偏光の双方を出射する光源であって、前記右回りの円偏光又は左回りの円偏光の何れか一方の強度が大きい(この場合、右回りの円偏光の強度が大きいときには、右円偏光を出射する円偏光光源である)。他の実施形態における円偏光光源は、実質的に左回りの円偏光のみ、又は、実質的に右回りの円偏光のみを出射する光源である。
円偏光光源は、それ自身が発光して円偏光を出す光源、或いは、それ自身は発光しないが、通過した光を円偏光に変える機能を有する光源を含む。
ここで、本明細書において、右回りの円偏光は、電界ベクトルの軌跡を光の進行方向から見たときに、その軌跡が右巻きに回転する偏光を意味する。左回りの円偏光は、電界ベクトルの軌跡を光の進行方向から見たときに、その軌跡が左巻きに回転する偏光を意味する。以下、右回りの円偏光を「右円偏光」と記し、左回りの円偏光を「左円偏光」と記し、右円偏光又は/及び左円偏光を単に「円偏光」と記す。
また、円偏光光源として、太陽光などの自然光を利用した光源を用いることもできる。例えば、本発明の自発光型ディスプレイが、構造物の室内(例えば、建築物の部屋内;自動車、列車、航空機などの乗り物の室内など)に設置される場合、前記構造物の室内に太陽光などが射し込む窓に、円偏光分離フィルムを設けてもよい。このように自然光が入射し得る窓に円偏光分離フィルムを設けることにより、構造物の室内に設置された自発光型ディスプレイの画面が、円偏光によって照らされる。
なお、自然光とは、光の電界ベクトルが任意の方向に分布しているものを意味する。
図1において、自発光型ディスプレイ2は、その視認側から順に、円偏光を直線偏光に変換する機能を有する第1波長板4と、偏光フィルム5と、円偏光を直線偏光に変換する機能を有する第2波長板6と、円偏光分離フィルム7と、自発光パネル8と、を有する。前記第1波長板4などの各フィルムは、通常、接着剤などを介して、積層接着される。
本明細書において、視認側とは、映像が見える側を意味する。
なお、本発明の自発光型ディスプレイ2は、本発明の効果を損ねない範囲で、他の光学フィルムや部材が設けられていてもよい。
本発明の第1波長板及び第2波長板は、右円偏光又は左円偏光を直線偏光に変換する機能及び直線偏光を右円偏光又は左円偏光に変換する機能を有するフィルムである。
第1波長板及び第2波長板は、それぞれ単層のフィルムから構成されていてもよいし、或いは、2層以上のフィルムから構成されていてもよい。また、第1波長板及び第2波長板は、それぞれ同一のフィルムでもよいし、或いは、それぞれ異なるフィルムでもよい。
第1波長板及び第2波長板としては、好ましくはλ/4板を用いることができる。λ/4板からなる第1波長板及び第2波長板は、その遅相軸方向の角度を適宜設定することにより、右円偏光又は左円偏光を直線偏光に変換する機能及び直線偏光を右円偏光又は左円偏光に変換する機能を生じる。
なお、本明細書において、遅相軸方向とは、波長板の面内において屈折率が最大となる方向をいう。
ただし、面内位相差値は、Re[λ]=(nx−ny)×dで求められる。Re[λ]は、23℃、波長λnmにおける面内位相差値を表し、nxは、λ/4板の面内において遅相軸方向の屈折率を表し、nyは、λ/4板の面内において前記遅相軸方向と直交する方向の屈折率を表し、dは、λ/4板の厚み(nm)を表す。
前記λ/4板としては、特に限定されず、例えば、延伸高分子フィルム、液晶性化合物を含むフィルムなどが挙げられる。
本発明の偏光フィルムは、吸収型偏光フィルムである。吸収型偏光フィルムは、入射光を2つの偏光に分離したとき、一方の偏光を透過し、且つ他方の偏光成分を吸収する機能を有する偏光フィルムである。従って、吸収型偏光フィルムは、電界ベクトルの振動方向が特定の面内にある直線偏光を殆ど透過し、一方、前記直線偏光と振動方向が直交する方向の直線偏光を殆ど吸収する。
前記偏光フィルムとしては、特に限定されず、例えば、二色性色素で染色されたポリビニルアルコール系フィルム、二色性色素を配向させた配向フィルムなどが挙げられる。
偏光フィルムは、それ単独で使用してもよいし、或いは、偏光フィルムの両面又は片面に透明保護フィルムを積層した積層体の態様で(この積層体は、一般に偏光板と呼ばれる)使用してもよい。
ここで、本明細書において、偏光フィルムの透過軸方向は、偏光フィルム面に対して垂直な方向から直線偏光が入射した場合に、その透過率が最大となる方向をいい、偏光フィルムの吸収軸方向は、偏光フィルム面に対して垂直な方向から直線偏光が入射した場合に、その透過率が最小となる方向をいう。
本発明の円偏光分離フィルムは、自然光を右円偏光及び左円偏光に2分し、前記右円偏光及び左円偏光の何れか一方を優先的に反射し、前記何れか他方を優先的に透過する機能を有するフィルムである。
例えば、円偏光分離フィルムは、自然光から右円偏光(又は左円偏光)を反射し、且つ自然光から左円偏光(又は右円偏光)を透過する。
円偏光分離フィルムとしては、特に限定されず、例えば、円偏光分離フィルムとして、特開平8−271731及び特開平9−133810に開示されているコレステリック液晶層を用いることができる。前記コレステリック液晶層の液晶分子の螺旋配列方向が右回りである場合、この層は、左円偏光を透過し且つ右円偏光を反射する。一方、前記液晶分子の螺旋配列方向が左回りである場合、この層は、右円偏光を透過し且つ左円偏光を反射する。
右円偏光を透過する円偏光分離フィルム又は左円偏光を透過する円偏光分離フィルムのいずれを使用するかについては、円偏光光源、第1波長板及び第2波長板の種類に応じて適宜決定される。
本発明の自発光型ディスプレイに組み込まれる自発光パネルは、それ自らが光を発するパネルである。
自発光パネルとしては、特に限定されず、代表的には、有機EL(エレクトロルミネッセンス)方式、プラズマ方式、ブラウン管方式、フィールドエミッション(FE)方式などのパネルが挙げられる。
本発明の自発光型ディスプレイにおいては、円偏光光源からの円偏光が第1波長板によって直線偏光に変換された後、この直線偏光が偏光フィルムに吸収されるように、第1波長板が配置されている。一方、自発光パネルから出射された光であって円偏光分離フィルムを透過した円偏光が第2波長板によって直線偏光に変換された後、この直線偏光が偏光フィルムを透過するように、第2波長板が配置されている。
一方、自発光パネル8が発する表示光b1(自然光)は、円偏光分離フィルム7によって、左円偏光b2及び右円偏光b3の2つに分離される。そのうちの一方の円偏光b2(例えば、左円偏光)は、円偏光分離フィルム7を透過し、他方の円偏光b3(例えば、右円偏光)は、円偏光分離フィルム7によって反射される。反射した他方の円偏光b3は、自発光パネル8の表面において反射し、左右反転した円偏光b4(例えば、左円偏光)になって再び円偏光分離フィルム7の方向へ進む。前記左右反転した円偏光b4(例えば、左円偏光)は、円偏光分離フィルム7を透過する。従って、自発光パネル8が発する表示光b1のほぼ全てが、円偏光分離フィルム7の上記作用により、同じ回転方向の円偏光b2,b4(例えば、左円偏光)に変わり、第2波長板6へと進む。前記円偏光b2,b4は、第2波長板6によって偏光フィルム5の透過軸方向と平行な振動方向を有する直線偏光b5、b6にそれぞれ変換される(換言すると、偏光フィルム5の吸収軸方向Aと直交する振動方向を有する直線偏光b5,b6にそれぞれ変換される)。この透過軸方向と平行な直線偏光b5,b6は、それぞれ偏光フィルム5を殆ど透過する。偏光フィルム5を透過した直線偏光b5,b6は、第1波長板4によって円偏光b7,b8に変換された後、自発光型ディスプレイの画面から出射される。このため、自発光パネル8から出射された表示光b1のほぼ全てが、鑑賞者の目に入る。従って、本発明の映像鑑賞設備は、自発光型ディスプレイの白輝度が高く、明るく且つ鮮やかな画像を鑑賞者に見せることができる。
上記のような原理で、本発明の映像鑑賞設備は、外光の反射が殆どなく且つコントラスト比に優れているので、自発光型ディスプレイの周辺環境を暗くしなくても、高品位な映像を鑑賞者に見せることができる。
第1の構成例においては、図3に示すように、第1波長板4の遅相軸方向S1と偏光フィルム5の吸収軸方向Aの成す角αが、視認側から見て反時計回りに45度±5度となるように、第1波長板4が配置され、且つ、第2波長板6の遅相軸方向S2と偏光フィルム5の吸収軸方向Aの成す角βが、視認側から見て反時計回りに135度±5度となるように、第2波長板6が配置されている。以下、「第1波長板4の遅相軸方向S1と偏光フィルム5の吸収軸方向Aの成す角α」を、単に「角α」と記し、「第2波長板6の遅相軸方向S2と偏光フィルム5の吸収軸方向Aの成す角β」を、単に「角β」と記す。
円偏光分離フィルム7としては、例えば、自発光パネル8側(反視認側)からの自然光d1のうち、右円偏光を透過し且つ左円偏光を反射する機能を有する円偏光分離フィルムを用いることができる。
第1の構成例においては、円偏光光源3からの左円偏光c1は、第1波長板4によって吸収軸方向Aの直線偏光c2に変換された後、そのほとんどが偏光フィルム5に吸収される。
第2の構成例においては、図4に示すように、角αが視認側から見て反時計回りに45度±5度となるように、第1波長板4が配置され、且つ、角βが視認側から見て反時計回りに45度±5度となるように、第2波長板6が配置されている。
円偏光分離フィルム7としては、例えば、自発光パネル8側(反視認側)からの自然光f1のうち、左円偏光を透過し且つ右円偏光を反射する機能を有する円偏光分離フィルムを用いることができる。
第2の構成例においては、円偏光光源3からの左円偏光e1は、第1波長板4によって吸収軸方向Aの直線偏光e2に変換された後、そのほとんどが偏光フィルム5に吸収される。
第3の構成例においては、図5に示すように、角αが視認側から見て反時計回りに135度±5度となるように、第1波長板4が配置され、且つ、角βが視認側から見て反時計回りに135度±5度となるように、第2波長板6が配置されている。
円偏光分離フィルム7としては、例えば、自発光パネル8側(反視認側)からの自然光h1のうち、右円偏光を透過し且つ左円偏光を反射する機能を有する円偏光分離フィルムを用いることができる。
第3の構成例においては、円偏光光源3からの右円偏光g1は、第1波長板4によって吸収軸方向Aの直線偏光g2に変換された後、そのほとんどが偏光フィルム5に吸収される。
第4の構成例においては、図6に示すように、角αが視認側から見て反時計回りに135度±5度となるように、第1波長板4が配置され、且つ、角βが視認側から見て反時計回りに45度±5度となるように、第2波長板6が配置されている。
円偏光分離フィルム7としては、例えば、自発光パネル8側(反視認側)からの自然光j1のうち、左円偏光を透過し且つ右円偏光を反射する機能を有する円偏光分離フィルムを用いることができる。
第4の構成例においては、円偏光光源3からの右円偏光i1は、第1波長板4によって吸収軸方向Aの直線偏光i2に変換された後、そのほとんどが偏光フィルム5に吸収される。
λ/4板の面内位相差値は、位相差測定装置(王子計測機器(株)製、製品名「KOBRA21ADH」)を用いて、23℃で測定した。
[黒輝度及び白輝度の測定方法]
自発光型ディスプレイに黒画像及び白画像を表示させたときの黒輝度及び白輝度は、輝度計((株)トプコン製、製品名「BM−5」)を用いて、測定距離1m、測定視野1度で測定した。
有機ELディスプレイを搭載した携帯電話(京セラ(株)製、商品名「W52K」)の有機ELパネルの表面に、視認側から順に、第1波長板であるλ/4板(日東電工(株)製、商品名「NZF」。波長590nmにおける面内位相差値=140nm)と、偏光板(日東電工(株)製、商品名「NPFSEG1224DU」)と、第2波長板であるλ/4板と、コレステリック液晶層からなる円偏光分離フィルムと、を積層することによって、自発光型ディスプレイを作製した。両λ/4板と偏光板は、図3と同じ軸角度で配置した。
なお、第2波長板であるλ/4板と円偏光分離フィルムは、予め積層された積層フィルム(日東電工(株)製、商品名「PCF400」)を使用した。このλ/4板(第2波長板)の波長590nmにおける面内位相差値=140nmであった。また、この円偏光分離フィルムは、有機ELパネルからの自然光のうちの右円偏光を透過し且つ左円偏光を反射する。
前記円偏光光源としては、蛍光灯を備えるデスクスタンド型照明器具(パナソニック(株)製、商品名「LOVE EYE INVERTER」)の蛍光灯部分に、円偏光分離フィルム(日東電工(株)製、商品名「PCF400」からλ/4板を除去することにより得られた円偏光分離フィルム)を貼り付けたものを使用した。
有機ELディスプレイを搭載した携帯電話(京セラ(株)製、商品名「W52K」)の有機ELパネルの表面に、視認側から順に、偏光板(日東電工(株)製、商品名「NPFSEG1224DU」)と、λ/4板(日東電工(株)製、商品名「NZF」。波長590nmにおける面内位相差値=140nm)と、を積層することによって、自発光型ディスプレイを作製した。このλ/4板の遅相軸方向と偏光板の吸収軸方向の成す角が、視認側から見て反時計回りに45度となるように、λ/4板と偏光板を積層した。
得られた自発光型ディスプレイの画面から視認側に約60cm離れた位置に、自然光光源を配置することにより、比較例1の映像鑑賞設備を構成した。なお、自然光光源は蛍光灯を備えるデスクスタンド型照明器具(パナソニック(株)製、商品名「LOVE EYE INVERTER」)の該蛍光灯を用いた。
自然光光源(蛍光灯)を点灯させた状態で、比較例1の自発光型ディスプレイに黒画像及び白画像を表示させ、各画像の輝度をそれぞれ測定した。その結果を表1に示す。
比較例1の自発光型ディスプレイから偏光板とλ/4板を取り除いたこと以外(つまり、携帯電話に搭載された有機ELディスプレイに何も積層せずに、この有機ELディスプレイを自発光型ディスプレイとして用いたこと以外)は、比較例1と同様にして映像鑑賞設備を構成した。
この比較例2の映像鑑賞設備について、比較例1と同様にして、各輝度をそれぞれ測定した。その結果を表1に示す。
実施例の映像鑑賞設備は、黒輝度が低く且つ白輝度が高く、それらに応じてコントラスト比にも優れているので、高品位な画像を表示できることが確認された。
一方、比較例1の映像鑑賞設備は、白輝度が低く、このことから画像が暗くなっていることが判る。また、比較例2の映像鑑賞設備は、黒輝度が高く、このことから外光が反射していることが判る。
Claims (1)
- 自発光型ディスプレイと、前記自発光型ディスプレイの外部に設けられた円偏光光源と、を有し、
前記自発光型ディスプレイは、その視認側から順に、円偏光を直線偏光に変換する機能を有する第1波長板と、偏光フィルムと、円偏光を直線偏光に変換する機能を有する第2波長板と、円偏光分離フィルムと、自発光パネルと、を有し、
前記第1波長板及び第2波長板がそれぞれλ/4板で構成され、前記偏光フィルムが吸収型偏光フィルムで構成されており、
前記円偏光光源からの円偏光が第1波長板によって直線偏光に変換された後、その直線偏光が前記偏光フィルムに吸収されるように、前記第1波長板が配置されており、
前記円偏光分離フィルムを透過した円偏光が第2波長板によって直線偏光に変換された後、その直線偏光が前記偏光フィルムを透過するように、前記第2波長板が配置されている、ことを特徴とする映像鑑賞設備。
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